JPH067500U - 細胞培養装置 - Google Patents
細胞培養装置Info
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- JPH067500U JPH067500U JP4544692U JP4544692U JPH067500U JP H067500 U JPH067500 U JP H067500U JP 4544692 U JP4544692 U JP 4544692U JP 4544692 U JP4544692 U JP 4544692U JP H067500 U JPH067500 U JP H067500U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 培養液の灌流の際に生じるフィルタの目詰ま
りを特別な装置の必要なく除去することを目的とする。 【構成】 本考案では、培養槽に補充すべき新鮮な培養
液でフィルタを逆洗して後、逆洗に使用された培養液を
培養槽に導入することを特徴とする。
りを特別な装置の必要なく除去することを目的とする。 【構成】 本考案では、培養槽に補充すべき新鮮な培養
液でフィルタを逆洗して後、逆洗に使用された培養液を
培養槽に導入することを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、細胞培養装置において、特に、細胞が培養液中に分泌した物質のみ を連続して濾過採取しながら培養を継続する装置に関する。
【0002】
連続して細胞培養を行うためには、培養槽内の古くなった培養液は回収し、新 鮮な培養液を連続的に補給しなければならない。ただし、培養液の回収の際には 細胞も同時に流出してしまい、いわゆる培養細胞液の濃度が低下してくるので、 細胞のみ抽出して培養槽に還流させるようにするため、培養液回収流路にクロス フローフィルタを設けたものが知られている。
【0003】 例えば、代表的な従来装置の概略図を図2に示す。この装置では、細胞(図中 ●印)を含む培養液は培養槽21とクロスフローフィルタ22との間を循環して おり、細胞はフィルタ内部を通過するが、培養液(図中△印)はフィルタ外に濾 過されて抜き取りポンプ24により廃液容器27へ排出される。培養液の排出に より、培養槽内の液量が減少すると、レベルセンサー(図示せず)の働きにより 培養液供給ポンプ23が作動し、排出された液量だけ新鮮培養液が新鮮培養液容 器26から槽内に供給される。なお、25は培養液灌流ポンプを示す。
【0004】
しかしながら、図2に示すような従来装置では、フィルタは細胞を含む培養液 の流れの方向と濾過方向とが直交するクロスフロー形なので、本来目詰まりしに くい構造にはなっているが、対象となる細胞は接着性があるので、完全には目詰 まりを防止することができなかった。
【0005】 そのため、この装置では、目詰まりが起こると、抜き取りポンプ24の運転を 停止し、洗浄液で逆洗し目詰まり解消を行っていた。但し、この手法だと、洗浄 液供給装置が別途必要になると共に、目詰まりの度に培養を中断しなければなら ず、非常に培養の効率が悪かった。
【0006】 かかる目詰まりを防止するための他の手法として、抜き取りポンプを正逆回転 可能にすることにより、抜き取った培養液でフィルタを逆洗する手法も提案され ている(実公平3−35119号)。
【0007】 しかし、この正逆方式でも、フィルタ詰まりの抑止効果は高くなく、通常1日 で詰まるところを2日に延ばせる程度であった。これは、抜き取った少量の培養 液で逆洗しているだけなので、洗浄専用の液を洗浄に必要な量だけ独立して流す のに比し大幅に効率が悪いからである。
【0008】 そこで、本考案は、従来にない全く新しい手法によりフィルタの目詰まりを防 止する装置を提供することを目的とする。
【0009】
本考案は、上記課題を解決するため、細胞培養槽と、該細胞培養槽の槽外に配 設され、細胞と培養液を分離するフィルタ部と、該フィルタ部に設けられた濾液 抜取りポートと、該濾液抜取りポートに切り換え可能に接続される培養液抜取り 部及び新鮮培養液供給部と、濾液抜取りポートへ供給された新鮮培養液を培養槽 に導入する導入部を備えた細胞培養装置を提供する。
【0010】 ここで、細胞培養槽は、培養状態を観察するためにもポリアクリル樹脂やガラ スなどの透明な材質のものが好ましい。
【0011】 フィルタ部は、細胞と培養液を分離できるものならば特に限定されないが、細 胞を含む培養液の流れの方向と濾過方向とが直交するクロスフロー形が好ましい 。フィルタの孔径は、細胞の種類により決定されるのは勿論であるが、数μm未 満のものならば,殆どの細胞を通過させることはない。フィルタの材質は、オー トクレーブ等で殺菌可能な様に、セラミックスやステンレスなどが好ましいが、 これらには限定されない。
【0012】 フィルタ部の濾液抜取りポートは、フィルタの濾過側に設けられた開口で、こ の開口に培養液回収部又は新鮮培養液供給部を切り換え可能に接続する。培養液 抜取り部は、例えば培養液回収容器、抜取り用チューブ、抜取りポンプで構成で き、また、新鮮培養液供給部は、例えば新鮮培養液容器、供給チューブ、送液ポ ンプで構成できるが、これらには限定されず、例えば、新鮮培養液の供給はガス 圧で供給しても良い。
【0013】 培養液抜取り部と新鮮培養液供給部の切り換えは、例えば、バルブ又はジョイ ントを用いてどちらかを選択したり、抜取り部または供給部のどちらかの作動を 止めて一方のみ作動させることにより行うことが考えられるが、これらには限定 されない。
【0014】 濾液抜取りポートへ供給された新鮮培養液を培養槽に導入する導入部は、例え ば、フィルタの濾過側と反対側に新鮮培養液の出口を設け、この出口を培養槽の 入口と接続することにより構成できる。なお、クロスフロー形のフィルタを用い るときは、フィルタで濾過されなかった液の出口と新鮮培養液の出口とを兼用さ せても良い。
【0015】
本考案では、フィルタの目詰まりが生じると、新鮮な培養液でフィルタを逆洗 するとともに、逆洗に使用された培養液は培養槽に導入し、その後細胞培養に利 用される。
【0016】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0017】 図1は、本考案の細胞培養装置の概略図で、図中1は有底円筒体の培養槽を示 す。培養槽1の上部には雑菌混入防止のための蓋2が設けられており、この蓋2 には培養液回収用のチューブ3、濾過後の液を戻すための還流チューブ4及び所 定量以上の培養液が供給されたときフロータンク17に排出するオーバーフロー 用パイプ16が貫通挿入されている。
【0018】 なお、蓋2には、培養液の溶存酸素濃度、pH、液レベル、液密度などを測定 するセンサ、O2 、CO2 、N2 などのガス導入用チューブも装着されているが 、図では省略した。
【0019】 5は中空円筒のクロスフローフィルタカラムで、その内部には細胞と培養液を 分離するためのセラミックフィルタ6が配設されている。セラミックフィルタ6 のポアサイズは、例えば3μmのものを用いる。
【0020】 クロスフローフィルタカラム5には、液の流れ方向に入口ポート7、出口ポー ト8が、液の濾過方向に濾液抜取りポート9が設けられており、入口ポート7に は培養液回収用のチューブ3の一端が、出口ポート8には還流チューブ4の一端 がそれぞれ接続される。従って、入口ポート7より導入される細胞を含む培養液 のうち、フィルタ6で濾過されなかったもの(細胞)は、出口ポート8より培養 槽1に戻ることになる。
【0021】 なお、培養液回収用のチューブ3には、細胞を含む培養液をクロスフローフィ ルタカラム5に送る送液ポンプP3が設けられている。
【0022】 また、濾液抜取りポート9には、接続チューブ10が接続され、チューブ10 は3方分岐部15を介して培養液抜取り部ロと新鮮培養液供給部イを接続する。 培養液抜取り部ロは、濾液抜取りチューブ12、培養液回収容器13、抜取り ポンプP1で構成され、新鮮培養液供給部イは、新鮮培養液供給チューブ11、 新鮮培養液容器14、送液ポンプP2で構成される。
【0023】 なお、前記3方分岐部15はT字型のジョイントで、水平2方には前記接続チ ューブ10と濾液抜取りチューブ12を接続し、他の一方に新鮮培養液供給チュ ーブ11を接続してある。また、濾液抜取りチューブ12の終端は培養液回収容 器13内に入れられ、新鮮培養液供給チューブ11の終端は、新鮮培養液容器1 4に入れられる。濾液の抜き取りは、濾液抜取りチューブ12に設けた抜取りポ ンプP1で行い、新鮮培養液の供給は新鮮培養液供給チューブ11に設けた送液 ポンプP2で行う。
【0024】 以上のように構成された装置の作用を次に説明する。
【0025】 まず、培養槽1に所定濃度に調整された培養液及び細胞を入れる。ここで、細 胞の播種密度は、少なくとも1×105 cells/mlになるようにする。
【0026】 細胞が入れられると、蓋2をして図示しないヒータ、攪拌機を作動させて培養 を行う。培養中は、培養液のpH、溶存酸素などは常にモニターされており、そ の値に応じて、O2 、CO2 、N2 などのガスが図示していない導入系より導入 される。
【0027】 細胞密度が、例えば、1×106 cells/mlになれば、送液ポンプP3を作動さ せて培養液の灌流を開始する(但し、細胞の種類によっては培養開始と同時に灌 流を開始しても良い)。なお、培養液の回収のときは、抜取りポンプP1はON 、送液ポンプP2はOFFにしておく。
【0028】 送液ポンプP3を作動させると、培養槽1内の細胞を含む培養液は、培養液回 収用チューブ3、クロスフローフィルタカラム5の入口ポート7を経由してクロ スフローフィルタカラム5内に送給される。クロスフローフィルタカラム5内に 入った細胞を含む培養液は、フィルタ6により細胞と培養液に分離され、細胞は 出口ポート8、還流チューブ4を経由して培養槽1内に還流される。また、濾過 された培養液は、抜取りポンプP1により抜取りポート9、接続チューブ10、 濾液抜取りチューブ12を経由して培養液回収容器13内に採取される。
【0029】 所定時間、あるいは所定量の培養液の回収が済めば、抜取りポンプP1をOF F、送液ポンプP2をONにする。そうすれば、新鮮な培養液が新鮮培養液容器 14から新鮮培養液供給チューブ11、接続チューブ10、抜取りポート9を経 由してクロスフローフィルタカラム5のフィルタ6の外側に供給される。フィル タ6の外側に供給された新鮮な培養液は、フィルタ6に付着している細胞を押し 出し、出口ポート8、還流チューブ4を経由して培養槽1内に送られる。
【0030】 なお、新鮮な培養液の供給は、フィルタ6の目詰まりがなくなるまで行うが、 培養槽1に過剰供給された培養液はオーバーフロー用パイプ16を経由してフロ ータンク17に排出される。
【0031】 以上のようにして、本考案の装置では、フィルタ6の逆洗と培養液の補充が連 続的に行われることになる。
【0032】 なお、上記では、3方分岐部はT字型のジョイントのものを説明したが、本考 案では、これに限定されず、図3(a)、(b)に示すようなバルブV1 、V2 で構成してもよく、また、図3(c)に示すように抜取りポート9の根元に濾液 抜取りチューブ12とともに新鮮培養液供給チューブ11を接続しても良い。 なお、図3中、aは新鮮培養液の供給方向、bは濾過された培養液の送液方向 を示す。
【0033】
本考案によれば、特別な装置を必要とせずに培養液の補給とフィルタの洗浄と を兼用的に行えるようにしたので、逆洗浄用の特別な試薬やそのための流路も不 要となる。これにより、高密度の培養を長時間にわたり安定して行うことができ る。
【図1】本考案の細胞培養装置の概略図。
【図2】従来の細胞培養装置の概略図。
【図3】3方分岐部の変形実施例
1:培養槽 3:培養液回収用チ
ューブ 4:還流チューブ 5:クロスフローフ
ィルタカラム 6:フィルタ 10:接続チューブ 11:新鮮培養液供給チューブ 12:濾液抜取りチ
ューブ 13:培養液回収容器 14:新鮮培養液容
器 P1:抜取りポンプ P2、P3:送液ポ
ンプ
ューブ 4:還流チューブ 5:クロスフローフ
ィルタカラム 6:フィルタ 10:接続チューブ 11:新鮮培養液供給チューブ 12:濾液抜取りチ
ューブ 13:培養液回収容器 14:新鮮培養液容
器 P1:抜取りポンプ P2、P3:送液ポ
ンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 細胞培養槽と、該細胞培養槽の槽外に配
設され、細胞と培養液を分離するフィルタ部と、該フィ
ルタ部に設けられた濾液抜取りポートと、該濾液抜取り
ポートに切り換え可能に接続される培養液抜取り部及び
新鮮培養液供給部と、濾液抜取りポートへ供給された新
鮮培養液を前記培養槽に導入する導入部を備えた細胞培
養装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4544692U JP2500043Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 細胞培養装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4544692U JP2500043Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 細胞培養装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH067500U true JPH067500U (ja) | 1994-02-01 |
| JP2500043Y2 JP2500043Y2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=12719565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4544692U Expired - Fee Related JP2500043Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 細胞培養装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2500043Y2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009142182A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 生体細胞の分離装置、培養装置及び生体細胞の分離方法 |
| JP2014509194A (ja) * | 2011-02-24 | 2014-04-17 | ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・アクチボラグ | フィルタアセンブリを通るフィード流及び回収流を有するバイオリアクタ |
| JPWO2014136581A1 (ja) * | 2013-03-06 | 2017-02-09 | 国立大学法人京都大学 | 多能性幹細胞の培養システム及び多能性幹細胞の継代方法 |
| JPWO2016006680A1 (ja) * | 2014-07-10 | 2017-07-06 | オリンパス株式会社 | 細胞培養システム |
| KR20190049603A (ko) * | 2017-10-31 | 2019-05-09 | 주식회사 피디젠 | 미세 잔류암 세포 분리 배양기 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4544692U patent/JP2500043Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009142182A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 生体細胞の分離装置、培養装置及び生体細胞の分離方法 |
| JP2014509194A (ja) * | 2011-02-24 | 2014-04-17 | ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・アクチボラグ | フィルタアセンブリを通るフィード流及び回収流を有するバイオリアクタ |
| JPWO2014136581A1 (ja) * | 2013-03-06 | 2017-02-09 | 国立大学法人京都大学 | 多能性幹細胞の培養システム及び多能性幹細胞の継代方法 |
| JPWO2016006680A1 (ja) * | 2014-07-10 | 2017-07-06 | オリンパス株式会社 | 細胞培養システム |
| KR20190049603A (ko) * | 2017-10-31 | 2019-05-09 | 주식회사 피디젠 | 미세 잔류암 세포 분리 배양기 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2500043Y2 (ja) | 1996-06-05 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |