JPH0677734B2 - 農薬浄化構造を備えたゴルフ場 - Google Patents
農薬浄化構造を備えたゴルフ場Info
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- JPH0677734B2 JPH0677734B2 JP2182241A JP18224190A JPH0677734B2 JP H0677734 B2 JPH0677734 B2 JP H0677734B2 JP 2182241 A JP2182241 A JP 2182241A JP 18224190 A JP18224190 A JP 18224190A JP H0677734 B2 JPH0677734 B2 JP H0677734B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charcoal
- pesticide
- golf course
- layer
- water
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
- Sewage (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ゴルフ場に関し、特に散布された農薬を浄化
することのできる構造を備えたゴルフ場に関するもので
ある。
することのできる構造を備えたゴルフ場に関するもので
ある。
(従来の技術) 近年ゴルフ場の開発は目覚ましいものがあるが、一方こ
のゴルフ場に散布される農薬の問題もクーロズアップさ
れてきている。すなわち、ゴルフ場の特に芝生に付く害
虫を駆除するため等の農薬が、付近の河川に流れ出した
り、あるいは地下水を汚染したりして、ゴルフ場近くの
人間や自然環境に悪影響を及ぼすことがあるという訳で
ある。特に、ゴルフ場の重要施設であるパッティンググ
リーンは、これに植生されているグリーン、つまり芝生
を常に最良の状態に維持するために、各種の農薬が年に
何回も散布されるものであり、この農薬による悪影響は
確かに無視することはできない。
のゴルフ場に散布される農薬の問題もクーロズアップさ
れてきている。すなわち、ゴルフ場の特に芝生に付く害
虫を駆除するため等の農薬が、付近の河川に流れ出した
り、あるいは地下水を汚染したりして、ゴルフ場近くの
人間や自然環境に悪影響を及ぼすことがあるという訳で
ある。特に、ゴルフ場の重要施設であるパッティンググ
リーンは、これに植生されているグリーン、つまり芝生
を常に最良の状態に維持するために、各種の農薬が年に
何回も散布されるものであり、この農薬による悪影響は
確かに無視することはできない。
特に、地中に浸み込む農薬については、微生物等の自然
の浄化作用によってその薬効期間中に殆んど浄化または
分解されてしまって、それ程問題にはならないのある
が、ゴルフ場の表面、例えば芝生等に付着した農薬につ
いては問題がある。すなわち、農薬散布後に雨が降る
と、この雨によってゴルフ場の表層に存在していた農薬
が流し落とされて、雨水とともにゴルフ場の表層を流れ
出すのである。そして、この農薬が排水路を通してその
まま河川に流れ込めば、前述したような人間や自然環境
に悪影響を与えることになるのである。
の浄化作用によってその薬効期間中に殆んど浄化または
分解されてしまって、それ程問題にはならないのある
が、ゴルフ場の表面、例えば芝生等に付着した農薬につ
いては問題がある。すなわち、農薬散布後に雨が降る
と、この雨によってゴルフ場の表層に存在していた農薬
が流し落とされて、雨水とともにゴルフ場の表層を流れ
出すのである。そして、この農薬が排水路を通してその
まま河川に流れ込めば、前述したような人間や自然環境
に悪影響を与えることになるのである。
このため、従来は、例えば、芝生の植生層の下側に川砂
等を使用した保水層と、そのの下側に排水口が接続され
る通水層とを設けて、この通水層内に雨等とともに流れ
込んだ農薬を排水口から浄化処理施設に導き、この浄化
処理施設において農薬の浄化処理作業を行うようにする
ことが行われている。
等を使用した保水層と、そのの下側に排水口が接続され
る通水層とを設けて、この通水層内に雨等とともに流れ
込んだ農薬を排水口から浄化処理施設に導き、この浄化
処理施設において農薬の浄化処理作業を行うようにする
ことが行われている。
しかしながら、浄化処理施設は、高価なものでしかも場
所をとるものであるから、ゴルフ場からの排水全ての処
理を行うように設けることは非常に費用がかかり、また
各パッティンググリーン等からの排水を一つの浄化処理
施設に集めることは、ゴルフ場そのものが一般に複数な
地形の山野等に広く設けられるものであることから非常
に困難なものである。しかも、従来の浄化処理施設は、
その上を何かに利用するということは殆んど不可能であ
り、これを設置した部分はそれ以外には使用できないこ
とになって、土地の有効利用はできなかったのである。
所をとるものであるから、ゴルフ場からの排水全ての処
理を行うように設けることは非常に費用がかかり、また
各パッティンググリーン等からの排水を一つの浄化処理
施設に集めることは、ゴルフ場そのものが一般に複数な
地形の山野等に広く設けられるものであることから非常
に困難なものである。しかも、従来の浄化処理施設は、
その上を何かに利用するということは殆んど不可能であ
り、これを設置した部分はそれ以外には使用できないこ
とになって、土地の有効利用はできなかったのである。
そこで、本発明者等は、簡単な構造で十分な農薬処理機
能を備えたゴルフ場を構成するためにはどうしたらよい
かについて種々研究を重ねてきた結果、木炭等の所謂木
炭またはバーク炭が農薬の吸着作用に優れ、しかもこの
農薬を分解する微生物のコロニーを形成するのに木炭ま
たはバーク炭が有効であることに気付き、本発明を完成
したのである。
能を備えたゴルフ場を構成するためにはどうしたらよい
かについて種々研究を重ねてきた結果、木炭等の所謂木
炭またはバーク炭が農薬の吸着作用に優れ、しかもこの
農薬を分解する微生物のコロニーを形成するのに木炭ま
たはバーク炭が有効であることに気付き、本発明を完成
したのである。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、以上の経緯に基づいてなされたもので、その
解決しようとする課題は、ゴルフ場における農薬の浄化
である。
解決しようとする課題は、ゴルフ場における農薬の浄化
である。
そして、本発明の目的とするところは、散布された農薬
の浄化を十分かつ確実に行うことができるとともに、施
工を容易に行うことができてしかも安価に提供すること
のできる農薬浄化構造を備えたゴルフ場を提供すること
にある。
の浄化を十分かつ確実に行うことができるとともに、施
工を容易に行うことができてしかも安価に提供すること
のできる農薬浄化構造を備えたゴルフ場を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するために、本発明の採った手段は、
実施例において使用する符号を付して説明すると、 「フェアウエイやパッティンググリーン等のゴルフ場
(10)の構成部分からの排水を集めて流す排水路(11)
と、 この排水路(11)の途中又は終端に配置されて、上から
順に、砂等からなる保水層(21)、平均粒径が0.5mm〜6
mm程度に造粒した木炭又はバーク炭からなる少なくとも
15cm以上の厚さの炭層(22)、この炭層(22)と区画さ
れて礫等によって構成した通水層(23)を有した農薬浄
化構造(20)を備えたゴルフ場(10)」 である。
実施例において使用する符号を付して説明すると、 「フェアウエイやパッティンググリーン等のゴルフ場
(10)の構成部分からの排水を集めて流す排水路(11)
と、 この排水路(11)の途中又は終端に配置されて、上から
順に、砂等からなる保水層(21)、平均粒径が0.5mm〜6
mm程度に造粒した木炭又はバーク炭からなる少なくとも
15cm以上の厚さの炭層(22)、この炭層(22)と区画さ
れて礫等によって構成した通水層(23)を有した農薬浄
化構造(20)を備えたゴルフ場(10)」 である。
ここで、排水路(11)としては、実施例を示す図面にお
いて例示したような所謂コンクリート製のU字溝だけで
なく、排水を集めて流すものであればどのような構造の
ものであってもよく、単に低くした通路に砂利を敷きつ
めた状態のものとして構成してもよいものである。
いて例示したような所謂コンクリート製のU字溝だけで
なく、排水を集めて流すものであればどのような構造の
ものであってもよく、単に低くした通路に砂利を敷きつ
めた状態のものとして構成してもよいものである。
(発明の作用) 以上のように構成した本発明に係るゴルフ場(10)の作
用について、以下に順を追って詳述する。
用について、以下に順を追って詳述する。
まず、芝生の害虫を駆除するため等にゴルフ場(10)上
に散布された農薬の一部が芝生に付着するとともに、残
余の部分は地下中に浸透する。その後に、芝生のための
過剰な散水が行われたり、雨等が降ると、芝生に付着し
たりしてゴルフ場(10)の表面に存在していた農薬は、
ゴルフ場(10)の表面を流れ出して、ゴルフ場(10)に
既設されている排水路(11)内に流れ込む。各排水路
(11)は、農薬浄化構造(20)に向かうように設置して
あるから、農薬を含んだ水はこの排水路(11)に案内さ
れて農薬浄化構造(20)上に流れ込む。そして、この農
薬は、この農薬浄化構造(20)において、水とともに保
水層(21)から炭層(22)へと流れ込む。
に散布された農薬の一部が芝生に付着するとともに、残
余の部分は地下中に浸透する。その後に、芝生のための
過剰な散水が行われたり、雨等が降ると、芝生に付着し
たりしてゴルフ場(10)の表面に存在していた農薬は、
ゴルフ場(10)の表面を流れ出して、ゴルフ場(10)に
既設されている排水路(11)内に流れ込む。各排水路
(11)は、農薬浄化構造(20)に向かうように設置して
あるから、農薬を含んだ水はこの排水路(11)に案内さ
れて農薬浄化構造(20)上に流れ込む。そして、この農
薬は、この農薬浄化構造(20)において、水とともに保
水層(21)から炭層(22)へと流れ込む。
この農薬浄化構造(20)の保水層(21)においては、流
れ込んできた水及び農薬を部分的に保持するとともに、
保持できなかった分を下の炭層(22)へと流すのであ
る。炭層(22)においては、多孔質の木炭またはバーク
炭が層となって在在しているから、農薬の殆んどがこの
木炭等の気孔中に捕獲されるのである。従って、この炭
層(22)を通過してその下に位置する通水層(23)内に
入った水中には、農薬は殆んど残留していないのであ
り、この水を通水層(23)に接続した排水口(24)から
そのまま外部へ流したとしても、人間や自然環境に悪影
響を及ぼすことはないのである。
れ込んできた水及び農薬を部分的に保持するとともに、
保持できなかった分を下の炭層(22)へと流すのであ
る。炭層(22)においては、多孔質の木炭またはバーク
炭が層となって在在しているから、農薬の殆んどがこの
木炭等の気孔中に捕獲されるのである。従って、この炭
層(22)を通過してその下に位置する通水層(23)内に
入った水中には、農薬は殆んど残留していないのであ
り、この水を通水層(23)に接続した排水口(24)から
そのまま外部へ流したとしても、人間や自然環境に悪影
響を及ぼすことはないのである。
この場合、炭層(22)と通水層(23)間に通水シートを
介在させておけば、この通水シートによって炭層(22)
を構成している木炭またはバーク炭が水とともに通水層
(23)側に流れ出すことはないのであり、水が通水層
(23)側に流れ込んだとしても、炭層(22)を構成して
いる木炭またはバーク炭が流亡するようなことはない。
介在させておけば、この通水シートによって炭層(22)
を構成している木炭またはバーク炭が水とともに通水層
(23)側に流れ出すことはないのであり、水が通水層
(23)側に流れ込んだとしても、炭層(22)を構成して
いる木炭またはバーク炭が流亡するようなことはない。
また、このゴルフ場(10)においては、保水層(21)が
一定の水分を含んだ状態にあり、しかも炭層(22)は保
水層(21)に直接接触しているのであるから、炭層(2
2)を構成している木炭またはバーク炭の気孔は、常に
湿った状態に維持されるのである。このことと、木炭ま
たはバーク炭自体が多孔質であることによって、その気
孔中にて微生物が増殖しやすくなっているのである。従
って、特にこの炭層(22)において微生物のコロニが大
量に形成されるのであり、主としてこの炭層(22)のコ
ロニー中において増殖している微生物によって、各木炭
またはバーク炭に捕獲された農薬が分解されるのであ
る。
一定の水分を含んだ状態にあり、しかも炭層(22)は保
水層(21)に直接接触しているのであるから、炭層(2
2)を構成している木炭またはバーク炭の気孔は、常に
湿った状態に維持されるのである。このことと、木炭ま
たはバーク炭自体が多孔質であることによって、その気
孔中にて微生物が増殖しやすくなっているのである。従
って、特にこの炭層(22)において微生物のコロニが大
量に形成されるのであり、主としてこの炭層(22)のコ
ロニー中において増殖している微生物によって、各木炭
またはバーク炭に捕獲された農薬が分解されるのであ
る。
そして、以上の作用を十分かつ確実なものとなるように
するために、実施例においては保水層(21)の厚さを約
10om〜40cmとしているのである。換言すれば、保水層
(21)の厚さが前述した程度のものでない場合には、農
薬を含んだ水の十分な浸透やろ過作用を十分行えなくな
るのであり、折角の炭層(22)の効果を発揮させること
ができなくなるのである。
するために、実施例においては保水層(21)の厚さを約
10om〜40cmとしているのである。換言すれば、保水層
(21)の厚さが前述した程度のものでない場合には、農
薬を含んだ水の十分な浸透やろ過作用を十分行えなくな
るのであり、折角の炭層(22)の効果を発揮させること
ができなくなるのである。
なお、保水層(21)においても農薬の一部は捕獲される
のであり、また農薬を分解する微生物のコロニーも形成
されるものであって、この保水層(21)においても、農
薬の捕獲及び分解が部分的ではあるが行われるものであ
る。
のであり、また農薬を分解する微生物のコロニーも形成
されるものであって、この保水層(21)においても、農
薬の捕獲及び分解が部分的ではあるが行われるものであ
る。
以上のようにして、このゴルフ場(10)に散布された農
薬は、保水層(21)及び炭層(22)、特に炭層(22)に
おいて捕獲・分解されるのであり、通水層(23)に接続
した排水口(24)から流れ出す水中には農薬が殆んど残
留していないのである。従って、本発明に係るゴルフ場
(10)においては農薬の浄化が十分かつ確実に行われる
のである。これにより、このゴルフ場(10)は、これを
設置した近傍に農薬を流出させることはないのであり、
人間や自然環境を守るのである。
薬は、保水層(21)及び炭層(22)、特に炭層(22)に
おいて捕獲・分解されるのであり、通水層(23)に接続
した排水口(24)から流れ出す水中には農薬が殆んど残
留していないのである。従って、本発明に係るゴルフ場
(10)においては農薬の浄化が十分かつ確実に行われる
のである。これにより、このゴルフ場(10)は、これを
設置した近傍に農薬を流出させることはないのであり、
人間や自然環境を守るのである。
さらに、このゴルフ場(10)における農薬浄化構造(2
0)は、その上面が開放されたままの状態であり、その
周囲に位置する地面と略同一の高さにある。従って、こ
の農薬浄化構造(20)上には、図に示したように、構造
物(30)の一部を突設できるものとなっているのであ
る。また、この農薬浄化構造(20)については、必要に
応じてその保水層(21)をゴルフ場(10)のバンカーと
したり、あるいは保水層(21)上に飛び石を配置して通
路の一部としたりすることが可能であり、この農薬浄化
構造(20)の上方は十分利用できるものとなっているの
である。
0)は、その上面が開放されたままの状態であり、その
周囲に位置する地面と略同一の高さにある。従って、こ
の農薬浄化構造(20)上には、図に示したように、構造
物(30)の一部を突設できるものとなっているのであ
る。また、この農薬浄化構造(20)については、必要に
応じてその保水層(21)をゴルフ場(10)のバンカーと
したり、あるいは保水層(21)上に飛び石を配置して通
路の一部としたりすることが可能であり、この農薬浄化
構造(20)の上方は十分利用できるものとなっているの
である。
(実施例) 次に、本発明に係るゴルフ場(10)を、図に示した実施
例に従って詳細に説明すると、このゴルフ場(10)は、
フェアウエイやパッティンググリーン、あるいはティグ
ランド等の構成部分を有していることは当然として、こ
れらの構成部分の表層を流れる雨水等を一定箇所に排水
するための排水路(11)を備えている。そして、このゴ
ルフ場(10)は、排水路(11)の途中または終端に配置
されて、主として図示上側から順に配列した、保水層
(21)、炭層(22)、及び通水層(23)とからなってい
る農薬浄化構造(20)を備えているものである。なお、
通水層(23)の一部には排水口(24)が接続してあり、
この排水口(24)からは、当該農薬浄化構造(20)によ
って浄化された後の水が排出されるものである。
例に従って詳細に説明すると、このゴルフ場(10)は、
フェアウエイやパッティンググリーン、あるいはティグ
ランド等の構成部分を有していることは当然として、こ
れらの構成部分の表層を流れる雨水等を一定箇所に排水
するための排水路(11)を備えている。そして、このゴ
ルフ場(10)は、排水路(11)の途中または終端に配置
されて、主として図示上側から順に配列した、保水層
(21)、炭層(22)、及び通水層(23)とからなってい
る農薬浄化構造(20)を備えているものである。なお、
通水層(23)の一部には排水口(24)が接続してあり、
この排水口(24)からは、当該農薬浄化構造(20)によ
って浄化された後の水が排出されるものである。
農薬浄化構造(20)の最上層を構成している保水層(2
1)は、主として水の保持作用を行うためのものであ
り、本実施例においては所謂川砂を採用して構成した
が、水の保持作用を十分行うことができるものであれ
ば、例えば粉砕したパーライト等であってもよく、また
これらを混合したものであってもよい。また、この保水
層(21)の厚さとしては、10cm〜40cm程度のものとする
必要があるが、その理由は、10cmより薄いと十分な保水
作用が得られないからであり、40cmよりも厚くしてもコ
ストだけかかって所望以上の効果が期待できないからで
ある。中でも、この保水層(21)の厚さは30cm程度とす
るのが最適である。
1)は、主として水の保持作用を行うためのものであ
り、本実施例においては所謂川砂を採用して構成した
が、水の保持作用を十分行うことができるものであれ
ば、例えば粉砕したパーライト等であってもよく、また
これらを混合したものであってもよい。また、この保水
層(21)の厚さとしては、10cm〜40cm程度のものとする
必要があるが、その理由は、10cmより薄いと十分な保水
作用が得られないからであり、40cmよりも厚くしてもコ
ストだけかかって所望以上の効果が期待できないからで
ある。中でも、この保水層(21)の厚さは30cm程度とす
るのが最適である。
この保水層(21)の下方に位置する炭層(22)は、所謂
木炭またはバーク炭を平均粒径が0.5mm〜6mm程度のもの
に造粒したものを敷きつめることによって構成した。木
炭を採用した理由は、これを所謂間伐材によって形成し
たものが安価かつ安定的に供給されるようになってきて
いること、及び間伐材を積極的に利用することが、近年
の日本の林業の発達に貢献し得るからである。同様に、
バーク炭は樹皮を焼成することにより構成されるもので
あり、安価に供給されるものであるから、広い面積のも
のを造成する場合に有利である。
木炭またはバーク炭を平均粒径が0.5mm〜6mm程度のもの
に造粒したものを敷きつめることによって構成した。木
炭を採用した理由は、これを所謂間伐材によって形成し
たものが安価かつ安定的に供給されるようになってきて
いること、及び間伐材を積極的に利用することが、近年
の日本の林業の発達に貢献し得るからである。同様に、
バーク炭は樹皮を焼成することにより構成されるもので
あり、安価に供給されるものであるから、広い面積のも
のを造成する場合に有利である。
本実施例においては、この炭層(22)の厚さを15cm程度
のものとした。その理由は、この炭層(22)がこれより
も薄いと、農薬の浄化を十分行えなるからであり、コス
ト等の規制がないのであれば15cm以上のものとして構成
して実施してもよい。また、炭層(22)を構成している
木炭またはバーク炭の粒径は、余り小さいと水とともに
流亡してしまし、また余り大きなものであると農薬との
十分な接触面積を確保できないから、前述したように、
平均粒径で0.5mm〜6mm程度が最も効果的なものである。
のものとした。その理由は、この炭層(22)がこれより
も薄いと、農薬の浄化を十分行えなるからであり、コス
ト等の規制がないのであれば15cm以上のものとして構成
して実施してもよい。また、炭層(22)を構成している
木炭またはバーク炭の粒径は、余り小さいと水とともに
流亡してしまし、また余り大きなものであると農薬との
十分な接触面積を確保できないから、前述したように、
平均粒径で0.5mm〜6mm程度が最も効果的なものである。
そして、最下層に位置する通水層(23)としては、この
中に流れ込んできた水を、この通水層(23)に接続した
排水口(24)から外部へ排出させることができるように
するために、所謂礫石を敷きつめて構成した。
中に流れ込んできた水を、この通水層(23)に接続した
排水口(24)から外部へ排出させることができるように
するために、所謂礫石を敷きつめて構成した。
以上のように構成したゴルフ場(10)の効果について、
実験した結果を次の表にまとめた。この実験において
は、農薬としてバナフィン、スミチオン及びオーソサイ
ドを使用し、これらの1000倍液を12/m2・時の散布量
でそれぞれ120時間連続処理を行った。そして、炭層(2
2)を構成している木炭またはバーク炭の形状を大、
中、小として、排水口(24)から流出してくる水中での
各農薬の残量を測定することにより、当該ゴルフ場(1
0)の農薬の除去率(%)を測定したのである。
実験した結果を次の表にまとめた。この実験において
は、農薬としてバナフィン、スミチオン及びオーソサイ
ドを使用し、これらの1000倍液を12/m2・時の散布量
でそれぞれ120時間連続処理を行った。そして、炭層(2
2)を構成している木炭またはバーク炭の形状を大、
中、小として、排水口(24)から流出してくる水中での
各農薬の残量を測定することにより、当該ゴルフ場(1
0)の農薬の除去率(%)を測定したのである。
この場合の木炭またはバーク炭の大、中、小は、炭層
(22)の密度によって間接的に計量したが、大は0.24g/
m、中は0.39g/m、小は0.44g/mであり、これを木
炭またはバーク炭の平均粒径に直すと、それぞれ5mm〜1
0mm、約1mm、0.5mmであった。
(22)の密度によって間接的に計量したが、大は0.24g/
m、中は0.39g/m、小は0.44g/mであり、これを木
炭またはバーク炭の平均粒径に直すと、それぞれ5mm〜1
0mm、約1mm、0.5mmであった。
(測定者;社団法人総合保険センター計量証明事業所 住所;岐阜県美濃加茂市西町7丁目169番地除去率の計
量方法はGC−ECDによる) この表の結果から理解できるように、バナフィン及びオ
ーソサイドについては、炭層(22)を構成する粒状木炭
またはバーク炭の粒径がいずれの場合も97.1%以上を示
しており、このゴルフ場(10)は優れた浄化作用効果を
有していることが分かる。なお、スミチオンについて
は、炭層(22)を構成する粒状炭が非常に小さいとき
(密度が0.44g/mより大きいとき)に効率よく浄化さ
れるが、スミチオンを使用する可能性の高いゴルフ場
(10)に対してこのような小さな粒状のものを使用すれ
ばよいものである。
量方法はGC−ECDによる) この表の結果から理解できるように、バナフィン及びオ
ーソサイドについては、炭層(22)を構成する粒状木炭
またはバーク炭の粒径がいずれの場合も97.1%以上を示
しており、このゴルフ場(10)は優れた浄化作用効果を
有していることが分かる。なお、スミチオンについて
は、炭層(22)を構成する粒状炭が非常に小さいとき
(密度が0.44g/mより大きいとき)に効率よく浄化さ
れるが、スミチオンを使用する可能性の高いゴルフ場
(10)に対してこのような小さな粒状のものを使用すれ
ばよいものである。
(発明の効果) 以上詳述した通り、本発明においては、上記実施例にお
いて例示した如く、 「フェアウエイやパッティンググリーン等のゴルフ場
(10)の構成部分からの排水を集めて流す排水路(11)
と、 この排水路(11)の途中又は終端に配置されて、上から
順に、砂等からなる保水層(21)、平均粒径が0.5mm〜6
mm程度に造粒した木炭又はバーク炭からなる少なくとも
15cm以上の厚さの炭層(22)、この炭層(22)と区画さ
れて礫等によって構成した通水層(23)を有した農薬浄
化構造(20)を備えた」 ことにその構成上の特徴があり、これにより、散布され
た農薬の浄化を十分かつ確実に行うことができるととも
に、施工を容易に行うことができてしかも安価に提供す
ることのできる農薬浄化構造を備えたゴルフ場を提供す
ることができるのである。
いて例示した如く、 「フェアウエイやパッティンググリーン等のゴルフ場
(10)の構成部分からの排水を集めて流す排水路(11)
と、 この排水路(11)の途中又は終端に配置されて、上から
順に、砂等からなる保水層(21)、平均粒径が0.5mm〜6
mm程度に造粒した木炭又はバーク炭からなる少なくとも
15cm以上の厚さの炭層(22)、この炭層(22)と区画さ
れて礫等によって構成した通水層(23)を有した農薬浄
化構造(20)を備えた」 ことにその構成上の特徴があり、これにより、散布され
た農薬の浄化を十分かつ確実に行うことができるととも
に、施工を容易に行うことができてしかも安価に提供す
ることのできる農薬浄化構造を備えたゴルフ場を提供す
ることができるのである。
特に、本発明に係るゴルフ場(10)においては、その農
薬浄化構造(20)の上方が開放されたままの状態であっ
ても十分その効果を発揮するものであるから、この農薬
浄化構造(20)の表層の保水層(21)を通路等の他のも
のとして使用することができるとともに、この農薬浄化
構造(20)上に構造物(30)の一部を突出させることも
できるのであり、この農薬浄化構造(20)自体をゴルフ
場(10)の施設としても有効に利用することができるの
である。
薬浄化構造(20)の上方が開放されたままの状態であっ
ても十分その効果を発揮するものであるから、この農薬
浄化構造(20)の表層の保水層(21)を通路等の他のも
のとして使用することができるとともに、この農薬浄化
構造(20)上に構造物(30)の一部を突出させることも
できるのであり、この農薬浄化構造(20)自体をゴルフ
場(10)の施設としても有効に利用することができるの
である。
図は本発明に係るゴルフ場の部分断面図である。 符号の説明 10……ゴルフ場、11……排出路、20……農薬浄化構造、
21……保水層、22……炭層、23……通水層、30……構造
物。
21……保水層、22……炭層、23……通水層、30……構造
物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E03F 1/00 A 7265−2D
Claims (1)
- 【請求項1】フェアウエイやパッティンググリーン等の
ゴルフ場の構成部分からの排水を集めて流す排水路と、 この排水路の途中又は終端に配置されて、上から順に、
砂等からなる保水層、平均粒径を0.5mm〜6mm程度に造粒
した木炭又はバーク炭からなる少なくとも15cm以上の厚
さの炭層、この炭層と区画されて礫等によって構成した
通水層を有した農薬浄化構造を備えたゴルフ場。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2182241A JPH0677734B2 (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | 農薬浄化構造を備えたゴルフ場 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2182241A JPH0677734B2 (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | 農薬浄化構造を備えたゴルフ場 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0468102A JPH0468102A (ja) | 1992-03-03 |
| JPH0677734B2 true JPH0677734B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=16114814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2182241A Expired - Lifetime JPH0677734B2 (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | 農薬浄化構造を備えたゴルフ場 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0677734B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07115012B2 (ja) * | 1990-07-18 | 1995-12-13 | 鹿島建設株式会社 | ゴルフ場農薬の流出防止方法 |
| TW212215B (en) * | 1992-05-13 | 1993-09-01 | Abe Kensaku | River water refining device |
| JP2581636B2 (ja) * | 1992-09-09 | 1997-02-12 | 株式会社東洋製作所 | 高濃度有機物処理方法 |
| JP2713852B2 (ja) * | 1993-04-27 | 1998-02-16 | 株式会社東洋エコ・リサーチ | 浄化処理装置 |
| JP2664334B2 (ja) * | 1993-12-27 | 1997-10-15 | 株式会社 東洋エコ・リサーチ | 浄化処理装置 |
| JP2500113B2 (ja) * | 1993-12-27 | 1996-05-29 | 株式会社東洋エコ・リサーチ | 浄化処理装置 |
| KR20020024255A (ko) * | 2002-02-14 | 2002-03-29 | 이상훈 | 숯과 자갈을 이용한 하수 정화통 및 그를 이용한 간이하수 정화설비 |
-
1990
- 1990-07-09 JP JP2182241A patent/JPH0677734B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0468102A (ja) | 1992-03-03 |
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