JPH0675101A - 光散乱媒体およびその製造方法 - Google Patents

光散乱媒体およびその製造方法

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JPH0675101A
JPH0675101A JP22696592A JP22696592A JPH0675101A JP H0675101 A JPH0675101 A JP H0675101A JP 22696592 A JP22696592 A JP 22696592A JP 22696592 A JP22696592 A JP 22696592A JP H0675101 A JPH0675101 A JP H0675101A
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JP
Japan
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light
scattering medium
crystallinity
light scattering
production
Prior art date
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Application number
JP22696592A
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English (en)
Inventor
Tadashi Asanuma
浅沼  正
Kensei Sasaki
建世 佐々木
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】結晶性のシンジオタクチックポリプロピレンを
加熱溶融成形してなるヘイズが25%以下の光散乱媒体、
および結晶性のシンジオタクチックポリプロピレンを加
熱溶融成形した後、急冷することにより光散乱媒体を製
造する方法。 【効果】透明性が良好な光散乱媒体を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光散乱媒体に関する。詳
しくは可視光を散乱する透明な媒体およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】光を散乱する媒体としては、種々のもの
が考えられており、その中では、ミー散乱を利用したも
のは、透明な物質の中の粒子の大きさとか形状を変更す
ることで種々の散乱パターンとすることが可能であり興
味が持たれる。実際に小池らは二種のポリマーを混合す
ることで散乱媒体が形成できることを報告している(日
経産業新聞1992年5月26日)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】小池らの方法は興味深
いものであるが、二種のポリマーを混合するとか、二種
のモノマーを共重合するとか操作が煩雑である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題を
解決して、簡単に製造できる光散乱媒体について鋭意検
討し本発明を完成した。
【0005】即ち本発明は、結晶性のシンジオタクチッ
クポリプロピレンを加熱溶融成形してなるヘイズが25%
以下の光散乱媒体である。
【0006】そして本発明はまた、上記光散乱媒体を簡
便に製造する方法であり、結晶性のシンジオタクチック
ポリプロピレンを加熱溶融成形した後、急冷することを
特徴とする光散乱媒体の製造方法である。
【0007】本発明の成形体についてその製造方法を詳
述することでさらに説明する。
【0008】本発明においてシンジオタクチックポリプ
ロピレンとは、結晶性でシンジオタクチック構造を有す
るポリプロピレンであればよく、プロピレンの単独重合
体のみならずプロピレンと他のオレフィンのランダム共
重合体、あるいはブロック共重合体も含まれる。例え
ば、135 ℃の1,2,4-トリクロロベンゼン溶液で測定した
13C-NMR スペクトルにおいてテトラメチルシランを基準
として20.2ppm に観測されるピーク強度がプロピレン単
位のメチル基に帰属されるピーク強度の総和の0.3 以
上、好ましくは0.5 以上、さらに好ましくは0.7 以上で
あるプロピレンが利用される。シンジオタクチックポリ
プロピレンを製造するに用いる触媒としては、J.A.EWEN
らによるJ.Am.Chem.Soc.,1988,110,6255- 6256に記載さ
れた化合物が例示できるが、異なる構造の触媒であって
も、プロピレンの単独重合をおこなったとき得られるポ
リプロピレンのシンジオタクチックペンタッド分率が0.
7 以上のポリプロピレンを製造することができるような
ものであれば利用できる。
【0009】具体的には、上記文献に記載されたイソプ
ロピル(シクロペンタジエニル-1-フルオレニル) ハフ
ニウムジクロリド、あるいはイソプロピル(シクロペン
タジエニル-1- フルオレニル) ジルコニウムジクロリド
とアルミノキサンからなる触媒が例示される。ここでア
ルミノキサンとしては、下記一般式化1、化2の2種類
の構造(式中、Rは炭素数1〜3の炭化水素残基、nは
1〜50の整数。)のものが知られており、これらはいず
れでも使用でき、特にRがメチル基であるメチルアルミ
ノキサンでnが5以上、好ましくは10以上のものが利用
される。
【0010】
【化1】
【0011】
【化2】
【0012】上記遷移金属化合物に対するアルミノキサ
ンの使用割合としては10〜1000000モル倍、通常50〜500
0モル倍である。
【0013】また重合条件については特に制限はなく不
活性媒体を用いる溶媒重合法、或いは実質的に不活性媒
体の存在しない塊状重合法、気相重合法も利用できる。
重合温度としては−100 〜200 ℃、重合圧力としては常
圧〜 100kg/cm2 で行うのが一般的である。好ましくは
−100 〜100 ℃、常圧〜50kg/cm2 である。好ましい分
子量としては、135 ℃テトラリン溶液で測定した極限粘
度として0.1 〜3.0程度であるのが一般的である。
【0014】また共重合に用いる他のオレフィンとして
は、エチレン、あるいは炭素数4〜20のα−オレフィン
が例示され、これらの使用割合としては、ランダム共重
合では10wt%未満、ブロック共重合の際には、プロピレ
ン単独での重合が全体の50%以上であるのが好ましい。
【0015】本発明において成形方法としては加熱溶融
して成形する方法である限り制限はなく、押出成形法、
射出成形法、ブロー成形法などどの様な方法であっても
よいが、光散乱媒体としての利用という点からは、押出
成形法、射出成形法などの成形物としてシート状のもの
が得られる方法である。
【0016】本発明の光散乱媒体となるために物理的な
条件としては、成形物が充分な透明性を有し、しかも結
晶のサイズが可視光の波長と同じオーダーであり、さら
に結晶化度が20〜50%程度であることであり、そのよう
な条件は、結晶性のシンジオタクチックポリプロピレン
を透明性が良好な成形物となるように加熱溶融成形する
ことで達成できる。そのようにして得られた成形物がヘ
イズで表現して25%以下であれば自動的にそのような物
理的条件を満足できる。
【0017】そのような成形条件としては、150〜300
℃、好ましくは180〜250℃で加熱溶融成形し得られた成
形物を急冷することであり、急冷方法としては、例え
ば、結晶化度が少なくとも20%に達するまでは50℃未満
の比較的低温で結晶化を進行させ、次いで、より温度を
上げて高温で結晶化を進行させることである。これはシ
ンジオタクチックポリプロピレンの結晶の大きさが初め
の結晶化度が比較的小さい時に決まり、この結晶の大き
さはさらに結晶化が進行しても変化しないということに
よる。従って比較的低温での処理を結晶化度が20%を越
えた後にも続けても結晶化に時間がかかる上に、温度に
よって到達する結晶化度がほぼ定まっているため、物性
が不良となる。通常は多くても結晶化度が30%に達する
までに温度を高めるのが好ましい。
【0018】結晶化度が少なくとも20%に達するまでの
処理温度としてはより好ましくは45℃以下、さらに好ま
しくは40℃以下である。温度が低い方が結晶の大きさが
小さく透明性などの物性が良好である。通常0 ℃以上で
行うのが一般的である。結晶化度が20%を越えた後の処
理温度および処理時間としては特に制限はないが物性の
点で40℃以上で140 ℃以下で行うのが一般的であり、到
達結晶化度として40%程度になる温度および時間とする
のが好ましい。より簡便には、加熱溶融成形した成形物
を0℃以下の温度に急冷した後、成形物を20〜50℃程度
で数分〜数時間結晶化させ、必要に応じさらに融点以下
の比較的高温で結晶化を完結させることで達成できる。
【0019】ここで、結晶化度の測定は成形物の密度を
測定することで行われ密度をdとすると以下の式(数
1)で表される。
【0020】
【数1】
【0021】こうして製造される成形物の形状として
は、光散乱媒体として利用できる形状であればどのよう
なものであってもよいが、通常厚さ0.1 〜50mm程度のシ
ート状あるいは、楔型のシートなど、成形物の薄い面か
ら光を入射し、広い面で散乱光を取り出すような形状の
ものとして利用するのが一般的である。
【0022】
【実施例】以下に実施例を示しさらに本発明を説明す
る。
【0023】実施例1 常法にしたがって合成したイソプロピルシクロペンタジ
エニル-1- フルオレンをリチウム化し、四塩化ジルコニ
ウムと反応し再結晶することで得たイソプロピル(シク
ロペンタジエニル-1- フルオレニル) ジルコニウムジク
ロリド0.2gと東ソー・アクゾ(株)製メチルアルミノキ
サン(重合度16.1)30g を用い、内容積200 リットルの
オートクレーブでプロピレンを装入して20℃で重合圧力
3kg/cm 2-G となる様にプロピレンを追加しながら、20
℃で2時間重合し、ついでメタノールとアセト酢酸メチ
ルで脱灰処理し塩酸水溶液で洗浄し、ついで濾過して5.
6kgのシンジオタクチックポリプロピレンを得た。
【0024】このポリプロピレンは13C-NMR によればシ
ンジオタクチックペンタッド分率は0.935 であり、135
℃テトラリン溶液で測定した極限粘度(以下、ηと略
記)は1.45、1,2,4−トリクロロベンゼンで測定し
た重量平均分子量と数平均分子量の比(MW/MN )は2.2
であった。
【0025】このポリプロピレンにステアリン酸カルシ
ウム 0.1wt%を加えて造粒し、240℃で一方の厚さが0.1
mm 、一方が3mm の楔型の形状となるように100 ×100mm
の金属板に挟んで溶融して成形し、20℃の冷水で1時
間保持した。この物を取り出し密度を測定して結晶化度
を測定したところ25%であり、厚さ2mmのところで測定
したヘイズは13.8%であった。さらにシートはついで50
℃の温水に入れ10分間保持したところ結晶化度は34%に
達した。
【0026】このシートの長い方の広い面に黒い紙を張
り付け0.5mm の面から光を入射して短い方の広い面から
観測したところ全面に渡り散乱光が観測できた。
【0027】比較例1 溶融成形後、初めから50℃で1時間熱処理した他は実施
例1と同様にしたところ結晶化度は38%であり厚さ2mm
のところで測定したヘイズは28.5%であった。同様に評
価したが、ほとんど光はシート中を透過せず、広い面の
極一部、光が入射するところでのみ散乱光が観測され
た。
【0028】比較例2 市販のアイソタクチックプロピレン−エチレン共重合体
(三井東圧化学(株)製商品名、三井ノーブレンMJS-G
)を用いた他は実施例1と同様にしたところ、結晶化
度は56%(DSCで測定)であり厚さ2mmのところで測
定したヘイズは32.5%であるシートが得られた。同様に
評価したが、ほとんど光はシート中を透過せず、広い面
の極一部、光が入射するところでのみ散乱光が観測され
た。
【0029】
【発明の効果】本発明の成形物は、透明性が良好な光散
乱媒体であり、工業的に極めて価値がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結晶性のシンジオタクチックポリプロピレ
    ンを加熱溶融成形してなるヘイズが25%以下の光散乱媒
    体。
  2. 【請求項2】結晶性のシンジオタクチックポリプロピレ
    ンを加熱溶融成形した後、急冷することを特徴とする光
    散乱媒体の製造方法。
JP22696592A 1992-08-26 1992-08-26 光散乱媒体およびその製造方法 Pending JPH0675101A (ja)

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