JPH067780A - 水の活性化用コーティング剤 - Google Patents

水の活性化用コーティング剤

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JPH067780A
JPH067780A JP16911992A JP16911992A JPH067780A JP H067780 A JPH067780 A JP H067780A JP 16911992 A JP16911992 A JP 16911992A JP 16911992 A JP16911992 A JP 16911992A JP H067780 A JPH067780 A JP H067780A
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water
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fine powder
inorganic
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JP16911992A
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English (en)
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Yutaka Maekawa
裕 前川
Toshiro Kimura
敏郎 木村
Yukikazu Moritsu
幸和 森津
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Okuno Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
Okuno Chemical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水の活性化用コーティング剤に於いて、硬化
温度の引下げと塗膜の亀裂の防止を図ると共に、塗膜の
固着力や機械的強度、可撓性、耐水性、耐候性等の塗膜
性能を向上させ、更に水の殺菌力や低温度に於ける水の
活性化力を高める。 【構成】 ケイ酸カリウム(固形分換算)100重量部
に対し、超微粒子状シリカ20〜50重量部を加熱溶解
させたシリカ/酸化カリウムのモル比4. 0〜5. 3の
無機質塗料用バインター(固形分換算)100重量部
と、無機質繊維状微粉末1〜10重量部とより成る無機
質塗料組成物Aに、前記無機質塗料組成物A100重量
部に対して5〜45重量部の磁鉄鉱微粉末Bと5〜45
重量部の遠赤外線放射物微粉末Cとを混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水の活性化用コーティン
グ剤の改良に係り、200℃以下の低温で容易に硬化を
すると共に亀裂が生せず、固着性や耐食性、耐候性等の
塗膜性能に優れ、しかも低温に於ける水の活性化性能の
高い塗膜の形成を可能とした水の活性化用コーティング
剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水を磁化処理したり、或いは水に超音波
や遠赤外線を照射して水を活性化することにより、水耕
栽培等に於ける植物の成長の促進、水の殺菌、水垢の発
生防止、水の脱臭及び味覚の向上等の効用が得られるこ
とが知られている。而して、前記水の活性化は、「水が
外部からエネルギーを吸収し、水分子の振動が活発にな
っている状態を云う。」と一般に説明されている。例え
ば水分子の固有振動数に近い波長(3〜14μm程度)
のエネルギー(即ち遠赤外線領域のエネルギー)を水に
照射すると、照射エネルギーが水に効率よく吸収され、
水が活性化されることになる。又、遠赤外線領域のエネ
ルギーが吸収されて水が活性化されると、物理的には水
分子が水素イオンH+ と水酸イオンOH- に解離した
り、外部から酸素や窒素等の気体分子を取り込む力が増
加したり、(例えば溶存酸素の増加)、或いは弱アルカ
リ性になる等の物性の変化が表れると報告されており、
その結果、上述したような効用が得られると想定されて
いる。
【0003】一方、近年水道水や地下水等の水を活性化
する活性水生成装置が開発され、広く利用されている。
この活性水生成装置としては、例えば遠赤外線を放射す
るセラミック粒子内へ水を流通させる遠赤外線処理型の
もの、磁極の間隙内へ水を流通させる磁気処理型のも
の、高電界内へ水を流通させる電界処理型のもの及びマ
イクロ波内へ水を流通させるマイクロ波処理型のもの等
が知られている。その中でも、セラミックを用いた遠赤
外線処理型のものは、電源設備を全く必要とせず、然も
小型で構造も簡単であるので、一般に於いて広く利用さ
れつつある。ところが、前記セラミックを用いた遠赤外
線処理型の活性水生成装置は、高価な遠赤外線放射セラ
ミックを使用するため活性水生成装置そのものが高価に
なると云う難点がある。また、家庭に於ける水の活性
化、例えば園芸用水の活性化等に使用する場合には、植
木鉢等と一緒に活性水生成装置を並置する必要があり、
大きな設置スペースを必要とするうえ、美感が損なわれ
る等の問題を生ずることになる。
【0004】そのため、近年遠赤外線放射物質を混合し
た遠赤外線放射塗料組成物が開発されている。しかし、
これ等の内の有機バインダーで得られる塗膜は、長期間
水と接触したり、或いは水との接触が繰り返し行われる
と、塗膜と素地との層間剥離を起こし易いと云う問題が
ある。また、従来のアルカリ珪酸塩類無機バインダーを
用いた塗膜、例えばトリポリリン酸二水素アルミニゥム
等の硬化剤を用いた場合の塗膜に於いては、塗膜が緻密
性を欠き、素地が常に外界の影響を受けて水等の攻撃に
曝されるため、水の活性用コーティング剤としての利用
には多くの問題が残されている。加えて、上記塗料組成
物では塗膜からの放射エネルギーが遠赤外線のみである
ため、水の温度が低い場合には殺菌力や微生物の発生抑
制力が十分に得られないと云う問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従前の遠赤
外線放射塗料組成物に於ける上述の如き問題、即ち塗
膜が緻密性を欠くこと、塗膜性能が相対的に低く、特
に塗膜の耐水性や対象物に対する固着性に欠けること、
水の温度が低いこと、十分な殺菌効果等が得られない
こと等の問題を解決せんとするものであり、固着性や耐
水性等の塗膜性能に優れると共に、常に高い水の活性化
作用を保持する塗膜の形成を可能とした水の活性化用コ
ーティング剤を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本件請求項1に記載の発
明は、ケイ酸カリウム(固形分換算)100重量部に対
し、超微粒子状シリカ20〜50重量部を加熱溶解させ
たシリカ/酸化カリウムのモル比4. 0〜5. 3の無機
質塗料用バインダー(固形分換算)100重量部と、無
機質繊維状微粉末1〜10重量部と、着色剤10〜50
重量部とより成る無機質塗料組成物Aに、前記無機質塗
料組成物(固形分換算)A100重量部に対して5〜5
0重量部の磁鉄鉱微粉末Bを混合したことを発明の基本
構成とするものである。
【0007】また、本件請求項3に記載の発明は、前記
請求項1に記載の無機質塗料組成物Aに、当該無機質塗
料組成物(固形分換算)A100重量部に対して5〜4
5重量部の磁鉄鉱微粉末Bと5〜45重量部の遠赤外線
放射物質微粉末Cとを混合したことを発明の基本構成と
するものである。
【0008】
【作用】本発明に係るコーティング剤はプラスチックを
除く他の全ての物質の表面に、固着力が強く且つ比較的
厚い塗膜を形成することが出来る。塗膜の硬化温度は2
00℃以下であり、無機質塗料組成物A内の超微粒子状
シリカが硬化剤の機能を果たす。また、無機質塗料組成
物A内に含まれる無機質繊維状微粉末が主として塗膜の
亀裂の防止や可撓性及び機械的強度の向上に寄与する。
金属やゼオライト、セラミックス、焼物等の外表面に塗
布された塗膜からは、磁鉄鉱からの磁力線や遠赤外線放
射物質からの遠赤外線が放射され、これ等の放射エネル
ギーにより、水が活性化される。その結果、水の殺菌や
水中微生物の発生の抑制が行えると共に、水自体が植物
へ吸収され易くなり、植物の成育が促進される。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る活性化用コーティング剤
の実施例について説明する。本発明に係るコーティング
剤は、無機質塗料組成物Aに磁鉄鉱微粉末Bを混合した
組成物、並びに無機質組成物Aに磁鉄鉱微粉末Bとシリ
カ、アルミナ、窒化硅素、炭化硅素等の遠赤外線放射物
質微粉末Cを混合した組成物である。
【0010】前記無機質塗料組成物Aとしては、下記の
、及びから成る混合組成物A 1 と、下記の、
、及びから成る混合組成物A2 が夫々使用されて
おり、奥野製薬工業株式会社よりCRMカラーコート
(商品名)として市販されているものである。 ケイ酸カリウム(固形分換算)100重量部に対
し、超微粒子状シリカ20〜50重量部を加熱溶解させ
たシリカ/酸化カリウムのモル比4. 0〜5. 3の無機
質塗料用バインター(固形分換算)100重量部。 無機質繊維状微粉末1〜10重量部。 天然ケイ酸塩微粉末3〜15重量部。
【0011】尚、前記無機質塗料組成物Aを形成するケ
イ酸カリウムとしては、シリカ/酸化カリウムのモル比
が2. 9〜3. 7程度のものが望ましい。また、前記超
微粒子状シリカは硬化剤として作用するものであり、ホ
ワイトカーボンや超微粒子状無水シリカ等が用いられ
る。当該超微粒子状シリカの混合量が少ないと、塗膜の
耐沸騰水性が低下し、また、混合量が過多になると、塗
膜に亀裂を生じ且つ固着性が低下する。更に、前記無機
質繊維状微粉末は塗膜の亀裂防止と固着性を高めるもの
である。具体的にはチタン酸カリウムウイスカー、アル
ミナ繊維、窒化ケイ素、炭化ケイ素等が使用可能であっ
て、本実施例ではチタン酸カリウムウイスカーを使用し
ている。当該無機質繊維状微粉末の混合量が少ないと、
十分な亀裂防止効果が得られず、また、過多になると、
微粉末の色にコーティング剤が着色されてしまうことに
なる。前記着色剤としては、ルチル型酸化チタン等の無
機顔料等が使用可能であり、当該着色剤が過多になる
と、塗膜の連続性が阻害され、耐沸騰水性が悪化する。
前記天然ケイ酸塩微粉末は、塗膜の亀裂の防止と固着性
を高めるものであり、カオリン等の粘土類、タルク、雲
母等が使用される。
【0012】前記磁鉄鉱微粉末Bは水との接触により水
に含有される鉄分等に磁化作用を及ぼすものであり、本
実施例では、天然の磁鉄鉱鉱石の微粉末(平均粒径5〜
10μm)を、無機質塗料組成物(固形分換算)A10
0重量部に対して5〜50重量部を混合している。当該
磁鉄鉱微粉末Bの混合量が少ないと、所謂水の磁化作用
が十分に達成されず、また、逆にその混合量が過多にな
ると、塗膜に亀裂を生じたり、可撓性が悪化したりす
る。
【0013】前記遠赤外線放射物質微粉末Cは、コーテ
ィング塗膜内にあって外気から熱エネルギーを吸収する
ことにより、波長約3〜5μmの間にピーク値を有する
遠赤外線を水内へ照射し、これによって水を活性化する
ものである。本実施例ではシリカ、アルミナ、窒化硅
素、炭化硅素等の微粉末から成る遠赤外線放射物質微粉
末Cが、単体又は混合体の型で使用されており、その混
合量は前記無機質塗料組成物(固形分換算)A100重
量部に対して、10〜40重量部(望ましくは20〜3
0重量部)に選定されている。尚、当該遠赤外線放射物
質微粉末Cの混合量は、前記磁鉄鉱微粉末の場合と同様
に少な過ぎると水の活性化が不十分となり、また、過多
になると塗膜の可撓性の悪化や固着力の低下を招くこと
になる。
【0014】次に、本発明に係るコーティング剤を用い
た各種の試験について説明する。 (試験1)…植物の成長促進試験 先ず、活性化水による植物の成長促進試験の結果につい
て説明する。試験に先立ち、前記無機質塗料組成物(固
形分換算)A100重量部に磁鉄鉱粉末B10重量部を
混合したコーティング剤Dと、前記無機質塗料組成物
(固形分換算)A100重量部に磁鉄鉱粉末B10重量
部と遠赤外線放射物質微粉末C30重量部(及び混合
体)とを混合したコーティング剤Eを調合し、次に両コ
ーティング剤D,Eを幅100mm、高さ150mmの
ステンレス鋼板の両面に塗布し、乾燥硬化後の塗膜厚さ
を平均25μmとした水の活性化処理板S1 (コーティ
ング剤Dを塗布したもの)及び活性化処理板S2 (コー
ティング剤Eを塗布したもの)を製作した。
【0015】(試験1−A)…生花の成長促進 容量2lのビーカ2個を用意し、各ビーカ内へ中輪菊1
本、小菊2本、及びカーネーション1本を夫々入れると
共に、一方のビーカ内へ前記活性化処理板S2を浸漬し
た。その後、両ビーカを家屋内の窓部の日当たり等の条
件がほぼ同じ箇所へ並置し、24時間毎に減少した水量
を追加して所定の水量となるようにした。10日間(2
40時間)経過後に、両ビーカ内の水を観察すると、活
性化処理板S2 を浸漬したビーカ(以下、活性水ビーカ
と呼ぶ)の方は、濁りや腐敗臭のない清浄水であり、且
つ花も比較的大きく成長していた。これに対して、活性
化処理板S2 の無いビーカ(以下ブランクビーカと呼
ぶ)の水は、水カビが寒天状に発生して菊の浸漬部を一
面に覆い、且つ強い腐敗臭を発散していた。また、花は
成長が悪く、活性水ビーカの花に比較して相対的に小さ
かった。
【0016】(試験1−B)…生花用活性剤を用いた場
合の生花の成長促進 先ず、市販の生花用活性剤には栄養剤や殺菌剤等が混合
されている。そこで、商品名「ホルドンR(セン
カ)」、「イキイキ」、「華の精」、「クリザール」及
び「リピート」の5種の生花用活性剤を夫々2lビーカ
へ入れ、各ビーカに大菊1本、小菊2本及びカーネーシ
ョン1本を入れて、水の腐敗及び花の成長等についてブ
ランクビーカの場合との比較試験をした。13日経過後
に観察すると、生花用活性剤を入れたビーカは何れもカ
ビ等が発生せず且つ悪臭を発しないのに対して、通常の
水を入れたビーカの方は、水の濁りや悪臭が発生した。
また、生花の水上量は、ブランク410cc、ホルドン
R670cc、イキイキ510cc、華の精615c
c、クリザール570cc、リピート740ccであっ
て、花の大きさ等から判断してホルドンRとリピートが
最も優れた生花用活性剤と判断された。
【0017】そこで、2lビーカ3個の夫々ホルドンR
を入れ、これに大菊1本、小菊2本、カーネーション1
本及び水仙2本を夫々入れると共に、活性化処理板S1
を入れた活性水ビーカと、活性化処理板S2 を入れた活
性水ビーカと、ブランクビーカの三つに分け、13日間
の比較試験を行った。
【0018】
【表1】 上記一覧表からも明らかなように、処理板S2 、即ち磁
鉄鉱粉末Bと遠赤外線放射物質Cを混入したコーティン
グ剤Eを塗布したものは、生花用活性剤と共に使用した
場合でも、最も優れた生花の成長促進効果を有すること
が判る。
【0019】前記試験1−A及び試験1−Bの結果から
明らかなように、処理板S1 及び処理板S2 は、そのコ
ーティング塗膜へ水が接触することによって水を活性化
する作用を有し、これによって、微生物の発生の抑制や
生花の開花の促進等の効用を奏するものであることが判
る。
【0020】試験2 養魚用水の汚損防止試験 次に、本発明に係るコーティング剤を金魚水槽へ適用し
た場合の汚損の防止試験結果について説明する。一般に
養魚に於いては、使用する水の水質がもっとも大切であ
る。魚の排出するアンモニア亜硝酸から硝酸塩となり、
藻や植物が混在すればこれを吸収してくれるが、普通は
これらの塩類が水中に蓄積され、魚に重大なる影響を及
ぼすことになる。そこで、磁鉄鉱粉末Bを含むコーティ
ング剤Dが水質に、特に亜硝酸塩の増減にどれくらい関
与するのかを中心に、金魚について調べました。金魚の
場合はPH7. 5〜8. 0、亜硝酸0. 5mg/l以
下、硝酸塩80mg/l以下が良いとされている。
【0021】試験に先立ち、先ず水槽2基(20l、プ
ラスチック製)、濾過用フィルタ(エアーレーションに
よる濾過)、底石及び活性化処理体Z1 (平均直径5m
mのゼオライトに磁鉄鉱Bを含むコーティング剤Dを平
均厚さ20μmの塗膜にコート焼付したもの)を準備し
た。 (試験2−A)…エアレーションによる溶存酸素の増減
試験 金魚を入れる前に、3日間水槽内のエアーレーションを
行った。その後、東亜電波製溶存酸素計を用いて活性処
理体Z1 の入った槽の水と、ブランク槽の水との比較を
行った。結果は両者とも溶存酸素濃度が8. 7〜8. 8
mg/lであり、溶存酸素の差異は認められてなかっ
た。
【0022】(試験2−B)…金魚の飼育試験(1) 当才魚の硫金(体長平均4cm・尾を含まず)を両槽に
5匹づつ投入した。3日後ブランク槽の水は白濁状にな
ったが、活性用処理体Z1 を入れた槽の水は、若干黒味
がかってきたものの、濁りは発生しなかった。7日後に
は、寄生生物の発生によりえらくされ病が発生し、19
日後には金魚が全滅した。上記の試験結果から、活性化
処理体Z1 はカビ菌には有効であるが、寄生生物には全
く無力であることが判明した。
【0023】(試験2−C)…金魚の飼育試験(2) 前記試験2−Bの結果より、水道水にカルキ抜きを入
れ、それに市販ハイトロピカル(スルファジメトキシン
+アクリール製剤)を適当量入れることにより、寄生生
物による白点病や尾ぐされ病等の発生を防止したうえ、
再度試験を行った。 即ち、前回の水槽を用い、これに
金魚を5匹づつ投入し、亜硝酸量の増加を測定比較する
ことにより、コーティング剤Dの効用を観察した。亜硝
酸の測定は、ワーナー・ランバート社テトラ水質キット
を用いて、比色により測定をした。測定結果は図1のと
おりであり、活性化処理体Z1 を投入した槽では、水替
えなしで19日間後に亜硝酸が危険領域0. 5mg/l
に達したが、ブランク槽では19日間に2回の水替えを
行わねばならなかった。
【0024】(試験2−D)…硝化バクテリヤ菌フィル
ターを用いた場合の試験 ところで、上記実験を数回追試したが、その再現性は余
りよくなかった。その原因は、水中に発生する硝化バク
テリヤ菌の増減が大きく影響しているからだと考えられ
る。そこで、市販の硝化バクテリヤ菌を植え付けたフィ
ルターを使用して、この場合と上記活性化処理体Z1
みを使用した場合との亜硝酸の増減を測定した。測定の
結果は、図2乃至図4に示す如く大きな差を示し、硝化
バクテリヤ菌フィルターを用いた場合は、1ケ月間でも
亜硝酸量が0. 15mg/lのままであるのに対して、
活性化処理体Z1 のみを使用した槽では7日間で約0.
3mg/lにまで上昇することが判った。
【0025】前記試験2−C及び試験2−Dの結果か
ら、活性化処理体Z1 (即ち、コーティング剤D)は、
亜硝酸の生成を抑える効果を有することが判る。この効
果は、水が活性化されることによって老廃物が濾過され
易くなり、その分亜硝酸の生成がおさえられるのではな
いかと思われる。また、当該試験2−Cにおける濾過器
の濾材の汚れは、活性化処理体Z1 を使用した槽の方が
激しく、それだけ水質を汚染する老廃物が多く濾却され
ているのが判る。
【0026】(試験3)…水耕栽培による植物の成長促
進試験 更に、本発明に係るコーティング剤を用いて水耕栽培に
関する試験を行った。 (試験3−A)…君子蘭の水耕と土耕との比較 ドイツ系君子蘭を昭和61年3月交配、昭和61年12
月採種、直ちに播種した3年苗より選別し、殆ど同じ大
きさのものを4本とり、水耕栽培と通常の鉢栽培とに分
けて生長の比較を行った。蘭は、パンソイル(エクロメ
ゾール)1000倍と武田マイシンS1000倍とファ
イサン20 500倍との混合液に根の部分を30分間
浸漬し、これを水耕栽培に2本、比較として通常の鉢植
(赤玉土4、日向土4、腐葉土2、直径14cmの素焼
鉢)2鉢とに分け、平成2年4月24日より栽培をスタ
ートした。
【0027】水耕栽培には、「イセキホーム水耕セット
菜楽多くらぶWF−10」を用い、君子蘭が大きいので
上部に木製の支持箱を架して用いた。当該水耕栽培装置
は流水浸漬式であり、下部に貯槽が設けられていて、水
はポンプアップにより循環される。この貯槽の中に、大
粒のゼオライト上に本発明に係るコーティング剤Dを焼
付けしたものが約300g投入されており、且つ貯槽の
水量は約5lである。また、水耕栽培の肥料は、装置に
付属していた園試処方の均衡培養肥料を1000倍の濃
度で使用した。更に、鉢植えにはプロミックを4粒/鉢
/2ケ月の割合で使用し、両者の成長の速度を比較し
た。試験の結果は、下表の通りであり、初めの1ケ月
は、水耕栽培の方が葉色がよく、新芽の生長も早く感じ
られた。
【0028】
【表2】
【0029】(試験4)…コーティング剤塗膜の性能試
験 前記本発明に係るコーティング剤D(無機質塗料組成物
Aと磁鉄鉱粉末Bの混合組成物)及びコーティング剤E
(無機質塗料組成物Aと磁鉄鉱粉末Bと遠赤外線放射物
Cとの混合組成物)を、市販のステンレス鋼板(0. 4
mm×60mm×100mm)に夫々スプレー塗布し、
(塗布量100〜110g/m2 )塗装後直ちに180
℃の硬化炉に直接塗布板を投入し、30分硬化した。得
られた試験板について各種試験を行い、下表の如き結果
を得た。
【0030】
【表3】
【0031】尚、塗膜外観は目視観察によるものであ
り、Aは亀裂・剥離が全く認められない状態を示す。即
ち、耐沸騰水性は沸騰水中に24時間浸漬した後、塗膜
表面の変化を調べたものであり、Aは全く変化なし、B
は変色が認められるものである。また、耐水性は、常温
の水道水中に24時間浸漬したあと水中より取り出して
24時間放置すると云うサイクルを2年間に亘って繰り
返し、塗膜の剥離状態を調査したものであり、Aは全く
剥離の認められないものである。更に、キャス試験はJ
IS−H−8681に準じて行い、720時間後の塗膜
の状態を調べたもので、A:全く変化が認められないも
のである。耐熱性は電気炉にて400℃で20時間放置
した後、塗膜の状態を調べたものであり、Aは全く変化
のない状態を示す。密着性は(ゴバン目試験)1mm×
1mmセロハンテープ剥離を行い、残存数(剥離しない
数)を調べたものである。鉛筆硬度は三菱鉛筆ユニを使
用し、塗膜の硬度を調べたものである。 耐磨耗性:1000g×1000回転テーパ試験機(C
S−10)による磨耗量(mg)を測定したものであ
る。屈曲性試験は直径0. 5mmの円棒の周りに塗装面
を外にして屈曲したときの屈曲部の剥離の有無を調べた
ものであり、Aは180°屈曲しても剥離のない状態、
Bは180°屈曲で剥離するが、90°屈曲では剥離し
ない状態を示す。耐候性試験はサンシャインカーボンア
ーク燈式耐候性試験機を用いて、2000時間照射後の
光沢保持率(△G)および変色(△E)の程度を調べた
ものである。
【0032】表1からも判るように、本発明に係るコー
ティング剤D及びコーティング剤Eは、その硬化条件に
かかわらず塗膜外観、耐沸騰水性、耐屈曲性、密着性等
に関して優れた特性を示すものである。
【0033】上述の通り、本発明に係る水の活性化用コ
ーティング剤は、プラスチック以外のあらゆる対象物へ
強固に固着すると共に、亀裂や剥離が無く、しかも、高
い可撓性と機械的強度を有する塗膜を形成することが出
来る。その結果、水と直接に接触しても塗膜寿命が長
く、あらゆる条件下でも長期に亘って使用に耐えること
が出来る。また、本発明に係る水の活性化用コーティン
グ剤は、水中に於いて優れた殺菌や微生物の発生の抑制
作用を有するうえ、水を高度に活性化して植物の成育を
促進する作用を有するものである。その結果、本発明は
生花の成長促進用や農園芸用の水の活性化のみならず、
魚業用の水の活性化や水分を扱うあらゆる器物の殺菌や
消毒用にも活用することができる。更に、遠赤外線放射
物Cを混入した本発明に係る水の活性化用コーティング
剤は、磁気的処理による水の活性化と遠赤外線の照射に
よる水の活性化が相乗的に行われるため、塗膜や水の温
度が低い場合でも水を高度に活性化することができる。
その結果、特に農業用や園芸用の水の活性化に利用した
場合には、外気温度に大きく影響されることなしに植物
等の生長の著しい促進を計ることが出来る。本発明は上
述の通り、優れた実用的効用を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験2−Cに於ける水槽内の亜硝酸量の変化の
状態を示す線図である。
【図2】試験2−Dに於いて、硝化バクテリヤ含有濾過
布を使用した場合と、本発明に係るコーティング剤Dを
用いた活性化処理体Z1 のみを用いた場合の亜硝酸量の
変化の状態を示す線図である。
【図3】図2の場合と同じ線図である。
【図4】図2の場合と同じ線図である。
【符号の説明】
Aは無機質塗料組成物 A1 は天然けい酸塩微粉末の入らない無機質塗料組成物 A2 は天然けい酸塩微粉末を混入した無機質塗料組成物 Bは磁鉄鉱微粉末 Cは遠赤外線放射物 Dはコーティング剤(無機質塗料組成物(固形分換算)
A100重量部と磁鉄鉱微粉末B10重量物との混合組
成物) Eはコーティング剤(無機質塗料組成物(固形分換算)
A100重量部と磁鉄鉱微粉末B10重量部と遠赤外線
放射物C30重量物との混合組成物) S1 はコーティング剤Dを塗布したステンレス鋼板製の
活性用処理板 S2 はコーティング剤Eを塗布したステンレス鋼板製の
活性用処理板 Z1 はコーティング剤Dを塗布したゼオライト製の活性
用処理体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケイ酸カリウム(固形分換算)100重
    量部に対し、超微粒子状シリカ20〜50重量部を加熱
    溶解させたシリカ/酸化カリウムのモル比4. 0〜5.
    3の無機質塗料用バインター(固形分換算)100重量
    部と、無機質繊維状微粉末1〜10重量部とより成る無
    機質塗料組成物(A)に、前記無機質塗料組成物(固形
    分換算)100重量部に対して5〜50重量部の磁鉄鉱
    微粉末(B)を混合して成る水の活性化用コーティング
    剤。
  2. 【請求項2】 天然珪酸塩微粉末3〜15重量部を含む
    無機質塗料組成物(A)とした請求項1に記載の水の活
    性化用コーティング剤。
  3. 【請求項3】ケイ酸カリウム(固形分換算)100重量
    部に対し、超微粒子状シリカ20〜50重量部を加熱溶
    解させたシリカ/酸化カリウムのモル比4. 0〜5. 3
    の無機質塗料用バインダー(固形分換算)100重量部
    と、無機質繊維状微粉末1〜10重量部とより成る無機
    質塗料組成物に(A)に、前記無機質塗料組成物(固形
    分換算)100重量部に対して5〜45重量部の磁鉄鉱
    微粉末(B)と5〜45重量部の遠赤外線放射物質微粉
    末(C)を混合して成る水の活性化用コーティング剤。
  4. 【請求項4】 無機質塗料組成物(A)を天然珪酸塩類
    微粉末3〜15重量部を含む無機質塗料組成物(A)と
    すると共に、遠赤外線放射物質微粉末(C)をシリカ、
    アルミナ、窒化硅素及び炭火硅素の何れか一つ又は複数
    を含む遠赤外線放射物質微粉末(C)とした請求項3に
    記載の水の活性化用コーティング剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003070360A (ja) * 2001-08-31 2003-03-11 Ryoji Watabe 果実、野菜類の栽培装置
JP2015107989A (ja) * 2009-04-27 2015-06-11 日本水産株式会社 魚類寄生虫駆除方法

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