JPH0675687B2 - 衝撃式破砕機用打撃子 - Google Patents
衝撃式破砕機用打撃子Info
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- JPH0675687B2 JPH0675687B2 JP23946688A JP23946688A JPH0675687B2 JP H0675687 B2 JPH0675687 B2 JP H0675687B2 JP 23946688 A JP23946688 A JP 23946688A JP 23946688 A JP23946688 A JP 23946688A JP H0675687 B2 JPH0675687 B2 JP H0675687B2
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- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、岩石,鉱石等を衝撃破砕する衝撃式破砕機用
の打撃子に係り、特に、打撃部に設けた超硬材料片に欠
けや割れの減少を図ることのできる衝撃式破砕機用打撃
子に関するものである。
の打撃子に係り、特に、打撃部に設けた超硬材料片に欠
けや割れの減少を図ることのできる衝撃式破砕機用打撃
子に関するものである。
〔従来技術〕 従来の衝撃式破砕機は、第6図に示す概略側断面図のよ
うに構成されている。
うに構成されている。
例えば、衝撃式破砕機1の側部上方に設置された原料供
給口2より破砕室3内に投入された原石は、主軸4のま
わりに回転する回転ロータ5の外周に固設された打撃子
6によって衝撃破砕される。
給口2より破砕室3内に投入された原石は、主軸4のま
わりに回転する回転ロータ5の外周に固設された打撃子
6によって衝撃破砕される。
この回転ロータ5に当たって跳ね飛ばされた原石は、破
砕室3の上部に設けられた第1反発板7に取り付けられ
たライナ7aに衝突して破砕され、跳ね返ってくる原石
は、更に回転してくる次の打撃子6によって打撃子破砕
される。そして、跳ね飛ばされた原石は、破砕室3の上
部に設けられた第2反発板8に取り付けられたライナ8a
によってより一層細かく破砕される。
砕室3の上部に設けられた第1反発板7に取り付けられ
たライナ7aに衝突して破砕され、跳ね返ってくる原石
は、更に回転してくる次の打撃子6によって打撃子破砕
される。そして、跳ね飛ばされた原石は、破砕室3の上
部に設けられた第2反発板8に取り付けられたライナ8a
によってより一層細かく破砕される。
このような従来の衝撃式破砕機1の場合、一体物として
形成される打撃子6には、一般に高クロム鋳鉄、又は、
高マンガン鋳綱やクロムモリブデン鋳綱のような硬質の
金属材料が用いられている。
形成される打撃子6には、一般に高クロム鋳鉄、又は、
高マンガン鋳綱やクロムモリブデン鋳綱のような硬質の
金属材料が用いられている。
しかしながら、このような打撃子6では、破砕対象とな
る供給原石側にも同じく硬質の鉱物等が含まれているこ
とによって、硬い供給原石との間で衝撃が繰り返される
と、第7図に示すように、順次摩耗して行くこととな
る。
る供給原石側にも同じく硬質の鉱物等が含まれているこ
とによって、硬い供給原石との間で衝撃が繰り返される
と、第7図に示すように、順次摩耗して行くこととな
る。
即ち、第7図(イ)に示すように、初期形状が実線で示
すような形状であった打撃子6の先端部6aは、第7図
(ロ)に複数本の破線で示すように次第に磨滅し、丸み
を帯びた形状に変形してしまう。
すような形状であった打撃子6の先端部6aは、第7図
(ロ)に複数本の破線で示すように次第に磨滅し、丸み
を帯びた形状に変形してしまう。
従来の衝撃式破砕機1では、この状態で打撃子6を廃棄
するのは不経済であるとの見地から、第7図(ハ)に示
すように打撃子6を表裏反転させて、第7図(ニ)に破
線で示すように摩耗が進行するまで使用を継続する。
するのは不経済であるとの見地から、第7図(ハ)に示
すように打撃子6を表裏反転させて、第7図(ニ)に破
線で示すように摩耗が進行するまで使用を継続する。
このように、従来の衝撃式破砕機1では、その打撃子6
の耐摩耗性が十分ではなかったので、打撃子6が摩耗
し、先端部6aが丸みを帯びてくると、被破砕物が正面衝
突し難くなり、破砕能力が低下するのと、交換のための
コスト上昇が大きくなるという欠点があった。
の耐摩耗性が十分ではなかったので、打撃子6が摩耗
し、先端部6aが丸みを帯びてくると、被破砕物が正面衝
突し難くなり、破砕能力が低下するのと、交換のための
コスト上昇が大きくなるという欠点があった。
また、上記のような打撃子6の表裏反転を含めた交換頻
度は、例えば骨材用岩石の破砕において、1.5〜3ケ月
に1回と極めて頻繁で、100kg前後もの打撃子6を取り
替える作業は極め過酷であると共に、操業能率を阻害す
るという問題点もあった。
度は、例えば骨材用岩石の破砕において、1.5〜3ケ月
に1回と極めて頻繁で、100kg前後もの打撃子6を取り
替える作業は極め過酷であると共に、操業能率を阻害す
るという問題点もあった。
このような打撃子の摩耗を軽減させるために、打撃子先
端部に硬質の超硬材料を取り付けた打撃子も開発されて
いるが、係る耐摩耗片を単に取り付けるのみでは、これ
らの耐摩耗片は硬度上昇に伴って脆くなり、原料との衝
突により欠けや割れを生じ易くなる。また、超硬材料が
高価であるため、経済的に引き合わない等の問題点もあ
った。
端部に硬質の超硬材料を取り付けた打撃子も開発されて
いるが、係る耐摩耗片を単に取り付けるのみでは、これ
らの耐摩耗片は硬度上昇に伴って脆くなり、原料との衝
突により欠けや割れを生じ易くなる。また、超硬材料が
高価であるため、経済的に引き合わない等の問題点もあ
った。
そこで、本発明の目的とするところは、優れた耐摩耗性
を有し、長時間の連続使用に耐え得る衝撃式破砕機用打
撃子を提供することである。
を有し、長時間の連続使用に耐え得る衝撃式破砕機用打
撃子を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明が採用する主たる手
段は、その要旨とするところが、ケーシングの内側に設
けられた主軸のまわりに回転する回転ロータと、上記回
転ロータの外周部に固設された複数の打撃子と、上記回
転ロータの周囲に適当距離隔てて設けられた反発板とを
具備し、回転する打撃子先端に跳ね飛ばされた原料をこ
の打撃子先端と上記反発板とに衝突させて破砕する衝撃
式破砕機用の打撃子において、上記打撃子先端に着脱自
在に取り付けられ回転ロータの主軸の方向に複数に分割
された各接合台に超硬材料片をろう付けすると共に、上
記超硬材料片がWC基とCo,Ni若しくはCo+Niを主成分と
する焼結合金を有してなり、上記WC基の粉末平均粒径
wcとCo,Ni若しくはCo+Niの重量割合X(パーセント)
がwc≦−0.45X+13.5を満足し、更に、上記超硬材料
片の厚み寸法T(mm)と硬さHRAとがT≧4(85≦HRA≦
90.5),T>7(90.5<HRA<93)なる関係を満足してな
る点に係る衝撃式破砕機用打撃子である。
段は、その要旨とするところが、ケーシングの内側に設
けられた主軸のまわりに回転する回転ロータと、上記回
転ロータの外周部に固設された複数の打撃子と、上記回
転ロータの周囲に適当距離隔てて設けられた反発板とを
具備し、回転する打撃子先端に跳ね飛ばされた原料をこ
の打撃子先端と上記反発板とに衝突させて破砕する衝撃
式破砕機用の打撃子において、上記打撃子先端に着脱自
在に取り付けられ回転ロータの主軸の方向に複数に分割
された各接合台に超硬材料片をろう付けすると共に、上
記超硬材料片がWC基とCo,Ni若しくはCo+Niを主成分と
する焼結合金を有してなり、上記WC基の粉末平均粒径
wcとCo,Ni若しくはCo+Niの重量割合X(パーセント)
がwc≦−0.45X+13.5を満足し、更に、上記超硬材料
片の厚み寸法T(mm)と硬さHRAとがT≧4(85≦HRA≦
90.5),T>7(90.5<HRA<93)なる関係を満足してな
る点に係る衝撃式破砕機用打撃子である。
以下添付図面を参照して、本発明を具体化した実施例に
つき説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施例
は、本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的
範囲を限定する性格のものではない。
つき説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施例
は、本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的
範囲を限定する性格のものではない。
ここに、第1図は本発明の一実施例に係る衝撃式破砕機
用打撃子の要部を示すものであって、同図(a)は正面
図,同図(b)は側面図、第2図は上記打撃子を取り付
けた状態での衝撃式破砕機の側断面図、第3図は上記打
撃子に取り付けられた超硬材料片の使用時間10時間以内
における初期欠損に及ぼす硬さと厚み寸法の影響を示す
グラフ、第4図は上記超硬材料片を構成するWC基の粉末
平均粒径wcとCo,Ni若しくはCo+Niの重量割合Xとの
関係を示すグラフ、第5図は上記超硬材料片の厚み寸法
Tと硬さHRAとの関係を示すグラフである。
用打撃子の要部を示すものであって、同図(a)は正面
図,同図(b)は側面図、第2図は上記打撃子を取り付
けた状態での衝撃式破砕機の側断面図、第3図は上記打
撃子に取り付けられた超硬材料片の使用時間10時間以内
における初期欠損に及ぼす硬さと厚み寸法の影響を示す
グラフ、第4図は上記超硬材料片を構成するWC基の粉末
平均粒径wcとCo,Ni若しくはCo+Niの重量割合Xとの
関係を示すグラフ、第5図は上記超硬材料片の厚み寸法
Tと硬さHRAとの関係を示すグラフである。
また、第6図に示した前記従来の衝撃式破砕機1と共通
する要素には、同一の符号を使用し、その説明を省略す
る。
する要素には、同一の符号を使用し、その説明を省略す
る。
この実施例に係る衝撃式破砕機用打撃子では、第1図
(a),(b)及び第2図に示す如く、衝撃式破砕機
1′の回転ロータ5の主軸4の方向に複数に分割された
接合台9が、打撃子6′の先端に着脱自在に取り付けら
れている。この場合、上記接合台9のインロー部9aが打
撃子6′の先端に形成されたインロー部に嵌合され、図
外のボルトによって装着される。
(a),(b)及び第2図に示す如く、衝撃式破砕機
1′の回転ロータ5の主軸4の方向に複数に分割された
接合台9が、打撃子6′の先端に着脱自在に取り付けら
れている。この場合、上記接合台9のインロー部9aが打
撃子6′の先端に形成されたインロー部に嵌合され、図
外のボルトによって装着される。
そして、上記各接合台9の表面には、超硬チップ10(超
硬材料片)がろう付けにより固着されている。上記超硬
チップ10は、平面方形形状の直方体に形成されており、
上記接合台9に対する接合面以外の各角部は、曲面(例
えば曲率4R)に形成されている。
硬材料片)がろう付けにより固着されている。上記超硬
チップ10は、平面方形形状の直方体に形成されており、
上記接合台9に対する接合面以外の各角部は、曲面(例
えば曲率4R)に形成されている。
上記超硬チップ10は、WC基とCo,Ni若しくはCo+Niなる
材料を主成分とする焼結合金により構成されており、上
記WC基の粉末平均粒径wcとCo,Ni若しくはCo+Niの重
量割合X(パーセント)が、wc ≦−0.45X+13.5 … なる条件を満足するように構成されている。
材料を主成分とする焼結合金により構成されており、上
記WC基の粉末平均粒径wcとCo,Ni若しくはCo+Niの重
量割合X(パーセント)が、wc ≦−0.45X+13.5 … なる条件を満足するように構成されている。
この場合、上記成分に、TiC,TaC,VC,Cr3,C2,HfC,NbC
或いはMo2CのようにCと親和力の強い炭化物を1若しく
は2種類以上を0〜5%の割合で添加し、性能の向上を
図るようにしても良い。
或いはMo2CのようにCと親和力の強い炭化物を1若しく
は2種類以上を0〜5%の割合で添加し、性能の向上を
図るようにしても良い。
尚、上記TiC等の添加物の割合を5%以下に制限したの
は、これらの添加物を5%以上の割合で添加した場合、
超硬チップ10の靭性を著しく損ない、初期欠損を生じる
虞れがあるためである。
は、これらの添加物を5%以上の割合で添加した場合、
超硬チップ10の靭性を著しく損ない、初期欠損を生じる
虞れがあるためである。
更に上記超硬チップ10は、形状的には、該超硬チップ10
の厚み寸法T(mm)と硬さHRAとが T≧4(85≦HRA≦90.5) … T>7(90.5<HRA<93) … なる関係を満足するように構成されている。
の厚み寸法T(mm)と硬さHRAとが T≧4(85≦HRA≦90.5) … T>7(90.5<HRA<93) … なる関係を満足するように構成されている。
引き続き、上記したような,及び式なる条件が導
出された経緯について、以下詳述する。
出された経緯について、以下詳述する。
前記したように衝撃式破砕機1′の打撃子6′に超硬チ
ップ10を取り付けて用いる場合、以下に示す2点が重要
なポイントとなる。
ップ10を取り付けて用いる場合、以下に示す2点が重要
なポイントとなる。
超硬チップ10を形成する超硬合金は、従来用いられ
ていた高クロム鋳鉄のような金属系耐摩材料より靭性,
衝撃性に劣るため、これらの特性に優れた合金成分を構
成すると共に、本来的に金属系耐摩材料より脆い超硬材
料の特性を克服するために、形状的にも考慮する必要が
ある。
ていた高クロム鋳鉄のような金属系耐摩材料より靭性,
衝撃性に劣るため、これらの特性に優れた合金成分を構
成すると共に、本来的に金属系耐摩材料より脆い超硬材
料の特性を克服するために、形状的にも考慮する必要が
ある。
前記したように、金属系耐摩材料よりなる従来の打
撃子は、その耐摩性が不十分であることから、交換頻度
が比較的頻繁である。そこで、上記したような衝撃式破
砕機と共に破砕プラントを構成する、例えばジョークラ
ッシャ等の破砕機の摩耗部品の交換頻度とバランスさせ
て、上記打撃子6′の交換頻度を例えば年1回で済むよ
うに、換言すれば、金属系耐摩材料に比べて上記超硬チ
ップ10に用いられる超硬合金は、約3倍以上の寿命を有
することが必要である。
撃子は、その耐摩性が不十分であることから、交換頻度
が比較的頻繁である。そこで、上記したような衝撃式破
砕機と共に破砕プラントを構成する、例えばジョークラ
ッシャ等の破砕機の摩耗部品の交換頻度とバランスさせ
て、上記打撃子6′の交換頻度を例えば年1回で済むよ
うに、換言すれば、金属系耐摩材料に比べて上記超硬チ
ップ10に用いられる超硬合金は、約3倍以上の寿命を有
することが必要である。
上記したような観点から、各種の超硬チップをろう付け
した打撃子6′を取り付けた衝撃式破砕機1′により破
砕試験を実施した。
した打撃子6′を取り付けた衝撃式破砕機1′により破
砕試験を実施した。
上記超硬チップ10の原石打撃による摩耗は、第1図
(b)に示すように、超硬チップ10の角部aの位置から
板厚断面に対し、破線で示すような弧を描いて進展して
行く。同図において、摩耗初期の段階では、超硬チップ
10の上面の辺▲▼と、弧 のX1に関する接線 とで決定される角度θ1、摩耗が進展した段階では、超
硬チップ10の接合台9に対する接合面の辺▲▼と、
弧 のXiにおける接線▲▲′とで決定される角度θ
iが、それぞれ超硬チップ10の欠損と密接に関係する。
(b)に示すように、超硬チップ10の角部aの位置から
板厚断面に対し、破線で示すような弧を描いて進展して
行く。同図において、摩耗初期の段階では、超硬チップ
10の上面の辺▲▼と、弧 のX1に関する接線 とで決定される角度θ1、摩耗が進展した段階では、超
硬チップ10の接合台9に対する接合面の辺▲▼と、
弧 のXiにおける接線▲▲′とで決定される角度θ
iが、それぞれ超硬チップ10の欠損と密接に関係する。
すなわち、超硬チップ10の摩耗が進展し、角度θiの値
が所定の値以下に減少すると、超硬チップ10の先端に原
石が衝突した際、超硬チップ10は欠損することが見出さ
れた。
が所定の値以下に減少すると、超硬チップ10の先端に原
石が衝突した際、超硬チップ10は欠損することが見出さ
れた。
上記角度θiは、超硬チップ10の厚み寸法TとWC系超硬
材料の硬さHRAと密接に関係し、上記試験結果では、所
定の硬さHRAに対して、超硬チップ10の厚み寸法Tが所
定値以下になった場合、連続使用時間10時間で破壊に至
ることが判明した。
材料の硬さHRAと密接に関係し、上記試験結果では、所
定の硬さHRAに対して、超硬チップ10の厚み寸法Tが所
定値以下になった場合、連続使用時間10時間で破壊に至
ることが判明した。
第3図に、上記試験において、超硬チップ10の初期欠損
に及ぼす硬さHRAと厚み寸法Tの影響を示す。
に及ぼす硬さHRAと厚み寸法Tの影響を示す。
そこで、上記第3図から明らかなように、超硬チップ10
の厚み寸法T(mm)と硬さHRAとが、 T≧4(85≦HRA≦90.5) … T>7(90.5<HRA<93) … なる関係式が導き出された。
の厚み寸法T(mm)と硬さHRAとが、 T≧4(85≦HRA≦90.5) … T>7(90.5<HRA<93) … なる関係式が導き出された。
尚ここで、上記超硬チップ10の硬さHRAを85以上に限定
した理由は、85以下の硬さの超硬合金では、必要とする
最小の厚み寸法Tが著しく増大し、設計,製作上の効率
及び経済性を著しく欠くためである。また、硬さHRAを9
3未満の値とした理由は、超微粒子超硬等の高靭性を有
する超硬合金といえども、93以上の硬さになった場合、
初期欠損を生じる虞れが著しく増大するためである。
した理由は、85以下の硬さの超硬合金では、必要とする
最小の厚み寸法Tが著しく増大し、設計,製作上の効率
及び経済性を著しく欠くためである。また、硬さHRAを9
3未満の値とした理由は、超微粒子超硬等の高靭性を有
する超硬合金といえども、93以上の硬さになった場合、
初期欠損を生じる虞れが著しく増大するためである。
次に、上記したようにして形状的に限定された超硬チッ
プ10の材料面からの検討を行う。
プ10の材料面からの検討を行う。
前記従来の打撃子を構成する金属系耐摩材料に比べて3
倍以上の寿命を満足し得るように、WC基の粉末平均粒径
wc及びCo,Ni若しくはCo+Ni、TiC,TaC,VC,Cr3,C2,H
fC,NbC,Mo2Cの各成分の配合割合と共に、これらの成
分系に対し、厚み寸法Tを種々の値に変化させて形成さ
れた超硬チップ10を用いて破砕試験を行い、この各超硬
チップ10の摩耗状態を調査した。
倍以上の寿命を満足し得るように、WC基の粉末平均粒径
wc及びCo,Ni若しくはCo+Ni、TiC,TaC,VC,Cr3,C2,H
fC,NbC,Mo2Cの各成分の配合割合と共に、これらの成
分系に対し、厚み寸法Tを種々の値に変化させて形成さ
れた超硬チップ10を用いて破砕試験を行い、この各超硬
チップ10の摩耗状態を調査した。
その結果を以下の表1に示す。
尚、本試験においては、回転ロータ5に取り付けられた
打撃子6′の周速は30m/s、衝撃式破砕機1′の破砕室
3内に投入される原石は砂利であって、その粒径は最大
60mmであった。
打撃子6′の周速は30m/s、衝撃式破砕機1′の破砕室
3内に投入される原石は砂利であって、その粒径は最大
60mmであった。
上記表1において、各種の超硬チップ10のWC基の粉末平
均粒径wcと、Co,Ni若しくはCo+Niの重量割合X(パ
ーセント)との関係を第4図に示す。
均粒径wcと、Co,Ni若しくはCo+Niの重量割合X(パ
ーセント)との関係を第4図に示す。
上記第4図からも明らかなように、wcと、Co,Ni若し
くはCo+Niの重量割合Xとがwc ≦−0.45X+13.5 … 成る関係を満足すると共に、更に前記,式をも同時
に満足することにより、従来の例えば高クロム鋳鉄を用
いた打撃子に対して耐摩耗性が飛躍的に向上され、長時
間の連続使用に充分耐え得る打撃子6′を提供し得るこ
とが判明した。
くはCo+Niの重量割合Xとがwc ≦−0.45X+13.5 … 成る関係を満足すると共に、更に前記,式をも同時
に満足することにより、従来の例えば高クロム鋳鉄を用
いた打撃子に対して耐摩耗性が飛躍的に向上され、長時
間の連続使用に充分耐え得る打撃子6′を提供し得るこ
とが判明した。
この場合、WC基の粉末平均粒径wcの値は、あまり小さ
過ぎず、少なくとも0.2μm以上の場合に好ましい結果
が得られた。
過ぎず、少なくとも0.2μm以上の場合に好ましい結果
が得られた。
尚、上記第式を導き出すに際し、WC系超硬合金におけ
る硬さは、組成上、Co,Ni等の結合金属及びWC粒径と密
接な関係にある。一般に、硬さはCo等の結合剤の比率が
増大すればそれに伴って一義的に低下する。即ち、硬さ
HRAと結合金属量の間には負の勾配を有する直線関係が
成立することが知られており、このことは従来より多数
の実験によって証明されている。
る硬さは、組成上、Co,Ni等の結合金属及びWC粒径と密
接な関係にある。一般に、硬さはCo等の結合剤の比率が
増大すればそれに伴って一義的に低下する。即ち、硬さ
HRAと結合金属量の間には負の勾配を有する直線関係が
成立することが知られており、このことは従来より多数
の実験によって証明されている。
次に、Co,Ni等の結合金属の量が一定の場合、WC粒径が
小さくなるほど硬さが一義的に増加する。これは、超硬
合金を一種の分散硬化型の金属と考えれば説明できる。
小さくなるほど硬さが一義的に増加する。これは、超硬
合金を一種の分散硬化型の金属と考えれば説明できる。
ここで、打撃子用の超硬材料として、耐寿命の観点から
要求される硬さHRA85以上を組成上満足しようとすれ
ば、結合金属量,WC粒径の両パラメータを考える必要が
ある。
要求される硬さHRA85以上を組成上満足しようとすれ
ば、結合金属量,WC粒径の両パラメータを考える必要が
ある。
即ち、Co量が増大し、かつHRA85以上を満足するために
は、WCを細粒化する必要がある一方で、WC粒が粗粒の場
合はCo等の結合量を減らすことが必要である。このよう
な観点から、WC:0.5〜10μm、Co,Co+Ni,Ni量を7〜30
wt%まで変えて実験を行い(表1参照)、HRA85をパラ
メータに同不等式限界線、即ち上記第式が導き出され
た。
は、WCを細粒化する必要がある一方で、WC粒が粗粒の場
合はCo等の結合量を減らすことが必要である。このよう
な観点から、WC:0.5〜10μm、Co,Co+Ni,Ni量を7〜30
wt%まで変えて実験を行い(表1参照)、HRA85をパラ
メータに同不等式限界線、即ち上記第式が導き出され
た。
第5図に、上記表1における各種超硬チップ10の厚み寸
法Tと硬さHRAとの関係を示す。
法Tと硬さHRAとの関係を示す。
同図からも明らかなように、超硬チップ10の厚み寸法T
が、硬さHRAを85≦HRA≦90.5とした場合、 T≧−7.2HRA+650 なる関係式を満足し得るように設定された場合でも、優
れた耐摩耗性を得ることができる。
が、硬さHRAを85≦HRA≦90.5とした場合、 T≧−7.2HRA+650 なる関係式を満足し得るように設定された場合でも、優
れた耐摩耗性を得ることができる。
尚、上記実施例に係る打撃子6′においては、経済性を
考慮した場合、超硬チップ10の硬さHRAが大で、厚み寸
法Tの値が小さい程コスト的に有利になる。但し、高硬
度(例えばHRA92以上)の超硬チップ10を用いた場合、
直径が200mm以上の原石や鉄片等が混入された被破砕物
に対しては該超硬チップ10を破損する可能性が著しく高
くなる。
考慮した場合、超硬チップ10の硬さHRAが大で、厚み寸
法Tの値が小さい程コスト的に有利になる。但し、高硬
度(例えばHRA92以上)の超硬チップ10を用いた場合、
直径が200mm以上の原石や鉄片等が混入された被破砕物
に対しては該超硬チップ10を破損する可能性が著しく高
くなる。
従って、硬さHRAの値としては、90〜91.5の範囲内のも
のを用いることがもっとも効果的である。
のを用いることがもっとも効果的である。
本発明は、上記したように、ケーシングの内側に設けら
れた主軸のまわりに回転する回転ロータと、上記回転ロ
ータの外周部に固設された複数の打撃子と、上記回転ロ
ータの周囲に適当距離隔てて設けられた反発板とを具備
し、回転する打撃子先端に跳ね飛ばされた原料をこの打
撃子先端と上記反発板とに衝突させて破砕する衝撃式破
砕機用の打撃子において、上記打撃子先端に着脱自在に
取り付けられた回転ロータの主軸の方向に複数に分割さ
れた各接合台に超硬材料片をろう付けすると共に、上記
超硬材料片がWC基とCo.Ni若しくはCo+Niを主成分とす
る焼結合金を有してなり、上記WC基の粉末平均粒径wc
とCo,Ni若しくはCo+Niの重量割合X(パーセント)が
wc≦−0.45X+13.5を満足し、更に、上記超硬材料片
の厚み寸法T(mm)と硬さHRAとがT≧4(85≦HRA≦9
0.5),T>7(90.5<HRA<93)なる関係を満足してなる
ことを特徴とする衝撃式破砕機用打撃子であるから、優
れた耐摩耗性を有し、長時間の連続使用に充分耐えるこ
とができる。
れた主軸のまわりに回転する回転ロータと、上記回転ロ
ータの外周部に固設された複数の打撃子と、上記回転ロ
ータの周囲に適当距離隔てて設けられた反発板とを具備
し、回転する打撃子先端に跳ね飛ばされた原料をこの打
撃子先端と上記反発板とに衝突させて破砕する衝撃式破
砕機用の打撃子において、上記打撃子先端に着脱自在に
取り付けられた回転ロータの主軸の方向に複数に分割さ
れた各接合台に超硬材料片をろう付けすると共に、上記
超硬材料片がWC基とCo.Ni若しくはCo+Niを主成分とす
る焼結合金を有してなり、上記WC基の粉末平均粒径wc
とCo,Ni若しくはCo+Niの重量割合X(パーセント)が
wc≦−0.45X+13.5を満足し、更に、上記超硬材料片
の厚み寸法T(mm)と硬さHRAとがT≧4(85≦HRA≦9
0.5),T>7(90.5<HRA<93)なる関係を満足してなる
ことを特徴とする衝撃式破砕機用打撃子であるから、優
れた耐摩耗性を有し、長時間の連続使用に充分耐えるこ
とができる。
第1図は本発明の一実施例に係る衝撃式破砕機用打撃子
の要部を示すものであって、同図(a)は正面図,同図
(b)は側面図、第2図は上記打撃子を取り付けた状態
での衝撃式破砕機の側断面図、第3図は上記打撃子に取
り付けられた超硬材料片の使用時間10時間以内における
初期欠損に及ぼす硬さと厚み寸法の影響を示すグラフ、
第4図は上記超硬材料片を構成するWC基の粉末平均粒径
wcとCo,Ni若しくはCo+Niの重量割合Xとの関係を示
すグラフ、第5図は上記超硬材料片の厚み寸法Tと硬さ
HRAとの関係を示すグラフ、第6図は従来の衝撃式破砕
機の側断面図、第7図は従来の打撃子の摩耗の進行状態
を示す説明図である。 〔符号の説明〕 1′……衝撃式破砕機 3……破砕室 4……主軸 5……回転ロータ 6′……打撃子 7……第1反発板 7a……ライナ 8……第2反発板 8a……ライナ 9……接合台 10……超硬チップ(超硬材料片)。
の要部を示すものであって、同図(a)は正面図,同図
(b)は側面図、第2図は上記打撃子を取り付けた状態
での衝撃式破砕機の側断面図、第3図は上記打撃子に取
り付けられた超硬材料片の使用時間10時間以内における
初期欠損に及ぼす硬さと厚み寸法の影響を示すグラフ、
第4図は上記超硬材料片を構成するWC基の粉末平均粒径
wcとCo,Ni若しくはCo+Niの重量割合Xとの関係を示
すグラフ、第5図は上記超硬材料片の厚み寸法Tと硬さ
HRAとの関係を示すグラフ、第6図は従来の衝撃式破砕
機の側断面図、第7図は従来の打撃子の摩耗の進行状態
を示す説明図である。 〔符号の説明〕 1′……衝撃式破砕機 3……破砕室 4……主軸 5……回転ロータ 6′……打撃子 7……第1反発板 7a……ライナ 8……第2反発板 8a……ライナ 9……接合台 10……超硬チップ(超硬材料片)。
Claims (1)
- 【請求項1】ケーシングの内側に設けられた主軸のまわ
りに回転する回転ロータと、上記回転ロータの外周部に
固設された複数の打撃子と、上記回転ロータの周囲に適
当距離隔てて設けられた反発板とを具備し、 回転する打撃子先端に跳ね飛ばされた原料をこの打撃子
先端と上記反発板とに衝突させて破砕する衝撃式破砕機
用の打撃子において、 上記打撃子先端に着脱自在に取り付けられ回転ロータの
主軸の方向に複数に分割された各接合台に超硬材料片を
ろう付けすると共に、 上記超硬材料片がWC基とCo,Ni若しくはCo+Niを主成分
とする焼結合金を有してなり、上記WC基の粉末平均粒径
wcとCo,Ni若しくはCo+Niの重量割合X(パーセン
ト)がwc ≦−0.45X+13.5 を満足し、 更に、上記超硬材料片の厚み寸法T(mm)と硬さHRAと
が T≧4(85≦HRA≦90.5) T>7(90.5<HRA<93) なる関係を満足してなることを特徴とする衝撃式破砕機
用打撃子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23946688A JPH0675687B2 (ja) | 1988-09-24 | 1988-09-24 | 衝撃式破砕機用打撃子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23946688A JPH0675687B2 (ja) | 1988-09-24 | 1988-09-24 | 衝撃式破砕機用打撃子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0286850A JPH0286850A (ja) | 1990-03-27 |
| JPH0675687B2 true JPH0675687B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=17045183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23946688A Expired - Fee Related JPH0675687B2 (ja) | 1988-09-24 | 1988-09-24 | 衝撃式破砕機用打撃子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0675687B2 (ja) |
-
1988
- 1988-09-24 JP JP23946688A patent/JPH0675687B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0286850A (ja) | 1990-03-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |