JPH0679226A - 缶蓋用アルミニウム材 - Google Patents

缶蓋用アルミニウム材

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Publication number
JPH0679226A
JPH0679226A JP25536192A JP25536192A JPH0679226A JP H0679226 A JPH0679226 A JP H0679226A JP 25536192 A JP25536192 A JP 25536192A JP 25536192 A JP25536192 A JP 25536192A JP H0679226 A JPH0679226 A JP H0679226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
water
aluminum
corrosion resistance
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP25536192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokihiko Kobayashi
時彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Aluminum Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Aluminum Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Aluminum Co Ltd filed Critical Furukawa Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 10〜50 mg/m2のZr付着量となる化成処
理を行った後、水性塗料を塗布、乾燥させてなる缶蓋用
アルミニウム材。 【効果】 ワキ等の不良な塗膜外観が無く、フェザリン
グ性、耐食性ともに優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は缶蓋用アルミニウム材に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、飲料缶、食缶等の缶蓋には、
アルミニウム合金材が用いられている。従来の缶蓋用ア
ルミニウム材は、アルミニウム合金板に脱脂、エッチン
グ処理を行い、通常の燐酸クロメート処理を施した後、
塩化ビニール樹脂系塗料やエポキシフェノール樹脂系塗
料などの溶剤型塗料を塗布、乾燥し、缶蓋用アルミニウ
ム材を得ている。次いでこのアルミニウム材を缶蓋型に
成形加工し、缶蓋として使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の缶蓋材に使
用される塗料は溶剤型塗料であり、塗装時の作業環境、
乾燥焼付け時の排気ガスによる汚染、臭気が問題であっ
た。また、塗料中に多量に含まれる溶剤は乾燥時に蒸発
してしまい乾燥後の塗膜には残らないため、省資源の観
点からも問題であった。とくに、近年の酸性雨、地球温
暖化等の環境問題から、溶剤量の少ない塗料が望まれて
おり、水性塗料やハイソリッド塗料の開発が進められて
いる。水性塗料による塗装は電着塗装、粉体塗装、スプ
レー塗装などの塗装方法で、自動車や缶ボディー材など
の分野で実施されている。
【0004】しかし、水性塗料は塗膜が乾きやすく、水
分が完全に蒸発する前に塗膜表面が乾燥し、その後塗膜
中の水分が蒸発する時に塗膜にフクレを生じる現象(以
後この現象を「ワキ」と称する。)が起こる。ワキは乾
燥時間が短くなる程発生しやすく、特に短時間焼付けと
なるコイルコーティングではワキの発生が激しく、問題
となる。また、耐食性を必要とする場合には従来の溶剤
型塗料では塩化ビオルガノゾル塗料を100〜130mg
/dm2塗布しているが、このように膜厚を厚くした場合に
もワキが多く発生する。このワキの発生は製品の外観不
良あるいは性能不良となる。従来ワキをなくすために
は、塗料中の溶剤種、樹脂等を改良する、ラインス
ピードを下げて昇温スピードを遅くし、加熱時間を長く
する、塗布量を少なくする等の方法がとられてきた。
しかし、の塗料の改良による方法は開発に長時間を必
要とし、塗膜性能を満足するものはまだ得られていな
い、のラインスピードを低下させる方法は高速化を目
的とするコイルコーティングでは生産性が低下し問題で
ある、また、の塗布量を少なくした場合には耐食性な
どの塗膜性能を満足できない等の問題がある。また、従
来の燐酸クロメート処理剤は、6価のCr等の有害物質
を含み廃水処理が必要であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記従来の
問題に鑑み、通常の燐酸クロメート処理後における水性
塗料の塗布、乾燥とワキ発生の関係を種々検討した結
果、化成処理後の表面皮膜の親水性及び接触角とワキの
発生状況が関係していることを発見した。本発明はこの
知見に基づいてさらに検討を重ね完成するに至ったもの
である。すなわち本発明は、(1)塗装の下地処理とし
てZr付着量が10〜50mg/m2 となる化成処理を行っ
た後、水性塗料を塗布、乾燥させてなることを特徴とす
る缶蓋用アルミニウム材を提供するものである。本発明
で用いられる水性塗料としては、特にアクリル−エポキ
シ樹脂系のエマルジョン型塗料が缶蓋用塗料として好ま
しい。
【0006】本発明では、アルミニウム合金材の下地処
理としてZr系化成処理を施し、水性塗料を塗布乾燥す
ることにより、ワキの発生を抑えることが可能になる。
本発明においてZr付着量は10〜50mg/m2 とする。
Zr付着量が10mg/m 2 未満では塗膜の密着性、耐食性
が劣る。また、Zr付着量が50mg/m2 を越えると成形
加工時の化成皮膜の割れ等により、耐食性が劣る結果と
なる。本発明の缶蓋用アルミニウム材において、下地の
Zr皮膜を得る方法としては、反応型クロメート処理で
も塗布型クロメート処理でもよく、公知の各種の方法を
用いることができる。本発明の缶蓋用アルミニウム材へ
の水性塗料の塗布には、通常使用されている水性塗料及
び塗装方法を用いることができる。水性塗料塗装後の塗
膜乾燥工程には、焼き付け乾燥等の通常の乾燥方法が用
いられる。
【0007】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づきさらに詳細に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例 アルミニウム合金板(JISA5182 板厚0.3m
m)に次のような脱脂、エッチング処理を行った。〔脱
脂〕日本ペイント株式会社製のサーフクリーナー322
N−8を用いて塗布量が2重量%となるように、65℃
で5秒間スプレー処理を行った後、水洗した。〔エッチ
ング〕日本ペイント株式会社製のサーフクリーナー42
0N−2を用いて塗布量が2重量%となるように、65
℃で5秒間スプレー処理を行った後、水洗した。次に、
Zr処理として日本ペイント株式会社製のアルサーフL
X91−301を用いて塗布量が3重量%となるよう
に、45℃で1秒〜10秒間スプレー処理を行った後、
水洗した。また、比較のため、通常の燐酸クロメート処
理として日本ペイント株式会社製のアルサーフ401及
びアルサーフ45を用いてそれぞれ塗布量が2.5重量
%及び0.5重量%となるように、45℃で4秒間スプ
レー処理を行った後、水洗した。次に、上記化成処理板
をエポキシ−アクリル樹脂系のエマルジョンタイプの水
性塗料を用いて、塗布量が100〜140mg/dm2となる
ようにロールコーターで塗装し、250℃で30秒間の
焼付け乾燥を行い塗装板を得た。得られた塗装板は、塗
膜外観評価を行い、スコアー加工とタブ付けまで行った
缶蓋成形品の耐食性及びフェザリング性を評価した。結
果を表1に示す。
【0008】
【表1】
【0009】塗膜外観評価は目視にて、ワキの発生の有
無を評価した。耐食性評価は缶蓋成形品をクエン酸にて
pH 3に調整した1%NaCl溶液中に缶蓋材外面を
シーリングして、50℃で2ケ月間浸漬し、目視にて缶
蓋内面の腐食状況を評価した。フェザリング性は缶蓋成
形品を水道水中に100℃で30分間浸漬処理した後、
タブを引っ張った後の開口の塗膜残り巾を測定した。表
1から明らかなように、本発明の缶蓋用アルミニウム材
は、Zr系化成処理、及び水性塗料を塗布乾燥したこと
により、ワキ等の不良な塗膜外観が無く、フェザリング
性、耐食性ともに優れていることが判る。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の缶蓋用ア
ルミニウム材は、Zr系化成処理の下地処理を行い、こ
れに水性塗料を塗布乾燥したことにより、ワキ等の不良
な塗膜外観が無く、フェザリング性、耐食性ともに優れ
る。また、本発明の缶蓋用アルミニウム材は、クロムを
含有しない化成処理と有機溶剤含有量の少ない水性塗料
のコイルコーティングの普及を可能にし、有機溶剤又は
クロムによる環境汚染の防止に貢献する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 21/00 E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 10〜50 mg/m2のZr付着量となる化
    成処理を行った後、水性塗料を塗布、乾燥させてなるこ
    とを特徴とする缶蓋用アルミニウム材。
JP25536192A 1992-09-01 1992-09-01 缶蓋用アルミニウム材 Pending JPH0679226A (ja)

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JP25536192A JPH0679226A (ja) 1992-09-01 1992-09-01 缶蓋用アルミニウム材

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JPH0679226A true JPH0679226A (ja) 1994-03-22

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JP (1) JPH0679226A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006297328A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Yamaha Motor Co Ltd アルミニウム基材の塗膜形成方法
JP2007076651A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Toyo Seikan Kaisha Ltd 耐食性、密着性に優れるアルミニウム合金缶蓋及びその製造方法
JP2007126549A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 缶蓋用水性塗料、缶蓋用プレコートアルミニウム合金板及びその製造方法

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