JPH0678651A - 巻網漁による高鮮度水揚げ方法 - Google Patents

巻網漁による高鮮度水揚げ方法

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JPH0678651A
JPH0678651A JP26082492A JP26082492A JPH0678651A JP H0678651 A JPH0678651 A JP H0678651A JP 26082492 A JP26082492 A JP 26082492A JP 26082492 A JP26082492 A JP 26082492A JP H0678651 A JPH0678651 A JP H0678651A
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JP
Japan
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fishes
fish
freezing
fishing
frozen
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Pending
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JP26082492A
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English (en)
Inventor
Sankichi Kondo
三吉 近藤
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Fukuichi Gyogyo Kk
Original Assignee
Fukuichi Gyogyo Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、巻網漁の漁獲量を活魚の急速凍結
が可能な範囲に制限して、漁獲、凍結、保冷を行うこと
により、巻網量の水揚げ品を生食に適する高鮮度のもの
にする。 【構成】 巻網漁船のブライン凍結艙の定格容量に対し
て、魚を肉質変化を生じないように急速凍結するのに適
した実質容量を設定し、漁場に於て漁獲するとき、前記
実質容量の魚が取り入れられるように網をかけ、この網
を魚を弱らせない程度の魚溜りを確保しながら巻き揚げ
て、前記魚溜りから生きた魚を取り上げて前記ブライン
凍結艙へ実質容量を投入し、活魚の急速凍結を行わせて
高鮮度の凍結魚を得、この凍結魚を超低温の保冷艙に移
して、漁期中に変質を起こさないように保冷し、終漁
後、揚荷地において保冷艙から取り出して水揚げする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻網漁による高鮮度水
揚げ方法。詳しくは巻網漁の漁獲量を活魚の急速凍結が
可能な範囲に制限して、漁獲、凍結、保冷を行うことに
より、巻網漁の水揚げ品を生食に適した高鮮度のものに
する水揚げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】巻網漁法は、魚群の周囲に網をかけ回
し、この網を順次端からしぼって漁獲する巻網を用いる
漁であり、一網打尽という言葉の通り、なるべく大きな
魚群を見つけて、これを網で巻き込んで残らず取り上げ
るものであるから、短期間で満船になる漁獲ができて操
業効率には優れるものである。
【0003】しかし、前述した巻網による魚の大量取り
込みにおいては、網揚げの際に魚が締め付けられて死ん
だり、傷付いたりするものを多く生じ、凍結前に既に肉
質劣化を起こしていて、しかも凍結艙へは満艙状態に魚
を入れて凍結するから、凍結に長い時間がかかる緩慢凍
結となって、凍結中にも肉質の劣化を進行するため、凍
結品の肉質が生食には適さない程度に低下しているか
ら、これを超低温の保冷艙へ移して保冷して水揚げして
も、水揚げ品が加工品原料程度の価値しかないため、魚
価が安くて漁獲量は多くても収入が少なく、いわゆる豊
漁貧乏の現状であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この現状に
かんがみなされたもので、巻網による漁獲量と、活魚の
急速凍結可能な量とを整合させて、漁獲、凍結、保存の
処理を行うことにより、巻網漁による水揚げ品の鮮度を
生食に適するように高めて、少漁獲量で高収入が得られ
るため経営改善が計れる水揚げ法を提供することを課題
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る方法は、巻
網漁船のブライン凍結艙の定格容量に対して、魚を肉質
変化を生じないように急速凍結するのに適した実質容量
を設定し、漁場に於て漁獲するとき、前記実質容量の魚
が取り入れられるように網をかけ、この網を魚を弱らせ
ない程度の魚溜りを確保しながら巻き揚げて、前記魚溜
りから生きた魚を取り上げて前記ブライン凍結艙へ実質
容量を投入し、活魚の急速凍結を行わせて高鮮度の凍結
魚を得、この凍結魚を超低温の保冷艙に移して、漁期中
に変質を起こさないように保管し、終漁後、揚荷地にお
いて保冷艙から取り出して水揚げする方法により課題の
解決を行うものである。
【0006】
【作用】前記した本発明の巻網漁による高鮮度水揚げ方
法は、巻網漁船のブライン凍結艙の定格容量に基づい
て、活魚を肉質劣化を生じないように急速凍結するのに
適した実質容積を設定する。この実質容量は通常は定格
容量の1/3以下であるから、ここでは1/3に設定す
る。そして、漁場に出て漁をするとき、探知した魚群が
前記した実質容積よりも大きい場合は、群れを区分する
ように網をかけて、実質容量の魚を網へ取り入れて網の
巻き揚げを行う。すると網は次第にしぼられながら漁船
に近付き、やがて舷側に魚を取り上げ易くて、魚を弱ら
せない程度の魚溜りが形成されるから、この魚溜りから
生きた魚を取り上げてシュート等によりブライン凍結艙
へ送り、凍結艙に前記した実質容量の魚を入れて凍結を
行えば、魚は生細胞の状態から凍結が開始されて、しか
も容量規制により凍結が速かに進行していわゆる急速凍
結が行われるため、解凍魚の肉質が活魚に近い優れた凍
結魚が得られる。
【0007】このようにして得られた凍結魚は、ブライ
ン凍結艙から取り出してエアーブラスト式等の超低温の
保冷艙へ移し、−50℃程度の超低温で保冷して鮮度維
持を計れば、凍結魚は何ケ月にもわたる漁期中、肉質の
変化を起こさず保管されているから、漁を終わって荷揚
げ地に到着したら前記保冷艙から凍結魚を出して水揚げ
すれば、この水揚げ品は解凍時の肉質が活魚に近い極め
て鮮度の高いものであって、生食用として食味、食感に
優れるため、1kg当りの魚価が加工品原料にしかなら
ない多獲式の巻網漁の2倍になって、漁獲量は少なくて
も収益は増大して漁撈の採算性を大幅に向上させること
ができるものである。
【0008】
【実施例】以下に本発明に係る巻網漁による高鮮度水揚
げ方法の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明に係る方法を採用した巻網漁
船の凍結艙と保冷艙の配置例を示す平面図である。
【0010】図1に示すように船底側に凍結艙1P〜6
Pと1S〜6Sとを備え、デッキ側に保冷艙7P〜9P
と7S〜9Sとを備える巻網漁船Sに於て、前記した凍
結艙のうち4P〜6Pと4S〜6Sの6艙をブライン凍
結艙に使用する場合、各艙の定格容量が30トンずつ
で、総定格容量が180トンの場合は、この180トン
を基準にして、肉質劣化を生じない急速凍結を行うのに
適した実質容量を、前述の通り定格容量の1/3とすれ
ば、180トンの1/3の60トンが求められ、これが
漁獲する場合の実質容量になる。そして、ブライン凍結
に前述の通り6艙を用いるとすれば、一艙の当りの実質
容量は60トンの1/6の10トンに設定する。
【0011】そして漁場において漁をするときは、探知
した魚群が実質容量60トン以下の場合は、魚郡の全部
を網に取り入れるように、実質容積60トンより多過ぎ
る場合は、群れを区分して実質容量60トンを取り入れ
るように網を掛ける。そして網の巻き揚げにより、魚を
取り上げ易くて、弱らせない程度の魚溜りを形成してこ
の魚溜りから魚を取り上げ、塩化ナトリウムブラインに
より−20℃に冷却した凍結艙4P〜6Pと4P〜4S
へ魚を投入する。この際、凍結艙のブライン温度は魚の
投入に伴い上昇して定格容量の約1/3の投入で約−1
3℃になるから、この温度をセンサにより検知して投入
停止の警報を発しさせる手段により投入量を規制して、
各凍結艙に約10トンずつ魚を収容して凍結を行った。
その結果、凍結艙では魚が生きたまま凍結を開始され
て、約5時間で凍結する活魚の急速凍結が行われた。
【0012】前記のように急速凍結された魚は、−50
℃程度の超低温保持が可能なエアーブラスト式等の保冷
室9Pと9Sに移して、これら艙内で漁期中、前記した
超低温による保冷を行い、漁を終って荷揚げ地に到着し
たとき、保冷艙で保冷していた凍結魚を取り出して水揚
げを行った。その結果、水揚げした凍結魚は、解凍時の
肉質が活魚に近い状態に保持されていて、試食すると食
味、食感共に近海漁の水揚げ品に匹敵する優れたもので
あるため、巻網漁の水揚げ品としては異例の1キロ20
0円弱の値段が付き、他の多獲式巻網漁の水揚げ品の1
キロ90円弱に比べて2倍異常の高値であった。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る巻網漁による高鮮度水揚げ
方法は、活魚の急速凍結により生食に適した鮮度が得ら
れる凍結量を基準にして巻網漁をすることにより、漁獲
魚を生きたまま急速凍結して凍結魚を得られるから、こ
の凍結魚を超低温で保冷して置いて水揚げすれば、解凍
時の肉質が活魚に近い優れたもので、食味、食感良好で
生食用として好評であるため、多獲漁の場合の2倍以上
の高値で取引できるから、漁獲量が少なくても収量は増
大して、豊漁貧乏に泣く巻網漁業に活路を開く方法とし
て業界に極めて大きな貢献をなし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る方法を採用した巻網漁船の凍結
艙及び保冷艙の配置を示す平面図である。
【符号の説明】
S 巻網漁船 1P〜6Pと1S〜6S ブライン凍結艙 7P〜9Pと7S〜9S 空冷式保冷艙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻網漁船のブライン凍結艙の定格容量に
    対して、魚を肉質変化を生じないように急速凍結するの
    に適した実質容量を設定し、漁場に於て漁獲するとき、
    前記実質容量の魚が取り入れられるように網をかけ、こ
    の網を魚を弱らせない程度の魚溜りを確保しながら巻き
    揚げて、前記魚溜りから生きた魚を取り上げて前記ブラ
    イン凍結艙へ実質容量を投入し、活魚の急速凍結を行わ
    せて高鮮度の凍結魚を得、この凍結魚を超低温の保冷艙
    に移して、漁期中に変質を起こさないように保管し、終
    漁後、揚荷地において保冷艙から取り出して水揚げする
    ことにを特徴とした巻網漁による高鮮度水揚げ方法。
JP26082492A 1992-09-03 1992-09-03 巻網漁による高鮮度水揚げ方法 Pending JPH0678651A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006143084A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Mayekawa Mfg Co Ltd 漁船構造、冷凍魚体の保冷方法及び荷揚方法
CN107054575A (zh) * 2017-06-11 2017-08-18 海南大学 热带海洋自动捕鱼船

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