JPH06758U - プリンタ用防振装置の固定方法 - Google Patents
プリンタ用防振装置の固定方法Info
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- JPH06758U JPH06758U JP4161892U JP4161892U JPH06758U JP H06758 U JPH06758 U JP H06758U JP 4161892 U JP4161892 U JP 4161892U JP 4161892 U JP4161892 U JP 4161892U JP H06758 U JPH06758 U JP H06758U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 振動絶縁度の高いバネ定数の小さな弾性部材
を安定して固定する。 【構成】 弾性部材17の切り欠き部18にメインフレ
ーム14を挟み、中心に穴の開いた弾性部材17の中心
に、円筒状の非ネジ部25を持つ固定ネジ19を通して
プリンタケース16に固定する。 【効果】 精度良く管理された円筒状非ネジ部25を持
つ固定ネジ19を使用し、ネジ頭と弾性部材17の間に
挿入される座金21とプリンタケース16の間の寸法が
常に一定に管理できることになり、振動絶縁率の高いバ
ネ定数が小さな弾性部材17を、比例弾性領域内で安定
して固定することができる。
を安定して固定する。 【構成】 弾性部材17の切り欠き部18にメインフレ
ーム14を挟み、中心に穴の開いた弾性部材17の中心
に、円筒状の非ネジ部25を持つ固定ネジ19を通して
プリンタケース16に固定する。 【効果】 精度良く管理された円筒状非ネジ部25を持
つ固定ネジ19を使用し、ネジ頭と弾性部材17の間に
挿入される座金21とプリンタケース16の間の寸法が
常に一定に管理できることになり、振動絶縁率の高いバ
ネ定数が小さな弾性部材17を、比例弾性領域内で安定
して固定することができる。
Description
【0001】
本考案は、プリンタの防振装置に係わるものである。
【0002】
今日、パーソナルコンピュータやワードプロセッサーの普及にともない、その 記録手段として使用されるプリンタの騒音が、オフィスや一般家庭に於いてクロ ーズアップされてきている。そのためプリンタに於いて騒音を発生させないよう にするための工夫や、発生した騒音を外部に放射させないようにするための技術 が様々開発されている。そのなかで後者の技術として、プリンタ印字装置本体の 保護と同時に外装を兼ねるプリンタケースやカバー類でプリンタ印字装置本体を 囲み、音の放射を防ぐものが多々存在する。
【0003】 ところが図5に示すように、この遮音のために設けられたプリンタケース16 やカバー類に、印字時に発生する印字ヘッド1、プラテン2、各種モータ4・1 1からの振動が伝達経路35沿いに伝わることにより、プリンタケース16やカ バー類が音源となって音を放射し、特定周波数域の騒音レベルがプリンタケース 16、カバーを被せる以前よりも上昇することがあった。そこで通常、プリンタ のメカニズム部を形成するメインフレーム14とプリンタケース16の間にはゴ ム等の弾性部材17を配して両者を固定し、メカニズム本体からプリンタ用ケー ス16に伝わる振動を減衰させている。その一般例を図6に示す。この方法は、 メカニズムを支えるメインフレーム14を弾性部材17の切り欠き部18に挟み 、その状態でプリンタケース16の上に乗せて上方より座金21を被せて固定ネ ジ22により固定している。
【0004】 そのほかでは図7に示される特開昭57−100091にみられるようにプリ ンタケース16やメインフレーム14に突起を設け、それを上下で受けるような 形状を有する特殊な形状のゴム17を使ったものや、図8の特開平3−1934 79にみられるような中空部15を持つ弾性体17およびそれと摺動する固定ネ ジ22を用いたもの等が存在する。
【0005】 さらに筒状の金属34を固定ネジ19の周りに配置し、金属筒34の長さで固 定ネジ19の締め込み量を規定したものが存在する。
【0006】
しかし、上記従来技術のうち後者のような特殊な弾性部材や支持部材を用いた 防振装置では、コストの大幅な上昇は避けられず、また構造が複雑なために防振 部材を配置するためのスペースが増大し、結果としてプリンタの大型化、コスト アップは避けることができない。また、前者の固定方法では弾性部材を締め込む トルクで固定位置を管理しなければならず、さらに弾性部材の締め付けトルクに 対する変形強度に頼ることになるため、硬度の高い弾性部材を使用しなければな らない。ところが、硬度の高い弾性部材は振動絶縁率が悪く、ケースに振動を伝 えないようにする効果が小さくなってしまうという問題点があった。逆に硬度の 低い部材では、弾性部材の比例弾性限領域が狭いため、その範囲で安定して弾性 部材を締め込むことも困難である。その締め込みを一定にするため、図9の様な 金属筒34を一般的な固定ネジ22の周りに配し、固定ネジ22を金属筒34に 突き当てて締め込みを規制しているが、部品点数が増えるため、コストの増加と 、組立工数の増加、自動組立が困難になる等の不具合が生じる。
【0007】
上記課題を解決するために本考案は、プリンタ本体とプリンタケースの間に弾 性部材を配し、ネジにより固定したプリンタの防振装置に於て、ネジの頭とネジ 部の間に円筒状の非ネジ部を設け、円筒状非ネジ部の横断面形状寸法が弾性部材 中心の穴と同形状で、円筒状非ネジ部の長さが弾性部材を変形させていったとき の比例弾性領域限界の厚さより長く、かつ弾性部材の未変形時の厚さより短いこ とを特徴とする。
【0008】
本考案についての実施例を、シリアルプリンタを例にとって説明する。
【0009】 図5のようにシリアルプリンタは、印字ヘッド1と対向した位置にプラテン2 を備えている。印字ヘッド1は桁方向にプラテン2と平行に移動しながら印字を 行うためキャリア3に固定され、キャリア3はキャリア駆動モータ4とキャリア 駆動ベルトプーリー6との間に張り渡されたキャリア駆動ベルト5の動作により 、第1キャリアガイド7と第2キャリアガイド8に倣って往復移動する。
【0010】 用紙9は用紙案内10に沿ってプラテン2に巻き付けられ、紙送りモータ11 が紙送り輪列12を介してプラテン2を回転させることで用紙9が搬送される。 キャリア3の左右往復運動に伴い印字ヘッド1が一行ずつ印字を行っていくが、 キャリア3が移動して一行の印字が終了するたびに紙送りモータ11がプラテン 2を一定量回転させ、用紙9の一行分の送りが完了した後にキャリア3が逆方向 に移動して再び印字を行う。
【0011】 これら一連の動作の中で、各動作に伴って振動が発生する。振動源には以下の ものがある。キャリア駆動モータ4の回転に伴いモータ自身が発生する振動、キ ャリア3が反転する際にキャリア3の慣性力により発生する振動、同様にキャリ ア駆動モータ4が反転する際に発生する振動、紙送りモータ11の起動・停止時 に発生する振動、紙送りモータによって駆動された紙送り輪列12が発生する振 動や、プラテン2の回転開始・停止に伴う振動などである。これらの振動は各部 材から振動伝達経路35を伝い、各部材を支持する側面フレーム13に伝達され 、さらにメインフレーム14を伝ってメインフレーム14とプリンタケース16 の間に存在する弾性部材17を介してプリンタケース16を振動させる。以上の ような振動は比較的低周波数帯の振動で、印字ヘッド1から発生するような高周 波数帯の振動と違い、伝達経路が長くてもその減衰の度合は小さい。そのため上 記のような長い伝達経路を経た後でも、充分プリンタケース16を振動させるだ けのエネルギを有する。
【0012】 プリンタケース16はメインフレーム14や側面フレーム13より大きな面積 を有するため、これが振動すると上記低周波数帯の音がプリンタケース16を被 せる以前より大きくなる場合があり、プリンタメカニズムの発生する騒音を遮断 する役割を有するプリンタケース16がかえって騒音をすることになる。
【0013】 そこで本考案では図1、図2に示すようにメインフレーム14とプリンタケー ス16の間に弾性部材17を介して固定しているプリンタに於いて、このメイン フレーム14とプリンタケース16間に介在する弾性部材17の固定方法につい て説明する。
【0014】 一般的な弾性材の応力−歪曲線は図4に示すような形態をとるが、この場合直 線部30が比例弾性領域である。この比例弾性領域30を過ぎても弾性部材17 の変形が継続すると、弾性部材17の振動絶縁率は悪化していくため、弾性部材 17の振動絶縁効果を安定させるためにはこの比例弾性領域30の範囲内で使用 することが望ましい。比例弾性領域30は、硬度が高く振動絶縁率の低い弾性部 材17では比較的広い範囲を持つものの、振動絶縁度の高い硬度の低い弾性部材 17では非常に狭くなる。そのため比例弾性限界値31に於ける比例弾性限界変 形量32は、本考案で使用するような弾性部材17の寸法では1〔mm〕未満に なる。この狭い比例弾性領域で安定してベースフレーム14をプリンタケース1 6に固定するためには、各部材の寸法公差を考慮して固定ネジ19の締め込み量 を精度良く管理して、弾性部材17の変形量20を常に比例弾性限界値31以内 にする必要がある。
【0015】 本考案では、図3に示すような固定ネジ19を作成し、単一部品で締め込み量 20の精度を向上させた。固定ネジ19は、外径がネジ部Bよりも大きい円筒状 非ネジ部25を設け、さらにその先端にネジ部23を設けている。この固定ネジ 19を締め込んでいくとネジ部23がプリンタケース16に完全にねじ込まれた 状態になったと同時に、円筒状非ネジ部25がプリンタケース16に突き当り、 その時点で固定ネジ19の締め込みが完了する。締め込み完了時の弾性部材17 の厚さ、つまりは変形後の弾性部材厚さ36は、円筒状非ネジ部長さ27から座 金厚さ28を引いたものに等しいが、円筒状非ネジ部長さ27と座金厚さ28の 寸法精度は精度良く管理できるため、弾性部材変形後厚さ36は精度良く管理さ れる。故に弾性部材17の変形量20は弾性部材17の比例弾性限界変形量32 が1〔mm〕以下と小さい場合でも、安定してその範囲で固定することが可能と なる。
【0016】
以上説明してきたように本考案によれば、長さが精度良く管理された円筒状非 ネジ部を持つ固定ネジを用いて弾性部材を固定する構成としたので、振動絶縁率 に優れたバネ定数が小さな弾性部材を、比例弾性領域内で安定して固定すること ができる。
【図1】本考案の実施例を示すプリンタ用防振装置の断
面図。
面図。
【図2】本考案プリンタ用防振装置の斜視断面図。
【図3】本考案プリンタ用防振装置に使用する固定ネジ
の側面図。
の側面図。
【図4】本考案に採用した弾性部材の応力−歪曲線図。
【図5】各要素から発生した振動の伝達経路を示す図。
【図6】従来の弾性部材固定方法を示す断面図。
【図7】特開昭57−100091に示される従来技術
の断面図。
の断面図。
【図8】特開平3−193479に示される従来技術の
断面図。
断面図。
【図9】固定ネジ締め込み量を別部品で規制した、従来
の弾性部材固定方法を示した断面図。
の弾性部材固定方法を示した断面図。
1 印字ヘッド 2 プラテン 3 キャリア 4 キャリア駆動モータ 5 キャリア駆動ベルト 6 キャリア駆動ベルトプーリー 7 第1キャリアガイド 8 第2キャリアガイド 9 用紙 10 用紙案内 11 紙送りモータ 12 紙送り輪列 13 側面フレーム 14 メインフレーム 15 中空部 16 プリンタケース 17 弾性部材 18 弾性部材切り欠き部 19 固定ネジ 20 弾性部材変形量 21 座金 22 一般固定ネジ 23 ネジ部 24 非ネジ部 25 円筒状非ネジ部 26 円筒状非ネジ部直径 27 円筒状非ネジ部長さ 28 座金厚さ 30 応力−歪曲線直線部・比例弾性領域 31 比例弾性限界値 32 比例弾性限界変形量 33 比例弾性限界荷重 34 金属筒 35 振動伝達経路 36 弾性部材変形後厚さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 水野 茂樹 長野県諏訪市大和3丁目3番5号セイコー エプソン株式会社内 (72)考案者 久保田 惠一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号セイコー エプソン株式会社内 (72)考案者 城取 洋 長野県諏訪市大和3丁目3番5号セイコー エプソン株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 プリンタ本体とプリンタケースの間に弾
性部材を配し、ネジにより固定したプリンタの防振装置
に於て、前記ネジの頭とネジ部の間に円筒状の非ネジ部
を設け、前記円筒状非ネジ部の横断面形状寸法が前記弾
性部材中心の穴と同形状で、前記円筒状非ネジ部の長さ
が前記弾性部材を変形させていったときの比例弾性領域
限界の厚さより長く、かつ前記弾性部材の未変形時の厚
さより短いことを特徴とするプリンタ用防振装置の固定
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4161892U JPH06758U (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | プリンタ用防振装置の固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4161892U JPH06758U (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | プリンタ用防振装置の固定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06758U true JPH06758U (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=12613332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4161892U Pending JPH06758U (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | プリンタ用防振装置の固定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06758U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5498311U (ja) * | 1977-12-22 | 1979-07-11 | ||
| JP2005349792A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP4161892U patent/JPH06758U/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5498311U (ja) * | 1977-12-22 | 1979-07-11 | ||
| JP2005349792A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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