JPH067458A - 二室モードでヒステリシス機能を有する植込形ペースメーカ - Google Patents

二室モードでヒステリシス機能を有する植込形ペースメーカ

Info

Publication number
JPH067458A
JPH067458A JP5069354A JP6935493A JPH067458A JP H067458 A JPH067458 A JP H067458A JP 5069354 A JP5069354 A JP 5069354A JP 6935493 A JP6935493 A JP 6935493A JP H067458 A JPH067458 A JP H067458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
avd
aei
hysteresis
atrial
pacemaker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5069354A
Other languages
English (en)
Inventor
John W Poore
ダブリユ プーア ジヨン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens Corp
Original Assignee
Siemens Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens Corp filed Critical Siemens Corp
Publication of JPH067458A publication Critical patent/JPH067458A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
    • A61N1/362Heart stimulators
    • A61N1/365Heart stimulators controlled by a physiological parameter, e.g. heart potential
    • A61N1/368Heart stimulators controlled by a physiological parameter, e.g. heart potential comprising more than one electrode co-operating with different heart regions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
    • A61N1/362Heart stimulators
    • A61N1/3621Heart stimulators for treating or preventing abnormally high heart rate
    • A61N1/3622Heart stimulators for treating or preventing abnormally high heart rate comprising two or more electrodes co-operating with different heart regions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
    • A61N1/362Heart stimulators
    • A61N1/365Heart stimulators controlled by a physiological parameter, e.g. heart potential
    • A61N1/368Heart stimulators controlled by a physiological parameter, e.g. heart potential comprising more than one electrode co-operating with different heart regions
    • A61N1/3682Heart stimulators controlled by a physiological parameter, e.g. heart potential comprising more than one electrode co-operating with different heart regions with a variable atrioventricular delay

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Electrotherapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 二室ペーシングモード又は心房追跡モードの
植込形ペースメーカで用いることができるヒステリシス
装置を提供する。 【構成】 ペースメーカ10の心房逸脱期間(AEI)
及びAV遅延(AVD)を規定するタイミング/制御装
置26と、AEI及びAVDのプログラム値を含むペー
スメーカの作動パラメータを設定及び導出するプログラ
ミング装置26、44、48と、心房及び心室の収縮を
検出する検出装置22、24と、心房刺激信号に応じて
心房刺激パルスを発生させるパルス発生装置18と、自
然の心房収縮の検出に応じて所定量だけAEIのプログ
ラム値を延長し心房刺激パルスの発生に応じてAEIを
プログラム値へ戻すヒステリシス装置26とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は植込形医用装置及び方
法に関し、特に心房又は心室で起こる自然のリズムを検
出することによりトリガできる二室作動モードでヒステ
リシス機能を有する植込形ペースメーカに関する。
【0002】
【従来の技術】心臓は患者の身体を経て生命を維持する
血液を送るポンプである。心臓は心筋組織の収縮を介し
てポンプ機能を達成し、その収縮は心臓の一方の室から
他方の室へ又は身体内の特定の個所へ血液を押し込む。
例えば血液が身体を経て循環し終った後に心臓へ戻ると
き、血液は心臓の右心房内に集められる。右心房の収縮
は内部に保持された血液を右心室へ押し込む。血液が右
心房から右心室へ移動できるために十分な長さの短い遅
延の後に右心室が収縮し、血液を患者の肺へ押し込む。
肺から戻る血液は左心房内に集められる。左心房の収縮
は血液を左心室へ押し込む。短い遅延の後に左心室が収
縮し、血液を患者の身体の循環系へ押し込む。
【0003】健康な心臓では右及び左の心房並びに右及
び左の心室が、心房収縮と心室収縮との間に存在する短
い遅延(例えば40〜120ms)及び心室収縮と次の
心房収縮との間に存在するずっと長い遅延(例えば35
0〜1200ms)とを伴って同時に収縮する。「心
拍」又は「心臓サイクル」と呼ばれるのは心房収縮とこ
れに続いて心室収縮とを有するこのリズムである。普通
の心臓は毎日85,000ないし100,000回鼓動
する。
【0004】もし心臓組織が病んでいるか又は傷つけら
れていると、心臓は身体を経て血液を効果的に送ること
ができないおそれがある。収縮するという与えられた心
臓の室の能力又は心筋組織収縮のタイミングを冒して多
数の種類の疾病が起こるおそれがある。例えば徐脈は、
患者の身体を経て適当な供給量の血液を送るのに不十分
と考えられるレートまで心拍が遅くなるような心臓の状
態である。例えば50拍毎分以下の心臓レートは通常大
抵の患者に対して徐脈状態と考えられる。
【0005】徐脈及び別の心臓状態を治療する一つの共
通技術は患者にペースメーカを植え込むことである。ペ
ースメーカは心臓活動すなわち心拍又は所定の心臓の室
内の収縮を検出し、もし心拍が所定のレートで起こらな
いならば、刺激パルスが発生させられて適当な心臓の室
普通は右心房か又は右心室へ供給され、その結果心臓の
これらの室の心筋組織が収縮させられ、それにより一層
速いレートで又は規定されたタイミング関係により心臓
を鼓動させる。
【0006】それ自体で鼓動するすべての機会を心臓に
与えるために、すなわち心房及び心室の筋肉組織に外部
の刺激パルス無しに自然に収縮するのを許すために、ペ
ースメーカの回路は一般に「逸脱期間」と呼ばれ最小許
容レートで鼓動する心拍間の期間より僅かに長い期間を
規定する。例えばもし心臓が50拍毎分のレートで鼓動
しているならば、連続する心拍の間の期間は1200m
sである。従ってもし心臓レートが50拍毎分以下のレ
ートまで決して遅くならないことが望ましいならば、ペ
ースメーカの逸脱期間は、もし最後の心拍以来1200
ms以上の時間が経過するならば常に刺激パルスを発生
させるような適当な値に設定される。もし心拍が120
0msの経過前に起こるならば、心臓は50拍毎分より
速い速度で鼓動しており、刺激パルスを発生させる必要
はない。割り当てられた期間内の自然の(刺激されな
い、ときには「内因性」と呼ばれる)この種の心拍の検
出に基づき、逸脱期間がリセットされ新しい逸脱期間が
開始される。自然の心拍が再び逸脱期間中に検出されな
いならば、刺激パルスがこの新しい逸脱期間の終了時に
発生させられる。こうして刺激パルスは「要求に基づ
き」、すなわち逸脱期間により設定されたレート以下に
決して低下しないレートに心臓レートを維持するために
必要なときだけ発生させられる。
【0007】心臓レートは心臓の与えられた室内の心筋
組織の収縮と一致して明らかとなる電気信号の検査によ
りモニタされる。心房筋肉組織の収縮はP波の発生によ
り明らかとなる。心室筋肉組織の収縮はR波(ときには
「QRS複合波」と呼ばれる)の発生により明らかとな
る。心室筋肉組織は心房筋肉組織よりはるかに大きいの
で、R波は一般にP波よりずっと大きい信号であり従っ
て検出しやすい。P波と次に続くR波(又はQRS複合
波)とを表す電気信号の順序は、心臓の内部又は上に植
え込まれた検出リード線例えばペースメーカリード線を
用いることにより、心臓の内部又は直上からペースメー
カ回路により検出することができる。内部で検出された
P波及びR波を表すこの種の電気信号は心電図と呼ばれ
る。二室ペースメーカはP波及び/又はR波を検出する
装置、従って患者の心電図をモニタする装置を備えるの
で有利である。
【0008】R波及び/又はP波は、関心のある心臓組
織に接触して又はそのそばに電極を置くことにより検出
される。大抵のペースメーカはR波及び/又はP波の検
出のために、相応の心室及び/又は心房の心臓組織へ刺
激パルスを供給するために用いられるのと同じ電極を利
用する。最新のペースメーカは、ペースメーカと遠隔通
信式に接続する外部のプログラミング/表示装置と組み
合わせて、心電図を表示する能力を更に備える。熟練し
た心臓学者又は別の医師は、患者の心電図を調査するだ
けで患者の心臓について多くの事柄を測定することがで
きる。更にペースメーカ回路は、心電図により明らかと
なった種々の状態に対し適当な方法で自動的に応答する
ように設計しかつプログラムすることができる。
【0009】外部の刺激無しにそれ自体で鼓動するよう
に心臓の能力を更に高めるために、或る種の一室ペーシ
ングモードで作動するときに、外部から刺激された心拍
に応じて供給される逸脱期間より長い逸脱期間を、検出
された自然の心拍に応じて提供することが従来から知ら
れている。一つのこの種の一室ペーシングモードは心室
での検出及びペーシング時に用いられ、VVIペーシン
グモードである。(種々のペーシングモード及びこの種
のモードを三つ又は四つの文字コードにより示す方法の
一層詳細な説明のために次の二つの段落を参照された
い。)従って例えばもしペーシングレートが857ms
の逸脱期間に相応する70拍毎分(bpm)に設定され
るならば、かつもし自然の心拍が起こらないならば、刺
激パルスは857msごとに発生させられる。もし自然
の心拍が検出されると、心臓がペーシングレート70b
pmより僅かに遅いレート(≒64bpm)で自然に鼓
動することを許すために、逸脱期間が例えば10%だけ
すなわち943msへ延長される。こうして患者の自然
のリズムはペースメーカにより設定され強制された(ペ
ーシングされた)リズムより高い優先権を与えられる。
この方法による自然の心拍の検出に応じた逸脱期間の変
更が「ヒステリシス」と呼ばれる。
【0010】前記のようにこれまでヒステリシスは或る
種の一室ペーシングモードで用いられるにすぎなかっ
た。一室及び二室ペースメーカの両方を含むペースメー
カのペーシングモードは、三つの文字コードに応じた形
式により分類される。この種のコードにおいて、第1の
文字はペーシングされる心臓の室(すなわち刺激パルス
が供給される室)を同定し、ここで「V」は心室を示
し、「A」は心房を示し、「D」は心房及び心室両者を
示す。コードの第2の文字は同じ文字を用いて心臓活動
が検出される室を同定し、ここで「O」は検出が行われ
ないことを示す。コードの第3の文字はペースメーカに
より行われる動作又は応答を同定する。一般に三つの形
式の動作又は応答が認められる。すなわち(1)心臓活
動が逸脱期間中に検出されないならば、適当な逸脱期間
の終了時点で刺激パルスが指摘された室へ供給され、検
出された場合には刺激パルスが抑制されるようにした抑
制(「I」)応答、(2)刺激パルスが事象検出後の所
定の期間を経て心臓の所定の室へ供給されるようにした
同期(「T」)応答、又は(3)抑制モード及び同期モ
ードを共に引き起こす、例えば心臓の一方の室で「抑
制」を引き起こし他方の室で「同期」を引き起こすよう
にした二重(「D」)応答である。
【0011】この種の三つの文字コードに対し、第4の
文字「R」をレート応答形ペースメーカ及び/又はこの
種のレート応答形ペースメーカのレート応答特性が許容
されるかどうか(「O」は一般にレート応答動作が抑制
されたことを示すために用いられる)を示すために付け
加えることができる。レート応答形ペースメーカは、身
体活動、血液中の酸素量、血液の温度などのような一つ
の特定のパラメータ又はパラメータの組み合わせが適当
なセンサにより検出され、しかるべきペーシングレート
の生理的な標識として用いられるようなペースメーカで
ある。従って許容されるときこの種のレート応答形ペー
スメーカは、患者の生理的要求を最もよく満たす刺激パ
ルスを供給する。
【0012】従って例えばDVIペースメーカは、心臓
の両室をペーシングししかし心室だけを検出し、かつ先
立つ心室活動が検出されたときに刺激パルスを抑制する
ように働くペースメーカである。このペースメーカは二
つの室をペーシングするので、二室ペースメーカと考え
られる。他方ではVVIペースメーカは、心室だけをペ
ーシングしかつ心室だけを検出するペースメーカであ
る。一室だけがかかわり合うにすぎないので、このペー
スメーカは一室ペースメーカとして分類される。大抵の
二室ペースメーカは一室モードで作動するようにプログ
ラムすることができることに注意すべきである。DDD
Rペースメーカは、生理的センサにより測定されたレー
トで心臓の両方の室を検出しかつペーシングするレート
応答形ペースメーカである。
【0013】出願人の知る限りではこれまでヒステリシ
スは、一室ペーシングモード、例えばVVI、すなわち
心臓活動が心臓の唯一の室で検出されるときに用いられ
るにすぎなかった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、D
DD又はDDDRのような二室ペーシングモード又はV
DDのような別の心房追跡モードの植込形ペースメーカ
で用いることができるヒステリシス装置を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、DDI又は
DDIRのような二室モード並びにVDD、VDDR、
DDD又はDDDRのような心房追跡二室モードで、ヒ
ステリシス機能を有するので有利である植込形二室ペー
スメーカ及び植込形ペースメーカの作動方法を提供す
る。ヒステリシス機能は三つの別個のヒステリシスモー
ドを含み、各モードは単独で又は他と組み合わせて選択
することができる。二室ペースメーカは従来の方法で、
心室事象と心房事象との間の時間間隔を設定する基本的
な心房逸脱期間(AEI)、並びに心房事象と心室事象
との間の時間間隔又は遅延を設定する基本的なAV遅延
(AVD)を規定する。(注記すれば本明細書に記載の
ように、「心室事象」はR波又は心室刺激パルス(「V
パルス」)から成ることができ、また「心房事象」はP
波又は心房刺激パルス(「Aパルス」)から成ることが
できる。)従ってAEI及びAVDは、自然の心臓活動
が検出されないとき刺激パルスが発生させられて患者の
心臓へ供給される場合に、その「ペーシングレート」を
設定する期間を規定するように結合する。この発明に基
づくヒステリシス機能が許容されるとき、AEI及び/
又はAVDが、選択された特定のヒステリシス機能に基
づき検出された自然の心臓活動に応じて延長され、それ
によりペースメーカが心臓活動の強制刺激を開始するに
先立って、自然の心臓活動が起こることを許される期間
を延長する。
【0016】この発明により提供されるヒステリシスモ
ードの一つは「心房逸脱レートヒステリシス」である。
心房逸脱レートヒステリシスは検出された自然の心房活
動(P波)に応じて所定量だけペースメーカの心房逸脱
期間AEIを延長する。自然のP波が心房逸脱期間中に
検出され続ける限り延長された心房逸脱期間は有効であ
る。もし自然のP波が心房逸脱期間中に検出されないな
らば、心房刺激パルス(「Aパルス」)が発生させら
れ、AEIがそのプログラム値へ戻り、心房刺激パルス
がペースメーカのプログラムされたペーシングレートで
供給される。こうして患者の自然のリズムはプログラム
されたペーシングレート以下であるレートで起こること
ができる。従って患者の自然の(内因性の)レートは、
ペースメーカにより供給される強制された(ペーシング
された)リズムより高い優先権を与えられ、患者が比較
的長期間にわたり自然のリズムに任せられるので有利で
ある。この種の動作はまた刺激パルスがしばしば発生さ
せられないゆえに、ペースメーカの電池寿命を保護する
ので有利である。
【0017】この発明により提供される別のヒステリシ
スモードは心房誘発又は心室誘発AV遅延ヒステリシス
を含む。この種の心房誘発又は心室誘発AV遅延ヒステ
リシスモードは、二つの所定量のうちの一つによりペー
スメーカのAVDを選択的に延長する。心房誘発AV遅
延ヒステリシスが選択されるとき、AVDは自然の心房
活動すなわちP波の発生に応じて第1の量だけ延長さ
れ、またAEIは心房ペーシングレートを同一に保つた
めに相応の量だけ短縮される。P波を検出しないAEI
の終了はAパルスを発生させ、かつ次のAVD及びAE
Iを最初の値へ戻す。心室誘発AV遅延ヒステリシスだ
けが選択されるとき、AVDは自然の心室活動すなわち
R波の発生に応じて第2の量だけ延長され、かつAEI
が心房ペーシングレートを同じに保つために相応の量だ
け短縮される。R波を検出しない延長されたAVDの終
了はVパルスを発生させ、かつ次のAVD及びAEIを
最初の値へ戻す。
【0018】この発明の一つの特徴によれば前記の三つ
のヒステリシスモード、すなわち心房逸脱レートヒステ
リシス、心房誘発AV遅延ヒステリシス又は心室誘発A
V遅延ヒステリシスの任意の組み合わせを、二室ペース
メーカの動作に含める又は含めないためにプログラムに
より選択することができる。従ってかなりの数のヒステ
リシスオプションが可能となるので有利であり、各ヒス
テリシスオプションは三つの可能なヒステリシスモード
を含む又は含まない特定の組み合わせから成る。二つの
選択されたヒステリシスモードにより提供される動作が
重なる又は矛盾する場合には、どのヒステリシスモード
が他のモードより優先するかを指令する適当な規則が設
けられる。例えば心房誘発及び心室誘発AV遅延ヒステ
リシスが両方とも選択された場合には、P波又はR波の
発生が二つの可能なAVD遅延値のうちの大きい方へA
VDを延長する。
【0019】この発明の幾つかの異なる実施態様を実現
できるので有利である。各実施態様は、心房逸脱期間及
びAV遅延のプログラム値により決定されるペーシング
レートで刺激パルスを発生させることができ、他方では
自然の心房活動がペーシングレートより小さいレートで
起こるのを許すようにした二室ペースメーカ又は二室ペ
ーシング方法にねらいを定めている。
【0020】例えばこの発明の一実施態様は、(a)心
房逸脱期間(AEI)及びAV遅延(AVD)を規定す
るタイミング/制御装置と、(b)AEI及びAVDの
プログラム値を含むペースメーカの作動パラメータを設
定及び導出するプログラミング装置と、(c)心房及び
心室の収縮を検出する検出装置と、(d)心房刺激信号
に応じて心房刺激パルスを発生させるパルス発生装置
と、(e)(1)検出装置による自然の心房収縮の検出
に応じて第1の所定量だけAEIのプログラム値を延長
し、(2)パルス発生装置による心房刺激パルスの発生
に応じてAEIの値をプログラム値へ戻す、ようにした
心房逸脱レートヒステリシス装置とを備え、タイミング
/制御装置は、どちらが先に起こるかにより心室収縮の
検出又はAVDの終了に続いてAEIの計時を開始し、
またどちらが先に起こるかにより心房収縮の検出又はA
EIの終了に続いてAVDの計時を開始する装置を備
え、更にタイミング/制御装置が更にAEIの終了に応
じて心房刺激信号を発生させるようにしたプログラム可
能な二室ペースメーカとして特徴づけることができる。
【0021】この種のペースメーカはAEI及びAVD
のプログラム値により決定されるプログラムレートで心
房刺激パルスを発生させ、しかも自然の心房収縮がプロ
グラムレートより小さいレートで起こるのを許すので有
利である。この種のペースメーカは所定量だけAVDを
選択的に延長するために、心房誘発AV遅延ヒステリシ
ス装置及び/又は心室誘発AV遅延ヒステリシス装置を
随意に含むこともできる。
【0022】この発明の別の実施態様は二室ペーシング
モードで作動するように構成された植込形ペースメーカ
として特徴づけることができる。この種の植込形ペース
メーカは、心臓の心房及び心室の自然の心臓活動を検出
する装置と、心臓の心房又は心室のうちの選択された一
つへ供給するための刺激パルスを発生させる装置とを備
える。この種の植込形ペースメーカはまた更に、(1)
心房逸脱期間(AEI)及びAV遅延(AVD)を規定
するタイミング装置を備え、AEIとAVDとの和は刺
激パルスが心臓へ供給されるときのペースメーカレート
を設定する第1の値から成り、また(2)自然の心臓活
動が検出され続ける限り複数のヒステリシスモードのう
ちの少なくとも一つに基づきAEI又はAVDのうちの
少なくとも一つを選択的に延長するプログラム可能なヒ
ステリシス装置を備える。
【0023】この発明のこの実施態様に基づく可能なヒ
ステリシスモードは、(1)自然の心臓活動が心房で検
出される限りAEIを新しい値AEIP まで延長し心房
での自然の心臓活動の検出不能に基づきAEIP をAE
Iへ戻す第1のヒステリシスモード(心房逸脱レートヒ
ステリシス)と、(2)自然の心臓活動が心房で検出さ
れる限りAVDを新しい値AVDP へ延長し心房での自
然の心臓活動の検出不能に基づきAVDP をAVDへ戻
す第2のヒステリシスモード(心房誘発AV遅延ヒステ
リシス)と、(3)自然の心臓活動が心室で検出される
限りAVDを新しい値AVDR まで延長し心室での自然
の心臓活動の検出不能に基づきAVDRをAVDへ戻す
第3のヒステリシスモード(心室誘発AV遅延ヒステリ
シス)、として特徴づけることができる。
【0024】第2のヒステリシスモードの変形例によれ
ば、自然の心臓活動が心房で検出される限りAEIが新
しい値AEIX まで短縮され、ここでAVDP とAEI
X との和が本質的にAVDとAEIとの和と同じであ
る。その後心房での自然の心臓活動の検出不能に基づき
AEIX がAEIへ戻される。
【0025】同様に第3のヒステリシスモードの変形例
によれば、自然の心臓活動が心室で検出される限りAE
Iが同様に新しい値AEIY まで短縮され、ここでAV
RとAEIY との和が本質的にAVDとAEIとの和
と同じであり、心室での自然の心臓活動の検出不能に基
づきAEIY をAEIへ戻す。
【0026】この発明の更に別の実施態様は二室作動モ
ードで作動する植込形ペースメーカの作動方法として特
徴づけられる。この種の植込形ペースメーカは、心臓の
心房及び心室の自然の心臓活動を検出する装置と、心臓
の心房又は心室のうちの選択された一つへ供給する刺激
パルスを発生させる装置とを備える。方法は下記の段階
すなわち、(a)心房逸脱期間(AEI)とAV遅延
(AVD)を規定し、AEIとAVDとの和は刺激パル
スが心臓へ供給されるときのペースメーカレートを設定
する第1の値から成り、(b)自然の心臓活動が検出さ
れ続ける限り複数のヒステリシスモードのうちの少なく
とも一つに基づいてAEI又はAVDのうちの少なくと
も一つを選択的に延長することから成る。
【0027】この方法に基づき引き出すことができる複
数のヒステリシスモードは、(1)自然の心臓活動が心
房で検出される限りAEIを新しい値AEIP まで延長
し心室での自然の心臓活動の検出不能に基づきAEIP
をAEIへ戻す第1のヒステリシスモード(心房逸脱レ
ートヒステリシス)と、(2)自然の心臓活動が心房で
検出される限りAVDを新しい値AVDP へ延長し心房
での自然の心臓活動の検出不能に基づきAVDP をAV
Dへ戻す第2のヒステリシスモード(心房誘発AV遅延
ヒステリシス)と、(3)自然の心臓活動が心室で検出
される限りAVDを新しい値AVDR へ延長し心室での
自然の心臓活動の検出不能に基づきAVDR をAVDへ
戻す第3のヒステリシスモード(心室誘発AV遅延ヒス
テリシス)とを含む。
【0028】
【発明の効果】従って刺激パルスを心房逸脱期間及びA
V遅延のプログラム値により決定されるペーシングレー
トで発生できるようにし、他方では自然の心房活動がペ
ーシングレートより小さいレートで起こることを許すよ
うにした二室ペースメーカ又は二室ペーシング方法を提
供することが、この発明の主な特徴である。この種のペ
ースメーカ又はペーシング方法は、二室ペーシングモー
ドで作動中に心臓の自然のリズムを心臓のペーシングさ
れたリズムより重視し、それにより心臓に所定のペーシ
ングレートで鼓動することを強制する刺激パルスの使用
開始に先立って、心臓にそれ自体で鼓動する比較的長い
期間を与えるので有利である。
【0029】ペースメーカの動作に含めるためにプログ
ラムにより選択できる幾つかの異なる形式のペーシング
モードを供給する二室ペースメーカ又は二室ペーシング
方法を提供することが、この発明の補助的な特徴であ
る。
【0030】
【実施例】次にこの発明に基づく植込形ペースメーカの
一実施例及びその複数の作動方法を示す図面により、こ
の発明を詳細に説明する。
【0031】下記の説明はこの発明を実施するために現
在考えられる最善のモードに関する。この説明は制限の
意味に取られるべきでなくこの発明の一般原理の説明の
ために行われるにすぎない。この発明の範囲は特許請求
の範囲に関連して決定されるべきである。
【0032】図1には、二室ペースメーカ10の簡略化
されたブロック線図が示されている。ペースメーカ10
はリード線14、16を介して心臓12へ結合され、リ
ード線14は心臓の心房の一つに接触する電極15を有
し、またリード線16は心臓の心室の一つに接触する電
極17を有する。リード線14、16はそれぞれ心房パ
ルス発生器(A−PG)18及び心室パルス発生器(V
−PG)20から電極15、17へ刺激パルスを伝え
る。更に心房からの電気信号が電極15からリード線1
4を経て心房チャネル検出増幅器(P−AMP)22の
入力端子へ伝えられ、また心室からの電気信号が電極1
7からリード線16を経て心室検出チャネル増幅器(R
−AMP)24の入力端子へ伝えられる。
【0033】二室ペースメーカ10を制御するのはタイ
ミング/制御装置26である。タイミング/制御装置2
6(以下では単に制御装置26と呼ぶ)は心房増幅器2
2からの出力信号を信号線28を介して受け取る。同様
に制御装置26は心室増幅器24からの出力信号を信号
線30を介して受け取る。信号線28、30上の出力信
号はP波又はR波が心臓12内で検出されるたびごとに
発生させられる。制御装置26はまたそれぞれ信号線3
2、34を介して心房パルス発生器18及び心室パルス
発生器20へ送られるトリガ信号を発生させる。これら
のトリガ信号は刺激パルスを各パルス発生器18又は2
0により発生させるべきたびごとに発生させられる。心
房トリガ信号は簡単に「Aパルス」と呼ばれ、心室トリ
ガ信号は「Vパルス」と呼ばれる。Aパルス又はVパル
スが心臓へ供給されている期間中は、相応の増幅器P−
AMP22及び/又はR−AMP24は一般にそれぞれ
信号線36、38を介して制御装置からこれらの増幅器
へ与えられたブランキング信号により抑止される。この
ブランキング動作は、この時間中に入力端子に与えられ
る比較的大きい刺激パルスにより増幅器22、24が飽
和するのを防ぐ。このブランキング動作はまたペースメ
ーカ刺激の結果として筋肉組織に与えられた残留電気信
号がP波又はR波と解釈されるのを防ぐ。
【0034】更に図1に示すように、ペースメーカ10
はまた適当なデータ/アドレスバス42を介して制御装
置26に結合されたメモリ回路40を備えることができ
る。このメモリ回路により、ペースメーカの動作を制御
するために制御装置26により用いられる或る種の制御
パラメータをプログラム可能に記憶し、ペースメーカの
動作を特定の患者の要求に適合するように仕立てるため
に要求に応じて修正することができる。この種のデータ
はプログラムされた逸脱期間(EI)のようなペースメ
ーカの動作中に用いられる基本タイミング間隔を含む。
もちろんEIの大きさはこの発明により提供されるヒス
テリシスのゆえに変更できる。更にペースメーカの動作
中に検出されたデータを後の検索及び解析のためにメモ
リ40中に記憶することができる。
【0035】遠隔測定回路44が更にペースメーカ10
中に設けられている。この遠隔測定回路44は適当なコ
マンド/データバス46を経て制御装置26へ接続され
ている。次には植込形ペースメーカ10内に設けられた
遠隔測定回路44を、適当な通信リンク50を介して外
部のプログラミング装置48へ選択的に結合することが
でき、この通信リンク50は無線周波数チャネルのよう
な任意の適当な電磁リンクとすることができる。外部の
プログラミング装置48及び通信リンク50を経て所望
のコマンドを制御装置26へ送ることができるので有利
である。同様に通信リンク50及びプログラミング装置
48を経て、(データラッチの中のように制御装置26
内に保持されるか又はメモリ40内に記憶された)デー
タをペースメーカ10から遠隔受信することができる。
こうして非侵襲性の通信を、遠隔の植え込まれていない
個所から植込形ペースメーカ10と確立することができ
る。
【0036】図1に示すペースメーカ10は心臓の心房
及び心室の両者と連結されているので二室ペースメーカ
と呼ばれる。心房とつながるペースメーカ10の各部
分、例えばリード線14、P波検出増幅器22、Aパル
ス発生器18及び制御装置26の相応の部分は一般に心
房チャネルと呼ばれる。同様に心室につながるペースメ
ーカ10のこれらの部分、例えばリード線16、R波検
出増幅器24、Vパルス発生器20及び制御装置26の
相応の部分は一般に心室チャネルと呼ばれる。
【0037】この発明の一実施例によれば、ペースメー
カ10は適当な接続線54を介してペースメーカの制御
装置26へ結合された生理的センサ52を更に備える。
このセンサ52は図1ではペースメーカ10内に設けら
れているとして示されているが、センサはペースメーカ
10の外部に置くこともでき、しかしそれにもかかわら
ず患者に植え込まれるか又は患者により携帯されること
を理解すべきである。普通の形式のセンサはペースメー
カの容器に取り付けられた圧電結晶のような活動センサ
である。血液の酸素含有量、呼吸レート、血液のpH、
身体運動などを検出するセンサのような別の形式の生理
的センサもまた知られている。用いられるセンサの形式
はこの発明にとって重要でない。心臓が鼓動すべきレー
トに関連づけることができる或る種の生理的パラメータ
を検出できる任意のセンサを用いることができる。この
種のセンサは一般に、患者の生理的要求を追跡するとい
う方法でペースメーカのレート(逸脱期間)を調節する
ために、「レート応答形」ペースメーカと共に用いられ
る。
【0038】次に図2には、ペースメーカ10の制御装
置26の一実施例のブロック線図が示されている。注記
すればマイクロプロセッサ準拠制御装置のような制御装
置26の別の実施例を利用することもできる。代表的な
マイクロプロセッサ準拠装置は例えばアメリカ合衆国特
許第4940052 号明細書に記載されここに参照引用されて
いる。
【0039】図2に示された制御装置は、一組の状態レ
ジスタ60がすべての時点でペースメーカの特定の状態
を規定するような状態機械に基づいている。一般にかつ
状態機械の動作の概観として、各状態は計画的に或る種
の活動又は機能を実行させる。幾つかの状態が所定の心
臓サイクル中に順序通りに実行される。特定の心臓サイ
クル中に実行される状態の順序は、P波又はR波の検出
のような起こる特定の事象並びに現在の状態により決定
される。なぜならば或る状態は或る別の状態からしか入
ることができないからである。幾つかの異なる状態機械
(又は制御装置)を種々の機能を制御するために並列に
作動させることができるが、唯一の状態しかすべての時
点で存在できない。例えば遠隔測定回路44(図1参
照)は上記特許明細書に記載のようにそれ自体の状態機
械を利用するのが有利である。遠隔測定回路の状態機械
は図2に示す制御装置の状態機械とは本質的に無関係に
作動する。
【0040】制御装置26の中心部には状態論理回路6
2が存在する。この回路は状態レジスタ60の「状態」
従って装置により次に実行される機能又は動作を制御す
る状態論理回路である。状態論理回路62は入力とし
て、状態バス64(この状態バスは装置の状態を制御装
置の幾つかの部分へ伝える)を介して入手できる状態レ
ジスタの現在の状態、並びに装置の現在の状態又は起こ
った事象を示す別の信号を受け取る。P−AMP22
(図1参照)及びR−AMP24(図1参照)からの出
力信号が入力復号論理回路66へ伝えられる。この回路
はマルチプレクサ68により選択されレート測定論理回
路70へ送られる適当な論理信号「IPW」(P波抑
制)及び「IRW」(R波抑制)を発生させる。これら
の信号はまた状態論理回路62へ送られる。レート測定
論理回路70の機能はIPW又はIRW信号が起こって
いるときのレートを測定することである。このレートを
表す信号は、レート測定論理回路70から信号線72を
経て状態論理回路62へ出力信号として送られる。レー
ト測定論理回路70は更にセンサ52(図1参照)から
のセンサレート信号を受け取り、(状態レジスタ60に
より規定されかつ状態バス64を介してレート測定論理
回路70にとって利用可能となる装置の特定の状態に依
存して)このセンサレートを示すレート信号を信号線7
2を介して状態論理回路62へ送る。
【0041】更に図2に示すように、メモリ制御回路7
4は制御装置26の回路とメモリ40(図1参照)との
間に必要なインタフェースを提供する。このメモリ制御
回路はデータを所定のアドレスでメモリへ送るか又はメ
モリから受け取る。メモリ40から検索されたデータは
(信号線75を介して)状態論理回路62へ又は(信号
線77を介して)プログラム可能なタイマ76へ送るこ
とができる。メモリ40へ送られるデータは(状態バス
64から得られた)装置の現在の状態、又は(信号線7
3を介して入手できる)状態論理回路からの別の選択さ
れた信号とすることができる。
【0042】プログラム可能なタイマ76は、メモリ制
御回路74から信号線77を経て受け取られた信号によ
り長さが設定され、かつ出発点が状態バス64から得ら
れた現在の状態の開始と一致して開始されるような、所
定の時間間隔を規定する。タイマ76は更にこの所定の
時間間隔が経過したときに終了(T.O.)信号を発生
させる。この所定の時間間隔中には、(状態バス64か
ら得られた)或る種の状態はタイマ76の直接のリセッ
トを実施することもできるが、一般に入力復号論理回路
66から得られたリセット信号によりリセットすること
ができる。終了信号は終了復号論理回路78へ送られ
る。Aパルス発生器18又はVパルス発生器20(図1
参照)へ送られる適当なトリガ信号を発生させることが
終了復号論理回路の機能である。更にそれぞれのトリガ
信号が発生させられたことを状態論理回路に通報するた
めに、適当な論理信号が信号線80を介して終了復号論
理回路78により状態論理回路62へ送られる。
【0043】発振器82望ましくは水晶制御発振器は、
装置論理回路の動作を制御する基本クロック信号C0を
発生させる。このクロック信号C0はクロック論理回路
84へ送られ、この回路ではすべて基本クロック信号C
0から導出されたクロック信号C1、C2、C3のよう
な別の適当なクロック信号が発生させられる。ペースメ
ーカ内に起こる種々の事象及び状態変化を適当に同期化
するために、これらのクロック信号が制御装置26中に
分配される。基本クロック信号C0のレートはこの発明
にとって重要でない。一般に25〜40kHzのレート
が基本クロックレートC0に対して適当である。このレ
ートはクロックサイクルごとに25〜40μsの基本的
な時間増分を提供し、この増分はペースメーカ動作を効
果的に制御するのに十分すぎる時間である。大抵のペー
スメーカ動作にとって速いデータ転送レートは必須では
ないが、制御装置26とメモリ40との間のデータ転送
を迅速化するために、所望ならば一層速い基本クロック
レートを特にメモリ制御回路74により用いることがで
きる。
【0044】作動時に図2に示す制御装置は初期状態で
始動し、この状態では状態レジスタ60は初期状態を規
定する所定の値を取る。例えば四つのフリップフロップ
が状態レジスタ60のために用いられていると仮定し
て、初期状態は「1000」(十六進法の「8」)とす
ることができ、ここで第1のフリップフロップは「1」
状態を取り残りの三つのフリップフロップはそれぞれ
「0」状態を取る。この状態は所定の心室−心房(V−
A)期間が開始されるVA遅延(VAD)と規定するこ
とができる。このVA期間は「心房逸脱期間」(AE
I)と考えることができる。状態バス64上に現れる
「1000」により証明されて、VAD状態が開始され
たことをメモリ制御回路74が検出すると直ちに、回路
74は外部のプログラミング装置48からメモリ40へ
あらかじめプログラム入力され所望のAEIの長さを規
定する適当なデータ語をメモリ40から検索する。この
データ語はプログラム可能なタイマ76へ送られ、VA
D状態中に測定すべき期間の長さを設定する。
【0045】タイマ76は本質的にまさに、所定のクロ
ック信号を用いてデータ語中に規定された値までカウン
トダウン(又はカウントアップ)するカウンタである。
カウントが完了したときにかつカウンタがまだP波の発
生によりリセットされていないと仮定して、カウンタ又
はタイマ76が「終了」したと呼ばれ、終了復号論理回
路78へ送られる適当な終了信号が発生させられる。次
に復号論理回路は、(状態バス64をモニタすることに
より測定されて)装置の現在の状態がVAD状態である
こと、従って全く心臓活動が検出されないでAEIが終
了したことを認識する。従ってAパルストリガ信号が発
生させられてAパルス発生器18へ送られるので、心房
を刺激することができる。同時にタイマ76が終了した
という事実を状態論理回路62に知らせるために、適当
な論理信号が信号線80を介して状態論理回路62へ送
られる。
【0046】状態論理回路62は、終了復号論理回路7
8からの信号受領に応じてかつ現在のVAD状態に応じ
て、所定の順序の次の状態をトリガする。DDD動作に
対してはこの状態は一般に、P波及びR波検出増幅器2
2、24が抑止されるブランキング状態である。従って
状態論理回路62は、P波検出増幅器22及びR波検出
増幅器24を無効にするために信号線36、38上に適
当な信号を発生させ、また例えば「0001」(十六進
法の「1」)状態を取る状態レジスタ60のフリップフ
ロップにより状態を規定することができるブランキング
状態へ状態レジスタ60を変更させる。状態バス64上
で検出されるこのブランキング状態は、メモリ制御回路
にブランキング期間の長さを規定する適当なデータ語を
メモリ40から検索させ、このデータ語がプログラム可
能なタイマ76へロードされる。所定のブランキング期
間が経過したことを示してタイマ76が終了すると直ち
に、終了信号が発生させられ、終了復号論理回路78へ
送られる。この終了信号の受領に基づきかつブランキン
グ状態である現在の状態に応じて、終了復号論理回路7
8が適当な論理信号を状態論理回路62へ送る。状態論
理回路62は所定の順序の次の状態を取るように状態レ
ジスタ60を導くことにより応答し、次の状態は例えば
AV遅延状態である。
【0047】AV遅延状態の開始時に、AV遅延(AV
D)の長さを規定する別の値がプログラム可能なタイマ
76へロードされる。R波が検出されなかったことを示
してもしタイマ76がリセットされないで終了すると、
復号論理回路78がVパルストリガ信号を発生させかつ
この事象を状態論理回路62に通知する。次に状態論理
回路は次の適当な状態に入らせられ、この状態は前記状
態に似ているがしかしたぶん異なる期間を有する別のブ
ランキング状態である。この第2のブランキング状態の
終了時に所定の順序の次の状態が開始され、この状態は
不応(REF)状態とすることができる。
【0048】前記方法では制御装置26が次々に異なる
状態を取り、それによりペースメーカの動作を制御す
る。一般に状態はタイマ76が終了するとき又は所定の
事象が起こるときに変更される。更にこの発明に基づ
き、もし所定の事象例えばP波の発生が起こりかつもし
適当なヒステリシスモードが許容されていると、ペース
メーカの基本心房逸脱期間AEI及び/又はペースメー
カのAVDのプログラム値が変更されるが、これについ
ては以下に詳述する。
【0049】注記すれば制御装置26の状態は遠隔測定
装置44からの適当なコマンドの受領により変更するこ
ともできる。
【0050】図2に示す制御装置26は、専用のハード
ウェア回路を用いるか又はハードウェア及びソフトウェ
ア(又はファームウェア)回路の組み合わせ回路を用い
ることにより実現することができる。例えばDDDまた
はVDIのような所定の作動モードのための状態の適当
な順序は、メモリ制御回路74及び状態論理回路62の
適当な制御により規定することができる。次にこれらの
回路要素は、ペースメーカメモリ回路中に収容されるか
又はプログラム入力された適当なソフトウェア又はファ
ームウェアプログラムを介して極めて容易に制御され
る。この種のプログラミングを遂行する方法は従来から
知られている。
【0051】図2に示す制御装置26の種々の回路の詳
細な説明はここでは行わない。なぜならばすべてのこの
種の回路は従来のものとすることができるか、又は従来
技術で得られる公知の回路にならって構成することがで
きるからである。例えばペースメーカのための状態機械
式動作が記載されているアメリカ合衆国特許第4712555
号、ペースメーカ内で用いられる種々のタイミング間隔
及びそれらの相互関係が更に詳細に記載されているアメ
リカ合衆国特許第4788980 号、及び心房レート準拠のプ
ログラム可能なペースメーカが記載されこの種のペース
メーカを制御するために用いられる状態論理回路の動作
の十分な説明を含むアメリカ合衆国特許第4944298 号明
細書を参照されたい。最後の特許明細書はここに参照引
用されている。
【0052】次に図3には、二室ペースメーカの動作に
関連する基本タイミング信号を描いたタイミング線図が
示されている。これらの基本タイミング信号の間の特に
心房逸脱期間(AEI)とAV遅延(AVD)との間の
相互関係の理解は、下記のこの発明のヒステリシスモー
ドの説明に非常に助けとなる。二室ペースメーカの動作
に関連するタイミング信号又は期間のすべてが図3に含
まれているわけでなく、例えばブランキング期間が含ま
れていないことに注意すべきである。むしろ主なタイミ
ング信号だけが示されている。
【0053】図3に示すように、心房を収縮させるため
に行われたAパルス90の発生は、AV遅延AVD及び
心房不応期間ARPを開始させる。AVDとARPは両
方とも、例えばカウンタ回路又は同等品を用いて上記の
方法で測定されるプログラム値を有する。AVDの計時
中にペースメーカの検出回路は、R波(自然の心室活
動)が起こったかどうかを測定するために心室検出増幅
器をモニタする。ARPの計時中は心房検出回路が不応
であり、この時間中に心房活動を検出できないことを意
味する。(実際に当業者が認めるように、ARPは二つ
の部分、すなわち心房活動が検出できず破線として図3
に示された絶対不応部分と、心房活動を検出できるがし
かしノイズとして処理され実線で示された相対不応部分
とに分割される。)
【0054】もしR波を検出しないでAVDが「終了」
すると、Vパルス92が心室を刺激し心室の収縮を強制
するために発生させられる。大抵のペースメーカに対し
てはAVDの終了は少なくとも四つの事象をトリガす
る。すなわち(1)心室を刺激するVパルス92の発
生、(2)心房逸脱期間AEIの開始、(3)心室不応
期間VRP(VRPもまたARPと同様に絶対部分と相
対部分とに分割される)の開始、(4)最大追跡期間M
TIの開始である。VRPはR波(自然の心室活動)を
検出できない期間を規定する。MTIは、VパルスとA
パルス又はP波との間に存在でき、従ってAVDと組み
合わせたときペースメーカが心臓を刺激できる最大レー
トを規定する最短期間を規定する。AEIは心室活動
(Vパルス又はR波)と次の心房活動(Aパルス又はP
波)との間に存在できる最長期間を規定し、従ってAV
Dと組み合わせたときペースメーカが心臓を刺激すると
きのプログラムされたペースメーカレートを規定する。
【0055】図3に示す状態に対しては、Aパルス90
及びVパルス92を含む心臓サイクルは、先立つAEI
の終了時に開始するAVD及びARPを伴って、及び先
行するAVDの終了時に開始するAEI、VRP及びM
TIを伴って繰り返す。こうして刺激パルスはAVD及
びAEIにより決定されるレートで心臓へ供給される。
注記すれば自然の心臓活動(P波又はR波)は図3に示
されていない。
【0056】この発明に基づき、ヒステリシス機能が二
室モードで作動するように構成された植込形ペースメー
カに含まれると有利である。この種のヒステリシス機能
は、刺激パルスが発生させられる前に自然の心臓活動を
検出できる追加の時間を提供すべく、適当な期間を延長
するためにAVD及び/又はAEIを調節する。このこ
とは図4に示す方法で行われる。
【0057】図4には、連続した心臓サイクルに関連す
る基本タイミング順序が図の上部を横切る時間軸として
示されている。Vパルス94又はR波96は前の心臓サ
イクルの心室活動を表す。Aパルス98又はP波100
はいま始まった心臓サイクルの心房活動を表す。第1の
時間間隔105はVパルス102又はR波104とする
ことができる次の心室活動をAパルス98又はP波10
0から分離する。第2の時間間隔107は次の心房活動
すなわちAパルス106又はP波108をVパルス10
2又はR波104から分離する。注記すれば正規のペー
シング動作中は、すなわちAパルス及びVパルスが発生
させられているときは、第1の時間間隔105はAVD
であり、第2の時間間隔107はAEIである。ペーシ
ング動作でない間は、すなわち自然に起こるP波及びR
波が存在するときは、第1の時間間隔105はAVDよ
り小さく第2の時間間隔107はAEIより小さい。
【0058】心房逸脱レートヒステリシスと呼ばれるこ
の発明に基づく第1のヒステリシスモードによれば、P
波100の発生はAEIを所定量TH3だけ伸ばして新し
い値AEIP とする。この種の延長は自然のP波108
が起こるための一層長い時間を与え、心房レートを減速
する効果を有する。
【0059】心房誘発AV遅延ヒステリシスと呼ばれる
この発明に基づく第2のヒステリシスモードによれば、
P波100の発生はAVDを所定量TH1だけ伸ばし新し
い値AVDP とし、従ってR波104が起こるための一
層長い時間を与える。心房誘発AV遅延ヒステリシスモ
ードの有利な変形例では、AVDP へのAVDの延長は
また量TH1だけAEIを短縮して新しい値AEIX とす
ることをも伴う。従ってAVDP とAEIX との和はA
VDとAEIとの和と同じであり、従ってペースメーカ
の心房レートは変化しない。
【0060】心室誘発AV遅延ヒステリシスと呼ばれる
この発明に基づく第3のヒステリシスモードによれば、
R波96の発生は次のAVD105を所定量TH2だけ伸
ばして新しい値AVDR とし、従ってR波104が起こ
るための一層長い時間を与える。心室誘発AV遅延ヒス
テリシスモードの有利な変形例では、AVDR へのAV
Dの延長はまた量TH2だけAEIを短縮して新しい値A
EIY とすることをも伴う。従ってAVDR とAEIY
との和はAVDとAEIとの和と同じであり、従ってペ
ースメーカの心房レートは変化しない。
【0061】図4に示すように、心房誘発又は心室誘発
AV遅延ヒステリシス中にはAVD105を量THiだけ
延長することができ、ここで心房誘発AV遅延ヒステリ
シスが許容されているときにはTHiはTH1であり(従っ
てAVDP =AVD+TH1となる)、また心室誘発AV
遅延ヒステリシスが許容されているときにはTHiはTH2
である(従ってAVDR =AVD+TH2となる)。その
ときペーシングレート全体を同じに保つために、AEI
の値を相応のTHi(TH1又はTH2)だけ短縮することが
できる。
【0062】心房逸脱レートヒステリシス中はAEIは
量TH3だけ延長されてAEIP となる。図4に示すよう
に、AEIP =AEI+TH3−THiである。心房誘発又
は心室誘発ヒステリシスが心房逸脱レートヒステリシス
と連係して許容されている場合には、THiの値が測定さ
れる。すなわち三つのヒステリシスモードのうちのどれ
でも単独に又は他のヒステリシスモードと組み合わせて
プログラムにより選択できることが、この発明の重要な
特徴である。従って例えばもし心房逸脱レートヒステリ
シス及び心房誘発AV遅延ヒステリシスの両者が同時に
許容されるならば、AEIは(心房誘発AV遅延ヒステ
リシスに従って)量TH1だけ短縮され、かつ(心房逸脱
レートヒステリシスに従って)量TH3だけ延長される。
この種の場合にはTH3がTH1より大きく、それにより二
つのヒステリシスモードの全体の効果はAEIを延長す
ることになるので有利である。
【0063】もし心房誘発及び心室誘発AV遅延ヒステ
リシスが両者とも同時に許容されるならば、AVD10
5を延長するために用いられるTHiの値は最も新しいP
波100に応じてTH1であるか、又は最も新しいR波9
6に応じてTH2である(もしTH2がTH1より大きいなら
ば)。THiの相応の値はこの状態でAEIを短縮するた
めに用いられる。
【0064】表1は、この発明により可能なヒステリシ
スモードの種々の組み合わせを要約する。表1に示すよ
うに、すべての三つのヒステリシスモードが許容されな
い状態を含めて8組の組み合わせが可能である。8組の
可能な組み合わせは表1では0から7まで変化する数に
より表されている。示された数は、許容される特定のヒ
ステリシスモード、すなわち心房逸脱レートヒステリシ
ス、心房誘発AV遅延ヒステリシス又は心室誘発AV遅
延ヒステリシスを示す速記法として用いることができ
る。従って例えばヒステリシス「モード2」という表示
は、心房誘発AV遅延ヒステリシスが許容されかつ心房
逸脱レートヒステリシス及び心室誘発AV遅延ヒステリ
シスが許容されないことを表す。同様にヒステリシス
「モード7」は三つのすべてのヒステリシスモードが許
容されることを表す。
【0065】任意の所定のモードで利用すべきヒステリ
シスの量例えばTHiの値は、時間(ms)又は当該時間
間隔の%又は(心房逸脱期間AEIに対しては)所定の
毎分心拍数(bpm)として示すことができる。
【0066】
【表1】
【0067】次に図5には、心室誘発AV遅延ヒステリ
シスモードに組み合わせた心房誘発AV遅延ヒステリシ
スモードの動作の一例を描いたタイミング順序線図が示
されている。この組み合わせは表1に示す「モード3」
に相応する。図5に示すように、第1のAパルスA1
期間AVD110を開始させる。自然の心室活動を検出
しないAVD110の終了は、VパルスV1 を発生させ
心房逸脱期間AEI112を開始させる。自然の心房活
動を検出しないAEI112の終了は、第2のAパルス
2 を発生させ次のAVD114を開始させる。AVD
114は次に自然の心室活動を検出しないで終了し、そ
れによりVパルスV2 を発生させ次の心房逸脱期間11
6を開始させる。期間116が終了する前に、すなわち
AEIより短い時点で、P波P3 が検出される。
【0068】自然のP波P3 の発生はこの発明に基づく
心房誘発AV遅延ヒステリシスモードをトリガし、次の
AV遅延118を開始させかつその値を量TH1だけ増加
してAVDP とする。AVDP が終了すると、Vパルス
3 を発生させ次の心房逸脱期間120を開始させる。
3 の発生は次の心房逸脱期間120の値を量TH1だけ
短縮してAVDX とする。注記すればAEIとAVDと
の和により決定される基本心房ペーシングレートはこの
ときに変化しない。なぜならばAVDの増加量はAEI
の減少量に等しいからである。
【0069】心房誘発AV遅延ヒステリシスモードによ
れば、延長されたAVDP 及び短縮されたAEIX は自
然の心房活動(P波)が続いて検出される限り継続す
る。しかし図5に示された状態では、AEIX 120が
終了する前に自然の心房活動が検出されない。それゆえ
にAパルスA4 が発生させられ次のAV遅延122を開
始させる。AV遅延122が終了する前に、すなわちA
VDより短い時点でR波R4 が検出される。このR波R
4 はこの発明に基づく心室誘発AV遅延ヒステリシスに
従い、次のAV遅延126を量TH2だけ増加させてAV
R とし、量TH2だけ減少させてAEIY とした心房逸
脱期間128がこれに続く。ここでも基本心房ペーシン
グレートは変化しない。なぜならばAVDの増加量がA
EIの減少量と等しいからである。
【0070】心室誘発AV遅延ヒステリシスモードによ
れば、延長されたAVDR 及び短縮されたAEIY は自
然の心室活動(R波)が続いて検出される限り継続す
る。しかしながら図5に示された状態に対しては、AV
R 126が終了する前に自然の心室活動が検出されな
い。それゆえにこの種の心室誘発AV遅延ヒステリシス
によりトリガされた最後のAEIY が終了した後に、心
室誘発AV遅延ヒステリシスが終わる。従ってVパルス
5 が発生させられ、AEIY 128の終了後にAパル
スA6 が続き、次のAVD130の終了後にVパルスV
6 が続く。
【0071】次に図6には、図5に示すようなタイミン
グ順序線図が示されているが、しかし心房誘発及び心室
誘発AV遅延ヒステリシスモードばかりでなく心房逸脱
レートヒステリシスモードを更に含む。従って図6は表
1の「モード7」に相応する。図6に示すように、順序
はP波P13の発生までは標準のペーシング様式に従う。
13の発生は、次のAV遅延をAVDP へ増加させる心
房誘発AV遅延ヒステリシス、並びに次の心房逸脱期間
をAEIP へ増加させる心房逸脱レートヒステリシスを
共にトリガする。
【0072】AVDP 及びAEIP の延長された値は、
自然の心房活動が検出される限り継続する。図6に示さ
れた状態に対しては、AEIP が別のP波を検出するこ
となく終了し、AパルスA14を発生させ、更に心房誘発
AV遅延ヒステリシス及び心房逸脱レートヒステリシス
両者の効果を終わらせる。しかしながらA14に続く次の
AVDが終了する前にR波R14が検出され、心室誘発A
V遅延ヒステリシスをトリガし、このヒステリシスは次
のAV遅延をAVDR へ増加させる。更にR14に続く心
房逸脱期間が終了する前にP波P15が検出され、R14
発生により既にAVDR へ延長された次のAV遅延を、
AVDR 又はAVDP のうちの大きい方まで延長する。
P波P15もまた次の心房逸脱期間をAEIP へ延長す
る。注記すればR波R14とこれに続くP波P15が、最長
可能なペーシング間隔すなわち延長されたAEIP とこ
れに続く延長されたAVDR とを引き起こす。
【0073】例として「モード7」がDDDRペーシン
グモードで作動中のペースメーカに対して許容されると
仮定する。プログラムされたペーシングレートは70b
pmであり、心房逸脱レートヒステリシスは10%にプ
ログラムされ、AV遅延AVDは150msに設定さ
れ、心房誘発AV遅延ヒステリシスは10%に設定さ
れ、心室誘発AV遅延ヒステリシスは20%に設定され
ている。このゆえに図6では、AVDの値が150ms
であり、AEIの値が707msである(70bpm=
857ms、従ってAEI=857−150=707m
s)。AVDP の値は165msである(TH1=150
×10%=15ms、よってAVDP =150+15=
165ms)。AVDR の値は180msである(TH2
=150×20%=30ms、よってAVDR =150
+30=180ms)。AEIP の値は787msであ
る(70bpm×10%=7bpm、よって心房逸脱ヒ
ステリシスレート=63bpm、63bpmは952m
sの期間に相応する。TH1は15ms、かつこの952
msのAVDP 部分は165msであり、よってAEI
P =952−165=787ms)。TH3の値は95m
sである(AEIP =787=TH3+AEI−TH1、T
H3=787−707+15=95ms)。上記の数値は
例にすぎないことが強調されるべきである。またAEI
の値並びにAVDの値は、レート応答ペーシングモード
に対してはセンサ指示レートの関数として変化すること
が強調されるべきである。従って上記数値もこれに応じ
て変化する。
【0074】次に図7には、すべての三つのヒステリシ
スモードが選択された状態、すなわち表1の「モード
7」に対してこの発明に基づくヒステリシス法を描いた
簡略流れ図が示されている。表1及び本明細書のほかの
個所に与えられた情報によれば、同様な流れ図を表1の
他のモードに対して容易に導出することができる。方法
の各段階は「ブロック」として図7に描かれ、各ブロッ
クは以下の説明の補助のために符号が付けられている。
【0075】図7に示すように、一たび所望の二室ペー
シングモードがブロック200に示すように選択される
と、方法の第1の段階は選択されたヒステリシスモード
のための適当な作動パラメータの検索(ブロック20
2)を含む。図示のように図7はヒステリシスモードが
モード7(表1参照)であると仮定する。この種のパラ
メータはAVD、AEI、TH1、TH2、TH3のような変
数を規定する。この種のパラメータはメモリから直接検
索するか、又はあらかじめメモリに記憶された別のパラ
メータから計算するか、又は別の方法を検索のために利
用することができる。
【0076】一たび作動パラメータが検索されると、A
VDの計時が開始される(ブロック204)。AVDの
計時中に、自然の(内因性の)R波が検出されたかどう
かについて測定が行われる(ブロック206)。AVD
が終了したときに(ブロック208)R波が検出されな
いならば、Vパルスが発生させられAVD及びAEIが
リセットされる(ブロック210)。AVDのリセット
は、もしAVDがあらかじめ延長されているならば、A
VDを延長された値から最初の値へ戻すことを意味す
る。もしAEIがあらかじめ例えばAEIY まで短縮さ
れているならば、この種のAEIもまたこの時点でリセ
ットされる。
【0077】AVDの計時中にR波が検出される(ブロ
ック206)ならば、AVDが既に延長されているかど
うかについて測定が行われる(ブロック212)。延長
されていないとAVDがAVDR へ延長される。AEI
の短縮が望ましいならば、同時にAEIをAEIY へ短
縮することができる。
【0078】Vパルスの発生及びAVDのリセット(ブ
ロック210)又はAVDR へのAVDの延長(ブロッ
ク214)の後に、AEIの計時が開始される(ブロッ
ク216)。AEIの計時中に自然の心房活動が検出さ
れたかどうかについて測定が行われる(ブロック21
8)。検出されないでAEIが終了した(ブロック22
0)ならば、Aパルスが発生させられAEIがリセット
される(ブロック222)。「AEIのリセット」は延
長された値から最初の値へAEIを戻すことを意味す
る。
【0079】Aパルスの発生(ブロック222)に続い
て、処理を継続すべきかどうかについて判断を行うこと
ができる(ブロック234)。続けないならば方法が終
わる(ブロック235)。続けるならば要求に応じて作
動パラメータが更新され(ブロック236)、そして処
理がブロック204で開始して繰り返される。例えばも
しペーシングモードがレート応答形モードであるなら
ば、パラメータの更新を周期的に要求することができ、
AVD及びAEIの値をセンサ指示レートに基づき変更
することができる。
【0080】もし自然のP波がAEIの計時中に検出さ
れるならば(ブロック218)、AVDが既に延長され
ているかどうかについて測定が行われる(ブロック22
4)。例えばAVDは既にブロック214でAVDR
延長されているかもしれない。もしAVDが延長されて
いるならば、AVDP がAVDR より大きいかどうかに
ついて測定が行われる(ブロック226)。もし大きい
ならばAVDがAVDP へ延長される(ブロック22
8)。もし大きくないならばAVDはAVDR にとどま
る。ブロック224で測定されてもしAVDがまだ延長
されていないならば、AVDはAVDP へ延長される
(ブロック228)。こうしてAEIの計時中のP波の
検出に応じて、AVDが既にAVDR 又はAVDP へ延
長されているならば、AVDは適当な量だけ延長されA
VDR 又はAVDP のうちの大きい方となる。
【0081】一たびAVDが適当な量だけ延長される
と、AEIが既に延長されているかどうかについて測定
が行われる(ブロック230)。延長されていないなら
ばAEIがAEIP へ延長される(ブロック232)。
もし既に延長されているならば更なる延長は必要でな
い。
【0082】AEIがAEIP へ延長されると、処理は
繰り返し準備完了となる。すなわち処理が続けられるべ
きかどうかについて測定が行われる(ブロック23
4)。もし続けるべきならば作動パラメータが要求に応
じて更新され(ブロック236)、そして処理がブロッ
ク204で開始して繰り返される。続けるべきでないな
らば方法が終わる(ブロック235)。
【0083】前記のようにこの発明は、心房逸脱期間及
びAV遅延のプログラム値により決定されるペーシング
レートで刺激パルスを発生させることができ、他方では
自然の心房活動をペーシングレートより小さいレートで
引き起こすことができるような二室ペースメーカ又は二
室ペーシング法を提供する。従ってこの種のペースメー
カ又はペーシング法は、心臓のペーシングされるリズム
より心臓の自然のリズムを重視し、それにより心臓に所
定のペーシングレートで鼓動することを強制する刺激パ
ルスの使用開始に先立って、それ自体で鼓動する比較的
長い期間を心臓に与えるので有利である。
【0084】前記のようにこの発明は更に、ペースメー
カの動作に含まれる又は含まれないようにプログラムに
より選択できる幾つかの異なるペーシングモードを供給
するので有利である二室ペースメーカ又は二室ペーシン
グ法を提供する。
【0085】この発明を特殊の実施例及び用途により説
明したが、請求の範囲に記載のこの発明の範囲から逸脱
することなく多くの修正及び変形を当業者は行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づくプログラム可能な二室ペース
メーカのブロック線図である。
【図2】図1に示すペースメーカの制御論理回路の一実
施例のブロック線図である。
【図3】二室ペースメーカの動作に関連する基本時間間
隔を規定するタイミング線図である。
【図4】この発明に基づく種々のヒステリシスモードに
従って、いかにしてこの発明がAEI及び/又はAVD
を選択的に変更するかを示した拡大タイミング線図であ
る。
【図5】この発明に基づく心室誘発AV遅延ヒステリシ
スモードと組み合わせた心房誘発AV遅延ヒステリシス
モードを描くタイミング順序線図である。
【図6】図5と同様なしかし心房逸脱レートヒステリシ
スモードを更に含むタイミング順序線図である。
【図7】すべての三つのヒステリシスモードが選択され
ている状態に対して、この発明に基づくヒステリシス機
能を実現する方法を描いた流れ図である。
【符号の説明】
10 ペースメーカ 12 心臓 18 心房パルス発生器 20 心室パルス発生器 22 心房チャネル検出増幅器 24 心室チャネル検出増幅器 26 タイミング/制御装置 44 遠隔測定装置 48 外部のプログラミング装置 52 生理的センサ 76 カウンタ(タイマ) 84 クロック論理回路

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム可能な二室ペースメーカにお
    いて、(a)心房逸脱期間(AEI)及びAV遅延(A
    VD)を規定するタイミング/制御装置と、(b)AE
    I及びAVDのプログラム値を含むペースメーカの作動
    パラメータを設定及び導出するプログラミング装置と、
    (c)心房及び心室の収縮を検出する検出装置と、
    (d)心房刺激信号に応じて心房刺激パルスを発生させ
    るパルス発生装置と、(e)(1)検出装置による自然
    の心房収縮の検出に応じて第1の所定量だけAEIのプ
    ログラム値を延長し、(2)パルス発生装置による心房
    刺激パルスの発生に応じてAEIの値をプログラム値へ
    戻す、ようにした心房逸脱レートヒステリシス装置とを
    備え、 タイミング/制御装置は、どちらが先に起こるかにより
    心室収縮の検出又はAVDの終了に続いてAEIの計時
    を開始し、またどちらが先に起こるかにより心房収縮の
    検出又はAEIの終了に続いてAVDの計時を開始する
    装置を備え、更にタイミング/制御装置が更にAEIの
    終了に応じて心房刺激信号を発生させ、それにより心房
    刺激パルスがAEI及びAVDのプログラム値により決
    定されるプログラムレートで二室ペースメーカにより発
    生させられ、かつ自然の心房収縮がプログラムレートよ
    り小さいレートで起こることを許されることを特徴とす
    るプログラム可能な二室ペースメーカ。
  2. 【請求項2】 (1)検出装置による自然の心房収縮検
    出に応じて第2の所定量だけAVDのプログラム値を延
    長し、第2の所定量が第1の所定量より小さく、第2の
    所定量だけAEIのプログラム値を短縮し、(2)パル
    ス発生装置による心房刺激パルスの発生に応じて、延長
    されたAVDの値をプログラム値へ戻す、 ための心房誘発AVDヒステリシス装置を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のペースメーカ。
  3. 【請求項3】 パルス発生装置が更に心室刺激信号に応
    じて心室刺激パルスを発生させる装置を備え、タイミン
    グ/制御装置が更にAVDの終了に応じて心室刺激信号
    を発生させ、ペースメーカが、(1)検出装置による自
    然の心室収縮検出に応じて第3の所定量だけAVDのプ
    ログラム値を延長し、また第3の所定量だけAEIのプ
    ログラム値を短縮し、(2)パルス発生装置による心室
    刺激パルスの発生に応じて、延長されたAVDの値をプ
    ログラム値へ戻す、ようにした心室誘発AVDヒステリ
    シス装置を更に備えることを特徴とする請求項2記載の
    ペースメーカ。
  4. 【請求項4】 プログラミング装置が心房逸脱レートヒ
    ステリシス装置、心房誘発AVDヒステリシス装置及び
    心室誘発AVDヒステリシス装置を選択的に許容又は抑
    止する装置を備え、それにより心房逸脱レートヒステリ
    シス装置、心房誘発AVDヒステリシス装置及び心室誘
    発AVDヒステリシス装置の選択された組み合わせがペ
    ースメーカ内で用いるために許容されることを特徴とす
    る請求項3記載のペースメーカ。
  5. 【請求項5】 心房誘発AVDヒステリシス装置と心室
    誘発AVDヒステリシス装置とを両者が共にプログラミ
    ング装置を経て許容されるときに組み合わせる装置を更
    に備え、それによりAVDが第2の所定量又は第3の所
    定量のうちの大きい方だけ延長され、AEIが第2の所
    定量又は第3の所定量のうちの大きい方だけ短縮される
    ことを特徴とする請求項4記載のペースメーカ。
  6. 【請求項6】 心房誘発AVDヒステリシス装置と心室
    誘発AVDヒステリシス装置とを両者が共にプログラミ
    ング装置を経て許容されるときに組み合わせる装置を更
    に備え、それによりAVDがそれぞれ自然の心房活動又
    は自然の心室活動のどちらがまず検出されるかの関数と
    して第2又は第3の所定量だけまず延長され、その後第
    2又は第3の所定量のうちの大きい方に相応してそれぞ
    れの自然の心房活動又は自然の心室活動の発生に基づく
    第2又は第3の所定量のうちの大きい方だけ単に延長さ
    れ、AEIがAVDを延長するために用いられたのと同
    じ第2又は第3の所定量だけ短縮されることを特徴とす
    る請求項4記載のペースメーカ。
  7. 【請求項7】 ペースメーカが生理的パラメータを検出
    する生理的検出装置を更に備え、生理的パラメータが患
    者の生理的要求の表示を提供し、タイミング/制御装置
    は生理的検出装置により検出された生理的パラメータに
    応じて、プログラムされたAEIを自動的に調節する装
    置を更に備えることを特徴とする請求項4記載のペース
    メーカ。
  8. 【請求項8】 タイミング/制御装置は割り当てられた
    制御変数により設定された長さを有する時間間隔を規定
    するプログラム可能なタイマを備え、制御装置はAEI
    を規定するために第1の制御変数をプログラム可能なタ
    イマへ割り当て、また延長されたAEIを規定するため
    に第2の制御変数をプログラム可能なタイマへ割り当て
    ることを特徴とする請求項7記載のペースメーカ。
  9. 【請求項9】 プログラム可能なタイマがディジタルカ
    ウンタ及びクロック回路から成り、制御変数がディジタ
    ルカウンタへロードされたディジタルデータ語から成
    り、プログラム可能なタイマにより規定された時間間隔
    がディジタルデータ語をディジタルカウンタ及びクロッ
    ク回路によりカウントするのに要する時間から成ること
    を特徴とする請求項8記載のペースメーカ。
  10. 【請求項10】 二室ペーシングモードで作動するため
    に構成され、心臓の心房及び心室の自然の心臓活動を検
    出する装置と、心臓の心房又は心室のうちの選択された
    一つへ供給するための刺激パルスを発生させる装置とを
    備える植込形ペースメーカにおいて、心房逸脱期間(A
    EI)及びAV遅延(AVD)を規定するタイミング装
    置を備え、AEIとAVDとの和は刺激パルスが心臓へ
    供給されるときのペースメーカレートを設定する第1の
    値から成り、また自然の心臓活動が検出され続ける限り
    複数のヒステリシスモードのうちの少なくとも一つに基
    づきAEI又はAVDのうちの少なくとも一つを選択的
    に延長するプログラム可能なヒステリシス装置を備える
    ことを特徴とする植込形ペースメーカ。
  11. 【請求項11】 複数のヒステリシスモードは、自然の
    心臓活動が心房で検出される限りAEIを新しい値AE
    P まで延長し心房での自然の心臓活動の検出不能に基
    づきAEIP をAEIへ戻す第1のヒステリシスモード
    と、自然の心臓活動が心房で検出される限りAVDを新
    しい値AVDP へ延長し心房での自然の心臓活動の検出
    不能に基づきAVDP をAVDへ戻す第2のヒステリシ
    スモードとから成ることを特徴とする請求項10記載の
    植込形ペースメーカ。
  12. 【請求項12】 自然の心臓活動が心房で検出される限
    り第2のヒステリシスモードが更にAEIを新しい値A
    EIX まで短縮し、ここでAVDP とAEIX との和が
    本質的にAVDとAEIとの和と同じであり、心房での
    自然の心臓活動の検出不能に基づきAEIX をAEIへ
    戻すことを特徴とする請求項11記載の植込形ペースメ
    ーカ。
  13. 【請求項13】 複数のヒステリシスモードは、自然の
    心臓活動が心室で検出される限りAVDを新しい値AV
    R まで延長し心室での自然の心臓活動の検出不能に基
    づきAVDR をAVDへ戻す第3のヒステリシスモード
    を更に備えることを特徴とする請求項11記載の植込形
    ペースメーカ。
  14. 【請求項14】 自然の心臓活動が心室で検出される限
    り第3のヒステリシスモードが更にAEIを新しい値A
    EIY へ短縮し、ここでAVDR とAEIYとの和が本
    質的にAVDとAEIとの和と同じであり、心室での自
    然の心臓活動の検出不能に基づきAEIY をAEIへ戻
    すことを特徴とする請求項13記載の植込形ペースメー
    カ。
  15. 【請求項15】 複数のヒステリシスモードは、自然の
    心臓活動が心房で検出される限りAEIを新しい値AE
    P へ延長し心房での自然の心臓活動の検出不能に基づ
    きAEIP をAEIへ戻す第1のヒステリシスモード
    と、自然の心臓活動が心室で検出される限りAVDを新
    しい値AVDR へ延長し心室での自然の心臓活動の検出
    不能に基づきAVDR をAVDへ戻す第3のヒステリシ
    スモードとから成ることを特徴とする請求項10記載の
    植込形ペースメーカ。
  16. 【請求項16】 自然の心臓活動が心室で検出される限
    り第3のヒステリシスモードが更にAEIを新しい値A
    EIY へ短縮し、ここでAVDP とAEIYとの和が本
    質的にAVDとAEIとの和と同じであり、心室での自
    然の心臓活動の検出不能に基づきAEIY をAEIへ戻
    すことを特徴とする請求項15記載の植込形ペースメー
    カ。
  17. 【請求項17】 複数のヒステリシスモードは、自然の
    心臓活動が心房で検出される限りAVDを新しい値AV
    P へ延長し心房での自然の心臓活動の検出不能に基づ
    きAVDP をAVDへ戻す第2のヒステリシスモード
    と、自然の心臓活動が心室で検出される限りAVDを新
    しい値AVDR へ延長し心室での自然の心臓活動の検出
    不能に基づきAVDR をAVDへ戻す第3のヒステリシ
    スモードとから成ることを特徴とする請求項10記載の
    植込形ペースメーカ。
  18. 【請求項18】 自然の心臓活動が心房で検出される限
    り第2のヒステリシスモードが更にAEIを新しい値A
    EIX へ短縮し、ここでAVDP とAEIXとの和が本
    質的にAVDとAEIとの和と同じであり、心房での自
    然の心臓活動の検出不能に基づきAEIX をAEIへ戻
    すことを特徴とする請求項17記載の植込形ペースメー
    カ。
  19. 【請求項19】 自然の心臓活動が心室で検出される限
    り第3のヒステリシスモードが更にAEIを新しい値A
    EIY へ短縮し、ここでAVDP とAEIYとの和が本
    質的にAVDとAEIとの和と同じであり、心室での自
    然の心臓活動の検出不能に基づきAEIY をAEIへ戻
    すことを特徴とする請求項17記載の植込形ペースメー
    カ。
  20. 【請求項20】 いかに速く心臓が鼓動すべきかを示す
    生理的パラメータを検出する生理的検出装置を更に備
    え、タイミング装置が生理的検出装置により検出された
    生理的パラメータの関数として逸脱期間の第1の値を選
    択的に規定する装置を備えることを特徴とする請求項1
    0記載の植込形ペースメーカ。
  21. 【請求項21】 二室ペーシングモードで作動するよう
    に構成され、心臓の心房及び心室の自然の心臓活動を検
    出する装置と、心臓の心房又は心室のうちの選択された
    一つへ供給する刺激パルスを発生させる装置とを備える
    植込形ペースメーカの作動方法において、方法が下記の
    段階すなわち、(a)心房逸脱期間(AEI)とAV遅
    延(AVD)を規定し、AEIとAVDとの和は刺激パ
    ルスが心臓へ供給されるときのペースメーカレートを設
    定する第1の値から成り、(b)自然の心臓活動が検出
    され続ける限り複数のヒステリシスモードのうちの少な
    くとも一つに基づいてAEI又はAVDのうちの少なく
    とも一つを選択的に延長する、から成り、複数のヒステ
    リシスモードは、(1)自然の心臓活動が心房で検出さ
    れる限りAEIを新しい値AEIP まで延長し心室での
    自然の心臓活動の検出不能に基づきAEIP をAEIへ
    戻す第1のヒステリシスモードと、(2)自然の心臓活
    動が心房で検出される限りAVDを新しい値AVDP
    延長し心房での自然の心臓活動の検出不能に基づきAV
    P をAVDへ戻す第2のヒステリシスモードと、
    (3)自然の心臓活動が心室で検出される限りAVDを
    新しい値AVDR へ延長し心室での自然の心臓活動の検
    出不能に基づきAVDR をAVDへ戻す第3のヒステリ
    シスモードと、を含むことを特徴とする植込形ペースメ
    ーカの作動方法。
  22. 【請求項22】 第2のヒステリシスモードは、自然の
    心臓活動が心房で検出される限りAEIを新しい値AE
    X まで短縮し、ここでAVDP とAEIXとの和が本
    質的にAVDとAEIとの和と同じであり、また心房で
    の自然の心臓活動の検出不能に基づきAEIX をAEI
    へ戻すことを更に含むことを特徴とする請求項21記載
    のペースメーカの作動方法。
  23. 【請求項23】 第3のヒステリシスモードは、自然の
    心臓活動が心房で検出される限りAEIを新しい値AE
    Y へ短縮し、ここでAVDR とAEIY との和が本質
    的にAVDとAEIとの和と同じであり、また心房での
    自然の心臓活動の検出不能に基づきAEIY をAEIへ
    戻すことを更に含むことを特徴とする請求項21記載の
    ペースメーカの作動方法。
JP5069354A 1992-03-05 1993-03-03 二室モードでヒステリシス機能を有する植込形ペースメーカ Pending JPH067458A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/846308 1992-03-05
US07/846,308 US5237992A (en) 1992-03-05 1992-03-05 Implantable pacemaker providing hysteresis in dual-chamber modes

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH067458A true JPH067458A (ja) 1994-01-18

Family

ID=25297517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5069354A Pending JPH067458A (ja) 1992-03-05 1993-03-03 二室モードでヒステリシス機能を有する植込形ペースメーカ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5237992A (ja)
EP (1) EP0559193B1 (ja)
JP (1) JPH067458A (ja)
AU (1) AU654641B2 (ja)
DE (1) DE69333033T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6002201A (en) * 1996-01-08 1999-12-14 Hitachi, Ltd. Cathode ray tube with reduced astigmatism and curvature of field

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5417714A (en) * 1992-03-05 1995-05-23 Pacesetter, Inc. DDI pacing with PVC-protected hysteresis and automatic AV interval adjustment
SE9202630D0 (sv) * 1992-09-14 1992-09-14 Hans Schueller Pacemaker
US5814077A (en) * 1992-11-13 1998-09-29 Pacesetter, Inc. Pacemaker and method of operating same that provides functional atrial cardiac pacing with ventricular support
US5374281A (en) * 1993-02-09 1994-12-20 Siemens Pacesetter, Inc. Hysteresis in a rate-responsive pacemaker
US5522859A (en) * 1993-09-29 1996-06-04 Medtronic, Inc. Sinus preference method and apparatus for cardiac pacemakers
FR2714610B1 (fr) * 1993-12-31 1996-03-29 Ela Medical Sa Procédé et dispositif de commande d'un stimulateur cardiaque asservi à au moins un paramètre physiologique.
US5507782A (en) * 1994-03-17 1996-04-16 Medtronic, Inc. Method and apparatus for dual chamber cardiac pacing
US5601615A (en) * 1994-08-16 1997-02-11 Medtronic, Inc. Atrial and ventricular capture detection and threshold-seeking pacemaker
US5891175A (en) * 1996-12-26 1999-04-06 Cardiac Pacemakers Method and apparatus for rate-responsive cardiac pacing
US5954754A (en) * 1997-05-05 1999-09-21 Vitatron Medical, B.V. Single pass lead dual chamber pacing system with means for evaluating efficiency of atrial pacing
US6081747A (en) * 1998-11-23 2000-06-27 Pacesetter, Inc. Dual-chamber implantable pacemaker having negative AV/PV hysteresis and ectopic discrimination
US6625492B2 (en) 2000-05-15 2003-09-23 Pacesetter, Inc. Implantable cardiac stimulation device with detection and therapy for patients with vasovagal syncope
US6647295B2 (en) 2000-05-15 2003-11-11 Pacesetter, Inc. Implantable cardiac stimulation device with detection and therapy for patients with vasovagal syncope
US6522922B1 (en) * 2000-07-13 2003-02-18 Cardiac Pacemakers, Inc. Method and apparatus for breaking pacemaker mediated bradycardia
US6636765B2 (en) * 2001-02-06 2003-10-21 Pacesetter, Inc. Method and apparatus for timing events within an implantable medical device
DE10144442A1 (de) * 2001-09-06 2003-03-27 Biotronik Mess & Therapieg Ratenadaptiver Herzschrittmacher
US7050852B2 (en) * 2001-09-24 2006-05-23 Cardiac Pacemakers, Inc. Pacemaker mode switching based upon atrial conduction time
US7194307B2 (en) * 2003-12-22 2007-03-20 Cardiac Pacemakers, Inc. Pacing method and device for preserving native conduction system
US7123960B2 (en) 2003-12-22 2006-10-17 Cardiac Pacemakers, Inc. Method and system for delivering cardiac resynchronization therapy with variable atrio-ventricular delay
US7389141B2 (en) * 2003-12-22 2008-06-17 Cardiac Pacemakers, Inc. Biatrial pacing optimization for biventricular pacing
US7835788B1 (en) * 2005-12-21 2010-11-16 Pacesetter, Inc. Implantable cardiac device providing intrinsic conduction encouragement and method
US7826897B2 (en) * 2005-12-22 2010-11-02 Cardiac Pacemakers, Inc. Cardiac pacemaker with pacing rate monitoring
US7697986B2 (en) 2006-07-10 2010-04-13 Biotronik Crm Patent Ag Cardiac pacemaker
US9492669B2 (en) 2014-11-11 2016-11-15 Medtronic, Inc. Mode switching by a ventricular leadless pacing device
US9492668B2 (en) 2014-11-11 2016-11-15 Medtronic, Inc. Mode switching by a ventricular leadless pacing device
WO2020118037A2 (en) * 2018-12-06 2020-06-11 Medtronic, Inc. Method and apparatus for establishing parameters for cardiac event detection

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01212571A (ja) * 1987-10-08 1989-08-25 Siemens Ag レート応答型ペースメーカとその作動方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4363325A (en) * 1981-01-19 1982-12-14 Medtronic, Inc. Mode adaptive pacer
DE3277613D1 (en) * 1981-05-04 1987-12-17 Biotronik Mess & Therapieg Pacemaker
US4562841A (en) * 1982-08-05 1986-01-07 Cardiac Pacemakers, Inc. Programmable multi-mode cardiac pacemaker
US4561442A (en) * 1983-10-17 1985-12-31 Cordis Corporation Implantable cardiac pacer with discontinuous microprocessor programmable antitachycardia mechanisms and patient data telemetry
US4726380A (en) * 1983-10-17 1988-02-23 Telectronics, N.V. Implantable cardiac pacer with discontinuous microprocessor, programmable antitachycardia mechanisms and patient data telemetry
US4590944A (en) * 1984-01-27 1986-05-27 Mann Brian M Cardiac tissue stimulator for stimulating in the DDX modality
US4686988A (en) * 1984-10-19 1987-08-18 Sholder Jason A Pacemaker system and method for measuring and monitoring cardiac activity and for determining and maintaining capture
US4788980A (en) * 1986-07-18 1988-12-06 Siemens-Pacesetter, Inc. Pacemaker having PVC response and PMT terminating features
US4920965A (en) * 1987-11-25 1990-05-01 Medtronic, Inc. Dual chamber pacemaker with adaptive atrial escape interval
US4940052A (en) * 1989-01-25 1990-07-10 Siemens-Pacesetter, Inc. Microprocessor controlled rate-responsive pacemaker having automatic rate response threshold adjustment
US4944298A (en) * 1989-05-23 1990-07-31 Siemens-Pacesetter, Inc. Atrial rate based programmable pacemaker with automatic mode switching means

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01212571A (ja) * 1987-10-08 1989-08-25 Siemens Ag レート応答型ペースメーカとその作動方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6002201A (en) * 1996-01-08 1999-12-14 Hitachi, Ltd. Cathode ray tube with reduced astigmatism and curvature of field

Also Published As

Publication number Publication date
AU654641B2 (en) 1994-11-10
DE69333033D1 (de) 2003-07-17
DE69333033T2 (de) 2004-04-29
EP0559193A3 (en) 1997-03-26
AU3378993A (en) 1993-09-09
EP0559193B1 (en) 2003-06-11
EP0559193A2 (en) 1993-09-08
US5237992A (en) 1993-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH067458A (ja) 二室モードでヒステリシス機能を有する植込形ペースメーカ
US5340361A (en) Implantable pacemaker having adaptive AV interval adoptively shortened to assure ventricular pacing
AU648966B2 (en) Implantable pacemaker including means and method of terminating a pacemaker-mediated tachycardia during rate adaptive pacing
US5690689A (en) Dual-chamber implantable stimulation device having adaptive AV intervall and method for treating cardiomyopathy thereof
JP2821028B2 (ja) 心臓ペースメーカのための洞優先の方法及び装置
US5601613A (en) Method and apparatus for providing enhanced 2:1 block response with rate-responsive AV delay in a pacemaker
US6122546A (en) Pacemaker and method of operating same that provides functional atrial cardiac pacing with ventricular support
US5741308A (en) Dual-chamber implantable pacemaker and method of operating same for automatically setting the pacemaker's AV interval as a function of a natural measured conduction time
US5334220A (en) Dual-chamber implantable pacemaker having an adaptive AV interval that prevents ventricular fusion beats and method of operating same
US5423869A (en) Multi-sensor rate-responsive pacemaker and method of operating same
US5653738A (en) DDI pacing with protection against induction of a pacemaker medicated retrograde rhythm
CN107750179A (zh) 用于双腔室起搏的系统和方法
JPH04501971A (ja) プログラム可能なペースメーカ
US8473053B2 (en) Minimum ventricular pacing to break the repetitive AR-VS pattern
JPH05192416A (ja) デュアルチャンバペースメーカおよびその作動方法
US5514164A (en) DDD pacing response to atrial tachyucardia and retrograde conduction
JPH06197993A (ja) デュアルチャンバペースメーカおよびその作動方法
CA2306708A1 (en) Implantable cardiac stimulator with rate-adaptive t-wave detection
JPH09103501A (ja) 心臓補助システム
US5374281A (en) Hysteresis in a rate-responsive pacemaker
EP1987856A2 (en) Implantable cardiac device
JP2005518256A (ja) 適応的な不整脈検出ウィンドウを有するペースメーカ
JPH06205846A (ja) デュアルチャンバペースメーカおよびその作動方法
US6996437B2 (en) Ventricular safety pacing in biventricular pacing