JPH0675835B2 - マニピュレータ及びその制御方法 - Google Patents

マニピュレータ及びその制御方法

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JPH0675835B2
JPH0675835B2 JP1080032A JP8003289A JPH0675835B2 JP H0675835 B2 JPH0675835 B2 JP H0675835B2 JP 1080032 A JP1080032 A JP 1080032A JP 8003289 A JP8003289 A JP 8003289A JP H0675835 B2 JPH0675835 B2 JP H0675835B2
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joints
manipulator
joint
brake
brakes
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JP1080032A
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裕彦 荒井
▲あきら▼ 舘
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工業技術院長
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はn自由度のマニピュレータアームの位置制御
をするための技術に関するものである。人間の手作業代
行のため、多自由度のリンクからなるアームを有するロ
ボットが開発され、人間の行う巧みな動作を実現するた
め、位置制御が行なわれている。
[従来の技術] マニピュレータの最も基本的なハードウェア上の構成
は、リンク機構の各関節に対しその関節を駆動する1個
のアクチュエータとその関節の回転の検出するセンサが
対応するものである。従ってマニピュレータは通常各関
節で実質的に独立の位置決め能力を持ち、マニピュレー
タの自由度とアクチュエータの個数は一致する。自由度
の数に比べて、アクチュエータの数を減らすことを目的
としてアクチュエータ数より多い自由度を制御する種々
の手法が提案されているが、差動機構と対象物の拘束に
よる方法や、関節間に動力伝達機構を設ける方法等、機
構に依存するものが中心である。
しかし、機構に依存する上記従来の方法はマニピュレー
タの構造を複雑にし、これにともなって、価格が高価に
なりかつマニピュレータの重量を大きくするので、大き
な駆動エネルギーを必要とする。
この点を解決するために、本件発明の発明者は先に新た
なマニピュレータを提案した(昭和63年特許願第80079
号)。この新たに提案されたマニピュレータはn自由度
のマニピュレータであって、n個の関節部を有し、前記
n個の関節部のうちのk個の関節部にアクチュエータを
備え、残りn−k個(k≧n−k)の関節部に保持ブレ
ーキを備えていることを特徴としており、マニピュレー
タ関節のアクチュエータ類を減少させる顕著な効果を発
揮するものである。
[発明が解決しようとする課題] しかし上記発明は関節の数nとアクチュエータの数kと
の間に(k≧n−k)のブレーキを備えるという制約が
あったので、これがアクチュエータ等の減少の制約とな
っている。
本件発明では上記の制約をなくすことによりマニピュレ
ータ関節のアクチュエータ類をより一層減少させ、大幅
なコストダウンを可能にし、また関節を軽量化すること
が可能であり、アクチュエータの小型化、省エネルギー
化を可能とするマニピュレータ及びその制御方法を提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 以下では関節を回転関節として述べるが、直動関節につ
いても全く同様に適用できる。
この目的に対応して、この発明のマニピュレータは、n
自由度のマニピュレータであって、n個の関節部を有
し、前記n個の関節部のうちのk個の関節部にアクチュ
エータを備え、残りn−k個(k<n−k)の関節部に
保持ブレーキを備えていることを特徴としている。
また、この発明のマニピュレータの制御方法は、n自由
度のマニピュレータであって、n個の関節部を有し、前
記n個の関節部のうちのk個の関節部にアクチュエータ
を備え、残りn−k個の関節部に保持ブレーキを備える
マニピュレータの操縦方法であって、前記保持ブレーキ
を備えた関節部のうちm個(m≦k)の関節部の保持ブ
レーキを解放し、残りn−k−m個の関節部の保持ブレ
ーキを作動した状態で関節間の動力学的干渉によりアク
チュエータを有する関節のトルクまたは力によって前記
m個のブレーキを解放した関節に角加速度または加速度
を発生させて前記ブレーキを解放した関節の角度または
変位を制御し、前記手順を少なくとも2回以上行ってn
−k個の保持ブレーキを備えた関節の角度または変位を
制御し、前記保持ブレーキを全て作動した状態ではアク
チュエータを有する関節の角度または前記アクチュエー
タにより制御することを特徴としている。
[作用] この発明のマニピュレータ及びマニピュレータの制御方
法では、k個のアクチュエータのトルクによって(n−
k)個の保持ブレーキのうちm個を解放した状態で保持
ブレーキのみのm個の関節を含むk個の関節の角度を制
御し、前記手順を少なくとも一回以上反復して保持ブレ
ーキのみの(n−k)個の関節の角度を制御し、保持ブ
レーキを全て作動させた状態でアクチュエータを備えた
k個の関節の角度を制御し、これによってマニピュレー
タの手先を任意の点から任意の点に移動させることがで
きる。
[実施例] 以下、この発明の詳細を一実施例を示す図面について説
明する。
マニピュレータの力学系が通常持っている非線形性・干
渉性は各関節上に構成されたサーボ機構に対して外乱と
して働く。この外乱トルクを補償することがマニピュレ
ータの制御における主要な問題の一つとなっている。と
ころが外乱トルクが発生するということは、他の関節の
運動によって、それ自身はトルク発生能力を持たない関
節の運動を引き起こすことができるということである。
この発明はアクチュエータを持たない非駆動関節を有す
るマニピュレータを、このような動力学的干渉性を利用
して制御する技術に関するものである。
まず、原理を説明する。
第1図において、1はマニピュレータである。マニピュ
レータ1は複数のリンクl{l1,l2…ln}を関節C
{C1,C2…Cn}で連結したn自由度をなしている。先端
のリンクlnはハンド2となっている。複数の関節C{C1
〜Cn}のうち、任意のk個の関節C{C1…Ci…}にはア
クチュエータA{A1…Aj…Ak}が備えられており、残余
の(n−k)個の関節C{C2…Cn}には保持ブレーキB
{B1…Bn-k}が備えられている。
アクチュエータAはそれぞれ隣り合うリンクを駆動して
相対位置、相対角速度、相対角加速度を制御可能であ
る。
保持ブレーキBはそれぞれ隣り合うリンクの動きを固
定、解放可能である。
n自由度のマニピュレータを制御対象とする。そのうち
k自由度の関節は通常のマニピュレータ同様、アクチュ
エータAと角度センサで構成される能動関節とし、残り
n−k自由度はアクチュエータを持たずに保持ブレーキ
Bと角度センサのみからなる非駆動関節とする(O<k
<n)。非駆動関節は、保持ブレーキOFFの状態では自
由に回転することができる。また、保持ブレーキをONに
すると非駆動関節はその角度で固定される。
非駆動関節の保持ブレーキをOFFにすると、能動関節の
運動に伴って発生する干渉トルクによって、間接的にそ
の非駆動関節が制御できる。また、保持ブレーキをONに
すると、その非駆動関節に影響を与えることなく他の関
節の角度を制御できる。更に、すべての非駆動関節の保
持ブレーキをONにして固定すれば、通常のマニピュレー
タと同様に能動関節が制御できる。これらの制御モード
を組合せ、制御を行う関節を順次切換えてマニピュレー
タ全体の位置・姿勢を制御する。
マニピュレータの運動方程式は、 M(q)+b(q,)=u (1) と表される。但し、 b(q,)=h(q,)+Γ+g(q) q∈Rnは関節角度ベクトル、u∈Rnは関節トルクベクト
ル、g(q)∈Rnは重力項、 h(q,)∈Rnはコリオリ・遠心力項、 M(q)∈Rn×nは慣性行列、Γ∈Rn×nは粘性摩擦行列
を表す。
ここでqの要素のうち任意のk個の関節角を選んでψ∈
Rkとおく、そのうちで非駆動関節はm個であるとする
(O≦m≦k)。するとk個の能動関節のうちでその中
に含まれない関節の数もm個になり、その角度をφ∈Rm
とおくと、ψ,φに含まれない残りn−k−m個の関節
は全て非駆動関節であり、その角度をθ∈Rn-k-mとお
く。また、k個の能動関節のトルクをτ∈Rkとおく。ψ
に属する非駆動関節のブレーキはOFF、θに属する非駆
動関節のブレーキはONにする。ブレーキOFFの非駆動関
節のブレーキトルクはゼロとおける。ブレーキONの非駆
動関節のブレーキトルクをνとおく。q,uの要素の順序
を並べかえ、新たに、 とする。θに属する非駆動関節は固定されているから
=Oである。
M(q),b(q,)もそれに対応して並べかえ、次のよ
うに区分する。
(2),(3)を(1)に代入すると、 M11+M12+b1(q,)−τ=O (4a) M21+M22+b2(q,)=O (4b) M31+M32+b3(q,)−ν=O (4c) (4a),(4b)の(q,)に各関節で計測された関節角及び
角速度の現在値を代入すると、 b1(q,),b2(q,)及びM11,M12,M21,M22が求め
られる。更に角加速度に目標値(=d)を与える
と、(4b)はに関する連立1次方程式とみなせる。係
数行列M21はφとψとの間の動力学的干渉を表わし、マ
ニピュレータの構造や質量分布に依存する。M21が正則
ならば(4b)は一意に解くことができて、 =−M21 -1M22 d−M21 -1b2(q,) (5) (5)に(4a)を代入すると、 τ=(M21−M11M21 -1M22d +b1(q,) −M11M21 -1b2(q,) (6) こうして求められたトルクτを能動関節において発生す
れば、角加速度,dが得られる。すなわち、k個の
能動関節のトルクによって、m個の非駆動関節を含むk
個の関節の角加速度を任意に決定することができる。m
個の能動関節の角加速度はによって決定され、任
意に与えることはできない。またn−k−m個の非駆動
関節の角速度,角加速度は0である。しかし角加速
度を制御するk個の関節の割当てを、ブレーキのON/OFF
によって順次切換えてゆけば、最終的にはすべての関節
の角度が制御できる。(非駆動関節の保持ブレーキを全
てONにして非駆動関節を完全に固定した状態はm=0に
相当し、通常のマニピュレータと同様に能動関節が制御
できる。) <制御アルゴリズム> マニピュレータの位置・姿勢を制御する場合、ブレーキ
ON/OFFによる制御モードの組合せ方によって、無数の制
御アルゴリズムが考えられる。まずその一例として、m
=n−k(≦k)の場合の任意の2点間のPTP制御を考
える。この場合全ての非駆動関節のブレーキを同時にON
/OFFする。
ブレーキOFFにおいて非駆動関節を制御し、ブレーキON
において能動関節を制御するから、マニピュレータの全
関節を目標角度に設定するには最低1回のモード切替が
必要である。一方ブレーキOFFにおいて非駆動関節と能
動関節を正確な目標角度まで同時に動かすことは困難で
あると考えられる。そこで制御を行う順番としては、ま
ずブレーキOFFで非駆動関節を位置決めし、しかるのち
にブレーキONで残りの能動関節に位置決めを行う方が有
利である。
これだけでもPTP制御は可能であるが、制御をより容易
にするため、最初にブレーキONの区間をつけ加え、そこ
で能動関節による初期加速を行う。リンク機構に運動エ
ネルギーを与えて、ブレーキOFFの区間で非駆動関節が
動きやすくし、能動関節の無駄な動きを小さく抑える。
従って2点間を結ぶ軌道を次の3つの区間にわけて制御
を行う(第2図)。
I.ψ軸保持区間(T0≦t<T1,ブレーキON) II.ψ軸解放区間(T1≦t<T2,ブレーキOFF) III.ψ軸保持区間(T2≦t<T3,ブレーキON) IIにおいて非駆動関節を含むk個の目標軌道に沿って動
かし、I・IIIにおいて残りのm個の能動関節を初期位
置から最終位置まで動かす。
まずIIにおける軌道とアクチュエータのトルクをオフラ
インで次のように決定する(第3図)。
非駆動関節を全て含むk個の関節に対し角度、加速
度、角加速度の目標値ψd(t),d(t),
(t)(T1≦t<T2)を与える。(但しブレーキON/O
FFの瞬間には非駆動関節が停止していなければならない
ため、境界条件として(T1)=(T2)=O) 残りm個の関節について、初期値φ(T1),(T1
を与える。
(5),(6)式の計算を行い、τ(T1),(T1)を求め
る。
(t)を数値積分することにより(T1+ΔT),
φ(T1+ΔT)を求める。
但しΔTはサンプリング間隔である。
{(5),(6)式の計算→数値積分}を反復し、IIの
全区間にわたってトルクτ及び角加速度,角速度,
角度qを決定する。
またオフライン計算の結果を用いてIIの区間とI,IIIの
区間との間のφ,の境界値を決定する。
リアルタイムで制御を実行する際には次のようなフィー
ドバック制御則を用いる。 ′=+Kvd−) +Kp(ψd−ψ) (7) (Kv,Kpは対角ゲイン行列) ここでψdはで与えられた角度、角速
度、角加速度の目標値、ψ,は角度、角速度の実測値
である。(7)で得られた角加速度′を(6)のに代
入してトルクτを求める。この場合φ,も数値積分に
よらず実測値を用いることができる(第4図)。
I・IIIにおけるφの制御は通常のマニピュレータと同
一である。Iではφ(T0):初期位置、(T0)=0か
ら、で与えるφ(T1),(T1)を目標値とする制御
を行う。またIIIではφ(T2,(T2)からφ(T3):
最終位置、(T3)=0を目標値とする制御を行う(第
5図、第6図)。
以上のアルゴリズムによりマニピュレータの関節角qを
任意の2点間で動かすことができる。
n−k>kの場合、同時にブレーキを解放して制御でき
る非駆動関節の数は最大でk個である。そこで非駆動関
節のうちm1個(m1≦k)のブレーキをOFF、他の非駆動
関節のブレーキをONにして、n−k≦kの場合と同様の
手順によりブレーキOFFの非駆動関節を制御する。位置
決めが完了したら非駆動関節のブレーキON/OFFを切換
え、異なる組合せのm2個(m2≦k)の非駆動関節を同様
に制御する。m1,m2,…個ずつ順次すべての非駆動関節
の位置決めを行う(第7図)。非駆動関節の位置決めが
完了したらすべての保持ブレーキをONにし、位置決めの
完了していない能動関節の位置決めを行う。
[発明の効果] この発明では関節で連続したリンクを有するマニピュレ
ータにおいて、関節間の動力学的干渉を利用してアクチ
ュエータを有する関節のトルクによってアクチュエータ
を有しない関節に角加速度を発生させて角度を制御する
ので、アクチュエータを有しない関節を伝達機構を要せ
ず駆動することができ、マニピュレータ関節のアクチュ
エータ数を減らすことができる。したがってマニピュレ
ータの構造が簡単になり小型化、省エネルギー化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のマニピュレータを示す説明図、第2
図は制御アルゴリズムを示す説明図、第3図は制御アル
ゴリズムのフローチャート、第4図はフィードバック制
御による収束性を示す線図、第5図,第6図はマニピュ
レータの運動を示すスティック線図及び軌道、第7図は
n−k>kの場合の制御を示す説明図である。 1……マニピュレータ A(A1〜Ak)……アクチュエータ B(B1〜Bn-k)……保持ブレーキ C(C1〜Cn)……関節

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n自由度のマニピュレータであって、n個
    の関節部を有し、前記n個の関節部のうちのk個の関節
    部にアクチュエータを備え、残りn−k個(k<n−
    k)の関節部に保持ブレーキを備えていることを特徴と
    するマニピュレータ
  2. 【請求項2】n自由度のマニピュレータであって、n個
    の関節部を有し、前記n個の関節部のうちのk個の関節
    部にアクチュエータを備え、残りn−k個の関節部に保
    持ブレーキを備えるマニピュレータの操縦方法であっ
    て、前記保持ブレーキを備えた関節部のうちm個(m≦
    k)の関節部の保持ブレーキを解放し、残りn−k−m
    個の関節部の保持ブレーキを作動した状態で関節間の動
    力学的干渉によりアクチュエータを有する関節のトルク
    または力によって前記m個のブレーキを解放した関節に
    角加速度または加速度を発生させて前記ブレーキを解放
    した関節の角度または変位を制御し、前記手順を少なく
    とも2回以上行ってn−k個の保持ブレーキを備えた関
    節の角度または変位を制御し、前記保持ブレーキを全て
    作動した状態ではアクチュエータを有する関節の角度ま
    たは変位を前記アクチュエータにより制御することを特
    徴とするマニピュレータの制御方法
JP1080032A 1989-03-30 1989-03-30 マニピュレータ及びその制御方法 Expired - Lifetime JPH0675835B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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