JPH0678325U - トラフ形ベルトコンベア - Google Patents

トラフ形ベルトコンベア

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JPH0678325U
JPH0678325U JP1874693U JP1874693U JPH0678325U JP H0678325 U JPH0678325 U JP H0678325U JP 1874693 U JP1874693 U JP 1874693U JP 1874693 U JP1874693 U JP 1874693U JP H0678325 U JPH0678325 U JP H0678325U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンベアベルトの下側に水切り装置を設置す
る。 【構成】 コンベアベルト14の下側には水切りローラ
20が昇降可能に設けられる。水切りローラ20は、リ
ンクアーム21,22の一端で支えられる。リンクアー
ム21,22の他端間は連結軸26によって接続され
る。連結軸26には、電動シリンダ40からの駆動力が
作用する。水切りローラ20は、電動シリンダ40によ
って昇降変位される。水切りローラ20が下降した状態
では、コンベアベルト14はキャリアローラ11,1
2,13によって支持され、トラフ状となる。水切りロ
ーラ20が上昇すると、水切りローラ20がクラウン付
であるので、中央が両側より高くなり、溜まっていた水
などを排出することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屋外に設置されるトラフ形ベルトコンベア、特にコンベア起動時に 溜まっている雨水などを切ることが必要なトラフ形ベルトコンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図7に示すようなベルトコンベアが石炭の貯炭場などで使用されて いる。ベルトコンベア1は、プーリ2,3の間に架け渡され、石炭などの搬送物 4を連続的に搬送する。コンベアベルトに張力を与えるためにおもり5が設けら れている。ベルトコンベア1は、ほぼ水平な範囲Aの後で、下流側のプーリ3に 向かって上昇する。下流側のプーリ3の下には他のベルトコンベア6が配置され 、搬送物4をさらに搬送する。このようなベルトコンベア1,6のコンベアベル トの断面形状は、幅方向の中央部が両側に比べて低くなるトラフ状であり、搬送 物4を1.5〜2m/s程度の速度で搬送しても搬送物4がコンベアベルトの外 に脱落しないようにしている。
【0003】 このようなトラフ形ベルトコンベアを屋外に設置するときには、通常はコンベ アカバー等で覆い、搬送する粉塵などが飛散することを防止する。しかしながら 、石炭の貯炭場などではスタッカやリクレーマ等のヤードマシン設備がコンベア の上方を走行して通過するので、コンベアカバーなどはその妨げとなり用いられ ない。コンベアカバーなどでカバーされていないトラフ形のベルトコンベアには 、特に静止しているとき、図7の水平区間Aなどに雨水が溜まりやすい。雨水が 溜まった状態で、搬送物4を搬送させるためベルトコンベアを起動すると、搬送 物4とともに水も下流側のベルトコンベア6に流れてゆき、他の設備に水による 錆発生等の悪影響を与えたり、雨水の滞留によってコンベアベルトの劣化を招い たりする。
【0004】 屋外に設置されるトラフ形ベルトコンベアにおいては、上述のようにコンベア ベルト上に溜まる雨水などに対する対策が必要である。このため、従来から各種 水切り装置が提案されている。たとえば実公昭57−32969号公報には、コ ンベアベルトのトラフ角を自動的に変化させて、逆向きのトラフとし、コンベア ベルトの上方から水切り用ローラで押えながら水を排除する構成が開示されてい る。また、実開平2−25774号公報では、コンベアベルトを支えてトラフ形 状とするための支持用のキャリアローラを傾動させて平面状態とし、上から押え ローラと水切り枠とをコンベアベルト上に押圧し、コンベアベルト上に溜まった 水を排出する構成が開示されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
実公昭57−32969号公報の先行技術では、中央が高くなるように山形に 配置した水切りローラを、トラフ角を逆にしたコンベアベルトの上から押圧させ て水切りを行うので、ベルトコンベアの上側に水切り用の設備が必要となる。実 公平−25774号公報の先行技術では、押えローラと水切り枠とを不使用時に はコンベア側部に立てておく。すなわち、いずれの先行技術においても、ベルト コンベアの上方に水切り装置が設けられるので、スタッカやリクレーマ等のヤー ドマシン設備が通過する際には邪魔になる。
【0006】 さらに、実公平2−25774号公報の先行技術では、コンベアベルトにトラ フ形状を与えるためのキャリアローラを、押えローラと水切り枠の後の部分では 倒して平面状態にする必要がある。この先行技術では、キャリアローラを倒す作 業は手動で行う。ベルトコンベアは広い貯炭場などに設けられているので、直接 ベルトコンベアが設置してある位置まで作業者が出向いて操作を行うのは容易で はない。
【0007】 本考案の目的は、コンベアベルトの下側に設置することができ、自動運転も容 易な水切り機構を備えるトラフ形ベルトコンベアを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本考案は、ベルトの下側に、ベルトの幅方向の中央寄りで高く両側で低くなる ように、ベルトを持上げる昇降部材が設けられることを特徴とするトラフ形ベル トコンベアである。
【0009】 また本考案の前記昇降部材は、クラウン付ローラであることを特徴とする。
【0010】 また本考案の前記昇降部材は、山形に配置される2つのローラであることを特 徴とする。
【0011】
【作用】
本考案に従えば、ベルトの下側に、ベルトを持上げる昇降部材が設けられる。 ベルトは持上げられると、幅方向の中央寄りで高く両側が低くなる。トラフ形ベ ルトコンベアは、通常の搬送時には中央部が低く両側が高くなっている。このた め雨水が溜まりやすいけれども、昇降部材を上昇させると中央部が高く両側が低 くなるので、溜まっていた雨水などを両側に排出することができる。このような 水切りを、昇降部材を上昇または下降させるだけで行うことができるので、簡単 な機構ですみ、コンベアベルトの下側に十分に収納することができ、自動化も容 易である。
【0012】 また本発明に従えば、昇降部材はクラウン付ローラ、すなわち中央部の外径が 大きく、両端にいくに従って外径が順次減少するようなローラを用いる。このよ うなローラを昇降部材としてコンベアベルトの下方から押付けると、コンベアベ ルトはクラウン付ローラの断面形状に合わせてトラフ形状が変化し、幅方向の中 央寄りで高く両側で低くなる。これによって中央部に溜まっていた雨水なども容 易に排除させることができる。
【0013】 また本発明に従えば、昇降部材は2つの山形に配置されるローラである。2つ のローラの傾き角を調整することによって、コンベアベルトの中央を高く、両側 を低く、しかも所望の角度に調整することが容易である。
【0014】
【実施例】
図1、図2および図3は、本考案の一実施例によるトラフ形ベルトコンベア1 0の一部を示す。図1は搬送方向に垂直な断面図、図2は側面図、図3は平面図 を示す。トラフ形ベルトコンベア10では、平面形ベルトコンベアで1つのロー ラを用いる代わりに、3つのキャリアローラ11,12,13を用いる。中央の キャリアローラ11は、低い位置にあり、両側のキャリアローラ12,13は外 方に向かって上昇するように傾斜している。このため、キャリアローラ11,1 2,13上に支持されるコンベアベルト14は、幅方向の中央が両側よりも低く なるようなトラフ状に形成される。コンベアベルト14の下方のコンベアベルト 15は、下流側から上流側へ戻る復路側である。
【0015】 水切り装置としては、昇降部材である水切りローラ20,30が配置される。 水切りローラ20,30は、中央の径が大きく両端に向かって径が順次減少する ような紡錘形のクラウン付ローラである。水切りローラ20,30は、コンベア ベルト14,15の両側に設けられるリンクアーム21,31の一端と、リンク アーム22,32の一端との間で回転自在に支えられる。リンクアーム21,2 2;31,32は大略的に「く」の字形であり、水切りローラ20,30を支え る側のアームの長さは短い。
【0016】 リンクアーム21,31の屈曲部には軸受23,33がそれぞれ設けられる。 リンクアーム22,32の屈曲部には軸受24,34がそれぞれ設けられる。リ ンクアーム21,22;31,32は、軸受23,24;33,34に対し、リ ンクピン25,35によってそれぞれ軸止される。リンクアーム21,31の他 端と、リンクアーム22,32の他端との間には、連結軸26,36が接続され る。連結軸26と連結軸36との間は、連結ロッド27によって連結される。軸 受23,24;33,34は、フレーム28によって固定される。フレーム28 は基台29によって支えられる。連結軸26は、トラニオン形の電動シリンダ4 0の先端に接続される。連動シリンダ40の他端は、フレーム28に揺動可能に 支持される。
【0017】 電動シリンダ40が伸縮変位すると、リンクアーム21,22が軸受23,2 4を中心に角変位する。2点鎖線で示すように電動シリンダ40が縮んだ状態で 水切りローラ20は最も上昇し、実線で示すように電動シリンダ40が伸びた状 態で水切りローラ20は最も下降する。電動シリンダ40に直接接続されていな い側の水切りローラ30も、リンクアーム21,22の角変位が連結ロッド27 を介してリンクアーム31,32側にも伝達されるので、水切りローラ20と同 様に昇降変位する。
【0018】 以上のように本実施例によれば、コンベアベルト14の上方には水切り装置な どを設ける必要がないので、各種ヤードマシン装置などを自由に走行させること ができる。
【0019】 図4は、図1〜図3に示す電動シリンダ40の一例を示す。駆動力を発生する ための全閉形ブレーキモータ41の出力軸は、ギアケース42を介して、手動軸 43として突出する。ギアケース42内には複数のギア44が設けられ、回転駆 動力をねじ軸45に伝達する。ねじ軸45は、スラスト軸受46を経て、ナット ユニット47に螺合する。ねじ軸45が、全閉形ブレーキモータ41によって回 転駆動されると、ナットユニット47に対する軸線方向の駆動力が発生する。ナ ットユニット47は、ピストンロッド48に接続されている。ピストンロッド4 8内には、ナットユニット47と螺合するねじ軸45のねじ部が収納される。ピ ストンロッド48の外側にはシリンダ49が設けられる。シリンダ49の先端に はブッシュ50が設けられ、ピストンロッド48が摺動可能である。シリンダ4 9の根元部には、摺動軸受座51が設けられる。摺動軸受座51はスラスト軸受 46を支える。摺動軸受座51にはコイルバネ52が巻回され、ブラケット53 によてカバーされる。以上のような電動シリンダ40を用いることによって、広 い貯炭場などにベルトコンベア10が設置してあっても、電気配線を行うだけで 水切りのための遠隔制御や自動制御を容易に行うことができる。一般の工場内で 用いられるような空気圧や油圧のシリンダは、作動用流体を長距離にわたって供 給しなければならないので、本実施例のような用途には使いにくい。
【0020】 図5は、本実施例における制御のための構成と動作を示す。すなわち図5(1 )は電気的構成を簡略化して示すブロック図であり、図5(2)はその動作を示 すフローチャートである。制御装置60は、マイクロコンピュータなどを含むプ ログラマブルシーケンサが好適に用いられる。制御装置60には、起動/停止ス イッチ61および水切りスイッチ62が入力スイッチとして設けられる。制御装 置60の出力側には、電動シリンダ40およびトラフ形ベルトコンベア10を搬 送させるためのコンベアモータ63がそれぞれ接続される。
【0021】 起動/停止スイッチ61を起動すると、ステップa1からの動作が開始される 。ステップa2では、水切りスイッチ62がONになっているか否かが判断され る。水切りスイッチ62がONになっているときには、ステップa3に移り、電 動シリンダ45を駆動して縮め、水切りローラ20,30をコンベアベルト14 の下側から押上げる。次にステップa4でコンベアモータ63をONにし、コン ベアベルト14を動かしながら溜まっている水の排出を行う。一定の時間が経過 した後、ステップa5で電動シリンダ40を逆方向に駆動して伸ばし、水切りロ ーラ20,30を押下げてコンベアベルト14の断面をトラフ状にする。
【0022】 ステップa2で、水切りスイッチ62がONでないと判断されるときには、ス テップa6で直ちにコンベアモータ63をONにし、搬送を開始する。ステップ a5またはステップa6の後は搬送を続け、ステップa7で起動を終了する。
【0023】 図6は、本考案の他の実施例による昇降部材を示す。本実施例においては、一 対のローラ71,72が、中央が高い山形に配置される。このような山形のロー ラ71,72をコンベアベルトの下側から押上げれば、図1〜図3に示すような 実施例と同様に、コンベアベルトの幅方向の中央が高く両側が低い状態が得られ る。ローラ71,72の傾斜角度を調整することによって、コンベアベルト2は 無理がかからず、しかも効率的に水切りを行うことができるような状態が容易に 実現される。
【0024】 図1〜図3に示す実施例では、水切りローラ20と水切りローラ30とを用い ているけれども、水切りローラは1つだけでも、あるいは3つ以上であってもよ いことは勿論である。水切りローラ20,30として示すような2つ程度の使用 であれば、一般的なベルトの撓み範囲内でコンベアベルトを容易に変形させるこ とができる。
【0025】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、トラフ形ベルトコンベアのコンベアベルトを、 幅方向の中央寄りで高く両側で低くなるようにコンベアベルトの下側に設けられ る昇降部材によって持上げて溜まった雨水などを排出して水切りを行うことがで きる。水切りのための構成はコンベアベルトの下側に設置され、コンベアベルト の上方には出ないようにすることができる。このため、コンベアベルトとともに リクレーマやスタッカ等のヤードマシン設備を使用しても、コンベアベルトの上 方を通過するときに邪魔にならない。さらに昇降部材を上下させるだけの簡単な 機構を設ければよいので、自動運転も容易である。
【0026】 また本考案によれば、クラウン付ローラをコンベアベルトの下側から上昇させ て水切りを行うので、水切りのための機構は非常に簡単となり、容易にコンベア ベルトの下側に収納することができる。
【0027】 また本考案によれば、昇降部材として2つのローラを山形に配置するので、ロ ーラの傾斜角度を調整してコンベアベルトに無理がかからず、しかも水切りが効 率的に行えるような角度に調整することが容易である。
【提出日】平成5年10月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 また本考案に従えば、昇降部材はクラウン付ローラ、すなわち中央部の外径が 大きく、両端にいくに従って外径が順次減少するようなローラを用いる。このよ うなローラを昇降部材としてコンベアベルトの下方から押付けると、コンベアベ ルトはクラウン付ローラの断面形状に合わせてトラフ形状が変化し、幅方向の中 央寄りで高く両側で低くなる。これによって中央部に溜まっていた雨水なども容 易に排除させることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 また本考案に従えば、昇降部材は2つの山形に配置されるローラである。2つ のローラの傾き角を調整することによって、コンベアベルトの中央を高く、両側 を低く、しかも所望の角度に調整することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のトラフ形ベルトコンベアの
搬送方向に垂直な断面図である。
【図2】図1に示すトラフ形ベルトコンベアの側面図で
ある。
【図3】図1に示すトラフ形ベルトコンベアの平面図で
ある。
【図4】図1の電動シリンダ40の構造を示す部分断面
図である。
【図5】図1の実施例の制御のための構成および制御動
作を示すブロック図およびフローチャートである。
【図6】本考案の他の実施例による昇降部材を示す簡略
化した正面図である。
【図7】従来からのベルトコンベアの使用状態を示す簡
略化した側面図である。
【符号の説明】
10 トラフ形ベルトコンベア 11,12,13 キャリアローラ 14,15 コンベアベルト 20,30 水切りローラ 21,22;31,32 リンクアーム 25,35 リンクピン 26,36 連結軸 27 連結ロッド 28 フレーム 29 基台 40 電動シリンダ 41 全閉形ブレーキモータ 42 ギアケース 45 ねじ軸 47 ナットユニット 48 ピストンロッド 60 制御装置 61 起動/停止スイッチ 62 水切りスイッチ 63 コンベアモータ 71,72 ローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月18日
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】削除

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトの下側に、ベルトの幅方向の中央
    寄りで高く両側で低くなるように、ベルトを持上げる昇
    降部材が設けられることを特徴とするトラフ形ベルトコ
    ンベア。
  2. 【請求項2】 前記昇降部材は、クラウン付ローラであ
    ることを特徴とする請求項1記載のトラフ形ベルトコン
    ベア。
  3. 【請求項3】 前記昇降部材は、山形に配置される2つ
    のローラであることを特徴とする請求項1記載のトラフ
    形ベルトコンベア。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115072263A (zh) * 2022-06-29 2022-09-20 重庆秋之艺文化用品有限公司 一种纸品印刷生产系统

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