JPH0673064U - クレーンの吊具傾転装置 - Google Patents

クレーンの吊具傾転装置

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JPH0673064U JP1698093U JP1698093U JPH0673064U JP H0673064 U JPH0673064 U JP H0673064U JP 1698093 U JP1698093 U JP 1698093U JP 1698093 U JP1698093 U JP 1698093U JP H0673064 U JPH0673064 U JP H0673064U
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sheaves
rope
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吊具を幅方向および前後方向の2方向に傾転
操作でき、しかも構造が簡単で、特別の操作なしに傾転
時の同調がとれる吊具傾転装置を提供する。 【構成】 巻上ドラム5より繰出された4本のロープ
1,2,3,4を吊具8の前後左右の四隅に取付けたシ
ーブ11,12,13,14 に掛け廻し、4本のロープのうち、吊
具8の後側両隅の2個のシーブ11,12,を経由させた2本
のロープ1,2の他端を第1傾転機構25に連結し、吊具
8の一側両隅の2個のシーブ12,14 を経由させた2本の
ロープ2,4の他端を第2傾転機構37に連結し、第1傾
転機構25および第2傾転機構37の両方に連結された1本
のロープ2は、シーブ21を介して、第1傾転機構25およ
び第2傾転機構37に連結されており、第1傾転機構25お
よび第2傾転機構37は、いずれも連結されている2本の
ロープの繰込み繰出し操作を1個のモートルシリンダ2
4,36 で行うように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はクレーンの吊具傾転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例Iを図6に基づき説明する。70は吊具でその上面には左右前後に4個の シーブが取付けられており、前側のシーブ71に巻掛けたロープ72は巻取ドラム73 に巻付けられ、後側のシーブ76に巻掛けたロープ77は巻取ドラム78に巻付けられ ている。2本の巻取ドラム73、78には個別にモータ74、79が連結され、2台のモ ータ74、79はクラッチ75を介して連結されている。吊具70を傾転させないで昇降 させるときは、クラッチ75を接続し、2台のモータ74、79を同方向に駆動して、 2本のロープ72、77を同方向に巻上げ下げして昇降させる。吊具70を傾転させる ときは、クラッチ75を切り、一方のモータ74(79)のみを駆動するか、あるいは2 台のモータ74、79を反対方向に駆動して、吊具70の前方あるいは後方を上げ下げ する。これにより、吊具70を前後方向(矢印a方向)に傾転させうる。
【0003】 従来例IIを図7に基づき説明する。これは吊具80を、アッパーフレーム81とト ング82とを回動自在にピン連結すると共にアッパーフレーム81とトング82の間に シリンダ83を取付けて構成したもので、シリンダ83を伸縮させることにより、ト ングを前後方向(矢印a方向)に傾転させるものである。
【0004】 従来例III を図8に基づき説明する。これは実開昭64− 53189号公報に記載さ れたもので、スプレッダ90を傾転させるものではなく、旋回させるものである。 この装置は、旋回装置93のレバー93A を傾動操作することにより左右のロープ91 、92を繰出したり繰込んだりして、スプレッダ90を水平方向に旋回(矢印e方向 )するように構成されている。
【0005】 従来例IVを図9〜10に基づき説明する。これは実開平1− 99887号公報に記載 されたもので吊具 102の四隅を吊上げる4本のロープ104a、104b、104c、104dを 姿勢調整装置 105で引出し引込みするように構成されており、各ロープの引出し 引込みを組合わせることにより、吊具 102を前後方向の傾転、左右方向の傾転、 および旋回を行うようにしたものであり、姿勢制御装置にはロープ104a、104bを 操作するシリンダ112aとロープ104c、104dを操作するシリンダ112bを備えている 。そして、吊具 102を前後方向に傾転さすときは、2本のシリンダ112a、112bを 同方向に伸縮させてロープ104aと104cを引き(戻し)、ロープ104bと104dを戻す (引く)ように操作する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
図6の従来例Iは、傾転方向が前後方向の一方向のみであり傾転操作の自由度 が低く、しかもモータを2台とクラッチを要するので、構造が複雑であるという 欠点がある。 図7の従来例IIも、傾転方向が前後方向の一方向のみであり傾転操作の自由度 が低く、シリンダ83を駆動するためのホース(またはケーブル)をトロリーより 降ろさなければならないので、構造が複雑になり、ホース等の損傷を考えると安 全性が低いという問題がある。 図8の従来例III は、吊具92を旋回させるのみであり、操作の自由度が低いと いう問題がある。 図9の従来例IVは、吊具 102を前後方向に傾転させる際、2本のシリンダ112a 、112bを同調させなければならず、制御が困難であり、同調が不十分であると左 右方向の傾転が生じ吊荷の落下等の危険が生ずるという問題がある。
【0007】 要するに従来は、傾転操作が一方向のみで自由度が低いか、あるいは傾転自由 度が高いものにあっては、制御が困難とか安全性に問題が残っていたのである。
【0008】 本考案はかかる事情に鑑み、吊具を左右方向および前後方向の2方向に傾転操 作でき、しかも構造が簡単で、特別の操作なしに傾転時の同調がとれるクレーン の吊具傾転装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るクレーンの吊具傾転装置は、巻上ドラムより繰出された4本のロ ープを吊具の前後左右の四ケ所に取付けたシーブに掛け廻し、前記4本のロープ のうち、前記吊具の前側または後側の2個のシーブを経由させた2本のロープの 他端を第1傾転機構に連結し、前記吊具の左側または右側の2個のシーブを経由 させた2本のロープの他端を第2傾転機構に連結し、上記ロープのうち前記第1 傾転機構および第2傾転機構の両方に連結された1本のロープは、一方の傾転機 構で該ロープを引込み引出しするとき、他方の傾転機構に拘束されず自由に移動 させうるフリー機構を介して、第1傾転機構および第2傾転機構に連結されてお り、前記吊具の残る1個のシーブを経由させた1本のロープの他端は機枠の適宜 に固定されており、前記第1傾転機構および第2傾転機構は、いずれも連結され ている2本のロープの引込み引出し操作を1個の駆動装置で行うように構成され ていることを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案では、第1傾転機構を駆動すると吊具の前側(または後側)を吊下げて いるロープを上げ下げするので、それにより吊具を前後方向に傾転でき、第2傾 転機構を駆動すると吊具の左側(または右側)を吊下げているロープを上げ下げ するので、それにより吊具を左右方向に傾転することができる。そして、第1傾 転機構と第2傾転機構の両方に連結されている1本のロープはフリー機構を介し て連結されているので、前後方向の傾転操作をするとき第2傾転機構に拘束され ず、第2傾転機構を不測に作動させることもない。また、左右方向の傾転操作を するとき第1傾転機構に拘束されず、第1傾転機構を不測に作動させることもな い。しかも、各傾転機構はいずれも1個の駆動装置で2本のロープを駆動するの で、各傾転機構の同調を失うことがない。
【0011】
【実施例】
つぎに、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1は本考案の一実施例に係る吊具傾転装置の斜視図、図2は同傾転装置の前 後方向傾転操作の説明図、図3は同傾転装置の幅方向傾転操作の説明図である。
【0012】 図1において、1、2、3、4はワイヤロープであり、巻上ドラム5より繰出 されている。6は巻上ドラム5を回転させる巻上減速機である。10は上部ビーム で、その下面にクロー7を取付けており、この上部ビーム10とクロー7で吊具8 が構成されている。上部ビーム10の上面における前後左右の四隅には、シーブ11 、12、13、14が取付けられ、前記4本のロープ1、2、3、4が巻き掛けられて いる。
【0013】 上部ビーム10の後側両隅の2個のシーブ11、12を経由させた2本のワイヤロー プ1、2について説明すると、まずワイヤロープ1は固定シーブ15、固定シーブ 16、固定シーブ17で案内されて、可動シーブ18に掛け廻され、端部が固定されて いる。そしてワイヤロープ2は固定シーブ19、固定シーブ20で案内され可動シー ブ21に掛け廻されている。
【0014】 前記可動シーブ18と可動シーブ21は支持棒22の両端に軸支されており、該支持 棒22には1台の駆動装置(駆動装置としては、例えばモートルシリンダ,油圧シ リンダ,スクリュージャッキ等があり、実施例ではモートルシリンダを使用して いるので、以下、モートルシリンダで説明する)24が連結されている。前記可動 シーブ18、21、支持棒22およびモートルシリンダ24で第1傾転機構25が構成され ており、このモートルシリンダ24を伸縮させると可動シーブ18、21を移動させて 、ワイヤロープ1、2を引き込んだり戻したりすることができ、吊具8の後側を 上げ下げできるようになっている。
【0015】 上部ビーム10の左側両隅のシーブ12、14を経由させた2本のワイヤロープ2、 4について説明すると、まずワイヤロープ2は前記可動シーブ21に掛け廻したあ と、さらに延ばし固定シーブ31で案内されて、レバー32の揺動中心より下側(上 側でもよい)に連結されている。またワイヤロープ4は固定シーブ33、固定シー ブ34、固定シーブ35で案内されて前記レバー32の揺動中心より上側(下側でもよ い)に固定されている。そして、レバー32の下端には駆動装置であるモートルシ リンダ36が連結されている。このレバー32とモートルシリンダ36で第2傾転機構 37が構成されている。このモートルシリンダ36を伸縮させるとレバー32を揺動さ せて、ワイヤロープ2、4を引き込んだり戻したりすることができ、吊具8の左 側を上げ下げできるようになっている。
【0016】 上記に説明した3本のワイヤロープ1、2、4のうち1本のワイヤロープ2は 第1傾転機構25と第2傾転機構37の両方に連結されている。そして、第1傾転機 構25に対しても、第2傾転機構37に対しても、可動シーブ21を介して連結してい るので、第1傾転機構25を駆動してワイヤロープ2を引き込んだり戻したりして も可動シーブ21から上部ビーム10上のシーブ12の間のロープ部分が動くだけで、 可動シーブ21から第2傾転機構37のレバー32の間のロープ部分は動かず、第2傾 転機構に拘束されず、また第2傾転機構37を作動させることもない。同様に第2 傾転機構37を駆動してワイヤロープ2を引き込んだり戻したりしたとき可動シー ブ21が回転してワイヤロープ2が動くだけで第1傾転機構25に拘束されず、また 第1傾転機構を動作させることもない。すなわち可動シーブ21は実用新案登録請 求の範囲にいうフリー機構を構成している。
【0017】 前記上部ビーム10の前側右端のシーブ13に掛け廻したワイヤロープ3は固定シ ーブ38で案内されて、端部が固定されている。
【0018】 そして、前記第1・第2傾転機構25、37はいずれも1個のモートルシリンダ24 、36で駆動されるように構成されている。
【0019】 つぎに、本実施例の吊具傾転装置による傾転操作を説明する。 図2は第1傾転機構25による前後方向傾転操作を示しており、モートルシリン ダ24を矢印c方向に伸縮させると可動シーブ18、21が同方向に移動する。ワイヤ ロープ1の端部は固定され、ワイヤロープ2の端部は静止している第2傾転機構 37のレバー32で固定されているので、可動シーブ18、21の移動に伴い、可動シー ブ18、21と吊具8のシーブ11、12間のワイヤロープ1、2が上げ(矢印U方向) 、下げ(矢印D方向)され、吊具8を前後方向(矢印a方向)に傾転させる。
【0020】 この前後方向傾転操作は1個のモートルシリンダ24の動作で2本のワイヤロー プ1、2を動かすので、2本のワイヤロープ間の同調が完全にとれており、しか も左右方向の傾転動作はまったく生じないので、安全に傾転操作を行いうる。
【0021】 図3は第2傾転機構37による左右方向傾転操作を示している。モートルシリン ダ36を矢印d方向に伸縮させるとレバー32が揺動し、該レバー32に連結されてい る2本のワイヤロープ2、4が引込められたり戻されたりする。このため、吊具 8のシーブ12、14に掛け廻わされているワイヤロープ2、4が上げ(矢印U方向 )、下げ(矢印D方向)され、吊具8を左右方向(矢印b方向)に傾転させる。
【0022】 この左右方向傾転操作は1個のモートルシリンダ36の動作で2本のワイヤロー プ2、4を同時に動かすので、2本のワイヤロープ間の同調が完全にとれており 、しかも前後方向の傾転動作はまったく生じないので、安全に傾転操作を行いう るものである。
【0023】 以上のごとく、本実施例によれば、前後方向と左右方向の傾転を互いに影響を 受けず別個独立に行え、しかも各傾転操作用の2本のワイヤロープ間の同調がと れているので、安全確実に製品を運搬でき、船の傾きに対する調整も容易に行い うるものである。
【0024】 つぎに、本考案の他の実施例を説明する。 前記実施例では前後方向への傾転を吊具8の後側を上げ下げして行ったが、こ れを吊具8の前側を上げ下げして行ってもよい。この場合、第1傾転機構25に接 続されるワイヤロープを前側両隅のシーブ13、14に掛け廻わされるワイヤロープ 3、4とすればよい。また、前記実施例では左右方向への傾転を吊具8の左側を 上げ下げして行ったが、これを吊具8の右側を上げ下げして行ってもよい。この 場合、第2傾転機構37に接続されるワイヤロープを右側両隅のシーブ13、11に掛 け廻わされるワイヤロープ3、1とすればよい。
【0025】 本考案では吊具8の前後方向および左右方向の2方向に傾転させればよいので 、吊具8の後側の2本のワイヤロープ1、2(または前側の2本のワイヤロープ 3、4)および左側の2本のワイヤロープ2、4(または右側の2本のワイヤロ ープ1、3)を同時に引出したり、引込んだりできればよい。そして、そのよう な2本一組のワイヤロープの同時操作が可能であれば、各ワイヤロープの配設経 路は任意であり、上記実施例のものに限られない。したがって、例えば図4に示 すように、第2傾転機構37に連結するワイヤロープ2、4が同方向から延びて、 レバー32の上下端部にそれぞれ連結したものであってもよい。
【0026】 また、図5に示すようにワイヤロープ1を方向転換用のシーブ26を介して支持 棒22に連結し、その支持棒22をモートルシリンダ24でピン27を中心に揺動させる ようにしてもよい。この場合、シーブ21に掛け廻したワイヤロープ2は、端部を 固定しているワイヤロープ1に比べて2倍の量を引き寄せることができるので、 回動中心(ピン27)からシーブ21までの距離と、回動中心から連結点28までの距 離は1(1L)対2(2L)の比率にしておく必要がある。
【0027】
【考案の効果】
本考案によれば、吊具を前後方向および左右方向の2方向に傾転操作ができ、 しかも構造が簡単な傾転装置を提供しうる。また、本考案によれば、どの方向に 傾転させる場合でも、1個の駆動装置を駆動するだけで、2本のロープを同調し て上げ下げでき、傾転操作が安全に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わる吊具傾転装置の全体
斜視図である。
【図2】図1の吊具傾転装置における前後方向傾転操作
の説明図である。
【図3】図1の吊具傾転装置における左右方向傾転操作
の説明図である。
【図4】第2傾転機構37におけるワイヤロープ2、4の
他の配設例を示す説明図である。
【図5】第1傾転機構25におけるワイヤロープ1、2の
他の配設例を示す説明図である。
【図6】従来例Iの説明図である。
【図7】従来例IIの説明図である。
【図8】従来例III の斜視図である。
【図9】従来例IVの全体斜視図である。
【図10】従来例IVの姿勢調整装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 ワイヤロープ 2 ワイヤロ
ープ 2 ワイヤロープ 4 ワイヤロ
ープ 3 巻上ドラム 8 吊具 10 上部ビーム 11 シーブ 12 シーブ 13 シーブ 14 シーブ 18 可動シー
ブ 21 可動シーブ 24 モートル
シリンダ 25 第1傾転機構 32 レバー 36 モートルシリンダ 37 第2傾転
機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻上ドラムより繰出された4本のロープを
    吊具の前後左右の四ケ所に取付けたシーブに掛け廻し、
    前記4本のロープのうち、 前記吊具の前側または後側の2個のシーブを経由させた
    2本のロープの他端を第1傾転機構に連結し、 前記吊具の左側または右側の2個のシーブを経由させた
    2本のロープの他端を第2傾転機構に連結し、 上記ロープのうち前記第1傾転機構および第2傾転機構
    の両方に連結された1本のロープは、一方の傾転機構で
    該ロープを引込み引出しするとき、他方の傾転機構に拘
    束されず自由に移動させうるフリー機構を介して、第1
    傾転機構および第2傾転機構に連結されており、 前記吊具の残る1個のシーブを経由させた1本のロープ
    の他端は機枠の適所に固定されており、 前記第1傾転機構および第2傾転機構は、いずれも連結
    されている2本のロープの引込み引出し操作を1個の駆
    動装置で行うように構成されていることを特徴とするク
    レーンの吊具傾転装置。
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