JPH0673640A - 流体噴射式織機の流体圧力制御方法と装置 - Google Patents
流体噴射式織機の流体圧力制御方法と装置Info
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- JPH0673640A JPH0673640A JP25222892A JP25222892A JPH0673640A JP H0673640 A JPH0673640 A JP H0673640A JP 25222892 A JP25222892 A JP 25222892A JP 25222892 A JP25222892 A JP 25222892A JP H0673640 A JPH0673640 A JP H0673640A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 織機運転開始当初においても、緯入れが確実
になされ、織り物の状態も良好なものにする。 【構成】 織機の緯入れ用ノズル10に供給される緯入
れ用流体の圧力を制御する圧力制御手段18を設ける。
圧力制御手段18の圧力設定値を織機の定常運転時用の
圧力設定値にする定常圧力設定信号とこれよりも高めに
設定された起動時用の圧力設定値にする起動圧力設定信
号とが入力し、織機の運転開始信号の入力後であって織
機起動後の初期の緯入れ前の所定の時期に上記圧力制御
手段への出力を上記定常圧力設定信号から上記起動圧力
設定信号に切り替え、織機起動後緯入れ用流体圧が定常
運転時の流体圧を上回り始める時点を中心としてこれと
相前後した所定の時期に、上記圧力制御手段への出力を
上記起動圧力設定信号から上記定常圧力設定信号に切り
替えて出力する圧力切替手段と28とを設ける。
になされ、織り物の状態も良好なものにする。 【構成】 織機の緯入れ用ノズル10に供給される緯入
れ用流体の圧力を制御する圧力制御手段18を設ける。
圧力制御手段18の圧力設定値を織機の定常運転時用の
圧力設定値にする定常圧力設定信号とこれよりも高めに
設定された起動時用の圧力設定値にする起動圧力設定信
号とが入力し、織機の運転開始信号の入力後であって織
機起動後の初期の緯入れ前の所定の時期に上記圧力制御
手段への出力を上記定常圧力設定信号から上記起動圧力
設定信号に切り替え、織機起動後緯入れ用流体圧が定常
運転時の流体圧を上回り始める時点を中心としてこれと
相前後した所定の時期に、上記圧力制御手段への出力を
上記起動圧力設定信号から上記定常圧力設定信号に切り
替えて出力する圧力切替手段と28とを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流体噴射式織機の流
体噴射ノズルから噴射される流体圧力を適切な状態にす
る流体噴射式織機の流体圧力制御方法と装置に関する。
体噴射ノズルから噴射される流体圧力を適切な状態にす
る流体噴射式織機の流体圧力制御方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に流体噴射式織機は、緯入れ
時の緯糸搬送に最適な流体圧力を設定するために、流体
圧力供給側に圧力調整弁が設けられている。この圧力調
整弁には、自動制御により織機運転中に圧力制御を行な
い常時最適な緯糸搬送状態にするために、圧力センサ内
蔵の電気式圧力調整弁が用いられる場合が多い。この電
気式圧力制御弁は、圧力センサにより出力側圧力を検知
して入力側の背圧室にフィードバックし、入力側圧力と
出力側圧力との差を利用し、ダイヤフラムを介して調整
弁の開度を調整し、設定圧力値通りの出力側圧力を実現
するものである。
時の緯糸搬送に最適な流体圧力を設定するために、流体
圧力供給側に圧力調整弁が設けられている。この圧力調
整弁には、自動制御により織機運転中に圧力制御を行な
い常時最適な緯糸搬送状態にするために、圧力センサ内
蔵の電気式圧力調整弁が用いられる場合が多い。この電
気式圧力制御弁は、圧力センサにより出力側圧力を検知
して入力側の背圧室にフィードバックし、入力側圧力と
出力側圧力との差を利用し、ダイヤフラムを介して調整
弁の開度を調整し、設定圧力値通りの出力側圧力を実現
するものである。
【0003】また、特開平4−185741号公報に開
示されているように、織機停止中に緯入れ用の流体圧力
を通常運転時の定常圧力よりやや高めに設定してその圧
力を維持し、製織後所定時間して定常圧力に戻す緯入れ
用エア圧力制御方法も提案されている。さらに、特開昭
61−152851号公報に開示されているように、再
起動時に所定時間の間、空気噴射ノズルの牽引力を通常
運転時より高い流体噴射圧力で緯入れを行う装置や、織
機起動後緯入れ前に、ノズルから定常圧力で流体を前も
って噴射させておく装置が提案されている。
示されているように、織機停止中に緯入れ用の流体圧力
を通常運転時の定常圧力よりやや高めに設定してその圧
力を維持し、製織後所定時間して定常圧力に戻す緯入れ
用エア圧力制御方法も提案されている。さらに、特開昭
61−152851号公報に開示されているように、再
起動時に所定時間の間、空気噴射ノズルの牽引力を通常
運転時より高い流体噴射圧力で緯入れを行う装置や、織
機起動後緯入れ前に、ノズルから定常圧力で流体を前も
って噴射させておく装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の前者
の一般的な電気式圧力調整弁を備える場合、織機停止中
は、緯入れ用の流体が規則的に消費される織機運転中の
定常状態とは異なり、緯入れノズルからの流体の消費が
ない状態で所定の設定圧力に緯入れ用の流体圧が維持さ
れている。この時は、流体消費が無いので、圧力調整弁
は織機運転中の定常状態と比べて、弁の開度を狭く絞っ
た状態で所定の設定圧力を維持している。この状態から
織機が作動し、緯入れと同時に緯入れ用の流体の消費が
開始されるので、織機の起動時は、緯入れ用の流体圧力
が低下してしまうと言う問題があった。即ち、緯入れと
同時に流体消費が開始され流体圧は、弁の開度が狭く絞
られているためにに、緯入れと同時に低下し始めるのに
対して、当初流体消費がない状態で緯入れ圧力を所定値
に設定して電気式調圧弁により流体圧をフィードバック
制御していても、その低下がセンサーに伝達されダイヤ
フラムの背圧が高められ、弁の開度を徐々に大きくし緯
入れ用の流体圧を上昇させるまでには、各部での圧力の
伝達時間等による応答遅れが存在し、その間は低い流体
圧力で緯入れされる。従って、この織機起動当初の緯入
れに際しては、緯入れ用の流体圧が低く緯入れミスが生
じ易いものであった。
の一般的な電気式圧力調整弁を備える場合、織機停止中
は、緯入れ用の流体が規則的に消費される織機運転中の
定常状態とは異なり、緯入れノズルからの流体の消費が
ない状態で所定の設定圧力に緯入れ用の流体圧が維持さ
れている。この時は、流体消費が無いので、圧力調整弁
は織機運転中の定常状態と比べて、弁の開度を狭く絞っ
た状態で所定の設定圧力を維持している。この状態から
織機が作動し、緯入れと同時に緯入れ用の流体の消費が
開始されるので、織機の起動時は、緯入れ用の流体圧力
が低下してしまうと言う問題があった。即ち、緯入れと
同時に流体消費が開始され流体圧は、弁の開度が狭く絞
られているためにに、緯入れと同時に低下し始めるのに
対して、当初流体消費がない状態で緯入れ圧力を所定値
に設定して電気式調圧弁により流体圧をフィードバック
制御していても、その低下がセンサーに伝達されダイヤ
フラムの背圧が高められ、弁の開度を徐々に大きくし緯
入れ用の流体圧を上昇させるまでには、各部での圧力の
伝達時間等による応答遅れが存在し、その間は低い流体
圧力で緯入れされる。従って、この織機起動当初の緯入
れに際しては、緯入れ用の流体圧が低く緯入れミスが生
じ易いものであった。
【0005】また、上記従来の技術の後者の公報に開示
された技術において、織機起動時の緯入れ用流体圧を定
常状態より高い圧力にして緯入れを開始する場合(特開
平4−185741号公報)、緯入れ用の流体圧は高い
設定圧の状態から、上述の通り緯入れ開始により圧力が
低下し始める。従って、緯入れ開始当初の緯糸は、定常
状態より高い圧力で緯入れされることになる。これによ
って、緯入れ当初、緯糸切れや毛羽立ち等の問題が発生
し、織り物に欠陥が生じ易いと言う欠点があった。ま
た、上記従来の技術の後者の緯入れに先だって緯入れ用
流体を噴射させる場合(特開昭61−152851号公
報)、緯糸は緯入れ前から長時間流体噴流にさらされる
ことになり、その緯入れ用流体にされされた緯糸は、上
記と同様に緯糸切れや毛羽立ち等の問題が発生し、織り
物に欠陥が生じ易いと言う欠点があった。
された技術において、織機起動時の緯入れ用流体圧を定
常状態より高い圧力にして緯入れを開始する場合(特開
平4−185741号公報)、緯入れ用の流体圧は高い
設定圧の状態から、上述の通り緯入れ開始により圧力が
低下し始める。従って、緯入れ開始当初の緯糸は、定常
状態より高い圧力で緯入れされることになる。これによ
って、緯入れ当初、緯糸切れや毛羽立ち等の問題が発生
し、織り物に欠陥が生じ易いと言う欠点があった。ま
た、上記従来の技術の後者の緯入れに先だって緯入れ用
流体を噴射させる場合(特開昭61−152851号公
報)、緯糸は緯入れ前から長時間流体噴流にさらされる
ことになり、その緯入れ用流体にされされた緯糸は、上
記と同様に緯糸切れや毛羽立ち等の問題が発生し、織り
物に欠陥が生じ易いと言う欠点があった。
【0006】この発明は上記従来の技術の問題点に鑑み
て成されたもので、織機運転開始当初においても、緯入
れが確実になされ、織り物の状態も良好な流体噴射式織
機の流体圧力制御方法と装置を提供することを目的とす
る。
て成されたもので、織機運転開始当初においても、緯入
れが確実になされ、織り物の状態も良好な流体噴射式織
機の流体圧力制御方法と装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、織機起動に
際し、織機の運転開始信号入力後であって織機起動後の
最初の緯入れ前の所定の時期に、織機の緯入れ用ノズル
に供給される緯入れ用流体の圧力の圧力設定値を、定常
運転時の定常圧力設定値からこれよりも高い起動圧力設
定値に変更し、その後、緯入れ用流体圧が定常運転時の
流体圧を上回り始める時点を中心としてこれと相前後し
た所定の時期に、上記起動圧力設定値を定常圧力設定値
に戻す流体噴射式織機の流体圧力制御方法である。
際し、織機の運転開始信号入力後であって織機起動後の
最初の緯入れ前の所定の時期に、織機の緯入れ用ノズル
に供給される緯入れ用流体の圧力の圧力設定値を、定常
運転時の定常圧力設定値からこれよりも高い起動圧力設
定値に変更し、その後、緯入れ用流体圧が定常運転時の
流体圧を上回り始める時点を中心としてこれと相前後し
た所定の時期に、上記起動圧力設定値を定常圧力設定値
に戻す流体噴射式織機の流体圧力制御方法である。
【0008】またこの発明は、織機の緯入れ用ノズルに
供給される緯入れ用流体の圧力を制御する圧力制御手段
を設け、織機の定常運転時用の定常圧力設定信号とこれ
よりも高めに圧力設定値を定めた起動時用の起動圧力設
定信号とが入力し、織機の運転開始信号の入力後であっ
て織機起動後の最初の緯入れ前の所定の時期に上記圧力
制御手段への出力を上記定常圧力設定信号から上記起動
圧力設定信号に切り替え、織機起動後緯入れ用流体圧が
定常運転時の流体圧を上回り始める時点を中心としてこ
れと相前後した所定の時期に、上記圧力制御手段への出
力を上記起動圧力設定信号から上記定常圧力設定信号に
切り替えて出力する圧力切替手段を設けた流体噴射式織
機の流体圧力制御装置である。
供給される緯入れ用流体の圧力を制御する圧力制御手段
を設け、織機の定常運転時用の定常圧力設定信号とこれ
よりも高めに圧力設定値を定めた起動時用の起動圧力設
定信号とが入力し、織機の運転開始信号の入力後であっ
て織機起動後の最初の緯入れ前の所定の時期に上記圧力
制御手段への出力を上記定常圧力設定信号から上記起動
圧力設定信号に切り替え、織機起動後緯入れ用流体圧が
定常運転時の流体圧を上回り始める時点を中心としてこ
れと相前後した所定の時期に、上記圧力制御手段への出
力を上記起動圧力設定信号から上記定常圧力設定信号に
切り替えて出力する圧力切替手段を設けた流体噴射式織
機の流体圧力制御装置である。
【0009】
【作用】この発明の流体噴射式織機の流体圧力制御方法
と装置は、織機の起動後最初の緯入れ開始以降に、流体
消費に伴って緯入れ用流体圧が低下することを見込ん
で、これを補うように、予め、所定の時期に、圧力制御
手段に対する設定圧力値を定常運転時よりも高い圧力設
定値に変更するものである。従って、圧力制御手段は、
内蔵の圧力センサによる大きな応答後れの存在するフィ
ードバック制御に頼ることなく、流体圧力を上昇させる
べくその弁の開度を大きく設定することが出来る。これ
により、織機起動時にノズル部で流体圧の大きな低下が
なく、しかも緯糸に過度な流体圧がかからず、緯入れミ
スが生じないようにしたものである。
と装置は、織機の起動後最初の緯入れ開始以降に、流体
消費に伴って緯入れ用流体圧が低下することを見込ん
で、これを補うように、予め、所定の時期に、圧力制御
手段に対する設定圧力値を定常運転時よりも高い圧力設
定値に変更するものである。従って、圧力制御手段は、
内蔵の圧力センサによる大きな応答後れの存在するフィ
ードバック制御に頼ることなく、流体圧力を上昇させる
べくその弁の開度を大きく設定することが出来る。これ
により、織機起動時にノズル部で流体圧の大きな低下が
なく、しかも緯糸に過度な流体圧がかからず、緯入れミ
スが生じないようにしたものである。
【0010】
【実施例】以下この発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1〜図3はこの発明の第一実施例を示
す。この実施例は、空気噴射式織機の流体圧力制御方法
と装置についてのもので、図3に示すように、図示しな
い織機に設けられ緯糸11が挿通された緯入れ用ノズル
10と緯入れ用のエアー供給管路12を有し、このエア
ー供給管路12の途中に、間欠的に緯入れ時にエアー噴
射を行わせる電磁開閉弁14とエアータンク16が設け
られ、さらに圧力制御手段である圧力調整弁18を介し
てエアー供給源20が接続されている。圧力調整弁18
は、公知の電気式圧力調整弁であり、出力側圧力を圧力
センサにより検知し、出力側圧力が所定の値となるよう
に調整弁をフィードバック制御するものである。この圧
力調整弁18には、圧力を所定の値に設定する圧力制御
回路22が接続されている。
て説明する。図1〜図3はこの発明の第一実施例を示
す。この実施例は、空気噴射式織機の流体圧力制御方法
と装置についてのもので、図3に示すように、図示しな
い織機に設けられ緯糸11が挿通された緯入れ用ノズル
10と緯入れ用のエアー供給管路12を有し、このエア
ー供給管路12の途中に、間欠的に緯入れ時にエアー噴
射を行わせる電磁開閉弁14とエアータンク16が設け
られ、さらに圧力制御手段である圧力調整弁18を介し
てエアー供給源20が接続されている。圧力調整弁18
は、公知の電気式圧力調整弁であり、出力側圧力を圧力
センサにより検知し、出力側圧力が所定の値となるよう
に調整弁をフィードバック制御するものである。この圧
力調整弁18には、圧力を所定の値に設定する圧力制御
回路22が接続されている。
【0011】圧力制御回路22は、図1に示すように、
電磁開閉弁14の開閉信号であるエアー噴射信号がセッ
ト端子に入力し織機停止信号がリセット端子に入力する
フリップフロップ24と、このフリップフロップ24の
出力がプリセット端子に入力するカウンタ26と、カウ
ンタ26の出力が入力され、圧力調整弁18の設定圧を
切り替える圧力切替手段としての圧力切替回路28が設
けられている。圧力切替回路28には、織機の起動時に
圧力調整弁18の出力側圧力を、定常運転時の圧力より
わずかに高い起動圧力設定値にする起動圧力設定信号
と、上記定常運転時の圧力である定常圧力設定値にする
定常圧力設定信号とが入力している。カウンタ26のカ
ウント入力端子には、エアー噴射信号がアンド回路30
を介して入力され、このアンド回路30にはカウンタ2
6の出力信号も入力している。さらにカウンタ26に
は、エアー噴射信号のパルス数のカウント値と比較され
る数値を出力する所定ピック数設定器32が接続されて
いる。所定ピック数設定器32は、エアー噴射信号のパ
ルス数に対応する緯糸噴射数であるピック数を設定して
おくもので、織機起動から所定回数分のピック数を設定
しておく。
電磁開閉弁14の開閉信号であるエアー噴射信号がセッ
ト端子に入力し織機停止信号がリセット端子に入力する
フリップフロップ24と、このフリップフロップ24の
出力がプリセット端子に入力するカウンタ26と、カウ
ンタ26の出力が入力され、圧力調整弁18の設定圧を
切り替える圧力切替手段としての圧力切替回路28が設
けられている。圧力切替回路28には、織機の起動時に
圧力調整弁18の出力側圧力を、定常運転時の圧力より
わずかに高い起動圧力設定値にする起動圧力設定信号
と、上記定常運転時の圧力である定常圧力設定値にする
定常圧力設定信号とが入力している。カウンタ26のカ
ウント入力端子には、エアー噴射信号がアンド回路30
を介して入力され、このアンド回路30にはカウンタ2
6の出力信号も入力している。さらにカウンタ26に
は、エアー噴射信号のパルス数のカウント値と比較され
る数値を出力する所定ピック数設定器32が接続されて
いる。所定ピック数設定器32は、エアー噴射信号のパ
ルス数に対応する緯糸噴射数であるピック数を設定して
おくもので、織機起動から所定回数分のピック数を設定
しておく。
【0012】この実施例の空気噴射式織機の流体圧力制
御方法は、図示しない運転開始ボタン等により運転開始
信号が出され、図2に示すように、織機に、織機運転信
号が入力され、織機の運転が開始されると、緯入れ用の
エアーを噴射するために、織機の回転に同期してエアー
噴射信号が一定のタイミングで出される。エアー噴射信
号は、電磁開閉弁14に入力され弁の開閉が開始される
とともに、フリップフロップ24にも入力され、織機運
転開始後の最初のエアー噴射信号の立ち上がり時点でフ
リップフロップ24の出力を立ち上げる。さらに、エア
ー噴射信号は、アンド回路30を介してカウンタ26に
も入力される。ここで、アンド回路30には、カウンタ
26の出力も入力され、カウンタ26は、フリップフロ
ップ24の出力が(H)になることによってカウント開
始可能になり、この時、カウンタ26の出力は(H)に
設定される。また、所定ピック数設定器32の設定ピッ
ク数は、圧力切替回路28の出力を、起動圧力設定信号
から定常圧力設定信号に切り替える時期を定めるもので
あり、ここでは5であるとする。
御方法は、図示しない運転開始ボタン等により運転開始
信号が出され、図2に示すように、織機に、織機運転信
号が入力され、織機の運転が開始されると、緯入れ用の
エアーを噴射するために、織機の回転に同期してエアー
噴射信号が一定のタイミングで出される。エアー噴射信
号は、電磁開閉弁14に入力され弁の開閉が開始される
とともに、フリップフロップ24にも入力され、織機運
転開始後の最初のエアー噴射信号の立ち上がり時点でフ
リップフロップ24の出力を立ち上げる。さらに、エア
ー噴射信号は、アンド回路30を介してカウンタ26に
も入力される。ここで、アンド回路30には、カウンタ
26の出力も入力され、カウンタ26は、フリップフロ
ップ24の出力が(H)になることによってカウント開
始可能になり、この時、カウンタ26の出力は(H)に
設定される。また、所定ピック数設定器32の設定ピッ
ク数は、圧力切替回路28の出力を、起動圧力設定信号
から定常圧力設定信号に切り替える時期を定めるもので
あり、ここでは5であるとする。
【0013】また織機起動後カウンタ26の出力が
(H)になると、先ず、圧力切替回路28は、圧力調整
弁18の出力側圧力を若干高めに設定するために定常圧
力設定信号に替えて起動圧力設定信号を圧力調整弁18
に入力させる。これと同時に、カウンタ26はエアー噴
射信号をその立ち上がりエッジでカウントし、カウント
数が5より小さい場合は出力が(H)に維持される。そ
して、カウンタ26のカウント数が5になったところ
で、カウンタ26の出力は(L)に落ち、圧力切替回路
28は、圧力調整弁18への出力信号を、起動圧力設定
信号から定常圧力設定信号に切り替えて出力する。
(H)になると、先ず、圧力切替回路28は、圧力調整
弁18の出力側圧力を若干高めに設定するために定常圧
力設定信号に替えて起動圧力設定信号を圧力調整弁18
に入力させる。これと同時に、カウンタ26はエアー噴
射信号をその立ち上がりエッジでカウントし、カウント
数が5より小さい場合は出力が(H)に維持される。そ
して、カウンタ26のカウント数が5になったところ
で、カウンタ26の出力は(L)に落ち、圧力切替回路
28は、圧力調整弁18への出力信号を、起動圧力設定
信号から定常圧力設定信号に切り替えて出力する。
【0014】これによって、緯入れ用ノズル10の噴射
エアー圧は、織機起動後最初の緯入れと同時に定常圧力
より高めの値になるように設定される。ノズル10での
実際の噴射エアー圧は、上述のように、噴射開始により
エアー圧が減少し始めるが、最初のエアー噴射信号によ
りエアー圧が高く設定されたことによる圧力上昇が徐々
に現れることにより、その圧力減少の傾きは小さいもの
に抑えられる。ここで、ノズル10のエアー圧が起動圧
力設定信号により高い圧力に切り替わると同時に高い圧
力にならないのは、制御系の応答遅れや圧力伝達時間等
によるものである。
エアー圧は、織機起動後最初の緯入れと同時に定常圧力
より高めの値になるように設定される。ノズル10での
実際の噴射エアー圧は、上述のように、噴射開始により
エアー圧が減少し始めるが、最初のエアー噴射信号によ
りエアー圧が高く設定されたことによる圧力上昇が徐々
に現れることにより、その圧力減少の傾きは小さいもの
に抑えられる。ここで、ノズル10のエアー圧が起動圧
力設定信号により高い圧力に切り替わると同時に高い圧
力にならないのは、制御系の応答遅れや圧力伝達時間等
によるものである。
【0015】比較のために図2に、従来の噴射エアー圧
の減少曲線を合わせて示す。これによれば、織機起動の
最初の緯入れと同時に大きな傾きで圧力減少が始まり、
その後、圧力調整弁18のフィードバック制御が働き、
次第に定常圧力に復帰するが、その応答遅れ時間が過大
なため、定常圧力に復帰するまでに長時間を要する。こ
れに対し、この実施例では、フィードバック制御による
圧力復帰を待つことなく、予め圧力調整弁の圧力設定値
が起動圧力設定信号によって、定常圧力設定値より高い
起動圧力設定値に定められているので、噴射エアー圧の
圧力減少の傾きは小さいものに抑えることが出来、大き
な圧力減少を防止することができる。また、早期に定常
圧力に復帰させることが出来る。
の減少曲線を合わせて示す。これによれば、織機起動の
最初の緯入れと同時に大きな傾きで圧力減少が始まり、
その後、圧力調整弁18のフィードバック制御が働き、
次第に定常圧力に復帰するが、その応答遅れ時間が過大
なため、定常圧力に復帰するまでに長時間を要する。こ
れに対し、この実施例では、フィードバック制御による
圧力復帰を待つことなく、予め圧力調整弁の圧力設定値
が起動圧力設定信号によって、定常圧力設定値より高い
起動圧力設定値に定められているので、噴射エアー圧の
圧力減少の傾きは小さいものに抑えることが出来、大き
な圧力減少を防止することができる。また、早期に定常
圧力に復帰させることが出来る。
【0016】尚、起動圧力設定信号から定常圧力設定信
号に切り替える時期は、起動圧力設定信号による高い圧
力設定の結果、緯入れ用流体圧力が定常運転時の圧力を
上回り始める時点を考慮して、この時点をはさんだ前後
の適当な時期になるように、所定ピック数設定器32の
設定ピック数を定める。
号に切り替える時期は、起動圧力設定信号による高い圧
力設定の結果、緯入れ用流体圧力が定常運転時の圧力を
上回り始める時点を考慮して、この時点をはさんだ前後
の適当な時期になるように、所定ピック数設定器32の
設定ピック数を定める。
【0017】この実施例の空気噴射式織機の流体圧力制
御方法と装置によれば、織機起動当初の緯入れ時に噴射
エアー圧が低下し、緯入れミスが発生することがなくな
り、最初の緯入れから常に良好な製織が可能になるもの
である。
御方法と装置によれば、織機起動当初の緯入れ時に噴射
エアー圧が低下し、緯入れミスが発生することがなくな
り、最初の緯入れから常に良好な製織が可能になるもの
である。
【0018】次にこの発明の第二実施例について図4,
図5に基づいて説明する。ここで上述の実施例と同様の
部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施例
は、上記第一実施例のカウンタの代わりに、タイマ36
を設けたものである。また、定常運転時の圧力よりわず
かに高い圧力に設定する起動圧力設定信号は、第一実施
例のように独立に図示しない制御部から圧力切替回路2
8に入力させる他、図5に示すように、定常圧力設定信
号を、定倍器38を介して圧力切替回路28に入力する
ようにし、定常圧力設定信号と、これを所定倍数、例え
ば1.1〜1.2を掛けた値の起動圧力設定信号とを圧
力切替回路28に入力させるようにしても良い。
図5に基づいて説明する。ここで上述の実施例と同様の
部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施例
は、上記第一実施例のカウンタの代わりに、タイマ36
を設けたものである。また、定常運転時の圧力よりわず
かに高い圧力に設定する起動圧力設定信号は、第一実施
例のように独立に図示しない制御部から圧力切替回路2
8に入力させる他、図5に示すように、定常圧力設定信
号を、定倍器38を介して圧力切替回路28に入力する
ようにし、定常圧力設定信号と、これを所定倍数、例え
ば1.1〜1.2を掛けた値の起動圧力設定信号とを圧
力切替回路28に入力させるようにしても良い。
【0019】この実施例の空気噴射式織機の流体圧力制
御方法は、上記第一実施例と同様であるが、織機起動当
初高めに設定された起動圧力設定値を定常運転時の定常
圧力設定値に戻すタイミングを、タイマ36により一定
時間に定め、この一定時間を所定時間設定器38からタ
イマ36に指示するものである。この一定時間は、上記
第一実施例と同様に、ノズル10からの噴射エアー圧
が、運転状態において設定圧に近付くために必要な時間
に設定する。
御方法は、上記第一実施例と同様であるが、織機起動当
初高めに設定された起動圧力設定値を定常運転時の定常
圧力設定値に戻すタイミングを、タイマ36により一定
時間に定め、この一定時間を所定時間設定器38からタ
イマ36に指示するものである。この一定時間は、上記
第一実施例と同様に、ノズル10からの噴射エアー圧
が、運転状態において設定圧に近付くために必要な時間
に設定する。
【0020】次にこの発明の第三実施例について図6〜
図8に基づいて説明する。ここで上述の実施例と同様の
部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施例
は、上記第一、第二実施例における起動圧力設定信号を
段階的に変化させるようにしたもので、定常圧力設定信
号を、加算器40を介して圧力切替回路28に入力する
ようにしたものである。加算器40には、所定カーブ発
生器42が接続され、噴射エアー圧力が所定のカーブ又
は段階を経て高められるものである。
図8に基づいて説明する。ここで上述の実施例と同様の
部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施例
は、上記第一、第二実施例における起動圧力設定信号を
段階的に変化させるようにしたもので、定常圧力設定信
号を、加算器40を介して圧力切替回路28に入力する
ようにしたものである。加算器40には、所定カーブ発
生器42が接続され、噴射エアー圧力が所定のカーブ又
は段階を経て高められるものである。
【0021】所定カーブ発生器42は、図7に示すよう
に、織機停止信号によりプリセットされエアー噴射信号
の立ち上がりエッジをカウントするカウンタ44と、カ
ウンタ44のカウント出力によりアドレスが指定される
メモリ46とを有し、メモリ46の指定されたアドレス
に記録された圧力加算量が加算器40に入力されるもの
である。
に、織機停止信号によりプリセットされエアー噴射信号
の立ち上がりエッジをカウントするカウンタ44と、カ
ウンタ44のカウント出力によりアドレスが指定される
メモリ46とを有し、メモリ46の指定されたアドレス
に記録された圧力加算量が加算器40に入力されるもの
である。
【0022】設定圧力を変化させる量は、織機の起動時
に定常圧力で起動させた場合にエアー噴射と同時にエア
ー圧が減少し、その後定常運転時の設定圧力に回復する
までのエアー圧の変化に対して相補的な値の増加圧力に
設定すればよく、図8に示すように段階的に上昇下降さ
せるようにすれば良い。なお、この段階的変化のタイミ
ングは、エアー噴射信号により切り替える他、さらに細
かく織機のクランク角等により所定タイミングで変化さ
せ、より滑らかな曲線で変化させても良いものである。
に定常圧力で起動させた場合にエアー噴射と同時にエア
ー圧が減少し、その後定常運転時の設定圧力に回復する
までのエアー圧の変化に対して相補的な値の増加圧力に
設定すればよく、図8に示すように段階的に上昇下降さ
せるようにすれば良い。なお、この段階的変化のタイミ
ングは、エアー噴射信号により切り替える他、さらに細
かく織機のクランク角等により所定タイミングで変化さ
せ、より滑らかな曲線で変化させても良いものである。
【0023】次にこの発明の第四実施例について図9,
図10に基づいて説明する。ここで上述の実施例と同様
の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施
例は、上記第一実施例においてフリップフロップ24の
セット端子に入力していたセット信号を、エアー噴射信
号に替えて、所定タイミング信号にしたものである。こ
の所定タイミング信号は、織機起動後最初のエアー噴射
信号が出る前に出される信号であり、例えば、図10に
示すように、いわゆる織機のクランク角度にして、30
0度からエアー噴射信号が出される90度までの間の所
定角度、例えば0度毎に出す様にする。所定角度の設定
は、定常圧力より高い圧力に設定する起動圧力設定信号
が出されてから、実際にノズル10の圧力が高められ始
めるまでの応答遅れを考慮して、これを補うタイミング
であるとともに、上記最初のエアー噴射開始当初に、ノ
ズル部での実際のエアー圧が定常運転圧力より高くなっ
てしまわない程度の期間上記最初のエアー噴射信号より
早い時期である。また、圧力調整弁に対して、起動圧力
設定信号から定常圧力設定信号に切り替えるタイミング
は第一実施例と同様である。
図10に基づいて説明する。ここで上述の実施例と同様
の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施
例は、上記第一実施例においてフリップフロップ24の
セット端子に入力していたセット信号を、エアー噴射信
号に替えて、所定タイミング信号にしたものである。こ
の所定タイミング信号は、織機起動後最初のエアー噴射
信号が出る前に出される信号であり、例えば、図10に
示すように、いわゆる織機のクランク角度にして、30
0度からエアー噴射信号が出される90度までの間の所
定角度、例えば0度毎に出す様にする。所定角度の設定
は、定常圧力より高い圧力に設定する起動圧力設定信号
が出されてから、実際にノズル10の圧力が高められ始
めるまでの応答遅れを考慮して、これを補うタイミング
であるとともに、上記最初のエアー噴射開始当初に、ノ
ズル部での実際のエアー圧が定常運転圧力より高くなっ
てしまわない程度の期間上記最初のエアー噴射信号より
早い時期である。また、圧力調整弁に対して、起動圧力
設定信号から定常圧力設定信号に切り替えるタイミング
は第一実施例と同様である。
【0024】これによって、カウンタ26の出力が
(H)になるタイミングが、織機起動後最初のエアー噴
射信号に先立つ所定のタイミングでなされ、起動圧力設
定信号もこのカウンタ出力が(H)になると同時に圧力
調整弁に出力され、定常運転時より高い圧力に設定され
る。そして、実際にノズル10での圧力は応答遅れによ
りこの設定切り替えよりわずかに遅れて圧力が高まり始
め、この時に、織機起動後の最初のエアー噴射信号が出
され、エアー噴射による圧力低下が抑えられるものであ
る。
(H)になるタイミングが、織機起動後最初のエアー噴
射信号に先立つ所定のタイミングでなされ、起動圧力設
定信号もこのカウンタ出力が(H)になると同時に圧力
調整弁に出力され、定常運転時より高い圧力に設定され
る。そして、実際にノズル10での圧力は応答遅れによ
りこの設定切り替えよりわずかに遅れて圧力が高まり始
め、この時に、織機起動後の最初のエアー噴射信号が出
され、エアー噴射による圧力低下が抑えられるものであ
る。
【0025】この実施例によれば、織機起動後の最初の
緯入れ時期までには、ノズル10に供給されるエアー圧
を高く設定するように調整され、しかも、実際の噴射時
には高い圧力になってはいないので、織機起動時におけ
る噴射エアー圧の低下を、応答遅れなく確実に防止する
ことが出来るとともに、緯糸に対して不要なエアー圧を
掛けることがない。
緯入れ時期までには、ノズル10に供給されるエアー圧
を高く設定するように調整され、しかも、実際の噴射時
には高い圧力になってはいないので、織機起動時におけ
る噴射エアー圧の低下を、応答遅れなく確実に防止する
ことが出来るとともに、緯糸に対して不要なエアー圧を
掛けることがない。
【0026】次にこの発明の第五実施例について図1
1,図12に基づいて説明する。ここで上述の実施例と
同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この
実施例は、上記第一実施例においてフリップフロップ2
4のセット端子に入力していたセット信号を、エアー噴
射信号に替えて、織機運転信号の立ち上がりエッジに対
して、一定時間tだけ遅らせた信号に置き換えたもの
で、この信号を出すタイマ50をフリップフロップ24
のセット入力端子に接続したものである。織機運転信号
に対するタイマ50の出力信号の遅れ量tは、上記第四
実施例と同様に、噴射エアー圧を定常圧力より高い圧力
に設定する起動圧力設定信号が出されてから、実際にノ
ズル10の圧力が高められ始めるまでの応答遅れを考慮
する。即ち、タイマ50の出力が立ち上がるタイミング
は、上記応答遅れ分だけ、織機起動後最初のエアー噴射
に先立つ所定時期であって、最初のエアー噴射時期には
ノズル10での実際のエアー圧が定常運転圧力より高く
なってしまわない程度の期間、最初のエアー噴射信号よ
り早い時期である。また、起動圧力設定信号から定常圧
力設定信号に切り替えるタイミングは第一実施例と同様
である。
1,図12に基づいて説明する。ここで上述の実施例と
同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この
実施例は、上記第一実施例においてフリップフロップ2
4のセット端子に入力していたセット信号を、エアー噴
射信号に替えて、織機運転信号の立ち上がりエッジに対
して、一定時間tだけ遅らせた信号に置き換えたもの
で、この信号を出すタイマ50をフリップフロップ24
のセット入力端子に接続したものである。織機運転信号
に対するタイマ50の出力信号の遅れ量tは、上記第四
実施例と同様に、噴射エアー圧を定常圧力より高い圧力
に設定する起動圧力設定信号が出されてから、実際にノ
ズル10の圧力が高められ始めるまでの応答遅れを考慮
する。即ち、タイマ50の出力が立ち上がるタイミング
は、上記応答遅れ分だけ、織機起動後最初のエアー噴射
に先立つ所定時期であって、最初のエアー噴射時期には
ノズル10での実際のエアー圧が定常運転圧力より高く
なってしまわない程度の期間、最初のエアー噴射信号よ
り早い時期である。また、起動圧力設定信号から定常圧
力設定信号に切り替えるタイミングは第一実施例と同様
である。
【0027】これによって、カウンタ26の出力が
(H)になるタイミングが、織機起動後の最初のエアー
噴射タイミングに先立つ所定のタイミングでなされ、起
動圧力設定信号もこのカウンタ出力が(H)になると同
時に圧力調整弁に出力され、定常運転時より高い圧力に
設定される。そして、実際にノズル部での圧力は、応答
遅れによりこの設定切り替え時期よりわずかに遅れて圧
力が高まり始め、この時に、織機起動後の最初のエアー
噴射信号が出され、エアー噴射による圧力低下が抑えら
れるものである。尚、カウンタ26には、カウント信号
を入力させるために、上記第一実施例と同様に、エアー
噴射信号をアンド回路30を介してカウンタ26に入力
させている。これによって、圧力調整弁18への圧力設
定信号は、上記第一実施例と同様に、カウンタ26の出
力信号により圧力切替回路28によって、起動圧力設定
信号から定常圧力設定信号に切り替えられる。
(H)になるタイミングが、織機起動後の最初のエアー
噴射タイミングに先立つ所定のタイミングでなされ、起
動圧力設定信号もこのカウンタ出力が(H)になると同
時に圧力調整弁に出力され、定常運転時より高い圧力に
設定される。そして、実際にノズル部での圧力は、応答
遅れによりこの設定切り替え時期よりわずかに遅れて圧
力が高まり始め、この時に、織機起動後の最初のエアー
噴射信号が出され、エアー噴射による圧力低下が抑えら
れるものである。尚、カウンタ26には、カウント信号
を入力させるために、上記第一実施例と同様に、エアー
噴射信号をアンド回路30を介してカウンタ26に入力
させている。これによって、圧力調整弁18への圧力設
定信号は、上記第一実施例と同様に、カウンタ26の出
力信号により圧力切替回路28によって、起動圧力設定
信号から定常圧力設定信号に切り替えられる。
【0028】この実施例によっても、織機起動後の最初
の緯入れ時期までに、ノズル10に供給されるエアー圧
を高く設定するように調整され、しかも、実際の噴射時
には高い圧力になってはいないので、織機起動時におけ
る噴射エアー圧の低下を、応答遅れなく確実に防止する
ことが出来る。なお、上記タイマ50は、織機運転信号
を所定時間遅延させるものであればよく、タイマ以外の
遅延回路を設けても良い。さらに、織機運転信号と織機
停止信号は、その何れか一方をタイマ50又はフリップ
フロップ24に入力させ、他方が入力するフリップフロ
ップ24又はタイマ50には、同じ信号をインバータを
介して入力させても良い。
の緯入れ時期までに、ノズル10に供給されるエアー圧
を高く設定するように調整され、しかも、実際の噴射時
には高い圧力になってはいないので、織機起動時におけ
る噴射エアー圧の低下を、応答遅れなく確実に防止する
ことが出来る。なお、上記タイマ50は、織機運転信号
を所定時間遅延させるものであればよく、タイマ以外の
遅延回路を設けても良い。さらに、織機運転信号と織機
停止信号は、その何れか一方をタイマ50又はフリップ
フロップ24に入力させ、他方が入力するフリップフロ
ップ24又はタイマ50には、同じ信号をインバータを
介して入力させても良い。
【0029】次にこの発明の第六実施例について図1
3,図14に基づいて説明する。ここで上述の実施例と
同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この
実施例は、上記第一実施例においてフリップフロップ2
4のセット端子に入力していたセット信号を、エアー噴
射信号に替えて、織機運転開始ボタン52による運転開
始信号の立ち上がりエッジを、所定時間t1遅延させる
第一タイマ54を介して入力するものである。さらに、
フリップフロップ24のリセット端子には運転開始信号
が直接入力される。また、この運転開始信号は、上記t
1より長いt2時間遅延させるタイマ56に入力され、運
転開始ボタン52を押した後t2時間後に織機運転信号
が図示しない織機のモータ駆動回路に入力されるもので
ある。
3,図14に基づいて説明する。ここで上述の実施例と
同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この
実施例は、上記第一実施例においてフリップフロップ2
4のセット端子に入力していたセット信号を、エアー噴
射信号に替えて、織機運転開始ボタン52による運転開
始信号の立ち上がりエッジを、所定時間t1遅延させる
第一タイマ54を介して入力するものである。さらに、
フリップフロップ24のリセット端子には運転開始信号
が直接入力される。また、この運転開始信号は、上記t
1より長いt2時間遅延させるタイマ56に入力され、運
転開始ボタン52を押した後t2時間後に織機運転信号
が図示しない織機のモータ駆動回路に入力されるもので
ある。
【0030】上記遅延時間t1,t2は、t2−t1が、上
記第四実施例と同様に、定常圧力より高い圧力に設定す
る起動圧力設定信号が出されてから、実際にエアー噴射
ノズル10の圧力が高められ始めるまでの応答遅れを考
慮した期間に設定するものである。即ち、第一タイマ5
4の出力が立ち上がるタイミングは、第二タイマ56の
出力が立ち上がって織機起動後の最初のエアー噴射信号
がでる以前であって、最初のエアー噴射時期にはノズル
部での実際のエアー圧が定常運転圧力より高くなってし
まわない程度早い時期である。また、起動圧力設定信号
から定常圧力設定信号に切り替えるタイミングは、第一
実施例と同様である。
記第四実施例と同様に、定常圧力より高い圧力に設定す
る起動圧力設定信号が出されてから、実際にエアー噴射
ノズル10の圧力が高められ始めるまでの応答遅れを考
慮した期間に設定するものである。即ち、第一タイマ5
4の出力が立ち上がるタイミングは、第二タイマ56の
出力が立ち上がって織機起動後の最初のエアー噴射信号
がでる以前であって、最初のエアー噴射時期にはノズル
部での実際のエアー圧が定常運転圧力より高くなってし
まわない程度早い時期である。また、起動圧力設定信号
から定常圧力設定信号に切り替えるタイミングは、第一
実施例と同様である。
【0031】この実施例によっても、織機起動後の最初
の緯入れ時期までに、エアー噴射ノズルに供給されるエ
アー圧を高く設定するように調整され、しかも、実際の
噴射時には高い圧力になってはいないので、織機起動時
における噴射エアー圧の低下を、応答遅れなく確実に防
止することが出来る。なお、上記タイマ54,56は、
織機運転信号を所定時間遅延させるものであればよく、
タイマ以外の遅延回路等を設けても良い。
の緯入れ時期までに、エアー噴射ノズルに供給されるエ
アー圧を高く設定するように調整され、しかも、実際の
噴射時には高い圧力になってはいないので、織機起動時
における噴射エアー圧の低下を、応答遅れなく確実に防
止することが出来る。なお、上記タイマ54,56は、
織機運転信号を所定時間遅延させるものであればよく、
タイマ以外の遅延回路等を設けても良い。
【0032】尚、この発明が適用される流体噴射式織機
は、空気を噴射して緯入れするものの他、水を噴射して
緯入れするもでも良い。また、織機運転当初の起動圧力
設定信号を定常圧力設定信号に切り替えるタイミング
は、上述のように時間やピック数以外に、緯入れ用ノズ
ルと電磁開閉弁との間に圧力センサを設けて、実際の噴
射圧力が所定の圧力値を越えた時に切り替える用にして
も良い。この所定の圧力値としては、定常圧力設定信号
による定常圧力設定値をそのまま使用するか、あるい
は、これに対して所定のオフセット量だけ加算した値を
使用することができる。また、この発明の緯入れ用ノズ
ルとは、メインノズルの他、経糸開口中に配置されるサ
ブノズルをも包含した意味である。さらに、起動圧力設
定信号を出力する所定の時期は、必ずしも織機起動後の
最初のエアー噴射信号が出力される時点より以前に設定
されなければならないものではなく、織機起動後の初期
のエアー噴射信号が出される時点でも良く、例えば、噴
射エアー圧の低下が大きくならない程度の時点であっ
て、織機起動後の一または複数のエアー噴射信号が出力
された後の時点に設定しても良い。
は、空気を噴射して緯入れするものの他、水を噴射して
緯入れするもでも良い。また、織機運転当初の起動圧力
設定信号を定常圧力設定信号に切り替えるタイミング
は、上述のように時間やピック数以外に、緯入れ用ノズ
ルと電磁開閉弁との間に圧力センサを設けて、実際の噴
射圧力が所定の圧力値を越えた時に切り替える用にして
も良い。この所定の圧力値としては、定常圧力設定信号
による定常圧力設定値をそのまま使用するか、あるい
は、これに対して所定のオフセット量だけ加算した値を
使用することができる。また、この発明の緯入れ用ノズ
ルとは、メインノズルの他、経糸開口中に配置されるサ
ブノズルをも包含した意味である。さらに、起動圧力設
定信号を出力する所定の時期は、必ずしも織機起動後の
最初のエアー噴射信号が出力される時点より以前に設定
されなければならないものではなく、織機起動後の初期
のエアー噴射信号が出される時点でも良く、例えば、噴
射エアー圧の低下が大きくならない程度の時点であっ
て、織機起動後の一または複数のエアー噴射信号が出力
された後の時点に設定しても良い。
【0033】
【発明の効果】この発明の流体噴射式織機の流体圧力制
御方法と装置は、織機起動後の最初の緯入れに際して、
圧力制御手段の制御目標値である圧力設定値を、最初の
緯入れ後所定期間高く設定するようにしたので、織機起
動後の緯入れに際してエアー圧が低下するのを抑えるこ
とが出来、緯入れミスを無くすことが出来る。しかも、
最初の緯入れ時から高く設定されているものではなく、
最初の緯入れ当初は定常圧力であり、緯入れによる圧力
低下を補うように高い圧力に設定されるので、緯糸に無
理な流体圧がかかることもなく、良好な製織が可能なも
のである。また、織機起動後の最初の緯入れ時期に先立
って、ノズルに供給されるエアー圧を高く設定するよう
に調整することにより、織機起動時における噴射エアー
圧の低下を、応答遅れなく確実に防止することが出来
る。
御方法と装置は、織機起動後の最初の緯入れに際して、
圧力制御手段の制御目標値である圧力設定値を、最初の
緯入れ後所定期間高く設定するようにしたので、織機起
動後の緯入れに際してエアー圧が低下するのを抑えるこ
とが出来、緯入れミスを無くすことが出来る。しかも、
最初の緯入れ時から高く設定されているものではなく、
最初の緯入れ当初は定常圧力であり、緯入れによる圧力
低下を補うように高い圧力に設定されるので、緯糸に無
理な流体圧がかかることもなく、良好な製織が可能なも
のである。また、織機起動後の最初の緯入れ時期に先立
って、ノズルに供給されるエアー圧を高く設定するよう
に調整することにより、織機起動時における噴射エアー
圧の低下を、応答遅れなく確実に防止することが出来
る。
【図1】この発明の第一実施例の流体噴射式織機の流体
圧力制御装置のブロック線図である。
圧力制御装置のブロック線図である。
【図2】第一実施例の噴射エアー圧の変化を示すタイム
チャートである。
チャートである。
【図3】第一実施例の流体噴射式織機の流体圧力制御装
置の回路図である。
置の回路図である。
【図4】この発明の第二実施例の流体噴射式織機の流体
圧力制御装置のブロック線図である。
圧力制御装置のブロック線図である。
【図5】第二実施例の流体噴射式織機の流体圧力制御装
置の部分ブロック線図である。
置の部分ブロック線図である。
【図6】この発明の第三実施例の流体噴射式織機の流体
圧力制御装置のブロック線図である。
圧力制御装置のブロック線図である。
【図7】第三実施例の所定カーブ発生器のブロック線図
である。
である。
【図8】第三実施例の噴射エアー圧の変化を示す折れ線
図である。
図である。
【図9】この発明の第四実施例の流体噴射式織機の流体
圧力制御装置の部分ブロック線図である。
圧力制御装置の部分ブロック線図である。
【図10】第四実施例の流体噴射式織機の流体圧力制御
装置の動作を示すタイムチャートである。
装置の動作を示すタイムチャートである。
【図11】この発明の第五実施例の流体噴射式織機の流
体圧力制御装置の部分ブロック線図である。
体圧力制御装置の部分ブロック線図である。
【図12】第五実施例の流体噴射式織機の流体圧力制御
装置の動作を示すタイムチャートである。
装置の動作を示すタイムチャートである。
【図13】この発明の第六実施例の流体噴射式織機の流
体圧力制御装置の部分ブロック線図である。
体圧力制御装置の部分ブロック線図である。
【図14】第六実施例の流体噴射式織機の流体圧力制御
装置の動作を示すタイムチャートである。
装置の動作を示すタイムチャートである。
10 ノズル 18 圧力調整弁 22 圧力制御回路 24 フリップフロップ 26 カウンタ 28 圧力切替回路
Claims (3)
- 【請求項1】 織機の緯入れ用ノズルに供給される緯入
れ用流体の圧力を制御する圧力制御手段を備えた流体噴
射式織機の流体圧力制御方法において、織機起動に際
し、織機の運転開始信号入力後であって織機起動後の初
期の緯入れ前の所定の時期に、上記圧力制御手段の制御
目標である圧力設定値を定常運転時の定常圧力設定値か
らこれよりも高い起動圧力設定値に変更し、その後、緯
入れ用流体圧が定常運転時の流体圧を上回り始める時点
を中心としてこれと相前後した所定の時期に、上記起動
圧力設定値を定常圧力設定値に戻すことを特徴とする流
体噴射式織機の流体圧力制御方法。 - 【請求項2】 上記織機の運転開始信号入力後の所定の
時期は、織機起動後の最初の緯入れ開始時期よりも、圧
力設定値変更後上記ノズル部での圧力が実際に上昇し始
めるまでの応答後れ期間以内の所定期間だけ早い時期に
設定することを特徴とする請求項1記載の流体噴射式織
機の流体圧力制御方法。 - 【請求項3】 織機の緯入れ用ノズルに供給される緯入
れ用流体の圧力を制御する圧力制御手段と、 上記圧力制御手段の圧力設定値を織機の定常運転時用の
圧力設定値にする定常圧力設定信号とこれよりも高めに
設定された起動時用の圧力設定値にする起動圧力設定信
号とが入力し、織機の運転開始信号の入力後であって織
機起動後の初期の緯入れ前の所定の時期に上記圧力制御
手段への出力を上記定常圧力設定信号から上記起動圧力
設定信号に切り替え、織機起動後緯入れ用流体圧が定常
運転時の流体圧を上回り始める時点を中心としてこれと
相前後した所定の時期に、上記圧力制御手段への出力を
上記起動圧力設定信号から上記定常圧力設定信号に切り
替えて出力する圧力切替手段と、 を設けたことを特徴とする流体噴射式織機の流体圧力制
御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25222892A JP2907654B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 流体噴射式織機の流体圧力制御方法と装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25222892A JP2907654B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 流体噴射式織機の流体圧力制御方法と装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0673640A true JPH0673640A (ja) | 1994-03-15 |
| JP2907654B2 JP2907654B2 (ja) | 1999-06-21 |
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ID=17234302
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25222892A Expired - Fee Related JP2907654B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 流体噴射式織機の流体圧力制御方法と装置 |
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|---|---|
| JP (1) | JP2907654B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104562392A (zh) * | 2013-10-29 | 2015-04-29 | 株式会社丰田自动织机 | 用于控制喷气织机内的压缩空气压力的设备 |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP25222892A patent/JP2907654B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2015086476A (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | 株式会社豊田自動織機 | エアジェット織機おける圧縮エア圧力制御装置 |
| BE1022324B1 (fr) * | 2013-10-29 | 2016-03-25 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Appareil pour regler la pression d'air comprime dans un metier a tisser du type a jet d'air |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2907654B2 (ja) | 1999-06-21 |
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