JPH0676726U - 車両用ディスクブレーキのキャリパ取付け構造 - Google Patents

車両用ディスクブレーキのキャリパ取付け構造

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JPH0676726U
JPH0676726U JP1768693U JP1768693U JPH0676726U JP H0676726 U JPH0676726 U JP H0676726U JP 1768693 U JP1768693 U JP 1768693U JP 1768693 U JP1768693 U JP 1768693U JP H0676726 U JPH0676726 U JP H0676726U
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JP
Japan
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bush
caliper
mounting
vehicle body
mounting portion
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JP1768693U
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Inventor
吉人 花里
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Astemo Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】キャリパの車体取付け部と車体のキャリパ取付
け部を異種金属で形成した場合の電蝕を防止する。 【構成】軟質金属で形成したキャリパ3の車体取付け部
3eにブッシュ取付け孔3fを設け、車体のキャリパ取
付け部9aにボルト挿通孔9bを設け、ブッシュ11の
内部に雌ねじ孔11cを貫通形成し、円筒部11aの外
周に雄ねじ11dを形成する。ブッシュ取付け孔3fに
雌ねじ3gを形成し、雌ねじ3gにディスクロータ側よ
りブッシュ11の雄ねじ11dを螺合し、フランジ部1
1bを車体取付け部3eのディスクロータ側面に当接さ
せる。車体取付け部3eに、キャリパ取付け部9aを重
ね合わせ、取付けボルト10をブッシュ11に螺着し、
ブッシュ11に、亜鉛末合金被膜やセラミック被膜,樹
脂コーティング等の不導体処理を施す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、キャリパを取付けボルトによって車体に連結する車両用ディスクブ レーキのキャリパ取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の走行車両では、ディスクブレーキのキャリパをアルミニウム合金等の軽 金属で形成して、車体のバネ下重量を軽減を図るようにしたものがある。キャリ パと車体とは、キャリパの車体取付け部と車体のキャリパ取付け部とを重ね合わ せ、取付けボルトによって連結されるが、キャリパ材料のアルミニウム合金は、 軽量であると同時に軟質でもあるため、鋼鉄等の高硬度の取付けボルトで締結さ れると、車体取付部の雌ねじが損傷したり、緩みの原因となることがある。
【0003】 このため、例えば実公平4−3135号公報では、軽量金属で形成されたキャ リパの車体取付け部にブッシュ取付け孔を穿設し、該ブッシュ取付け孔にブッシ ュを圧入して、このブッシュに形成された雌ねじ孔に取付けボルトを螺着するこ とによって、キャリパを車体に取付けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし上述のものでは、車体取付け部のブッシュ取付け孔に、これよりも硬質 なブッシュを圧入するため、ブッシュ取付け孔が外側へ押し拡げられ、車体取付 け部に不要な応力を生じて変形を与えたり、ブッシュが傾いて取付けられるなど の不具合いを招き、製品化率の悪いものとなっていた。
【0005】 さらに、ブッシュを所定位置へ正確に圧入するためには、車体取付け部の肉厚 ,長さ及びブッシュ取付け孔の位置設定や、圧入代の寸法管理を必要とし、これ らに多大な手間と技術を要していた。例えば、圧入代の寸法にバラ付きがあると 、圧入作業が良好に行なえないばかりか、ブッシュが傾いて製品化率の低下を招 くため、寸法管理を厳しく行なう必要がある。
【0006】 また、ブッシュを単に車体取付け部へ圧入しただけでは、ブッシュに取付けボ ルトをねじこむ際に、ブッシュが共回りする虞があるため、ブッシュと車体取付 け部の双方にセレーションを形成して、ブッシュの回転を防止しなければならず 、しかしセレーションを用いたからといって、車体取付け部の変形やブッシュの 傾きを解消するものではなかった。
【0007】 更に、上述の取付け箇所の部材が異種金属で形成されていると、これら部材の 接合面に電位差による腐食を生じることがある。
【0008】 そこで本考案は、簡単な構造で、キャリパの車体取付け部に、余分な応力をか けることなくブッシュを装着でき、さらにブッシュに取付けボルトをねじこむ際 には、ブッシュの共回りを確実に防止することを第1の目的とし、また第2の目 的として、異種金属による接合面の電蝕を防止できるようにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の第1の構成は、キャリパの車体取付け部 にブッシュ取付け孔を、車体のキャリパ取付け部にボルト挿通孔をそれぞれ形成 し、内部に雌ねじ孔を備えるブッシュを前記ブッシュ取付け孔に取付け、前記キ ャリパ取付け部のディスクロータ側に前記車体取付け部を重ね合わせ、キャリパ 取付け部のボルト挿通孔からブッシュの雌ねじ孔に取付けボルトをねじ込んで、 キャリパを車体に連結するとともに、前記車体取付け部を、前記ブッシュよりも 軟質金属で形成した車両用ディスクブレーキのキャリパ取付け構造において、前 記ブッシュの外周に雄ねじを形成し、前記車体取付け部のブッシュ取付け孔に、 前記ブッシュの雄ねじと螺合する雌ねじを形成して、該ブッシュを車体取付け部 にねじ螺合にて取付けする。
【0010】 また、本考案の第2の構成では、前記ブッシュに不導体処理を施し、さらに第 3の構成では、車体取付け部に反ディスクロータ側からブッシュをねじ螺合する 。
【0011】
【作用】
上記の第1の構成では、ブッシュが車体取付け部のブッシュ取付け孔にねじ螺 合によって取付けされるので、車体取付け部に余分な応力がかからない。ブッシ ュは、車体取付け部のディスクロータ側または反ディスクロータ側のいずれから ねじ込んでもよい。取付け箇所の部材を異種金属で形成した場合に、ブッシュに 不導体処理を施すと、電位差による接合面の電蝕が防止される。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の各実施例を図面に基づいて説明する。 図1乃至図3は、本考案の第1実施例を示すもので、ディスクブレーキ1は、 ディスクロータ2の両側部に分割されたキャリパ半体3a,3bのシリンダ孔4 ,4に、ピストン5,5を対向して設けたピストン対向型で、キャリパ3は、キ ャリパ半体3a,3bの両側部を、それぞれ2本の連結ボルト6,6で連結して 構成される。
【0013】 キャリパ3は、ディスクロータ2の外側を跨ぐブリッジ部3cに天井開口部3 dが設けられており、該天井開口部3dを挟んでブリッジ部3cに架設されるハ ンガーピン7には、一対の摩擦パッド8,8が、ディスクロータ2を挟んでディ スク軸方向へ移動可能に吊持され、該摩擦パッド8,8を、前記ピストン5,5 の押動にてディスクロータ2の側面へ摺接させて制動作用が行われる。
【0014】 一方のキャリパ半体3aには、ディスク内周側の両端に、板状の車体取付け部 3e,3eが延設されており、キャリパ3は、この車体取付け部3e,3eと、 車体9に形成された板状のキャリパ取付け部9a,9aとを、取付けボルト10 で連結して車体9に取付けされる。各車体取付け部3eには、ブッシュ取付け孔 3fが貫通形成されており、該取付け孔3fにそれぞれブッシュ11が螺着され るとともに、各キャリパ取付け部9aには、ボルト挿通孔9bが取付けボルト1 0の軸部よりもやや大径に形成されている。
【0015】 キャリパ3を構成するキャリパ半体3a,3bには、例えばアルミニウム合金 等の軽金属が用いられ、一方、キャリパ取付け部9aと取付けボルト10及びブ ッシュ11には、これよりも硬質な鋼鉄類が用いられる。また、ブッシュ11に は、亜鉛末合金被膜やセラミック被膜,樹脂コーティング等の不導体処理が施さ れる。
【0016】 ブッシュ11は、車体取付け部3eの板厚よりもやや長い円筒部11aと、該 円筒部11aの一端に一体形成された大径のフランジ部11bとからなっている 。ブッシュ11の内部中心軸上には、前記取付けボルト10の雄ねじ10aが螺 合する雌ねじ孔11cが貫通形成され、円筒部11aの外周には、雄ねじ11d が形成されている。車体取付け部3eのブッシュ取付け孔3fには雌ねじ3gが 形成され、該雌ねじ3gに上述の雄ねじ11dが螺合される。
【0017】 取付けボルト10とブッシュ11とは、車体取付け部3eへ逆向きにねじ込ま れるため、取付けボルト10の雄ねじ10a及びブッシュ11の雌ねじ孔11c と、同じくブッシュ11の雄ねじ11d及び車体取付け部3eの雌ねじ3gとは 、つる巻き線の旋回方向が逆のいわゆる逆ねじの関係となっている。
【0018】 キャリパ3を車体へ取付けする場合に、ブッシュ11は、円筒部11aをディ スクロータ2側からブッシュ取付け孔3fにねじ螺合し、フランジ部11bを車 体取付け部3eのディスクロータ側面に当接させて、予め車体取付け部3eに取 付けされる。ブッシュ11の円筒部11aは、前述のように車体取付け部3eよ りも若干長く形成されているため、先端がブッシュ取付け孔3fから反ディスク ロータ側へ幾分突出する。
【0019】 次に、キャリパ取付け部9aのディスクロータ側に、キャリパ3の車体取付け 部3eを重ね合わせ、ブッシュ11の雌ねじ孔11cとキャリパ取付け部9aの ボルト挿通孔9bとを位置合わせして、取付けボルト10を、反ディスクロータ 側からキャリパ取付け部9aのボルト挿通孔9bより差し込み、先端の雄ねじ孔 10aを、ブッシュ11の雌ねじ孔11cに螺着する。
【0020】 キャリパ取付け部9aは、車体取付け部3eのブッシュ取付け孔3fから突出 するブッシュ11の円筒部11aの先端面と当接し、車体取付け部3eとは直接 接触しない。また、取付けボルト10の雄ねじ10a及びブッシュ11の雌ねじ 孔11cと、同じくブッシュ11の雄ねじ11d及び車体取付け部3eの雌ねじ 3gとは、前述のように逆ねじとなっているため、取付けボルト10をねじ込ん だ際には、ブッシュ11に締め込み方向の回転力が作用して、ブッシュ11が車 体取付け部3eに緩みなく強固に取付けされる。
【0021】 本実施例はこのように、キャリパ3に軽量で軟質なアルミニウム合金等を用い ながらも、取付けボルト10を螺着するためのブッシュ11を、ねじ螺合によっ て車体取付け部3eに取付けるので、車体取付け部3eを不要な応力で変形させ ずに済み、ブッシュ11が傾いて取付けられるなどの不具合もなくなる。
【0022】 また、ブッシュ11に不導体処理を施すとともに、該ブッシュ11を車体取付 け部3eのブッシュ取付け孔3fから突出させて、車体取付け部3eとキャリパ 取付け部9aの接触を避けたので、これら取付け部3e,9aとブッシュ11及 び取付けボルト10の各接触面に、異種金属の電位差による錆の発生を有効に防 止することができる。
【0023】 図4は、本実施例の第2実施例を示すもので、ブッシュ20には、円筒部20 aと大径のフランジ部20b,内部中心軸上の雌ねじ孔20c及び円筒部20a 外周の雄ねじ20dとが、上述の第1実施例と同様に形成されている。また、円 筒部20aは、車体取付け部3eの板厚の長さ内で形成されるほか、本実施例で は、ブッシュ20が、取付けボルト10と同様に、キャリパボディ3の車体取付 け部3eに反ディスクロータ側からねじ込むため、ブッシュ20の雄ねじ20d と車体取付け部3eの雌ねじ3gは、取付けボルト10の雄ねじ10a及びブッ シュ20の雌ねじ孔20cと、つる巻き線の旋回方向が同一である点で、第1実 施例と異なっている。
【0024】 上記ブッシュ20は、円筒部20aを反ディスクロータ2側からブッシュ取付 け孔3fにねじ螺合され、フランジ部20bを車体取付け部3eの反ディスクロ ータ側面に当接させて、車体取付け部3eに予め取付けされる。また、取付けボ ルト10も、ディスクロータ側に車体取付け部3eを重ね合わせしたキャリパ取 付け部9aのボルト挿通孔9bに、反ディスクロータ側から差し込まれ、該ボル ト10の雄ねじ10aを、ブッシュ20の雌ねじ孔20cに螺着して、キャリパ 3が車体に取付けされる。
【0025】 ブッシュ20のフランジ20bは、上述の取付けによって、車体取付け部3e とキャリパ取付け部9aとの間に介装され、ブッシュ20に、第1実施例と同様 の不導体処理を施しておくことにより、両取付け部3e,9aとブッシュ20及 び取付けボルト10間の電蝕を有効に防止することができる。
【0026】 さらに本実施例では、取付けボルト10の雄ねじ10a及びブッシュ20の雌 ねじ孔20cと、同じくブッシュ20の雄ねじ20d及び車体取付け部3eの雌 ねじ3gとを、同一旋回方向のねじとしたため、取付けボルト10のねじ込みに よって、ブッシュ20に締め込み方向の回転力が作用し、ブッシュ20が車体取 付け部3eに緩みなく強固に取付けされるとともに、逆ねじを用いた第1実施例 に較べて、ねじ加工が容易に行なえる効果がある。
【0027】 本考案は、上述の両実施例で説明したように、車体取付け部のディスクロータ 側と反ディスクロータ側のいずれからブッシュをねじ込んでも差支えない。また 本考案は、ピストン対向型キャリパに限らず、フローティングタイプのディスク ブレーキにも適用が可能である。
【0028】
【考案の効果】
上述のように本考案は、キャリパの車体取付け部に、ブッシュをねじ螺合によ って取付け、さらにこのブッシュのめねじ孔に取付けボルトを螺合して、キャリ パを車体に取付けるようにしたもので、ブッシュを圧入しないから、車体取付け 部のブッシュ取付け孔に不要な応力の発生がなく、車体取付け部を変形させたり 、ブッシュが傾いて取付けられるなどの不具合いをなくして、製品化率を高める ことができる。さらに、ブッシュを所定位置へ圧入するための各種設定や圧入代 の寸法管理を不要にできるので、ブッシュの取付けを頗る簡便に行なえる。
【0029】 また、上述のブッシュに不導体処理を施すことにより、取付け部やブッシュ及 び取付けボルトの各接触面に、異種金属の電位差による錆の発生を有効に防止す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す取付けボルトと両取
付け部とブッシュの分解斜視図
【図2】図3のII−II断面図
【図3】本考案の第1実施例を示すディスクブレーキの
正面図
【図4】本考案の第2実施例を示すディスクブレーキの
断面図
【符号の説明】
1…ディスクブレーキ 2…ディスクロータ 3…キャリパ 3a,3b…キャリパ半体 3c…ブリッジ部 3e…車体取付け部 3f…ブッシュ取付け孔 3g…雌ねじ 6…連結ボルト 9…車体 9a…キャリパ取付け部 9b…ボルト挿通孔 10…取付けボルト 10a…雄ねじ 11,20…ブッシュ 11a,20a…円筒部 11b,20b…フランジ部 11c,20c…雌ねじ孔 11d,20d…雄ねじ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリパの車体取付け部にブッシュ取付
    け孔を、車体のキャリパ取付け部にボルト挿通孔をそれ
    ぞれ形成し、内部に雌ねじ孔を備えるブッシュを前記ブ
    ッシュ取付け孔に取付け、前記キャリパ取付け部のディ
    スクロータ側に前記車体取付け部を重ね合わせ、キャリ
    パ取付け部のボルト挿通孔からブッシュの雌ねじ孔に取
    付けボルトをねじ込んで、キャリパを車体に連結すると
    ともに、前記車体取付け部を、前記ブッシュよりも軟質
    金属で形成した車両用ディスクブレーキのキャリパ取付
    け構造において、前記ブッシュの外周に雄ねじを形成
    し、前記車体取付け部のブッシュ取付け孔に、前記ブッ
    シュの雄ねじと螺合する雌ねじを形成して、該ブッシュ
    を車体取付け部にねじ螺合にて取付けしたことを特徴と
    する車両用ディスクブレーキのキャリパ取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記ブッシュに不導体処理を施したこと
    を特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキの
    キャリパ取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記ブッシュを、前記車体取付け部に反
    ディスクロータ側からねじ螺合することを特徴とする請
    求項1または2記載の車両用ディスクブレーキのキャリ
    パ取付け構造。
JP1768693U 1993-04-08 1993-04-08 車両用ディスクブレーキのキャリパ取付け構造 Pending JPH0676726U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008279861A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Nsk Ltd 軸受ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008279861A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Nsk Ltd 軸受ユニット

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