JPH0678644A - 生物識別方法及び滅菌剤 - Google Patents

生物識別方法及び滅菌剤

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JPH0678644A
JPH0678644A JP3264064A JP26406491A JPH0678644A JP H0678644 A JPH0678644 A JP H0678644A JP 3264064 A JP3264064 A JP 3264064A JP 26406491 A JP26406491 A JP 26406491A JP H0678644 A JPH0678644 A JP H0678644A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生物の体内にトランスポンダが導入される生
物識別方法を提供する。 【構成】 傷口部の感染を防止するために、トランスポ
ンダ(3)と一緒に滅菌剤が導入される。この滅菌剤は
生体吸収可能錠剤(4)内に含まれ、この錠剤(4)は
トランスポンダ(3)の一直線上に導入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生物識別方法および滅菌
剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の方法はPCT出願第87/04
900号に開示されている。
【0003】動物識別の目的で生物の体内にトランスポ
ンダを取り付けることは従来技術で知られている。この
種のトランスポンダは通常内部に電子部品が配置された
凾体を具備している。これらの電子部品は送信機ユニッ
ト、受信機ユニット及びメモリ記憶ユニットで構成され
ている。トランスポンダに外部の放射源からビームを放
射すると、送信機が励起されてメモリに記憶されたデー
タが送信される。このようにして、動物を識別すること
ができる。前記PCT出願では、この種の応用は魚につ
いて説明されている。この場合、トランスポンダは注射
針により魚の体内へ導入される。注射針により、最初に
魚の皮膚に開口が作られる。次に、注射針はその中へト
ランスポンダを通す案内として作用する。注射針内のト
ランスポンダの移送は機械的手段により実施することが
できる。また、前記PCT出願に開示されているよう
に、流体とよりこの移送を行うこともできる。すなわ
ち、ある量の流体がトランスポンダの後に配置される。
注射器のシリンダ内へ圧力を加えると、この圧力は流体
へ伝達されてトランスポンダが対象とする動物の体中へ
移動する。トランスポンダを魚の体中へ導入する際、傷
口の感染問題がつきまとう。これはたいてい皮膚上の汚
染質が注射中に体内へ入り込むという事実によるもので
ある。皮膚が円形に切り取られると、トランスポンダの
前のこの円形皮膚部が魚の体内へ移動する。これによ
り、炎症を起すことがあり、望ましくない拒絶反応が伴
う。これにより、トランスポンダは体から放出されるこ
とがある。これを防止するために、前記PCT出願では
流体に滅菌剤を含有させることが提案されている。しか
しながら、実際上、トランスジューサの導入直後、その
近くに調節された量の滅菌剤が存在することを保証する
のは不可能であることが判った。同時に、感染はある期
間経過した後でのみ生じるという問題もある。トランス
ポンダにより導入される流体は比較的急速に導入位置か
ら体内へ吸収され、その結果後にこの位置でまだ必要と
される時に滅菌剤は存在しなくなる。
【0004】本発明の目的はこの欠点を克服することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は生物識別方法
の場合、トランスポンダと共に導入される生体吸収可能
錠剤に滅菌剤を含有させることにより、対象とする生物
の体内に適切な量の滅菌剤が存在することが保証され、
また滅菌剤の放出率を適切に選択することにより長期に
わたって感染を防止することができる。
【0006】PCT出願第89/004900号による
装置の場合、流体は必ずトランスポンダの後から生物体
内へ導入される。つまり、流体はトランスポンダを生物
体内へ導入させる駆動媒体である。同時に、トランスポ
ンダは注射器のシリンダ内に存在する流体の仕切りとな
る。しかしながら、前記したように、感染は皮膚に起因
し、トランスポンダと一緒もしくはその前で動物の体内
へと移動する汚染質により生じることが判っている。こ
の結果、炎症はトランスポンダの近くもしくはその前で
生じる。この種の炎症はトランスポンダの後の炎症、す
なわち皮膚に近い炎症よりも有害である。つまり、生物
の体は望ましくない物体付近の組織を軟くし且つ外向き
の動作を行うことにより汚染質や望ましくない物体を外
側へ向うように作用する。汚染質がトランスポンダの後
に存在する、すなわち、皮膚に近い場合には汚染質はト
ランスポンダの位置に影響を及ぼすことなく外側へ移動
する。しかしながら、汚染質がトランスポンダ付近もし
くはその前にある、すなわち、体中深くにある場合に
は、この汚染質が外向きに移動するとトランスポンダも
一緒に外向きに移動する危険がある。特に、こうしてト
ランスポンダが容易に紛失されてしまうことがあり、不
利な結果が生じる。この欠点を克服するために、本発明
の実施例に従って、トランスポンダの前に錠剤を導入す
ることが提案されている。すなわち、例えば閉じていて
も閉じていなくても良い注射針によりトランスポンダを
導入する場合、滅菌剤はトランスポンダの前に導入され
る。トランスポンダと一緒に滅菌剤を導入することは公
知のあらゆる方法、すなわち機械的手段や流体圧により
行うことができる。滅菌剤がトランスポンダの前に配置
されるため、生物の炎症に関して最も危険な部分に直接
滅菌剤が与えられ、それによりトランスポンダの前及び
その近くの炎症が防止され、防護反応によりトランスポ
ンダが体から取り去られることを防止することができ
る。
【0007】本発明の実施例では、従来技術のように動
物の皮膚に円形カットは行われない。つまり閉じた円形
カットを行うと、切り離された皮膚部分が内向きに移動
し皮膚部分に存在する汚染質が生物の体による防護反応
源を構成することになる。本発明により、U字カットを
行い、こうして形成される皮膚部分を折り返しトランス
ポンダ及び滅菌剤を導入することを提案している。次
に、皮膚部分を元の位置へ戻すことができる。この方法
により、皮膚部分に付着しているゴミがトランスポンダ
と共に内部へ移動するという危険性だけが残るが、この
汚染は体の拒絶反応と共に皮膚部分全体が汚染すること
よりも遙かに危険性が少く、本発明による対策により防
止できる。
【0008】本発明はトランスポンダの前で生物対内へ
導入する滅菌剤にも関連し、滅菌剤は本質的にトランス
ポンダと同じ断面形状を有する生体吸収可能錠剤で構成
される。このようにして、例えば注射針によりトランス
ポンダ及び滅菌剤を導入することが可能となる。滅菌剤
からなる軟膏や液体をトランスポンダと共に使用する
と、常にこのような化合物は(導入方向において)トラ
ンスポンダの後では高濃度となりトランスポンダ側面で
は低濃度となりトランスポンダの前には滅菌剤は無くな
り、トランスポンダの前では通常とるに足らないゴミが
見つかる程度である。本発明に従った錠剤を使用しこの
ような錠剤とトランスポンダの前に導入することによ
り、このような望ましくない濃度勾配は解消される。注
射針等を使用せずに滅菌剤及びトランスジューサを導入
する場合には、本発明の実施例による錠剤は生物の皮膚
に最初に接触する終端をテーパ付けして尖らせた形状と
され、錠剤はトランスジューサへ連結される。これによ
り、滅菌剤及びトランスポンダの経路を容易に作りだす
ことができる。
【0009】望ましくは、錠剤は滅菌剤を含有する蛋白
材に基いたキャリアを含んでいる。この滅菌剤は公知の
任意の物質で構成することができる。好ましくは、蛋白
質は対象とする生物の蛋白質に対応している。これによ
り、拒絶反応を防止することができる。
【0010】キャリアにとって好ましい他の生体吸収可
能剤はポリ乳酸により構成される。
【0011】
【実施例】図1及び図2から、全体を符号1で示す針は
前面で傾斜する形状とされている。この針には、一方側
で小面を有する先端12に接し、他方側は水平部15と
接する傾斜部11が設けられている。遷移部13も存在
し、それは針の先端を針本体10に接続する。この針本
体10は、公知の方法で、継手14を介して挿入銃へ接
続される。トランスポンダ3及び本発明による滅菌剤を
含有する錠剤4は針内に示されている。錠剤4は滅菌剤
を含有するキャリアで構成されている。
【0012】キャリアはポリ乳酸もしくはトランスポン
ダを取りつける生物の蛋白質と適合する蛋白質に基いた
物質で構成することができる。滅菌剤は公知の任意の滅
菌剤とすることができる。トランスポンダ3は従来技術
で使われているトランスポンダである。これは、例え
ば、送受信機アンテナ、メモリ及び送受信機からなる電
子部品が組み込まれているガラストランスポンダとする
ことができる。トランスポンダにビームを放射すると、
トランスポンダはメモリに記憶されたデータに対応する
信号を放出する。
【0013】本装置は次のように機能する。何らかの理
由により生物を識別したい場合、生物にトランスポンダ
3を取り付けることが望ましい。このため、挿入針1に
より皮膚にU字カットがなされる。これは未公開蘭国特
許第8902938号に詳記されている。針を生物の体
内に挿入した後、図示せぬ手段によりトランスポンダ3
が動物の体内へ押し込まれ、錠剤4はトランスポンダの
前を移動する。内向きに折り込まれる皮膚部により両者
は摺り合わされ、その結果、関連する領域を予め洗滌し
ても対象とする生物の体内へさらに汚染質が運び込まれ
る危険が生じる。錠剤4はトランスポンダの前で生物の
体内へ導入されるため、錠剤4からの滅菌剤の放出によ
り感染は果敢に防御される。これにより、トランスポン
ダを体から駆逐してしまう防衛反応を生じるために、特
に危険であるトランスポンダの”上流位置”における炎
症の発生が防止される。挿入針を使用しない場合、好ま
しくは錠剤4は鋭く尖らせてトランスポンダへ連結され
る。これにより、生物の体内に容易に径路を形成するこ
とができる。滅菌剤の放出は日毎そして時間毎に変動す
る。これは、従来技術で使用される、せいぜい1時間し
か効力のない沃素等の試剤とは対照的である。
【0014】滅菌剤をトランスポンダの前に導入すれば
トランスポンダの失敗を著しく低減できることが実際に
判明した。
【0015】本発明の実施例について説明してきたが、
さまざまな変形例が可能であることをお判り願いたい。
従って、トランスポンダの前面と滅菌剤を一体化するこ
とが可能である。また、トランスポンダを滅菌剤用円筒
キャリア内の凹みに組み込むこともできる。これらの例
及び他の例も全て特許請求の範囲に入る。
【0016】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1) 生物の体内へ滅菌剤と共にトランスポンダを導
入する生物識別方法において、滅菌剤を生体吸収可能な
錠剤としてトランスポンダの直線上に挿入することによ
り生物を識別することを特徴とする生物識別方法。
【0017】(2) 第(1)項記載の方法において、
滅菌剤はトランスポンダの前に導入される、生物識別方
法。
【0018】(3) 前記いずれかの項記載の方法にお
いて、生物の皮膚にU字カットを行い、こうして形成さ
れる皮膚部を折り返してトランスポンダ及び滅菌剤を挿
入する生物識別方法。
【0019】(4) 生物に導入するトランスポンダの
前に置く滅菌剤において、概ね前記トランスポンダと同
じ断面を有する生体吸収可能な錠剤を含むことを特徴と
する滅菌剤。
【0020】(5) トランスポンダの前に導入され
る、請求項(4)記載の滅菌剤において、生物の皮膚と
最初に接触する終端は尖っており滅菌剤はトランスポン
ダへ連結される滅菌剤。
【0021】(6) 第(4)項もしくは第(5)項記
載の滅菌剤において、滅菌剤を含有するキャリア材から
なる滅菌剤。
【0022】(7) 第(6)項記載の滅菌剤におい
て、滅菌剤キャリアはポリ乳酸を含有する滅菌剤。
【0023】(8)第(6)項もしくは第(7)項記載
の滅菌剤において、キャリアはトランスポンダを導入す
る生物の蛋白質に対応する滅菌剤。
【0024】(9)生物の体内にトランスポンダが導入
される生物識別方法。傷口部の感染を防止するために、
トランスポンダと一緒に滅菌剤が導入される。本発明に
従って、この滅菌剤は生体吸収可能錠剤内に含まれ、こ
の錠剤はトランスポンダの一直線上に導入される。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスポンダ及び本発明による滅菌剤を装填
した挿入針の部分断面側面図。
【図2】図1の装置の平面図。
【符号の説明】
1 挿入針 3 トランスポンダ 4 錠剤 10 針本体 11 傾斜部 12 先端 13 遷移部 14 継手 15 水平部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生物の体内へ滅菌剤と共にトランスポン
    ダを導入する生物識別方法において、滅菌剤を生体吸収
    可能な錠剤としてトランスポンダの直線上に挿入するこ
    とにより生物を識別することを特徴とする生物識別方
    法。
  2. 【請求項2】 生物に導入するトランスポンダの前に置
    く滅菌剤において、概ね前記トランスポンダと同じ断面
    を有する生体吸収可能な錠剤を含むことを特徴とする滅
    菌剤。
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