JPH0679364A - 熱交換器用フィンの製造方法とそれに用いる製造金型 - Google Patents

熱交換器用フィンの製造方法とそれに用いる製造金型

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JPH0679364A
JPH0679364A JP26433892A JP26433892A JPH0679364A JP H0679364 A JPH0679364 A JP H0679364A JP 26433892 A JP26433892 A JP 26433892A JP 26433892 A JP26433892 A JP 26433892A JP H0679364 A JPH0679364 A JP H0679364A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄板化・硬質化された金属板状体に容易に所
定高さのカラーを有するカラー付透孔を形成できる熱交
換器用フィンの製造方法とそれに用いる製造金型を提供
することにある。 【構成】 所定高さのカラー28を有するカラー付透孔
12を金属板状体10に形成する際に、金属板状体10
に、底面の直径が形成するカラー付透孔12よりも大で
且つ頂点部14近傍の板厚が金属板状体10の他の部分
より薄い円錐状部16を形成し、その外周面の金属板状
体10との境界部24近傍に、境界部24と頂点部14
の近傍を延展してカラー付透孔12よりも大径のリング
状の溝部26と、その内側に平坦部18を形成した後、
溝部26を圧潰しつつ溝部部分の金属を平坦部18方向
へ引き込みながら、平坦部18に穿設・バーリング加工
を施して、突出辺22を有する穿設孔20を穿設し、突
出辺22にアイアニング加工を行いカラー28を形成す
ることを特徴とする熱交換器用フィンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器用フィンの製
造方法およびそれに用いる製造金型に関し、さらに詳細
には自動車用クーラーやルームクーラー等の熱交換器用
フィンの製造方法およびそれに用いる製造金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、熱交換器用フィンの製造方法の例
としては特開平3−128131号公報に開示されるも
のがある。この熱交換器用フィンの製造方法は、図3に
示すような工程で金属板状体10に所定高さのカラー付
透孔12を形成するものである。その工程は、所定高さ
のカラー付透孔12を金属板状体10に形成する際に、
先ず金属板状体10に、底面の直径が形成するカラー付
透孔12よりも大で且つ頂点部14近傍の板厚が金属板
状体10の他の部分に比較して薄い円錐状部16を形成
する第1の工程(図3a)と、円錐状部16の頂点部1
4近傍を主として延展しつつ平坦部18を形成し円錐状
部16を円錐台又は円柱状とする第2の工程(図3b)
と、平坦部18に穿設加工及びバーリング加工を施して
穿設孔20を形成する第3の工程(図3c)と、穿設孔
20の周縁を囲む突出辺22にアイアニング加工とフレ
ア加工を行う第4の工程(図3d、図3e)から成る。
この方法は、薄板化され且つ硬質化されている金属板状
体を用いても容易に所定高さのカラーを有するカラー付
透孔を形成するため、本願出願人が出願したものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近は
熱交換器用フィンを使用するクーラー等の軽量化および
高効率化が、より一層要求されるようになり、従って熱
交換器用フィンの材料である金属板状体がますます薄板
化される傾向にあるため、上記の従来の熱交換器用フィ
ンの製造方法では、所定高さのカラーを有するカラー付
透孔を形成する際のバーリング加工時や、アイアニング
加工の後にカラー先端に施されるフレア加工時にカラー
に割れが発生するという課題が有る。従って、本発明は
上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところ
は、従来よりも薄板化され且つ硬質化されている金属板
状体を用いても容易に所定高さのカラーを有するカラー
付透孔を形成することができる熱交換器用フィンの製造
方法とそれに用いる製造金型を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、請求項1記載の
熱交換器用フィンの製造方法は、所定高さのカラーで透
孔の周縁が囲まれているカラー付透孔を金属板状体に形
成する際に、該金属板状体に、底面の直径が形成するカ
ラー付透孔よりも大で且つ頂点部近傍の板厚が金属板状
体の他の部分に比較して薄い円錐状部を形成し、該円錐
状部外周面の前記金属板状体との境界部近傍に、該境界
部近傍および前記頂点部近傍を延展しつつ前記カラー付
透孔よりも大径のリング状の溝部を形成すると共に、溝
部内側に実質的に平坦な平坦部を形成した後、前記溝部
を圧潰しつつ、溝部部分の金属を前記平坦部方向へ引き
込みながら、平坦部に穿設加工及びバーリング加工を施
して、周縁に突出辺が形成された穿設孔を穿設し、次い
で、前記突出辺にアイアニング加工を行い、所定の高さ
のカラーを形成することを特徴とする。
【0005】また、請求項2記載の熱交換器用フィン製
造金型は、所定高さのカラー付透孔を形成する金属板状
体に、底面の直径が形成するカラー付透孔よりも大で且
つ頂点部近傍の板厚が金属板状体の他の部分に比較して
薄い円錐状部を形成する第1金型と、前記円錐状部外周
面の前記金属板状体との境界部近傍に、該境界部近傍お
よび前記頂点部近傍を延展しつつ前記カラー付透孔より
も大径のリング状の溝部を形成すると共に、溝部内側に
実質的に平坦な平坦部を形成する第2金型と、前記溝部
を圧潰しつつ、溝部部分の金属を前記平坦部方向へ引き
込みながら、平坦部に穿設加工及びバーリング加工を施
して、周縁に突出辺が形成された穿設孔を穿設し、その
後に前記突出辺にアイアニング加工を行う金型とからな
る熱交換器用フィン製造金型であって、前記第2金型
は、下型にはカラー付透孔よりも大径のリング状の凹状
のダイスが形成され、上型には該ダイスへ嵌入可能なリ
ング状のポンチが形成されていることを特徴とする。ま
た、前記第1金型は、ダイスが形成された上型と、該ダ
イスに適合する外径を有し、先端面中央部分には前記円
錐状部の頂点部下面と当接する第1当接部が設けられ、
該先端面周縁部分には円錐状部の内周側面に沿って当接
すると共に、前記第1当接部との間に凹部を形成する第
2当接部が設けられたポンチが形成された下型とで構成
すると良い。
【0006】
【作用】金属板状体に、予め円錐状部を形成し、頂点部
近傍の板厚を薄くし、さらに円錐状部外周面の金属板状
体との境界部近傍に、境界部近傍および頂点部近傍を延
展しつつカラー付透孔よりも大径のリング状の溝部を形
成すると共に、溝部内側に実質的に平坦な平坦部を形成
してあるため、次いで周縁に突出辺が形成された突設孔
を穿設する突設加工およびバーリング加工の際に、圧潰
された溝部部分の金属が平坦部方向へ引き込まれて突出
辺の一部に使用され、突出辺を可及的に高くすることが
できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明を説明する説明図
であり、次の4つの工程から成る。先ず、第1の工程で
は、金属板状体10に円錐状部16を形成する(図1a
の工程)。この円錐状部16は底面の直径が形成するカ
ラー付透孔の開口径よりも大きく、且つ頂点部14近傍
が、金属板状体10の他の部分よりも薄く形成されてい
る。次いで、第2の工程では、円錐状部外周面の金属板
状体との境界部24近傍に、カラー付透孔よりも大径の
リング状の溝部26を形成する(図1bの工程)。この
溝部26は、円錐状部16の境界部24近傍および頂点
部14近傍を延展しつつ形成される。また、頂点部14
近傍が延展されるため、溝部26内側の頂点部14は実
質的に平坦な平坦部18に形成される。なお、詳細には
平坦部18の中央部分に頂点部14の一部が若干残る場
合もある。更に、第3の工程では、平坦部18に穿設加
工及びバーリング加工を施して、周縁に突出辺22が形
成された穿設孔20を穿設する(図1cの工程)。この
際に、溝部26は圧潰されるため、溝部26部分の延展
された金属は、穿設加工時およびバーリング加工時に平
坦部18方向へ引き込まれて突出辺22の一部に使用さ
れる。最後に第4の工程にて、突出辺22にアイアニン
グ加工を行い、所定の高さを有し、垂直筒状のカラー付
透孔12を形成する(図1dの工程)。さらに、この工
程にて、カラー28先端にフレア加工を行う(図1eの
工程)。
【0008】次に、かかる本実施例の加工方法を具体的
に実施するための熱交換器用フィン製造金型に図2を用
いてついて説明する。図2は上述した加工方向を実施す
るための金型を説明する説明図である。第1の工程で
は、図2aに示すように、第1のダイス30が形成され
た上型と、第1のポンチ32が上方へ突出可能に設けら
れた下型とから成る第1金型34を用いて行う。ここ
で、第1のダイス30の下端面の内周径は、金属板状体
10に形成しようとするカラー付透孔12の直径より大
径に形成されており、また、第1のポンチ32は第1の
ダイス30に適合する外径を有し、先端面中央部分には
円錐状部16の頂点部下面と当接する第1当接部36が
設けられ、先端面周縁部分には円錐状部の内周側面に沿
って当接すると共に、第1当接部36との間に凹部38
を形成する第2当接部40が設けられている。これによ
り金属板状体10に第1金型34により形成される円錐
状部16は、その底面の直径が形成するカラー付透孔よ
りも大径で、且つ頂点部14近傍の板厚が金属板状体1
0の他の部分に比較して薄く形成される。さらに、第2
当接部40が円錐状部の内周側面に沿って頂点部14を
取り囲むように当接するため、円錐状部16の第1側面
部42と第2側面部44を略均一に延展しつつ円錐状部
16を形成することができ、最終的にカラー付透孔12
の先端となる第1側面部42の板厚を適宜に保持でき
る。
【0009】第2の工程では、図2bに示すように、第
2のポンチ46が形成された上型と、第2のダイス48
が形成された下型とから成る第2金型50を用いて行
う。ここで、第2のポンチ46の下端面周縁部分にはリ
ング状に凸部52が垂設され、第2のダイス48には第
2のポンチ46に適合するようにリング状溝54が形成
されている。また、第2のポンチ46の凸部52および
第2のダイス48のリング状溝54の直径はカラー付透
孔12よりも大径、かつ第1のダイス30の内周径より
小径に形成されている。これにより円錐状部16外周面
の金属板状体10との境界部24近傍に、境界部24近
傍および頂点部14近傍を延展しつつカラー付透孔12
よりも大径のリング状の溝部26を下方に突出させて形
成できる。なお、この工程時に円錐状部16は、溝部2
6方向へ延展されるため実質的に平坦となり、溝部26
内側には平坦部18が形成される。
【0010】第3の工程では、図2cに示すように、第
3のダイス56が形成された上型と、第3のポンチ58
が形成された下型とから成る第3金型60を用いて行
う。ここで、第3のダイス56の内径はカラー付透孔1
2の外径と同じに形成され、また第3のダイス56内に
はピアスポンチ62が下方へ向けて突出されている。ま
た、第3のポンチ58は筒状に形成されており、その外
径は第3のダイス56の内径より小径に形成され、また
その内径はピアスポンチ62の外径より若干小径に形成
されている。つまり、第3のポンチ58はピアスポンチ
62のためのダイスを兼ねている。これにより、溝部2
6内側の平坦部18が第3のポンチ58とピアスポンチ
62により穿設された後、下型と第3のダイス56とに
より溝部26が圧潰されながら第3のポンチ58がバー
リング加工を行い、周縁に突出辺22が形成された穿設
孔20が穿設される。この際に、溝部26部分の金属は
平坦部18方向へ引き込まれ、突出辺22の長さをより
長くすることができる。また、穿設により打ち抜かれた
平坦部18は第3のポンチ58内を通って下方へ排出さ
れる。
【0011】第4の工程では、第4のダイス(不図示)
が形成された上型と、第4のポンチ(不図示)が形成さ
れた下型とから成る第4金型(不図示)を用いて行う。
ここで、第4のポンチの外径はカラー付透孔12の内径
と同径であって、第4のダイスの内径よりわずかに小径
に形成されている。従って、穿設孔20の突出辺22に
は、第4のポンチ外周面と第4のダイス内周面との間で
アイアニング加工が施されて所定高さの垂直筒状のカラ
ー付透孔12が形成され(図2d)、さらにカラー付透
孔12の上端にはフレア加工が施される(図2e)。ア
イアニング加工により、カラー付透孔12のカラー28
を所定高さにする際に、第3の工程で十分な長さの突出
辺22が形成されているため、カラー28を形成する金
属板のしごき量を抑えることができ、従って板厚をある
程度厚くしたままとすることができる。これによりフレ
ア加工時にカラー28先端に割れが生じるのを防止でき
る。また、カラー28の高さ調整は、第2の工程で形成
する溝部26の深さHを調整することで可能となる。
【0012】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述する実施例に限定されるも
のではなく、第3の工程と第4の工程は、別の金型を用
いて行われているが1つの金型を用いて1つの工程で行
っても良い。また、第1のポンチの先端形状は、第1当
接部のみとし、第2当接部を設けないものであっても良
い。また、第2の工程で使用する金型の下型に第2のポ
ンチを配し、上型に第2のダイスを配して金属板状体に
上方に突出する溝部を形成しても良い等、発明の精神を
逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんで
ある。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る熱交換器用フィンの製造方
法および熱交換器用フィン製造金型を用いると、金属板
状体に、予め円錐状部を形成し、頂点部近傍の板厚を薄
くし、さらに円錐状部外周面の金属板状体との境界部近
傍に、境界部近傍および頂点部近傍を延展しつつカラー
付透孔よりも大径のリング状の溝部を形成すると共に、
溝部内側に実質的に平坦な平坦部を形成してあるため、
次いで周縁に突出辺が形成された突設孔を穿設する突設
加工およびバーリング加工の際に、圧潰された溝部部分
の金属が平坦部方向へ引き込まれて突出辺の一部に使用
され、突出辺を可及的に高くすることができるという著
効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱交換器用フィンの製造方法およ
びその熱交換器用フィン製造金型の説明図である。
【図2】図1の製造方法を実施するための金型の説明図
である。
【図3】従来の熱交換器用フィンの製造方法を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 金属板状体 12 カラー付透孔 14 頂点部 16 円錐状部 18 平坦部 20 穿設孔 22 突出辺 24 境界部 26 溝部 28 カラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定高さのカラーで透孔の周縁が囲まれ
    ているカラー付透孔を金属板状体に形成する際に、 該金属板状体に、底面の直径が形成するカラー付透孔よ
    りも大で且つ頂点部近傍の板厚が金属板状体の他の部分
    に比較して薄い円錐状部を形成し、 該円錐状部外周面の前記金属板状体との境界部近傍に、
    該境界部近傍および前記頂点部近傍を延展しつつ前記カ
    ラー付透孔よりも大径のリング状の溝部を形成すると共
    に、溝部内側に実質的に平坦な平坦部を形成した後、 前記溝部を圧潰しつつ、溝部部分の金属を前記平坦部方
    向へ引き込みながら、平坦部に穿設加工及びバーリング
    加工を施して、周縁に突出辺が形成された穿設孔を穿設
    し、 次いで、前記突出辺にアイアニング加工を行い、所定の
    高さのカラーを形成することを特徴とする熱交換器用フ
    ィンの製造方法。
  2. 【請求項2】 所定高さのカラー付透孔を形成する金属
    板状体に、底面の直径が形成するカラー付透孔よりも大
    で且つ頂点部近傍の板厚が金属板状体の他の部分に比較
    して薄い円錐状部を形成する第1金型と、 前記円錐状部外周面の前記金属板状体との境界部近傍
    に、該境界部近傍および前記頂点部近傍を延展しつつ前
    記カラー付透孔よりも大径のリング状の溝部を形成する
    と共に、溝部内側に実質的に平坦な平坦部を形成する第
    2金型と、 前記溝部を圧潰しつつ、溝部部分の金属を前記平坦部方
    向へ引き込みながら、平坦部に穿設加工及びバーリング
    加工を施して、周縁に突出辺が形成された穿設孔を穿設
    し、その後に前記突出辺にアイアニング加工を行う金型
    とからなる熱交換器用フィン製造金型であって、 前記第2金型は、下型にはカラー付透孔よりも大径のリ
    ング状の凹状のダイスが形成され、上型には該ダイスへ
    嵌入可能なリング状のポンチが形成されていることを特
    徴とする熱交換器用フィン製造金型。
  3. 【請求項3】 前記第1金型は、上型にはダイスが形成
    され、 下型には該ダイスに適合する外径を有し、先端面中央部
    分には前記円錐状部の頂点部下面と当接する第1当接部
    が設けられ、該先端面周縁部分には円錐状部の内周側面
    に沿って当接すると共に、前記第1当接部との間に凹部
    を形成する第2当接部が設けられたポンチが形成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の熱交換器用フィン
    製造金型。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002224773A (ja) * 2001-01-31 2002-08-13 Chuo Motor Wheel Co Ltd 自動車用スチールホイール及び該自動車用スチールホイールの製造方法
JP2011005529A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Mitsubishi Electric Corp 熱交フィンのフィンカラー成形方法および装置
JP2013126673A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Ricoh Co Ltd 薄板バーリング加工方法及び薄板雌ねじ形成方法
CN115870383A (zh) * 2022-11-17 2023-03-31 无锡海特精密模具有限公司 一种薄型散热片的翻边成型方法

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