JPH0676417U - 車止め - Google Patents

車止め

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JPH0676417U
JPH0676417U JP2491593U JP2491593U JPH0676417U JP H0676417 U JPH0676417 U JP H0676417U JP 2491593 U JP2491593 U JP 2491593U JP 2491593 U JP2491593 U JP 2491593U JP H0676417 U JPH0676417 U JP H0676417U
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孝男 堀江
正一 酒井
功一 西垣
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株式会社岡本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鞘管と車止め本体とを固定的に連結する施錠
機構が内部に備えられ、以て優れた美観を呈する車止め
を提供すること。 【構成】 車止め本体12内に上下方向に移動可能に配
されたスライド部材30と、該車止め本体12の地表上
に位置する部位に設けられ、外部からの操作によって、
該車止め本体内の前記スライド部材30を上下方向に移
動せしめる操作機構(32,34,36,38,40)
と、該車止め本体12の鞘管14内への挿入部位と該鞘
管14との間に設けられ、前記スライド部材30の上下
方向への移動によって該鞘管14に対する該車止め本体
12の係合、解除を行なうロック機構(44,48)と
を有するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本考案は、車止めに係り、特に鞘管と車止め本体とを固定的に連結する施錠機 構を内部に備え、車止め本体を地表上に着脱可能に立設し得るようにした車止め に関するものである。
【0002】
【背景技術】
一般に、公園や商店街等の出入り口、或いは一般道路と歩行者専用道路との境 界等には、所定高さの柱状の車止めが所定間隔をおいて複数本立設され、必要に 応じてそれらの間にチェーン等が取り付けられて、車両の侵入等が阻止されるよ うになっている。そして、この車止めの設置に際しては、通常、柱状の車止めの 下部を地中に所定深さ埋設した後、その埋設周辺部にモルタル等を充填して固定 したり、予め地表上に突出するように設けたアンカーボルトを、車止めの下端部 に形成した挿通部位に挿通し、これらをナットにて締付固定したりする方法が採 られている。
【0003】 ところで、このような車止めが設置される場所において、例えば公園や商店街 等にあっては、特定の場合に限って車両の侵入を許すことがある。そのため、そ のような場所の出入り口等に用いられる車止めは、一般に、車止め本体と該本体 が挿入される鞘管とに分割して構成され、かかる鞘管が地中に埋設されて、この 鞘管に対して、車止め本体が挿脱せしめられ得るように設置されるようになって いる。これにより、かかる車止めにあっては、車止め本体が地表上に着脱可能に 立設され得るようになっているのである。
【0004】 そして、かくの如き構造とされた車止めにおいては、車止め本体が鞘管から不 特定の者に抜き取られて、その設置場所から車両が容易に侵入したり、車止め本 体が盗まれたりするようなこと等がないように、通常、それら車止め本体と鞘管 とが、南京錠等にて連結されることとなる。
【0005】 ところが、そのような従来の車止めにあっては、鞘管と車止め本体とを固定的 に連結する施錠機構としての南京錠等が外部に露出しており、これが美観を著し く損ねていた。それ故に、かかる従来の車止めは、近年の景観重視の都市開発の 進行に伴う車止めに対する要求、即ち車両の侵入阻止等といった本来の機能に加 え、優れたデザインをもって、景観備品の一つとしての機能をも具備せしめると いった要求を到底満足させ得るものではなかった。
【0006】
【解決課題】
ここにおいて、本考案は、上述の如き事情に鑑みて為されたものであって、そ の解決課題とするところは、鞘管と車止め本体とを固定的に連結する施錠機構が 内部に備えられ、以て優れた美観を呈する車止めを提供することにある。
【0007】
【解決手段】
そして、本考案にあっては、そのような課題を解決するために、地中に埋設し た鞘管に対して、所定長さの柱状の車止め本体を挿脱せしめることにより、該車 止め本体を地表上に着脱可能に所定高さで立設し得るようにした車止めにおいて 、該車止め本体内に上下方向に移動可能に配されたスライド部材と、該車止め本 体の地表上に位置する部位に設けられ、外部からの操作によって、該車止め本体 内の前記スライド部材を上下方向に移動せしめる操作機構と、該車止め本体の前 記鞘管内への挿入部位と該鞘管との間に設けられ、前記スライド部材の上下方向 への移動によって該鞘管に対する該車止め本体の係合、解除を行なうロック機構 とを有するようにしたことを、その特徴とするものである。
【0008】
【作用・効果】
すなわち、そのような本考案に従う構造とされた車止めにあっては、車止め本 体の内部に配されたスライド部材を、該車止め本体の地表上の部位に設けられた 操作機構にて上下方向に移動せしめることにより、車止め本体の鞘管内への挿入 部位と該鞘管との間に設けられたロック機構による、鞘管に対する車止め本体の 係合、解除が行なわれるようになっているところから、車止め本体内部に備えら れた、それらスライド部材と操作機構とロック機構とによって、鞘管と車止め本 体とを固定的に連結する施錠機構が構成され得て、従来の車止めにおいて、かか る施錠機構として用いられていた南京錠等が全く不要となったのである。
【0009】 従って、かかる車止めにおいては、不特定の者による鞘管からの車止め本体の 離脱を阻止するための施錠機構が外部に露出するようなことが、完全に解消され 得、それにより従来の機能を確保しつつ、優れた美観が得られることとなったの であり、以て前述の如き近年の景観重視の都市開発の進行に伴う車止めに対する 要求にも、充分に応え得ることとなったのである。
【0010】 また、そのような車止めにあっては、上述の如き施錠機構が内部に収容されて いることから、何者かによって施錠機構が破壊されて、車両の侵入を許したり、 車止め本体が盗まれたりするようなこと等が効果的に防止され得るといった利点 をも、有している。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を更に具体的に明らかにするために、本考案の幾つかの実施例に ついて、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0012】 先ず、図1には、本考案に従う車止めの一例を具体的に説明するための概略図 が示されている。かかる図からも明らかなように、車止め10は、従来と同様に 、鋳鉄製で、長手の略有底円筒形状を呈する本体12と短手の略有底円筒形状を 呈する鞘管14とを有している。そして、この鞘管14が、略全長に亘って地中 に埋設され、地表に開口して位置せしめられている一方、本体12が、その開口 側たる下端部において、該鞘管14内に挿入されており、これによって本体12 が地表上に所定高さで立設せしめられるようになっている。
【0013】 ところで、このような車止め10を構成する本体12は、その上部と中間部と 下部とにそれぞれ位置する、頭部16と胴部18と挿通部20の三つの分割体か らなる分割構造をもって、構成されている。そして、この本体12の上部に位置 する頭部16は、全体として、所定寸法の径を有する略逆カップ形状を呈してい る。また、本体12の中間部位を構成する胴部18は、頭部16と同一の径を有 する長手の略円筒形状を呈しており、その上端部に、所定の軸方向長さにおいて 、頭部16の内径と略同一寸法の外径となるように縮径化された段付き部22を 有している一方、下端部に、所定の軸方向長さにおいて、径方向内方に厚肉化さ れた厚肉部24を備えており、更にその中間部の内孔内には、内部空間を軸方向 に仕切る、複数(ここでは2つ)の補強リブ26が形成されている。また、本体 12の下部に配され、前記鞘管14内への挿入部位を構成する挿通部20は、胴 部18の厚肉部24の内径と略同一寸法の外径を有する短手の略円筒形状をもっ て形成されており、その上部側の所定高さ位置において、径方向外方に所定長さ 突出し且つ周方向に連続して延びる外フランジ部28が設けられている。
【0014】 そして、かかる胴部18において、その上端部に設けられた段付き部22に頭 部16が外嵌されている一方、下端部の厚肉部24に対して、挿通部20が内嵌 せしめられている。かくして、頭部16と胴部18と挿通部20とが相互に組み 付けられ、更に螺子等にて固定されることにより、本体12が、一体的な構造と されているのである。なお、かかる本体12にあっては、胴部18と挿通部20 とが、厚肉部24の下方側の端面と外フランジ部28の上部外周面とにおいて当 接せしめられて、配置されており、以て胴部18内への挿通部20の入り込みが 阻止されるようになっている。
【0015】 一方、鞘管14は、前記本体12の挿通部20の外径よりも僅かに大きな内径 を有すると共に、該挿通部20の、外フランジ部28から下端縁までの長さより も所定寸法長い軸方向長さをもって、形成されており、またその開口側の端面と 地表面とが略面一となるように、鉛直に埋設されている。そして、かかる鞘管1 4内には、本体12の挿通部20が、その外フランジ部28を接地せしめた状態 下にて挿入され、該鞘管14の底面より上方に所定距離隔てた位置において、適 度なクリアランスをもって配置せしめられている。これにより、本体12が、頭 部16と胴部18とにおいて、地表上に安定的に立設され得ると共に、鞘管14 から、容易に離脱せしめられ得るようになっているのであり、以て本体12が、 地表上に着脱可能に所定高さで立設し得るようになっているのである。
【0016】 ところで、上述の如き構造とされた車止め10の本体12内には、中空の略長 手柱状形状を呈するガイドバー30が、該本体12の胴部18の上端部に取り付 けられたコインロック32に連結されて、配置されている。より具体的には、ガ イドバー30は、本体12の胴部18の上部部位から、該本体12の挿通部20 における鞘管14内への挿入部位にまで達する軸方向長さを有しており、該胴部 18の略中心部において、その軸心に沿って延びるように、前記補強リブ26, 26を各々貫通して、配置せしめられている。一方、コインロック32は、本体 12の胴部18の上端部において、前記段付き部22の直下に配され、その外周 面に刻設された螺子部にて本体12内に螺入されることにより、鍵穴部33のみ が外部に露呈する状態で、固定されている。なお、このコインロック32は、従 来と同様な構造を有するもので、鍵穴に所定の鍵を挿入し、これを左右に90° 回転せしめることにより施錠や解錠が行なわれ得るようになっているものである 。
【0017】 また、図2及び図3から明らかなように、かかるコインロック32において、 鍵穴部33の反対側には、略円柱状のアーム部材34が同軸的に配されて、螺子 止めされている。更に、かかるアーム部材34の先端側には、径方向外方に所定 長さ延び出すように、略矩形の平板形状を呈するクランク板36が配されている 。そして、このクランク板36は、軸方向一方側の端部において、アーム部材3 4に螺子にて固定されている一方、軸方向他方側の端部に、軸直方向に所定寸法 突出するピン38が一体的に設けられている。かくして、コインロック32、ア ーム部材34、クランク板36及びピン38が一体的な構造とされているのであ り、これよりコインロック32の鍵穴部33の図示しない鍵穴に所定の鍵(これ も図示せず)を挿入して、鍵を左右に90°回転せしめた際、それに伴ってそれ らアーム部材34、クランク板36及びピン38も、90°回転せしめられるよ うになっている。
【0018】 さらに、かかるクランク板36に設けられたピン38には、所定長さのワイヤ 40が固定され、垂下せしめられており、そして、このワイヤ40の先端部が、 前記ガイドバー30内の上端部に設けられた取付部41に取り付けられている。 これにより、ガイドバー30が、クランク板36に取り付けられたピン38に対 して、ワイヤ40により釣支せしめられているのであり、以てコインロック32 に連結されているのである。
【0019】 従って、コインロック32の鍵穴に所定の鍵を挿入し、これを右(時計回り) に90°回転操作(解錠)することにより、クランク板36が、図3中、左に9 0°回転して、仮想線にて示される位置となり、それに伴ってピン38の位置が 所定寸法だけ下方に移動し、以てガイドバー30が、自重により所定寸法:hだ け下方にスライドする。また、かかる位置から、コインロック32の鍵を左(時 計と逆回り)に90°回転操作(施錠)することにより、クランク板36が実線 にて示された位置に復帰して、ガイドバー30が、所定寸法:hだけ上方に移動 する。要するに、コインロック32の鍵を左右方向に90°回転操作(施錠、解 錠)することにより、ガイドバー30が、hのストロークをもって上下方向にス ライドせしめられて、上方及び下方の所定位置にて、それぞれ、固定的に保持さ れることとなる。このことから明らかなように、本実施例においては、ガイドバ ー30により、車止め本体内に上下方向に移動可能に配されたスライド部材が、 またコインロック32、アーム部材34、クランク板36、ピン38及びワイヤ 40により、車止め本体の地表上に位置する部位に設けられ、外部からの操作に よって、該車止め本体内のスライド部材を上下方向に移動せしめる操作機構が、 それぞれ、構成されているのである。
【0020】 また、図1に示されるように、そのようなガイドバー30の下端部の外周面上 には、略矩形平板形状を呈するブラケット42,42が、該ガイドバー30の軸 直方向に対向して設けられている。更に、それらブラケット42,42には、全 体として略長手矩形平板形状を呈するヒンジ44,44が、その長手方向中央よ り一方の側に所定寸法偏倚した位置において、回動可能に取り付けられている。 そして、各ヒンジ44は、水平に位置せしめられた際、長手方向の前記一方の側 の端面の下方側が、ガイドバー30に当接するように各ブラケット42に取り付 けられている一方、該端面の上部側の角部が各々円弧形状とされている。それに より、かかるヒンジ44,44にあっては、水平な位置からの下方への回動が阻 止されて、かかる位置から上方へ90°の回動のみが許容されるようになってい る。
【0021】 一方、そのようなヒンジ44,44が取り付けられたガイドバー30の下端部 が位置する、前記本体12の挿通部20には、外方に開口する窓部46,46が 、径方向に対向して設けられている。また、かかる挿通部20が挿入せしめられ る前記鞘管14の、該窓部46に対応する位置には、所定の軸方向長さにおいて 径方向外方に凹陥する凹溝48が、周方向に連続して形成されている。なお、こ れら両窓部46及び凹溝48は、何れも、上方の所定位置に保持された状態にお けるガイドバー30のヒンジ44,44の取付部位に対向する位置に、該ヒンジ 44よりも所定寸法大きな大きさをもって、形成されている。
【0022】 そして、図1から明らかなように、ガイドバー30が上方の所定位置に保持さ れた状態において、自重により水平方向に相反して位置せしめられると共に、ガ イドバー30への当接によりかかる位置に保持せしめられたヒンジ44,44の 先端部が、それぞれ、本体12の挿通部20に設けられた各窓部46を通じて、 鞘管14の凹溝48内に突出して、入り込んでいる。これにより、ガイドバー3 0が上方の所定位置に保持された状態の下で、鞘管14の凹溝48内に突出した 両ヒンジ44の先端部と該凹溝48の上部側の壁部とが係合せしめられて、本体 12の鞘管14からの離脱が阻止されるようになっている。
【0023】 一方、図4に示されるように、ガイドバー30が下方の所定位置に保持された 状態においては、ヒンジ44,44が、共に水平位置より上方に所定角度回動し て、その短手方向の一方の側(下方側)の端面が前記窓部46,46の下方側の 壁部に当接しつつ、本体12の挿通部20内に収容されている。即ち、ヒンジ4 4,44は、ガイドバー30の上方の所定位置から下方への移動に際して、先ず 、鞘管14の凹溝48内に入り込んだ先端部の端面が該凹溝48の下方側の壁部 に当接する。更に、ガイドバー30が下方へ移動するに伴って、両ヒンジ44は 、かかる端面が凹溝48の下方側の壁部に押し上げられような状態で、上方に回 動せしめられる。そして、ガイドバー30が下方の所定位置に達することにより 、両ヒンジ44は、その先端部がかかる凹溝48内から本体12の挿通部内へ引 き込まれる一方、その短手方向の下方側の端面において、本体12の挿通部20 の窓部46,46の上方側の壁部に当接して、支持される。こうして、ガイドバ ー30が下方の所定位置に保持された状態の下で、両ヒンジ44の先端部と鞘管 14の凹溝48との係合が解消され、以て本体12の鞘管14からの離脱が許容 されるようになっているのである。
【0024】 また、かかる状態から、ガイドバー30を上方に移動させれば、ヒンジ44, 44が自重により下方に回動し、それに伴ってそれら両ヒンジ44の先端部が本 体12の挿通部20の窓部46,46を貫通して、鞘管14の凹溝48内に突出 せしめられて、それら両ヒンジ44の各先端部と鞘管14の凹溝48とが、再び 係合せしめられることとなる。
【0025】 従って、かくの如き構造を有する車止め10にあっては、ガイドバー30を上 下方向に移動せしめることにより、即ち所定の鍵を用いてコインロック32を施 錠若しくは解錠することにより、鞘管14からの本体12の離脱が阻止若しくは 許容されることとなる。このことから明らかなように、本実施例においては、ヒ ンジ44,44と凹溝48とにより、所定のロック機構が構成されているのであ る。なお、かかるヒンジ44,44にあっては、水平位置における上部側が、下 部側よりも長手方向の長さにおいて所定寸法長く設定されており、これによって 各ヒンジ44の先端部の鞘管14の凹溝48内への突出乃至は該凹溝48内から の引き込みが、ガイドバー30の限られた移動ストロークにて、確実に行なわれ るようになっている。
【0026】 このように、本実施例に係る車止めにあっては、本体12の上部部位において 、鍵穴部33のみが露呈されたコインロック32を、所定の鍵を用いて外部から 施錠若しくは解錠して、該本体12の内部に収容配置されたガイドバー30を上 下方向に移動させることにより、該ガイドバー30の下端部に設けられたヒンジ 44,44を鞘管14の凹溝48に対して、係合若しくは解除せしめて、本体1 2の鞘管14からの離脱を阻止若しくは許容せしめるようになっているところか ら、本体12と鞘管14とを固定的に連結するための施錠機構を外部に設ける必 要が全くなく、それ故に、従来の如く、外部に設けられた施錠機構により美観が 損なわれるようなことが完全に回避され得、以て従来の機能に加えて、景観備品 としての機能をも効果的に発揮され得るのである。
【0027】 次に、図5及び図6には、本考案の別の実施例としての車止めの要部が概略的 に示されている。なお、本実施例は、前記第一の実施例に示された車止めに対し て、異なる構成とされた操作機構の構造に関する別の実施例を示すものである。 従って、本実施例の車止めでは、かかる操作機構の構造以外の部分については前 記第一の実施例と同一の構造が採用されている。それ故、図5及び図6において は、その要部だけを拡大して図示することとし、且つ第一の実施例と同様な構造 とされた部材及び部位については、図中、それぞれ、第一の実施例と同一の符号 を付することにより、その詳細な説明は省略することとする。
【0028】 すなわち、本実施例に係る車止め50にあっては、本体12の胴部18におけ る段付き部22の直下に、径方向外方に開口する凹所52が、所定深さをもって 形成されており、かかる凹所52内には、全体として、略T字形状を呈する操作 ブロック54が収容されている。そして、この凹所52は、断面略T字状の段付 き形状を呈しており、開口部側が、操作ブロック54の頭部の厚さと略同一の深 さと、該頭部の長さより僅かに大きい径を有する円形形状とをもって、形成され ている一方、底部側が、操作ブロック54の脚部の軸方向長さよりも大なる深さ と、該操作ブロック54の頭部に対応する矩形形状とをもって、構成されている (図7参照)。これにより、かかる凹所52内において、操作ブロック54が、 底部側及び開口部側の両側方向に所定寸法移動し得るようになっている。
【0029】 また、操作ブロック54の脚部には、ワイヤ56が一体的に接続されている。 そして、このワイヤ56は、前記凹所52の底部に設けられた透孔58を貫通し て、本体12内において径方向内方に向かって延び出す一方、該本体12内の径 方向略中央に設けられた案内部60により垂下せしめられ、更にその先端部が、 ガイドバー30内の上端部に設けられた取付部61に取り付けられている。かく して、かかる車止め50にあっては、操作ブロック54とガイドバー30とが連 結せしめられて、凹所52内において操作ブロック54を開口側及び底部側の両 側方向に移動させることにより、ガイドバー30が上下方向に移動せしめられる ようになっているのである。
【0030】 そして、図5及び図6から明らかなように、かかる車止め50においては、操 作ブロック54の頭部が凹所52内の開口部側と底部側との段差部に係合するよ うに、該頭部を略鉛直に配して、操作ブロック54をかかる凹所52内の開口部 側に位置せしめることにより、ガイドバー30が、自重により上方の所定位置に て固定的に保持せしめられるのであり、またかかる状態から、操作ブロック54 の頭部が凹所52の底部側の形状に対応するように、操作ブロック54を左右の 何れか一方に回転させて、該底部側に移動せしめ、更に前記透孔58内に脚部を 挿入させた状態で、操作ブロック54を凹所52の底部に位置せしめることによ り、ガイドバー30が、自重により下方の所定位置にて固定的に保持せしめられ るのである。このことから明らかなように、本実施例においては、凹所52、操 作ブロック54、ワイヤ56及び案内部60により所定の操作機構が構成されて いるのである。
【0031】 なお、図7から明らかなように、操作ブロック54の頭部には、外部に露呈せ しめられる面において、外方に開口する凹部62が設けられており、またこの凹 部62内には、これを横切るように、軸部64が形成されている。そして、図8 に示される如きフック形状を呈する鍵66を、かかる軸部64に引っかけて、回 転操作や引っ張り操作等を行なうことにより、操作ブロック54、更にはガイド バー30が所定方向に移動せしめられ、また所定位置にて保持されるようになっ ている。
【0032】 このように、本実施例に係る車止め50にあっては、上述の如き構造とされた 操作機構を外部から操作することにより、ガイドバー30が上下方向に移動せし められて、その下端部に設けられたヒンジ44,44の、鞘管14に設けられた 凹溝48に対する係合、解除が行なわれ、それにより鞘管14からの本体12の 離脱が阻止若しくは許容されるようになっている。
【0033】 従って、かかる車止め50においても、従来の如き外部に露出する南京錠等は 何等用いる必要はなく、以て前記第一の実施例と同様な効果が奏され得るのであ る。
【0034】 以上、本考案の幾つかの実施例について詳述してきたが、これは文字通りの例 示であって、本考案は、かかる具体例にのみ限定して解釈されるものでは決して ない。
【0035】 例えば、前記第一及び第二の実施例では、中空の略長手柱状形状を呈するガイ ドバー30によりスライド部材が構成されていたが、かかるスライド部材は、車 止め本体内に上下方向に移動可能に配されてなるものであれば、その形状や構造 等が、何等限定されるものではない。
【0036】 また、前記第一及び第二の実施例では、スライド部材たるガイドバー30の下 端部に設けられたヒンジ44,44と鞘管14に形成された凹溝48とによって 、ロック機構が構成されていたが、かかるロック機構の構造は、何等これに限定 されるものではなく、スライド部材の上下方向への移動により鞘管に対する車止 め本体の係合、解除が行なわれ得るものであれば、如何なる構造のものも採用さ れ得る。例えば、所定のヒンジ部材を車止め本体の鞘管への挿入部位の内部に回 動可能に取り付けて、スライド部材の上下方向への移動により回動するように構 成する一方、鞘管の内周面に径方向内方に突出する突起部を形成して、それらヒ ンジ部材と突起部とによりロック機構を構成しても良く、またスライド部材の下 端部に伸縮可能な所定のアーム部材を設けると共に、該アーム部材の先端部に所 定のヒンジ部材を取り付け、スライド部材の上下方向への移動によりアーム部材 が伸縮せしめられるように構成して、該スライド部材の上下方向への移動により 、ヒンジ部材が車止め本体の外部に突出し、若しくは引き込まれて、鞘管に設け られた係合部に対して係合、解除されるようにすることも可能である。
【0037】 さらに、操作機構の構造も、前記二つの実施例に示される如き構造のものに、 決して限定されるものではなく、車止め本体内に配されたスライド部材を上下方 向に移動せしめ得るものであれば、如何なる構造のものも採用され得ることは勿 論である。
【0038】 その他、一々列挙はしないが、本考案が、当業者の知識に基づいて種々なる変 更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、またそのよう な実施態様が、本考案の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本考案の範囲内に含ま れるものであることは、言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に従う車止めの一例を示す縦断面説明図
である。
【図2】図1に示される車止めに採用されている操作機
構を拡大して示す要部断面説明図である。
【図3】図1に示される車止めに採用されている操作機
構の操作状態を示す要部拡大断面説明図である。
【図4】図1に示される車止めにおいて、鞘管に対する
本体の係合が解除された状態を示す要部拡大断面説明図
である。
【図5】本考案に従う車止めの別の例において、鞘管に
対して本体が係合された状態を示す要部拡大断面説明図
である。
【図6】図5に示される車止めにおいて、鞘管に対する
本体の係合が解除された状態を示す要部拡大断面説明図
である。
【図7】図5に示される車止めに採用されている操作機
構の操作状態を示す要部拡大説明図である。
【図8】図5に示される車止めに採用されている操作機
構を操作するための鍵部材を示す説明図である。
【符号の説明】
10,50 車止め 12 本体 14 鞘管 16 頭部 18 胴部 20 挿通部 30 ガイドバー 32 コインロック 36 クランク板 44 ヒンジ 48 凹溝 52 凹所 54 操作ブロック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設した鞘管に対して、所定長さ
    の柱状の車止め本体を挿脱せしめることにより、該車止
    め本体を地表上に着脱可能に所定高さで立設し得るよう
    にした車止めにおいて、 該車止め本体内に上下方向に移動可能に配されたスライ
    ド部材と、該車止め本体の地表上に位置する部位に設け
    られ、外部からの操作によって、該車止め本体内の前記
    スライド部材を上下方向に移動せしめる操作機構と、該
    車止め本体の前記鞘管内への挿入部位と該鞘管との間に
    設けられ、前記スライド部材の上下方向への移動によっ
    て該鞘管に対する該車止め本体の係合、解除を行なうロ
    ック機構とを有することを特徴とする車止め。
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