JPH0672861A - 着色固形製剤 - Google Patents

着色固形製剤

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JPH0672861A
JPH0672861A JP16789293A JP16789293A JPH0672861A JP H0672861 A JPH0672861 A JP H0672861A JP 16789293 A JP16789293 A JP 16789293A JP 16789293 A JP16789293 A JP 16789293A JP H0672861 A JPH0672861 A JP H0672861A
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vitamin
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solid preparation
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coated
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JP16789293A
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English (en)
Inventor
Masahiko Kurihara
正日呼 栗原
Shunichi Ito
俊一 伊藤
Naoyuki Uenishi
直幸 上西
Toshio Kashiwabara
俊夫 柏原
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】安全性が高く、安定した鮮明な色を呈する着色
固形製剤を提供する。 【構成】ビタミンB12類を含む被覆層で被覆、着色した
着色固形製剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品・医薬品などの分
野において、ビタミンB12類を含む被覆層で被覆かつ着
色された着色固形製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より各種の製品は着色を施すことに
よって、他の製品と区別されあるいは視覚を通じての美
意識刺激により購買意欲の高揚がはかられている。この
様な着色のために、タール系色素をはじめ種々の着色剤
が用いられている。その1つとして特定の分野における
ビタミンB12類の使用が知られている。ビタミンB12
の結晶は暗赤色を呈し、その希釈溶解液は美しい赤色を
示す。これを利用して、シアノコバラミン水溶液を用い
てかまぼこその他の蛋白性食品又はその素材を桃ないし
桃紅色に着色する方法(特開昭61−28365)があ
る。この方法は、蛋白質性食品又はその素材にシアノコ
バラミンの水溶液を噴霧するあるいは練り込む方法であ
って、これらとは分野の全く相違する製剤、特に被覆層
を形成した固形製剤において着色剤としてビタミンB12
類を用いる発想到底を与えるものではない。
【0003】一方、医薬品などの分野において、タール
系色素の使用が安全性の問題から制限されるに伴って、
白色や、例えば特公昭61−3324にあるビタミンB
2による黄色の着色が増加してきた。また、三二酸化鉄
(ベンガラなど)を使用したピンク系、黄色系の着色剤
もあるが、色調が暗く鮮やかさに劣る。このようなこと
から、同じような色調が増加したことにより、商品イメ
ージの低下や商品の識別の困難さにもとづく誤用の恐れ
などの問題点が生じてきている。なお、食品・医薬品な
どの製剤分野において、ビタミンB12類が成分の1つと
して配合されることがある。この場合、配合されるビタ
ミンB12類は極めて少量であり、一般に着色剤とはなり
得ない。例えばビタミン主薬製剤製造(輸入)承認基準
(昭和63年2月1日薬発第92号薬務局長通知)によ
ると、シアノコバラミンおよびヒドロキソコバラミンの
1日投与量ないし配合量は1〜1500μg である。そ
して、その配合は、含量の均一性を図る目的でビタミン
12類を不活性な賦形剤(例えば、乳糖,デンプン類な
ど)に希釈(例えば1%の吸着末に)して用いているこ
とが多く、このような使用の仕方ではビタミンB12類自
体による着色は困難である。従って、ビタミンB12類自
体を着色剤特に被覆層で被覆かつ着色された着色固形製
剤の着色剤として配合した例にはならない。
【0004】これは、例えば、ビタミンB12類は光や熱
に不安定である[例えば第12改正日本薬局方解説書
(以後「薬局方」と記載することもある)の第C−10
99〜1104頁に「シアノコバラミンは強い光で分解
する」と記載されている]こと、固形製剤の配合成分と
して一般的に使用されるまたはその成分に含まれるアス
コルビン酸、ニコチン酸アミド、チアミン、タルク、金
属イオンなどの存在によりビタミンB12が不安定になる
( Campbell. J. A.;J. Pharm. Sci.;44,2631
950)こと、さらにビタミンB12類は一般に希釈され
る とその安定性が低下すること等が知られているの
で、品質変化を嫌らう固形製剤においては、ビタミンB
12類は着色剤として不適当と考えられていたことによる
と思われる。なお、ビタミンB12類の分解を防止するた
め、例えば、α化デンプン類に分散させることにより安
定性及び配合性を向上させる方法(特開平1−2033
29)や、デンプン及びデキストリンの混合物に分散す
る方法(特開平3−173823)が呈示されている
が、これらの方法は製剤の成分として少量配合されるビ
タミンB12類の安定化を目的としており、ビタミンB12
類自体を着色剤特に被覆層で被覆かつ着色された着色固
形製剤の着色剤として固形製剤へ添加することを示唆し
ていない。一方、被覆層を用いたビタミンB2類による
着色法(特公昭61−3324)も存在するが、ビタミ
ンB2とB12とは安定性等の性質が全く違うのでこの着
色法もまたビ タミンB12類を用いて着色することを示
唆していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の着色固形製剤に
おける欠点例えば安全性、商品の識別性等の問題を有し
ない安定な着色固形製剤、特に被覆層で被覆かつ着色さ
れた着色固形製剤で色を含む品質が安定かつ安全な製剤
の開発が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、着色固形
製剤について鋭意研究した結果、ビタミンB12類を含む
被覆層で被覆かつ着色して得られる固形製剤が、意外に
も変色及び含量低下等の品質変化がなく安定でありかつ
安全であることを見い出し、これに基づいて本発明を完
成した。すなわち、本発明は、(1)ビタミンB12類を含
む被覆層で被覆、着色した着色固形製剤、(2)ビタミン
12類を含む被覆層の外側に光透過性の不活性層が形成
されている前記(1)の着色固形製剤、(3)ビタミンB12
類を含む被覆層の内側にビタミンB12類に対して不活性
な層が形成されている前記(1)の着色固形製剤、(4)糖
衣錠、カプセル剤またはフィルムコーティング製剤であ
る前記(1)の着色固形製剤、(5)ビタミンB12類がシア
ノコバラミンである前記(1)の着色固形製剤、(6)ビタ
ミンB12類が酢酸ヒドロキソコバラミンである前記(1)
の着色固形製剤、(7)ビタミン剤である前記(1)の着色
固形製剤、(8)ビタミンB12類を含む被覆層が糖類を
含有する前記(1)の着色固形製剤、(9)ビタミンB12
類を含む被覆層がゼラチンを含有する前記(1)の着色
固形製剤、(10)不活性層がグラニュー糖、セルロース
系基剤、ワックス類、セラックまたはポリエチレングリ
コールを含有する前記(2)または(3)の着色固形製
剤に関する。(11)ビタミンB12類を含む被覆剤で被
覆、着色することを特徴とする着色固形製剤の製造法、
(12)被覆剤におけるビタミンB12類の配合量が被覆剤
100重量部に対して0.001ないし20重量部であ
る前記(11)の着色固形製剤、
【0007】本発明の着色固形製剤の色調は製剤(最終
製品)の色として視覚を通じて認識できるものであっ
て、用いるビタミンB12類の種類と添加率および所望に
よりさらに添加されてもよいその他の着色剤の種類と添
加率で異なるが、主に赤色系統であり、例えばピンク
色、赤色、紫色等で、その濃淡及び類似色等すべてを含
む。本発明で用いられるビタミンB12類は、ビタミンB
12作用を有する化合物を言う。例えば、テトラピロール
骨格を有するコリン( corrin )環をその化学構造式中に
含む化合物、即ちコリノイド( corrinoid )構造化合物
である。特に、金属原子を含むコリン環、下方配位子の
ヌクレオチド部、及びアルカノカラン部から構成されて
いる水溶性化合物が用いられる。好ましくは、コリン環
の中心にコバルト金属を含み、錯塩を形成しているコバ
ラミン(ビタミンB12作用を有するものの総称)等が用
いられる。この様なビタミンB12類の具体例としては、
例えば、シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、ア
ココバラミン、ニトリトコバラミン、メチルコバラミ
ン、シュードシアノコバラミン、アクオコバラミン、コ
エンザイムB12等のコバラミン、プソイドビタミン
12、ファクターA、ファクターIII等のビタミンB12
類似体、又は、酢酸ヒドロキソコバラミン、塩酸ヒドロ
キ ソコバラミン等のビタミンB12類の塩類(例えば、
塩酸、酢酸等の鉱酸や有機酸等との塩等)から選ばれた
1種又は2種以上の混合物が用いられる。更に、鮮明な
赤色を呈するにはシアノコバラミン等が最も適してお
り、暗色系の赤色には、酢酸ヒドロキソコバラミン、塩
酸ヒドロキソコバラミン、ヒドロキソコバラミン等が最
も適している。これらのビタミンB12類は、公知の方法
またはそれに準じた方法により製造することができる。
【0008】本発明の着色固形製剤は、ビタミンB12
を含む被覆層で被覆、着色されており、該被覆層による
被覆、着色はビタミンB12類を含む被覆剤等を用いて行
うことができる。この様な被覆剤におけるビタミンB12
類の配合量は、被覆剤100重量部に対して通常0.0
01〜20重量部、好ましくは0.01〜5重量部の範
囲である。0.001重量部未満では、着色の点で不十
分であると共に退色が起こりやすくなることがある。ま
た、20重量部を越えると、色調が黒っぽくなると共に
製造コストが高くなり商品としての価値が低くなる。ビ
タミンB12類を含む被覆剤は、ビタミンB12類以外に被
覆剤一般に用いられる添加物を含んでいてもよく、本発
明の目的を達成できるものであればその製造法は何ら限
定されず、ビタミンB12類を含有させること以外は一般
の被覆剤(カプセルも含む)と同様にして製造すること
ができる。常法に従って得られるビタミンB12類を含む
被覆剤は、公知の被覆製剤(例えば糖衣錠、フィルムコ
ーティン製剤、カプセル剤等)を製造する方法に従っ
て、本発明目的の着色固形製剤を製造するのに用いられ
ることができる。例えば、ビタミンB12類以外に加えら
れていてもよい添加物として、例えば砂糖を主体とし
た、最も好ましくは白糖からなるシロップ等を用いた被
覆剤を用いて糖衣錠、ポリマーを主体とした被覆剤を用
いてフィルムコーティング製剤、ゼラチンを主体とした
被覆剤を用いてカプセル剤等を製造することができる。
さらには、ビタミンB12類を水または水を含む有機溶媒
(例えば、エタノール等のアルコール類、アセトン等の
ケトン類等)に溶解し、被覆される固形組成物に噴霧ま
たは滴下等により添加し、着色固形製剤を製造すること
もできる。水および水を含む有機溶媒の配合比率はビタ
ミンB12類の使用量および溶解の程度により適宜変更が
可能であるが、通常、水の濃度は、1〜99重量%、好
ましくは、5〜95重量%含有する。さらに所望によ
り、水を含まない有機溶媒にビタミンB12類を分散した
液やビタミンB12類単独または他の希釈剤(例えば、乳
糖等)と分散した粉末を噴霧や散布で添加することも可
能である。この場合、均一に着色されていない固形製剤
の製造も可能である。
【0009】糖衣錠を製造するためのビタミンB12類を
含む被覆剤については、ビタミンB12類以外に例えば特
開平1−197432に記載されてるような糖衣層の成
分等を用いることができる。この様な成分として具体的
には、例えば、蔗糖、タルク、リン酸水素カルシウム、
沈降炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、カオリン、乳
糖、デンプン、結晶セルロース、アラビアゴム末、ポリ
ビニルピロリドン、プルラン、ゼラチン、ヒドロキシプ
ロピルセルロース(以後、HPCと記載することもあ
る)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(以後、H
PMCと記載することもある)等が用いられる。さら
に、後述の着色剤、滑剤、隠蔽剤などが被覆剤に適宜、
適量配合されていてもよい。
【0010】フィルムコーティング製剤を製造するため
のビタミンB12類を含む被覆剤には、ビタミンB12類以
外に例えば特開昭49−133515に記載されている
水性フィルム基剤や特開平2−174727に記載され
ている腸溶性基剤や、さらには水不溶性の基剤等が添加
されていてもよい。具体的には、例えば、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス及びメチルセルロースなどの水溶性セルロース、ポリ
ビニルアセタールジエチルアミノアセテートのような酸
性領域でのみ可溶な基剤、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースアセテートサクシネート及びアクリル系コーポリマ
ーなどの腸溶性基剤、エチルセルロースのような水不溶
性の基剤、さらにはゼラチン、セラック、アルギン酸ナ
トリウム及びワックス類、脂肪酸(例えばステアリン酸
またはパルミチン酸等)とその塩(例えばナトリウムま
たはカリウム等との塩)、脂肪アルコール(例えばステ
アリンアルコールまたはセチルアルコール等)、脂肪酸
グリセリンエステルとその硬化油等の脂質(例えば硬化
綿実油、硬化ヒマシ油または硬化大豆油等)や、ポリグ
リセリン脂肪酸エステル(例えばステアリン酸ペンタ
(テトラ)グリセライド、ステアリン酸モノ(テトラ)
グリセライドまたはベヘン酸ヘキサ(テトラ)グリセラ
イド等)等を適宜、適量用いて被覆剤とすることもでき
る。
【0011】カプセル剤を製造するためのビタミンB12
類を含む被覆剤(カプセル)は、ビタミンB12類以外に
薬局方(第D−175〜176頁)に記載されているゼ
ラチン製の硬カプセル、英国薬局方( British Pharmaco
poeia 1988 Volume、ページ622〜624)収載
のソフトカプセル、エンテリックカプセル、モデファイ
ド−リリースカプセル等を製造するために用いられる成
分(例えば、ゼラチンや前記のフィルムコーティング成
分など)を適宜、適量含んでいてもよい。これらのビタ
ミンB12類を含む被覆剤は単独であるいは2種以上を適
宜組み合わせて用いて、1層または多層で被覆、着色し
て本発明の着色固形製剤を製造してもよい。更に、被覆
剤に他の成分例えば、被覆助剤(例えば、ポリエチレン
グリコール、硬化ヒマシ油など)、増量剤(例えば、乳
糖、グラニュー糖などの糖類、デンプン類など)、着色
剤(例えば、タール色素、カラメル、三二酸化鉄、酸化
チタン、リボフラビンなど)、矯味剤(例えば、甘味
剤、香料など)等を適宜、適量添加してもよい。ビタミ
ンB12類を含む被覆剤の使用量は、目的の着色固形製剤
100重量部に対して0.1〜70重量部、好ましくは
1〜50重量部である。これらビタミンB12類を含む被
覆剤は、公知の被覆手段、例えば、混合、噴霧、滴下、
充填等に従って用いられる。例えば、糖衣やフィルムで
被覆された錠剤、細粒剤、顆粒剤等は、被覆される各々
の固形中間品をコーティング機などを用いて常法により
湿式でビタミンB12類を含む被覆剤によって被覆する等
により得られる。また、カプセル製剤は液体、粉末、顆
粒、錠剤等の状態中間品をカプセル充填機でビタミンB
12類を含む被覆剤(カプセル)に充填し目的の製剤を得
ることもできる。
【0012】本発明の固形製剤はあらゆる範囲の医薬
品、医薬部外品、食品等に適用される。医薬品として
は、例えば、ビタミンA主薬製剤、ビタミンE主薬製
剤、ビタミンB1主薬製剤、ビタミンB6主薬製剤、ビタ
ミンAD主薬製剤及びビタミンB1,B6,B12主薬製剤
のビタミン主薬製剤、さらにはビタミン含有保健薬など
が挙げられる。例えば、医薬品製造指針(1991年
版、薬業時報社、579〜596頁)等に記載されてい
るビタミン主薬製剤に適用される場合、主薬成分として
酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、ビタミンA
油、肝油、強肝油、エルゴカルシフェロール、コレカル
シフェロール、コハク酸d−α−トコフェロール、コハ
ク酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフ
ェロールカルシウム、酢酸d−α−トコフェロール、酢
酸dl−α−トコフェロール、d−α−トコフェロール、
dl−α−トコフェロール、塩酸チアミン、硝酸チアミ
ン、硝酸ビスチアミン、チアミンジスルフィド、チアミ
ンジセチル硫酸エステル塩、塩酸ジセチアミン、塩酸フ
ルスルチアミン、オクトチアミン、シコチアミン、ビス
イブチアミン、ビスベンチアミン、フルスルチアミン、
プロスルチアミン、ベンフォチアミン、フラビンアデニ
ンジヌクレオチドナトリウム、リボフラビン、リン酸リ
ボフラビンナトリウム、酪酸リボフラビン、塩酸ピリド
キシン、リン酸ピリドキサール、塩酸ヒドロキソコバラ
ミン、酢酸ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、
ヒドロキソコバラミン、アスコルビン酸、アスコルビン
酸カルシウム、アスコルビン酸ナトリウム、ニコチン
酸、ニコチン酸アミド、パンテノール、パントテン酸カ
ルシウム、パントテン酸ナトリウム、ビオチン、アスパ
ラギン酸カリウム・マグネシウム等量混合物、イノシト
ールヘキサニコチネート、ウルソデスオキシコール酸、
L−塩酸システイン、L−システイン、オロチン酸、ガ
ンマーオリザノール、グリセロリン酸カルシウム、グル
コン酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、乳酸カルシウ
ム、無水リン酸水素カルシウム、リン酸水素カルシウ
ム、グルクロノラクトン、グルクロン酸アミド、コンド
ロイチン硫酸ナトリウム、加工大蒜、ニンジン、ヨクイ
ニン等が用いられる。さらにビタミン含有保健薬には上
記の主薬以外に、たとえばカフェイン、無水カフェイ
ン、塩化カルニチン、葉酸等のビタミン、ミネラル群、
生薬類等が成分として用いられてもよい。これらの成分
は、目的が達成される限り適宜適当な配合割合で使用が
可能である。
【0013】また、本発明の着色固形製剤で用いられて
もよいその他の医薬成分としては、本発明の目的が達成
される限り特に限定されず、例えば中枢神経系薬物とし
ては、ジアゼパム、イデベノン、アスピリン、イブプロ
フェン、パラセタモール、ナプロキセン、ピロキシカ
ム、ジクロフェナック、インドメタシン、スリンダッ
ク、ロラゼパム、ニトラゼパム、フェニトイン、アセト
アミノフェン、エテンザミド、ケトプロフェン等が、循
環器系薬物としては、モルシドミン、ビンポセチン、プ
ロプラノーロル、メチルドパ、ジピリダモール、フロセ
ミド、トリアムテレン、ニフェジピン、アテノロール、
スピロノラクトン、メトプロロール、ピンドロール、カ
プトプリル、硝酸イソソルビド等が、呼吸器系薬物とし
ては、アムレキサノクス、デキストロメトルファン、テ
オフィリン、プソイドエフェドリン、サルブタモール、
グアイフェニシン等が、消化器系薬物としては、ランソ
プラゾール及びオメプラゾール等のベンツイミダゾール
系薬物、シメチジン、ラニチジン、パンクレアチン、ビ
サコジル、5−アミノサリチル酸等が、抗生物質及び化
学療法剤としては、セファレキシン、セファクロール、
セフラジン、アモキシリン、バカンピシリン、ジクロキ
サシリン、エリスロマイシン、エリスロマイシンステア
レート、リンコマイシン、ドキシサイクリン、トリメト
プリム/スルファメトキサゾール等が、代謝系薬物とし
ては、セラペプターゼ、塩化リゾチーム、アデノシント
リフォスフェート、グリペンクラミド、塩化カリウム等
が用いられる。
【0014】更に、本発明は、食品(たとえばチョコレ
ート,アメ,ガム等)や医薬部外品(たとえば化粧品
等)等にも応用することができる。また、本発明の固形
製剤を製造する際、ビタミンB12類を含む被覆層で被覆
かつ着色された固形製剤が得られる限り、その製造方法
は既知の一般的な方法に従って行なわれることができる
が、ビタミンB12類の着色効果を損なわない程度の量
で、通常使われている添加剤、例えば賦形剤(例えば、
乳糖、デンプン類、結晶セルロース、タルク、グラニュ
ー糖、多孔性物質など)、結合剤(例えば、アルファー
化デンプン、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、プルランな
ど)、崩壊剤[例えば、カルボキシメチルセルロースカ
ルシウム、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビ
ドン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(以後、
L−HPCと記載することもある。)、部分アルファー
化デンプンなど]、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグ
ネシウム、ステアリン酸カルシウムなど)、着色剤(例
えば、タール色素、カラメル、三二酸化鉄、酸化チタ
ン、リボフラビン類など)、矯味剤(例えば、甘味剤、
香料など)を製剤中(特に被覆される中間品)に適宜、
適量配合してもよい。
【0015】本発明の固形製剤は、ビタミンB12類を含
む被覆剤で被覆かつ着色されていればよく、着色固形製
剤の製造に一般に用いられている方法に従って製造され
ることができる。たとえば医薬成分、食品又は医薬部外
品とその他の成分、添加剤を用いて、常法に従って中間
品の散剤、顆粒剤、丸剤、錠剤等を製造し、ついでビタ
ミンB12類を含む被覆剤で公知の手段に従って被覆、着
色する等によって製造することができる。具体的には、
医薬成分とその他の添加剤とを固形担体または溶媒と共
に、−40〜100℃(必要に応じて冷却ないし加温
下)で混合または練合し、ついで練合物を必要に応じて
乾燥、整粒した後に散剤、顆粒剤、粒剤、丸剤、錠剤、
又はカプセル剤に成型した後に、被覆、着色する等さら
には、空カプセル自体を着色することにより、本発明を
実施することができる。用いられる固形担体とては、例
えば、活性成分に、必要により前記の添加剤(例えば、
乳糖、結晶セルロース等)を混合し、所望により、乾式
または湿式により造粒した散剤、顆粒剤、粒剤、丸剤さ
らには、これらを常法により圧縮形成した錠剤や、常法
により空カプセルに充填したカプセル剤等が用いられ、
溶媒としては、例えば、水、エタノール、アセトンおよ
びこれらの混合物等が用いられる。また、本発明製剤の
製造工程の適当な段階で、その色調を損なわない程度に
前述の成分や添加剤を加えることもできる。例えば、医
薬成分等をグラニュー糖とともに、必要ならば他の成分
または添加剤とともに溶液状態及び/または懸濁状態で
混合、成型した後被覆、着色し、例えば、被覆された散
剤、顆粒剤、丸剤、錠剤、カプセル剤等の着色固形製剤
とすること等ができる。具体的な被覆方法としては、薬
局方製剤総則に記載されているような被覆剤の製法で一
般的に用いられる方法等を用いることができ、例えば転
動造粒機、撹拌造粒機、流動造粒機、遠心転動造粒機、
遠心転動流動造粒機、糖衣機、フィルムコーティング
機、カプセル充填機などの一般的な製剤製造機器に入れ
た被覆される固形組成物(中間品)にビタミンB12類を
含有する被覆剤を添加して被覆する方法等が用いられ
る。被覆剤の添加方法は、一括で添加したり、スプレー
方式で添加してもよい。また、あらかじめ被覆させる固
形組成物の成分とビタミンB12類(必要ならば他の成分
及び添加剤とともに)を含有する被覆剤を製造機器に入
れ、適当な液たとえば、水や有機溶媒(たとえばアルコ
ール,アセトン等)及びその混合物を添加することによ
り被覆される固形組成分の製造中に被覆剤が湿潤し溶解
することにより目的とするビタミンB12類含有被覆剤で
被覆させてもよい。さらに前記の方法において被覆剤が
ワックス類を含む場合、熱を与えることにより被覆剤が
溶融し、ビタミンB12類とともに被覆が可能である。ま
た、これら着色された被覆層の内側および/又は外側
を、例えばグラニュー糖やセルロース系基剤(例えばH
PC、HPMC等)、ワックス類(例えば、カルナウバ
蝋、サラシミツ蝋等)、セラック(例えば、「薬局方」
記載の精製セラック、白色セラック等)、ポリエチレン
グリコール(例えば、重合度200〜20000のもの
等)またはそれらの混合物等を含有する不活性層で被覆
してもよく、外側に被覆する場合は、着色された色が観
察できれる光透過性の不活性層がけいせいされておれば
本目的を達成する。この様な不活性層は例えば、グラニ
ュー糖を溶解したシロップ液等を使用すること等により
形成させることができる。その際、グラニュー糖等の使
用量は、ビタミンB12類を含有する被覆剤100重量部
に対して0.1〜70重量部、好ましくは、1〜40重
量部である。不活性層は1層または多層であってもよ
く、通常1または2層である。
【0016】
【作用】かくして得られる本発明のビタミンB12類を含
む被覆剤で被覆し、着色した着色固形製剤は光、熱、湿
度等に対して極めて安定で、保存中に変色や含量低下が
極めて少なく、本発明の製剤は、ビタミンB12類を天然
の色素としてその色調をいかしているため、極めて安全
である。また、本発明の着色固形製剤、特に錠剤などは
色むらの発生がないばかりでなく、美しい色をそのまま
維持しているという特徴を有している。さらに、本錠剤
が、例えばビタミン主製剤である場合、ビタミンB12
を着色剤としてばかりでなく、主薬成分の一つとして配
合せしめることもできる。
【0017】従って、本発明による着色製剤は、安全性
にすぐれ、美的効果が非常にすぐれているため、視覚的
に、他製品と識別することが容易になり、誤用を避け、
更に心理的効果も期待できる。更に、添加量やビタミン
12類の種類を変えることによって色調を容易に変える
ことができたり、その量によっては、ビタミン剤の活性
成分として用いることもできる。本発明固形製剤の使用
方法は、同じ活性成分を含む公知着色固形製剤と同様に
して使用することができ、又本発明のビタミン製剤は、
公知のビタミン製剤と同様にして使用することができ
る。
【0018】
【実施例】次に実施例、参考例及び実験例を挙げて本発
明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定
されるものではない。なお、実施例で色の変化を示すた
めに用いたハンターの式は、次のとおりである(“耐候
光と色彩”、須賀長市著、スガ試験機出版、昭和52
年)。
【化1】 検体をキセノンフェードメーターで光照射したときの、
イニシャルからの変化量を、カラーコンピューターSM
−1型(スガ試験機株式会社)を用いて測定し、色差
(△E)を算出した。色差の値が3以下であれば変色等
の変化がないとされている。
【0019】実施例1 高速撹拌造粒機(パウレック社製:バーチカルグラニュ
レータ、FM−G25)に乳糖1200g,コーンスタ
ーチ500g、HPC50g、精製水240gをいれ、
5分間練合し、その練合物を40℃、真空にて10時間
乾燥して取り出し後、整粒機(昭和化学機械製:パワー
ミル、P−3S、1.5mmφパンチングスクリーン)に
て粉砕し整粒末1700gを得た。整粒末1400g
に、結晶セルロース192g、ステアリン酸マグネシウ
ム8gを加え、タンブル型混合機(昭和化学機械製:タ
ンブラーミキサー、TM−15)にて1分間混合した。
混合末をロータリィ打錠機(菊水製作所製:コレクト1
9K、杵;8.0mmφ)にて打錠し、9300錠の重量
160mg、厚み3.9mm、崩壊時間1分以内のレンズ型
の素錠を得た。素錠9000錠をとり、あらかじめ調製
しておいた下記の糖衣液1を用い、糖衣機(菊水製作所
製:NO−16−D)にて糖衣ドラムの回転数を約40
rpm、送風温度約60℃で糖衣層を形成した(糖衣錠
1、重量;320mg)。一方、グラニュー糖4kgと水2
kgをとり温度約70℃で溶解し白色シロップ液(以下
“白色シロップ液”と称す)を調製した。さらに、シア
ノコバラミン5gをこの白色シロップ液743gに撹拌
溶解し赤色シロップ液(以下“赤色シロップ液”と称
す)を調製した。糖衣錠1を2000錠とり、前述の糖
衣条件で赤色シロップ液をコーティングし、さらにワッ
クスで艶だしを行い、1錠345mgの赤色糖衣錠1を得
た。 <糖衣液1>グラニュー糖8400gとアラビアゴム9
00g及び水4200gを温度70℃で溶解した。その
液にタルク5800gを加え、撹拌機にて分散させて製
した。
【0020】実施例2 実施例1の糖衣錠1を4000錠とり、実施例1と同じ
糖衣条件で白色シロップ液を用いて1錠あたり5mgの糖
衣を行った。さらに、赤色シロップ液を用い、1錠あた
り350mgになるまでコーティングした。そのコーティ
ング錠の2000錠をとりワックスで艶だしを行い赤色
糖衣錠2を得た。
【0021】実施例3 実施例2のコーティング錠の残りの2000錠を、更に
白色シロップ液を1錠当り10mg被覆後、ワックスで艶
だしを行い赤色糖衣錠3を得た。
【0022】実施例4 実施例1の糖衣錠1を2000錠をとり、酢酸ヒドロキ
ソコバラミン5gを白色シロップ液743gに撹拌溶解
した赤紫色シロップ液を実施例1の糖衣条件でコーティ
ングし、さらにワックスで艶だしを行い、1錠345mg
の赤紫色の糖衣錠を得た。
【0023】実施例5 塩酸フルスルチアミン545.8g、ビタミンB6 50
0g、酢酸ヒドロキソコバラミン7.8g、結晶セルロ
ース281.3g、コーンスターチ120g、HPC4
5g及び精製水250gで実施例1と同じ方法で整粒末
を得た。この整粒末300g、酢酸−dl−α−トコフェ
ロールゼラチンビーズ(理研ビタミン製:酢酸−dl−α
−トコフェロール50%含有)200g、ガンマー−オ
リザノール10g、結晶セルロース117g、L−HP
C(ヒドロキシプロポキシル基を10.0〜13.0%含
み平均粒子径が30μm 以下のHPC)57gおよびス
テアリン酸マグネシウム4gを実施例1と同様な方法で
混合後打錠し(ただし、杵の径は9.0mmφ)、290
0錠のレンズ型の素錠を得た。得られた素錠の重量は2
40mg、厚みは4.8mm、崩壊時間は14分であった。
素錠を2000錠をとり、あらかじめ調製しておいた下
記の糖衣液2を用い、実施例1と同様な方法で糖衣層を
形成させて糖衣錠2(1錠;370mg)を製した。得ら
れた糖衣錠2をコーティングパン中に入れ、回転させな
がらシアノコバラミン0.1gを910gの糖衣液2に
撹拌溶解した液を注入し、錠剤の表面に均等に付着させ
被覆し、1錠440mgの淡いピンクの糖衣錠を得た。さ
らに、シアノコバラミン0.3gを白色シロップ液26
2gに撹拌溶解したピンクのシロップ液で同様にして被
覆後(1錠;475mg)、白色シロップ液で同様にして
被覆し1錠重量を480mgとした。その後、ワックスに
より艶だしを行い、淡いピンクの糖衣錠を得た。 <練込液2>グラニュー糖2500gとアラビアゴム2
70g及び水1200gを温度70℃で溶解した。その
液に酸化チタン90g、沈降炭酸カルシウム670g及
びタルク970gを加え、撹拌機にて分散させて製し
た。
【0024】実施例6 セルフィア(結晶セルロースの球形造粒品,旭化成製:
200〜300μm)750gを流動造粒乾燥機(パウ
レック社製:ニュースピードドライヤー、FD−3S)
に入れ、送風温度約65℃、品温約40℃にコントロー
ルしながら、ボトムスプレー方式で、あらかじめ調製し
た下記組成のバルク液を噴霧しコーティングした。下記
処方全量のバルク液を噴霧した時点で噴霧をやめそのま
ま乾燥を3分間行った後、32メッシュの丸篩で篩過
し、870gの散剤を得た。 <バルク液>精製水1620g、無水カフェイン10
g,乳糖50g,タルク40g,L−HPC40g,H
PC40gを、撹拌して溶解、分散して製した。得られ
た散剤500gを上記流動造粒乾燥機にいれ、同様な条
件で、あらかじめ調製した下記のフィルム液を噴霧しコ
ーティングした。下記処方全量のフィルム液を噴霧した
時点で噴霧をやめそのまま乾燥を1分間行った後、32
メッシュの丸篩で篩過し、515gのピンクの被覆散剤
を得た。 <フィルム液>精製水370gに酸化チタン2.6gを
分散後、シアノコバラミン0.4g,HPMC22.4
g,マクロゴール6000 4.6gをとり撹拌機で溶
解する。
【0025】実施例7 ゼラチン100gおよびシアノコバラミン0.01gを
精製水50gに膨潤後、約45℃で溶解した。溶解液を
1000rpmで遠心分離し、その中に含有していた気
泡を除去後、35%の水量となるように調製した。調製
液を40℃に保ちながら、流動パラフィンを薄く塗布し
たステンレス製ピン(直径5.8mmφと5.6mm
φ)を調製液に浸け、ゆっくり引き上げ、反転させなが
ら風乾した。風乾後、直径5.8mmφのものは約9c
m、直径5.6mmφのものは約14cmの長さでカッ
トしながらステンレス製ピンから抜き出して、ピンクに
着色した1対の空カプセルを得た。空カプセルを水分が
15%程度となるまで25℃、50%の環境下で保管し
た。得られた1対の空カプセルの重量は約55mgであ
った。
【0026】実験例1 実施例1、実施例2及び実施例3の糖衣錠をガラスびん
に入れ、密栓した状態で50℃,40℃で4週間保存
し、また栓をしない状態で40℃75%RH(RH:相
対湿度)で4週間保存して、肉眼観察による外観変化及
びハンターの式による色差(△E)を算出した結果を
〔表1〕及び〔表2〕に示した。
【表1】:外観観察 〔表1〕の結果から、実施例1、2、3とも、製造直後
の赤色を40℃、50℃、40℃75%RHで4週間の
保存後も維持していることから、本品の着色は熱及び湿
度に安定であることが分る。
【表2】:色差(△E) 〔表1〕では肉眼的に判定したが、〔表2〕では、その
色調変化を数値化した。本数値は、製造直後の色を基準
とし、各保存後の色の変化(色差)を示したものであ
り、この色差が3以下であれば変色などの変化がないと
されている。よって、〔表2〕中の値は、0.3〜1.8
程度であり、本発明の着色固形製剤では変色が起こって
いないことが明示している。
【0027】実験例2 実験例1において外観変化を調査した実施例3の錠剤に
つき、シアノコバラミンの含量を高速液体クロマトグラ
フで定量した。イニシャルに対する残存率を下式により
求め、〔表3〕に示す。 残存率(%)=保存後の含量×100/イニシャルの含
【表3】:含量の安定性 〔表3〕の結果は本発明製剤の着色が熱及び湿度にたい
して安定であることを示している。
【0028】実験例3 実施例3の錠剤をフェードメーターを用いた光(10万
ルックス×5,10時間)及び散乱光(500ルックス
×8時間/日×2,4,6ケ月)にて光安定性試験を行
い、シアノコバラミン含量を高速液体クロマトグラフで
定量した。イニシャルに対する残存率を下記のように求
め、〔表4〕に示す。 残存率(%)=保存後の含量×100/イニシャルの含
【表4】 〔表4〕は、着色成分の定量を行ったものであり、強い
光(短時間)及び散乱光(長時間)でも、シアノコバラ
ミンは分解せず、含量低下がないことから、本発明製剤
は光にも安定であることがわかる。
【0029】実験例4 実施例2、実施例4、実施例5及び実施例6で得られた
製剤をフェードメーターによる光照射(10万ルックス
×5,10時間)及び散乱光(500ルックス×8時間
/日×2,4,6ケ月)の光安定性試験を行い、外観を
肉眼観察した結果を〔表5〕に示した。
【表5】 :外観観察 表1の結果から、肉眼的にも本発明の着色製剤は光に安
定でビタミンB12類の分解がほとんど起こっていないこ
とが証明される。
【0030】実験例5 実施例5で得られた糖衣錠をガラス瓶に入れ、密栓した
状態で40℃75%RHで6カ月間保存した結果、肉眼
観察で変化が認められなかった。さらに、ハンターの式
による色差(ΔE)を算出した結果を表2に示した。
【表6】 :色差(ΔE) 表2の結果から、本発明品は、40℃75%RHの条件
下で6カ月間変色等がないことがわかる。この結果は、
通常の市販状態では、少なくとも3年間は変色等の変化
がないと推定される。
【0031】
【発明の効果】ビタミンB12類を含む被覆層で被覆、着
色した極めて安定で安全性の高い着色固形製剤を提供す
ることができる。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビタミンB12類を含む被覆層で被覆、着色
    した着色固形製剤。
  2. 【請求項2】ビタミンB12類を含む被覆層の外側に光透
    過性の不活性層が形成されている請求項1記載の着色固
    形製剤。
  3. 【請求項3】ビタミンB12類を含む被覆層の内側にビタ
    ミンB12類に対して不活性な層が形成されている請求項
    1記載の着色固形製剤。
  4. 【請求項4】糖衣錠、カプセル剤またはフィルムコーテ
    ィング製剤である請求項1記載の着色固形製剤。
  5. 【請求項5】ビタミンB12類がシアノコバラミンである
    請求項1記載の着色固形製剤。
  6. 【請求項6】ビタミンB12類が酢酸ヒドロキソコバラミ
    ンである請求項1記載の着色固形製剤。
  7. 【請求項7】ビタミン剤である請求項1記載の着色固形
    製剤。
  8. 【請求項8】ビタミンB12類を含む被覆層が糖類を含有
    する請求項1記載の着色固形製剤。
  9. 【請求項9】ビタミンB12類を含む被覆層がゼラチンを
    含有する請求項1記載の着色固形製剤。
  10. 【請求項10】不活性層がグラニュー糖、セルロース系
    基剤、ワックス類、セラックまたはポリエチレングリコ
    ールを含有する請求項2または3記載の着色固形製剤。
  11. 【請求項11】ビタミンB12類を含む被覆剤で被覆、着
    色することを特徴とする着色固形製剤の製造法。
  12. 【請求項12】被覆剤におけるビタミンB12類の配合量
    が被覆剤100重量部にたいして0.001ないし20
    重量部である請求項11記載の着色固形製剤の製造法。
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