JPH0675404A - 電子写真式色校正用原版 - Google Patents
電子写真式色校正用原版Info
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- JPH0675404A JPH0675404A JP5038676A JP3867693A JPH0675404A JP H0675404 A JPH0675404 A JP H0675404A JP 5038676 A JP5038676 A JP 5038676A JP 3867693 A JP3867693 A JP 3867693A JP H0675404 A JPH0675404 A JP H0675404A
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Abstract
層上に電子写真プロセスにより形成された少なくとも1
色のトナー像を、転写層と共に被転写材料に転写するこ
とにより色校正刷りを製造するための電子写真式色校正
用原版であって、光導電層が、フッ素原子及び/又はケ
イ素原子を有する構成単位を含む樹脂〔P〕、極性基を
有する低分子量の樹脂〔Q〕、並びに光及び/又は熱硬
化性基を有する構成単位を含む樹脂〔R〕を含み、樹脂
〔P〕を少なくとも前記転写層に接する表面の近傍に含
み、該表面のJIS Z2037−1980「粘着テー
プ・シート試験方法」により試験される粘着力が150
gram・force(g ・f)以下であることを特徴とする電子写
真式色校正用原版。 【効果】 本発明の電子写真式色校正用原版は、転写層
と光導電層の剥離が容易であり、また、優れた電子写真
特性を示し、その結果、色ずれがなく、高精細、高画質
の色校正刷りが得られる。
Description
用原版に関するものであり、特に、該色校正用原版の光
導電層の改良に関するものである。
性、寸度安定性、汚れにくさ等の面から、専らPS版が
用いられている。PS版は、親水性向上のための表面処
理を施したアルミニウム支持体上に、ジアゾ樹脂もしく
はo−キノンジアジドを主剤とした感光層を設けてなる
版材であり、これに、色分解、網掛けしたフィルムを重
ね紫外線露光を行なったのち現像し、非画像部の感光層
を除いて親水性のアルミ表面を露出させることにより印
刷版を作製することができる。各色についてこのプロセ
スにより印刷版を作製し、これを順に印刷機にかけ、対
応するインキを用いて一枚の印刷用紙に印刷することに
より、多色像の印刷物を得ることができる。かかる印刷
方法においては、文字入力、レイアウト、色指定などの
一連の編集、製版、印刷の各工程において指定通りの作
業が行なわれたことの確認、及び色調子再現等について
の発注者の注文との差違がないことの確認を行い、必要
な場合には修正を行った後に、実際の印刷に進んでい
る。このステップを校正と言う。前者は内校と呼ばれ、
上に述べたように印刷会社内部での各工程のチェックを
目的としている。一方、後者は外校と呼ばれ、発注者に
印刷許可を得るための校正であり、インキ、印刷用紙等
も本機印刷と同じものを使用し、その刷り上がりも本機
印刷とほとんど変わらない。ここで、本機印刷に用いる
印刷用紙で校正刷りを行なうことを本紙校正と呼んでい
る。色指定、カラー写真の調子再現については、各色に
ついての確認及び修正が必要であり、特に外校としての
校正刷りは何度か繰り返して行なわれているのが実際で
ある。従来からの校正刷りは、実際の印刷に用いる色分
解及び網掛けしたフィルムと、校正刷り用と称される比
較的安価で耐刷性の低いPS版とを用いて作製した印刷
版を用い、例えば大日本スクリーン製の平台4色校正機
と呼ばれる印刷機に近い機構の校正機により印刷するこ
とにより行なわれている。これはプレスプルーフと呼ば
れているが、印刷版の作製に時間がかかり、また、操作
に熟練を要するため一定の品質を保つのが難しいという
欠点を有している。
いず、従って簡便でかつ印刷に起因する不安定要素のな
い色校正方法がいくつか提案されており、操作性、繰り
返し安定性などの点から好ましいとして利用されてい
る。これはオフプレスプルーフと呼ばれていて、代表的
な方式、システムは日本印刷学会誌の第24巻第3号3
2ページ(1989)に掲載されている。例えばカラー
アート(富士写真フィルム株式会社)、クロマリン(デ
ュポン)及びマッチプリント(3M)などの商品名で実
用化されているシステムである。これらは色分解フィル
ムを用いてはいるが、上述のような校正機は用いないシ
ステムである。色分解フィルムは、カラースキャナーを
用いて製造されることが多い。これは、原稿からデータ
を読み取り、色分解、網掛け、調子再現コントロールを
行った後、デジタルデータとして出力し、該データに基
づいて変調したレーザー光により銀塩フィルムを走査露
光し、これに現像、定着、及び乾燥処理を行って多色印
刷版用のポジチブ又はネガチブフィルムを製造する装置
である。近年、更にトータルカラースキャナーと呼ばれ
る電子製版システムが開発されて、実用に供され始めて
いる。これはシステム内でレタッチまたは、集版までを
行なうことのできるもので、これまで以上に迅速に仕上
がりの良否を判定する内校が要求される。つまりシステ
ム内で処理を行なった結果としての仕様体裁、レイアウ
ト、いくつかの絵柄の色分解品質の適否、調子の再現性
の具合などを、これまでの校正法で行っていたのでは、
色分解フィルムへの出力、プレスプルーフまたはオフプ
レスプルーフの仕上がりを待たなければならないため、
システムの利用効率を著しく低下させることになる。シ
ステム内にある画像データはデジタル情報として利用可
能であることから、従来の校正法に依らないデジタルダ
イレクトカラープルーフシステムがいくつか提案されて
いる。これらの詳細は「印刷情報」誌1991年4月号
2ページ以降に掲載されている。方式としては銀塩方
式、静電トナー方式(湿式電子写真方式)、インキジェ
ット方式、熱昇華転写方式などがある。
方式は光導電性感光体に帯電、レーザー露光を行った
後、電気絶縁性液体中に顔料を分散したカラートナーで
現像し、これをC、M、Y、Bkの4色について繰り返
したあとにトナー像を転写することができるので、高精
細、高画質であり色調、調子再現性が良く、また、用紙
を選ばないので、本紙校正が可能であるという利点を持
っている。しかしながら感光体表面から直接本紙にトナ
ー像を完全に転写することは極めて難しく、それを成し
得た特開平2−272469に開示された技術において
も、幾つかのステップを踏む必要がある。また剥離可能
な転写層を光導電層の表面に設けて、この上にトナー画
像を形成し転写層ごと本紙へ転写するという提案が、特
開昭61−174557(特公平2−43185)、特
開平1−112264、特開平1−281464、特開
平3−11347においてなされている。そのなかでも
唯一実用に供されているのは特開昭61−174557
の技術であるが、これは電子写真感材の透明支持体(ポ
リエチレンテレフタレートフィルム)側から露光するも
のであり、更に導電層も透明としなければならず、一回
限りの使い捨てでもあるので、コスト面では不利であ
る。特開平1−112264、特開平1−281464
においては、光導電層表面に、剥離層、接着層を順次設
けてなる感光紙を用いた画像形成方法もしくはカラー印
刷方法の提示があり、これらは現像後にトナー画像を剥
離層ごと普通紙に転写することを特徴としている。しか
しながらこれらの方法に用いられている光導電層の構成
を均一に実用的な面積で形成すること、およびトナー画
像を損なうことなく転写することは困難である。
可能なオーバーコート層を設けた記録媒体を用いる方法
においても、同様のことが言える。以上の様な転写に関
わる画像の劣化の問題とともに、電子写真プロセスで画
像を形成する事に関しても種々の問題があり、かかる問
題の要因としては、特に、電子写真感光体の静電特性が
挙げられる。公知の光導電層で構成される電子写真感光
体を利用したシステムについては、撮像時の環境条件を
変動(高温・高湿あるいは低温・低湿)させて詳細に検
討してみたところ、電子写真特性(特に暗中電荷保持
性、光感度等)が変動し、安定した良好な複写画像が得
られなくなる場合が生じた。また、今日のデジタルダイ
レクト化に対応可能な電子写真式色校正用原版におい
て、半導体レーザー光を用いたスキャニング露光方式を
採用した場合、可視光による全面同時露光方式に比べ時
間が長くなり、また露光強度にも制約があることから、
静電特性、特に暗電荷保持特性、光感度に関して、より
高い性能が要求される。これに対し、上記公知の原版で
は電子写真特性が劣化し、実際の複写画像も地カブリが
発生し易くなり、且つ細線の飛びや文字のツブレが生じ
てしまい、結果として、得られた色校正刷りの画像が低
下してしまった。
問題点を改良した電子写真方式を用いた色校正用原版を
提供するものである。本発明の目的は色ずれがなく高精
細、高画質の色校正刷りを簡便に、安定して得ることに
ある。本発明の他の目的は、容易に製造でき、且つ製造
コストの低い電子写真式色校正用原版を提供することに
ある。更に他の目的は、トナー像を容易に、シンプルな
構成の転写装置で転写することができ、転写用紙を選ば
ず、印刷本紙への校正刷りを可能とする色校正刷りの製
造方法を提供することにある。本発明の他の目的は、複
写画像形成時の環境が低温低湿あるいは高温高湿のよう
に変動する場合でも、鮮明で良質な画像を有する色校正
刷りを与えることができる色校正用原版を提供すること
である。本発明の他の目的は、併用し得る増感色素の種
類による影響を受け難く、半導体レーザー光によるスキ
ャニング露光方式でも静電特性の優れた色校正用原版を
提供することである。
光導電層及び転写層を含み、該転写層上に電子写真プロ
セスにより形成された少なくとも1色のトナー像を、転
写層と共に被転写材料に転写することにより色校正刷り
を製造するための電子写真式色校正用原版であって、該
光導電層が、下記の樹脂(P1)、(P2)、(P3)及び(P4)から
なる群から選ばれる樹脂〔P〕、下記の樹脂(Q1)及び(Q
2)からなる群から選ばれる樹脂〔Q〕、並びに光及び/
又は熱硬化性基を少なくとも1種含有する構成単位を少
なくとも1種含有する樹脂〔R〕を含み、且つ該樹脂
〔P〕が少なくとも前記転写層に接する表面の近傍に存
在し、該表面のJIS Z0237−1980「粘着テ
ープ・シート試験方法」により試験される粘着力が15
0gram・force(g ・f)以下であることを特徴とする電子
写真式色校正用原版により達成される。 (1) 樹脂(P1):フッ素原子及び/又はケイ素原子を含有
する構成単位を50重量%以上含有するセグメント
(X)と光及び/又は熱硬化性基を少なくとも1種含有
する構成単位を含有するセグメント(Y)とを含む直線
状ブロック型共重合体。 (2) 樹脂(P2):フッ素原子及び/又はケイ素原子を含有
する構成単位を50重量%以上含有するセグメント
(X)と光及び/又は熱硬化性基を少なくとも1種含有
する構成単位を含有するセグメント(Y)とを含むAB
型ブロック高分子鎖が少なくとも3個、有機基(Z)を
介して結合しているスター型共重合体。 (3) 樹脂(P3):フッ素原子及び/又はケイ素原子を含有
する構成単位を50重量%以上含有するセグメント
(X)と光及び/又は熱硬化性基を少なくとも1種含有
する構成単位を含有するセグメント(Y)とを含むグラ
フト型共重合体。
素原子を含有する構成単位を50重量%以上含有するセ
グメント(X)と光及び/又は熱硬化性基を少なくとも
1種含有する構成単位を含有するセグメント(Y)とを
含むAB型又はABA型ブロック共重合体であり、且つ
該セグメント(X)の少なくとも一つが下記のグラフト
型セグメント(X') であるか、該セグメント(Y)の少
なくとも一つが下記のグラフト型セグメント(Y') であ
るか、又は該セグメント(X)の少なくとも一つが下記
のグラフト型セグメント(X') であり、且つ該セグメン
ト(Y)の少なくとも一つが下記のグラフト型セグメン
ト(Y') である共重合体。 グラフト型セグメント(X') :重量平均分子量が1×1
03 〜2×104 であり、フッ素原子及び/又はケイ素
原子を含有する構成単位を50重量%以上、好ましくは
90重量%以上含有するマクロモノマー部(MA ) を共
重合成分として含有するセグメント。 グラフト型セグメント (Y') :重量平均分子量が1×1
03 〜2×104 であり、フッ素原子及び/又はケイ素
原子を含有する構成単位を含有しない構成単位より成る
マクロモノマー部(MB ) を共重合成分として含有する
セグメント。 (5) 樹脂(Q1):1×103 〜2×104 の重量平均分子
量を有し、一般式(I): −CH(a1)−C(a2)(COOR3)− (式中、a1 及びa2 は各々水素原子、ハロゲン原子、
シアノ基、又は炭化水素基を表し、R3 は炭化水素基を
表す) で表される構成単位を30重量%以上含有し、且
つ-PO3H2、-SO3H 、-COOH 、−PO(OH)(R1) (式中、R1は
炭化水素基又は-OR2(R2 は炭化水素基を表す) を表す)
及び環状酸無水物基から選択される少なくとも1種の極
性基を含む単独重合体又はランダム共重合体。 (6) 樹脂(Q2):1×103 〜2×104 の重量平均分子
量を有し、上記一般式(I)で表される構成単位を30
重量%以上含有するセグメント(M)と、-PO3H2、-SO3
H 、-COOH 、−PO(OH)(R1) (式中、R1は炭化水素基又は
-OR2(R2 は炭化水素基を表す)を表す) 及び環状酸無水
物基から選択される少なくとも1種の極性基を含むセグ
メント(N)とを含む直線状ブロック共重合体。
脂〔Q〕及び樹脂〔R〕等の結着樹脂で分散されたもの
であればよく、光導電性化合物の分散された層のみで構
成されたいわゆる単分散層タイプ及び光導電性化合物分
散層である電荷発生層と電荷輸送層とを少なくとも含む
いわゆる積層タイプ(又は機能分離タイプ)のいずれで
もよい。重要なことは、該各種光導電層の転写層に接す
る面の近傍に樹脂〔P〕が偏在し、該面が改良された剥
離特性を有することである。例えば、電荷発生層と電荷
輸送層からなる機能分離型の光導電層においては、転写
層と隣接する層である電荷輸送層が樹脂〔P〕及び樹脂
〔R〕を含み、電荷発生層が樹脂〔Q〕及び光導電性化
合物を含むことができる。また、電荷発生層と電荷輸送
層からなる機能分離型の光導電層において、転写層と隣
接する層である電荷輸送層が、樹脂〔P〕、樹脂
〔R〕、樹脂〔Q〕及び光導電性化合物を含むこともで
きる。好ましくは、上記樹脂〔P〕は、該樹脂が含有さ
れる層の樹脂の総重量を基準として1〜30重量%含ま
れる。樹脂〔Q〕の量は、好ましくは光導電性化合物1
00重量部に対し、1〜100重量部、さらに好ましく
は3〜50重量部である。樹脂〔R〕の量は、好ましく
は該樹脂が含有される層の樹脂の総重量を基準として5
〜99.1重量%である。本発明において、結着樹脂は光
導電性化合物が分散されるマトリックスを形成する樹脂
であり、本発明で使用する樹脂〔P〕、樹脂〔Q〕,樹
脂〔R〕及び必要により存在するその他の樹脂を含む。
また、好ましくは、本発明の光導電層は光及び/又は熱
硬化剤を含有する。本明細書において、「光及び/又は
熱硬化剤」は、光及び/又は熱硬化性化合物、光及び/
又は熱硬化性オリゴマー、光及び/又は熱硬化性樹脂及
び架橋剤を意味する。
分散層タイプである場合は該光導電層に、光導電層が積
層タイプである場合は該光導電層の転写層に隣接する層
に、樹脂〔P〕を少量共存させて塗膜を形成すると、塗
布後、乾燥工程が終了するまでの間に、樹脂〔P〕は膜
の表面部に移行し、濃縮され、そこで剥離性を発現す
る。一方、樹脂〔P〕中のフッ素及び/又はケイ素原子
含有の重合体セグメント(X)は転写層側に、他の重合
体セグメント(Y)は樹脂〔R〕との相溶性が良好なた
めに光導電層内部側に配列する。その結果、光導電層の
表面において剥離性が発現されるとともに、重合体セグ
メント(Y)と樹脂〔R〕との相互作用によりアンカー
効果を奏する。更に、樹脂〔R〕及び樹脂〔P〕のセグ
メント(Y)は、光及び/又は熱硬化性基を含有し、ま
た、好ましくは、光導電層は光及び/又は熱硬化剤を含
有するため、該層を成膜した後、光及び/又は熱等によ
り硬化すると、該層中の樹脂〔P〕が表面に配向した状
態で該層が硬化されるため、配向の状態が充分に固定さ
れるという結果が得られる。このことにより、更に転写
層を塗膜形成する際の樹脂〔P〕の転写層への移行が防
止され、転写層と光導電層との界面を明確に維持するこ
とができる。従って、本発明の色校正用原版を用いる
と、校正刷りにおいて、電子写真プロセスにより形成さ
れたトナー画像が転写層ごと良好に転写され、転写層の
剥離不良等の問題が生じることがない。また、転写層用
の熱可塑性樹脂の種類によって、塗布用の溶媒が選択さ
れるが、その溶媒によっては、転写層の成膜時に、光導
電層の結着樹脂との溶媒和作用により、光導電層の分散
状態に影響を及ぼし、電子写真特性に悪影響(地カブリ
が出やすくなる、画質が劣化する等)を及ぼす場合があ
った。かかる問題は、本発明の光導電層を架橋すること
によって耐溶媒性が付与されることにより解消される。
電性化合物を含有する層が、結着樹脂として樹脂〔Q〕
を含有するため、光導電性化合物は、微粒子化され且つ
均一に分散される。更には分光増感色素を用いて増感す
る場合、本発明の光導電層では用いる分光増感色素の種
類が種々変わった場合でも、これらの色素は光導電性化
合物と充分に相互作用することができる。特に半導体レ
ーザー光用分光増感に用いる色素と光導電性化合物との
相互作用は、公知の結着樹脂の系では不充分となってし
まうが、本発明の系では充分に相互作用することができ
る。このことは、その詳細は不明であるが、光導電性化
合物及び分光増感色素を樹脂〔Q〕の共存下に分散する
と、樹脂〔Q〕が、色素と光導電性化合物の吸着相互作
用を阻害することなく光導電性化合物粒子の表面に吸着
し、しかも樹脂〔Q〕が光導電性化合物粒子表面の該色
素による被覆を適切な状態に保持することによるものと
思われる。こうしたことにより、低温・低湿、高温・高
湿と環境条件が著しく変化した場合でも、良好で安定し
た電子写真特性を維持できるようになったものと考えら
れる。一方、前記の様な光導電層が単分散層タイプより
成る場合においては、光導電性化合物、樹脂〔Q〕とと
もに、樹脂〔R〕及び少量の樹脂〔P〕が共存する系と
なる。こうした複合系においても、樹脂〔Q〕は、光導
電性化合物と充分に相互作用し、樹脂〔R〕に阻害され
ることなく、上記の様な、優れた静電特性を保持するこ
とができる。これと同時に、表面偏在性の樹脂〔P〕
は、表面部分に濃縮され、表面剥離性を充分に発現する
ことができる。
導電層の転写層に接する面の剥離性が良好であることを
特徴とするが、剥離性が良好であるか否かは、JIS
Z0237─1980「粘着テープ・シート試験方法」
により試験される粘着力により判断される。即ち、本発
明の色校正用原板は、光導電層の転写層に接する面の上
記試験方法による粘着力が150gram・force (g・f)以
下、好ましくは100g・f 以下、さらに好ましくは5
0 g・f 以下であることを要する。粘着力は、「試験
板」として電子写真式色校正用原板を用い、「粘着テー
プ」として幅6mmの粘着テープを用い、引きはがし速度
120mm/ 分で粘着テープを引きはがし、得られた値を
10mm幅の粘着テープに比例換算して表したものであ
る。なお、転写層形成後の光導電層表面の粘着力は、転
写層形成前の光導電層表面の粘着力と同等である。
支持体、光導電層及び転写層を含む。以下、各々につい
て詳細に説明する。 〔支持体〕本発明において、光導電層は、従来公知の支
持体上に設けることができる。該支持体は導電性である
ことが好ましく、導電性支持体としては、従来使用され
ているようなもの、例えば金属、紙、プラスチックシー
ト等の基体に低抵抗性物質を含浸させるなどして導電処
理したもの、基体の裏面(光導電層を設ける面と反対側
の面)に導電性を付与し、更にはカール防止を図る等の
目的で少なくとも1層以上の層をコートしたもの、前記
支持体の表面に耐水性接着層を設けたもの、前記支持体
の表面層に必要に応じて少なくとも1層以上のプレコー
ト層を設けたもの、Al等を蒸着した導電化プラスチック
を紙にラミネートしたもの等が使用できる。
料の例として、坂本幸男、電子写真、14、(No.
1)、2〜11頁(1975年刊)、森賀弘之、「入門
特殊紙の化学」高分子刊行会(1975年刊)、M. F.
Hoover, J. Macromol. Sci. Chem. A−4(6)、13
27〜1417頁(1970年刊)等に記載されている
もの等が挙げられる。 〔光導電層〕 (樹脂〔P〕)上記のように、樹脂〔P〕は樹脂 (P1)
〜(P4)からなる群より選ばれ、これらはいずれもセグメ
ント(X)及びセグメント(Y)を含む共重合体であ
る。好ましくは、樹脂〔P〕のセグメント(X)は、フ
ッ素原子及び/又はケイ素原子を含有する構成単位をセ
グメント(X)の総重量を基準として80重量%以上、
特に90重量%以上含有する。また、セグメント(Y)
は、好ましくは光及び/又は熱硬化性基を有する構成単
位を、セグメント(Y)の総重量を基準として1〜60
重量%、より好ましくは5〜40重量%含有する。セグ
メント(X)とセグメント(Y)の存在割合は、 5〜9
5/95〜5(重量比) であり、好ましくは10〜90
/90〜10 (重量比) である。また、セグメント
(X)におけるフッ素原子及び/又はケイ素原子を有す
る構成単位に含有されるフッ素原子及び/又はケイ素原
子の数は、好ましくは、フッ素原子のみ含有される場合
には3個以上であり、ケイ素原子のみ含有される場合は
2個以上であり、そしてフッ素原子とケイ素原子の両方
を含有する場合には各々1個以上である。 (樹脂(P1))樹脂(P1)はフッ素原子及び/又はケイ
素原子を含有する構成単位を50重量%以上含有するセ
グメント(X)と光及び/又は熱硬化性基を少なくとも
1種含有する構成単位を含有するセグメント(Y)とを
含む直線状ブロック型共重合体である。該樹脂(P1)
は、直線状ブロック共重合体であればいずれでもよく、
例えばAB型(即ち、(X)−(Y))ブロック共重合
体もしくはそのマルチブロック化体、又はABA型(即
ち、(X)−(Y)−(X)、(Y)−(X)−
(Y))ブロック共重合体が挙げられる。樹脂(P1)の
重量平均分子量は、5×103 〜1×106 、好ましく
は1×104 〜5×105 である。また、樹脂(P1)中
のセグメント(X)の重量平均分子量は、1×103 以
上であることが好ましい。 (樹脂(P2))樹脂(P2)は、フッ素原子及び/又はケ
イ素原子を含有する構成単位を50重量%以上含有する
セグメント(X)と光及び/又は熱硬化性基を少なくと
も1種含有する構成単位を含有するセグメント(Y)と
を含むAB型ブロック高分子鎖が少なくとも3個、有機
基(Z)を介して結合しているスター型共重合体であ
る。樹脂(P2)のAB型ブロック高分子鎖においてセグ
メント(X)とセグメント(Y)の高分子鎖中における
配列の順序はいずれでもよい。即ち、該重合体を模式的
に示すと下記の如くになる。
グメント(X)を表し、(B)はセグメント(Y)を表
す) また、有機基(Z)に結合するAB型ブロック高分子鎖
の数の上限は、通常15個、好ましくは10個である。
樹脂(P2)の重量平均分子量は、5×103 〜 1×10
6 、好ましくは 1×104 〜5×105 である。また、
樹脂(P2)におけるセグメント(X)の重量平均分子量
は、1×103 以上であることが好ましい。有機基
(Z)は、その分子量が1000以下のものであれば特
に限定されるものではない。以下のような3価以上の炭
化水素基が例として挙げられる。
水素原子又は炭化水素基を表す。但し、r1 及びr2 の
少なくとも1つ、及びr3 〜r6 のうちの少なくとも1
つは単結合又は2価以上の炭化水素基を表す。これらの
炭化水素基は、単独又はこれらの任意の組合せの構成か
らなり、組合せの場合は、−O−、−S−、−N
(r7 )−、−COO−、−CON(r7 )−、−SO
2 −、−SO2 N(r7 )−(ここでr7 はそれぞれ水
素原子又は炭化水素基を表す)、−NHCOO−、−N
HCONH−、酸素原子、イオウ原子、窒素原子等のヘ
テロ原子含有の複素環(例えばチオフェン環、ピリジン
環、ピラン環、イミダゾール環、ベンゾイミダゾール
環、フラン環、ピペリジン環、ピラジン環、ピロール
環、ピペラジン環等)等の結合単位を含んでいてもよ
い。高分子鎖を結合する他の連結基の例としては、下記
構造から選ばれる基と上記結合単位との組合せから構成
されるものが挙げられる。しかしながら、本発明におけ
る有機基(Z)は、これらに限定されるものではない。
及び/又はケイ素原子を含有する構成単位を50重量%
以上含有するセグメント(X)と光及び/又は熱硬化性
基を少なくとも1種含有する構成単位を含有するセグメ
ント(Y)とを含むグラフト型共重合体である。該樹脂
(P3)において、セグメント(X)とセグメント(Y)
の高分子鎖中における配列の順序はいずれでもよい。即
ち、該重合体を模式的に示すと下記の如くになる。
3 〜1×106 で、好ましくは1×104 〜5×105
である。また、樹脂(P3)中のセグメント(X)の重量
平均分子量は、1×103 以上であることが好ましい。
及び/又はケイ素原子を含有する構成単位を50重量%
以上含有するセグメント(X)と光及び/又は熱硬化性
基を含有する構成単位を含有するセグメント(Y)とか
ら構成されるAB型又はABA型ブロック共重合体であ
り、且つセグメント(X)の少なくとも一つが下記のグ
ラフト型セグメント(X')であるか、該セグメント
(Y)の少なくとも一つが下記のグラフト型セグメント
(Y')であるか、又は該セグメント(X)の少なくとも
一つが下記のグラフト型セグメント(X')であり、且つ
該セグメント(Y)の少なくとも一つが下記のグラフト
型セグメント(Y')である共重合体である。 グラフト型セグメント(X'):重量平均分子量が1×1
03 〜2×104 であり、フッ素原子及び/又はケイ素
原子を含有する構成単位を50重量%以上、好ましくは
90重量%以上含有するマクロモノマー部(MA ) を共
重合成分として含有するセグメント。 グラフト型セグメント(Y'):重量平均分子量が1×1
03 〜2×104 であり、フッ素原子及び/又はケイ素
原子を含有する構成単位を含有しない構成単位より成る
マクロモノマー部(MB ) を共重合成分として含有する
セグメント。該樹脂(P4)において、セグメント(X)
とセグメント(Y)の配列順序はいずれでもよい。該共
重合体の例としては、下記に模式的に示すものが挙げら
れる。
ー部(MA ) の存在割合は、セグメント(X)の総重量
に対して、1〜50重量%、好ましくは3〜30重量%
である。上記マクロモノマー部(MB ) のセグメント
(Y)中における存在割合は、セグメント(Y)の総重
量に対して、1〜50重量%、好ましくは3〜30重量
%である。好ましくは、上記マクロモノマー部(MB )
は、光及び/又は熱硬化性基を含有する構成単位を、該
マクロモノマー部(MB ) の総重量に対して1〜50重
量%、好ましくは、3〜20重量%の量で含有する。
3 〜1×106 で、好ましくは1×104 〜5×105
である。また、樹脂(P3)中のセグメント(X)の重量
平均分子量は、1×103 以上であることが好ましい。
以下、セグメント(X)及びセグメント(Y)について
詳細に説明する。 (セグメント(X))セグメント(X)中のフッ素原子
及び/又はケイ素原子を含有する構成単位は、例えば下
記のフッ素原子を有する置換基及び/又はケイ素原子を
有する置換基を有する。該置換基は、樹脂〔P〕の高分
子主鎖に組み込まれていても、高分子側鎖に結合してい
てもよい。フッ素原子を有する1価又は2価の置換基:
−Ch F2h+1(hは1〜18の整数を表わす)、−(C
F2) j CF2H(jは1〜17の整数を表わす)、−CFH2、
−CF2−、−CFH−、
基:−Si(R1)(R2)(R3)、−Si(R4)(R5)− 上記式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、各々同じ
でも異なってもよく、炭素数1〜22の置換されていて
もよい炭化水素基、前記したフッ素原子含有の一価の有
機残基、−OR’基(R’は炭素数1〜22の置換され
ていてもよい炭化水素基を表わす)、あるいは−OSi
(R1')(R2')(R3') (基中、R1'〜R 3'はR1 〜R5
について挙げた基を表す)を表わす。 R1 〜R5 、R’及びR1'〜R3'の例を下記に示す:炭
素数1〜22の置換されてもよいアルキル基(例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル
基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、ヘキサデシル
基、2−クロロエチル基、2−ブロモエチル基、2,
2,2−トリフルオロエチル基、2−シアノエチル基、
3,3,3−トリフルオロプロピル基、2−メトキシエ
チル基、3−ブロモプロピル基、2−メトキシカルボニ
ルエチル基、2,2,2,2' ,2',2' −ヘキサフ
ルオロイソプロピル基等)、炭素数4〜22の置換され
ていてもよいアルケニル基(例えば、2−メチル−1−
プロペニル基、2−ブテニル基、2−ペンテニル基、3
−メチル−2−ペンテニル基、1−ペンテニル基、1−
ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、4−メチル−2−ヘ
キセニル基等)、炭素数7〜12の置換されていてもよ
いアラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基、
3−フェニルプロピル基、ナフチルメチル基、2−ナフ
チルエチル基、クロロベンジル基、ブロモベンジル基、
メチルベンジル基、エチルベンジル基、メトキシベンジ
ル基、ジメチルベンジル基、ジメトキシベンジル基
等)、炭素数5〜8の置換されていてもよい脂環式基
(例えば、シクロヘキシル基、2−シクロヘキシル基、
2−シクロペンチルエチル基等)又は炭素数6〜12の
置換されていてもよい芳香族基(例えば、フェニル基、
ナフチル基、トリル基、キシリル基、プロピルフェニル
基、ブチルフェニル基、オクチルフェニル基、ドデシル
フェニル基、メトキシフェニル基、エトキシフェニル
基、ブトキシフェニル基、デシルオキシフェニル基、ク
ロロフェニル基、ジクロロフェニル基、ブロモフェニル
基、シアノフェニル基、アセチルフェニル基、メトキシ
カルボニルフェニル基、エトキシカルボニルフェニル
基、ブトキシカルボニルフェニル基、アセトアミドフェ
ニル基、プロピオアミドフェニル基、ドデシロイルアミ
ドフェニル基等)。
イ素原子を有する置換基は、組み合わされて構成されて
もよく、その場合には、直接結合してもよいし更には他
の連結基を介して結合してもよい。連結基は、例えば二
価の有機基であり、−O−、−S−、−NR1 −、−S
O−、−SO2 −、−COO−、−OCO−、−CON
HCO−、−NHCONH−、−CONR1 −、−SO
2 NR1 −等から選ばれたものであっても良く、二価の
脂肪族基もしくは二価の芳香族基、又はこれら二価の有
機基の組み合わせにより構成された有機基であってもよ
い。ここで、R1 は前記の意味を表す。二価の脂肪族基
としては、例えば以下のものが挙げられる。
いてもよく、各々水素原子、ハロゲン原子(例えば、塩
素原子、臭素原子等)又は炭素数1〜12のアルキル基
(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、クロロメチ
ル基、ブロモメチル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチ
ル基、ノニル基、デシル基等)を表わす。Qは−O−、
−S−又は−NR20−を表し、R20は炭素数1〜4のア
ルキル基、−CH2 Cl又は−CH2 Brを表わす。二
価の芳香族基としては、例えばベンゼン環基、ナフタレ
ン環基および5または6員の複素環基(複素環を構成す
るヘテロ原子として、酸素原子、イオウ原子、窒素原子
から選ばれたヘテロ原子を少なくとも1種含有する)が
挙げられる。これらの芳香族基は置換基を有していても
よく、例えばハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原
子、臭素原子等)、炭素数1〜8のアルキル基(例えば
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル
基、オクチル基等)、炭素数1〜6のアルコキシ基(例
えばメトキシ基、エトキシ基、プロピオキシ基、ブトキ
シ基等)が置換基の例として挙げられる。
フェン環、ピリジン環、ピラジン環、ピペラジン環、テ
トラヒドロフラン環、ピロール環、テトラヒドロピラン
環、1,3−オキサゾリン環等が挙げられる。次に、以
上のようなフッ素原子及び/又はケイ素原子を有する置
換基を有する構成単位、即ちセグメント(X)を構成す
る前記のフッ素原子及び/又はケイ素原子を有する構成
単位の具体例を以下に示す。しかし、これらの例は本発
明を限定するものではない。但し−Rf は次に表わす置
換基を示す。 1)−CnF2n+1 2)−CH2CnF
2n+1 3)−CH2CH2CnF2n+1 4)−CH2(CF2)
m CFHCF3 5)−CH2CH2(CF2)mCFHCF3 6)−CH2CH2(CF2)mCFHCF2 H 7)−CH2(CF2)mCFHCF3 8)−CH(CF3)2
の整数を表し、mは1〜18の整数を表し、lは1〜5
の整数を表し、bは水素原子又はメチル基を表わし、R
f'は上記1)〜8)を表わす。
ロモノマー部(MA ) は、重量平均分子量が1×103 〜
2×104 、好ましくは3×103 〜1×104 の範囲
であるものである。重量平均分子量が1×103 以下で
は、グラフト部の長さが短くなりすぎて剥離性向上効果
が薄れ、2×104 以上では、該一官能性マクロモノマ
ー部(MA ) に相当する単量体と該マクロモノマー部
(MA ) 以外の構成単位に相当する単量体との共重合反応
性が低下してしまい、所望のグラフト型重合体が得られ
なくなるためである。該マクロモノマー部(MA ) 中のフ
ッ素原子及び/又はケイ素原子を有する構成単位は、前
記セグメント(X)の構成単位として挙げたものであり
うる。該マクロモノマー部(MA ) は、例えば、該構成単
位等から成る重合体主鎖の片末端に、下記の一般式(I
I)で表される重合性二重結合含有基を有する一官能性
マクロモノマーに相当するものでありうる。 CH (a1)=C (a2)−V1 − (II) 〔式(II)中、a1 及びa2 は各々水素原子、ハロゲン
原子、トリフルオロメチル基、シアノ基又は炭化水素基
を表す。V1 は−COO−、−OCO−、−(CH2 )
m'OCO−、−(CH2 )m'COO−(m' は1〜3の
整数を表す)、−O−、−SO2 −、−CO−、−CO
N(T1 )−、−SO2 N(T1 )−、−CONHCO
O−、−CONHCONH−又は−C6 H4 −を表わす
(ここで、T1 は水素原子又は炭化水素基を表す) 。T
1 としての炭化水素基の例を下記に示す:炭素数1〜1
8の置換されてもよいアルキル基(例えば、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘプチル基、ヘキシ
ル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、ヘキサデシ
ル基、オクタデシル基、2−クロロエチル基、2−ブロ
モエチル基、2−シアノエチル基、2−メトキシカルボ
ニルエチル基、2−メトキシエチル基、3−ブロモプロ
ピル基等)、炭素数4〜18の置換されてもよいアルケ
ニル基(例えば、2−メチル−1−プロペニル基、2−
ブテニル基、2−ペンテニル基、3−メチル−2−ペン
テニル基、1−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、2−
ヘキセニル基、4−メチル−2−ヘキセニル基等)、炭
素数7〜12の置換されてもよいアラルキル基(例え
ば、ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピル
基、ナフチルメチル基、2−ナフチルエチル基、クロロ
ベンジル基、ブロモベンジル基、メチルベンジル基、エ
チルベンジル基、メトキシベンジル基、ジメチルベンジ
ル基、ジメトキシベンジル基等)、炭素数5〜8の置換
されてもよい脂環式基(例えば、シクロヘキシル基、2
−シクロヘキシルエチル基、2−シクロペンチルエチル
基等)又は炭素数6〜12の置換されてもよい芳香族基
(例えば、フェニル基、ナフチル基、トリル基、キシリ
ル基、プロピルフェニル基、ブチルフェニル基、オクチ
ルフェニル基、ドデシルフェニル基、メトキシフェニル
基、エトキシフェニル基、ブトキシフェニル基、デシル
オキシフェニル基、クロロフェニル基、ジクロロフェニ
ル基、ブロモフェニル基、シアノフェニル基、アセチル
フェニル基、メトキシカルボニルフェニル基、エトキシ
カルボニルフェニル基、ブトキシカルボニルフェニル
基、アセトアミドフェニル基、プロピオアミドフェニル
基、ドデシロイルアミドフェニル基等)が挙げられる。
ン環は置換基を有してもよい。置換基としては、ハロゲ
ン原子(例えば塩素原子、臭素原子等)、アルキル基
(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
クロロメチル基、メトキシメチル基等)、アルコキシ基
(例えばメトキシ基、エトキシ基、プロピオキシ基、ブ
トキシ基等)等が挙げられる。好ましくは、a1 及びa
2 は、互いに同じでも異なっていてもよく、水素原子、
ハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子等)、トリ
フルオロメチル基、シアノ基、炭素数1〜4のアルキル
基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
等)、−COOZ3 又は炭化水素基を介した−COOZ
3 (Z3 は水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基、
アルケニル基、アラルキル基、脂環式またはアリール基
を表し、これらは置換されていてもよく、具体的には、
上記T1について説明したものでありうる)を表す。上
記炭化水素基を介した−COOZ3 における炭化水素基
としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基等が
挙げられる。更に好ましくは、一般式(II) において、
V1 は−COO−、−OCO−、−CH2 OCO−、−
CH2 COO−、−O−、−CONH−又は−C6 H4
−を表わし、a1 及びa2 は互いに同じでも異なってい
てもよく、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基(例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基等)を表す。更に、より好ましくは、a1 及びa
2 においていずれか一方が水素原子を表す。
有基は、直接結合しても、あるいは任意の連結基を介し
て結合してもよい。連結基は、例えば二価の有機残基で
あって、−O−、−S−、−N(d1 )−、−SO−、
−SO2 −、−COO−、−OCO−、−CONHCO
−、−NHCONH−、−CON(d2 )−SO2 (d
3 )、−Si(d4 )(d5 )−、二価の脂肪族基もし
くは二価の芳香族基、又はこれらの二価の基の組合せに
より構成された有機基であってもよい。ここで、d1 〜
d5 は式(II)においてT1 について挙げたものであり
うる。二価の脂肪族基としては、例えば−C(k1 )
(k2 )−、−C(k1 )=C(k2 )−、−C≡C
−、−C6 H10−、
いに同じでも異なっていてもよく、各々水素原子、ハロ
ゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子等)
又は炭素数1〜12のアルキル基(例えばメチル基、エ
チル基、プロピル基、クロロメチル基、ブロモメチル
基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デ
シル基等)を表す。二価の芳香族基としては、例えばベ
ンゼン環基、ナフタレン環基及び5又は6員の複素環基
(複素環を構成するヘテロ原子として、酸素原子、イオ
ウ原子、窒素原子から選ばれたヘテロ原子を少なくとも
1種含有する)が挙げられる。これらの芳香族基は置換
基を有していてもよく、例えばハロゲン原子(例えばフ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子等)、炭素数1〜8のア
ルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ヘキシル基、オクチル基等)、炭素数1〜6の
アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基、ブトキシ基等)が置換基の例として挙げられ
る。複素環基としては、例えばフラン環基、チオフェン
環基、ピリジン環基、ピラジン環基、ピペラジン環基、
テトラヒドロフラン環基、ピロール環基、テトラヒドロ
ピラン環基、1,3−オキサゾリン環基、ピロリジン環
基、ピペリジン環基及び次式:
−を表し、R20は炭素数1〜4のアルキル基、−CH2
Cl又は−CH2 Brを表す)で表される基が挙げられ
る。上記マクロモノマーの一般式IIで示される重合性二
重結合基含有部分とこれに連結する有機残基で構成され
る部分の具体例として下記のものが挙げられる。下記式
において、P1 は−H、−CH3 、−CH2 COOCH
3 、−Cl、−Br、又は−CNを示し、P2 は−H又
は−CH3 を示し、Xは−Cl又は−Brを示し、nは
2〜12の整数を示し、mは1〜4の整数を示す。
(Y)について詳しく説明する。まず、セグメント
(Y)に含有される光及び/又は熱硬化性基を含有する
構成単位について説明する。「光及び/又は熱硬化性
基」とは、光及び熱のうちの少なくともいずれかにより
樹脂の硬化反応を行なう官能基をいう。光硬化性官能基
としては、例えば、乾英夫、永松元太郎、「感光性高分
子」(講談社、1977年刊)、角田隆弘、「新感光性
樹脂」(印刷学会出版部、1981年刊)、G.E.Green
and B.P.Strak, J.Macro. Sci. Reas. Macro Chem., C2
1(2), 187〜273(1981〜82)、C.G.Ratte
y, 「Photopolymerization of Surface Coatings 」(A.
Wiley Inter Science Pub.1982年刊)等の総説に
記載された、光硬化性樹脂として従来公知の感光性樹脂
等に用いられる官能基が挙げられる。また、熱硬化性官
能基としては、例えば、遠藤剛、「熱硬化性高分子の精
密化」(C.M.C (株)、1986年刊)、原崎勇次(最
新バインダー技術便覧」第II−I章(総合技術センタ
ー、1985年刊)、大津隆行「アクリル樹脂の合成・
設計と新用途開発」(中部経営開発センター出版部、1
985年刊)、大森英三「機能性アクリル系樹脂」(テ
クノシステム、1985年刊)等の総説に記載された官
能基が挙げられる。例えば−COOH基、−PO3 H2
基、−SO2 H基、−OH基、−SH基、−NH2 基、
−NHR103 基〔R103 は炭化水素基を表わし、例えば
炭素数1〜8のアルキル基(例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、
2−クロロエチル基、2−メトキシエチル基、2−シア
ノエチル基等)等〕、環状酸無水物基、−CONHCH
2 OR104 (R104 は水素原子又はアルキル基(例えば
R103 として挙げたもの)を表す)、−N=C=O、次
式で表される基
を形成するのに必要な原子群を表わし、該官能基は−N
=C=O基の保護基となる)、シランカップリング基、
チタネートカップリング基、−Cd9 =CHd10基{d
9 、d10は、各々水素原子、ハロゲン原子(例えば塩素
原子、臭素原子等)又は炭素数1〜4のアルキル基(例
えばメチル基、エチル基等)を表わす}重合性二重結合
含有基等を挙げることができる。又、重合性二重結合含
有基の具体例としては、CH2 =CH−、CH2 =CH
−CH2 −、CH2 =CH−COO−、CH2 =C(C
H3 )−COO−、CH 3 −CH=CH−COO−、C
H2 =CH−CONH−、CH2 =C(CH3 )−CO
NH−、CH3 CH=CH−CONH−、CH2 =CH
−O−CO−、CH2 =C(CH3 )−O−CO−、C
H2 =CH−CH2 −O−CO−、CH2=CH−NH
CO−、CH2 =CH−CH2 −NHCO−、CH2 =
CH−SO 2 −、CH2 =CH−CO−、CH2 =CH
−O−、CH2 =CH−S−、
ノマー部(MB ) について説明する。マクロモノマー部(M
B ) は、重量平均分子量が1×103 〜2×104 であ
り、好ましくは3×103 〜1×104 の範囲であるも
のである。重量平均分子量が1×103 以下ではアンカ
ー効果が薄れる。また、2×104 以上では、マクロモ
ノマー部(MB ) に相当する単量体とセグメント(Y)を
構成する他の構成単位に相当する単量体との共重合反応
性が低下する。該マクロモノマー部(MB ) を構成する構
成単位は、フッ素原子及び/又はケイ素原子を含有しな
いものであればいずれでもよい。更に好ましくは、マク
ロモノマー部(MB )は、光及び/又は熱硬化性官能基
含有の構成単位を、マクロモノマー部(MB )の総重量
に対して1〜50重量%含有する。これら光及び/又は
熱硬化性官能基の具体例としては、セグメント(Y)に
含まれる光及び/又は熱硬化性官能基として挙げた基の
うち重合性二重結合含有基を除いたものが挙げられる。 (他の構成単位)また、本発明の樹脂〔P〕におけるセ
グメント(X)及びセグメント(Y)における、他の構
成単位は、そのモノマーが、先に述べた各々のセグメン
トの構成単位に相当するモノマーと共重合するものであ
ればいずれでもよい。例えば付加重合成分、ポリエステ
ル成分、ポリエーテル成分、ポリイミン成分等が挙げら
れる。上記付加重合成分としては、具体的には下記一般
式(III)で示される繰り返し単位から選ばれる構成単位
が挙げられる。 −CH(b1 )−C(V2 −R11)(b2 )− (III) 式(III)中、V2 は式(II)におけるV1 と同様の内容
を表し、b1 及びb2は各々式(II)中のa1 及びa2
と同様の内容を表し、R11はT1 と同様の内容を表す。
量はセグメント(X)においては、通常50重量%以
下、好ましくは20重量%以下であり、更に好ましくは
全く含有されない。また、該構成単位の含有量は、マク
ロモノマー部(MA ) 中においては、50重量%以下、好
ましくは20重量%以下であり、より好ましくは全く含
有されない。一方、該構成単位の含有量は、セグメント
(Y)中においては、セグメント(Y)の総重量に対し
て0〜95重量%、好ましくは5〜90重量%である。
また、該構成単位の含有量は、マクロモノマー部(MB )
中においては、40〜100重量%、好ましくは50〜
95重量%である。更に、式(III)に示される構成単位
とともに含有され得る構成単位としては、該式(III)の
構成単位に相当するモノマーと共重合しうる単量体、例
えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル、複素環ビ
ニル類(例えばビニルピリジン、ビニルイミダゾール、
ビニルピロリドン、ビニルチオフェン、ビニルピラゾー
ル、ビニルジオキサン、ビニルオキサジン等)等に相当
する構成単位が挙げられる。これら他の構成単位は樹脂
〔P〕の全構成単位100重量部中20重量部を超えな
い範囲で用いられる。また、樹脂〔P〕中のセグメント
(Y)において、上記の各構成単位とともに、−PO3
H2 、−SO3 H、−COOH、−P(=O)(OH)
R101 〔R10 1 は炭化水素基又は−OR102 (R102 は
炭化水素基を表す)を表す〕及び環状酸無水物基から選
択される少なくとも1種の極性基を置換基として含有す
る構成単位を、セグメント(Y)の総重量に対して10
重量%未満の量で用いることもできる。好ましくは、R
101 及びR102 は各々炭素数1〜6の置換されていても
よい炭化水素基(例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、2−クロロエチル基、2−ブロムエチル
基、2−フルオロエチル基、3−クロロプロピル基、3
−メトキシプロピル基、2−メトキシブチル基、ベンジ
ル基、フェニル基、プロペニル基、メトキシメチル基、
エトキシメチル基、2−エトキシエチル基)等でありう
る。
カルボン酸無水物、芳香族ジカルボン酸無水物等の残基
が挙げられる。脂肪酸ジカルボン酸無水物の例として
は、コハク酸無水物、グルタコン酸無水物、マレイン酸
無水物、シクロペンタン−1,2−ジカルボン酸無水
物、シクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸無水物、シ
クロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物、2,3−
ビシクロ〔2,2,2〕オクタジカルボン酸無水物等が
挙げられ、これらの化合物は、例えば塩素原子、臭素原
子等のハロゲン原子、メチル基、エチル基、ブチル基、
ヘキシル基等のアルキル基等で置換されていてもよい。
ては、フタル酸無水物、ナフタレン−ジカルボン酸無水
物、ピリジン−ジカルボン酸無水物、チオフェン−ジカ
ルボン酸無水物等が挙げられ、これらの化合物は、例え
ば塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、ヒドロ
キシル基、シアノ基、ニトロ基、アルコキシカルボニル
基(アルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキ
シ基等)等で置換されていてもよい。以上の様な特定の
極性基を含有する共重合成分は、例えば一般式(II)で
示される繰り返し単位に相当する単量体と共重合し得る
極性基含有ビニル系化合物に相当するものであればいず
れでもよく、例えば、高分子学会編「高分子データ・ハ
ンドブック(基礎編〕」培風館(1986年刊)等に記
載されている。具体的には、アクリル酸、α及び/又は
β置換アクリル酸(例えばα−アセトキシ体、α−アセ
トキシメチル体、α−(2−アミノ)エチル体、α−ク
ロロ体、α−ブロモ体、α−フルオロ体、α−トリブチ
ルシリル体、α−シアノ体、β−クロロ体、β−ブロモ
体、α−クロロ−β−メトキシ体、α,β−ジクロロ体
等)、メタクリル酸、イタコン酸、イタコン酸半エステ
ル類、イタコン酸半アミド類、クロトン酸、2−アルケ
ニルカルボン酸類(例えば2−ペンテン酸、2−メチル
−2−ヘキセン酸、2−オクテン酸、4−メチル−2−
ヘキセン酸、4−エチル−2−オクテン酸等)、マレイ
ン酸、マレイン酸半エステル類、マレイン酸半アミド
類、ビニルベンゼンカルボン酸、ビニルベンゼンスルホ
ン酸、ビニルスルホン酸、ビニルホスホン酸、ジカルボ
ン酸類のビニル基又はアリル基の半エステル誘導体及び
これらのカルボン酸又はスルホン酸のエステル誘導体、
アミド誘導体の置換基中に該極性基を含有する化合物等
に相当する構成単位が挙げられる。
及びマクロモノマー部((MA ) ,(MB ) )に相当するマ
クロモノマーは、従来公知の重合方法に従って合成する
ことができる。例えば、W. J. Burlant, A. S. Hoffman
"Block and Graft polymers" ( 1960年、Renhal
d)、R. J. Ceresa, "Block and Graft Polymers" (19
62年、Butterworths) 、D. C. Allport, W. H. James
"Black Copolymers" (1972年、Applied Sci)、A.
Noshay, J. F. McGvath "Block Copolymers" (197
7年、Academic press.)、G. Huvtrez. D. J. Wilson,
G. Riess, NATO ASI Sev.Sev E. 1985、149、
V. Percea, Applied. Polymer Sci. 285、95(1
985)等の成書、総説に記載されている。例えば有機
金属化合物(例えばアルキルリチウム類、リチウムジイ
ソプロピルアミド、アルカリ金属アルコラート類、アル
キルマグネシウムハライド類、アルキルアルミニウムハ
ライド類等)を重合開始剤とするイオン重合反応につい
ては、T. E. Hogeu-Esch, J. Smid, "Recent Advances
in Anionic Polymerization"(1987年、Elsevier Ne
w York)岡本佳男、高分子、38、912(198
9)、澤本光男、高分子、38、1018(1989)
、成田正、高分子、37、252(1988) 、B. C.
Anderson, et al, Macromolecules 14、1601
(1981)、S. Aoshima, T. Higashimura, Macromol
ecules 22、1009(1989)等に具体的に記載
されている。また、ヨウ化水素/ヨウ素系等によるイオ
ン重合反応については、T. Higashimura et al, Makrom
ol. Chem., Macromol. Symp., 13/14、457(1
988)、東村敏延、沢本光男、高分子論文集46、1
89(1989) 等に記載されている。また、グループ
移動重合反応については、D. Y. Sogah et al, Macromo
lecules 20、1473(1987)、O. W. Webster,
D. Y. Sogah, 高分子、36、808(1987) 、M.
T. Reetg, et al, Angew. Chem. Int. Ed. Eugl. 2
5、9108(1986)特開昭63−97609号等
に記載されている。
ング重合反応については、T. Yasuda,T. Aida, S. Inou
e, Macromolecules, 17、2217(1984)、M.
Kuroki, T. Aida, S. Inoue, J. Am. Chem. Soc. 10
9、4737(1987)、M. Kuroki et al, Macromo
lecules, 21、3115(1988)、M. Kuroki,I.
Inoue,有機合成化学、47、1017(1989)等
に記載されている。更には、環状化合物の開環重合反応
については、S. Kobayashi, T. Saegusa,"Ring Opening
Polymerization"(1984年、Applied Science Publi
shors, Ltd.) 、W. Seeliger et al. Angew. Chem. In
t. Engl.5、875(1966) 、S. Kobayashi et a
l, Poly, Bull. 13、447(1985)、Y. Chujo
et al, Macromolecules, 22、1074(1989)
等に記載されている。更には、ジチオカーバメート化合
物あるいはザンテート化合物等を開始剤として用いる光
リビング重合反応について、大津隆行、高分子、37、
248(1988)、檜森俊一、大津隆一、Polym. Re
p. Jap. 37、3508(1988)、特開昭64−
111号、特開昭64−26619号、M. Niwa, Macro
molecules,189、2187(1988)等に記載され
ている。他方、アゾ基あるいは過酸化基を含有した高分
子を開始剤とする。ラジカル重合反応によっても、ブロ
ック共重合体を合成する方法が、上田明等、高分子論文
集33、931(1976)、上田明、大阪市立工業研
究所報告84、(1989)、O. Nuyken et al, Macro
mol. Chem., Rapid. Commun.9、671(1988)、
森屋泰夫等、強化プラスチック、29、907(19
) 、小田良平、科学と工業61、43(1987)等
に記載されている。グラフト型ブロック共重合体の合成
については、前記した成書、総説に加えて、更に、井手
文雄、“グラフト重合とその応用”(1977年、高分
子刊行会)、高分子学会編、“ポリマー・アロイ”(1
981年、東京化学同人)等に記載されている。例えば
高分子鎖を、重合開始剤、化学的活線(放射線、電子線
等)、機械的応用化でのメカノケミカル反応等でグラフ
ト化する方法、高分子鎖と高分子鎖の官能基を利用し
て、化学結合(いわゆる高分子間反応)しグラフト化す
る方法あるいはマクロモノマーを用いて、重合反応し、
グラフト化する方法等が知られている。
て、具体的には、T. Shiota et al, J. Appl. Polym. S
ci. 13、2447(1969)、W. H. Buck, Rubber
Chemistry and Technology,50、109(197
6)、遠藤剛、横沢勉、日本接着協会誌、24、323
(1988)、遠藤剛、ibid, 25、409(198
9)等に記載されている。また、マクロモノマーを用い
て、重合反応しグラフト化する方法として具体的には、
P. Dreyfuss & R. P. Quirk, Encycl. Polym. Sci. En
g.,7、551(1987)、P. F. Rempp, E. Franta,
Adv. Polym. Sci., 58、1(1984)、V. Perce
c, Appl. Poly. Sci.,285、95(1984)、R. A
sami, M. Takari, Macromol. Chem. Suppl.,12、16
3(1985)、P. Rempp., et al,Macromol. Chem. S
uppl., 8、3(1984)、川上雄資、化学工業、3
8、56(1987)、山下雄也、高分子、31、98
8(1982)、小林四郎、高分子、30、625(1
981)、東村敏延、日本接着協会誌、18、536
(1982)、伊藤浩一、高分子加工、35、262
(1986)、東貴四郎、津田隆、機能材料、198
7、No. 10、5、山下雄也編著、“マクロモノマーの
化学と工業”(1989年、アイ・ピー・シー
(株))、遠藤剛編著、“新しい機能性高分子の分子設
計”第4章(1991年、シーエムシー(株)、Y. Yam
ashita et al. Polym. Bull.5、361(1981)等
に記載されている。スター型ブロック共重合体の合成方
法は、例えばM. T. Reetz, Angew. Chem.1st. Ed. Engl
27、1373(1988)、M. Sgwarc, "Carbanion
s, LivingPolymers and Electron Transfer Processes"
(1968年、Wiley. New York)B. Gordon et al, Pol
ym. bull. 11、349(1984)、R. B. Bates et
al. J. Org. Chem.44、3800(1979)、Y. S
ogah, A. C. S. Polym. Repr. 1988、No. 2、3、
J. W. Mays. Polym. Bull.23、247(1990)、
I. M. Khan. et al. Macromolecules,21、2684
(1988)、A. Morikawa, Macromolecules,24 、3
469(1991)、上田明、永井進、高分子、39、
202(1990)、T. Otsu, Polym. Bull. 11、1
35(1984)等に記載されている。
n "Block and Graft Polymers" (1960年, Renhold), R.
J.Ceresa, "Block and Graft Copolymers" (1962年, Bu
tterwords) L.C.Allport, W.H.James"Block copolymer
s"(1972年 Applied Sci), A.Noshay,J.E.McGrath"Block
Copolymers"(1977年, Academic press.)等の成書が挙
げられる。更に具体的には本発明のスター型共重合体
は、従来公知の極性基含有で且つ重合性二重結合含有基
をもつ単量体からのスター型ポリマーの合成法を利用し
て合成することができる。例えばその一つとしてカルバ
ニオンを開始剤とする重合反応が挙げられる。具体的に
は,M.Morton, T.E.Helminiak etal. J.Polym.Sci.,57,
471(1962),B.GordonIII, M.Blumethal, J.E.Loftus. et
al, Polym. Bull.,11,349(1984), R.B.Bates, W.A.Beav
ers, etal, J.Org, Chem.,44, 3800(1979)に記載の方法
に従って合成できる。本発明の樹脂〔P〕においてセグ
メント(Y)中に,前記した−COOH基等の特定の極
性基を含有する構成単位を含有する場合には、該特定の
極性基を含有する構成単位に相当する単量体において該
極性基を予め保護した官能基としておき、有機金属化合
物(例えばアルキルリチウム類,リチウムジイソプロピ
ルアミド,アルキルマグネシウムハライド類等)もしく
はヨウ化水素/ヨウ素系等によるイオン重合反応,ポル
フィリン金属錯体を触媒とする光重合反応又はグループ
移動重合反応等のいわゆるリビング重合反応でブロック
共重合体を合成した後,極性基を保護した官能基に加水
分解反応、加水素分解反応、酸化分解反応又は光分解反
応等の脱保護反応を行い,極性基を形成させる。その一
つの例を下記の反応式(I)に示す。
当するマクロモノマー、及び、これらマクロモノマー部
の少なくとも1種を含むAB型あるいはABA型ブロッ
ク共重合体〔P〕は、各々、従来公知の重合方法に従っ
て合成することができる。これらのマクロモノマーは、
例えば、有機金属化合物(例えばアルキルリチウム類、
リチウムジイソプロピルアミド、アルキルマグネシウム
ハライド類等)あるいはヨウ化水素、ヨウ素系等による
イオン重合反応で、ポルフィリン金属錯体を触媒とする
光重合反応、グループ移動重合反応、ジチオカーバメイ
ト化合物、ジチオザンテート化合物等を開始剤とした光
イニシエーター重合法あるいは、重合性二重結合基を導
入可能な官能基を含有した、ラジカル重合開始剤(例え
ば、アゾビス化合物、過酸化物)・連鎖移動剤(例えば
メルカプト化合物、ヨード化合物)を用いたラジカル重
合反応等の公知のいわゆる従来公知の重合法で重量平均
分子量2×104 以下の重合体を合成した後に、該重合
体主鎖の片末端に種々の試薬を反応させて、重合性二重
結合基を導入することで合成することができる。例え
ば、P. Lutz, P. Masson etal, Polym. Bull.,12、7
9(1984)B.C. Anderson, G. D. Andrews etal, M
acromolecules, 14、1601(1981)K. Hatad
a, K. Ute. etal, Polym. J.17、977(198
5)、18、1037(1986)、右手浩一、畑田耕
一、高分子加工、36、366(1987)東村敏延、
沢本光男、高分子論文集、46、189(1989)M.
Kuroki,T. Aida, T. Am. Chem. Soc. 109、473
7(1987)、相田卓三、井上祥平、有機合成化学、
43、300(1985)D. Y. Sogah, W. R. Hertler
etal, Macromolecules,20、1473(1987)、
大津隆行、高分子、37、248(1988)、檜森俊
一、大津隆一、Polym. Rep. Jap.37、3508(19
88)、特開昭64−111号、特開昭64−2661
9号等に記載の合成方法に従って容易にリビングポリマ
ーを合成することができる。ラジカル重合反応を用いる
例としては、Y. Yamashita, J. Appl. Polym. Sci,App
l. Polym. Symp.36、193(1981)、K. K. Ro
y, etal, Makromol. Chem.153、71(1972)、
Y. Yamashita etal, Polym. J., 14、255(198
2)、上田明、永井進、科学と工業、60、57(19
86)等に記載の合成方法が挙げられる。又、該重合体
主鎖の末端に重合性二重結合基を導入する方法は、従来
公知の方法でありうる。具体的には、P. Dreyfuss & R.
P. Quirk, Encycl, Polym. Sci. Eng.,7、51(19
87)、P. F. Rempp, E. Franta, Adu., Polym. Sci.
58、1(1984)、V. Per-cec, Appl., Polym. Sc
i., 285、95(1984)、R. Asami, M. TakaRi,
Makvamol. Chem. Suppl. 12、163(1985)、
P. Rempp. etal, Makvamol. Chem. Suppl.8、3(19
84)川上雄資、化学工業、38、56(1987)、
山下雄也、高分子、31、988(1982)、小林四
郎、高分子、30、625(1981)、東村敏延、日
本接着協会誌、18、536(1982)、伊藤浩一、
高分子加工、35、262(1986)、東貴四郎、津
田隆、機能材料、1987 No.10、山下雄也編「マク
ロモノマーの化学と工業」第2章、アイピーシー出版部
(1989年刊)等の総説及びそれに引例の文献・特許
等に記載の方法に従って合成することができる。又、上
記マクロモノマーにおいて、前記した、特定の極性基を
含有する重合体成分を含有する場合には、該極性基を予
め保護した官能基とした単量体を用いて、重合反応及び
重合性二重結合基の導入反応を行なった後、保護基の脱
離を行なうことで容易に合成することができる。本発明
の特定の極性基を保護する保護基及びその保護基の脱離
(脱保護反応)については、従来公知の知見を利用して
容易に行なうことができる。例えば前記した引用文献に
も種々記載されており、更には、岩倉義男、栗田恵輔、
「反応性高分子」(株)講談社刊(1977年)、T.
W. Greene「Protective Groups inOrganic Synthesi
s」,John Wiley & Sons(1981年)、J. F. W. McOm
ie,「Protective Groups in Organic Chemistry」Plenu
m Press, (1973年)等の総説に詳細に記載されて
いる方法を適宜選択して行なうことができる。樹脂(P
4 )は、イオン重合反応、グループ移動重合反応、金属
ポルフィリン重合反応、光イニシエーター法重合反応等
の公知のいわゆるリビング重合反応により、容易に製造
することもできる。更には、上田明、永井進、等、高分
子論文集、33 131(1976)同、科学と工業、
64、446(1990)等に記載の高分子アゾ開始剤
を用いたラジカル共重合反応等によっても製造すること
ができる。 (樹脂(Q))以下、樹脂(Q)、即ち樹脂(Q1 )及
び(Q2 )について詳説する。 (樹脂(Q1 ))上記のように、樹脂(Q1 )は、前記
一般式Iで表される構成単位を含み、且つ前記極性基を
含む低分子量の樹脂であるが、該極性基は、該樹脂の主
鎖の片末端の置換基中に含まれていても、該主鎖中の繰
り返し単位内に含まれていてもよい。極性基が主鎖中の
繰り返し単位内に含まれる場合、該繰り返し単位は樹脂
(Q 1 )の総重量に対して0.05〜10重量%の量で含
有され、且つ該極性基を含む繰り返し単位の重量と、該
極性基を含む片末端の置換基の重量の総和が、樹脂(Q
1 )の総重量に対して0.5〜15重量%、好ましくは1
〜10重量%であることが好ましい。該重量が、0.5重
量%より少ないと、初期電位が低くなるため充分な画像
濃度を得ることができず、また15重量%より多いと、
樹脂(Q1 )が低分子量体であっても、分散性が低下
し、画質の劣化及び地汚れを生じるという問題が生じる
からである。一般式(I)で示される構成単位として
は、下記一般式(Ia)又は下記一般式(Ib)で示さ
れるアリール基含有のメタクリレート構成単位が特に好
ましい。
において、T1 及びT2 は互いに独立に、各々水素原
子、炭素数1〜10の炭化水素基、塩素原子、臭素原
子、−COR4又は−COOR5 (R4 及びR5 は各々炭素数1
〜10の炭化水素基を表す)を表し、L1 及びL2 は各
々単結合又は主鎖原子数1〜4個の連結基を表す〕樹脂
(Q1)の重量平均分子量は好ましくは3×103 〜1×
104 であり、樹脂(Q1)のガラス転移点は好ましくは
−30℃〜110℃、より好ましくは−20℃〜90℃
である。樹脂(Q1)の分子量が3×103 より小さくな
ると、皮膜形成能が低下し充分な膜強度を保てず、一方
分子量が2×104 より大きくなると、本発明の原版で
あっても、特に近赤外〜赤外分光増感色素を用いた感光
体において、高温・高湿、低温・低湿の過酷な条件下で
の暗減衰保持率及び光感度の変動が多少大きくなり、安
定した複写画像が得られるという本発明の効果が薄れて
しまう。樹脂(Q1)の一般式(I)の構成単位の存在割
合は30重量%以上、好ましくは50〜97重量%であ
る。また、樹脂(Q1)としては、前記した一般式(I
a)又は一般式(Ib)で示される、無置換のベンゼン
環又は無置換のナフタレン環もしくは、2位に及び/又
は6位に特定の置換基を有するベンゼン環という特定の
置換基を持つメタクリレート成分を含有し、且つ片末端
に極性基を結合した樹脂が好ましい。
について更に説明する。一般式(I)においてa1 、a
2 は、好ましくは水素原子、シアノ基、炭素数1〜4の
アルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基等)、−COO−R 8 又は炭化水素基を介した
−COO−R8 (R8 は水素原子又は炭素数1〜18の
アルキル基、アルケニル基、アラルキル基、脂環式基又
はアリール基を表し、これらは置換されていてもよく、
具体的には、下記R3 について説明したものと同様の内
容を表す)を表す。上記炭化水素を介した−COO−R
8 基における炭化水素としては、メチレン基、エチレン
基、プロピレン基などが挙げられる。
されてもよいアルキル基(例えばメチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オク
チル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラ
デシル基、2−クロロエチル基、2−ブロモエチル基、
2−シアノエチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−メ
トキシエチル基、2−エトキシエチル基、3−ヒドロキ
シプロピル基等)、炭素数2〜18の置換されてもよい
アルケニル基(例えばビニル基、アリル基、イソプロペ
ニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オ
クテニル基等)、炭素数7〜12の置換されてもよいア
ラルキル基(例えばベンジル基、フェネチル基、ナフチ
ルメチル基、2−ナフチルエチル基、メトキシベンジル
基、エトキシベンジル基、メチルベンジル基等)、炭素
数5〜8の置換されていてもよいシクロアルキル基(例
えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプ
チル基等)、置換されていてもよいアリール基(例えば
フェニル基、トリル基、キシリル基、メシチル基、ナフ
チル基、メトキシフェニル基、エトキシフェニル基、フ
ルオロフェニル基、ジフルオロフェニル基、ブロモフェ
ニル基、クロロフェニル基、ジクロロフェニル基、ヨー
ドフェニル基、メトキシカルボニルフェニル基、エトキ
シカルボニルフェニル基、シアノフェニル基等)等が挙
げられる。
及びT2 としては、互に独立に各々水素原子、塩素原子
及び臭素原子の他に、炭素数1〜10の炭化水素基とし
て、好ましくは炭素数1〜4のアルキル基(例えばメチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等)、炭素数7
〜9のアラルキル基(例えばベンジル基、フェネチル
基、3−フェニルプロピル基、クロロベンジル基、ジク
ロロベンジル基、ブロモベンジル基、メチルベンジル
基、メトキシベンジル基、クロロ−メチル−ベンジル
基)及びアリール基(例えばフェニル基、トリル基、キ
シリル基、ブロモフェニル基、メトキシフェニル基、ク
ロロフェニル基、ジクロロフェニル基)、並びに−COR4
及び−COOR5 (好ましいR4 、R5 としては上記の炭素
数1〜10の好ましい炭化水素基として記載したものを
挙げることができる)を挙げることができる。該一般式
(Ia)及び(Ib)において、L1 及びL2 は好まし
くは各々単結合又は−(CH2) n1−(n1 は1〜3の整数
を表す)、−CH2O-CO −、−CH2CH2O-CO−、−CH2CH2O
−等の如き主鎖原子数1〜4個の連結基であり、より好
ましくは単結合又は連結原子数1〜2個の連結基を挙げ
ることができる。本発明の樹脂(Q1)の構成単位の具体
例を以下に挙げる。しかし、本発明の範囲はこれに限定
されるものではない。以下の(q−1)〜(q−20)
において、nは1〜4の整数、mは0又は1〜3の整
数、p1 は1〜3の整数、R9 〜R 12はいずれも−Cn
H2n+1 又は−(CH2) m −C6H5(ただし、n、mは各々上
記と同じ)、X1 及びX2 は同じでも異なってもよく、
水素原子、−Cl、−Br、−Iのいずれかを表す。
位又は片末端の置換基に含有される特定の極性基につい
て説明する。該極性基は、−PO3H2 、−SO3H、−COOH、
−PO(OH)R1及び環状酸無水物基から選ばれる少なくとも
1種である。式中、R1は炭化水素基又は-OR2 (R2は炭化
水素基を表す) を表す。上記式中、好ましくは、R1及び
R2は各々炭素数1〜22の脂肪族基(例えばメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチ
ル基、デシル基、ドデシル基、オクタデシル基、2−ク
ロロエチル基、2−メトキシエチル基、3−エトキシプ
ロピル基、アリル基、クロトニル基、ブテニル基、シク
ロヘキシル基) 、炭素数7〜22のアラルキル基 (例えば
ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピル基、
メチルベンジル基、クロロベンジル基、フルオロベンジ
ル基、メトキシベンジル基等)、又は置換されてもよい
アリール基(例えばフェニル基、トリル基、エチルフェ
ニル基、プロピルフェニル基、クロロフェニル基、フル
オロフェニル基、ブロモフェニル基、クロロ−メチル−
フェニル基、ジクロロフェニル基、メトキシフェニル
基、シアノフェニル基、アセトアミドフェニル基、アセ
チルフェニル基、ブトキシフェニル基等)等である。ま
た、環状酸無水物基としては、脂肪族ジカルボン酸無水
物、芳香族ジカルボン酸無水物が挙げられる。脂肪族ジ
カルボン酸無水物の例としては、コハク酸無水物環、グ
ルタコン酸無水物環、マレイン酸無水物環、シクロペン
タン−1,2−ジカルボン酸無水物環、シクロヘキサン
−1,2−ジカルボン酸無水物環、シクロヘキセン−
1,2−ジカルボン酸無水物環、2,3−ビシクロ
〔2,2,2〕オクタジカルボン酸無水物環等が挙げら
れ、これらの環は、例えば塩素原子、臭素原子等のハロ
ゲン原子、メチル基、エチル基、ブチル基、ヘキシル基
等のアルキル基等で置換されていてもよい。
ては、フタル酸無水物環、ナフタレン−ジカルボン酸無
水物環、ピリジン−ジカルボン酸無水物環、チオフェン
−ジカルボン酸無水物環等が挙げられ、これらの環は、
例えば塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、
ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、アルコキシカル
ボニル基(アルコキシ基としては、例えばメトキシ基、
エトキシ基等)等で置換されていてもよい。これらの極
性基は、重合体主鎖の片末端に直接結合してもよいし、
連結基を介して結合してもよい。連結基としては、いず
れの結合する基でもよいが、例えば具体的に挙げるとす
れば、 −(C(d1)(d2))− (d1 、d2 は同じでも異なってもよく、各々水素原
子、ハロゲン原子(塩素原子、臭素原子等)、OH基、
シアノ基、アルキル基(メチル基、エチル基、2−クロ
ロエチル基、2−ヒドロキシエチル基、プロピル基、ブ
チル基、ヘキシル基等)、アラルキル基(ベンジル基、
フェネチル基等)、フェニル基等)を表す)、 −(CH(d3)−CH(d4))− (d3 、d4 はd1 、d2 と同一の内容を表す)、シク
ロヘキセン基、フェニレン基、−O−、 −S−、 −
N(d5)− 〔d5 は水素原子又は炭化水素基を表す(炭化水素基と
して具体的には炭素数1〜12の炭化水素基(例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル
基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、2−メトキシ
エチル基、2−クロロエチル基、2−シアノエチル基、
ベンジル基、メチルベンジル基、フェネチル基、フェニ
ル基、トリル基、クロロフェニル基、メトキシフェニル
基、ブチルフェニル基等)が挙げられる)〕、−CO−、
−COO−、−OCO−、−CON(d5)−、−SO2N(d5)−、−S
O2 −、−NHCONH−、−NHCOO −、−NHSO2 −、−CONHC
OO−、−CONHCONH−、複素環(ヘテロ原子として、O、
S、N等を少なくとも1種含有する5〜6員環又はこれ
らの縮合環であればいずれでもよい:例えばチオフェン
環、ピリジン環、フラン環、イミダゾール環、ピペリジ
ン環、モルホリン環等が挙げられる)又は−Si(d6)(d7)
− (d6 、d7 は同じでも異なってもよく、炭化水素基又
は−Od8 (d8 は炭化水素基)を表す。これらの炭化水
素基としては、d5 で挙げたものと同一のものを挙げる
ことができる)等の結合基の単独又は、これらの組合わ
せにより構成された連結基等が挙げられる。
た一般式(I)の構成単位以外の構成単位を含有しても
よい。更に、好ましくは、樹脂(Q1)は、極性基を含有
する構成単位を含む。本発明の極性基を含有する構成単
位は、例えば一般式(I)〔一般式(Ia)、(Ib)
も含む〕で示される構成単位に相当する単量体と共重合
し得る該極性基を含有するビニル系化合物に相当するも
のであればいずれでもよく、例えば、高分子学会編「高
分子データ・ハンドブック〔基礎編〕」培風館(198
6年刊)等に記載されている。具体的には、アクリル
酸、α及び/又はβ置換アクリル酸(例えばα−アセト
キシ体、α−アセトキシメチル体、α−(2−アミノ)
メチル体、α−クロロ体、α−ブロモ体、α−フロロ
体、α−トリブチルシリル体、α−シアノ体、β−クロ
ロ体、β−ブロモ体、α−クロロ−β−メトキシ体、
α,β−ジクロロ体等)、メタクリル酸、イタコン酸、
イタコン酸半エステル類、イタコン酸半アミド類、クロ
トン酸、2−アルケニルカルボン酸類(例えば2−ペン
テン酸、2−メチル−2−ヘキセン酸、2−オクテン
酸、4−メチル−2−ヘキセン酸、4−エチル−2−オ
クテン酸等)、マレイン酸、マレイン酸半エステル類、
マレイン酸半アミド類、ビニルベンゼンカルボン酸、ビ
ニルベンゼンスルホン酸、ビニルスルホン酸、ビニルホ
スホン酸、ジカルボン酸類のビニル基又はアリル基の半
エステル誘導体、及びこれらのカルボン酸又はスルホン
酸のエステル誘導体、アミド誘導体の置換基中に該極性
基を含有する化合物等が挙げられる。以下に極性基含有
の構成単位を例示する。以下の(b−1)〜(b−5
2)において、e1 はH又は CH3を示し、e2 はH、CH
3 又はCH2COOCH3 を示し、R14は炭素数1〜4のアルキ
ル基を示し、R15は炭素数1〜6のアルキル基、ベンジ
ル基又はフェニル基を示し、cは1〜3の整数を示し、
dは2〜11の整数を示し、eは1〜11の整数を示
し、fは2〜4の整数を示し、gは2〜10の整数を示
す。
前記の一般式(I)の構成単位及び前記の極性基を含有
する構成単位とともに、光及び/又は熱硬化性基を含有
する構成単位を含むことも好ましい。これらの構成単位
は、樹脂(Q1)中の全構成単位100重量部中20重量
部以下の割合で用いられる。20重量部を超えると、電
子写真特性の低下を生じるからである。他の構成単位と
しては、例えば一般式(I)で説明した以外の置換基を
含有するメタクリル酸エステル類、アクリル酸エステル
類、クロトン酸エステル類に加え、α−オレフィン類、
カルボン酸ビニル又はアクリル酸エステル類(例えばカ
ルボン酸として、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、
安息香酸、ナフタレンカルボン酸等)、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、ビニルエーテル類、イタコン
酸エステル類(例えばジメチルエステル、ジエチルエス
テル等)、アクリルアミド類、メタクリルアミド類、ス
チレン類(例えばスチレン、ビニルトルエン、クロロス
チレン、ヒドロキシスチレン、N,N−ジメチルアミノ
メチルスチレン、メトキシカルボニルスチレン、メタン
スルホニルオキシスチレン、ビニルナフタレン等)、ビ
ニルスルホン含有化合物、ビニルケトン含有化合物、複
素環ビニル類、(例えばビニルピロリドン、ビニルピリ
ジン、ビニルイミダゾール、ビニルチオフェン、ビニル
イミダゾリン、ビニルピラゾール、ビニルジオキサン、
ビニルキノリン、ビニルテトラゾール、ビニルオキサジ
ン等)等に相当するものが挙げられる。しかし、これら
に限定されるものではない。これら他の単量体は樹脂
(Q1)中30重量%を超えないことが望ましい。
に極性基を結合する方法としては、従来公知のアニオン
重合あるいはカチオン重合によって得られるリビングポ
リマーの末端に種々の試薬を反応させる方法(イオン重
合法による方法)、分子中に特定の極性基を含有した重
合開始剤及び/又は連鎖移動剤を用いてラジカル重合さ
せる方法(ラジカル重合法による方法)、あるいは以上
の如きイオン重合法もしくはラジカル重合法によって得
られた末端に反応性基(例えばアミノ基、ハロゲン原
子、エポキシ基、酸ハライド基等)含有の重合体を結合
する方法等の合成法によって容易に製造することができ
る。具体的には P. Dreyfuss, R. P. Quirk, Encycl. P
olym. Sci. Eng.,7、551(1987)、中條善樹、
山下雄也「染料と薬品」30、232(1985)、上
田明、永井進「化学と工業」60、57(1986)等
の総説及びそれに引用の文献等に記載の方法によって製
造することができる。用いる連鎖移動剤の具体例として
は、例えば、該極性基あるいは上記反応性基(即ち該極
性基に誘導しうる基)を含有するメルカプト化合物(例
えばチオグリコール酸、チオリンゴ酸、チオサリチル
酸、2−メルカプトプロピオン酸、3−メルカプトプロ
ピオン酸、3−メルカプト酪酸、N−(2−メルカプト
プロピオニル)グリシン、2−メルカプトニコチン酸、
3−〔N−(2−メルカプトエチル)カルバモイル〕プ
ロピオン酸、3−〔N−(2−メルカプトエチル)アミ
ノ〕プロピオン酸、N−(3−メルカプトプロピオニ
ル)アラニン、2−メルカプトエタンスルホン酸、3−
ブタンスルホン酸、2−メルカプトエタノール、3−メ
ルカプト−1,2−プロパンジオール、1−メルカプト
−2−プロパノール、3−メルカプト−2−ブタノー
ル、メルカプトフェノール、2−メルカプトエチルアミ
ン、2−メルカプトイミダゾール、2−メルカプト−3
−ピリジノール、4−(2−メチルオキシカルボニル)
フタル酸無水物、2−メルカプトエチルホスホノ酸無水
物、2−メルカプトエチルホスホノ酸無水物モノメチル
エステル、あるいは上記極性基又は置換基を含有するヨ
ード化アルキル化合物(例えばヨード酢酸、ヨードプロ
ピオン酸、2−ヨードエタノール、2−ヨードエタンス
ルホン酸、3−ヨードプロパンスルホン酸等)が挙げら
れる。
有する重合開始剤としては、具体的には、4,4’−ア
ゾビス(4−シアノ吉草酸)、4,4’−アゾビス(4
−シアノ吉草酸クロライド)、2,2’−アゾビス(2
−シアノプロパノール)、2,2’−アゾビス(2−シ
アノペンタノール)、2,2’−アゾビス〔2−メチル
−N−(2−ヒドロキシエチル)−プロピオアミド〕、
2,2’−アゾビス(2−メチル−N−1,1−ビス
(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル〕プロピ
オアミド〕、2,2’−アゾビス{2−〔1−(2−ヒ
ドロキシエチル)−2−イミダゾリン−2−イル〕プロ
パン}、2,2’−アゾビス〔2−(2−イミダゾリン
−2−イル)プロパン〕、2,2’−アゾビス〔2−
(4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−1,3−ジア
ゼピン−2−イル)プロパン〕等が挙げられる。これら
の連鎖移動剤あるいは重合開始剤は各々単量体100重
量部に対して、0.5〜15重量部、好ましくは2〜1
0重量部の量で使用される。
(I)で示される構成単位を少なくとも含有し、且つ特
定の極性基含有成分を含有しないセグメント(M)と、
特定の極性基含有構成単位を含有するセグメント(N)
とから構成されるAB型もしくはABA型ブロック共重
合体である。又、該樹脂(Q2 )において、セグメント
(N)に含有される特定の極性基含有構成単位の存在量
は、樹脂(Q2 )全体の100重量部当たり好ましくは
0.05〜15重量部、より好ましくは、0.1〜10重量
部の割合である。樹脂(Q2 )における極性基含有構成
単位の量が0.05重量部より少ないと、初期電位が低く
て充分な画像濃度を得ることができず、該極性基含有量
が15重量部よりも多いと、分散性が低下し、膜平滑度
及び高温高湿条件下における電子写真特性が低下し、更
にオフセットマスターとして用いるときに地汚れが増大
するため、好ましくない。樹脂(Q2 )の重量平均分子
量は1×103 〜2×104 、好ましくは3×103 〜
1×104 である。樹脂(Q2 )の重量平均分子量が1
×103 より小さくなるか、あるいはまた重量平均分子
量が2×104 より大きくなると本発明の樹脂(Q2 )
による電子写真特性の向上効果が得られず、従来公知の
樹脂と同程度の電子写真特性しか得られなくなる。該樹
脂(Q2 )のガラス転移点は、好ましくは−30℃〜1
00℃、より好ましくは0℃〜90℃である。
(M)について詳しく説明する。セグメント(M)は、
少なくとも前記一般式(I)で示される構成単位を含有
し、該式(I)で示される成分は好ましくはセグメント
(M)中、30〜100重量%、より好ましくは50〜
100重量%含有される。前記一般式(I)で示される
構成単位を更に説明する。樹脂(Q2 )において、前記
一般式I中、a1 及びa2 は好ましくは各々水素原子、
ハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子
等)、シアノ基又は炭化水素基(例えば炭素数1〜8の
脂肪族基;例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基、ベンジル基等、炭素
数6〜12の芳香族基;フェニル基等)を表し、a1 が
水素原子を表し、及びa2 がメチル基を表す場合が特に
好ましい。R3 は、具体的にはアルキル基、アラルキル
基又は芳香族基を表し、好ましくはベンゼン環又はナフ
タレン環を含有する炭化水素基であるアラルキル基又は
芳香族基である。更に、R3 は好ましくは炭素数1〜1
8の置換されていてもよい炭化水素基を表わす。置換基
は、セグメント(N)を構成する構成単位に含有される
極性基以外のものであればいずれでもよく、例えば、ハ
ロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子
等)、−OR5 、−COOR5 、−OCOR5 (R5 は
炭素数1〜22のアルキル基を表わし、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オ
クチル基、デシル基、ドデシル基、ヘキサデシル基、オ
クタデシル基等である)等の置換基が挙げられる。好ま
しい炭化水素基としては、炭素数1〜18の置換されて
もよいアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ヘプチル基、ヘキシル基、オクチル
基、デシル基、ドデシル基、ヘキサデシル基、オクタデ
シル基、2−クロロエチル基、2−ブロモエチル基、2
−シアノエチル基、2−メトキシカルボニルエチル基、
2−メトキシエチル基、3−ブロモプロピル基等)、炭
素数4〜18の置換されてもよいアルケニル基(例え
ば、2−メチル−1−プロペニル基、2−ブテニル基、
2−ペンテニル基、3−メチル−2−ペンテニル基、1
−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル
基、4−メチル−2−ヘキセニル基等)、炭素数7〜1
2の置換されてもよいアラルキル基(例えば、ベンジル
基、フェネチル基、3−フェニルプロピル基、ナフチル
メチル基、2−ナフチルエチル基、クロロベンジル基、
ブロモベンジル基、メチルベンジル基、エチルベンジル
基、メトキシベンジル基、ジメチルベンジル基、ジメト
キシベンジル基等)、炭素数5〜8の置換されてもよい
脂環式基(例えば、シクロヘキシル基、2−シクロヘキ
シルエチル基、2−シクロペンチルエチル基等)又は炭
素数6〜12の置換されてもよい芳香族基(例えば、フ
ェニル基、ナフチル基、トリル基、キシリル基、プロピ
ルフェニル基、ブチルフェニル基、オクチルフェニル
基、ドデシルフェニル基、メトキシフェニル基、エトキ
シフェニル基、ブトキシフェニル基、デシルオキシフェ
ニル基、クロロフェニル基、ジクロロフェニル基、ブロ
モフェニル基、シアノフェニル基、アセチルフェニル
基、メトキシカルボニルフェニル基、エトキシカルボニ
ルフェニル基、ブトキシカルボニルフェニル基、アセト
アミドフェニル基、プロピオアミドフェニル基、ドデシ
ロイルアミドフェニル基等)等があげられる。
一般式(I)の構成単位は、より好ましくは樹脂
(Q1 )の好ましい構成単位として挙げた一般式(I
a)及び/又は一般式(Ib)で示される構成単位であ
る。該一般式(Ia)及び(Ib)中の好ましい置換基
の例、並びに該式で表わされる構成単位の具体例も前記
のものでありうる。セグメント(M)中に含有される他
の構成単位としては、例えば下記一般式(XII)で示され
る構成単位が挙げられる。 -(CH(m1)-C(m2)(X1R1))- 一般式(XII) 〔式(XII)中、X1 は−CO-O−、−O-CO−、−(CH2) p
−O-CO−、−(CH2)p −CO-O−(pは1〜3の整数を表
す)、−O−、−SO2 −、−CO−、−CON(R2)−、−SO
2N(R2 )−、−CONHCO-O−、−CONHCONH−又は−C6H4−
を表す(ここでR 2 は水素原子又は炭化水素基を表し、
R1 は炭化水素基を表し、m1 及びm2 は、互いに同じ
でも異なってもよく、前記式(I)中のa1 、a 2 とそ
れぞれ同一の内容を表す。〕 R2 としての炭化水素基は、好ましくは、炭素数1〜1
8の置換されてもよいアルキル基(例えば、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘプチル基、ヘキシ
ル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、ヘキサデシ
ル基、オクタデシル基、2−クロロエチル基、2−ブロ
モエチル基、2−シアノエチル基、2−メトキシカルボ
ニルエチル基、2−メトキシエチル基、3−ブロモプロ
ピル基等)、炭素数4〜18の置換されてもよいアルケ
ニル基(例えば、2−メチル−1−プロペニル基、2−
ブテニル基、2−ペンテニル基、3−メチル−2−ペン
テニル基、1−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、2−
ヘキセニル基、4−メチル−2−ヘキセニル基等)、炭
素数7〜12の置換されてもよいアラルキル基(例え
ば、ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピル
基、ナフチルメチル基、2−ナフチルエチル基、クロロ
ベンジル基、ブロモベンジル基、メチルベンジル基、エ
チルベンジル基、メトキシベンジル基、ジメチルベンジ
ル基、ジメトキシベンジル基等)、炭素数5〜8の置換
されてもよい脂環式基(例えば、シクロヘキシル基、2
−シクロヘキシルエチル基、2−シクロペンチルエチル
基等)又は炭素数6〜12の置換されてもよい芳香族基
(例えば、フェニル基、ナフチル基、トリル基、キシリ
ル基、プロピルフェニル基、ブチルフェニル基、オクチ
ルフェニル基、ドデシルフェニル基、メトキシフェニル
基、エトキシフェニル基、ブトキシフェニル基、デシル
オキシフェニル基、クロロフェニル基、ジクロロフェニ
ル基、ブロモフェニル基、シアノフェニル基、アセチル
フェニル基、メトキシカルボニルフェニル基、エトキシ
カルボニルフェニル基、ブトキシカルボニルフェニル
基、アセトアミドフェニル基、プロピオアミドフェニル
基、ドデシロイルアミドフェニル基等)が挙げられる。
は置換基を有してもよい。置換基としては、ハロゲン原
子(例えば塩素原子、臭素原子等)、アルキル基(例え
ばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、クロロ
メチル基、メトキシメチル基等)、アルコキシ基(例え
ばメトキシ基、エトキシ基、プロピオキシ基、ブトキシ
基等)等が挙げられる。R1 としての好ましい炭化水素
基としては、炭素数1〜22の置換されてもよいアルキ
ル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、ヘプチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル
基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ヘキ
サデシル基、オクタデシル基、2−クロロエチル基、2
−ブロモエチル基、2−シアノエチル基、2−メトキシ
カルボニルエチル基、2−メトキシエチル基、3−ブロ
モプロピル基等)、炭素数4〜18の置換されてもよい
アルケニル基(例えば、2−メチル−1−プロペニル
基、2−ブテニル基、2−ペンテニル基、3−メチル−
2−ペンテニル基、1−ペンテニル基、1−ヘキセニル
基、2−ヘキセニル基、4−メチル−2−ヘキセニル基
等)、炭素数7〜12の置換されてもよいアラルキル基
(例えば、ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプ
ロピル基、ナフチルメチル基、2−ナフチルエチル基、
クロロベンジル基、ブロモベンジル基、メチルベンジル
基、エチルベンジル基、メトキシベンジル基、ジメチル
ベンジル基、ジメトキシベンジル基等)、炭素数5〜8
の置換されてもよい脂環式基(例えば、シクロヘキシル
基、2−シクロヘキシルエチル基、2−シクロペンチル
エチル基等)、炭素数6〜12の置換されてもよい芳香
族基(例えば、フェニル基、ナフチル基、トリル基、キ
シリル基、プロピルフェニル基、ブチルフェニル基、オ
クチルフェニル基、ドデシルフェニル基、メトキシフェ
ニル基、エトキシフェニル基、ブトキシフェニル基、デ
シルオキシフェニル基、クロロフェニル基、ジクロロフ
ェニル基、ブロモフェニル基、シアノフェニル基、アセ
チルフェニル基、メトキシカルボニルフェニル基、エト
キシカルボニルフェニル基、ブトキシカルボニルフェニ
ル基、アセトアミドフェニル基、プロピオアミドフェニ
ル基、ドデシロイルアミドフェニル基等)が挙げられ
る。
X1 は−CO-O−、−O-CO−、−CH2O-CO −、−CH2CO-O
−、−O−、−CONH−、−SO2NH −又は−C6H4−を表
す。更には、式(XII)に示される重合体成分とともに該
セグメント(M)中に含有され得る重合体成分として、
該式(XII)の重合体成分と共重合しうる他の構成単位に
相当する単量体、例えばアクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル、複素環ビニル類(例えばビニルピリジン、ビ
ニルイミダゾール、ビニルピロリドン、ビニルチオフェ
ン、ビニルピラゾール、ビニルジオキサン、ビニルオキ
サジン等)等が挙げられる。これら他の構成単位はセグ
メント(M)の全構成単位100重量部中20重量部を
超えない範囲で用いられる。 (セグメント(N))次に、樹脂(Q2 )のセグメント
(N)について詳述する。セグメント(N)に含まれる
極性基は−PO3H2 、−SO3H、−COOH、−PO (OH)R
1 及び環状酸無水物含有基から少なくとも1種選ばれる
ものである。R1 は炭化水素基又は−OR2 基(R2 は
炭化水素基を表す)を表し、具体的にはR1 は炭素数1
〜6の置換されていてもよい炭化水素基(例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、2−クロロエチ
ル基、2−ブロムエチル基、2−フロロエチル基、3−
クロロプロピル基、3−メトキシプロピル基、2−メト
キシブチル基、ベンジル基、フェニル基、プロペニル
基、メトキシメチル基、エトキシメチル基、2−エトキ
シエチル基)等である。R2 は好ましくは上記でR1 に
ついて挙げた基でありうる。また、環状酸無水物含有基
は、樹脂(Q1 )について説明したのと同じ意味を有す
る。 脂肪族ジカルボン酸無水物及び芳香族ジカルボン
酸無水物の例は、樹脂(Q1 )の説明において挙げたも
のでありうる。
及びその例は、前記の樹脂(Q1 )の説明において述べ
たものと同様のものでありうる。上記の如き特定の極性
基を含有する構成単位は該セグメント(N)中に2種以
上含有されていてもよく、その場合における該2種以上
の極性基含有構成単位は該セグメント(N)中において
ランダム共重合又はブロック共重合のいずれの態様で含
有されていてもよい。また、上記極性基含有の構成単位
以外の構成単位をセグメント(N)中に含有していても
よく、かかる構成単位としては好ましくは前記一般式
(I)の繰り返し単位に相当する構成単位が挙げられ
る。更にこれら以外の他の構成単位を含有してもよい。
このような他の構成単位は、前記樹脂(Q1 )の説明に
おいて、「他の構成単位」として挙げたものであり、セ
グメント(N)の全構成単位100重量部中20重量部
を超えない範囲で用いられる。本発明の樹脂(Q2 )
は、従来公知の重合反応法によって製造することができ
る。具体的には、該特定の極性基を含有する構成単位に
相当する単量体において該極性基を予め保護した官能基
としておき、有機金属化合物(例えばアルキルリチウム
類、リチウムジイソプロピルアミド、アルキルマグネシ
ウムハライド類等)もしくはヨウ化水素/ヨウ素系等に
よるイオン重合反応、ポルフィリン金属錯体を触媒とす
る光重合反応又はグループ移動重合反応等の公知のいわ
ゆるリビング重合反応で該ブロック共重合体を合成した
後、極性基を保護した官能基を加水分解反応、加水素分
解反応、酸化分解反応又は光分解反応等によって脱保護
反応を行ない、極性基を形成させる方法が挙げられる。
その1つの例を下記の反応スキーム(1)に示した。
tal, Polym. Bull. 12.,79(1984),B. C. An
derson, G. D. Andrews etal, Macromolecules, 14,
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85)、D. Y. Sogah, W. R. Hertler etal. Macromole
cules,20、1473(1987)等に記載の合成方法
に従って容易に合成することができる。更に、樹脂〔Q
2 〕は、極性基を保護しないままの単量体を用い、ジチ
オカーバメート基を含有する化合物及び/又はザンテー
ト基を含有する化合物を開始剤として、光照射下に重合
反応を行なって合成することもできる。例えば、大津隆
行、高分子、37、248(1988)、檜森俊一、大
津隆一、Polym. Rep. Jap.37、3508(198
8)、特開昭64−111号、特開昭64−26619
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(6)、1511(1987)、M. Niwa, N. Higashi,
etal, J. Macromol. Sci. Chem.A24(5)、567
(1987)等に記載の合成方法に従って合成すること
ができる。又、本発明の特定の極性基の保護基による保
護及びその保護基の脱離(脱保護反応)については、従
来公知の知見を利用して容易に行なうことができる。例
えば前記引用文献にも種々記載されており、更には、岩
倉義男、栗田恵輔、「反応性高分子」(株)講談社刊
(1977年)、T. W. Greene, 「Protective Groups
in Organic Synthesis」, John Wiley & Sons (198
1年)、J. F. W. McOmie,「Protective Groups in Org
anic Chemistry」Plenum Press, (1973年)等の総
説に詳細に記載されている方法を適宜選択して行なうこ
とができる。ABブロック共重合体を合成する他の方法
としてはセグメント(M)又はセグメント(N)のいず
れかの部分を含有するアゾビス化合物(即ち、高分子ア
ゾビス開始剤)を合成し、これを開始剤として、他の一
方のブロックを形成するに相当する単量体類をラジカル
重合反応で合成する方法を用いることもできる。具体的
には、上田明、永井進、高分子論文集、44、469
(1987)、上田明、大阪市立工業研究所報告、84
(1989)等に記載された方法で合成することができ
る。本反応を利用して合成する場合には、高分子アゾビ
ス開始剤の合成のし易さ及びブロック化の重合反応の規
則性等から該高分子開始剤の重量平均分子量は、2×1
04 以下が好ましい。一方、本発明の樹脂(Q2 )は、
セグメント(M)の方がセグメント(N)よりも高分子
鎖が長い方が好ましい。以上のことから、本反応で合成
する場合、セグメント(N)含有の高分子開始剤を用い
る方法が好ましい。例えば下記に示す様な反応スキーム
(2)で反応させることができる。式中、「D.C.C.」は
ジシクロヘキシルカルボジイミドを意味する。
は熱硬化性基を少なくとも1種含有して成る樹脂〔R〕
について説明する。樹脂〔R〕に含有される光及び/又
は熱硬化性基は、いずれでもよいが具体的には前記した
樹脂〔P〕で含有される硬化性基と同様の内容のものが
挙げられる。樹脂〔R〕は、上記した硬化性基が、従来
公知の電子写真感光体に用いられる樹脂中に含有された
ものであればいずれでもよい。これら従来公知の電子写
真感光層用の結着樹脂類は、例えば下記の文献に記載さ
れている。柴田隆治、石渡次郎、高分子、第17巻、第
278頁(1968年)宮本晴視、武井秀彦、イメージ
ング、1973(No. 8)中村孝一編「記録材料用バイ
ンダーの実際技術」第10章、C.H.C.出版(19
85年)電子写真学会編、「電子写真用有機感光体の現
状シンポジウム」予編集(1985年)。
開発・実用化」日本科学情報(株)(1986年) 電子写真学会編「電子写真技術の基礎と応用」第5章コ
ロナ社(株)(1988年) D.Tatt, S. C. Heidecker, Tappi, 49(No. 1
0)、439(1966)、E.S.Baltazzi ,R.
G.Blanclotte et al, Phot. Sci. Eng. 16(No.
5)、354(1972)、グエン・チャン・ケー、清
水勇、井上英一、電子写真学会誌18(No. 2)、22
(1980)、等の成書・総説に記載の化合物等が挙げ
られる。具体的には、オレフィン重合体及び共重合体、
塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン共重合体、アルカ
ン酸ビニル重合体及び共重合体、アルカン酸アリル重合
体及び共重合体、スチレン及びその誘導体、重合体及び
共重合体、ブタジエン−スチレン共重合体、イソプレン
−スチレン共重合体、ブタジエン−不飽和カルボン酸エ
ステル共重合体、アクリロニトリル共重合体、メタクリ
ロニトリル共重合体、アルキルビニルエーテル共重合
体、アクリル酸エステル重合体及び共重合体、メタクリ
ル酸エステル重合体及び共重合体、スチレン−アクリル
酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル
共重合体、イタコン酸ジエステル重合体及び共重合体、
無水マレイン酸共重合体、アクリルアミド共重合体、メ
タクリルアミド共重合体、水酸基変性シリコン樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ケトン樹脂、ポリエステル樹脂、
シリコン樹脂、アミド樹脂、水酸基及びカルボキシル基
変性ポリエステル樹脂、ブチラール樹脂、ポリビニルア
セタール樹脂、環化ゴム−メタクリル酸エステル共重合
体、環化ゴム−アクリル酸エステル共重合体、窒素原子
を含有しない複素環を含有する共重合体(複素環として
例えば、フラン環、テトラヒドロフラン環、チオフェン
環、ジオキサン環、ジオキソフラン環、ラクトン環、ベ
ンゾフラン環、ベンゾチオフェン環、1,3−ジオキセ
タン環等)、エポキシ樹脂等が挙げられる。
/又は熱硬化性基を少なくとも1種含有する構成単位
は、樹脂〔R〕100重量部中、0.1〜40重量%であ
り好ましくは1〜30重量%である。存在割合が0.1重
量%以下となると、光導電層の成膜後の硬化が充分に進
行しなくなり、転写層塗膜時に光導電層表面部分との膜
界面の保持が不充分となり、転写層の剥離性に悪影響を
及ぼす。一方、存在割合が40重量%を超えると、光導
電層の結着樹脂としての電子写真特性が劣化し、複写画
線の原稿再現性の低下、非画像部の地カブリの発生等を
1じてしまう場合が生じた。これら光及び/又は熱硬化
性基含有の樹脂〔R〕は全結着樹脂100重量部中40
重量%以上使用する事が好ましい。該樹脂〔R〕の含有
量が40重量%未満の場合は、電子写真特性が低下する
からである。光導電層は樹脂〔P〕、樹脂〔Q〕及び樹
脂〔R〕に加えて必要によりその他の結着樹脂を含むこ
ともできる。例えば、樹脂〔R〕に関して説明した従来
公知の電子写真感光体用の結着樹脂が用いられる。 (光及び/又は熱硬化剤)本発明において、光導電層
(積層タイプの場合には転写層に隣接する層)は、膜の
硬化性を向上させるために、さらに光及び/又は熱硬化
剤を含有することが好ましい。「光及び/又は熱硬化
剤」の語には、光及び/又は熱硬化性化合物、光及び/
又は熱硬化性オリゴマー、光及び/又は熱硬化性樹脂、
並びに架橋剤が含まれる。その使用量は、樹脂〔P〕、
樹脂〔Q〕及び樹脂〔R〕の総量100重量部に対して
0.01〜20重量部、好ましくは0.1〜15重量部であ
る。その使用量が0.01重量部以下となると、膜の硬化
性向上の効果が薄れてしまう。一方、20重量部を超え
ると電子写真特性に悪影響を及ぼす。光及び/又は熱硬
化性樹脂は、従来公知の硬化性樹脂のいずれでもよく、
例えば、本発明の樹脂〔P〕のセグメント(Y)につい
て説明した硬化性基と同様の官能基含有の樹脂がその例
として挙げられる。
られる化合物を使用することができる。具体的には、山
下晋三、金子東助編「架橋剤ハンドブック」大成社刊
(1981年)高分子学会編「高分子データハンドブッ
ク基礎編」培風館(1986年)等に記載されている化
合物を用いることができる。
ニルトリメトキシシラン、ビニルトリブトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
ルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン等のシランカップリング剤
等)、ポリイソシアナート系化合物(例えば、トルイレ
ンジイソシアナート、O−トルイレンジイソシアナー
ト、ジフェニルメタンジイソシアナート、トリフェニル
メタントリイソシアナート、ポリメチレンポリフェニル
イソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、イ
ソホロンジイソシアナート、高分子ポリイソシアナート
等)、ポリオール系化合物(例えば、1,4−ブタンジ
オール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシ
アルキレングリコール、1,1,1−トリメチロールプ
ロパン等)、ポリアミン系化合物(例えば、エチレンジ
アミン、γ−ヒドロキシプロピル化エチレンジアミン、
フェニレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、N−ア
ミノエチルピペラジン、変性脂肪族ポリアミン類等)、
チタネートカップリング系化合物(例えばテトラブトキ
シチタネート、テトラプロポキシチタネート、イソプロ
ピルトリステアロイルチタネート等、)アルミニウムカ
ップリング系化合物(例えばアルミニウム−ブチレー
ト、アルミニウムアセチルアセテート、アルミニウムオ
キシドオクテート、アルミニウムトリス(アセチルアセ
テート)等)ポリエポキシ基含有化合物及びエポキシ樹
脂(例えば、垣内弘編著「エポキシ樹脂」昭晃堂(19
85年刊)、橋本邦之編著「エポキシ樹脂」日刊工業新
聞社(1969年刊)等に記載された化合物類)、メラ
ミン樹脂(例えば、三輪一郎、松永英夫編著「ユリア・
メラミン樹脂」日刊工業新聞社(1969年刊)、等に
記載された化合物類)ポリ(メタ)アクリレート系化合
物(例えば、大河原信、三枝武夫、東村敏延編「オリゴ
マー」講談社(1976年)、大森英三「機能性アクリ
ル系樹脂」テクノシステム(1985年刊)等に記載さ
れた化合物類が挙げられる。又多官能重合性含有の単量
体(例えばビニルメタクリレート、アリルメタクリレー
ト、エチレングリコールジアクリレート、ポリエチレン
グリコールジアクリレート、ジビニルコハク酸エステ
ル、ジビニルアジピン酸エステル、ジアリルコハク酸エ
ステル、2−メチルビニルメタクリレート、トリメチロ
ールプロパントリメタクリレート、ジビニルベンゼン、
ペンタエリスリトールポリアクリレート等)等が挙げら
れる。
隣接する層は、成膜後に硬化されることを特徴とする
が、樹脂〔P〕、樹脂〔Q〕、樹脂〔R〕及び光及び/
又は熱硬化剤は、高分子間が化学結合し易い官能基同志
の組合せで用いることが好ましい。かかる組合せは高分
子反応においてよく知られており、例えば下表の様なA
群の官能基とB群の官能基との組合せが例示される。
(但しこれに限定されるものではない)。
R15及びR16はアルキル基を表し、R17〜R19はアルキ
ル基又はアルコキシ基を表し、且つR17〜R19のうち少
なくとも1つはアルコキシ基を表し、B1 及びB2 は電
子吸引性基を表わし、例えば−CN,−CF3,−COR20,−CO
OR20,−SO2OR20 ( R20は Cn H2n+1 (n:1〜4の整
数),−CH2C6H5,−C6H5等の炭化水素基を表わす)等を
表す。 (反応促進剤)光導電層中の架橋反応を促進させるため
に、光導電層の結着樹脂に必要に応じて反応促進剤を添
加してもよい。
反応様式の場合には、例えば有機酸類(酢酸、プロピオ
ン酸、酪酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホ
ン酸等)、フェノール類(フェノール、クロロフェノー
ル、ニトロフェノール、シアノフェノール、ブロモフェ
ノール、ナフトール、ジクロロフェノール等)、有機金
属化合物(アセチルアセトナートジルコニウム塩、アセ
チルアセトジルコニウム塩、アセチルアセトコバルト塩
等、ジラウリン酸ジブトキシスズ等)、ジチオカルバミ
ン酸化合物(ジエチルジチオカルバミン酸塩等)チウラ
ムジスルフィド化合物(テトラメチルチウラムジスルフ
ィド等)、カルボン酸無水物(無水フタル酸、無水マレ
イン酸、無水コハク酸、ブチルコハク酸無水物等、3,
3′,4,4′−テトラカルボン酸ベンゾフェノンジ無
水物、トリメリット酸無水物等)等が挙げられる。架橋
反応が重合性反応様式の場合には、重合開始剤(過酸化
物、アゾビス系化合物等)が挙げられる。本発明におい
て、光導電層を塗膜した後、結着樹脂は光及び/又は熱
により硬化される。熱硬化を行なうためには、例えば、
乾燥条件を従来の電子写真式色校正用原版作製時の乾燥
条件より厳しくする。例えば、乾燥条件を高温度及び/
又は長時間とする。あるいは塗布溶剤の乾燥後、更に加
熱処理することが好ましい。例えば60℃〜150℃で
5〜120分間処理する。上述の反応促進剤を併用する
と、より穏やかな条件で処理することができる。
硬化する方法としては、「化学的活性光線」で光照射す
る工程を入れる様にすればよい。本発明に用いられる
「化学的活性光線」としては、可視光線、紫外線、遠紫
外線、電子線、X線、γ線、α線などいずれでもよい
が、好ましくは紫外線が挙げられる。より好ましくは波
長310nmから波長500nmの範囲での光線を発しうる
ものが好ましく、一般には低圧、高圧あるいは超高圧の
水銀ランプ、ハロゲンランプ等が用いられる。光照射の
処理は通常5cm〜50cmの距離から10秒〜10分間の
照射で充分に行うことができる。 (光導電性化合物)本発明において用いられる光導電性
化合物は無機化合物あるいは有機化合物のいずれでもよ
い。本発明の光導電性化合物として用いられる無機化合
物としては、例えば酸化亜鉛、酸化チタン、硫化亜鉛、
硫化カドミウム、硫化鉛等従来公知の無機光導電性化合
物が挙げられ、公害性の観点から、酸化亜鉛、酸化チタ
ンが好ましい。光導電性化合物として酸化亜鉛、酸化チ
タン等の無機化合物を用いる場合は、該無機化合物10
0重量部に対して上記した結着樹脂を10〜100重量
部なる割合、好ましくは15〜40重量部なる割合で使
用する。一方、有機化合物は、従来公知の化合物のいず
れでもよい。例えば、第一の例として、特公昭37−1
7162、同62−51462、特開昭52−243
7、54−19803、同56−107246、同57
−161863各号公報などに記載された有機光導電性
化合物、増感色素、及び結合樹脂を主体とする光導電層
において使用されるものが挙げられる。また、第二の例
として、特開昭56−146145、同60−1775
1、同60−17752、同60−17760、同60
−254142、同62−54266各号公報などに記
載された電荷発生剤、電荷輸送剤、及び結合樹脂を主体
とする光導電層において使用されるものが挙げられる。
さらに、特開昭60−230147、同60−2301
48、同60−238853各号公報等に記載された電
荷発生剤と電荷輸送剤とをそれぞれ別の層に含有する二
層構成の光導電層において使用されるものが挙げられ
る。
しては: (a)米国特許第3112197号明細書等に記載のト
リアゾール誘導体、(b)米国特許第3189447号
明細書等に記載のオキサジアゾール誘導体、(c)特公
昭37−16096号公報に記載のイミダゾール誘導
体、(d)米国特許第3615402、同382098
9、同3542544各号明細書、特公昭45−55
5、同51−10983各号公報、特開昭51−932
24、同55−108667、同55−156953、
同56−36656各号公報等に記載のポリアリールア
ルカン誘導体、(e)米国特許第3180729、同4
278746各号明細書、特開昭55−88064、同
55−88065、同49−105537、同55−5
1086、同56−80051、同56−88141、
同57−45545、同54−112637、同55−
74546各号公報等に記載のピラゾリン誘導体及びピ
ラゾロン誘導体、(f)米国特許第3615404号明
細書、特公昭51−10105、同46−3712、同
47−28336各号公報、特開昭54−83435、
同54−110836、同54−119925各号公報
等に記載のフェニレンジアミン誘導体、(g)米国特許
第3567450、同3180703、同324059
7、同3658520、同4232103、同4175
961、同4012376各号明細書、特公昭49−3
5702号公報、西独国特許(DAS)第111051
8号明細書、特公昭39−27577、特開昭55−1
44250、同56−119132、同56−2243
7各号公報などに記載されているアリールアミン誘導
体、(h)米国特許第3526501号明細書等に記載
のアミノ置換カルコン誘導体、(i)米国特許第354
2546号明細書などに記載のN,N−ビカルバジル誘
導体、(j)米国特許第3257203号明細書などに
記載のオキサゾール誘導体、(k)特開昭56−462
34号公報等に記載のスチリルアントラセン誘導体、
(l)特開昭54−110837号公報等に記載のフル
オレノン誘導体、(m)米国特許第3717462号明
細書、特開昭54−59143号公報(米国特許第41
50987号明細書に対応)、特開昭55−5206
3、同55−52064、同55−46760、同55
−85495、同57−11350、同57−1487
49、同57−104144号公報等に記載されている
ヒドラゾン誘導体、(n)米国特許第4047948、
同4047949、同4265990、同427384
6、同4299897、同4306008各号明細書な
どに記載のベンジジン誘導体、(o)特開昭58−19
0953、同59−95540、同59−97148、
同59−195658、同62−36674各号公報な
どに記載されているスチルベン誘導体、(p)特公昭3
4−10966号公報に記載のポリビニルカルバゾール
及びその誘導体、(q)特公昭43−18674、同4
3−19192各号公報記載のポリビニルピレン、ポリ
ビニルアントラセン、ポリ−2−ビニル−4−(4′、
ジメチルアミノフェニル)−5−フェニル−オキサゾー
ル、ポリ−3−ビニル−Nエチルカルバゾール等のビニ
ル重合体、(r)特公昭43−19193号公報記載の
ポリアセナチレン、ポリインデン、アセナフチレンとス
チレンの共重合体等の重合体、(s)特公昭56−13
940号公報などに記載のピレン−ホルムアルデヒド樹
脂、ブロムピレン−ホルムアルデヒド樹脂、エチルカル
バゾール−ホルムアルデヒド樹脂等の縮合樹脂、(t)
特開昭56−90833、同56−161550各号公
報に記載の各種のトリフェニルメタンポリマーが挙げら
れる。
は、(a)〜(t)に挙げられた化合物に限定されず、
これまで公知の全ての有機光導電性化合物を用いること
ができる。これらの有機光導電性化合物は場合により2
種類以上併用することも可能である。光導電層に含有さ
れる電荷発生剤としては、電子写真感光体において従来
公知の有機及び無機の各種の電荷発生剤を使用すること
ができる。例えば、セレン、セレン−テルル、硫化カド
ミウム、酸化亜鉛、及び以下(1)〜(9)に示す有機
顔料を使用することができる。 (1)米国特許第4436800、同4439506各
号明細書、特開昭47−37543、同58−1235
41、同58−192042、同58−219263、
同59−78356、同60−179746、同61−
148453、同61−238063各号公報、特公昭
60−5941、同60−45664各号公報等に記載
されたモノアゾ、ビスアゾ、トリスアゾ顔料などのアゾ
顔料、 (2)米国特許第3397086、同4666802各
号明細書、特開昭51−90827、同52−5564
3各号公報等に記載の無金属あるいは金属フタロシアニ
ン等のフタロシアニン顔料、 (3)米国特許第3371884号明細書、特開昭47
−30330号公報等に記載のペリレン系顔料、 (4)英国特許第2237680号明細書、特開昭47
−30331号公報等に記載のインジゴ、チオインジゴ
誘導体、 (5)英国特許第2237679号明細書、特開昭47
−30332号公報等に記載のキナクリドン系顔料 (6)英国特許第22376789号明細書、特開昭5
9−184348、同62−28738、同47−18
544各号公報等に記載の多環キノン系顔料、 (7)特開昭47−30331、同47−18543各
号公報等に記載のビスベンズイミダゾール系顔料、 (8)米国特許第4396610、同4644082各
号明細書等に記載のスクアリウム塩系顔料、 (9)特開昭59−53850、同61−212542
各号公報等に記載のアズレニウム塩系顔料等である。こ
れらは単独で用いることも、2種以上を併用して用いる
こともできる。
合比は、有機光導電性化合物と結着樹脂との相溶性によ
って有機光導電性化合物の含有率の上限が決まり、これ
を上回る量を添加すると有機光導電性化合物の結晶化が
起こり好ましくない。有機光導電性化合物の含有量が少
ないほど電子写真感度は低下するので、有機光導電性化
合物の結晶化が起こらない範囲で、できるだけ多くの有
機光導電性化合物を含有させるのが好ましい。有機光導
電性化合物の含有率としては、結合樹脂100重量部に
対し、有機光導電性化合物5〜120重量部、好ましく
は、有機光導電性化合物10〜100重量部である。ま
た、有機光導電性化合物は、単独であるいは2種以上混
合して使用してよい。 (分光増感剤)本発明では、可視光の露光又は半導体レ
ーザー光の露光等光源の種類によって必要に応じて各種
の色素を分光増感剤として併用することができる。例え
ば、宮本晴視、武井秀彦:イメージング1973(No.
8)第12頁、C. J. Young 等、RCA Review 15、4
69頁(1954年)、清田航平等:電気通信学会論
文、J63−C(No. 2)、97頁(1980年)、原
崎勇次等、工業化学雑誌、66、78及び188頁(1
963年)、谷忠昭、日本写真学会誌35、208頁
(1972年)等の総説引例のカーボニウム系色素、ジ
フェニルメタン色素、トリフェニルメタン色素、キサン
テン系色素、フタレイン系色素、ポリメチン色素(例え
ば、オキソノール色素、メロシアニン色素、シアニン色
素、ロダシアニン色素、スチリル色素等)、フタロシア
ニン色素(金属を含有してもよい)等が挙げられる。
リフェニルメタン系色素、キサンテン系色素、フタレイ
ン系色素を中心に用いたものとしては、特公昭51−4
52、特開昭50−90334、同50−11422
7、同53−39130、同53−82353各号公
報、米国特許第3052540、同第4054450各
明細書、特開昭57−16456号公報等に記載のもの
が挙げられる。また、オキソノール色素、メロシアニン
色素、シアニン色素、ロダシアニン色素等のポリメチン
色素としては、F. M. Harmmer 「The Cyanine Dyes and
Related Compounds」等に記載の色素類が使用可能であ
り、更に具体的には、米国特許第3047384、同3
110591、同3121008、同3125447、
同3128179、同3132942、同362231
7各号明細書、英国特許第1226892、同1309
274、同14045898各号明細書、特公昭48−
7814、同55−18892各号公報等に記載の色素
が挙げられる。更に、700nm以上の長波長の近赤外〜
赤外光域を分光増感するポリメチン色素として、特開昭
47−840、同47−44180、特公昭51−41
061、同49−5034、同49−45122、同5
7−46245、同56−35141、同57−157
254、同61−26044、同61−27551各号
公報、米国特許第3619154、同4175956各
号明細書、「Research Disclosure 」1982年、21
6、第117〜118頁等に記載のものが挙げられる。
を併用させてもその性能が増感色素により変動しにくい
点においても優れている。 (各種添加剤)更には、必要に応じて、従来知られてい
る種々の電子写真感光体用添加剤を併用することができ
る。これらの添加剤としては、電子写真感度を改良する
ための化学増感剤、皮膜性を改良するための各種の可塑
剤、界面活性剤などが含まれる。化学増感剤としては、
例えばハロゲン、ベンゾキノン、クロラニル、フルオラ
ニル、ブロマニル、ジニトロベンゼン、アントラキノ
ン、2,5−ジクロロベンゾキノン、ニトロフェノー
ル、無水テトラクロルフタル酸、2,3−ジクロロ−
5,6−ジシアノベンゾキノン、ジニトロフルオレノ
ン、トリニトロフルオレノン、テトラシアノエチレン等
の電子吸引性化合物、小門宏等「最近の光導電材料と感
光体の開発・実用化」第4章〜第6章:日本科学情報
(株)出版部(1986年)の総説引例のポリアリール
アルカン化合物、ヒンダードフェノール化合物、p−フ
ェニレンジアミン化合物等が挙げられる。また、特開昭
58−65439、同58−102239、同58−1
29439、同62−71965各号公報等に記載の化
合物等も挙げることができる。可塑剤としては、例えば
ジメチルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチル
フタレート、トリフェニルフタレート、トリフェニルフ
ォスフェート、ジイソブチルアジペート、ジメチルセバ
ケート、ジブチルセバケート、ラウリル酸ブチル、メチ
ルフタリールエチルグリコレート、ジメチルグリコール
フタレートなどを光導電層の可撓性を向上するために添
加できる。これらの可塑剤は光導電層の静電特性を劣化
させない範囲で含有させることができる。
ではないが、通常光導電体100重量部に対して0.00
1〜2.0重量部である。光導電性物質は周知の手段によ
り粉砕、微分散される。粉砕及び分散は、結着樹脂、そ
の溶媒及び各添加剤等が共存する系中、例えばソロモン
著「塗料の化学」その他に示されるようなボールミル、
ケディミル、サンドミル、ダイノミル、ペイントシェー
カー、ロールミル、超音波分散機などを使用して行うこ
とが一般的である。その後、これをバーコーター、リバ
ースコーター、ダイコーター等により、最適塗布量で塗
布し、乾燥することにより光導電層が形成される。又、
該光導電性物質を分散する溶媒はいずれでもよく、用い
る結着樹脂の溶解性等を勘案して選択される。単独で用
いても、2種以上を併用してもよい。光導電層の厚さは
1〜100μ、特には10〜50μが好適である。ま
た、電荷発生層及び電荷輸送層を含む積層タイプの光導
電層を形成する場合は、電荷発生層の厚さは0.01〜5
μ、特に0.05〜2μが好適である。また電荷輸送層の
厚さは0.99〜99.9μ、特に9〜90μが好適であ
る。電荷輸送層と電荷発生層の積層順序は、色校正用原
版を負に帯電させるか、正に帯電させるかによって変化
しうる。 〔転写層〕次に、転写層について説明する。
り、重量平均分子量が5×103 〜1×106 、好まし
くは1×104 〜5×105 、ガラス転移点が0℃〜1
00℃、好ましくは20℃〜85℃の範囲であるもので
ある。該樹脂は、転写層全組成物総量中、70重量%以
上、好ましくは90重量%以上の割合で用いる。
ずれでもよいが、具体的には、塩化ビニル樹脂、ポリオ
レフィン樹脂、オレフィン−スチレン共重合体、アルカ
ン酸ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹
脂、アクリル系樹脂、セルローズ系樹脂、脂肪酸変性セ
ルローズ系樹脂、等が挙げられる。例えば、日刊工業新
聞社刊、「プラスチック材料講座シリーズ」第1巻〜1
8巻、(1961年) 近畿化学協会ビニル部会編「ポリ塩化ビニル」日刊工業
新聞社刊(1988年) 大森英三、「機能性アクリル系樹脂」(株)テクノシス
テム刊(1985年) 滝山栄一郎、「ポリエステル樹脂ハンドブック」日刊工
業新聞社刊(1988年) 湯木和男編、「飽和ポリエステル樹脂ハンドブック」日
刊工業新聞社(1989年) 高分子学会編、「高分子データハンドブック<応用編」
第1章培風館(1986年) 原崎勇次編「最新・バインダー技術便覧」第2章(株)
総合技術センター(1985年) 等に具体的に例示される化合物が挙げられる。これら熱
可塑性樹脂は、単独であるいは2種以上併用して用いる
ことができる。更に、該転写層には、塗布性、成膜性、
膜強度等種々の物理的特性を向上させるために、他の添
加剤を併用してもよい。例えば、前記した光導電層中に
用いると同様に可塑剤等が挙げられる。該転写層の膜厚
は、0.1〜10μm 、好ましくは0.5〜5μm であ
る。転写層の形成は、通常の塗膜形成方法が用いて行う
ことができ、例えば上記の様な任意の化合物を含有した
塗布溶液を用い、前記光導電層を塗膜すると同様の手段
を用いて行なうことができる。更には、公知の方法であ
るスプレードライ法も用いることができる。該層の成膜
方法は、特に限定されるものではない。 〔色校正刷りの作製方法〕本発明の電子写真式色校正用
原版を用いて、色校正刷りを作製する方法を下記に示
す。まず、通常の電子写真プロセスにより、電子写真式
色校正用原版上に複写画像を形成する。即ち、帯電−露
光−現像−定着の各プロセスを従来公知の方法により行
なう。現像プロセスに供される現像剤としては、従来公
知のいずれの現像剤でもよく、乾式現像剤あるいは液体
現像剤があげられる。具体的には、例えば町田元、“記
録用材料と感光性樹脂”P107〜127(1983年
刊)、(株)学会出版センター,電子写真学会,“イメ
ージング No 2〜5電子写真の現像・定着・帯電・転
写”等に具体的な態様が示されている。
光によるスキャニング露光方式及び液体現像剤を用いる
現像方式の組合せが、高精細な画像を形成できるため好
ましい。その一例を以下に示す。まず本発明の電子写真
式色校正用原版(以下、色校正用原版と略す)をフラッ
トベッド上に載置し、レジスターピン方式による位置決
めを行なった後、背面よりエアーサクションにより吸引
して固定する。次いで、例えば「電子写真技術の基礎と
応用」(電子写真学会編、コロナ社、昭和63年6月1
5日発行)212ページ以降に記載の帯電デバイスによ
り、該色校正用原版の帯電を行う。コロトロンまたはス
コロトロン方式が一般的である。この時、色校正用原版
の帯電電位の検出手段からの情報に基づき、フィードバ
ックをかけ、帯電条件を常に所定の範囲の表面電位とな
るようにコントロールすることが好ましい。その後、例
えば上記引用資料の254ページ以降に記載の方式を用
いてレーザー光源による走査露光を行なう。まず初めは
カラー画像を4色に分解したなかのイエロー版に相当す
る画像をドットパターンに変換して露光する。次いで、
液体現像剤を用いてトナー現像を行なう。例えば、帯
電、露光した色校正用原版をフラットベッドから外し、
上記引用資料の275ページ以降に示された直接法の湿
式現像法により現像する。この時の露光モードは、トナ
ー現像モードに対応して決定される。例えば、反転現像
の場合はネガ露光、即ち画像部へのレーザー光の照射が
行われ、帯電した時の電荷極性と同じ電荷極性を持つト
ナーが使用され、現像バイアス電圧の印加により露光部
にトナーが電着される。原理の詳細は上記引用資料の1
57ページ以降に記載されている。現像後、余剰の現像
液を除くために、上記引用資料283ページに示される
ようなスクイーズを行なったのち乾燥する。スクイーズ
前に現像剤の担体液体のみでリンスをすることも好まし
い。以上のプロセスをマゼンタ、シアン、ブラックの各
色について繰り返すことにより、同一の色校正用原版上
に4色フルカラーの画像が得られる。最終的なステップ
として色校正用原版上のトナー画像を転写層ごと印刷用
本紙に熱転写し、カラープルーフ、即ち色校正刷りを得
る。
図1に示す。これは加熱手段内蔵の一対のゴム被覆金属
ローラー間に所定のニップ圧力を印加しながら駆動する
ものである。この時のローラー表面温度は50〜150
℃、より好ましくは80〜120℃、ローラー間ニップ
圧力は0.2〜20 kgf/cm2 、より好ましくは05〜
10 kgf/cm2 、搬送スピードは0.1〜100mm/
秒、より好ましくは1〜30mm/秒の範囲である。これ
らの条件は、最適な結果が得られるように、使用される
色校正用原版の転写層、光導電層及び支持体の材料の物
性等に応じて適宜設定される。ローラー表面温度は公知
の手段によって所定の範囲内に保つことが好ましい。更
に加熱ローラー部の前に色校正用原版の予熱手段を設
け、加熱ローラー部の後に冷却手段を設けることもでき
る。図1には示していないが、ローラー間加圧手段とし
て、少なくとも一方のローラーの軸の両端に、スプリン
グ又は圧縮空気を用いるエアーシリンダーを使用するこ
ともできる。以上の如く、転写層に隣接する光導電層に
樹脂〔P〕を少量添加することで、該層の表面剥離性を
良好に改質することができる。このことにより、該層上
に設けた転写層が著しく良好に剥離されるようになり、
その結果、トナーの色ずれや転写不良のない高品質の色
校正刷りを得ることが可能となる。
明の内容はこれらに限定されるものではない。なお、以
下の式において、記号「−b−」は、該記号の両側のセ
グメントがブロック結合していることを意味する。
0g、メチルアクリレート20g、グリシジルメタクリ
レート10g及びトルエン200gの混合溶液を、窒素
気流下に温度80℃に加温した。これに、下記構造の高
分子アゾビス開始剤〔PI−1〕10gを加えて8時間
反応させた。反応終了後、得られた反応体をメタノール
1.5リットル中に再沈し得られた沈殿物を補集・乾燥し
て、収量75gでMW 3×104 の樹脂〔P−101〕
を得た。
クリレート63g、トリ(ジプロピル)シリルメタクリ
レート12.8g及びテトラヒドロフラン200gの混合
溶液を窒素気流下に充分に脱気し、−20℃に冷却し
た。1,1−ジフェニルブチルリチウム0.8gを加え1
2時間反応させた。更に、この混合溶液に、下記構造の
単量体(M−1)30g及びテトラヒドロフラン60g
の混合溶液を、窒素気流下に充分に脱気した後添加し、
更に8時間反応させた。この混合物を0℃にした後、メ
タノール10mlを加え30分間反応させ、重合の停止
及び上記シリルエステルの脱保護処理を行なった。得ら
れた重合体溶液を撹拌下にて温度30℃とし、これに3
0%の塩化水素エタノール溶液3mlを加え、1時間撹
拌した。次に、減圧下に反応混合物を全体量が半分にな
るまで溶媒を留去した後、石油エーテル1リットル中に
再沈した。沈殿物を捕集し、減圧乾燥した。得られた樹
脂〔P−102〕のMwは6.8×104 で、収量は76
gであった。
クリレート63.8g、2−(トリフルオロアセチルオキ
シ)エチルメタクリレート19.7g、(テトラフェニル
ポリフィナート)アルミニウムメチル0.5g及び塩化メ
チレン200gの混合溶液を窒素気流下にて温度30℃
とした。これに300W−キセノンランプ光をガラスフ
ィルターを通して25cmの距離から光照射し、20時
間反応させた。この混合物に更に、下記単量体〔M−
2〕25gを加え、同様に12時間光照射した後、この
反応混合物にメタノール3gを加えて30分間撹拌し反
応を停止させた。次にこの反応混合物に、p−トルエン
スルホン酸の5重量%テトラヒドロフラン溶液50gを
加え加水分解処理をした。次に、メタノール2リットル
中に再沈し沈殿物を捕集し乾燥した。得られた樹脂〔P
−103〕は収量70gでMw7×104 であった。
クリレート48g、グリシジチルメタクリレート12g
及びベンジルN,N−ジエチルジチオカーバメート2.4
gの混合物を、窒素気流下に容器に密閉し、温度50℃
に加温した。これに、400Wの高圧水水銀灯で10c
mの距離からガラスフィルターを通して、6時間光照射
し光重合した。これをテトラヒドロフラン100gに溶
解し、更に、下記構造の単量体(M−3)40gを加え
た後、窒素置換し再び10時間光照射した。得られた反
応物をメタノール1リットルに再沈、捕集し乾燥した。
得られた重合体〔P−104〕は、収量73gでMw8
×104 であった。
クリレート55g、3−(トリメトキシシリル)エチル
メタクリレート20g、及びベンジルイソプロピルザン
テート1.0gの混合物を、窒素気流下に容器に密閉し、
温度50℃に加温した。これに400Wの高圧水銀灯で
10cmの距離からガラスフィルターを通して6時間光
照射し光重合した。得られた反応物をテトラヒドロフラ
ンで濃度40%の溶液にし、これに下記単量体〔M−
4〕25gを加えて窒素置換し、再び10時間光照射し
た。得られた反応物を、メタノール2リットル中に再沈
し捕集、乾燥した。得られた樹脂〔P−105〕は収量
63gでMw6×104 であった。
成例105と同様の方法により、下記の各共重合体を合
成した。得られた樹脂〔P−106〕〜〔P−114〕
のMwは6×104 〜8×104 の範囲であった。
N,N−ジエチルジチオカーバメイトの代わりに、下記
構造の開始剤〔I−2〕10gを用いた他は合成例10
4と同様の方法により、Mw8.3×104 の樹脂〔P−
115〕を得た。
ソプロピルザンテートの代わりに、下記構造の開始剤
〔I−3〕12gを用いた他は、合成例105と同様の
方法により、Mw9.3×104 の樹脂〔P−116〕を
得た。
ンジル−N,N−ジエチルジチオカーバメイトの代わり
に、下記構造の開始剤〔I−4〕14gを用い、又、下
記表−103の構成単位に相当する各単量体を用いた他
は、合成例104と同様の方法により、Mw7×104
〜9×104の樹脂〔P−117〕〜〔P−125〕を
得た。
始剤〔I−3〕の代わりに、下記構造の化合物〔I−
5〕9.6gを用い、又下記表−104の構成単位に相当
する各単量体を用いた他は、合成例116と同様の方法
により、Mw8×104 〜10×104 の樹脂〔P−1
26〕〜〔P−134〕を得た。
記表−105の構成単位に相当する単量体40g、下記
構造の化合物〔I−6〕11g及びテトラヒドロフラン
40gの混合物を窒素気流下に容器に密閉し、温度50
gに加温した。これに、400Wの高圧水銀灯で10c
mの距離からガラスフィルターを通して、12時間光照
射し光重合した。これに、メチルメタクリレート23
g、メチルアクリレート22g及びグリシジルメタクリ
レート15gの50重量%テトラヒドロフラン溶液を加
えた後、窒素置換し再び10時間光照射した。得られた
反応物をメタノール1リットルに再沈し、捕集し乾燥し
た。得られた樹脂〔P−135〕〜〔P−138〕は、
Mw6×104 〜8×104 であった。
クリレート57g、メチルアクリレート28g、グリシ
ジルメタクリレート15g、下記構造の開始剤〔I' −
1〕17.5g及びテトラヒドロフラン150gの混合溶
液を窒素気流下に温度50℃に加温した。この溶液を4
00Wの高圧水銀灯で10cmの距離からガラスフィルタ
ーを通して10時間光照射し光重合させた。得られた反
応物をメタノール1リットル中に再沈し、沈殿物を補集
し乾燥して、収量72gでMw4.0×104 の重合体を
得た。この重合体40g、下記構造の単量体(M' −
2)60g及びテトラヒドロフラン100gの混合溶液
を、窒素気流下に温度50℃とし、上記と同条件で15
時間光照射した。次にこの反応物をメタノール1.5リッ
トル中に再沈し、沈殿物を補集・乾燥して収量78gで
Mw6×104 の樹脂〔P−201〕を得た。
〔P−202〕〜〔P−214〕 開始剤〔I' −1〕17.5gの代わりに、下記表−20
2の開始剤0.031モルを用いた他は、合成例201と
同様の条件で操作した。得られた各樹脂〔P−202〕
〜〔P−214〕の収量は70〜80gでMw4×10
4 〜6×104であった。
〔P−215〕〜〔P−233〕 単量体〔M’−2〕60gの代わりに下記表−203の
構成単位に相当する各単量体〔M〕60gを用いた他
は、合成例201と同様に操作して、各樹脂〔P−21
5〕〜〔P−233〕を得た。各樹脂のMwは6×10
4 〜7×104 の範囲であった。
〔P−234〕〜〔P−240〕 下記表−204の構成単位に相当するメタクリレート単
量体70g、下記表−204の構成単位Yに相当する各
単量体30g、開始剤〔I’−7〕15g及びテトラヒ
ドロフラン100gの混合溶液を用いた他は、合成例2
01と同様の方法により、Mw6×104 〜7×104
の重合体を80g得た。次に、この重合体50g、合成
例201の単量体〔M’−2〕50g及びテトラヒドロ
フラン100gの混合溶液とし、重合反応は樹脂の合成
例201と同様にして行なった。但し、再沈溶媒はメタ
ノールに代えて、ジエチルエーテルを用いた。得られた
樹脂〔P−234〕〜〔P−240〕のMwは8×10
4 〜10×104 の範囲であった。
〔P−241〕〜〔P−254〕 開始剤〔I’−1〕17.5gに代えて開始剤〔I’−
2〕10gを用い、再沈溶媒メタノールに代えてジエチ
ルエーテルを用いた他は、合成例201と同様の方法に
より、下記式で表される各樹脂〔P−241〕〜〔P−
254〕を合成した。得られた樹脂のMwは7×104
〜9×104 の範囲であった。
子鎖である。
1〕 メチルメタクリレート60g、下記構造のマクロモノマ
ー〔M−301〕30g、グリシジルメタクリレート1
0g、及びトルエン150gの混合溶液を、窒素気流下
に温度70℃とした。2,2′−アゾビスイソブチロニ
トリル(略称:A.I.B.N)1.0gを加え4時間反応させ、
更にA.I.B.N. 0.5gを加え4時間反応させた。得られた
樹脂〔P−301〕のMw(重量平均分子量)は6.5×
104 であった。
〔P−302〕〜〔P−314〕 樹脂〔P−301〕の合成例1において、マクロモノマ
ー〔M−301〕30gの代わりに下記表−302の構
成単位に相当するマクロモノマー30gを用いた他は、
合成例301と同様の方法により、各樹脂〔P−30
2〕〜〔P−314〕を合成した。得られた樹脂のMw
は5×104 〜8×104 の範囲であった。用いたマク
ロモノマーのMwは下記表−302に記載した。
〔P−315〕〜〔P−325〕 下記表−303の構成単位に相当する単量体、ポリシロ
キサン構造のマクロモノマーFM−0721(チッソ
(株)製、Mw1×104 )25g及びトルエン200
gの混合溶液を窒素気流下に温度80℃に加温した。そ
の後、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(略称:
A.I.B.N)1.0gを加え4時間反応させ、更にA.I.B.N.
0.5gを加え4時間反応させた。
〔P−326〕〜〔P−337〕 下記単量体〔M−302〕、下記表−304の構造に相
当するマクロモノマー及びトルエン200gの混合溶液
を用いた他は、合成例301と同様の方法により、該表
に示す樹脂〔P−326〕〜〔P−337〕を得た。各
樹脂のMwは6×104 〜8×104 の範囲であった。
単量体(A−401)50g、下記構造の開始剤〔I−
401〕0.5g及びテトラヒドロフラン50gの混合溶
液を、窒素気流下に容器に密閉し、温度60℃に加温し
た。これに400Wの高圧水銀灯で10cmの距離からガ
ラスフィルターを通して10時間光照射し光重合した。
この反応物溶液に、メチルメタクリレート25gグリシ
ジルメタクリレート15g下記構造のマクロモノマー
〔MB−401〕10g及びテトラヒドロフラン50g
の混合溶液を加えた後、窒素置換し再び16時間光照射
した。得られた反応混合物を、メタノール1.0リットル
中に再沈し、捕集し、乾燥した。得られた樹脂〔P−4
01〕は、68gでMw6×104 であった。
単量体(A−402)36g、シロキサンマクロモノマ
ープラクセルーFM−725(チッ素(株)製Mw1×
104 )4g、下記構造の開始剤〔I−402〕1.0g
及びテトラヒドロフラン50gの混合溶液を窒素気流下
に容器に密閉し、温度50℃に加温した。これに、合成
例401と同様の光照射条件で12時間光照射し光重合
した。この重合体溶液に、メチルメタクリレート24
g、メチルアクリレート18g、グリシジルメタクリレ
ート18g及びテトラヒドロフラン60gの混合溶液を
加えた後、窒素置換し、再び10時間光照射した。得ら
れた反応混合物をメタノール1リットル中に再沈し、補
集し、乾燥した。得られた樹脂〔P−402〕は、収量
70gでMw8×104 であった。
3〕 メチルメタクリレート25g、グリシジルメタクリレー
ト15g、下記構造のマクロモノマー(MB−402)
10g、下記構造の開始剤〔I−403〕2.5g及びテ
トラヒドロフラン50gの混合溶液を、窒素気流下に脱
気した後、合成例401と同様の条件で、12時間光重
合を行なった。この重合溶液に、下記構造の単量体(A
−3)50g及びテトラヒドロフラン60gの混合溶液
を加えた後、窒素置換し、再び12時間光照射し、重合
した。得られた反応物を、メタノール1リットル中に再
沈し、沈殿物を補集し、乾燥した。Mw5.3×104 の
樹脂〔P−403〕72gを得た。
クロモノマーとして下記の表−402の構成単位に相当
するマクロモノマーを用いた他は、合成例402と同様
の方法により各樹脂〔P−404〕〜〔P−416〕を
合成した。得られた樹脂のMwは5×104 〜8×10
4 の範囲でであった。用いたマクロモノマーのMwは下
記表−402に記載した。
〔P〕の合成例401と同様の方法により、下記表−4
03の各樹脂を合成した。得られた樹脂のMwは4×1
04 〜8×104 の範囲であった。又、用いた一官能性
マクロモノマーのMwは6×103 〜9×104 であっ
た。
ニルメタクリレート95g、メタクリル酸5g及びトル
エン200gの混合溶液を窒素気流下90℃の温度に加
温した後、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(略
称A. I. B. N.) 7.0gを加え4時間反応させた。更にA.
I. B. N. 2gを加え2時間反応させた。得られた樹脂
〔Q−1〕の重量平均分子量は7.7×103 であった。
ロフェニルメタクリレート96g、アクリル酸5g、n
−ドデシルメルカプタン2g及びトルエン200gの混
合溶液を窒素気流下75℃の温度に加温した後、A. I.
B. N. 1gを加え4時間反応させ、次にA. I. B. N. 0.
5gを加え2時間、更にA. I. B. N. 0.5gを加え3
時間反応させた。冷却後、メタノール/水(9/1)の
混合溶液2リットル中に再沈し、沈澱物をデカンテーシ
ョンで捕集し、減圧乾燥した。得られたワックス状の樹
脂〔Q−2〕の収量は78gで、重量平均分子量は6.0
×103 であった。
〔Q〕の合成例1の重合条件と同様に操作して下記表−
2の各樹脂〔Q−3〕〜〔Q−16〕を合成した。
クリレート100g、チオサリチル酸4g、トルエン1
60g及びエタノール40gの混合溶液を窒素気流下に
温度75℃に加温した後、2,2′−アゾビスイソブチ
ロニトリル(略称A. I. B. N.)1.0gを加え4時間反応
させた。更にA. I. B. N. 0.4gを加え2時間、その後
更にA. I. B. N. を0.2g加え3時間攪拌した。得られ
た樹脂〔Q−17〕のMw(重量平均分子量)は6.8×
103 であった。
〔Q〕の合成例17において、ベンジルメタクリレート
100g、チ オサリチル酸4gに代えて、下記表−3
に示すメタクリレート、メルカプト化合物を用いた以外
は合成例17と同様の方法により、下記表−3の各樹脂
〔Q−18〕〜〔Q−27〕を合成した。得られた各樹
脂〔Q〕のMwは5×103 〜8×103 の範囲であっ
た。
−4の単量体(総量で100g)、チオサリチル酸3
g、トルエン160g及びメタノール40gの混合溶液
を窒素気流下に攪拌しながら温度60℃とした。これ
に、アゾビスイソバレロニトリル2g(略称A. I. V.
N.)を加え4時間反応させ、更に、A. I. V. N. 0.8g
を加えて4時間反応して、各樹脂を合成した。得られた
各樹脂〔Q−28〕〜〔Q−35〕のMwは5×103
〜8×103 の範囲であった。
メタクリレート99.5g、メタクリル酸0.5g、トルエ
ン150g及びイソプロパノール50gの混合溶液を窒
素気流下に温度80℃に加温した。4,4′−アゾビス
(4−シアノ)吉草酸(略称A. C. V.) 5.0gを加え5
時間攪拌した。更にA. C. V.を1g加え3時間攪拌し
た。得られた樹脂〔Q−36〕のMwは7.5×103 で
あった。
リレート50g及び塩化メチレン150gの混合溶液を
窒素気流下に−20℃に冷却した。直前に調製した10
%1,1−ジフェニルヘキシルリチウムヘキサン溶液を
1.0g加え、5時間攪拌した。これに二酸化炭素を流量
10ml/ccで10分間攪拌下に流した後、冷却を止め
て、反応混合物が室温になるまで攪拌放置した。次にこ
の反応混合物を、1N塩酸50ccをメタノール1リット
ル中に溶かした溶液中に再沈し、白色粉末を濾集した。
この粉末を中性になるまで水洗した後、減圧乾燥した。
収量18gで、Mwは6.5×103 であった。
クリレート96g、チオグリコール酸4g及びトルエン
200gの混合溶液を窒素気流下に温度75℃に加温し
た。A.C.V. 1.0gを加え6時間反応した後、更にA.C.
V. 0.4gを加え3時間攪拌した。得られた樹脂のMw
は7.8×103 であった。
クリレート100g及びテトラヒドロフラン200gの
混合溶液を窒素気流下に充分に脱気し、−78℃に冷却
した。1,1−ジフェニルブチルリチウム3.2gを加え
12時間反応させた。更に、この混合溶液に、メチルメ
タクリレート60g、トリフェニルメチルメタクリレー
ト6g及びテトラヒドロフラン5gの混合溶液を窒素気
流下に充分に脱気した後添加し、更に8時間反応させ
た。この混合物を0℃にした後、メタノール10ml を
加え30分間反応させ、重合を停止させた。得られた樹
脂溶液を攪拌下にて温度30℃とし、これに30%塩化
水素エタノール溶液3ml を加え1時間攪拌した。次
に、減圧下に反応混合物を全体量が半分になるまで溶媒
を留去した後、石油エーテル1リットル中に再沈した。
沈殿物を捕集し、減圧乾燥して得られた樹脂〔Q−3
9〕の重量平均分子量(Mw)は9×103 で、収量7
2gであった。
リレート70g、メチルアクリレート30g、(テトラ
フェニルポルフィナート)アルミニウムメチル3.5g及
び塩化メチレン80gの混合溶液を窒素気流下にて温度
30℃とした。これに300W−キセノンランプ光をガ
ラスフィルターを通して25cmの距離から光照射し、3
0時間反応した。この混合物に更に、メチルアクリレー
ト60g及びベンジルメタクリレート3.2gを加え、同
様に8時間光照射した後、この反応混合物にメタノール
3gを加えて30分間攪拌し反応を停止させた。次にこ
の反応混合物にPd−Cを加え、温度25℃で1時間接
触還元反応を行なった。不溶物を濾別した後石油エーテ
ル500ml 中に再沈し、沈殿物を捕集し乾燥した。得
られた樹脂〔Q−40〕は収量95gでMw9.5×10
3 であった。
クリレート100g及びトルエン200gの混合溶液を
窒素気流下に充分に脱気し−78℃に冷却した。次いで
1,1−ジフェニル−3−メチルペンチルリチウム5.0
gを加え、8時間攪拌した。更にこの混合物にベンジル
メタクリレート60g及び4−ビニルフェニルオキシト
リメチルシラン4.6gを加え8時間攪拌した後、メタノ
ール3gを加えて30分間攪拌した。次にこの反応混合
物に30%塩化水素エタノール溶液10gを加えて25
℃で1時間攪拌した後、メタノール1リットル中に再沈
し捕集した沈殿物をメタノール300ml で2回洗浄し
乾燥した。得られた樹脂〔Q−41〕は、収量100g
でMw1.0×104 であった。
ェニルメタクリレート67g及びベンジルN,N−ジエ
チルジチオカーバメート9.6gの混合物を、窒素気流下
に容器に密閉し、温度50℃に加温した。これに、40
0Wの高圧水銀灯で10cmの距離からガラスフィルター
を通して、8時間光照射し光重合した。
ル酸1g及びメチルエチルケトン180gを加えた後窒
素置換し、再び10時間光照射した。得られた反応物を
ヘキサン/エタノール(3/1)体積比の混合物溶液1
リットルに再沈し、捕集し乾燥した。得られた樹脂〔Q
−42〕は、収量73gでMw8×103 であった。
ロロフェニルメタクリレート75g及びベンジルイソプ
ロピルザンテート6.5g及びテトラヒドロフラン150
gの混合物を、窒素気流下に容器に密閉し、温度50℃
に加温した。これに400Wの高圧水銀灯で10cmの距
離からガラスフィルターを通して8時間光照射し光重合
した。これにメチルアクリレート22gを加えて窒素置
換し再び10時間光照射した。次にこの混合物に2−
(2′−カルボキシエチル)カルボニルオキシエチルメ
タクリレート3gを加えて再び窒素置換し再び8時間光
照射した。得られた反応物を、メタノール2リットル中
に再沈し、捕集した粉末を乾燥した。得られた樹脂〔Q
−43〕は収量63gでMw8×103 であった。
レート80g、メタクリル酸20g、2−メルカプトエ
タノール5g及びテトラヒドロフラン200gの混合溶
液を窒素気流下攪拌しながら温度60℃に加温した。こ
れに、2,2′−アゾビスイソバレロニトリル(A. I.
V.N. )1.0gを加え4時間反応させ、更にA. I. V. N.
0.5gを加え4時間反応させた。
4,4′−アゾビス(シアリ吉草酸)22g、ジシクロ
ヘキシルジカルボジイミド12g、4−(N,N−ジメ
チル)ピリジル0.2g及びテトラヒドロフラン30gの
混合溶液を1時間で滴下した。そのまま更に2時間攪拌
した後、85%ギ酸水溶液を5g加えて更に30分間攪
拌した。次に析出した結晶を濾別後、濾液を温度25℃
で溶媒を減圧下に留去した。得られた下記構造の重合体
(高分子開始剤)のMwは3.5×103 であった。
レート70g及びトルエン170gの混合溶液を窒素気
流下攪拌しながら温度85℃に加温した。これに、上記
重合体30gをトルエン30gに溶解した溶液を予かじ
め窒素置換した後、加えて、8時間反応させた。得られ
た重合体をメタノール2リットル中に再沈し、補集した
粉末を乾燥した。得られた樹脂〔Q−44〕は収量65
gでMw8×103 であった。
〔Q〕の合成例42と同様の反応方法で、下記表−Aに
示す樹脂〔Q〕を合成した。得られた樹脂〔Q−45〕
〜〔Q−54〕のMwは7×103 〜9×103 の範囲
であった。
レート90g、アクリル酸10g及び下記構造の開始剤
〔I−10〕26.8gの混合溶液を窒素気流下に温度4
0℃に加温した。この溶液に400Wの高圧水銀灯で1
0cmの距離からガラスフィルターを通して10時間光照
射し光重合した。得られた反応物をメタノール1リット
ル中に再沈し、沈殿物を補集し乾燥して、収量75gで
重量平均分子量(Mw)4×103 (以下樹脂〔Q〕に
おけるMwはポリスチレン換算によるGPC法値)の重
合体を得た。
ト60g及びテトラヒドロフラン100gの混合溶液を
窒素気流下に温度50℃に加温した。この混合物を、上
記と同様の条件で光照射を15時間行なった。この反応
物をメタノール1.5リットル中に再沈し、沈殿物を補集
・乾燥した。得られた樹脂〔Q−55〕の収量は75g
でMw9×103 であった。
合成例55において、開始剤〔I−10〕26.8gの代
わりに下記構造の開始剤〔I−11〕43.6gを用いた
他は、上記合成例55と同様の条件で反応処理をし、M
w8.5×103 の樹脂〔Q−56〕を70g得た。
リレート80g、エチルアクリレート20g、下記構造
の開始剤〔I−12〕39.0g及びテトラヒドロフラン
150gの混合溶液を窒素気流下温度50℃に加温し
た。この混合物に、合成例39と同様の条件で光照射を
8時間行なった。
沈し、沈殿物を濾集・乾燥した。上記重合体60g、メ
チルメタクリレート30g、メタクリル酸10g及びテ
トラヒドロフラン100gの混合溶液を窒素気流下温度
50℃とし、上記と同様にして光照射を10時間行なっ
た。この反応物をメタノール1リットル中に再沈し、沈
殿物を補集・乾燥し、粉末73gを得た。更にこの重合
体60g、エチルメタクリレート30g、メチルアクリ
レート10g及びテトラヒドロフラン100gの混合溶
液を窒素気流中温度50℃に加温した。これを、上記と
同様にして光照射を10時間行なった。この反応物をメ
タノール1.5リットル中に再沈し、沈殿物を補集・乾燥
し、Mw1.2×104 の樹脂〔Q−57〕を76gを得
た。
リレート50g及びテトラヒドロフラン100gの混合
溶液を窒素気流下に充分に脱気し、−78℃に冷却し
た。1,1−ジフェニルペンチルリチウム7.2gを加え
12時間反応した。更に、この混合溶液に、メチルアク
リレート28g、トリフェニルメチルメタクリレート6
g及びテトラヒドロフラン50gの混合溶液を窒素気流
下に充分に脱気した後添加し、8時間反応させた。更
に、メチルメタクリレート50g及びテトラヒドロフラ
ン50gの混合溶液を窒素気流下に充分に脱気した後、
上記反応液に添加し、10時間反応させた。この混合物
を0℃にした後、メタノール10ml を加え30分間反
応させ、重合を停止させた。得られた重合体溶液を攪拌
下にて温度30℃とし、これに30%塩化水素エタノー
ル溶液3ml を加え1時間攪拌した。次に、減圧下に反
応混合物を全体量が半分になるまで溶媒を留去した後、
メタノール1リットル中に再沈した。沈殿物を補集し、
減圧乾燥した。得られた樹脂〔Q−58〕はMw8×1
03 で収量65gであった。
クリレート100g、(テトラフェニルポルフィナー
ト)アルミニウムメチル1.5g及び塩化メチレン200
gの混合溶液を窒素気流下にて温度30℃とした。これ
に300W−キセノンランプ光をガラスフィルターを通
して25cmの距離から光照射し、12時間反応した。こ
の混合物に更に、エチルアクリレート40g、ベンジル
メタクリレート9.2gを加え、同様にして光照射下10
時間反応した。更に、この混合物に、フェニルメタクリ
レート100gを加え、同様に光照射下に12時間反応
させた。この反応混合物にメタノール3gを加え30分
間攪拌し反応を停止させた。次にこの反応混合物にPd
−Cを加え、温度25℃で1時間接触還元反応を行なっ
た。不溶物を濾別した後、メタノール2リットル中に再
沈し、沈殿物を濾集・乾燥して、樹脂〔Q−59〕16
0gを得た。そのMwは9.5×103 であった。
〔Q〕の合成例56と同様の反応方法で、下記表−Bに
示す樹脂〔Q〕を合成した。得られた樹脂のMwは8×
103 〜1×104 の範囲であった。
〔Q〕の合成例55において、開始剤〔I−10〕26.
8gの代わりに下記表−Cの開始剤を各々1.5×10-1
モル用いた他は、該合成例55と同様に操作して樹脂
〔Q−55〕と同一組成の樹脂を得た。各樹脂のMwは
6×103 〜9×103 であった。
ルメタクリレート80g、アクリル酸20g及び下記構
造の開始剤〔I−15〕22.6gの混合溶液を窒素気流
下に温度40℃に加温した。これを、樹脂〔Q2 〕の合
成例39と同様の光照射条件で5時間反応した。得られ
た重合体をテトラヒドロフラン200gに溶解後、メタ
ノール1.0リットル中に再沈し、沈殿物を濾集・乾燥し
た。
重合体成分に相当する各単量体及びテトラヒドロフラン
100gの混合溶液を、上記と同様に操作して光照射し
て15時間反応させた。得られた各重合体をメタノール
1.5リットル中に再沈し、沈殿物を濾集・乾燥して、M
w8×103 〜1×104 の樹脂を60〜70g得た。
5g、下記構造の樹脂〔R−1〕8.5g、樹脂〔Q−
5〕1.5g、本発明の樹脂〔P−104〕0.3g、下記
構造の化合物〔A〕0.15g及びテトラヒドロフラン8
0gの混合物を、500mlのガラス容器にガラスビーズ
と共に入れ、ペイントシェーカー( 東洋精機製作所製)
で60分間分散し、更に、無水フタル酸0.04g及びo
−クロロフェノール0.001gを加え2分間分散した
後、ガラスビーズをろ別して光導電層分散液とした。つ
いでこの分散液を導電性処理および耐溶剤処理を施した
0.2mm厚の紙版マスター用原紙の上にワイヤーバーで塗
布し、指触乾燥した後、110℃循環式オーブンで、2
0秒間乾燥した。更に140℃で1時間加熱した。得ら
れた光導電層の膜厚は8μmであった。
るために下記の熱可塑性樹脂溶液を調製した。 ポリ(酢酸ビニル/クロトン酸)(95/5、Mw5×104 )・・3g アンモニア(28%水溶液) ・・1g エタノール ・・97g この溶液をワイヤーバーにて1.3μmの厚さとなるよう
に塗布し、120℃で20秒間オーブン乾燥した。 比較例A1 樹脂〔P−104〕0.3gの代わりに下記構造のランダ
ム共重合体〔RP−1〕0.3gを用いた他は、実施例1
と同様の方法により、電子写真式色校正用原版を作製し
た。
〔Q−1〕1.5gの代わりに、樹脂〔R−1〕のみ10
gを用いた他は、実施例1と同様の方法により、電子写
真式色校正用原版を作製した。 試験例 実施例1、比較例A1及び比較例B1で作製された電子
写真式色校正用原版の静電特性、転写性及び画像再現性
を調べ、その結果を表−5に示した。
り試験された。 注1) 静電特性 温度20℃、65%RHの暗室中で、各色校正用原版に
ペーパーアナライザー(川口電気(株)製ペーパーアナ
ライザー−SP−428型)を用いて、−6kVで20
秒間コロナ放電をさせた後10秒間放置し、この時の表
面電位V10を測定した。次いでそのまま暗中で120秒
間放置した後の電位V130 を測定し、120秒間暗減衰
させた後の電位の保持性、即ち、暗減衰保持率〔DRR
(%)〕をDRR(%)=(V130 /V10)×100
(%)の式により求めた。また、コロナ放電により光導
電層の転写層と接する面を−500Vに帯電させた後、
波長780nmの単色光で照射し、表面電位(V10)が1
/10に減衰するまでの時間を求め、これから露光量E
1/10 (erg/cm2 ) を算出する。又、温度30℃、80%
RHの環境条件下で上記と同様の操作を行ない各特性を
調べた。環境条件(20℃、65%RH)を条件I、及
び(30℃、80%RH)を条件IIとした。 注2) 転写性 シリコーンゴムで被覆した中空金属ローラーの内部に赤
外線ランプヒーターを組み込んだ一対の加熱ローラーの
間に、転写層が形成されたサンプルとコート紙とを重ね
て通過させた。この時のローラーの表面温度は上下とも
120℃、ローラー間のニップ圧は5kgf/cm2 、搬送ス
ピードは5mm/秒に設定した。通過後コート紙と重ねた
まま室温まで冷却してからサンプルとコート紙を分離し
た。この時コート紙側に転写された転写層の状態を目視
評価した。 注3) 画像再現性 各色校正用原版に、環境条件(I)及び(II) の下で、
実際に複写画像を形成し、転写後の色校正版における画
像再現性を評価した。
ロナ帯電したのち、あらかじめ原稿からカラースキャナ
ーにより読み取り、色分解し、システム特有の幾つかの
色再現に関わる補正を加えた後、デジタル画像データと
してシステム内のハードディスクに記憶させてあった、
イエロー、マゼンタ、シアン、墨の各色の中のイエロー
についての情報をもとにネガ鏡像モードで、5mW出力
のガリウム−アルミニウム−ヒ素半導体レーザー(発振
波長780nm)を用いて、色校正用原版表面上で30er
g /cm2 の照射量下、ピッチ25μm及びスキャン速度
300m/secのスピードで露光した。続いて、シグネ
チャーシステム(イーストマン・コダック(製))用の
イエロー液体現像剤を、75倍(重合比)にアイソパー
H(エッソスタンダード石油製)で希釈して用い、一対
の平版現像電極を有する現像装置で色校正用原版側の電
極に+400vのバイアス電圧を印加し、露光部にトナ
ーが電着するようにした反転現像を行ない、ついでアイ
ソパーH単独浴中でリンスをして非画像部の汚れを除い
た。以上の処理をマゼンタ、シアン、墨の各色について
繰り返した。以上の様にして得られた製版後の色校正用
原版の画像をヒートロールの定着方法で定着させた。つ
ぎに印刷本紙であるコート紙と4色現像後の色校正用原
版を重ね合せ、15kgf /cm2 の圧力で接している表面
温度が120℃に常にコントロールされた1対のゴムロ
ーラーの間を、10mm/sec のスピードで通過させた。
その後重ねたままで室温まで冷やしてからコート紙と色
校正用原版を引き剥がし、得られたコート紙に形成され
た画像(カブリ、画像の画質)を目視評価した。表−5
に示す様に、実施例1(本発明)及び比較例A1の静電
特性は、環境条件が変わっても、良好な結果を示した。
の樹脂のみを用いた比較例B1は、静電特性の低下を生
じ(特に、暗中電荷保持率:D. R. R.及び光感度:E
1/10)、その結果得られる色校正刷りの複写画像も満足
なものではなかった。かかる相違は、本発明の色校正用
原版においては、樹脂〔Q〕が光導電性化合物に充分吸
着し、且つ、光導電性化合物の均一な分散を可能とし、
化学増感剤である化合物〔A〕と光導電性化合物との相
互作用を充分に且つ均一に行なえる状態を形成している
ことによるものと推定される。又、本発明の樹脂〔P〕
を用いた実施例1及び比較例B1の転写層は完全に被転
写材に転写されたが、従来の樹脂を用いた比較例A1で
は、コート紙と色校正用原版の引き剥がしが良好にはで
きず、転写層又は光導電層に破損が生じた。かかる相違
は、本発明及び比較例B1の色校正用原版においては、
光導電層中に共存させたフッ素原子含有の共重合体であ
る樹脂〔P〕が光導電層形成時に表面部に濃縮移行し、
更に、樹脂〔R〕と樹脂〔P〕とが架橋剤により相互に
充分高分子間で化学結合し硬化膜を形成することによ
り、剥離性良好な界面が明確に形成されるのに対し、従
来のランダム共重合体を用いた比較例A1の色校正用原
版においては、かかる明確な界面が形成されにくいこと
によるものと考えられる。また、本発明の色校正用原版
は、環境条件が変動しても、良好なカラー画像の色校正
刷りを提供することができたが、比較例A1の色校正用
原版は転写性が不充分で満足な画像を提供できず、比較
例B1の色校正用原版は高湿下での画像再現性が著しく
低下してしまった。さらに、実施例1及び比較例A1で
形成される光導電層の剥離性を調べるために、転写層を
形成する前に、光導電層表面の粘着力を測定した。粘着
力は、前述のJISZ0237−1980「粘着テープ
・シート試験方法」により測定した。実施例1で形成さ
れた光導電層の粘着力は6 g・f であり、比較例A1で
形成された光導電層の粘着力は330g・f であった。以上
の様に、本発明の色校正用原版のみが、良好な性能を示
した。
記構造の樹脂〔R−2〕40g、本発明の樹脂〔P−1
03〕8g、下記構造の色素〔D−1〕0.018g、N
−ヒドロキシコハク酸イミド0.20g及びトルエン30
0gの混合物を、ホモジナイザー(日本精機(株)製)
に入れ回転数9×103 r.p.m.で10分間分散した。こ
の分散物に、プロピレングリコール1g及びテトラブト
キシチタネート0.02gを加え、更に回転数1×103
r p.m.で1分間分散した。ついでこの分散液を、導電性
処理および耐溶剤処理を施した0.2mm厚の紙版マスター
用原紙の上にワイヤーバーで塗布し、指触乾燥した後、
循環式オーブン中、90℃で1時間加熱した。得られた
光導電層の膜厚は10μmであった。
るために実施例1と同様の熱可塑性樹脂溶液を調製、塗
布、乾燥した。 比較例C1 樹脂〔Q−1〕10g及び樹脂〔R−2〕40gの代わ
りに、樹脂〔R−2〕のみ50gを用いた他は、実施例
2と同様の方法により、色校正用原版を作成した。 試験例 各色校正用原版の平滑性、静電特性、転写性及び画像再
現性について評価し、結果を表−6に示した。
−5の方法により試験し、他の評価項目については下記
の方法により試験した。 注1) 光導電層の平滑性:得られた色校正用原版の平
滑度(see/cc) を、ベック平滑度試験機(熊谷理工
(株)製)を用い、空気容量1ccの条件にて測定した。 注2) 画像再現性 色校正用原版を暗所にて−600vにコロナ帯電したの
ち、実施例1と同様のデジタル画像データーを用い、ま
ずイエローについての情報をもとに、ポジ鏡像モード
で、半導体レーザーを用いて780nmの光で版面露光量
が25 erg/cm2になるように露光した。露光部の残留
電位は−120vであった。続いてバーサテック300
0(ゼロックス製カラー静電プロッター)用のイエロー
トナーを50倍のアイソパーH(エッソスタンダード石
油製)で希釈して用い、一対の平板現像電極を有する現
像装置で色校正用原版側の電極に−200vのバイアス
電圧を印加し、未露光部にトナーが電着するようにする
正現像を行ない、ついでアイソパーH単独浴中でリンス
をして非画像部の汚れを除いた。以上の処理をマゼン
タ、シアン、墨の各色について繰り返した。つぎに印刷
本紙であるコート紙を4色現像後の色校正用原版と重ね
合わせ、10 kgf/cm2 の圧力で接している表面温度が
120℃に常にコントロールされた一対のゴムローラー
の間を、6mm/sec のスピードで通過させた。その後重
ねたままで室温まで冷やしてからコート紙と色校正用原
版を引き剥がし、色校正刷りとしての画像を目視で評価
した。表−6に示す様に、実施例2の色校正用原版は、
静電特性が極めて良好で且つ、環境条件が変化しても、
それらの特性の変化は小さく抑えられ、実際に撮像性を
調べても、地汚れがなく、細線、細文字等微細な画像の
再現性も良好であった。他方、比較例C1の色校正用原
版は、特に高湿条件下で静電特性が著しく低下し、実際
の画像再現性も、実用に供し得るものではなかった。即
ち、非画像部の地カブリ、画像濃度の低下が生じ、細線
の欠落等が著しくなった。転写層の転写性はいずれも良
好で、有機光導電性化合物から成る光導電層のみなら
ず、無機光導電性化合物を含む光導電層においても、樹
脂〔P〕による剥離性の向上を達しうることが明らかに
なった。さらに、実施例2及び比較例C1で形成される
光導電層の剥離性を調べるために、転写層を形成する前
に、光導電層表面の粘着力を測定した。粘着力は、前述
のJISZ0237−1980「粘着テープ・シート試
験方法」により測定した。実施例2で形成された光導電
層の粘着力は8 g・f であり、比較例C1で形成された
光導電層の粘着力は380 g・f であった。以上の如
く、実施例2の色校正用原版のみが、良好な転写性を示
し、且つ、環境の変動に関わらず良好な画像再現性を示
した。
アミノ)−2,2′−ジメチルトリフェニルメタン5
g、樹脂〔Q−32〕1g、下記構造の樹脂〔R−3〕
3g、本発明の樹脂〔P−119〕0.8g、下記構造式
の色素(D−2)40mg、化学増感剤として下記構造式
のアニリド化合物(B)0.2gを、メチレンクロライド
30mlとエチレンクロライド30mlとの混合物に溶解
し、光導電層溶液とした。この光導電層溶液を、ワイヤ
ーラウンドロッドを用いて導電性透明支持体(100μ
mのポリエチレンテレフタレート支持体上に、酸化イン
ジウムの蒸着膜を有する。表面抵抗103 Ω)上に塗布
して約4μmの光導電層を形成した。
在性を確認するために、粘着テープによる接着力を測定
したところ、樹脂〔P−119〕を添加せず、代わりに
同量の樹脂〔R−3〕を用いたことの他は、実施例3と
同様の方法により製造された色校正用原版の接着力の7
0分の1に低減していることがわかった。さらにこの光
導電層の上に転写層を形成するために実施例1と同様の
熱可塑性樹脂溶液を調製、塗布、乾燥した。粘着テープ
を転写層表面に貼り付けて剥がしたところ、実施例1と
同様、抵抗を感ずることなく容易に転写層のみが剥離し
た。次に、この色校正用原版の撮像性及び転写性を、暗
所で、実施例1と同様の方法により調べた。但し、実施
例1において用いた、780nm発振波長の半導体レーザ
ー光の代わりに630nm発振波長のヘリウム−ネオンレ
ーザー光を用いて行なった。コート紙に転写されたカラ
ー複写画像は、地カブリのない鮮明なもので、且つ、画
像強度は充分高かった。
g、樹脂〔Q−17〕1.5g、ポリエステル樹脂バイロ
ン200(東洋紡績(株)製)3.5g及びテトラヒドロ
フラン溶液30gの混合物をボールミル中で充分に粉砕
した。次いで、この混合物を取り出し、攪拌下、テトラ
ヒドロフラン520gを加えた。この分散物をワイヤー
ラウンドロッドを用いて実施例1で用いた導電性透明支
持体上に塗布して約0.7μmの電荷発生層を形成した。
g、ポリカーボネート樹脂(GE社製、商品名レキサン
121)20g、樹脂〔P−102〕2g、イソホロン
ジイソシアナート0.04g、テトラブトキシチタネート
0.001g及びテトラヒドロフラン160gの混合溶液
をワイヤーラウンドロッドを用いて上記電荷発生層の上
に塗布し、60℃で30秒間乾燥し更に温度120℃で
1時間加熱して約18μmの電荷輸送層を形成し、2層
から成る光導電層を有する色校正用原版を得た。
るために実施例1と同様の熱可塑性樹脂溶液を調製、塗
布、乾燥した。粘着テープを転写層表面に貼り付けて剥
がしたところ、実施例1と同様、抵抗を感ずることなく
容易に転写層のみが剥離した。次に、この色校正用原版
を暗所で、実施例1と同様に操作して、撮像性及び転写
性を調べた。但し、実施例1において用いた、780nm
発振波長の半導体レーザー光の代わりに630nm発振波
長のヘリウム−ネオンレーザー光を用いて行なった。得
られた、転写後のコート紙のカラー複写画像は地カブリ
のない鮮明なもので、且つ、画像強度は充分高かった 実施例5〜7 実施例1において、樹脂〔P−104〕0.3gの代わり
に下記表−7の各樹脂〔P〕を0.3g各々用いた他は、
実施例1と同様の方法により、各々電子写真式色校正用
原版を製造した。この様にして得られた各原版の静電特
性、転写性及び画像再現性を実施例1と同様にして評価
し、その結果を表−7に示した。
れも、静電特性;転写性、及び画像再現性について実施
例1と同等の良好な性能を示した。又、実施例5〜7の
色校正用原版の光導電層の粘着力は、いずれも5〜8g
・fの範囲であり、これは剥離性が極めて良好であるこ
とを示す。他方、比較として製造された、樹脂〔P〕を
添加せず、代わりに同量の樹脂〔R−1〕を用いたこと
の他は実施例1と同様の方法により製造された色校正用
原版は、転写不良を生じ、光導電層と転写層との界面に
おける均一な剥離が得られなかった。更に、比較として
製造された樹脂〔Q−5〕1.5g及び樹脂〔R−1〕8.
5gに代えて、樹脂〔R−1〕のみ10gを用い、樹脂
〔P−104〕0.3gに代えて、実施例5〜7の樹脂
〔P〕を用いたことの他は実施例1と同様の方法により
製造された色校正用原版では、環境条件が変動した場
合、特に高温高湿の条件下で静電特性が低下し、実際の
画像再現性も実用に供し得るものではなかった。即ち、
濃度の低下及び細線・細文字の欠落が生じた。上記試験
例により、本発明の色校正用原版は極めて良好な色校正
刷りを供し得ることが判った。 実施例8〜27 実施例1において、樹脂〔Q−5〕1.5gの代わりに下
記表−8の各樹脂〔Q〕1.5gを用いた他は、実施例1
と同様の方法により、各色校正用原版を製造した。
実施例1と同様の方法により調べた。転写後のコート紙
のカラー複写画像は地カブリのない鮮明なものであり、
且つ、画像強度は充分高かった。 実施例28〜50 実施例1において、結着樹脂〔Q−5〕1.5g、樹脂
〔P−104〕0.3g及び架橋用化合物の代わりに、下
記表−9の各樹脂〔Q〕1.5g、樹脂〔P〕0.3g及び
架橋用化合物の所定量を各々用いた他は、実施例1と同
様に操作して各電子写真式色校正用原版を製造した。
正用原版の撮像性及び転写性を、暗所で、実施例1と同
様の方法により調べた。転写後のコート紙のカラー複写
画像は地カブリのない鮮明なものであり、且つ、画像強
度は充分高かった。 実施例51〜58 実施例1において、下記表−10に記載の樹脂〔Q〕2
g、樹脂〔R〕9g、樹脂〔P〕0.3g及び架橋用化合
物を用いること以外は、実施例1と同様の方法により色
校正用原版を製造した。
成してなる色校正用原版を用い、色校正刷りを製造した
所、得られた色校正刷りのカラー複写画像は、地汚れも
なく、鮮明であった。 実施例59〜66 転写層を、ポリ(酢酸ビニル/クロトン酸)(95/5
重量比)の代わりに下記表−11の樹脂及び塗布溶媒を
用いて形成した他は、実施例1と同様の方法により、各
色校正用原版を製造した。
現性を、実施例1と同様の方法により調べた所、いずれ
も、実施例1と同じレベルの性能を示した。
Claims (9)
- 【請求項1】 支持体、光導電層及び転写層を含み、該
転写層上に電子写真プロセスにより形成された少なくと
も1色のトナー像を、転写層と共に被転写材料に転写す
ることにより色校正刷りを製造するための電子写真式色
校正用原版であって、該光導電層が、下記の樹脂(P1)、
(P2)、(P3)及び(P4)からなる群から選ばれる樹脂
〔P〕、下記の樹脂(Q1)及び(Q2)からなる群から選ばれ
る樹脂〔Q〕、並びに光及び/又は熱硬化性基を少なく
とも1種含有する構成単位を少なくとも1種含有する樹
脂〔R〕を含み、且つ該樹脂〔P〕が少なくとも前記転
写層に接する表面の近傍に存在し、該表面のJIS Z
0237−1980「粘着テープ・シート試験方法」に
より試験される粘着力が150gram・force(g ・f)以下
であることを特徴とする電子写真式色校正用原版。 (1) 樹脂(P1):フッ素原子及び/又はケイ素原子を含有
する構成単位を50重量%以上含有するセグメント
(X)と光及び/又は熱硬化性基を少なくとも1種含有
する構成単位を含有するセグメント(Y)とを含む直線
状ブロック型共重合体。 (2) 樹脂(P2):フッ素原子及び/又はケイ素原子を含有
する構成単位を50重量%以上含有するセグメント
(X)と光及び/又は熱硬化性基を少なくとも1種含有
する構成単位を含有するセグメント(Y)とを含むAB
型ブロック高分子鎖が少なくとも3個、有機基(Z)を
介して結合しているスター型共重合体。 (3) 樹脂(P3):フッ素原子及び/又はケイ素原子を含有
する構成単位を50重量%以上含有するセグメント
(X)と光及び/又は熱硬化性基を少なくとも1種含有
する構成単位を含有するセグメント(Y)とを含むグラ
フト型共重合体。 (4) 樹脂(P4):フッ素原子及び/又はケイ素原子を含有
する構成単位を50重量%以上含有するセグメント
(X)と光及び/又は熱硬化性基を少なくとも1種含有
する構成単位を含有するセグメント(Y)とを含むAB
型又はABA型ブロック共重合体であり、且つ該セグメ
ント(X)の少なくとも一つが下記のグラフト型セグメ
ント(X') であるか、該セグメント(Y)の少なくとも
一つが下記のグラフト型セグメント(Y') であるか、又
は該セグメント(X)の少なくとも一つが下記のグラフ
ト型セグメント(X') であり、且つ該セグメント(Y)
の少なくとも一つが下記のグラフト型セグメント(Y')
である共重合体。 グラフト型セグメント(X') :重量平均分子量が1×1
03 〜2×104 であり、フッ素原子及び/又はケイ素
原子を含有する構成単位を50重量%以上含有するマク
ロモノマー部(MA ) を共重合成分として含有するセグ
メント。 グラフト型セグメント (Y') :重量平均分子量が1×1
03 〜2×104 であり、フッ素原子及び/又はケイ素
原子を含有する構成単位を含有しない構成単位より成る
マクロモノマー部(MB ) を共重合成分として含有する
セグメント。 (5) 樹脂(Q1 ):1×103 〜2×104 の重量平均
分子量を有し、一般式(I): −CH(a1)−C(a2)(COOR3)− (式中、a1 及びa2 は各々水素原子、ハロゲン原子、
シアノ基、又は炭化水素基を表し、R3 は炭化水素基を
表す) で表される構成単位を30重量%以上含有し、且
つ-PO3H2、-SO3H 、-COOH 、−PO(OH)(R1) (式中、R1は
炭化水素基又は-OR2(R2 は炭化水素基を表す) を表す)
及び環状酸無水物基から選択される少なくとも1種の極
性基を含む単独重合体又はランダム共重合体。 (6) 樹脂(Q2 ):1×103 〜2×104 の重量平均
分子量を有し、上記一般式(I)で表される構成単位を
30重量%以上含有するセグメント(M)と、-PO3H2、
-SO3H 、-COOH 、−PO(OH)(R1) (式中、R1は炭化水素基
又は-OR2(R2 は炭化水素基を表す)を表す) 及び環状酸
無水物基から選択される少なくとも1種の極性基を有す
る構成単位を含むセグメント(N)とを含む直線状ブロ
ック共重合体。 - 【請求項2】 樹脂〔P〕が樹脂(P1)であり、樹脂
〔Q〕が樹脂(Q1)である請求項1記載の電子写真式色校
正用原版。 - 【請求項3】 樹脂〔P〕が樹脂(P2)であり、樹脂
〔Q〕が樹脂(Q1)である請求項1記載の電子写真式色校
正用原版。 - 【請求項4】 樹脂〔P〕が樹脂(P3)であり、樹脂
〔Q〕が樹脂(Q1)である請求項1記載の電子写真式色校
正用原版。 - 【請求項5】 樹脂〔P〕が樹脂(P4)であり、樹脂
〔Q〕が樹脂(Q1)である請求項1記載の電子写真式色校
正用原版。 - 【請求項6】 樹脂〔P〕が樹脂(P1)であり、樹脂
〔Q〕が樹脂(Q2)である請求項1記載の電子写真式色校
正用原版。 - 【請求項7】 樹脂〔P〕が樹脂(P2)であり、樹脂
〔Q〕が樹脂(Q2)である請求項1記載の電子写真式色校
正用原版。 - 【請求項8】 樹脂〔P〕が樹脂(P3)であり、樹脂
〔Q〕が樹脂(Q2)である請求項1記載の電子写真式色校
正用原版。 - 【請求項9】 樹脂〔P〕が樹脂(P4)であり、樹脂
〔Q〕が樹脂(Q2)である請求項1記載の電子写真式色校
正用原版。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03867693A JP3276440B2 (ja) | 1992-03-02 | 1993-02-26 | 電子写真式色校正用原版 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4444792 | 1992-03-02 | ||
| JP4-44447 | 1992-07-01 | ||
| JP4-174383 | 1992-07-01 | ||
| JP17438392 | 1992-07-01 | ||
| JP03867693A JP3276440B2 (ja) | 1992-03-02 | 1993-02-26 | 電子写真式色校正用原版 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0675404A true JPH0675404A (ja) | 1994-03-18 |
| JP3276440B2 JP3276440B2 (ja) | 2002-04-22 |
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ID=27289908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP03867693A Expired - Fee Related JP3276440B2 (ja) | 1992-03-02 | 1993-02-26 | 電子写真式色校正用原版 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3276440B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006104215A (ja) * | 2005-12-20 | 2006-04-20 | Showa Denko Kk | ピラゾール系化合物および硬化性組成物 |
| US7504518B2 (en) | 2004-10-29 | 2009-03-17 | Showa Denko K.K. | Process for producing blocked isocyanate compound |
| US7537562B2 (en) | 2004-01-28 | 2009-05-26 | Fujinon Corporation | Endoscope apparatus |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP03867693A patent/JP3276440B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP3276440B2 (ja) | 2002-04-22 |
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