JPH0675482A - 湿式現像装置 - Google Patents

湿式現像装置

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JPH0675482A
JPH0675482A JP22997692A JP22997692A JPH0675482A JP H0675482 A JPH0675482 A JP H0675482A JP 22997692 A JP22997692 A JP 22997692A JP 22997692 A JP22997692 A JP 22997692A JP H0675482 A JPH0675482 A JP H0675482A
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JP
Japan
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developing
recording sheet
passage
developer
developing solution
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JP22997692A
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Inventor
Atsushi Yagi
厚志 八木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0675482A publication Critical patent/JPH0675482A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現像の終了時に現像ヘッドに残留している現像
液の除去を迅速に行うことができ、これにより現像の終
了動作を短時間で行うこと、および記録シートの無駄を
減少することを可能とする。 【構成】現像ヘッド40の現像作用部41の上面を傾斜
面とし、上流側である窓22a側よりも下流側である窓
22b側にて基体21の上面と現像作用部41の上面と
の間隔を狭くする。また大気開放弁37を設け、現像液
流入口26から現像ヘッド40内に大気を導入可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録シートに静電潜像を
形成し、この静電潜像を現像液中のトナーにより現像し
て記録シート上に画像を記録する湿式現像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】記録紙等の記録シート上に静電潜像を形
成し、これをトナーを含んだ現像液に接触させることに
より、現像するようにし、これによって記録シートに記
録するようにした湿式現像装置は例えば、大版の記録シ
ートに像を記録するための記録装置等として利用されて
いる。そして、このような湿式現像装置としては、静電
潜像の記録部、現像ヘッド、現像液容器、吸引ポンプと
より構成される。
【0003】具体的には、例えば、現像ヘッドは現像液
を流通させることができる箱型容器である基体の上面部
を平面状に形成し、この平面状部に記録シートに対する
現像作用領域となるスリット状の窓を設けてあり、平面
状部上は記録シートの搬送路とするとともに、前記窓の
長手方向が記録シートの横断方向となるようにした構成
としてある。
【0004】現像ヘッドは配管により現像液容器と接続
してあり、静電潜像を形成した記録シートを現像ヘッド
の平面状部上を介して搬送しつつ、現像ヘッド内を吸引
ポンプで吸引すると、記録シートは現像ヘッドのスリッ
ト状の窓の上を覆う形となるので、現像ヘッドの内部は
負圧となり、これによって、現像液容器から現像液を吸
い上げて、循環させるとともに現像ヘッドのスリット状
の窓部分において、記録シートに現像液を作用させるよ
うにするといった構成である。
【0005】このような方式の湿式現像装置は種々あ
り、例えば図9に示される如きものが知られている。図
9は特開平3−126060号公報において公知の湿式
現像装置である。図中、1は現像ヘッドであり、基体
2、ジョイント3,4、現像ローラ5および軸受け6
a,6bを有している。
【0006】基体2は中空の箱体よりなり、上面にはス
リット状の開口部が設けられている。また底部には2つ
の穴があけられており、この2つの穴にジョイント3,
4が取り付けられている。
【0007】現像ローラ5は、基体2の中空部に配置さ
れており、図10にその側断面図を示すように、上端が
基体2の開口部にて基体2の上面にほぼ合うように位置
している。この現像ローラ5は、その回転軸5a,5b
が基体2に設けられた軸受け6a,6bによって回転可
能に支持されている。なお軸受け6a,6bは、液を密
閉可能な構造をなす。
【0008】ジョイント3は、配管チューブ7を介して
現像液容器8に接続されている。またジョイント4は、
配管チューブ9を介して吸引ポンプ10の吸引側(I
N)に接続されている。吸引ポンプ10の吐出側(OU
T)は、配管チューブ11を介して現像液容器8に接続
されている。現像液容器8は、基体2よりも低い位置に
配置されている。
【0009】現像ローラ5は、図11(a)に示すよう
に、表面に多数の細かな凹凸を形成したり、または図1
1(b)に示すように、表面に多数の溝を設けるなどし
て、効率良く、かつむらなく現像液が付着する構造とな
っている。
【0010】また、現像ヘッド1の基体2には図10に
示すように、スリット状の開口部に平行に設けられた溝
12および、この溝12と基体2の中空部とを連通する
連通路13とが形成されている。
【0011】さて、基体2の上面はフラットで、鏡面に
近いレベルまで粗さを除去した加工が施されており、記
録シートPでその上を覆った状態で吸引ポンプ10を動
作させると、基体2の上面の平面部に記録シートPが密
着して基体2の中空部内は気密状態になる。これによ
り、基体2の中空部内は負圧になり、この負圧によって
現像液容器8から現像液が吸上ってくる。現像液はジョ
イント3より基体2の中空部内に入り、当該中空部内を
満すとジョイント4から吸引ポンプ10へ流れ、さらに
現像液容器8へと循環する。
【0012】そして、基体2の上面を、静電潜像を保持
した記録シートPを通過させる。このとき、記録シート
Pは開口部においては現像ローラの上端にて支持され
る。従って、この状態で現像ローラ5を回転させると、
基体2の空洞部内を満たした現像液が現像ローラ5の周
面に付着して現像ローラ5の周面に形成された均一な現
像液膜が記録シートPに形成された静電潜像に作用し、
現像が行われる。
【0013】このようにして現像がなされた記録シート
Pは、溝12上を通過する。溝12は連通路13を介し
て基体2の中空部に連通しているので、吸引ポンプ10
が動作し、かつ上面が記録シートPで覆われているとき
には負圧状態となっている。かくして、記録シートPに
付着した現像液は、負圧によって溝12に吸引される。
このように付着した現像液が吸引されることにより、現
像終了後の記録シートP表面の現像液が除去され、記録
シートPは乾燥した状態で搬送される。
【0014】さて、このような湿式現像装置において現
像動作を終了する場合、吸引ポンプ10を停止させて現
像液の循環を停止させる。そうすると、基体2は現像液
容器8よりも高い位置にあるので、基体2の空洞部内に
残っていた現像液は配管チューブ7を通って現像液容器
8へと自然流下し、回収される。これにより、基体2内
の現像液面は徐々に低下し、やがて現像ローラ5は現像
液面から離れる。
【0015】しかし、現像ローラ5は現像液が付着しや
すい構造をなすため、現像ローラ5が現像液面から離れ
たのちであっても、現像ローラ5の表面には現像液膜が
残留する。従って、このまま記録シートPを搬送する
と、現像ローラ5の表面に残留した現像液が記録シート
Pの表面に付着してしまう。
【0016】この場合でも搬送される記録シートPは、
溝12上を通過するが、このときには吸引ポンプ10は
既に停止状態にあるので、溝12内は大気圧となってい
る。従って、記録シートPの表面に付着した現像液の吸
引は行われない。この状態では、現像液で濡れたままの
記録シートPが搬送されることになるので、記録シート
の搬送経路が現像液によって汚されてしまう。
【0017】このような不具合を回避するための構成と
しては、図12に示す構成が考えられる。図12はこの
ような湿式現像装置を示す図であり、図12(a)は要
部を模式的に示す図、図12(b)は現像ヘッドの部分
上面図である。
【0018】図12において20は現像ヘッドであり、
21はこの現像ヘッド20の基体である。基体21は直
方体箱状であり、上面にその長手方向に沿ってそれぞれ
伸びる2本のスリット状の窓22a,22bおよび1本
の溝23が並列に穿設されている。
【0019】また、これらの窓22a,22bは仕切壁
24により仕切られており、仕切られた各部屋は独立し
たバッファ室25a,25bを形成している。また、溝
23はバッファ室25a,25bと完全に独立してお
り、バッファ室25aは底面側に設けた連通路21aに
より、またバッファ室25bは底面側に設けた連通路2
1bにより、さらに溝23は底面側に設けた連通路21
cにより外部と連通されている。
【0020】26は連通路21aに接続された現像液流
入口、27は連通路21bに接続された現像液流出口、
28は連通路21cに接続された排気口である。溝23
は現像液の吸引乾燥を行うためのものであり、以下、吸
引乾燥溝と呼ぶ。
【0021】2本のスリット状の窓22a,22bに挟
まれる領域は現像作用部29を構成している。現像作用
部29は、その上面が基体21の上面よりも若干低くな
っている。この現像作用部29の上面は図12(b)に
示すように、窓22a,22bの間を斜めに結ぶ複数の
溝部29aが所定のピッチで規則的に形成されており、
ここを通ってバッファ室25a内の現像液がバッファ室
25b内に移行する構成となっている。また、各溝部2
9a間の山(凸部)はシート支持部29bを構成してお
り、記録シートPがこの現像ヘッド20の上面を送られ
るとき、シート支持部29bにより支えられることによ
り、溝部29a内に記録シートPが落ち込んで現像液の
流通を妨げることを防止するように構成してある。30
は現像液を収容した現像液容器、31は吸引ポンプ、3
2,33,34,35,36は配管チューブ、37は大
気開放弁である。
【0022】配管チューブ32は、現像液流入口26と
現像液容器30とを繋ぐ管路である。配管チューブ33
は、現像液流出口27と吸引ポンプ31の吸引側(I
N)とを繋ぐ管路である。配管チューブ34は、排気口
28と吸引ポンプ31の吸入側(IN)とを繋ぐ管路で
ある。配管チューブ35は吸引ポンプ31の吐出側(O
UT)と現像液容器30とを繋ぐ管路である。また配管
チューブ36は、現像液流入口26と大気開放弁37の
流出側(OUT)とを繋ぐ管路である。大気開放弁37
の流入側(IN)は、大気中に露出している。
【0023】なお、現像液容器30はバッファ室25a
の位置より低い位置に配置され、バッファ室25a内の
現像液がその位置エネルギにより自然流下して現像液容
器30に回収できる構成としてある。
【0024】この湿式現像装置においても、基体21の
上面は鏡面に近いレベルまで粗さを除去した加工が施さ
れており、記録シートPでその上を覆った状態で吸引ポ
ンプ31を動作させると、吸引ポンプ31の吸引力によ
り、窓22a,22bから流入していた空気が記録シー
トPによりその流入を妨げられ、現像ヘッド20のバッ
ファ室25a,25bが負圧になる。これにより、記録
シートPは現像ヘッド20の上面に吸い寄せられ、現像
ヘッド20の上面に密着する。この密着によりバッファ
室25a,25b内はさらに負圧が大きくなる。なお記
録シートPは、吸引ポンプ31が停止した状態にあって
は、張力によってほぼ平らな状態を維持しており、現像
作用部29から離間している。また吸引ポンプ31が動
作している状態にあっては、記録シートPは負圧によっ
てたわみ、現像作用部29のシート支持部29bに接触
している。
【0025】ここで、スリット状の窓22a,22bの
周縁部は平面状に仕上げられていて、記録シートPで密
封できるとともに、このスリット状の窓22a,22b
の間は斜めに横切るように所定ピッチで複数の溝29a
が切ってあることから、記録シートPで上面を密封され
たかたちで、これらの溝29aは窓22a,22bの間
を繋ぐ管路として機能するようになる。
【0026】また、窓22a,22bの内側のバッファ
室25a,25bは仕切壁24によって仕切られ、独立
した部屋となっている。従って、バッファ室25bの負
圧は溝29aを介してバッファ室25aに伝達され、現
像液流入口26および配管チューブ32を介して現像液
容器30の現像液がバッファ室25aに吸い込まれる。
【0027】バッファ室25aが現像液で満たされる
と、現像液はさらに溝29aを通り、バッファ室25b
へと流れ込む。そして、バッファ室25bから配管チュ
ーブ33を介して吸引ポンプ31の吸引側(IN)に流
れ込む。さらに、現像液は吸引ポンプ31の吐出側(O
UT)より配管チューブ35を介して現像液容器30へ
と流れ込むことになる。これによって、記録シートPが
現像ヘッド20の上面を覆っている状態にある時は現像
液容器30内の現像液が現像ヘッド20を循環すること
になる。
【0028】本装置においては、スリット状の窓22
a,22bの長手方向を横断方向として記録シートPは
搬送される。また、記録シートPの搬送方向から見て窓
22a,22bより下流側に吸引乾燥溝23が設けられ
ている。そして、現像作用部29を通過したこの記録シ
ートPは現像作用部29の溝29aを通る現像液に触
れ、静電潜像が現像されるが、この時、現像液が記録シ
ートPの表面に付着した状態で、吸引乾燥溝23の位置
へと搬送されて行く。そして、吸引乾燥溝23の位置に
来ると、吸引乾燥溝23内の負圧に吸い込まれるように
記録シートPの表面の付着現像液は除去される。
【0029】さて、現像動作を停止する場合には、吸引
ポンプ31を動作させたままの状態で大気開放弁37を
開く。そうすると、大気開放弁37の流入側(IN)か
ら空気が流入する。流入した空気は大気開放弁37の流
出側(OUT)から配管チューブ36を介して、現像液
流入口26からバッファ室25a内へと流入する。この
ようにバッファ室25aに空気が流入することにより、
バッファ室25a内の負圧が低下し、現像液を現像液容
器30からバッファ室25aに吸い上げる力が低下す
る。ここで現像液容器30はバッファ室25aの位置よ
り低い位置に配置されているので、このように現像液を
現像液容器30からバッファ室25aに吸い上げる力が
低下するすると、バッファ室25a内の現像液がその位
置エネルギにより自然流下して現像液容器30に回収さ
れる。このとき負圧が低下するので、記録シートPは張
力によってほぼ平らな状態に戻り、現像作用部29から
離間する。従ってこの状態では、記録シートPには新し
い現像液は供給されない。なお、記録シートPに付着し
た現像液は残留するが、ここでは吸引ポンプ31が動作
しているので、記録シートPを搬送することにより残留
した現像液は吸引乾燥溝23にて吸引除去される。
【0030】一方、バッファ室25aに流入した空気
は、吸引ポンプ31の吸引作用によってスリット状の窓
22a,22bおよび溝29aを通り、バッファ室25
bへ至る。このような空気の流れにより、現像液はスリ
ット状の窓22a,22b、溝29aおよびバッファ室
25bから押し出され、吸引ポンプ31を介して現像液
容器30に回収される。
【0031】かくして、大気開放弁37が開くと同時
に、バッファ室25a,25bを満たしていた現像液の
液面は急速に低下する。また吸引ポンプ31の吸引作用
によってスリット状の窓22a,22bおよび溝29a
内の現像液は除去される。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】ところが以上の構成で
あると、現像ヘッド内の負圧が低下したとき、記録シー
トは張力によってほぼ平らな状態に戻り、現像作用部か
ら離間するが、記録シートは完全に平らな状態になるわ
けではなく、自重によって若干ながらたわんでおり、特
に現像作用部の中央近傍にて現像作用部との間隔が狭く
なっている。従って、現像作用部の中央近傍にて、現像
作用部と記録シートとの間に現像液が残留しやすく、か
つ当該部分に残留した現像液は記録シートを搬送しても
移動しにくく、除去するまでに時間がかかる。また当該
部分に残留した現像液を除去するために搬送し泣けれな
らない記録シートの量が多くなってしまうため、記録シ
ートの無駄が多くなってしまう。
【0033】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、現像の終了時
に現像ヘッドに残留している現像液の除去を迅速に行う
ことができ、これにより現像の終了動作を短時間で行う
ことが可能で、かつ記録シートの無駄を減少することが
できる湿式現像装置を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、平滑な面を有した基体の前記平滑な面
に、外部から現像液を導入可能な細長の、例えばスリッ
ト状の窓などの第1通路と、現像液を外部に排出可能な
細長の、例えばスリット状の窓などの第2通路と、前記
第1通路と前記第2通路とを連結する多数の例えば溝な
どの第3通路が上面に形成され、前記平滑な面との間隔
が前記第1通路側よりも前記第2通路側にて小さい現像
作用部と、前記第1通路との間に前記第2通路が位置す
るように設けられた細長の、例えば吸引乾燥溝などの第
4通路とを有した現像ヘッドと、前記第2通路および前
記第4通路に配管接続され、前記第2通路内を吸引する
吸引ポンプと、前記第1通路に配管接続され、現像液を
収容する現像液容器と、記録シートの静電潜像が形成さ
れた面側を前記現像作用部材に対向させつつ、前記第1
通路側から前記第2通路側へ向けて前記記録シートを搬
送する例えば搬送ローラなどのシート搬送手段と、前記
第1通路に連通し、大気を前記中空部に導入可能な例え
ば現像液流入口などの大気導入口と、この大気導入口に
配管接続され、この大気導入口から前記第1通路への大
気の導入を開閉する大気開放弁とを具備した。
【0035】
【作用】このような手段を講じたことにより、吸引ポン
プを動作させた状態で大気開放弁を開けば、大気導入口
から現像ヘッド内に大気が流入し、現像ヘッド内を満た
している現像液が押し出されて除去される。
【0036】このとき、現像作用部と記録シートとの間
に現像液の残留が生じるが、この現像液の残留が生じる
のは現像作用部と記録シートとの間隔が狭い部分、すな
わち基体の上面と現像作用部の上面との間隔が狭い部分
であるので、残留した現像液は第2通路側に集まる。
【0037】
【実施例】
(第1実施例)以下、図面を参照して本発明の第1実施
例につき説明する。図1は本実施例に係る湿式現像装置
を示す図であり、図1(a)は要部を模式的に示す図、
図1(b)は現像ヘッドの部分上面図である。なお、図
12と同一部分には同一符号を付する。
【0038】図1において40は現像ヘッドであり、2
1はこの現像ヘッド40の基体である。基体21は直方
体箱状であり、長手方向の長さが記録シートPの幅より
も大きくなっている。基体21の上面には、その長手方
向に沿ってそれぞれ伸びる2本のスリット状の窓22
a,22bおよび1本の溝23が並列に穿設されてい
る。これらの窓22a,22bおよび溝23の長さは記
録シートPの幅よりも小さくなっており、記録シートP
の端部が図1(b)に破線で示すように位置するものと
なっている。また窓22a,22bよりも溝23のほう
が長い。
【0039】また、これらの窓22a,22bは仕切壁
24により仕切られており、仕切られた各部屋は独立し
たバッファ室25a,25bを形成している。また、溝
23はバッファ室25a,25bと完全に独立してお
り、バッファ室25aは底面側に設けた連通路21aに
より、またバッファ室25bは底面側に設けた連通路2
1bにより、さらに溝23は底面側に設けた連通路21
cにより外部と連通されている。
【0040】26は連通路21aに接続された現像液流
入口、27は連通路21bに接続された現像液流出口、
28は連通路21cに接続された排気口である。溝23
は現像液の吸引乾燥を行うためのものであり、以下、吸
引乾燥溝と呼ぶ。
【0041】2本のスリット状の窓22a,22bに挟
まれる領域は現像作用部41を構成している。現像作用
部41は、その上面が基体21の上面よりも若干低くな
っている。また現像作用部41は、その上面が基体21
の上面に対して傾斜しており、窓22b側に向かうにし
たがって、基体21の上面との間隔が狭くなっている。
この現像作用部41の上面は図1(b)に示すように、
窓22a,22bの間を斜め(例えば基体21の長手方
向に対して30度乃至40度の傾きを有する)に結ぶ複
数の溝部41aが所定のピッチで規則的に形成されてお
り、ここを通ってバッファ室25a内の現像液がバッフ
ァ室25b内に移行する構成となっている。この溝41
aは、例えば幅、深さともに2mmである。また、各溝
部41a間の山(凸部)はシート支持部41bを構成し
ており、記録シートPがこの現像ヘッド40の上面を送
られるとき、シート支持部41bにより支えられること
により、溝部41a内に記録シートPが落ち込んで現像
液の流通を妨げることを防止するように構成してある。
30は現像液を収容した現像液容器、31は吸引ポン
プ、32,33,34,35,36は配管チューブ、3
7は大気開放弁である。
【0042】配管チューブ32は、現像液流入口26と
現像液容器30とを繋ぐ管路である。配管チューブ33
は、現像液流出口27と吸引ポンプ31の吸引側(I
N)とを繋ぐ管路である。配管チューブ34は、排気口
28と吸引ポンプ31の吸入側(IN)とを繋ぐ管路で
ある。配管チューブ35は吸引ポンプ31の吐出側(O
UT)と現像液容器30とを繋ぐ管路である。また配管
チューブ36は、現像液流入口26と大気開放弁37の
流出側(OUT)とを繋ぐ管路である。大気開放弁37
の流入側(IN)は、大気中に露出している。
【0043】なお、現像液容器30はバッファ室25a
の位置より低い位置に配置され、バッファ室25a内の
現像液がその位置エネルギにより自然流下して現像液容
器30に回収できる構成としてある。
【0044】42,43は記録シートPを搬送するため
のローラであり、また、44は本装置の制御の中枢とな
る制御装置である。この制御装置44により、記録シー
トPの搬送制御や、吸引ポンプ31の駆動制御、大気開
放弁37の開閉制御などが行われる。
【0045】本装置に使用する現像ヘッド1は、既に説
明したように基体21の上面にスリット状の窓22a,
22bがあり、その窓22a,22bの周縁部は平面状
に仕上げられていて、記録シートPで密封できる様な表
面粗さとなっている。次に以上のように構成された湿式
現像装置の動作を、制御装置44の制御手順に従って説
明する。まず待機状態においては、制御装置44は吸引
ポンプ31、大気開放弁37および搬送ローラ42,4
3の全てを停止状態としている。
【0046】この状態から記録動作を開始する場合、制
御装置44はまず吸引ポンプ31を作動させる(図2中
のT1時点)。吸引ポンプ31が作動すると、吸引ポン
プ31の吸引力により、窓22a,22bから流入して
いた空気が記録シートPによりその流入を妨げられ、現
像ヘッド40のバッファ室25a,25bが負圧にな
る。これにより、記録シートPは現像ヘッド40の上面
に吸い寄せられ、現像ヘッド40の上面に密着する。こ
の密着によりバッファ室25a,25b内はさらに負圧
が大きくなる。なお記録シートPは、吸引ポンプ31が
停止した状態にあっては、張力によってほぼ平らな状態
を維持しており、現像作用部41から離間しているが、
吸引ポンプ31が作動することにより、負圧によってた
わめられ、図3に示すように現像作用部41の上面(シ
ート支持部41b)に沿った状態となる。
【0047】ここで、スリット状の窓22a,22bの
周縁部は平面状に仕上げられていて、記録シートPで密
封できるとともに、このスリット状の窓22a,22b
の間は斜めに横切るように所定ピッチで複数の溝41a
が切ってあることから、記録シートPで上面を密封され
たかたちで、これらの溝41aは窓22a,22bの間
を繋ぐ管路として機能するようになる。
【0048】また、窓22a,22bの内側のバッファ
室25a,25bは仕切壁24によって仕切られ、独立
した部屋となっている。従って、バッファ室25bの負
圧は溝41aを介してバッファ室25aに伝達され、現
像液流入口26および配管チューブ32を介して現像液
容器30の現像液がバッファ室25aに吸い込まれる。
【0049】バッファ室25aが現像液で満たされる
と、現像液はさらに溝41aを通り、バッファ室25b
へと流れ込む。そして、バッファ室25bから配管チュ
ーブ33を介して吸引ポンプ31の吸引側(IN)に流
れ込む。さらに、現像液は吸引ポンプ31の吐出側(O
UT)より配管チューブ35を介して現像液容器30へ
と流れ込むことになる。これによって、現像液容器30
内の現像液が現像ヘッド40を循環することになる。
【0050】このとき、記録シートPは前述のように現
像作用部41の上面(シート支持部41b)に沿った状
態となっているため、記録シートPは溝41aを流れる
現像液と接触する。これにより、記録シートPに形成さ
れた静電潜像の現像が行える状態となる。
【0051】制御装置44は、現像液が安定的に循環す
る状態となったところで、搬送ローラ42,43を所定
の速度で回転させ、静電潜像が形成された記録シートP
を図中の矢印方向に搬送する(図2中のT2時点)。こ
れにより、記録シートPに形成された静電潜像が順次現
像される。
【0052】そして記録シートP上の静電潜像が形成さ
れた領域が現像ヘッド40を通過しきると、制御装置4
4は搬送ローラ42,43を停止し、記録シートPの搬
送を停止するとともに、大気開放弁37を開く(図2中
のT3時点)。大気開放弁37が開くと、大気開放弁3
7の流入側(IN)から空気が流入する。流入した空気
は大気開放弁37の流出側(OUT)から配管チューブ
36を介して、現像液流入口26からバッファ室25a
内へと流入する。このようにバッファ室25aに空気が
流入することにより、バッファ室25a内の負圧が低下
し、現像液を現像液容器30からバッファ室25aに吸
い上げる力が低下する。ここで現像液容器30はバッフ
ァ室25aの位置より低い位置に配置されているので、
このように現像液を現像液容器30からバッファ室25
aに吸い上げる力が低下するすると、バッファ室25a
内の現像液がその位置エネルギにより自然流下して現像
液容器30に回収される。このとき負圧が低下するの
で、記録シートPは数に示すように張力によってほぼ平
らな状態に戻り、現像作用部41から離間する。従って
この状態では、記録シートPには新しい現像液は供給さ
れない。
【0053】一方、バッファ室25aに流入した空気
は、吸引ポンプ31の吸引作用によってスリット状の窓
22a,22bおよび溝29aを通り、バッファ室25
bへ至る。このような空気の流れにより、現像液はスリ
ット状の窓22a,22b、溝29aおよびバッファ室
25bから押し出され、吸引ポンプ31を介して現像液
容器30に回収される。
【0054】かくして、大気開放弁37が開くと同時
に、バッファ室25a,25bを満たしていた現像液の
液面は急速に低下する。また吸引ポンプ31の吸引作用
によってスリット状の窓22a,22bおよび溝41a
内の現像液は除去される。
【0055】このとき、現像作用部41はその上面が窓
22b側に向かうにしたがって基体21の上面との間隔
が狭くなっているので、図4に示すように現像作用部4
1の窓22b側の端部近傍にて現像作用部41と記録シ
ートPとの間隔が狭く、当該部分で現像液45の残留が
生じやすい。
【0056】このように残留した現像液45を除去する
ために制御装置44は、搬送ローラ42,43を前記現
像時における所定速度よりも遅い速度で回転させ、記録
シートPを図中の矢印方向に搬送する(図2中のT4時
点)。これにより、残留した現像液45は記録シートP
に付着して徐々に吸引乾燥溝23へと搬送され、この吸
引乾燥溝23にて吸引回収される。
【0057】そして制御装置44は、残留した現像液4
5が無くなったところで、吸引ポンプ31、大気開放弁
37および搬送ローラ42,43の全てを停止させ、現
像動作を終了する(図2中のT5時点)。
【0058】かくして本実施例によれば、現像作用部4
1の上面が窓22b側に向かうにしたがって基体21の
上面との間隔が狭くなるように現像作用部41を形成し
たことにより、現像作用部41と記録シートPとの間に
残留する現像液45を、現像作用部41の窓22b側の
端部近傍、すなわち記録シートPの搬送方向の下流側に
集めることができ、この残留した現像液45を効率的に
吸引乾燥溝23へ搬送可能としている。これにより、残
留した現像液45を除去するための記録シートPの搬送
量を減少することができ、その動作にかかる時間および
使用する記録シートPの量が減少する。
【0059】(第2実施例)続いて本発明の第2実施例
につき説明する。図5は本実施例に係る湿式現像装置の
現像ヘッドの構成を示す断面図である。なお、現像ヘッ
ド以外の構成については図1と共通であるので、図示お
よび説明を省略する。また、図1と同一部分には同一符
号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0060】この現像ヘッド50は、前記第1実施例に
おける現像ヘッド40とほぼ同様な構成をなすが、現像
作用部51の上面の、記録シートPの搬送方向に沿った
断面形状が図5に示すように円弧状をなしている点が異
なっている。
【0061】本実施例の現像ヘッド50の場合でも、現
像作用部51の上面と記録シートPとの間隔は、窓22
b側において狭くなっているので、吸引ポンプ31を動
作させたまま大気開放弁37を開くと、図6に示すよう
に現像作用部51と記録シートPとの間に残留する現像
液52は、現像作用部51の窓22b側の端部近傍、す
なわち記録シートPの搬送方向の下流側に集まる。
【0062】かくして本実施例によれば、前記第1実施
例と同様に、この残留した現像液52を効率的に吸引乾
燥溝23へ搬送可能としている。これにより、残留した
現像液52を除去するための記録シートPの搬送量を減
少することができ、その動作にかかる時間および使用す
る記録シートPの量が減少する。
【0063】また本実施例では、前記第1実施例の現像
作用部41のように直線状に傾斜している場合に比較し
て、残留した現像液52の液膜の長さが短くなるので、
残留した現像液52を除去するための動作にかかる時間
および使用する記録シートPの量をさらに減少すること
ができる。
【0064】(第3実施例)続いて本発明の第3実施例
につき説明する。図7は本実施例に係る湿式現像装置の
現像ヘッドの構成を示す断面図である。なお、現像ヘッ
ド以外の構成については図1と共通であるので、図示お
よび説明を省略する。また、図1と同一部分には同一符
号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0065】この現像ヘッド60は、前記第1実施例に
おける現像ヘッド40とほぼ同様な構成をなすが、現像
作用部61の上面の高さを、窓22b側が高くなるよう
に2段階としている点が異なっている。
【0066】本実施例の現像ヘッド60の場合でも、現
像作用部61の上面と記録シートPとの間隔は、窓22
b側において狭くなっているので、吸引ポンプ31を動
作させたまま大気開放弁37を開くと、図8に示すよう
に現像作用部61と記録シートPとの間に残留する現像
液62は、現像作用部61の窓22b側の端部近傍、す
なわち記録シートPの搬送方向の下流側に集まる。
【0067】かくして本実施例によれば、前記第1実施
例と同様に、この残留した現像液62を効率的に吸引乾
燥溝23へ搬送可能としている。これにより、残留した
現像液62を除去するための記録シートPの搬送量を減
少することができ、その動作にかかる時間および使用す
る記録シートPの量が減少する。
【0068】また本実施例では、残留した現像液62は
現像作用部61の高くなった部分にのみ集まり、その量
が限定されるので、前記第1実施例の現像作用部41の
ように直線状に傾斜している場合に比較して、残留した
現像液62の量が減少する。従って、残留した現像液5
2を除去するための動作にかかる時間および使用する記
録シートPの量をさらに減少することができる。なお本
発明は上記各実施例に限定されるものではない。例えば
現像作用部の形状は上記各実施例に挙げたものには限定
されない。
【0069】また上記各実施例では、大気導入口は現像
液流入口26と共通としているが、例えばバッファ室2
5aに直接的に連通する大気導入口を設けるようにして
も良い。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々の変形実施が可能である。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、平滑な面を有した基体
の前記平滑な面に、外部から現像液を導入可能な細長
の、例えばスリット状の窓などの第1通路と、現像液を
外部に排出可能な細長の、例えばスリット状の窓などの
第2通路と、前記第1通路と前記第2通路とを連結する
多数の例えば溝などの第3通路が上面に形成され、前記
平滑な面との間隔が前記第1通路側よりも前記第2通路
側にて小さい現像作用部と、前記第1通路との間に前記
第2通路が位置するように設けられた細長の、例えば吸
引乾燥溝などの第4通路とを有した現像ヘッドと、前記
第2通路および前記第4通路に配管接続され、前記第2
通路内を吸引する吸引ポンプと、前記第1通路に配管接
続され、現像液を収容する現像液容器と、記録シートの
静電潜像が形成された面側を前記現像作用部材に対向さ
せつつ、前記第1通路側から前記第2通路側へ向けて前
記記録シートを搬送する例えば搬送ローラなどのシート
搬送手段と、前記第1通路に連通し、大気を前記中空部
に導入可能な例えば現像液流入口などの大気導入口と、
この大気導入口に配管接続され、この大気導入口から前
記第1通路への大気の導入を開閉する大気開放弁とを具
備したので、現像の終了時に現像ヘッドに残留している
現像液の除去を迅速に行うことができ、これにより現像
の終了動作を短時間で行うことが可能で、かつ記録シー
トの無駄を減少することができる湿式現像装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る湿式現像装置を示す
図であり、図1(a)は要部を模式的に示す図、図1
(b)は現像ヘッドの部分上面図。
【図2】図1中の制御装置44の制御手順を示すタイミ
ング図。
【図3】現像動作時における記録シートPの状態を示す
図。
【図4】現像終了動作時における現像液の残留状態を示
す図。
【図5】本発明の第2実施例に係る湿式現像装置の現像
ヘッドの構成を示す断面図。
【図6】現像終了動作時における現像液の残留状態を示
す図。
【図7】本発明の第3実施例に係る湿式現像装置の現像
ヘッドの構成を示す断面図。
【図8】現像終了動作時における現像液の残留状態を示
す図。
【図9】従来技術を説明する図。
【図10】従来技術を説明する図。
【図11】従来技術を説明する図。
【図12】従来技術を説明する図。
【符号の説明】
40,50,60…現像ヘッド、 41,51,61
…現像作用部、21…基体、 2
2a,22b…窓、23…吸引乾燥溝、
25a,25b…バッファ室、26…現像液流入口、
27…現像液流出口、28…排気口、
30…現像液容器、31…吸引ポン
プ、32,33,34,35,36…配管チューブ、3
7…大気開放弁、 42,43…搬送ロ
ーラ、44…制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平滑な面を有した基体の前記平滑な面
    に、外部から現像液を導入可能な細長の第1通路と、現
    像液を外部に排出可能な細長の第2通路と、前記第1通
    路と前記第2通路とを連結する多数の第3通路が上面に
    形成され、前記平滑な面との間隔が前記第1通路側より
    も前記第2通路側にて小さい現像作用部と、前記第1通
    路との間に前記第2通路が位置するように設けられた細
    長の第4通路とを有した現像ヘッドと、 前記第2通路および前記第4通路に配管接続され、前記
    第2通路内を吸引する吸引ポンプと、 前記第1通路に配管接続され、現像液を収容する現像液
    容器と、 記録シートの静電潜像が形成された面側を前記現像作用
    部材に対向させつつ、前記第1通路側から前記第2通路
    側へ向けて前記記録シートを搬送するシート搬送手段
    と、 前記第1通路に連通し、大気を前記中空部に導入可能な
    大気導入口と、 この大気導入口に配管接続され、この大気導入口から前
    記第1通路への大気の導入を開閉する大気開放弁とを具
    備したことを特徴とする湿式現像装置。
JP22997692A 1992-08-28 1992-08-28 湿式現像装置 Withdrawn JPH0675482A (ja)

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