JPH0677402B2 - 葬祭用照明具 - Google Patents

葬祭用照明具

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JPH0677402B2
JPH0677402B2 JP1065196A JP6519689A JPH0677402B2 JP H0677402 B2 JPH0677402 B2 JP H0677402B2 JP 1065196 A JP1065196 A JP 1065196A JP 6519689 A JP6519689 A JP 6519689A JP H0677402 B2 JPH0677402 B2 JP H0677402B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、葬祭用の照明具に係り、とくに、半透明の火
袋の本体内に光彩装置を装備して、ぼんぼりの装飾価値
を高めるようにした葬祭用照明具(以下、単に照明具と
いう)に関するものである。
[従来の技術] 古来、ぼんぼりは照明器具として知られたものであり、
近時では電灯を内蔵させている。しかし、装飾用具とし
てのぼんぼりの外観は、宗教的要素が多く、荘厳(しょ
うごん)に適するから、葬祭用として、主として和風の
装飾具として適した置物になっている。このようなぼん
ぼりは、照明用として機能するよりは、いわば「灯明」
的である。このようなぼんぼりについては、本出願人が
さきに実用新案登録出願した「葬祭用灯具装置」(実願
昭62-115736号)の考案があり、本体の火袋を二重に構
成し、内部の筒体を発光体の発熱によって回転させるよ
うにした考案が提案されている。
他方、発光体からの光に、彩色模様を通過させることに
よって、光の変化を生ずるようにした先行技術が知られ
ている。
[発明が解決しようとする課題] 従来周知の照明具は、前述のとおり、装飾的な置物とし
て、葬祭用などに供されていたが、灯明としては、静置
されて蝋燭の灯になぞらえて供せられるものであるか
ら、元来、大きな照度を必要とするよりは、むしろ、用
途に即して静かな光の方が好ましい。従って、先行技術
に依るような、照明効果を期待するものでは、会葬者や
礼拝者にはかえって過剰の趣きを感じさせ、使用時の雰
囲気を華美にして、落ち着きを損なう惧れがあった。従
って、法事用に適するようなぼんぼりは、穏やかであっ
ても湿やかに過ぎず、しかも、精神的な雰囲気を高め、
とくに、この世からあの世へわたるときの浄化をもたら
すような高邁なものが望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上述のような現況に鑑み、課題を解決すると
いうよりは、全く新しい立場から研究して開発、創案さ
れたものであって、単なる静物のぼんぼりの置物に斬新
な趣向と夢幻性を加えるために、通常は照明器具として
使用されるぼんぼりに、光の変化による効果を与えるよ
うに、光彩装置を装備すると共に、光の反射と屈折を加
味した光彩効果を得るように構成したことを要旨として
いる。そして、本発明の葬祭用照明具は、火袋を形成す
るぼんぼり本体と、その基台と、上部の把手とからなる
葬祭用の照明具において、本体内の基台上には、光源部
と、光源部の光熱によって駆動回転される光彩装置を収
容すると共に、把手部分の後方には、前傾状の反射体を
設け、前方には、透明体からなる半筒体を把手部分の支
柱に着脱自在に組付けて、照明具に光の変化による光彩
効果を与えるように構成したことを特徴とする葬祭用照
明具を提供することを目的としている。
本発明によれば、光源部の光熱を利用して光彩装置を回
転させるものでありながら、照明具の上方に放散する光
にも変化を加えるようにし、照明具に、未だ企図された
ことのない動的な美観を呈する光彩効果を与えることが
できるものである。
ここで、本発明では、光の移動と彩色の変化と明滅と、
光の屈折、反射などがもたらす光の変化の効果を「光彩
効果」と呼ぶことにしている。
[実施例] 本発明の葬祭用照明具を好適な実施例に基づいて詳細に
説明する。第1図は本発明の照明具の全体の正面図、第
2図はその側面図、第3図は同じく上面図、第4図は垂
直断面図である。図において、1は照明具の全体を示
し、10はその中央部の火袋11の部分を占める本体であっ
て、通念的な扁平球形状に形成した火袋11は、骨組12
に、意匠装飾13を施した半透明の膜材14を張設したもの
であり、これらは主として合成樹脂製のものを組み立て
て構成し、内部に白熱電球(以下単に電球という)21を
主とする電飾装置2を収容している。15は中空に形成し
た基台、16は本体10を所定の高さに支持する3本の脚部
であって、脚部16は基台15の下面に着脱自在である。17
は本体10の上部に連設された把手、18はその2本の支柱
であって、それぞれに意匠装飾が施してある。18aは支
柱18の下部を連結する下枠、19は把手17の先端に吊り下
げた房飾りである。
本発明においては、2本の支柱18の前方に、本体10の上
部の環状枠12a上に支持されて、透明な合成樹脂製の半
筒体3が取付けてあり、半筒体3の両側縁を支柱18の前
面に設けた縦方向の溝に嵌合させ、一部の突出ほぞを溝
に設けた貫通孔に弾性的に挿通させて、着脱自在に組付
けてある。半筒体3は、透明な本体31と周囲の装飾体32
とからなり、本体31は水平断面がほぼ半円形または多角
形の板体であって、内面または外面に、多数のクリスタ
ルカット状のレンズ33を区画状に形成してある。
支柱18の後方には反射体4が、前傾状に装着されてお
り、前面41を鏡面として、水平断面が屈曲状に形成さ
れ、基部を前記下枠18aに係着した支持杆42の先端部43
と、支柱18の上部に設けた支持座44の位置で、ねじ45に
よって固定されている。
本発明においては、把手17と、支柱18と、半筒体3およ
び反射体とは、上部組立体6を構成して、照明具1の第
2の主要部分を構成しており、支柱18の下端に突設した
2本のピン61を、環状枠12aに挿脱することによって、
本体10と着脱自在である。
次に、電飾装置2は、第4図に示すように、光源部20
と、光彩装置5とからなっており、光源部20は、主体と
なる電球21と、そのソケット22を含み基台15から立設さ
れて電球21を本体10の中心に支持する支柱23および電源
コード24とを含んでいる。コード24は図示しない適宜の
電源に接続されており、または、基台15内に電池を内蔵
してもよく、そのオン、オフの操作には、タッチセンサ
ーを使用することができる。
光彩装置5は、電球21の球面を弾性的に挾持する線状の
ばね材51と、その結合中心部の上端に直立させた、中心
支杆52とからなる固定部と、円形の作動板53とその周辺
から下方に懸垂して固着した光彩板54とからなる回転部
とで構成されている。中心支杆52の頂端は球状、または
鋭利に形成してあり、作動板53の中心部に下向き凹球状
または円錐状に形成した受座55を載置して、可動部を回
転可能に平衡状に支持している。
作動板53の受座55の周囲の大部分には、多数の羽根板56
が下向き傾斜状に、放射状に切り起こしてある。光彩板
54は、作動板53の下方で、光源の電球21の周囲に臨ませ
る高さに形成した透明合成樹脂製の筒体であり、淡青色
等、適宜に着色した材料を使用すると共に、作動板53と
と共に、各種の色彩の光彩模様57を施してあって、電球
21の光線に光彩効果を与える。
本発明の照明具は、上記の実施例に限定されないことは
もちろんであり、例えば、ぼんぼり本体の形状は図示の
ものに限られない。また、半筒体の基本の形状ならびに
クリスタルカットによるレンズの形成やその光線屈曲率
等は任意に変更し得る。さらに、第3図の仮想線で示す
ように、半筒体3は反射体4の後方にも設けることがで
き、反射体4の構造部を隠蔽して、照明具1の側方から
の鑑賞に支障なくすることができる。このとき、半筒体
3は半透明、不透明のいずれでもよく、内面を鏡面に形
成することもできる。
また、各種の装飾部材の意匠や形状は、唐草模様、花鳥
模様、瑞雲等、華美にならない程度で任意であるほか、
一変して装飾的に変更し、電球の照度を上げれば、室内
装飾用の独立の照明具等、他の用途に適するものとする
ことができることは詳説するまでもない。
[作用] 本発明の照明具の製作法と使用法によって、本発明の作
用を説明する。照明具1の組立は、まず、基台15を脚16
上に固定し、その上面に光源部2を組み立てたのち、電
飾装置2の各部を装着し、ついで、基台15上に本体10を
取付け、さらに、本体10上に上部組立体6を、半筒体3
を前方に位置させ、反射体4後方に位置させれば、照明
具1の全体が組み上がる。上部組立体6の構成では、半
筒体3は支柱18に着脱自在であるから、その組付けは前
後させることができる ここで、電源部20を電源に接続するか、電池の回路をオ
ンにすると、電球21が点灯し、その光は光彩板54を通過
して本体10の外方に照射し、照明具1の内部からの背景
光となると共に、その光熱によって電球21の周囲に上昇
気流が発生する。この気流によって、作動板53が多数の
羽根56の作用で回転し、若干の揺動を加えながら、本体
10の意匠装飾13を浮き出させ、動的な光彩効果を発揮す
る。一方、電球21の上方への光線は、模様57を有して回
転する作動板53を通過し、その切り起こし部とによっ
て、明暗の変化を生ずると共に、光彩板54の回転による
放射光のうち、上方に放散するものを含み、反射体4の
鏡面41を介して半筒体3の内面に向けて前方に屈折す
る。これらの光線は、半筒体3の半円形等の本体31の曲
面によって多方面に屈折し、加えて、多数のレンズ33に
よって拡散されて、作動板53と光彩板54の回転による光
の変化が組み合わされて夢幻的に変化する。この変化
は、本体10の外方への照散光に、半筒体3からの新規な
光彩効果を加えるものであり、未だ企図されたことのな
い趣向を発揮する。とくに、半筒体3からの光の変化そ
のものは、反射と屈折とを経るものであるから、決して
派手でも強烈でもなく、作動板53の彩色構成によって無
限に改変することができる。
[発明の効果] 本発明は、火袋を形成するぼんぼり本体と、その基台
と、上部の把手とからなる葬祭用の照明具において、本
体内の基台上には、光源部と、光源部の光熱によって駆
動回転される光彩装置とからなる電飾装置を収容すると
共に、把手部分の後方には、前傾状の反射体を設け、前
方には、透明体からなる半筒体を設けて、照明具に光の
変化による光彩効果を与えるように構成したものである
から、室内装飾装置として従来周知のぼんぼり型の置物
を基本とするものでありながら、その内部に光源部の光
熱で駆動される光彩装置を配することによって、回り灯
篭の作用効果を呈するばかりでなく、把手の部分に構成
した上部組立体の半筒体と反射体とによって、光彩装置
の回転に基づく光の変化に反射と屈折とを与え、ぼんぼ
りとしての照明具に、前例のない光彩効果を発揮させる
ことができる。また、本発明の照明具に内蔵させた光彩
装置は、単なる回転体の構成に留まらず、上部組立体に
おいてもぼんぼりに動的な光の変化を与えることによっ
て、仏壇等における供花の装飾に倍加する効果と対照と
を与え、葬祭用の照明具として、雰囲気にふさわしい精
神性の高揚を図ることができる。しかも、その製作には
格別な材料、熟練技術を必要とせず、全体の構成も着脱
自在の組立式であるから、各部、ことに、半筒体の梱包
に際して空積を減少させることができる。さらに、操作
上の取扱いが簡便であり、室内装飾品として、事業用ひ
いては家庭用として誠に画期的であり、かつ、有意義な
発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の葬祭用照明具を実施例として示すもので
あって、第1図は本発明の照明具の全体の正面図、第2
図はその側面図、第3図は同じく上面図、第4図は垂直
断面図である。 1…照明具、2…電飾装置、3…半筒体、4…反射体、
5…光彩装置、6…上部組立体、10…本体、11…火袋、
12…骨組、12a…環状枠、13…意匠装飾、14…膜材、15
…基台、16…脚部、17…把手、18…支柱、19…房飾り、
20…光源部、21…電球、23…支柱、31…本体、32…装飾
体、33…レンズ、41…前面、鏡面、42…支持杆、43…先
端部、44…支持座、45…ねじ、51…ばね材、52…中心支
杆、53…作動板、54…光彩板、55…受座、56…羽根板、
57…模様、61…ピン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火袋を形成するぼんぼり本体と、その基台
    と、上部の把手とからなる葬祭用の照明具において、本
    体内の基台上には、光源部と、光源部の光熱によって駆
    動回転される光彩装置とからなる電飾装置を収容すると
    共に、把手部分の後方には、前傾状の反射体を設け、前
    方には、透明体からなる半筒体を把手部分の支柱に着脱
    自在に組付けて、照明具に光の変化による光彩効果を与
    えるように構成したことを特徴とする葬祭用照明具。
JP1065196A 1989-03-17 1989-03-17 葬祭用照明具 Expired - Fee Related JPH0677402B2 (ja)

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