JPH0673597U - 内部観察の可能な断熱構造体 - Google Patents
内部観察の可能な断熱構造体Info
- Publication number
- JPH0673597U JPH0673597U JP1952093U JP1952093U JPH0673597U JP H0673597 U JPH0673597 U JP H0673597U JP 1952093 U JP1952093 U JP 1952093U JP 1952093 U JP1952093 U JP 1952093U JP H0673597 U JPH0673597 U JP H0673597U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- heat
- container
- insulating structure
- transparent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Thermal Insulation (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内部が観察でき、高断熱性能を持つた断熱構
造体を提供する。 【構成】 少なくとも上下両面を透明な板で成形した防
水、防湿性能に優れた容体にモノリシックシリカエアロ
ゲルを収容して断熱体を構成しこの断熱体を発泡断熱材
と組み合わせる。 【効果】 断熱材の除去等をすることなく内部を観察で
きる。
造体を提供する。 【構成】 少なくとも上下両面を透明な板で成形した防
水、防湿性能に優れた容体にモノリシックシリカエアロ
ゲルを収容して断熱体を構成しこの断熱体を発泡断熱材
と組み合わせる。 【効果】 断熱材の除去等をすることなく内部を観察で
きる。
Description
【0001】
本考案は低温流体の移送用導管やその他のプラント機器類に取付けて断熱効果 を発揮させる断熱構造体に関するものであり、特に機器類の状態をそのまま観察 できる内部観察の可能な断熱構造体に関する。
【0002】
低温流体の移送用導管その他のプラント機器類は、それらを設置した後に、金 属腐食等が発生しているか否か等を観察する目的で、配管類やタンク等の表面を 検査する必要が生じる場合が多い。
【0003】 しかしながら、配管類やタンク等の機器類表面には断熱材が層状に取付けられ ており外側から内部を観察することが出来ないため、検査の都度、検査部位の断 熱材を取り除くことが必要となっていた。
【0004】 これらの問題に対応する手段として、断熱材を取付ける際に断熱材の一部に予 め覗き窓を取付けておき、この覗き窓から内部を観察することが考えられ、その ために透明な断熱材として二重ガラスや三重ガラス等の復層ガラス、或いはガラ スや透明な合成樹脂板をスペーサーを介して積層した断熱体などを取付けること が提案された。
【0005】
しかしながら上記例示の断熱層では断熱性能が充分でなく、特に低温下では対 流が生じることにより断熱性能が悪化することが確認されている。
【0006】 上記構造の断熱材を低温機器用断熱層の覗き窓として使用した場合、断熱性能 が悪いため覗き窓の表面に霜や結露を生じ、覗き窓の視界が遮られるという問題 点があった。
【0007】
本考案は上記の事情に鑑みこれに対応しようとするものであり、モノリシック シリカエアロゲル成形体を断熱材として使用することにより断熱性能を損なうこ とがなく、しかも内部の観察性能に優れた断熱構造体を提供せんとするものであ る。
【0008】
本考案は、発泡ポリウレタンフォーム、発泡スチロール等の発泡断熱材の一部 に、少なくとも上下両面を透明な板状素材により形成した機密性を有する容体内 にモノリシックシリカエアロゲル成形体を収容した透明な断熱構造体を組み込ん でなる内部観察可能な断熱構造体を考案の要点としている。
【0009】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0010】 図は本考案の断熱構造体を流体移送用導管の断熱材として使用した例を示すも のであり、図1は端部を接合した二つの流体導管1,1の溶接部11に施した例を 示し、図2は二本の流体導管1,1をフランジ部12,12で接続した構造部に施し た例を示している。
【0011】 2は流体導管1,1の外部に取付けた公知の断熱構造体であり、発泡ポリウレ タンフォームや発泡スチロール等の発泡断熱材を用いて構成するとともに、その 一部に覗き窓となる透明な断熱体3を形成している。
【0012】 覗き窓となる透明な断熱体3は、気密性を有する容体31内にモノリシックシリ カエアロゲル成形体32を収容して形成するものである。
【0013】 容体31は、防水性能、防湿性能を具備するとともに透明な断熱体であるモノリ シックシリカエアロゲル成形体32の性質(覗き窓としての視認性)を阻害しない 構造体として以下のように構成するものであり、容体31の側面部はステンレスス チールやアルミ等の金属薄板で構成したり、或いは熱伝導が小さく、熱的短絡路 を生じないような合成樹脂板31a,31aで構成し、覗き窓となる上下両面にはガ ラス板や水蒸気透過率の小さいポリカーボネート板、アクリル板等の透明な合成 樹脂板31b,31bを使用して構成するものである。
【0014】 なお、特に図示することを省略したが、容体31は適宜素材からなる円筒体を用 いて構成することも可能である。
【0015】 上下両面に使用する透明な合成樹脂板31b,31bの水蒸気透過率を小さくする 手段としては、ガラス蒸着等の手段が適当である。
【0016】 容体31の側面部と上下両面の透明なガラス板や合成樹脂板との接続部はパッキ ングや接着剤を介して一体化させ、或いは溶接等の手段により防水、防湿性能を 有する構造体としている。
【0017】 断熱体3は、容体31内にモノリシックシリカエアロゲル成形体32を収納したの ち、容体31に設けた真空吸引部(図示しない)から容体31内の空気を真空排気し 次いで真空吸引部(図示しない)を封止した構造とすることもできる。
【0018】 覗き窓となる透明な断熱体3と断熱構造体2との境界部には注入発泡ポリウレ タンフォームの注入層21を形成することにより断熱性能を損なわないようにして いる。( 図1参照)
【0019】 また図2に例示する構造の場合には、二層に積層した断熱構造体2,2のうち 下段に位置する断熱構造体2と透明な断熱体3との側面境界部には透明な断熱体 3の機能を損なわない位置にグラスウール4,4を充填し、上段に位置する断熱 構造体2との境界部には図1例示の構造と同様に発泡ポリウレタンフォームの注 入層21,21を形成している。
【0020】 透明な断熱体3に使用するモノリシックシリカエアロゲルは、アルコキシシラ ンを加水分解し、縮重合して得た湿潤ゲル体「シリカアルコゲル」を超臨界乾燥 することによって得られる透明な多孔質体である。
【0021】 モノリシックシリカエアロゲルは直径数nmのシリカ粒子がつながった構造を持 っている。シリカ粒子は可視光域に吸収帯をもたず、また可視光の波長(3800〜 7600Å)に比べてシリカ粒子がかなり小さく、このため光りの散乱も殆ど生ぜず 大部分の光りは通過するので透明さを維持できる特性を具えている。
【0022】 またモノリシックシリカエアロゲルは空孔径が非常に小さく、気体の平均自由 行程以下のため常温において静止空気以下の熱伝導率を有しており、0°C以下 の低温においては、特定フロンを使用したウレタンフォームよりも優れた熱伝導 率を有している。
【0023】 本考案に使用する断熱体3は、予め工場において容体31内にモノリシックシリ カエアロゲル成形体32を一体化させたものを準備しておき、施工現場では断熱構 造体2,2の一部に組み込むだけで済ます場合と、断熱施工現場において、内部 観察が可能な断熱構造体3を現場で組立てながら構成する場合の二つが予想でき る。
【0024】
本考案の効果は以下のとおりである。
【0025】 (1) 覗き窓となる透明な断熱体3に使用するモノリシックシリカエアロゲル は超微細多孔構造であり、これにより構成された断熱構造体は静止空気以下の熱 伝導率を有する優れた断熱効果を発揮できるので、その他の一般断熱構造体部分 と同等の断熱性能を具備した内部観察部(覗き窓)を構成できる。
【0026】 (2) モノリシックシリカエアロゲルは吸湿、吸水等によりその性能の劣化を 招きやすいが、本考案のモノリシックシリカエアロゲル成形体32は、防水、防湿 性能を具備した容体31内に収容することによって性能の劣化を防止でき、優れた 断熱性能を長期にわたって発揮できる利点がある。
【0027】 (3) 覗き窓となる断熱層3を構成するモノリシックシリカエアロゲル成形体 32はシリカの軽量体であるため比較的破損しやすい性質をもつが、強度的に優れ た容体31内に収容した構造とすることによりモノリシックシリカエアロゲル成形 体32の層は常に外側を保護されながら効果的な断熱効果を発揮できる利点がある 。
【0028】 (4) 発泡断熱材と組み合わせることにより極めて広範囲な部位に適用するこ とが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1の実施例を示す断面図
【図2】 本考案の第2の実施例を示す断面図
【図3】 覗き窓となる透明な断熱層のみの拡大断面図
1 流体導管 11 溶接部 12 フランジ部 2 断熱構造体 3 覗き窓となる透明な断熱層 31 容体 32 モノリシックシリカエアロゲル成形体
Claims (2)
- 【請求項1】少なくとも上下両面を透明な素材で形成す
るとともに、防水性及び防湿性を具備させた容体の中
に、モノリシックシリカエアロゲル成形体を収容してな
る内部観察の可能な断熱構造体。 - 【請求項2】ウレタンフォーム、スチロールフォーム、
ガラスフォーム等の発泡断熱材の一部に、少なくとも上
下両面を透明な素材で形成するとともに、防水、防湿性
能を具備させた容体内に、モノリシックシリカエアロゲ
ル成形体を収容した透明な断熱構造体を組み込んでなる
内部観察の可能な断熱構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993019520U JP2593228Y2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 内部観察の可能な断熱構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993019520U JP2593228Y2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 内部観察の可能な断熱構造体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0673597U true JPH0673597U (ja) | 1994-10-18 |
| JP2593228Y2 JP2593228Y2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=12001628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993019520U Expired - Fee Related JP2593228Y2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 内部観察の可能な断熱構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2593228Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP1993019520U patent/JP2593228Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2593228Y2 (ja) | 1999-04-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0263511B1 (en) | Vacuum insulation panel | |
| US7036531B2 (en) | System for thermally insulating tubular bodies | |
| US20030203149A1 (en) | Microsphere insulation systems | |
| US5175975A (en) | Compact vacuum insulation | |
| BRPI0708415A2 (pt) | método para estabelecer um sistema de isolamento criogênico | |
| JP2736468B2 (ja) | 簡潔真空絶縁 | |
| JP2001116437A (ja) | 冷蔵庫の真空断熱扉 | |
| JPH0719400A (ja) | 熱放散の少ない凝縮性エーロゲル極低温システム | |
| RU2471046C1 (ru) | Теплоизолирующий строительный кирпич | |
| JPH0326320B2 (ja) | ||
| KR20010024854A (ko) | 자체-진공식 진공 단열 패널 | |
| JPH11515078A (ja) | 断熱システム及びパイプまたは容器に断熱システムを提供する方法(断熱システム) | |
| US8424317B2 (en) | Thermal insulation technique for ultra low temperature cryogenic processor | |
| JP2593228Y2 (ja) | 内部観察の可能な断熱構造体 | |
| JP3455251B2 (ja) | 真空断熱材 | |
| CN201651674U (zh) | 一种具不同厚度分区的真空绝热板 | |
| GB2445456A (en) | Thermoacoustic barrier vacuum panel | |
| JP2004286252A (ja) | 断熱パネル | |
| JP4130982B2 (ja) | 真空断熱材 | |
| JP2602940Y2 (ja) | 複合断熱構造体 | |
| JP2502168B2 (ja) | 建 屋 | |
| US20140013778A1 (en) | Thermal insulation technique for ultra low temperature cryogenic processor | |
| KR200435230Y1 (ko) | 가스통에 충전된 액화가스의 동결 방지를 위한 커버 | |
| JPH0743508U (ja) | 二重管式断熱ダクト | |
| JPH0685278U (ja) | 窓材を組み込んだ断熱ボックス |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |