JPH0676516B2 - タイヤトレツド用のゴム組成物 - Google Patents
タイヤトレツド用のゴム組成物Info
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- JPH0676516B2 JPH0676516B2 JP60266152A JP26615285A JPH0676516B2 JP H0676516 B2 JPH0676516 B2 JP H0676516B2 JP 60266152 A JP60266152 A JP 60266152A JP 26615285 A JP26615285 A JP 26615285A JP H0676516 B2 JPH0676516 B2 JP H0676516B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は省燃費タイヤのトレッドに好適な、有機リチウ
ム触媒を用いて製造されるスチレン−ブタジエン共重合
体の組成物に関するものである。
ム触媒を用いて製造されるスチレン−ブタジエン共重合
体の組成物に関するものである。
近年、原油の価格の高騰により、産業の各方面におい
て、省エネルギーが提唱されており、自動車に関して
も、ガソリンの消費量を少なくする試みが数多く実施さ
れ、エンジンの改良、車体およびタイヤの軽量化、車体
の空気抵抗およびタイヤのころがり抵抗の低減化などが
行なわれている。
て、省エネルギーが提唱されており、自動車に関して
も、ガソリンの消費量を少なくする試みが数多く実施さ
れ、エンジンの改良、車体およびタイヤの軽量化、車体
の空気抵抗およびタイヤのころがり抵抗の低減化などが
行なわれている。
これらの自動車に関連した省エネルギーの試みの中で、
自動車用タイヤのころがり抵抗を低減化する方法として
各種の試みがなされており、たとえばタイヤの構造を改
良する方法、タイヤのトレッドに使用される加硫ゴムの
改良などが挙げられる。
自動車用タイヤのころがり抵抗を低減化する方法として
各種の試みがなされており、たとえばタイヤの構造を改
良する方法、タイヤのトレッドに使用される加硫ゴムの
改良などが挙げられる。
これらのタイヤのころがり抵抗を低減化する試みの中
で、加硫ゴムを改良する方法、すなわち加硫ゴムのエネ
ルギーロスを少なくして反発弾性の向上ないしは発熱性
を改良する方法としては、加硫ゴムに発生する原料ゴム
を改良する方法、カーボンブラックの種類を変える方
法、加硫ゴムに使用されるカーボンブラックないしオイ
ルの量を減らして高反発弾性とする方法などが検討され
ている。
で、加硫ゴムを改良する方法、すなわち加硫ゴムのエネ
ルギーロスを少なくして反発弾性の向上ないしは発熱性
を改良する方法としては、加硫ゴムに発生する原料ゴム
を改良する方法、カーボンブラックの種類を変える方
法、加硫ゴムに使用されるカーボンブラックないしオイ
ルの量を減らして高反発弾性とする方法などが検討され
ている。
上記の改良の方法のうち、原料ゴムを改良する方法とし
ては、これまでの原料ゴムの物性と加硫ゴムの物性に関
する知見より、従来よりも高分子量の重合体を使用する
ことで、反発弾性の改良は、はかれるものの、ゴムおよ
び配合物のムーニー粘度が増加して加工性が低下するた
め大幅な改良はできない。一方、配合処方を変更して、
オイルならびにカーボンブラックの配合量を減少する方
法においても、配合物のムーニー粘度が上がり、この場
合においても加工性は悪くなり、いずれの方法において
も加工性を犠牲とせずに、改良することは難しい。
ては、これまでの原料ゴムの物性と加硫ゴムの物性に関
する知見より、従来よりも高分子量の重合体を使用する
ことで、反発弾性の改良は、はかれるものの、ゴムおよ
び配合物のムーニー粘度が増加して加工性が低下するた
め大幅な改良はできない。一方、配合処方を変更して、
オイルならびにカーボンブラックの配合量を減少する方
法においても、配合物のムーニー粘度が上がり、この場
合においても加工性は悪くなり、いずれの方法において
も加工性を犠牲とせずに、改良することは難しい。
ところで近年、ビニル結合が多い、分岐構造を有するラ
ンダムスチレン−ブタジエン共重合ゴムが、タイヤ用途
に好適に用いられることがわかり、種々の構造のゴムが
検討され、種々の提案がなされている。例えばビニル含
量を高めたスチレン−ブタジエン共重合ゴムをスズカッ
プリングして分岐状スチレン−ブタジエン共重合ゴムと
する際、カップリング反応直前にブタジエン類を添加し
て重合を行うことによりころがり抵抗が改良される方法
が提案されている(特開昭57−87407,特開昭58−16260
5)。しかしながら、この方法によってもころがり抵抗
の改良は未だ十分とはいえず、また製造方法が煩雑とな
るなどの問題があった。
ンダムスチレン−ブタジエン共重合ゴムが、タイヤ用途
に好適に用いられることがわかり、種々の構造のゴムが
検討され、種々の提案がなされている。例えばビニル含
量を高めたスチレン−ブタジエン共重合ゴムをスズカッ
プリングして分岐状スチレン−ブタジエン共重合ゴムと
する際、カップリング反応直前にブタジエン類を添加し
て重合を行うことによりころがり抵抗が改良される方法
が提案されている(特開昭57−87407,特開昭58−16260
5)。しかしながら、この方法によってもころがり抵抗
の改良は未だ十分とはいえず、また製造方法が煩雑とな
るなどの問題があった。
また、有機リチウム化合物とルイス塩基からなる触媒に
より80℃以上の温度に制御された高い撹拌効率を有する
重合域にモノマーを連続的に導入し、重合を進行させる
ことにより製造された完全ランダムスチレン−ブタジエ
ン共重合ゴムが提案されている(特開昭57−100112)。
このポリマーは、引張強度、反発弾性、低発熱性、耐摩
耗性、ウェットスキッド性などで優れた性能を示した。
しかしながら、反発弾性、低発熱性などに関しては更に
改善される必要があった。
より80℃以上の温度に制御された高い撹拌効率を有する
重合域にモノマーを連続的に導入し、重合を進行させる
ことにより製造された完全ランダムスチレン−ブタジエ
ン共重合ゴムが提案されている(特開昭57−100112)。
このポリマーは、引張強度、反発弾性、低発熱性、耐摩
耗性、ウェットスキッド性などで優れた性能を示した。
しかしながら、反発弾性、低発熱性などに関しては更に
改善される必要があった。
この他に、原料ゴムを改良する方法としては、リビング
ポリマーの末端に官能基を導入する方法が種々提案され
ている。例えば2官能性のアニオン開始剤を用いてリビ
ングポリマーを製造した後、有機スルフェニルクロライ
ドを作用させて分子の両末端に活性基を導入する方法が
ある(特公昭44−855)。しかしながら、この方法では
高分子量であり、かつ両末端がリビングのポリマーが得
られにくく、また有機スルフェニルクロライドが取扱い
にくいなど、工業的利用には問題があり、得られたポリ
マーも引張強度、モジュラスなどの点で不十分であっ
た。更に末端にアミノ基を導入する方法もあるが(特開
昭59−38209,特開昭58−162604,特開昭60−137913,特開
昭60−137914)反発弾性、低発熱性、耐摩耗性、ウェッ
トスキッド性などの改良は不十分であった。
ポリマーの末端に官能基を導入する方法が種々提案され
ている。例えば2官能性のアニオン開始剤を用いてリビ
ングポリマーを製造した後、有機スルフェニルクロライ
ドを作用させて分子の両末端に活性基を導入する方法が
ある(特公昭44−855)。しかしながら、この方法では
高分子量であり、かつ両末端がリビングのポリマーが得
られにくく、また有機スルフェニルクロライドが取扱い
にくいなど、工業的利用には問題があり、得られたポリ
マーも引張強度、モジュラスなどの点で不十分であっ
た。更に末端にアミノ基を導入する方法もあるが(特開
昭59−38209,特開昭58−162604,特開昭60−137913,特開
昭60−137914)反発弾性、低発熱性、耐摩耗性、ウェッ
トスキッド性などの改良は不十分であった。
そこで本発明者等はウェットスキッド性、加工性などが
損なわれることがなく、引張強度、反発弾性、低発熱
性、耐摩耗性が極めて優れた性能を有するスチレン−ブ
タジエン共重合ゴムの組成物を開発すべく鋭意検討を重
ねた結果、特定のスチレン−ブタジエン共重合ゴム組成
物を発明するに至ったものである。
損なわれることがなく、引張強度、反発弾性、低発熱
性、耐摩耗性が極めて優れた性能を有するスチレン−ブ
タジエン共重合ゴムの組成物を開発すべく鋭意検討を重
ねた結果、特定のスチレン−ブタジエン共重合ゴム組成
物を発明するに至ったものである。
すなわち、本発明は、スチレンとブタジエンを有機リチ
ウム触媒を用いて炭化水素溶媒中で共重合させ、結合ス
チレン量が5〜45重量%、ブタジエン部分のビニル結合
が10〜70%、GPCによる重量平均分子量(Mw)と数平均
分子量(Mn)の比で表わされる分子量分布(Mw/Mn)が
1.2〜3であるリビングポリマーに、二硫化炭素、キサ
ントゲン化合物、ジチオ酸化合物を反応させて分子内に
C=S結合を導入したムーニー粘度が20〜150であるポ
リマーを少なくとも10重量%含む原料ゴム100重量部に
対し、カーボンブラック10〜100重量部、硫黄0.3〜5重
量部および加硫促進剤を配合してなるタイヤトレッドに
好適なゴム組成物である。
ウム触媒を用いて炭化水素溶媒中で共重合させ、結合ス
チレン量が5〜45重量%、ブタジエン部分のビニル結合
が10〜70%、GPCによる重量平均分子量(Mw)と数平均
分子量(Mn)の比で表わされる分子量分布(Mw/Mn)が
1.2〜3であるリビングポリマーに、二硫化炭素、キサ
ントゲン化合物、ジチオ酸化合物を反応させて分子内に
C=S結合を導入したムーニー粘度が20〜150であるポ
リマーを少なくとも10重量%含む原料ゴム100重量部に
対し、カーボンブラック10〜100重量部、硫黄0.3〜5重
量部および加硫促進剤を配合してなるタイヤトレッドに
好適なゴム組成物である。
以下、本発明に関して詳しく述べる。
本発明において用いられる有機リチウム触媒としては少
なくとも1個以上のリチウム原子を結合した炭化水素で
ある例えば、エチルリチウム、プロピルリチウム、n−
ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ビチル
リチウム、フェニルリチウム、プロペニルリチウム、ヘ
キシルリチウム、1,4−ジリチオ−n−ブタンなどがあ
り、特に好ましくはn−ブチルリチウム、sec−ブチル
リチウムである。この有機リチウム触媒は1種のみなら
ず2種以上の混合物としても用いられる。有機リチウム
触媒の使用量は、生成重合体のムーニー粘度によるが、
通常、単量体100g当り0.3〜3ミリモル、込ましくは0.5
〜1.5ミリモルである。
なくとも1個以上のリチウム原子を結合した炭化水素で
ある例えば、エチルリチウム、プロピルリチウム、n−
ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ビチル
リチウム、フェニルリチウム、プロペニルリチウム、ヘ
キシルリチウム、1,4−ジリチオ−n−ブタンなどがあ
り、特に好ましくはn−ブチルリチウム、sec−ブチル
リチウムである。この有機リチウム触媒は1種のみなら
ず2種以上の混合物としても用いられる。有機リチウム
触媒の使用量は、生成重合体のムーニー粘度によるが、
通常、単量体100g当り0.3〜3ミリモル、込ましくは0.5
〜1.5ミリモルである。
本発明において用いられる炭化水素溶媒としてはn−ブ
タン、n−ペンタン、iso−ペンタン、n−ヘキサン、
n−ヘプタン、iso−オクタン、シクロヘキサン、メチ
ルシクロペンタン、ベンゼン、トルエン等であり、特に
好ましい溶媒はn−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘ
キサンである。この炭化水素溶媒は単独で用いてもよい
し、2種以上混合して用いてもよく、通常、これは単量
体1重量部当り1〜20重量部用いられる。
タン、n−ペンタン、iso−ペンタン、n−ヘキサン、
n−ヘプタン、iso−オクタン、シクロヘキサン、メチ
ルシクロペンタン、ベンゼン、トルエン等であり、特に
好ましい溶媒はn−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘ
キサンである。この炭化水素溶媒は単独で用いてもよい
し、2種以上混合して用いてもよく、通常、これは単量
体1重量部当り1〜20重量部用いられる。
本発明のスチレン−ブタジエン共重合ゴムの結合スチレ
ン量は5〜45重量%である。5重量%未満では加硫ゴム
の引張強度が劣り、45重量%を越えると発熱が大きくな
り性能が低下する。特に好ましい範囲は10〜35重量%で
ある。
ン量は5〜45重量%である。5重量%未満では加硫ゴム
の引張強度が劣り、45重量%を越えると発熱が大きくな
り性能が低下する。特に好ましい範囲は10〜35重量%で
ある。
本発明のスチレン−ブタジエン共重合ゴムのブタジエン
部分のビニル結合が10〜70%、好ましくは15〜50%であ
る。ビニル結合が小さいとウェットスキッド抵抗が小さ
く、一方ビニル結合が高いと耐摩耗性が小さい。特に好
ましくは20〜40%の範囲である。
部分のビニル結合が10〜70%、好ましくは15〜50%であ
る。ビニル結合が小さいとウェットスキッド抵抗が小さ
く、一方ビニル結合が高いと耐摩耗性が小さい。特に好
ましくは20〜40%の範囲である。
本発明のスチレン−ブタジエン共重合ゴムの分子量分布
は、GPCを用いて、標準ポリスチレンの検量線を用いて
計算し、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の
比で表わされる分子量分布の大きさ(Mw/Mn)が1.2〜3
であり、好ましくは1.5〜2.5である。分子量分布が小さ
いと加工性が劣り、分子量分布が大きいと反発弾性、低
発熱性が劣る。また、GPCによる分子量分布は1山でも
2山でもよい。通常、加工性などを改善する為に用いら
れる、4塩化ケイ素、アルキル3塩化ケイ素、ジアルキ
ル2塩化ケイ素、4塩化スズなどのカップリング剤を用
いて直鎖状又は分岐状のカップリングポリマーとする方
法を用いてもよい。
は、GPCを用いて、標準ポリスチレンの検量線を用いて
計算し、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の
比で表わされる分子量分布の大きさ(Mw/Mn)が1.2〜3
であり、好ましくは1.5〜2.5である。分子量分布が小さ
いと加工性が劣り、分子量分布が大きいと反発弾性、低
発熱性が劣る。また、GPCによる分子量分布は1山でも
2山でもよい。通常、加工性などを改善する為に用いら
れる、4塩化ケイ素、アルキル3塩化ケイ素、ジアルキ
ル2塩化ケイ素、4塩化スズなどのカップリング剤を用
いて直鎖状又は分岐状のカップリングポリマーとする方
法を用いてもよい。
本発明のスチレン−ブタジエン共重合ゴムは、ランダム
共重合体が好ましい。スチレン−ブタジエン共重合ゴム
のスチレン連鎖分布は、共重合ゴムの低温オゾン動物の
GPCによって分析される。この方法は田中らによって開
発された方法であって、スチレンの連鎖分布はブタジエ
ンの2重結合をすべてオゾン開裂して得た分解物のGPC
によって分析される(Macromolecules,1983,16,192
5)。本発明の共重合ゴムはこの方法によって分析され
た単離スチレン、すなわちスチレン単位の連鎖が1のス
チレンが全結合スチレンの40重量%以上が好ましく更に
好ましくは50重量%以上であり、長鎖ブロックスチレ
ン、すなわちスチレン単位の連鎖が8以上のスチレンが
全結合スチレンの5重量%以下が好ましく、更に好まし
くは2.5重量%以下である。単離スチレンが40重量%未
満であっても、長鎖ブロックスチレンが5重量%を越え
る場合であっても本発明の共重合ゴムの優れた特性であ
る高い反発弾性と低発熱性及び高ウェットスキッド抵抗
性のバランスは低下して好ましくない。
共重合体が好ましい。スチレン−ブタジエン共重合ゴム
のスチレン連鎖分布は、共重合ゴムの低温オゾン動物の
GPCによって分析される。この方法は田中らによって開
発された方法であって、スチレンの連鎖分布はブタジエ
ンの2重結合をすべてオゾン開裂して得た分解物のGPC
によって分析される(Macromolecules,1983,16,192
5)。本発明の共重合ゴムはこの方法によって分析され
た単離スチレン、すなわちスチレン単位の連鎖が1のス
チレンが全結合スチレンの40重量%以上が好ましく更に
好ましくは50重量%以上であり、長鎖ブロックスチレ
ン、すなわちスチレン単位の連鎖が8以上のスチレンが
全結合スチレンの5重量%以下が好ましく、更に好まし
くは2.5重量%以下である。単離スチレンが40重量%未
満であっても、長鎖ブロックスチレンが5重量%を越え
る場合であっても本発明の共重合ゴムの優れた特性であ
る高い反発弾性と低発熱性及び高ウェットスキッド抵抗
性のバランスは低下して好ましくない。
本発明のスチレン−ブタジエン共重合体のリビングポリ
マーに反応させる反応性化合物としては、二酸化炭素、
キサントゲン化合物、ジチオ酸化合物である。ここでキ
サントゲン化合物としては、一般式 を有する化合物であり、メチルキサントゲン酸、エチル
キサントゲン酸、n−プロピルキサントゲン酸、イソプ
ロピルキサントゲン酸、n−ブチルキサントゲン酸、se
c−ブチルキサントゲン酸、n−ヘキシルキサントゲン
酸、n−オクチルキサントゲン酸などのアルキルキサン
トゲン酸、フェニルキサントゲン酸、p−トリルキサン
トゲン酸などのアリルキサントゲン酸及びこれらのキサ
ントゲン酸類のリチウム、ナトリウム、カリウム塩およ
びジメチルキサントゲンジスルフィド、ジエチルキサン
トゲンジスルフィド、ジ−n−プロピルキサントゲンジ
スルフィド、ジイソプロピルキサントゲンジスルフィ
ド、ジ−n−ブチルキサントゲンジスルフィド、ジ−se
c−ブチルキサントゲンジスルフィド、ジ−n−ヘキシ
ルキサントゲンジスルフィド、ジフェニルキサントゲン
ジスルフィド、ジ−p−トリルキサントゲンジスルフィ
ドなどのキサントゲンジスルフィド類が好適に用いられ
る。これらのうち特に好ましくは、ジメチルキサントゲ
ンジスルフィド、ジイソプロピルキサントゲンジスルフ
ィド、ジ−n−ヘキシルキサントゲンジスルフィド、ジ
フェニルキサントゲンジスルフィドなどのキサントゲン
ジスルフィド類である。ジチオ酸化合物としては、一般
式 を有する化合物であり、ジチオギ酸、ジチオ酢酸、エタ
ンカルボジチオ酸、イソブタンカルボジチオ酸、イソペ
ンタンカルボジチオ酸などのカルボチオ酸およびこれら
のリチウム、ナトリウム、カリウム塩、また、これらか
ら誘導されるチオアシルスルフィド及びジチオ酢酸メチ
ル、ジチオ酢酸エチル、エタンカルボジチオ酸ブチルな
どのジチオ酸エステルが好適に用いられる。これらのう
ち特に好ましくはジチオ酢酸メチル、ジチオ酢酸エチ
ル、エタンカルボジチオ酸ブチルなどのジチオ酸エステ
ル類である。
マーに反応させる反応性化合物としては、二酸化炭素、
キサントゲン化合物、ジチオ酸化合物である。ここでキ
サントゲン化合物としては、一般式 を有する化合物であり、メチルキサントゲン酸、エチル
キサントゲン酸、n−プロピルキサントゲン酸、イソプ
ロピルキサントゲン酸、n−ブチルキサントゲン酸、se
c−ブチルキサントゲン酸、n−ヘキシルキサントゲン
酸、n−オクチルキサントゲン酸などのアルキルキサン
トゲン酸、フェニルキサントゲン酸、p−トリルキサン
トゲン酸などのアリルキサントゲン酸及びこれらのキサ
ントゲン酸類のリチウム、ナトリウム、カリウム塩およ
びジメチルキサントゲンジスルフィド、ジエチルキサン
トゲンジスルフィド、ジ−n−プロピルキサントゲンジ
スルフィド、ジイソプロピルキサントゲンジスルフィ
ド、ジ−n−ブチルキサントゲンジスルフィド、ジ−se
c−ブチルキサントゲンジスルフィド、ジ−n−ヘキシ
ルキサントゲンジスルフィド、ジフェニルキサントゲン
ジスルフィド、ジ−p−トリルキサントゲンジスルフィ
ドなどのキサントゲンジスルフィド類が好適に用いられ
る。これらのうち特に好ましくは、ジメチルキサントゲ
ンジスルフィド、ジイソプロピルキサントゲンジスルフ
ィド、ジ−n−ヘキシルキサントゲンジスルフィド、ジ
フェニルキサントゲンジスルフィドなどのキサントゲン
ジスルフィド類である。ジチオ酸化合物としては、一般
式 を有する化合物であり、ジチオギ酸、ジチオ酢酸、エタ
ンカルボジチオ酸、イソブタンカルボジチオ酸、イソペ
ンタンカルボジチオ酸などのカルボチオ酸およびこれら
のリチウム、ナトリウム、カリウム塩、また、これらか
ら誘導されるチオアシルスルフィド及びジチオ酢酸メチ
ル、ジチオ酢酸エチル、エタンカルボジチオ酸ブチルな
どのジチオ酸エステルが好適に用いられる。これらのう
ち特に好ましくはジチオ酢酸メチル、ジチオ酢酸エチ
ル、エタンカルボジチオ酸ブチルなどのジチオ酸エステ
ル類である。
これらの化合物は、リビングポリマー1モルに対して、
0.3〜10モルの割合でフィードされ、好ましくは0.5〜5
モルの割合である。更に好ましくは1〜3モルの割合で
ある。フィード量が少ないとリビングポリマーのカップ
リング剤としてのみ作用し、異常な粘度上昇と加工性の
低下をもたらす。一方フィード量が多いと、未反応物の
為、臭気の発生や加硫時間の短縮などの影響があり好ま
しくない。リビングポリマーとこれらの化合物との反応
は極めて迅速であり、反応温度は一般的には室温〜120
℃、数秒〜数時間の反応時間である。
0.3〜10モルの割合でフィードされ、好ましくは0.5〜5
モルの割合である。更に好ましくは1〜3モルの割合で
ある。フィード量が少ないとリビングポリマーのカップ
リング剤としてのみ作用し、異常な粘度上昇と加工性の
低下をもたらす。一方フィード量が多いと、未反応物の
為、臭気の発生や加硫時間の短縮などの影響があり好ま
しくない。リビングポリマーとこれらの化合物との反応
は極めて迅速であり、反応温度は一般的には室温〜120
℃、数秒〜数時間の反応時間である。
リビングポリマーにこれらの化合物を反応させて分子内
にC=S結合を導入したポリマーに、通常酸化防止剤を
添加し、必要に応じて油展され、通常の方法で溶媒が除
去される。
にC=S結合を導入したポリマーに、通常酸化防止剤を
添加し、必要に応じて油展され、通常の方法で溶媒が除
去される。
本発明に用いられる分子内にC=S結合を導入したスチ
レン−ブタジエン共重合ゴムのムーニー粘度は 20〜150であり好ましくは25〜130である。ムーニー粘度
がこれより低いと加硫ゴムの引張強度、対摩耗性、反発
弾性、低発熱性が劣り、ムーニー粘度がこれより高いと
加工性が劣り、ロールやバンバリーでの混練時に過大な
トルクがかかったり、あるいはカーボンの分散が不良と
なって加硫ゴムの性能が劣る。
レン−ブタジエン共重合ゴムのムーニー粘度は 20〜150であり好ましくは25〜130である。ムーニー粘度
がこれより低いと加硫ゴムの引張強度、対摩耗性、反発
弾性、低発熱性が劣り、ムーニー粘度がこれより高いと
加工性が劣り、ロールやバンバリーでの混練時に過大な
トルクがかかったり、あるいはカーボンの分散が不良と
なって加硫ゴムの性能が劣る。
本発明に用いられる分子内にC=S結合を導入したスチ
レン−ブタジエン共重合ゴムは、単独又は他の合成ゴム
ないし天然ゴムとブレンドし、原料ゴムとされる。この
場合、本発明の優れた特性を発現するには少なくとも原
料ゴムの10重量%は、本発明の分子内にC=S結合を導
入したスチレン−ブタジエン共重合ゴムであることを必
要とする。好適には30重量%以上である。
レン−ブタジエン共重合ゴムは、単独又は他の合成ゴム
ないし天然ゴムとブレンドし、原料ゴムとされる。この
場合、本発明の優れた特性を発現するには少なくとも原
料ゴムの10重量%は、本発明の分子内にC=S結合を導
入したスチレン−ブタジエン共重合ゴムであることを必
要とする。好適には30重量%以上である。
又、ブレンドして用いられる他の合成ゴムないし天然ゴ
ムとしては、乳化重合スチレン−ブタジエン共重合ゴ
ム、1,2ビニル35%未満の溶液重合スチレン−ブタジエ
ン共重合ゴム、シス1,4ポリブタジエンゴム、1,2シンジ
オポリブタジエンゴム、1,2ビニル10ないし90%のポリ
ブタジエンゴム、合成ポリイソプレンゴムまたは天然ゴ
ムが挙げられ、これらの中から1種又は2種以上を用い
ることができる。
ムとしては、乳化重合スチレン−ブタジエン共重合ゴ
ム、1,2ビニル35%未満の溶液重合スチレン−ブタジエ
ン共重合ゴム、シス1,4ポリブタジエンゴム、1,2シンジ
オポリブタジエンゴム、1,2ビニル10ないし90%のポリ
ブタジエンゴム、合成ポリイソプレンゴムまたは天然ゴ
ムが挙げられ、これらの中から1種又は2種以上を用い
ることができる。
本発明に用いられるカーボンブラックの量は、原料ゴム
100重量部に対し、カーボンブラックが10〜100重量部用
いられる。10重量部未満では引張強度、耐摩耗性等が十
分でなく、逆に100重量部を超えるとゴム弾性の著しい
低下をもたらし好ましくない。好ましくは20〜80重量部
である。
100重量部に対し、カーボンブラックが10〜100重量部用
いられる。10重量部未満では引張強度、耐摩耗性等が十
分でなく、逆に100重量部を超えるとゴム弾性の著しい
低下をもたらし好ましくない。好ましくは20〜80重量部
である。
本発明において用いられるカーボンブラックの種類は、
好ましくはヨウ素吸着量(IA)60mg/g以上でかつジブチ
ルフタレート吸油量(DBP)80ml/100g以上のカーボンブ
ラックが用いられる。この様なカーボンブラックは小粒
径、ハイストラクチャーのカーボンブラックであって、
これ以外のものでは、本発明の高引張強度、高反発弾
性、耐摩耗性の高いバランスが得られない場合がある。
好適にはIAが80mg/g以上でかつDBPが100ml/100g以上の
カーボンブラックである。これらのカーボンブラックと
しては、例えばHAF、ISAF、SAFと称されるものがある。
好ましくはヨウ素吸着量(IA)60mg/g以上でかつジブチ
ルフタレート吸油量(DBP)80ml/100g以上のカーボンブ
ラックが用いられる。この様なカーボンブラックは小粒
径、ハイストラクチャーのカーボンブラックであって、
これ以外のものでは、本発明の高引張強度、高反発弾
性、耐摩耗性の高いバランスが得られない場合がある。
好適にはIAが80mg/g以上でかつDBPが100ml/100g以上の
カーボンブラックである。これらのカーボンブラックと
しては、例えばHAF、ISAF、SAFと称されるものがある。
本発明において、原料ゴム100重量部に対し、加硫剤と
して硫黄が0.3〜5重量部用いられる。硫黄が少ない
と、引張強度、反発弾性、帯摩耗性が不足し、多すぎる
とゴム弾性が低下する。好ましくは0.5〜2.5重量部であ
る。
して硫黄が0.3〜5重量部用いられる。硫黄が少ない
と、引張強度、反発弾性、帯摩耗性が不足し、多すぎる
とゴム弾性が低下する。好ましくは0.5〜2.5重量部であ
る。
本発明において、加硫促進剤としては従来から知られて
いる種々の加硫促進剤が用いられるが、好ましくはチア
ゾール系加硫促進剤が用いられる。チアゾール系加硫促
進剤とは (R=アルキル、アリレン)基を基本構造とする加硫促
進剤である。これらの加硫促進剤では、本発明の優れた
引張強度、反発弾性、耐摩耗性が得られるが、他の促進
剤では適正な加硫が得られない場合もある。これらの促
進剤としては、好適には、加硫促進剤M(2−メルカプ
トベンゾチアゾール)、加硫促進剤DM(ジベンゾチアジ
ルジサルファイド)、加硫促進剤CZ(N−シクロヘキシ
ル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)がある。
いる種々の加硫促進剤が用いられるが、好ましくはチア
ゾール系加硫促進剤が用いられる。チアゾール系加硫促
進剤とは (R=アルキル、アリレン)基を基本構造とする加硫促
進剤である。これらの加硫促進剤では、本発明の優れた
引張強度、反発弾性、耐摩耗性が得られるが、他の促進
剤では適正な加硫が得られない場合もある。これらの促
進剤としては、好適には、加硫促進剤M(2−メルカプ
トベンゾチアゾール)、加硫促進剤DM(ジベンゾチアジ
ルジサルファイド)、加硫促進剤CZ(N−シクロヘキシ
ル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)がある。
加硫促進剤使用量はゴム100重量部に対し0.2〜3重量部
が好ましい。
が好ましい。
本発明の組成物には、プロセス油として通常ゴム配合用
として用いられているものが、目的、用途に合わせ用い
られる。その化学構造によってパラフィン系、ナフテン
系およびアロマチック系に分けられ、引張強度、耐摩耗
性を重視する用途ではアロマチック系が、反発弾性、低
温特性を重視する用途ではナフテン系から更にパラフィ
ン系までが好適に用いられる。その量は、原料ゴム100
重量部に対し、5〜100重量部が好適であり、5重量部
未満では加工性が悪くカーボンブラックの分散が悪くな
る為、引張強度、伸びなどの性能が発現せず、一方100
重量部を超えると、引張強度、反発弾性、硬さの著しい
低下をもたらし好ましくない。
として用いられているものが、目的、用途に合わせ用い
られる。その化学構造によってパラフィン系、ナフテン
系およびアロマチック系に分けられ、引張強度、耐摩耗
性を重視する用途ではアロマチック系が、反発弾性、低
温特性を重視する用途ではナフテン系から更にパラフィ
ン系までが好適に用いられる。その量は、原料ゴム100
重量部に対し、5〜100重量部が好適であり、5重量部
未満では加工性が悪くカーボンブラックの分散が悪くな
る為、引張強度、伸びなどの性能が発現せず、一方100
重量部を超えると、引張強度、反発弾性、硬さの著しい
低下をもたらし好ましくない。
本発明の共重合ゴムの組成物には、使用に際して更に、
必要に応じてカーボンブラック以外の他の充填剤、酸化
亜鉛、ステアリン酸、酸化防止剤、オゾン劣化防止剤、
ワックス等を加えることができる。
必要に応じてカーボンブラック以外の他の充填剤、酸化
亜鉛、ステアリン酸、酸化防止剤、オゾン劣化防止剤、
ワックス等を加えることができる。
又、カーボンブラック以外の充填剤としては、ケイ酸、
ケイ酸塩、炭酸カルシウム、酸化チタン、各種クレー類
などが用いられる。
ケイ酸塩、炭酸カルシウム、酸化チタン、各種クレー類
などが用いられる。
本発明の共重合ゴムの組成物は上述の各成分をゴム工業
用として公知の混合機、例えばオープンロール、インタ
ナールミキサー等を用い公知の種々の方法によって混練
することによって得られるものであり、加硫工程を経て
得られるゴム製品は従来から知られるゴム組成物から得
られるゴム製品に比して優れた性能を示す。中でも特に
高い反発弾性、低発熱性、引張強度、ウェットスキッド
性を示す。従って、通常のスチレン−ブタジエン共重合
ゴムの組成物が使用される用途に使用され、殊に、タイ
ヤのトレッド用として好適に使用される。
用として公知の混合機、例えばオープンロール、インタ
ナールミキサー等を用い公知の種々の方法によって混練
することによって得られるものであり、加硫工程を経て
得られるゴム製品は従来から知られるゴム組成物から得
られるゴム製品に比して優れた性能を示す。中でも特に
高い反発弾性、低発熱性、引張強度、ウェットスキッド
性を示す。従って、通常のスチレン−ブタジエン共重合
ゴムの組成物が使用される用途に使用され、殊に、タイ
ヤのトレッド用として好適に使用される。
以下に若干の実施例をあげて本発明を具体的に説明する
が、本発明は、これらの実施例に限定されるものではな
い。なお、以下の実施例、比較例において“部”とは特
にことわりのない限り“重量部”を意味する。
が、本発明は、これらの実施例に限定されるものではな
い。なお、以下の実施例、比較例において“部”とは特
にことわりのない限り“重量部”を意味する。
実施例1 内容積10のステンレス鋼製かきまぜ機、ジャケット付
反応器を2基直列に接続し、単量体として1,3−ブタジ
エンとスチレン(75/25重量比)、溶媒としてn−へキ
サン、触媒としてn−ブチルリチウムを単量体100g当り
0.06gの割合(phm)で、ビニル化剤としてエチレングリ
コールジブチルエーテルを0.60phm、アレン化合として
1,2−ブタジエンを触媒1モル当り0.03モルを用いて連
続共重合を行なわせた。1基目において内温を100℃に
なるようにコントロールし、上記単量体などは平均滞留
時間が45分間になるように定量ポンプで供給した。1基
目の出口の重合率をガスクロマトグラフィーで測定し、
ブタジエン重合率97%、スチレン重合率95%を得た。ム
ーニー粘度をムーニー粘度計で測定し、 41を得た。
反応器を2基直列に接続し、単量体として1,3−ブタジ
エンとスチレン(75/25重量比)、溶媒としてn−へキ
サン、触媒としてn−ブチルリチウムを単量体100g当り
0.06gの割合(phm)で、ビニル化剤としてエチレングリ
コールジブチルエーテルを0.60phm、アレン化合として
1,2−ブタジエンを触媒1モル当り0.03モルを用いて連
続共重合を行なわせた。1基目において内温を100℃に
なるようにコントロールし、上記単量体などは平均滞留
時間が45分間になるように定量ポンプで供給した。1基
目の出口の重合率をガスクロマトグラフィーで測定し、
ブタジエン重合率97%、スチレン重合率95%を得た。ム
ーニー粘度をムーニー粘度計で測定し、 41を得た。
更に重合体溶液を2基目に連続的に導入し、2基目にお
いて二硫化炭素を0.143phm連続的に添加し、内温を100
℃になるようにコントロールした。
いて二硫化炭素を0.143phm連続的に添加し、内温を100
℃になるようにコントロールした。
2基目の出口で酸化防止剤として2,6−ジターシャリー
ブチル−p−クレゾールを添加後、スチームストリッピ
ングにより脱溶媒を行ない110℃熱ロールで乾燥するこ
とにより、分子内にC=S結合を導入したスチレン−ブ
タジエン共重合ゴムを得た。これを評価試料Aとする。
ブチル−p−クレゾールを添加後、スチームストリッピ
ングにより脱溶媒を行ない110℃熱ロールで乾燥するこ
とにより、分子内にC=S結合を導入したスチレン−ブ
タジエン共重合ゴムを得た。これを評価試料Aとする。
得られたゴムのムーニー粘度をムーニー粘度計で測定
し、 83を得た。また、結合スチレンとブタジエン部の1,2−
ビニル含量はハンプトンの方法で赤外分光光度計を用い
て測定し、結合スチレン25重量%、ブタジエン部分の1,
2−ビニル含量は29%を得た。分子量分布はGPCを用い
て、標準ポリスチレンの重合体の検量線を用いて計算
し、Mw/Mn:2.4を得た。また、GPCの曲線は分子量分布が
1山であることを示していた。また、オゾン分解物のGP
Cより求めた単離スチレンは全スチレンに対して65Wt%
であり、長鎖ブロックスチレンは0.8wt%であった。
し、 83を得た。また、結合スチレンとブタジエン部の1,2−
ビニル含量はハンプトンの方法で赤外分光光度計を用い
て測定し、結合スチレン25重量%、ブタジエン部分の1,
2−ビニル含量は29%を得た。分子量分布はGPCを用い
て、標準ポリスチレンの重合体の検量線を用いて計算
し、Mw/Mn:2.4を得た。また、GPCの曲線は分子量分布が
1山であることを示していた。また、オゾン分解物のGP
Cより求めた単離スチレンは全スチレンに対して65Wt%
であり、長鎖ブロックスチレンは0.8wt%であった。
次に、評価試料Aは原料ゴムとして、(IA):90mg/g、
(DBP):19ml/100gのN339カーボンブラックを用いて表
1に示す配合で、内容量1.7の試験用バンバリーミキ
サーを使用して、ASTM−D−3403−75の標準配合混合手
順の方法Bによって、配合物を得、これらを加硫し、各
物性を測定した。測定は、以下に示す方法で行なった。
(DBP):19ml/100gのN339カーボンブラックを用いて表
1に示す配合で、内容量1.7の試験用バンバリーミキ
サーを使用して、ASTM−D−3403−75の標準配合混合手
順の方法Bによって、配合物を得、これらを加硫し、各
物性を測定した。測定は、以下に示す方法で行なった。
(1)硬さ、引張強度;JIS−K−6301に従った。
(2)反発弾性;JIS−K−6301によるリユプケ法、但し
70℃における反発弾性は、試料を70℃オープン中で1時
間余熱後、素早く取り出して測定。
70℃における反発弾性は、試料を70℃オープン中で1時
間余熱後、素早く取り出して測定。
(3)グッドリッチ発熱 グッドリッチフレクソメーターを使用し、荷重48ポン
ド、変位0.225インチ、スタート50℃、回転数1800rpmの
条件で試験を行ない、20分後の上昇温度差を表わした。
ド、変位0.225インチ、スタート50℃、回転数1800rpmの
条件で試験を行ない、20分後の上昇温度差を表わした。
(4)ウェット・スキッド抵抗 スタンレー・ロンドンのポータブル・スキッドテスター
を使用し、路面としてセーフティ・ウォーク(3M製)を
使用して、ASTM−E−808−74の方法に従い測定した。S
BR1502の測定値を100とした指数で表示した。
を使用し、路面としてセーフティ・ウォーク(3M製)を
使用して、ASTM−E−808−74の方法に従い測定した。S
BR1502の測定値を100とした指数で表示した。
各物性は表3に示した。
実施例2〜5、比較例1〜2 評価用ゴムの製造は、表2に示す方法で実施した点で除
き、実施例1と同様な方法によった。得られたゴムを評
価試料B〜Gとする。評価試料B〜Gを用いて、表3に
示す方法で実施した点を除き、実施例1と同様な方法で
配合物を得、これらを加硫し、各物性を測定した。各物
性は表3に示した。
き、実施例1と同様な方法によった。得られたゴムを評
価試料B〜Gとする。評価試料B〜Gを用いて、表3に
示す方法で実施した点を除き、実施例1と同様な方法で
配合物を得、これらを加硫し、各物性を測定した。各物
性は表3に示した。
実施例6 カーボンブラックとして(IA):44mg/g、(DBP):114ml
/100gのN550カーボンブラックを用いた点を除き実施例
1と同様な方法で配合物を得、これを加硫し、各物性を
測定した。各物性は表3に示した。
/100gのN550カーボンブラックを用いた点を除き実施例
1と同様な方法で配合物を得、これを加硫し、各物性を
測定した。各物性は表3に示した。
実施例7〜8〜、比較例3 ゴム成分として表3に示すゴムをブレンドして用いた点
を除き、実施例1と同様な方法によった。各物性は表3
に示した。
を除き、実施例1と同様な方法によった。各物性は表3
に示した。
比較例4 原料ゴムとしてSBR1502を用い、実施例1と同様な方法
で配合物を得、これを加硫し、各物性を測定した。各物
性は表3に示した。
で配合物を得、これを加硫し、各物性を測定した。各物
性は表3に示した。
表 1 配合No. 原料ゴム 100 重量部 アロマチックオイル* 1 10 重量部 カーボンブラック 50 重量部 ステアリン酸 2 重量部 亜鉛華 3.5重量部 促進剤CZ* 21.3重量部 イオウ 2 重量部 *1 共同石油 X−140 *2 N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフ
ェンアミド 加硫条件:160℃×20分 以上、表3に示される結果より、以下の如く本発明のゴ
ム組成物の特徴が明らかである。
ェンアミド 加硫条件:160℃×20分 以上、表3に示される結果より、以下の如く本発明のゴ
ム組成物の特徴が明らかである。
実施例1〜6はいずれもC=S基を分子内に導入したポ
リマーをゴム成分として用いた本発明の組成物である。
リマーをゴム成分として用いた本発明の組成物である。
実施例1と比較例1の比較より、本発明の組成物は、C
=S基が無いポリマーを用いた組成物に比べ、引張強
度、反発弾性、発熱がいずれも大きく改良されている。
=S基が無いポリマーを用いた組成物に比べ、引張強
度、反発弾性、発熱がいずれも大きく改良されている。
実施例1〜4はいずれもオゾン分解−GPCの単離スチレ
ンが40%以上であり、長鎖ブロックスチレンが極めて小
さいポリマーにC=S結合を導入したポリマーを用いた
本発明の組成物である。これらはいずれも極めて優れた
性能を有している。実施例5は、オゾン分解−GPCの単
離スチレンが36%と低く、長鎖ブロックスチレンが4.5
%とやや高いポリマーC=S結合を導入したポリマーを
用いた本発明の組成物であり、その性能は実施例1に比
べやや劣るものの比較例1に比べ極めて優れたものであ
った。
ンが40%以上であり、長鎖ブロックスチレンが極めて小
さいポリマーにC=S結合を導入したポリマーを用いた
本発明の組成物である。これらはいずれも極めて優れた
性能を有している。実施例5は、オゾン分解−GPCの単
離スチレンが36%と低く、長鎖ブロックスチレンが4.5
%とやや高いポリマーC=S結合を導入したポリマーを
用いた本発明の組成物であり、その性能は実施例1に比
べやや劣るものの比較例1に比べ極めて優れたものであ
った。
比較例2では、C=S基を導入したポリブタジエンをゴ
ム成分として用いた組成物であり、実施例1に比べ引張
強度が著しく劣っている。
ム成分として用いた組成物であり、実施例1に比べ引張
強度が著しく劣っている。
実施例6はC=S基を導入したポリマーをゴム成分とし
て用い、カーボンブラックとしてN550カーボンブラック
を用いたものであって、比較例1に比べ反発弾性及び発
熱性において著しく優れている。
て用い、カーボンブラックとしてN550カーボンブラック
を用いたものであって、比較例1に比べ反発弾性及び発
熱性において著しく優れている。
実施例7と8はいずれもC=S基を分子内に導入したポ
リマーをゴム成分の一部として用いた組成物であり、一
方比較例3はC=S基が無いポリマーを同様に用いた組
成物であるが、実施例7と8では比較例3に比べ引張強
度、反発弾性、発熱がいずれも優れている。
リマーをゴム成分の一部として用いた組成物であり、一
方比較例3はC=S基が無いポリマーを同様に用いた組
成物であるが、実施例7と8では比較例3に比べ引張強
度、反発弾性、発熱がいずれも優れている。
実施例9 撹拌器およびジャケット付きの内容積10の反応器に、
シクロヘキサン4200g、精製ブタジエン850g、精製スチ
レン150g、極性化合物としてテトラハイドロフラン40g
を仕込み、温度を60℃に保持した後、触媒としてn−ブ
チルリチウムを0.6gを加えて重合を開始させ、その後、
重合温度を60〜90℃に保って40分間重合反応を行ない、
得られたリビング重合体溶液に、まず0.244gの四塩化ス
ズ(n−ブチルリチウムに対する当量比0.4)を添加
し、続いて直ちに3.04gのジイソプロピルキサントゲン
ジスルフィドを添加して、カップリング反応とC=S結
合導入とを続いて行なった。
シクロヘキサン4200g、精製ブタジエン850g、精製スチ
レン150g、極性化合物としてテトラハイドロフラン40g
を仕込み、温度を60℃に保持した後、触媒としてn−ブ
チルリチウムを0.6gを加えて重合を開始させ、その後、
重合温度を60〜90℃に保って40分間重合反応を行ない、
得られたリビング重合体溶液に、まず0.244gの四塩化ス
ズ(n−ブチルリチウムに対する当量比0.4)を添加
し、続いて直ちに3.04gのジイソプロピルキサントゲン
ジスルフィドを添加して、カップリング反応とC=S結
合導入とを続いて行なった。
更に、この重合体溶液に、酸化防止剤として、10gのジ
−tert−ブチルヒドロキシトルエンを添加した後、溶媒
を蒸発させポリマーを回収した。
−tert−ブチルヒドロキシトルエンを添加した後、溶媒
を蒸発させポリマーを回収した。
得られた重合体は、ムーニー粘度 は60、スチレン含有量15重量%、ミクロ構造は、1,4−
トランス結合34%、1,4−シス結合22%、1,2−ビニル結
合44%であった。
トランス結合34%、1,4−シス結合22%、1,2−ビニル結
合44%であった。
分子量分布はGPCよりMw/Mn:1.66であり、GPCの曲線は分
子量分布が2山であることを示していた。
子量分布が2山であることを示していた。
なお、カップリングする前の重合体のムーニー粘度は13
であり、Mw/Mnは1.10であった。
であり、Mw/Mnは1.10であった。
また、オゾン分解物のGPCより求めた単離スチレンは全
スチレンに対して55重量%であり長鎖ブロックスチレン
は3.8重量であった。
スチレンに対して55重量%であり長鎖ブロックスチレン
は3.8重量であった。
次にこの重合体を原料ゴムとして、N339カーボンブラッ
クを用いて表1に示す配合で実施例1と同様に配合物を
得、加硫し、各物性を測定した。測定結果を表4に示
す。
クを用いて表1に示す配合で実施例1と同様に配合物を
得、加硫し、各物性を測定した。測定結果を表4に示
す。
実施例10 撹拌器およびジャケット付きの内容積10の反応器に、
シクロヘキサン4200g、精製ブタジエン850g、精製スチ
レン150g、極性化合物としてテトラハイドロフラン40g
を仕込み、温度を40℃に保持した後、触媒してn−ブチ
ルリチウムを0.6gを加えて重合を開始させ、その後、断
熱的に重合させ、最高温度105℃に達した後、10分間更
に反応させ、その後、まず0.244gの四塩化スズ(n−ブ
チルリチウムに対する当量比0.4)を添加し、続いて直
ちに3.04gのジイソプロピルキサントゲンジスルフイド
を添加して、カップリング反応とC=S結合導入とを続
いて行なった。
シクロヘキサン4200g、精製ブタジエン850g、精製スチ
レン150g、極性化合物としてテトラハイドロフラン40g
を仕込み、温度を40℃に保持した後、触媒してn−ブチ
ルリチウムを0.6gを加えて重合を開始させ、その後、断
熱的に重合させ、最高温度105℃に達した後、10分間更
に反応させ、その後、まず0.244gの四塩化スズ(n−ブ
チルリチウムに対する当量比0.4)を添加し、続いて直
ちに3.04gのジイソプロピルキサントゲンジスルフイド
を添加して、カップリング反応とC=S結合導入とを続
いて行なった。
更に、この重合体溶液に、酸化防止剤として、10gのジ
−tert−ブチルヒドロキシトルエンを添加した後、溶媒
を蒸発させポリマーを回収した。得られた重合体は、ム
ーニー粘度 は55、スチレン含有量15重量%、ミクロ構造は、1,4−
トランス結合34%、1,4−シス結合23%、1,2−ビニル結
合43%であった。
−tert−ブチルヒドロキシトルエンを添加した後、溶媒
を蒸発させポリマーを回収した。得られた重合体は、ム
ーニー粘度 は55、スチレン含有量15重量%、ミクロ構造は、1,4−
トランス結合34%、1,4−シス結合23%、1,2−ビニル結
合43%であった。
分子量分布はGPCよりMw/Mn:1.63であり、PGCの曲線は分
子量分布が2山であることを示していた。
子量分布が2山であることを示していた。
なお、カップリングする前の重合体のムーニー粘度は15
であり、Mw/Mnは1.10であった。
であり、Mw/Mnは1.10であった。
また、オゾン分解物のGPCより求めた単離スチレンは全
スチレンに対して48重量%であり長鎖ブロックスチレン
は6.8重量%であった。
スチレンに対して48重量%であり長鎖ブロックスチレン
は6.8重量%であった。
次にこの重合体を原料ゴムとして、N339カーボンブラッ
クを用いて表1に示す配合で実施例1と同様に配合物を
得、加硫し、各物性を測定した。測定結果を表4に示
す。
クを用いて表1に示す配合で実施例1と同様に配合物を
得、加硫し、各物性を測定した。測定結果を表4に示
す。
比較例5 ジイソプロピルキサントゲンジスルフィドを添加しなか
った事を除き、実施例9と同様に行なった。
った事を除き、実施例9と同様に行なった。
得られた重合体はムーニー粘度 は55であった。
実施例9と同様に加硫物性を測定した。測定結果を表4
に示す。
に示す。
実施例9はオゾン分解物のGPCより求めた単離スチレン
が55%、長鎖ブロックスチレンは5%以下である本発明
のC=S結合を有するポリマーの組成物であり、比較例
5に比べ引張強度、反発弾性、発熱が著しく改良されて
いる。
が55%、長鎖ブロックスチレンは5%以下である本発明
のC=S結合を有するポリマーの組成物であり、比較例
5に比べ引張強度、反発弾性、発熱が著しく改良されて
いる。
実施例10は単離スチレンが48%、長鎖ブロックスチレン
は5%を越える本発明のC=S結合を有するポリマーの
組成物であり、その性能は実施例9に比べやや劣るもの
の、比較例5に比べ大巾に改良されている。
は5%を越える本発明のC=S結合を有するポリマーの
組成物であり、その性能は実施例9に比べやや劣るもの
の、比較例5に比べ大巾に改良されている。
本発明に係るゴム組成物は、上記のように、引張強度、
反発弾性、発熱性が極めて良好である。本発明のゴム組
成物は、殊にタイヤトレッドを中心とするタイヤ用途に
好適であり、工業的意義は大きい。
反発弾性、発熱性が極めて良好である。本発明のゴム組
成物は、殊にタイヤトレッドを中心とするタイヤ用途に
好適であり、工業的意義は大きい。
Claims (1)
- 【請求項1】スチレンとブタジエンを有機リチウム触媒
を用いて炭化水素溶媒中で共重合させ、結合スチレン量
が5〜45重量%、ブタジエン部分のビニル結合が10〜70
%、GPCによる重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(M
n)の比で表わされる分子量分布(Mw/Mn)が1.2〜3で
あるリビングポリマーに、二硫化炭素、キサントゲン化
合物、ジチオ酸化合物を反応させて分子内にC=S結合
を導入した、ムーニー粘度20〜150であるポリマーを少
なくとも10重量%含む原料ゴム100重量部に対し、カー
ボンブラック10〜100重量部、硫黄0.3〜5重量部および
加硫促進剤を配合してなるタイヤトレッドに好適なゴム
組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60266152A JPH0676516B2 (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | タイヤトレツド用のゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60266152A JPH0676516B2 (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | タイヤトレツド用のゴム組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62127330A JPS62127330A (ja) | 1987-06-09 |
| JPH0676516B2 true JPH0676516B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=17427014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60266152A Expired - Fee Related JPH0676516B2 (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | タイヤトレツド用のゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0676516B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07367U (ja) * | 1991-03-25 | 1995-01-06 | 健一 川井田 | 鏡付き点眼容器 |
| FR2814168B1 (fr) * | 2000-09-18 | 2006-11-17 | Rhodia Chimie Sa | Procede de synthese de polymeres a blocs par polymerisation radicalaire controlee en presence d'un compose disulfure |
| JP5263647B2 (ja) * | 2008-01-04 | 2013-08-14 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ用ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ |
| JP2014159524A (ja) * | 2013-02-20 | 2014-09-04 | Bridgestone Corp | ゴム組成物、それを用いたタイヤの製造方法、並びに、該ゴム組成物を用いたタイヤ用ゴム部材 |
-
1985
- 1985-11-28 JP JP60266152A patent/JPH0676516B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62127330A (ja) | 1987-06-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |