JPH0678055B2 - 鉄道車両用台車枠洗浄装置 - Google Patents

鉄道車両用台車枠洗浄装置

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JPH0678055B2
JPH0678055B2 JP31584990A JP31584990A JPH0678055B2 JP H0678055 B2 JPH0678055 B2 JP H0678055B2 JP 31584990 A JP31584990 A JP 31584990A JP 31584990 A JP31584990 A JP 31584990A JP H0678055 B2 JPH0678055 B2 JP H0678055B2
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浩 堀田
将三 遠藤
道一 宮田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄道車両用台車枠の洗浄装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の鉄道車両用台車枠の洗浄は、約5.0kg/cm2程度の
低圧に加圧された洗浄用薬液を固定された多数のノズル
(約500個)によって台車枠に吹き付けるか、または台
車枠を洗浄用薬液槽の中に浸漬し、上下に揺動させるこ
とによって行われていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の洗浄装置は、500個におよぶ多数の固定
ノズルを必要とし、かつ薬液使用するためノズルの詰り
が生じやすいので、ノズルの清掃に多大の労力を費やし
そのため作業能率が上がらない欠点がある。また洗浄用
薬液は繰り返し長時間使用することができないめ、薬液
が多量に必要となって経費が増大するほか、工場の端末
の廃水処理設備の負荷も増大する欠点がある。また台車
枠を薬液槽に浸漬し、揺動させて洗浄する方法は、人手
と洗浄に要する時間が多く掛り、かつ工場内の床面を汚
すなど清潔な作業環境を保てない欠点がある。
本発明の目的は、洗浄に薬液を使用せず、かつノズル数
を減じてノズル詰り時の清掃に要する労力を少くすると
ともに、洗浄用液体が節約でき、作業環境を汚さずかつ
外部に騒音を発せず、作業時間も少くてすむ新規な鉄道
車両用台車枠洗浄装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の台車枠洗浄装置は、断面がほぼ4角形の細長い
水平の凾形で、凾の一方の端面には開閉扉を有する開口
部が設けられ、開閉扉を含む凾形の各壁が遮音構造から
なる洗浄室と、台車枠を前記開口部から前記洗浄室内へ
水平に移動させる移動手段と、前記洗浄室内において台
車枠を囲むように洗浄室の上面・下面および両側面に各
々垂直に複数個の回転軸が配設されており、該回転軸の
洗浄室内端部に回転軸の軸心と直角に放射状に固定され
た複数のアームの先端部に設けられた洗浄用ノズルと、
前記洗浄室の天井部に垂直に複数個配設され、上下に昇
降しうる回転軸の洗浄室内下端部に設けられた洗浄用ノ
ズルを有する局所洗浄用ノズル装置と、前記各回転軸に
回転を与える手段と、前記各ノズルに圧力150kg/cm2
いし100kg/cm2、温度80℃ないし40℃の洗浄水を供給す
る高圧ポンプおよび洗浄水加熱用蒸汽配管と、前記洗浄
用ノズルと同様な構造で洗浄用ノズル群と前記開口部と
の間に配設されたエアブロー用ノズル群と、エアブロー
用ノズルに圧縮空気を供給する圧縮空気配管と、洗浄後
の汚水を受ける洗浄排水貯槽と、該洗浄後の汚水を浄化
して再び洗浄用水として前記高圧ポンプへ送るための汚
水循環処理設備と、台車枠の洗浄工程があらかじめ設定
されたプログラムに従って行われるための制御装置とを
有している。
〔作用〕
遮音壁構造の洗浄室内において、軌道上をチェーンによ
り牽引された運搬車に載置され、前進移動しつゝある台
車枠の上面・下面および両側面に対して、回転軸を中心
として洗浄室内において回転するアームの先端部に設け
られたノズルから圧力150kg/cm2ないし100kg/cm2に加圧
された80℃ないし40℃の高圧温水を噴射することによ
り、台車枠表面の汚れを除去し、さらに回転ノズル群か
らの噴射のみで除去困難な凹部などの局部の汚れに対し
ては、台車枠の移動を止め洗浄室の天井板に設けられた
ノズルを所望の位置へ降下させ、回転させながら高圧温
水を局部に噴射することによって洗浄を行う。洗浄後は
台車枠を後退させつゝ、洗浄用ノズル群と同様な構成の
回転するエヤーブロー用ノズル群によって圧縮空気を台
車枠に吹付けて台車枠の水分を除去する。洗浄に用いら
れた汚水は、洗浄室の床に接続している洗浄排水貯槽に
受け、次に汚水循環処理設備に導かれて固形物はネット
フィルタ、マグネットセパレータで除去され、サイクロ
ンおよびバッグフィルタによって浄化され、加熱用蒸汽
で所定の温度に加熱された後、高圧ポンプに送られ再び
高圧洗浄水として使用される。これら一連の台車枠洗浄
工程は、あらかじめ設定されたプログラムに従って洗浄
時間、台車枠移動速度、洗浄水圧力温度等が制御装置に
よってコントロールされ、自動運転可能である。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例の平面図、第2図は第1図の
側面図、第3図は本発明の一実施例のフローチャートで
ある。
架台1の上に凾形の洗浄室2が設けられ、洗浄室の一方
の端面には被洗浄物である台車枠4を出し入れするため
の開口部3が設けられ、開口部は扉3aによって開閉され
る。架台1の上には2条の軌条5bが敷設され、軌条の上
を移動しうる枠と車輪で構成された運搬車6が台車枠4
を載置して、架台の一端に設けられたコンベヤチェーン
駆動部5の洗浄室の両側の壁に沿って設けられた運搬車
に連結されたチェーン5aにより、軌条上を水平に移動し
て洗浄室2の内部へ開口部3を通過して出し入れされ
る。開口部3の扉にはシャッタが使用され、運搬車6が
洗浄室へ出入の都度開閉され、洗浄中は閉鎖される。
台車枠4の上面洗浄用として、洗浄室2の天井部2aに3
個の上部洗浄用回転ノズルユニット10が設けられてい
る。このノズルユニット10は、天井板を垂直に貫通する
回転軸10aと、各回転軸の洗浄室内端に固着され回転軸
と直角に放射状に十分文字に延びる同一長さの4本のア
ーム10bと、各アームの先端に下向きに台車枠4の上面
を有効に洗浄しうるように配置されたノズル10cから構
成される。ノズル10cの台車枠からの距離・ノズルの口
径・噴射角・噴射方向は洗浄効果が最良となるように選
定される。3本の回転軸10aは、運搬車6の進行方向に
対して直角に1列に、かつアーム10bの先端が互いに干
渉しないように配設される。洗浄室2の両側面2bにおい
ても、天井部2aに設けられた上部洗浄用回転ノズルユニ
ット10と同様の方法で、各側面2bに台車枠4の両側を洗
浄するための各2個の側面洗浄用回転ノズルユニット11
が、上部洗浄用回転軸10aを含む断面を挟んで等距離に
かつ台車枠4を効果的に洗浄しうる位置に配設される。
洗浄室2の下部2cにおいても、天井部2aに設けられた上
部洗浄用回転ノズルユニット10と同様な構造で、かつそ
れと対向する位置に上向きに、台車枠4の下面を洗浄す
るための3個の下面洗浄用回転ノズルユニット12が運搬
車6と干渉しない位置に配設される。運搬車6は、細い
部材で4角の枠形に構成される底板を有しないので、回
転ノズルから噴射される洗浄水が台車枠下面を洗浄する
ことを妨げない。各回転軸10aには、回転ノズルが設け
られた軸端と反対側の軸端部に各回転軸ごとに設けられ
たギヤモータ10dにより60r.p.m.の回転が与えられる。
また各洗浄用回転ノズル10cには、100kg/cm2ないし150k
g/cm2に加圧されかつ40℃ないし80℃に加熱された洗浄
水が高圧ポンプ20から供給される。好適な圧力と温度の
1例としては150kg/cm2,70℃である。
2個の局所洗浄用ノズルユニット13は、天井部2aに垂直
に固設されたエアシリンダ13a内を上下に昇降するロッ
ド13bと、ロッド13bを回転させるために設けられたギヤ
モータ13dと、ロッド13bの下端に水平の向きに設けられ
た2個のノズル13cから構成され、台車枠4がノズルユ
ニット13の直下に来て停止したとき、エアシリンダ13a
がロッド13bを降下させて台車枠4をその内側から洗浄
しうる位置にノズル13cを保持する。ノズル13cは回転し
つゝ高圧の洗浄水を噴射し、台車枠4の内側の洗浄を行
い、洗浄が終れば上昇して台車枠の移動を妨げない元の
位置へ戻る。
エアブロー用回転ノズルユニットは、洗浄用回転ノズル
ユニツト10,11,12と同様な構造で、洗浄用回転ノズルユ
ニット群が配置された位置より洗浄室内において開口部
側に配設されており、3個の上部エアブロー用回転ノズ
ルユニット7、各側面に1個づつ設けられた側面エアブ
ロー用回転ノズルユニット8および3個の下面エアブロ
ー用回転ノズルユニット9から構成され、各ノズルに工
場圧縮空気配管(不図示)から5〜7kg/cm2の圧縮空気
を供給して台車枠4に付着した水分を除去する。各エア
ブロー用ノズルの回転軸は、ギヤモータにより30r.p.m.
の回転が与えられる。2台のミストコレクタ19が洗浄室
の開口部側天井部に設けられ、テレビ(不図示)による
洗浄室内の視野を確保する。
洗浄室2は、開口部3の扉3aを含み天井と壁が遮音構造
で構成される。
汚水循環処理設備は、洗浄室2の末端の床部に設けられ
た洗浄排水貯槽T−1、汚水中の固形物を除去するため
のマグネットフィルタおよびマグネットセパレータユニ
ット18、サイクロン分離機23,24、中間タンクT−2,T−
3、バッグフィルタ25、浄水タンクT−4およびこれら
機器に汚水あるいは洗浄水を供給する循環ポンプ21から
構成され、このほかに各タンク内の温度を所定の温度に
加熱するための蒸汽供給配管(不図示)、各タンクの水
位を一定に保つための自動補給水バルブ(不図示)、お
よび各タンクの沈降汚泥を排出するためのラインポンプ
(不図示)が設けられている。浄水タンクT−4内の浄
水は高圧ポンプ20によって再び洗浄用ノズル群へ供給さ
れる。
このほか不図示の運搬遮位置検出センサ、シャッタ開閉
位置センサ、洗浄水温度センサ、各タンク水位センサ等
が設けられており、これらのセンサの検出信号によって
洗浄工程を図3のフローチャートに示す順序に従って制
御する制御盤28が設けられ、洗浄時間、台車枠移動速
度、洗浄水圧力温度等がコントロールされるので、自動
運転が可能となる。なお洗浄室2の内部には不図示の照
明装置、テレビカメラおよび安全のための酸素濃度測定
センサが設けられる。台車枠運搬手段として、モノレー
ル等による運搬手段も使用しうる。
なお本発明の洗浄装置は、鉄道車両用台車枠のほか、パ
ンタグラフやボルスター等の他の部品の洗浄にも使用し
うる。
次に、本実施例の台車枠洗浄装置の一使用例の動作を図
3のフローチャートについて説明すれば、まず、被洗浄
物である台車枠4を洗浄室外において運搬車6の上に載
置する。次に洗浄室2の開口部3の扉3aが開かれ、コン
ベヤチェーン駆動部5が運転され、台車枠4がチェーン
5aにより移動して洗浄室2の内へ入ったとき扉3aが閉
じ、次にミストコレクタ19が運転され、台車枠4が洗浄
用ノズルの配設されている箇所を通過する間、上部・側
面・下部の各洗浄用ノズルユニット10,11,12が回転しな
がら、各ノズル10cより高圧温水を噴射する。台車枠4
が前進して局所洗浄用ノズルユニット13の配置された位
置の真下に到ったときコンベヤチェーンの運転は停止さ
れ、局所洗浄用ノズル13が所望の位置まで降下して高圧
温水を噴射し、台車枠4の内側凹部を洗浄し、洗浄が終
れば高圧温水の噴射を止め、ノズルユニット13を上昇さ
せる。台車枠4が後退しながらエアブロー用回転ノズル
ユニット7,8,9から噴射される圧縮空気により台車枠4
に付着した水分が除去される。台車枠4の洗浄された状
態は洗浄室両側面に設けられた不図示のテレビカメラに
より洗浄室外から監視される。洗浄に使用された汚水
は、汚水循環処理設備によって浄化された洗浄水として
再使用される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、遮音構造の洗浄室内に回
転するノズルを設け、かつ10kg/cm2ないし100kg/cm2
昇圧した80℃ないし40℃の温水を被洗浄物に対して強力
にかつ全面に一様に噴射することにより、従来必要とし
た薬液を使用することなく被洗浄物を清浄にすることが
でき、かつ薬液によるノズルの詰りが無くなり、また固
定ノズル式の洗浄装置に比しノズル数を500個から数10
個に減少することができるので、ノズル清掃に要する手
間が著しく節減でき、かつ洗浄液に温水のみを使用する
ため、使用した汚水を汚水循環処理設備によって回収・
浄化して再循環して使用できるので薬液に要する費用が
省かれるほか、工場端末の廃水処理設備の負荷を減少さ
せる効果がある。また、エアブロー用ノズルも回転式と
したため被洗浄物からの液体の除去が完全に行われ、こ
れらの洗浄作業が閉鎖された遮音構造の洗浄室内で行わ
れるため、床の汚れや騒音が防止されるので作業環境が
改善される効果がある。さらに被洗浄物を運搬車に積載
して移動させ、一連の洗浄工程を制御装置によって自動
化したため、工程時間の短縮と省力化に効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の鉄道車両用台車枠洗浄装置の平面図、
第2図は第1図の洗浄装置の側面図、第3図は本発明の
一実施例のフローチャートである。 1……架台、2……洗浄室、 2a……天井部、2b……側面、 2c……下部、3……開口部、 3a……扉、4……台車枠、 5……コンベヤチェーン駆動部、 5a……チェーン、5b……軌条、 6……運搬車、 7……上部エアブロー用回転ノズルユニット、 8……側面エアブロー用回転ノズルユニット、 9……下面エアブロー用回転ノズルユニット、 10……上部洗浄用回転ノズルユニット、 10a……回転軸、10b……アーム、 10c……ノズル、10d……ギヤモータ、 11……側面洗浄用回転ノズルユニット、 12……下面洗浄用回転ノズルユニット、 13……局所洗浄用ノズルユニット、 13a……エアシリンダ、13b……ロッド、 13c……ノズル、13d……ギヤモータ、 18……ネットフィルタ・マグネットセパレータユニッ
ト、 19……ミストコレクタ、20……高圧ポンプ、 21……循環ポンプ、 23,24……サイクロン分離機、 25……バッグフィルタ、28……制御盤、 T−1……洗浄排水貯槽、 T−2,T−3……中間タンク、 T−4……浄水タンク、T−5……廃水タンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 道一 神奈川県横浜市緑区恩田町704 東京急行 電鉄株式会社内 (72)発明者 尾崎 正明 神奈川県横浜市緑区恩田町704 東京急行 電鉄株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄道車両用台車枠洗浄装置において、遮音
    性の天井と壁と扉とを以てつくられた閉鎖形洗浄室に、
    洗浄すべき台車枠を載置すべき運搬車用軌道と、該運搬
    車の軌道方向に洗浄室両側壁に沿って設けた該運搬車に
    連結自在なコンベヤチェーンとを設け、かつ前記洗浄室
    内には高圧温水を噴射する洗浄ノズルと圧縮空気を噴射
    するエアノズルをそれぞれ複数個配設し、洗浄室床には
    洗浄排水貯槽を設け、前記洗浄排水貯槽と連結した汚水
    循環処理設備を洗浄室外に設け、該設備には汚水処理セ
    パレータ、排水タンク、浄水タンク、高圧ポンプとを有
    することを特徴とする鉄道車両用台車枠洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記ノズルが、前記洗浄室内において洗浄
    すべき移動する台車枠を囲むように、その上面・下面お
    よび両側面に対して垂直に配設された複数個の回転軸の
    洗浄室内端に固設された複数の放射状アームの先端に設
    けられた高圧温水を噴射する洗浄用ノズル群、圧縮空気
    を噴出するエアブロー用ノズル群および前記洗浄室の天
    井部に垂直に配設されかつ昇降自在の回転軸の下端に設
    けられた局所洗浄用ノズル群とからなることを特徴とす
    る請求項1に記載の鉄道車両用台車枠洗浄装置。
  3. 【請求項3】前記高圧温水に、圧力150kg/cm2ないし100
    kg/cm2に昇圧され、80℃ないし40℃に加熱された清水を
    使用することを特徴とする請求項1または2に記載の鉄
    道車両用台車枠洗浄装置。
  4. 【請求項4】前記台車枠が載置された前記運搬車を、前
    記洗浄室内へ搬入し、前記台車枠に、前記洗浄ノズルよ
    り高圧温水を噴射し、更に前記エアノズルより圧縮空気
    を噴射した後、前記運搬車を前記洗浄室内より搬出し
    て、前記台車枠を洗浄する工程と、該洗浄工程中に発生
    する洗浄排水を循環処理して再使用する工程とを自動的
    に制御作動させる制御装置を有する、請求項1ないし3
    のいずれか1項に記載の鉄道車両用台車洗浄装置
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