JPH0674090A - エンジンの冷却装置 - Google Patents

エンジンの冷却装置

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Publication number
JPH0674090A
JPH0674090A JP14937193A JP14937193A JPH0674090A JP H0674090 A JPH0674090 A JP H0674090A JP 14937193 A JP14937193 A JP 14937193A JP 14937193 A JP14937193 A JP 14937193A JP H0674090 A JPH0674090 A JP H0674090A
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JP
Japan
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cooling water
cylinder
passage
dead center
cooling
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Pending
Application number
JP14937193A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Tateishi
哲也 立石
Tadaatsu Kagawa
忠温 香川
Hidefumi Fujimoto
英史 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダライナー9の周方向の温度分布の均
一化を図る。 【構成】 エンジンの各気筒ごとに、シリンダライナー
9の外壁面とシリンダブロック内壁面4aとによって円
筒状に形成された独立の冷却水通路1が設けられてい
る。この冷却水通路1の冷却水流入口2及び冷却水流出
口3は気筒の軸心を間において互いに対向する位置に配
置されている。上記冷却水通路1における冷却水流入口
2と冷却水流出口3との中間点から冷却水流出口3まで
の間に狭路部8が設けられている。 【効果】上記狭路部8において冷却水の流速が高くなる
ため、シリンダライナー9の上記中間点から冷却水流出
口3に至る部位の冷却効率が高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの冷却装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】エンジンのシリンダライナー外壁面とシ
リンダブロック内壁面とによって形成されるシリンダラ
イナーの冷却水通路を、各気筒ごとの冷却のバラツキを
少なくし安定したエンジン出力を得るために気筒ごとに
独立させる、という技術は知られている。
【0003】また、図22において概要を例示するよう
に、エンジンaはシリンダブロックb、シリンダヘッド
c、クランクケースd、給排気部e及び冷却水ポンプf
等がそれぞれレイアウトされている。
【0004】冷却水通路における冷却水流入口と冷却水
流出口との各位置は、冷却水通路に冷却水を充満させる
ときの便益及び上記シリンダブロックbとシリンダヘッ
ドcとを緊締するボルトの位置を避けて冷却水ポンプf
を設置する便益等を考慮して、冷却水入口はシリンダブ
ロックの下死点側に、冷却水出口はシリンダブロックの
上死点側にそれぞれ配設することが有利とされている。
【0005】ところで、上記したようなシリンダライナ
ーの冷却水通路を流通する冷却水のフローパターンは、
冷却水通路の平面図と冷却水通路の展開図とを組合わせ
た図17のフローパターン図に示すように、冷却水流入
口gから冷却水通路hに流入する冷却水の主流はシリン
ダライナーの下死点側(下層)を通り冷却水流出口iか
ら排出されるように流れている。尚、図23においてm
は冷却水の停留ゾーン、vは冷却水の高速流通部であ
る。
【0006】そのため、冷却水の主流の流れに伴なって
冷却に貢献する熱伝達も、図24の熱伝達の分布状態図
に示すように、冷却水流入口g付近及び冷却水通路hの
シリンダライナーの下死点側で良熱伝達ゾーンjとな
り、冷却水流入口(0度位置)と冷却水流出口(180
度位置)との中間点(90度位置)からおよそ150度
位置までの範囲は低熱伝達ゾーンkとなっている。この
低熱伝達ゾーンkは、上記冷却水の停留ゾーンmの発生
及び冷却水のシリンダライナー外壁面からの剥離(冷却
水の流れが当該外壁面から離れた位置に生ずること)を
によって生ずるものである。
【0007】また、上記冷却水のフローパターンに基づ
く熱伝達率の集約的な動向をシリンダライナーの断面方
向に見た場合には、代表的な熱伝達率の分布を表わす図
25に示すように、冷却水流入口と冷却水流出口との中
間点から上記冷却水流出口までの間、特に90度位置と
150度位置との間の範囲で、冷却水は上記したように
停留ゾーンを発生すること及びシリンダライナー外壁面
から剥離することによって熱伝達率が大きく低下し、低
熱伝達ゾーンkを形成していることが分かる。また、シ
リンダライナーの上死点側の冷却を効率よく行うため
に、シリンダヘッド側冷却水通路とシリンダブロック側
冷却水通路とを個別の二系統とすると共にシリンダライ
ナーの上死点側の冷却をシリンダヘッド側冷却水通路に
よって行うことが、実開昭61−57124号公報によ
って提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷却水通路内に
おける冷却水は上記のような挙動をとることによって、
冷却水流入口と冷却水流出口との中間点である90度位
置以後の後半部分において冷却水による熱の放散性は大
巾に低下し上記部分でのシリンダライナーの冷却性能が
悪化する。そのため、シリンダライナーの上死点側にお
いては冷却水流入口と冷却水流出口との中間点の前半部
と後半部とで温度差を生ずるのでシリンダライナーの周
方向の冷却は不均一となる。その結果、シリンダライナ
ーは熱変形を起し、或いはノッキングによる性能の悪化
を招く等の問題点があった。
【0009】また、実開昭61−57124号公報に開
示されている冷却水通路機構では、シリンダヘッド側冷
却水通路に導入される冷却水は複数の気筒を一括して冷
却するものであるから、各シリンダライナーごとの冷却
はバラツキを生じ、さらに、冷却水の流通状態により個
々のシリンダライナーにおいても周方向の冷却は均一に
行うことが困難となる懸念がある。
【0010】また一方、多気筒エンジンにあっては、相
隣る気筒間の部位は当該両気筒から熱が伝わるととも
に、外部への放熱が少なくなるため、反気筒間側(気筒
列方向の端面側)の部位よりも高温になり易い。このた
め、上記気筒列方向の端部に位置する気筒は、そのシリ
ンダライナーの周方向の温度分布が他の気筒よりも不均
一になって、シリンダライナーの熱変形やノッキングの
問題がより顕著になってくる。
【0011】上記に鑑みて、本発明は、冷却水通路が気
筒ごとに独立して設けられているエンジンの冷却水通路
における、シリンダライナー外壁面からの冷却水の剥離
及び冷却水の停留ゾーンの発生等を抑止することによっ
てシリンダライナーの上死点側の冷却を周方向全体にわ
たって均一に行うことができるエンジンの冷却水装置と
することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記したような課題を解
決するため、請求項1の発明は、気筒ごとに独立に設け
られる冷却水通路における冷却水流入口と冷却水流出口
との中間点よりも後半部となる領域において、冷却水の
流速を高めることによって冷却性能を向上させ、上記領
域でのシリンダライナーの冷却を促進しようとするもの
である。
【0013】なお、当該発明において、上記中間点は、
上記90度の位置のみを意味するのではなく、その前後
にずれた位置であってもよい。また、シリンダライナー
外壁面に関しては、湿式の場合はシリンダライナー自体
の外周面が当該外壁面を構成するが、乾式の場合は当該
シリンダライナーが嵌められたシリンダブロックのライ
ナー嵌着部の外周面が当該外壁面を構成する。これらの
点は他の請求項の発明においても同様である。
【0014】具体的には、請求項1の発明の講じた解決
手段は、シリンダライナー外壁面とシリンダブロック内
壁面とによって形成される円筒状の冷却水通路が気筒ご
とに独立して設けられ、該冷却水通路の冷却水流入口及
び冷却水流出口は気筒の軸心に関して互いに略対向する
位置に、つまり、上記気筒の軸心を間において相対する
ように設けられ、上記冷却水通路における上記冷却水流
入口と冷却水流出口との中間点から上記冷却水流出口ま
での間に他の部分よりも通路巾が狭い狭路部が設けられ
ている点に特徴がある。
【0015】また、請求項2の発明は、シリンダブロッ
クに施される簡便な加工によって、上記冷却水通路内の
所要部に狭路部を形成しようとするものであって、具体
的には、請求項1の構成において、上記狭路部が、上記
シリンダブロック内壁面に上記冷却水通路内に膨出する
ように設けられ上死点側から下死点側へ向って延びる膨
出部によって形成されている点に特徴がある。
【0016】また、請求項3の発明は、上記冷却水通路
内に形成される狭路部の巾をシリンダライナーの上死点
側と下死点側とで変えることによって、上死点側を流通
し得る冷却水の水量を増加させようとするものであっ
て、具体的には、請求項2の構成において、上記膨出部
が、上死点側よりも下死点側の方が膨出量が大きくなる
ように形成されている点に特徴がある。
【0017】また、請求項4の発明は、シリンダライナ
ーから冷却水への放熱性を部分的に異なるものにするこ
とによって、冷却水通路における冷却水流入口と冷却水
流出口との中間点から後半の領域に対向するシリンダラ
イナー上死点側の冷却を容易とし、これにより周方向の
冷却性能を均一化しようとするものである。
【0018】具体的には、請求項4の発明の講じた解決
手段は、シリンダライナー外壁面とシリンダブロック内
壁面とによって形成される円筒状の冷却水通路が気筒ご
とに独立して設けられ、該冷却水通路の冷却水流入口及
び冷却水流出口は気筒の軸心に関して互いに略対向する
位置に設けられ、上記シリンダライナーには、上記冷却
水通路における上記冷却水流入口と冷却水流出口との中
間点から上記冷却水流出口までの領域の部分に他の部分
よりも放熱性が大きい放熱部が設けられている点に特徴
がある。
【0019】また、請求項5の発明は、冷却水通路の冷
却水流入口と冷却水流出口との中間点から後半の領域に
おいて冷却水に乱流を発生させ、この乱流を冷却水通路
の上死点側端部を流通する冷却水と干渉させることによ
って冷却性能を高めようとするものである。
【0020】具体的には、請求項5の発明の講じた解決
手段は、シリンダライナー外壁面とシリンダブロック内
壁面とによって形成される円筒状の冷却水通路が気筒ご
とに独立して設けられ、該冷却水通路の冷却水流入口及
び冷却水流出口は気筒の軸心に関して互いに略対向する
位置に設けられていて、上記冷却水通路における上記冷
却水流入口と冷却水流出口との中間点から上記冷却水流
出口までの領域に、上記冷却水通路の冷却水に乱流を発
生させる乱流発生部が設けられている点に特徴がある。
【0021】また、請求項6の発明は、冷却水通路の冷
却水流入口と冷却水流出口との中間点から後半の領域に
おいて、シリンダライナーの上死点側と下死点側との央
部を流通する冷却水の主流を上死点側に向って誘導し、
該上死点側を流通する冷却水と合流せしめることによっ
て、上記領域での上死点側の流量を増加させ、これによ
り、冷却性能を高めようとするものである。
【0022】具体的には、請求項6の講じた解決手段
は、シリンダライナー外壁面とシリンダブロック内壁面
とによって形成される円筒状の冷却水通路が気筒ごとに
独立して設けられ、該冷却水通路の冷却水流入口及び冷
却水流出口は気筒の軸心に関して互いに略対向する位置
に設けられ、上記冷却水通路における上記冷却水流入口
と冷却水流出口との中間点から上記冷却水流出口までの
領域の上死点側と下死点側との央部に、上記冷却水通路
を流通する冷却水を上死点側へ誘導する冷却水誘導部が
設けられている点に特徴がある。
【0023】請求項7の発明は、気筒列方向の端部に配
置されている気筒の冷却水通路に関し、適切な通路抵抗
を設けることによってシリンダライナーの気筒間側の冷
却性能を改善するものである。
【0024】具体的には、請求項7の発明の講じた手段
は、請求項1乃至請求項6の各発明において、気筒列方
向の端部に配置されている気筒の冷却水通路の冷却水流
入口と冷却水流出口とは、気筒列方向と交差する方向に
おいて互いに略対向するように設けられていて、上記冷
却水通路に、上記冷却水流入口から隣の気筒との間を通
って上記冷却水流出口に至る気筒間側径路を流れる冷却
水量の方が、上記冷却水流入口から上記隣の気筒とは反
対側に回って上記冷却水流出口に至る反気筒間側径路を
流れる冷却水量よりも多くなるよう、通路抵抗が設けら
れている点に特徴がある。
【0025】
【作用】請求項1の発明においては、冷却水通路におけ
る冷却水流入口と冷却水流出口との中間点から上記冷却
水流出口までの領域に狭路部が設けられているため、こ
の狭路部においては冷却水の剥離の問題が少なくなると
ともに、冷却水の流速が高まるので、上記シリンダライ
ナーの上記中間点(例えば略90度位置)から後半部に
おける冷却性能は向上する。
【0026】また、請求項2〜3の発明においては、冷
却水通路の狭路部はシリンダブロック内壁面に設けられ
る膨出部によって形成されるため、狭路部の幅の選択に
よって冷却水の流速を所要値に設定することが容易にな
る。
【0027】また、請求項3の発明の場合、上記狭路部
はシリンダライナーの上死点側よりも下死点側の方が狭
くなるため、上記領域の上死点側を流通する冷却水流量
が他の領域に比べて増すので、シリンダライナーの上記
後半部の上死点側の冷却性能はより向上する。
【0028】また、狭路部を形成するためにシリンダブ
ロック内壁面に設けられる膨出部はシリンダブロック内
壁面において上死点側から下死点側方向へ延びて設けら
れるので補強リブとしても機能する。
【0029】また、請求項4の発明の場合、冷却水通路
の冷却水流入口と冷却水流出口との中間点から上記冷却
水流出口までの領域のシリンダライナー部分は、他の部
分よりも放熱性が大となされているため、この部分では
シリンダライナーから冷却水への伝熱量が他よりも多く
なり、この部分の冷却性能は向上する。
【0030】また、請求項5の発明の場合、冷却水通路
における冷却水流入口と冷却水流出口との中間点から上
記冷却水流出口までの領域に乱流発生部が設けられてい
るため、上記領域で生じた冷却水の乱流によって、温度
が低い冷却水と温度が高い冷却水とが混ざり合い、冷却
水に局部的に温度が高い部位を生ずることが防止される
ので、上記後半部の冷却性能が向上する。
【0031】また、請求項6の発明の場合、冷却水通路
における冷却水流入口と冷却水流出口との中間点から上
記冷却水流出口までの領域の上死点側と下死点側との央
部に冷却水誘導部が設けられているため、上記央部を流
通する冷却水の主流は上死点側へ向って誘導され、上記
冷却水通路の上死点側の端部を流通する高温の冷却水と
合流するので、該上死点側の冷却水の温度上昇が抑えら
れるとともに、当部位での冷却水流量が増加し、また、
上死点側の冷却水停留ゾーンも少なくなり、上記後半部
の上死点側での冷却性能は向上する。
【0032】請求項7の発明の場合、気筒列方向の端部
に配置されている気筒の冷却水通路においては、気筒間
側径路の方に反気筒間側径路よりも冷却水が多く流れる
ように冷却水通路抵抗が設けられているから、シリンダ
ライナーは気筒間側の方がより冷却効率が高くなり、そ
の気筒間側と反気筒間側とで大きな温度差を生ずること
が防止される。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0034】本発明に係るエンジンの冷却装置において
は、シリンダライナー外壁面とシリンダブロック内壁面
とによって形成される円筒状の冷却水通路は気筒ごとに
独立して設けられており、上記冷却水通路の冷却水流入
口と冷却水流出口とは気筒の軸心に関して互いに略対向
する位置に配設されている。
【0035】実施例ではこのような冷却水通路のシリン
ダライナー周方向の温度分布を均一化するために、上記
冷却水通路の上記冷却水流入口と冷却水流出口との中間
点から上記冷却水流出口までの間の領域に対向するシリ
ンダライナーの上死点側における冷却性能を向上させる
ものであって、以下の方策によってその目的を達してい
る。
【0036】(A) 上記上死点側における冷却水の流
速を速くし且つシリンダライナーからの剥離を防止す
る。
【0037】(B) 上記上死点側におけるシリンダラ
イナーの熱の放散を良くする。
【0038】(C) 上記上死点側における冷却水に乱
流を発生させることによって冷却性能を良くする。
【0039】(D) 上記上死点側に他部分を流通する
冷却水を誘導し流量を増加させることによって冷却性能
を良くする。
【0040】上記した各方策は、冷却水通路における冷
却水流入口と冷却水流出口との中間点である略90度位
置から冷却水流出口である180度位置までの領域、ま
たは該領域に対向する部分、特に上記略90度位置から
150度位置までの範囲において講じられることが好ま
しい。
【0041】(実施例1)この実施例1のものは、図1
〜2に示すように、冷却水通路1の冷却水流入口2から
冷却水流出口3までの間の略90度位置Q〜150度位
置Rの範囲においてシリンダブロック内壁面4aに、そ
の上死点側5から下死点側6に達する膨出部7を設ける
ことによって狭路部8を形成したものとなっている。
【0042】この狭路部8を流通する冷却水は流速が速
くなることによって、シリンダライナー9における略9
0度位置Q〜150度位置Rの範囲の上死点側5の冷却
性能を向上させている。
【0043】また、膨出部7は上死点側5よりも下死点
側6の方の膨出量を大きくすることによって上死点側5
の方を流通する冷却水の水量を増加させることが可能と
なるので上記範囲の上死点側5の冷却性能をより向上さ
せることができ有利な構成となる。
【0044】(実施例2)この実施例2のものは、図3
に示すように、冷却水通路1の冷却水流入口2から冷却
水流出口3までの間の略90度位置Q〜150度位置R
の範囲に対向するシリンダライナー9の部分に、放熱部
としての薄肉部10が設けられたものとなっている。
【0045】この薄肉部10はシリンダライナー外壁面
9aの上死点側から下死点側へ向って設けられており、
少なくとも上死点側が薄肉となるように形成されてい
る。これにより、シリンダライナー9における上記略9
0度位置Q〜150度位置Rの範囲の上死点側の部分で
は、他の部分に比べてシリンダライナー9内の熱はシリ
ンダライナー外壁面9aに迅速に伝達され冷却水によっ
て効果的に放散せしめられるので、シリンダライナー9
の上記部分の放熱性は良くなり冷却性能は向上する。
【0046】また、この実施例2の変形例として、シリ
ンダライナー9の上記部分の放熱性を高める放熱部とし
ての上記薄肉部10の形成に代えて、高熱伝達部とする
ことができる。この変形例はシリンダライナー9におけ
る上記部分に限って、他の部分よりも熱伝達率の高い材
料が用いられることによってシリンダライナー9におけ
る放熱部が形成されている。
【0047】この変形例における高熱伝達部は、シリン
ダライナー外壁面9a側に母材と置換して設けることも
可能であるし、シリンダライナー9の壁体内に埋没させ
て設けることも可能である。
【0048】(実施例3)この実施例3のものは、図4
〜5に示すように、冷却水通路1における冷却水流入口
2から冷却水流出口3までの間の略90度位置Q〜15
0度位置Rの範囲において、冷却水通路1を流通する冷
却水に乱流11を発生させる乱流発生部12が設けられ
たものとなっている。
【0049】この乱流発生部12は、冷却水通路1内に
突出するように、シリンダブロック内壁面4aにおける
略90度位置Q〜150度位置Rの範囲内の上死点側5
寄りに設けられ、上死点側から下死点側へ延びる連続突
出部12aによって構成されている。したがって、連続
突出部12aと上死点側5との間は冷却水の流通を許容
する間隔が保持されており、さらに連続突出部12aの
突出長さは冷却水に効果的な乱流を発生させるために、
その先端が殆どシリンダライナー外壁面9aに達する程
度の長さになされていることが好ましい。
【0050】かくして、例えば連続突出部12aから構
成される乱流発生部12によって冷却水通路1内を流通
する冷却水中に発生した乱流11は、上死点側端部を流
通する冷却水と干渉し合って図5の展開図に示されるよ
うな渦流状のフローパターンとなるため、シリンダライ
ナー9の上記冷却水流入口2から略90度位置Q〜15
0度位置Rの範囲の上死点側での冷却性能は向上するの
である。
【0051】また、図6〜7に示されているのはこの実
施例3における第1変形例であって、上記乱流発生部1
2を構成する連続突出部12aに代えて断続突出部12
bとなされたものである。
【0052】この実施例3の第1変形例における断続突
出部12bは、上記連続突出部12aが適当数のノッチ
12eによって分断されたものとなっている。これによ
り、この断続突出部12bでは複数のノッチ12e各々
に冷却水が流通し、狭いノッチ12e部を流通した冷却
水は発生する乱流をより複雑にする働きをする。
【0053】したがって、ノッチ12eを有する断続突
出部12bは冷却水の渦流状の挙動を付勢することによ
って、シリンダライナー9の上記冷却水流入口2から略
90度位置Q〜150度位置Rの範囲の上死点側での冷
却性能をより向上させる。
【0054】また、図8〜9に示されているのはこの実
施例3における第2変形例であって、上記乱流発生部1
2を構成する上死点側から下死点側へ向って延びる断続
突出部12bに代えて周方向へ延びる横並びの断続突出
部12cとなされたものである。
【0055】この実施例3の第2変形例における横並び
の断続突出部12cは、上記連続突出部12aが適当数
のノッチ12eによって分断されると共に横並びとされ
たものとなっている。これにより、この横並びの断続突
出部12cでも複数のノッチ12e各々には冷却水が流
通し、狭いノッチ12e部を流通した冷却水は発生する
乱流をより複雑とする働きをする。
【0056】したがって、ノッチ12eを有する断続突
出部12cは冷却水の渦流状の挙動を付勢することによ
って、シリンダライナー9の上記冷却水流入口2から略
90度位置Q〜150度位置Rの範囲の上死点側での冷
却性能をより向上させる。
【0057】また、この実施例3では、図10〜11に
示すように、乱流発生部12としての連続突出部12a
及び断続突出部12b,12cに代えて、冷却水通路1
を形成するシリンダブロック内壁面4a及びシリンダラ
イナー外壁面9aのうちの少なくとも一方に設けられる
凹凸形成部12dが使用される第3変形例とすることが
できる。
【0058】この実施例3における第3変形例のもの
は、冷却水通路1における冷却水流入口2から冷却水流
出口3までの略90度位置Q〜150度位置Rの範囲に
おいて、上記乱流発生部12としての凹凸形成部12d
がシリンダブロック内壁面4aに設けられ上死点側5か
ら下死点側6へ延びている。
【0059】したがって、この実施例3における第3変
形例のものは冷却水通路1内の上記略90度位置Q〜1
50度位置Rの範囲に限って、上死点側5から下死点側
6へ延びる凸部と凹部とが交番して設けられることにな
るので、冷却水通路1内を主流となって流通する冷却水
は流れが乱され、さらに上死点側の端部を流通する冷却
水と向流して乱流11を発生するため、図11の展開図
に示されるような渦流状態が広く分布したフローパター
ンとなる。
【0060】これにより、シリンダライナー9の上記冷
却水流入口2から略90度位置Q〜150度位置Rの範
囲の上死点側での冷却性能は向上するのである。
【0061】尚、上記第3変形例では乱流発生部12と
しての凹凸形成部12dはシリンダブロック内壁面4a
に設けられているが、凹凸形成部12dはシリンダライ
ナー外壁面9aに設けてもよく或いは両者にそれぞれ設
けてもよいことはいうまでもない。
【0062】(実施例4)この実施例4のものは、図1
2〜13に示すように、冷却水通路1における冷却水流
入口2から冷却水流出口3までの間の略90度位置Q〜
150度位置Rの範囲内において、冷却水通路1の上死
点側5と下死点側6との間の央部に、該央部を流通する
冷却水の主流を上死点側5へ向って誘導する冷却水誘導
部13が設けられたものとなっている。
【0063】この冷却水誘導部13は冷却水通路1内に
突出し、その上部が冷却水の下流側に傾斜するようにシ
リンダブロック内壁面4aに設けられている。したがっ
て、冷却水誘導部13の上端部と冷却水通路1の上死点
側5との間及び冷却水誘導部13の下端部と冷却水通路
1の下死点側6との間はいずれも冷却水の流通が許容さ
れる間隔が保持されている。
【0064】かくして、冷却水通路1内の央部及び下死
点側寄りを流通する冷却水は、この冷却水誘導部13に
よって冷却水通路1の上死点側5へ向って誘導され、上
死点側の端部を流通する冷却水と合流することによっ
て、上記略90度位置Q〜150度位置の範囲の上死点
側の流量は増加すると共にこの領域における流速も向上
する。さらに、冷却水が上死点側へ向って誘導されるこ
とによって、上記した冷却水の停留ゾーンも解消させる
ことができる。
【0065】その結果、冷却水は図13の展開図に示さ
れるような上死点側へ誘導されるフローパターンとなる
ため、シリンダライナー9の上記冷却水流入口2から略
90度位置Q〜150度位置Rの範囲の上死点側での冷
却性能は向上するのである。
【0066】また、図14〜15に示されているのは、
この実施例4における変形例であって、上部が冷却水の
下流側に傾斜するようにシリンダブロック内壁面4aに
設けられた冷却水誘導部13に代えて、シリンダライナ
ー9の軸線に平行するようにシリンダブロック内壁面4
aに設けた軸線方向の冷却水誘導部13aとしたもので
ある。
【0067】このような軸線方向の冷却水誘導部13a
が用いられる変形例のものも、上記図12〜13に示さ
れる実施例4のものと変らぬ冷却水の誘導機能と冷却水
の停留ゾーンを解消させる機能とを具有している。
【0068】さらに、この変形例における冷却水誘導部
13aとすることは、冷却水誘導部3aがシリンダライ
ナー9の軸線方向を指向することによってシリンダブロ
ックの鋳造方案上多大の便益が得られるので産業上の利
用性は高い。
【0069】(実施例5)本例は図16に示されてお
り、同図は6気筒のV型エンジンの片側バンクを表わし
たものである。当該バンクには気筒21〜23の列方向
に沿ってその片側にウォータギャラリー24が設けら
れ、該ギャラリー24の一端にウォータポンプからの冷
却水が流入する流入口25が開口している。
【0070】上記気筒21〜23の各冷却水通路1の冷
却水流入口2は上記ウォータギャラリー24に開口して
いて、該冷却水流入口2と冷却水流出口3とは気筒列方
向と交差(本例では直交)する方向において略対向する
ように設けられている。そして、上記冷却水通路1を構
成するシリンダブロック内壁面4aの上死点から下死点
にわたる部位には、実施例1のものと同様の冷却水通路
1内に膨出した膨出部が設けられて狭路部8が形成され
ている。
【0071】すなわち、上記3つの気筒のうち気筒列方
向の両端に位置する気筒21,23の各冷却水通路1で
は、上記冷却水流入口2から中央の気筒22側に回って
上記冷却水流出口3に至る気筒間側の径路1aには、上
述の略90度の位置から冷却水流出口3に至る膨出部2
7aが設けられている。これに対して、上記冷却水流入
口2から中央の気筒22とは反対側に回って上記冷却水
流出口3に至る反気筒間側の径路1bには、当該冷却水
流入口2から50〜60度の位置から冷却水流出口3に
至る相対的に周方向に長い膨出部27bが設けられてい
る。
【0072】このように、上記相対的に短い膨出部27
aと長い膨出部27bとの存在により、反気筒間側径路
1bの方が気筒間側径路1aよりも冷却水流の通路抵抗
が大きくなっていて、上記気筒間側の径路1aの方に反
気筒間側の径路1bよりも冷却水が多く流れるように構
成されている。
【0073】中央の気筒22の冷却水通路1には上記短
い膨出部27a,27aが形成されていて、その気筒2
1側の径路と気筒23側の径路とでは冷却水流量に差を
生じないように構成されている。
【0074】従って、本例の場合は、実施例1と同様の
作用効果が得られるとともに、両端の気筒21,23の
冷却水通路1では気筒間側に多量の冷却水が流れるた
め、シリンダライナー9の気筒間側の部位の冷却に有利
になり、反気筒間側の部位と気筒間側の部位とに温度差
を生ずることを防止することができる。
【0075】また、上記気筒21,23の冷却水通路1
に関して、その冷却水流入口2を図16に1点鎖線で示
す位置(気筒間側へ20〜30度ずれた位置)2Aにオ
フセット配置することによって、気筒間側に冷却水が多
く流れるようにしてもよい。この場合、上記気筒間側径
路1aの冷却水流量の反気筒間側径路1bの冷却水流量
に対する比は上記冷却水流入口2のオフセット量によっ
て図17に示すように変化する。これから、当該オフセ
ットの効果が理解できる。
【0076】図18及び図19には、上述の如きウォー
タギャラリー24の配置例が乾式ライナーの例で示され
ている。すなわち、図18はウォータギャラリー24を
下死点側に配置したものであり、図19は当該ギャラリ
ー24を上死点側に配置したものである。当該ギャラリ
ー24を上死点側に配置した場合には、シリンダライナ
ー9の上死点側の冷却に有利になる。
【0077】(実施例6)本例は実施例5の変形例であ
って図20に示されており、冷却水流の通路抵抗となる
縦リブをシリンダブロック内壁面に設けて反気筒間側径
路1bよりも気筒間側径路1aの方に冷却水が多く流れ
るようにしたものである。
【0078】すなわち、上記気筒間側及び反気筒間側の
両径路1a,1bにおける冷却水流入口2から上述の略
90度の位置に至る間の各々には、長さが漸次大きくな
った数本の縦リブ31〜34,35〜38が設けられて
いる。そして、反気筒間側径路1bに配置されている各
縦リブ35〜38は、気筒間側径路1aの対応する各縦
リブ31〜34の各々よりもその長さが長く形成されて
いる。
【0079】従って、本例の場合、反気筒間側径路1b
の縦リブ35〜38の方が気筒間側径路1aの縦リブ3
1〜34よりも冷却水流に対して大きな通路抵抗を与え
るから、冷却水は気筒間側径路1aの方を多く流れるこ
とになる。
【0080】なお、図示は省略するが、上記核径路1
a,1bにおける上述の略90度の位置から冷却水流出
口3に至る間には実施例1のものと同様の膨出部が設け
られている。この点は次の実施例7においても同様であ
る。
【0081】(実施例7)本例は、実施例6の変形例で
あって図21に示されており、上記気筒間側及び反気筒
間側の両径路1a,1bの縦リブ41〜44,45〜4
8のうち、各々の最も冷却水流入口2に近い部位に配置
された縦リブ41,45は前者の方が後者よりも短く形
成されている点に特徴がある。
【0082】従って、本例の場合、反気筒間側径路1b
の縦リブ45の方が気筒間側径路1aの縦リブ41より
も冷却水流に対して大きな通路抵抗を与えるから、冷却
水は気筒間側径路1aの方を多く流れることになる。
【0083】
【発明の効果】請求項1〜6に係るエンジンの冷却装置
によると、気筒ごとに独立に設けられた冷却水通路の冷
却水流入口及び冷却水流出口は気筒の軸心に関して互い
に略対向する位置に設けられており、上記冷却水通路に
おける上記冷却水流入口と冷却水流出口との中間点から
上記冷却水流出口までの領域に狭路部、乱流発生部又は
冷却水誘導部が設けられ、或いはシリンダライナーにお
ける上記領域に対向する部分に放熱部が設けられている
ため、上記領域の上死点側での冷却不足は解消されるの
で、シリンダライナー周方向の温度分布は均一化する。
したがって、シリンダライナーの熱変形は防止され、ノ
ッキングによる性能の悪化は防止される。
【0084】また、請求項7に係るエンジンの冷却装置
によると、さらに、気筒列方向の端部に配置されている
気筒の冷却水通路には、気筒間側径路の方に反気筒間側
径路よりも冷却水が多く流れるように冷却水通路抵抗が
設けられているから、シリンダライナーの気筒間側と反
気筒間側とで大きな温度差を生ずることが防止され、上
記熱変形、ノッキングによる性能の悪化の防止に有利に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例1の平断面図である。
【図2】上記実施例1の斜視図である。
【図3】本発明における実施例2の平断面図である。
【図4】本発明における実施例3の斜視図である。
【図5】上記実施例3の展開図である。
【図6】上記実施例3の第1変形例の斜視図である。
【図7】上記第1変形例の展開図である。
【図8】上記実施例3の第2変形例の斜視図である。
【図9】上記第2変形例の展開図である。
【図10】上記実施例3の第3変形例の平断面図であ
る。
【図11】上記第3変形例の展開図である。
【図12】本発明における実施例4の斜視図である。
【図13】上記実施例4の展開図である。
【図14】上記実施例4の変形例の斜視図である。
【図15】上記変形例の展開図である。
【図16】本発明における実施例5の横断面図である。
【図17】冷却水流入口のオフセット角度と気筒間側径
路及び反気筒間側径路の流量比との関係を示すグラフ図
である。
【図18】ウォータギャラリーが下死点側に配置されて
いる例を示す縦断面図である。
【図19】ウォータギャラリーが上死点側に配置されて
いる例を示す縦断面図である。
【図20】本発明における実施例6の斜視図である。
【図21】本発明における実施例7の斜視図である。
【図22】エンジンのレイアウトを例示する正面図であ
る。
【図23】従来例の冷却水のフローパターンである。
【図24】従来例における熱伝達の状態を示す斜視図で
ある。
【図25】従来例の代表的な熱伝達率の変化を示すチャ
ート図である。
【符号の説明】
Q 90度位置 R 150度位置 1 冷却水通路 1a 気筒間側径路 1b 反気筒間側径路 2 冷却水流入口 3 冷却水流出口 4 シリンダブロック 4a シリンダブロック内壁面 5 上死点側 6 下死点側 7,27a,27b 膨出部 8 狭路部 9 シリンダライナー 9a シリンダライナー外壁面 10 薄肉部 12 乱流発生部 13 冷却水誘導部 21〜23 気筒 31〜38,41〜48 縦リブ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダライナー外壁面とシリンダブロ
    ック内壁面とによって形成される円筒状の冷却水通路が
    気筒ごとに独立して設けられ、該冷却水通路の冷却水流
    入口及び冷却水流出口は気筒の軸心に関して互いに略対
    向する位置に設けられ、上記冷却水通路における上記冷
    却水流入口と冷却水流出口との中間点から上記冷却水流
    出口までの間に他の部分よりも通路巾が狭い狭路部が設
    けられていることを特徴とするエンジンの冷却装置。
  2. 【請求項2】 上記狭路部は、上記シリンダブロック内
    壁面に上記冷却水通路内に膨出するように設けられ上死
    点側から下死点側へ向って延びる膨出部によって形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの
    冷却装置。
  3. 【請求項3】 上記膨出部は、上死点側よりも下死点側
    の方が膨出量が大きくなるように形成されていることを
    特徴とする請求項2に記載のエンジンの冷却装置。
  4. 【請求項4】 シリンダライナー外壁面とシリンダブロ
    ック内壁面とによって形成される円筒状の冷却水通路が
    気筒ごとに独立して設けられ、該冷却水通路の冷却水流
    入口及び冷却水流出口は気筒の軸心に関して互いに略対
    向する位置に設けられ、上記シリンダライナーには、上
    記冷却水通路における上記冷却水流入口と冷却水流出口
    との中間点から上記冷却水流出口までの領域の部分に他
    の部分よりも放熱性が大きい放熱部が設けられているこ
    とを特徴とするエンジンの冷却装置。
  5. 【請求項5】 シリンダライナー外壁面とシリンダブロ
    ック内壁面とによって形成される円筒状の冷却水通路が
    気筒ごとに独立して設けられ、該冷却水通路の冷却水流
    入口及び冷却水流出口は気筒の軸心に関して互いに略対
    向する位置に設けられ、上記冷却水通路における上記冷
    却水流入口と冷却水流出口との中間点から上記冷却水流
    出口までの領域に、上記冷却水通路の冷却水に乱流を発
    生させる乱流発生部が設けられていることを特徴とする
    エンジンの冷却装置。
  6. 【請求項6】 シリンダライナー外壁面とシリンダブロ
    ック内壁面とによって形成される円筒状の冷却水通路が
    気筒ごとに独立して設けられ、該冷却水通路の冷却水流
    入口及び冷却水流出口は気筒の軸心に関して互いに略対
    向する位置に設けられ、上記冷却水通路における上記冷
    却水流入口と冷却水流出口との中間点から上記冷却水流
    出口までの領域の上死点側と下死点側との央部に、上記
    冷却水通路を流通する冷却水を上死点側へ誘導する冷却
    水誘導部が設けられていることを特徴とするエンジンの
    冷却装置。
  7. 【請求項7】 気筒列方向の端部に配置されている気筒
    の冷却水通路の冷却水流入口と冷却水流出口とは、気筒
    列方向と交差する方向において互いに略対向するように
    設けられていて、上記冷却水通路に、上記冷却水流入口
    から隣の気筒との間を通って上記冷却水流出口に至る気
    筒間側径路を流れる冷却水量の方が、上記冷却水流入口
    から上記隣の気筒とは反対側に回って上記冷却水流出口
    に至る反気筒間側径路を流れる冷却水量よりも多くなる
    よう、通路抵抗が設けられている請求項1乃至請求項6
    のいずれか一に記載のエンジンの冷却装置。
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