JPH0679645B2 - 電気浸透脱水機に於ける脱水汚泥の剥離方法 - Google Patents
電気浸透脱水機に於ける脱水汚泥の剥離方法Info
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- JPH0679645B2 JPH0679645B2 JP60265488A JP26548885A JPH0679645B2 JP H0679645 B2 JPH0679645 B2 JP H0679645B2 JP 60265488 A JP60265488 A JP 60265488A JP 26548885 A JP26548885 A JP 26548885A JP H0679645 B2 JPH0679645 B2 JP H0679645B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、汚泥の体積、重量を減少させ運搬負担を軽減
する等の目的で使用される圧搾脱水と電気浸透脱水を併
用した回分式電気浸透脱水機における電気浸透脱水終了
後の脱水汚泥の剥離方法に関する。
する等の目的で使用される圧搾脱水と電気浸透脱水を併
用した回分式電気浸透脱水機における電気浸透脱水終了
後の脱水汚泥の剥離方法に関する。
(従来の技術) 下水汚泥などを圧搾脱水する課程で汚泥中に直流電流を
通ずると、単に圧搾しただけでは脱水できない汚泥中の
水分も電気浸透作用により陰極側に吸引されて外部に移
動し脱水が促進されるので、脱水ケーキの含水率を著し
く低下させるとができる。例えば、凝集、水切りで予備
濃縮した下水汚泥をフイルタープレス形式の脱水機に供
給して3Kg/cm2の圧搾圧力で約20分間脱水処理した場合
の脱水ケーキ含水率は80〜85%であり、これ以上の圧搾
圧力、圧搾時間をかけても含水率はあまり低下しない
が、圧搾脱水の途中で汚泥に40V程度の直流電圧をかけ
て電気浸透脱水を行うと、約15分の通電で脱水ケーキ含
水率は60%前後にまで低下し、その体積は1/2以下とな
る。またこの場合、塩化第2鉄、消石灰等の薬品類の添
加は一切不要であるので固形物量の増量を招くことはな
い。
通ずると、単に圧搾しただけでは脱水できない汚泥中の
水分も電気浸透作用により陰極側に吸引されて外部に移
動し脱水が促進されるので、脱水ケーキの含水率を著し
く低下させるとができる。例えば、凝集、水切りで予備
濃縮した下水汚泥をフイルタープレス形式の脱水機に供
給して3Kg/cm2の圧搾圧力で約20分間脱水処理した場合
の脱水ケーキ含水率は80〜85%であり、これ以上の圧搾
圧力、圧搾時間をかけても含水率はあまり低下しない
が、圧搾脱水の途中で汚泥に40V程度の直流電圧をかけ
て電気浸透脱水を行うと、約15分の通電で脱水ケーキ含
水率は60%前後にまで低下し、その体積は1/2以下とな
る。またこの場合、塩化第2鉄、消石灰等の薬品類の添
加は一切不要であるので固形物量の増量を招くことはな
い。
(発明が解決しようとする問題点) 電気浸透脱水は脱水効果等の点で前記のように有効性が
認められるが、その反面運転操作等に関し次の諸問題が
発生する。
認められるが、その反面運転操作等に関し次の諸問題が
発生する。
すなわち、前記の回分的電気浸透脱水では、脱水が進む
に従って電流が熱として消費される割合が増加し、濾液
の排出量が減少するので、この熱が蓄積されて脱水終了
時の脱水ケーキの温度は40〜50℃となる。濾室を充分に
冷却しないまま次回分の脱水を繰返すと濾室内温度は70
〜80℃に達することがある。その結果電力の損失が多
く、この損失電力の熱は脱水終了後放冷しているが脱水
機の稼働率が低下する。
に従って電流が熱として消費される割合が増加し、濾液
の排出量が減少するので、この熱が蓄積されて脱水終了
時の脱水ケーキの温度は40〜50℃となる。濾室を充分に
冷却しないまま次回分の脱水を繰返すと濾室内温度は70
〜80℃に達することがある。その結果電力の損失が多
く、この損失電力の熱は脱水終了後放冷しているが脱水
機の稼働率が低下する。
その他、下水汚泥などを電気浸透脱水する場合には、ケ
ーキ排出時にこの熱により電解ガスを含んだ汚泥中の臭
気成分が蒸発水分とともに湯煙となって放散し、脱水機
室の環境を汚染する。
ーキ排出時にこの熱により電解ガスを含んだ汚泥中の臭
気成分が蒸発水分とともに湯煙となって放散し、脱水機
室の環境を汚染する。
また、この種の電気浸透脱水機の濾板は合成樹脂等の電
気絶縁材料でつくられているので、金属製の電極板との
間に熱膨張差が生じ、蓄熱により高温となる場合は大き
な熱歪力が作用して電極板の取付部が破損する虞があ
る。
気絶縁材料でつくられているので、金属製の電極板との
間に熱膨張差が生じ、蓄熱により高温となる場合は大き
な熱歪力が作用して電極板の取付部が破損する虞があ
る。
また発熱の影響の他、この種の電気浸透脱水機では脱水
効率が非常に高く脱水ケーキの厚さが圧搾脱水のみのケ
ーキに較べて半減し濾布に強固に付着しているので、開
枠時に自重で落下せず、へらではがさなければならない
といった問題がある。
効率が非常に高く脱水ケーキの厚さが圧搾脱水のみのケ
ーキに較べて半減し濾布に強固に付着しているので、開
枠時に自重で落下せず、へらではがさなければならない
といった問題がある。
本発明は、従来技術の上記諸問題に解決を与え、電気浸
透脱水の終了後の開枠に際して熱による諸弊害を無害化
乃至は軽減し、脱水ケーキの剥離を容易にする手段を提
供することを目的とする。
透脱水の終了後の開枠に際して熱による諸弊害を無害化
乃至は軽減し、脱水ケーキの剥離を容易にする手段を提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記目的は、本発明により特別な付加設備を用いないで
運転操作の適切な改善により達成される。本発明におい
ては、電気浸透脱水の終了後、開枠前に濾液排出口から
ブロー水を供給し濾室を経由して原汚泥供給口から排出
する水ブローを適切な水量、時間で行い、次いで同じ経
路で空気ブローを適切な空気量、時間で行う。
運転操作の適切な改善により達成される。本発明におい
ては、電気浸透脱水の終了後、開枠前に濾液排出口から
ブロー水を供給し濾室を経由して原汚泥供給口から排出
する水ブローを適切な水量、時間で行い、次いで同じ経
路で空気ブローを適切な空気量、時間で行う。
すなわち、電気浸透脱水機に於ける脱水汚泥の剥離方法
は、濾枠と該濾枠の両側に配された濾布とによって形成
された脱水すべき汚泥を収容する密閉濾室と、前記濾布
の両外側にそれぞれ配された電気浸透脱水を行うために
透水性の2つの電極と、該電極の外側にそれぞれ配され
た濾板及び圧搾濾板と、該圧搾濾板側から供給される圧
搾空気により前記密閉濾室内の汚泥の圧搾を行うダイヤ
フラムと、前記密閉濾室に原汚泥を供給する原汚泥供給
口と、前記濾布及び前記各電極を通電する濾液をそれぞ
れ排出する濾液排出口とを備えた電気浸透脱水機に於け
る脱水後の汚泥を前記濾布から剥離させる方法であっ
て、圧搾脱水及び電気浸透脱水後に、一方の前記濾液排
出口から前記密閉空間を介して前記原汚泥供給口に排出
する水ブローを行う第1の工程と、前記濾液排出口から
供給されるブロー空気によって前記密閉濾室内のブロー
水を排出する第2の工程とを備えたことを特徴とする。
は、濾枠と該濾枠の両側に配された濾布とによって形成
された脱水すべき汚泥を収容する密閉濾室と、前記濾布
の両外側にそれぞれ配された電気浸透脱水を行うために
透水性の2つの電極と、該電極の外側にそれぞれ配され
た濾板及び圧搾濾板と、該圧搾濾板側から供給される圧
搾空気により前記密閉濾室内の汚泥の圧搾を行うダイヤ
フラムと、前記密閉濾室に原汚泥を供給する原汚泥供給
口と、前記濾布及び前記各電極を通電する濾液をそれぞ
れ排出する濾液排出口とを備えた電気浸透脱水機に於け
る脱水後の汚泥を前記濾布から剥離させる方法であっ
て、圧搾脱水及び電気浸透脱水後に、一方の前記濾液排
出口から前記密閉空間を介して前記原汚泥供給口に排出
する水ブローを行う第1の工程と、前記濾液排出口から
供給されるブロー空気によって前記密閉濾室内のブロー
水を排出する第2の工程とを備えたことを特徴とする。
(作用) 水ブローによって脱水ケーキが濾布から剥離して常温近
くまで冷却され、これに続く空気ブローと相俟って、1
回分の脱水毎に濾室が冷却されるので、従来技術の前記
問題点はすべて解消される。
くまで冷却され、これに続く空気ブローと相俟って、1
回分の脱水毎に濾室が冷却されるので、従来技術の前記
問題点はすべて解消される。
(実施例) 以下、本発明方法を第1および第2図に例示する回分式
電気浸透脱水機に即して、実施例数値とともに具体的に
説明する。
電気浸透脱水機に即して、実施例数値とともに具体的に
説明する。
この脱水機はフィルタープレス形式であり、第2図に示
すように、中央に圧搾濾板(2)が設けられ、その両外
側には濾枠(3)(3)をそれぞれ挟んで濾板(1)
(1)が設けられている。第1図は第2図の中央部の圧
搾濾板(2)から左側半分を示した断面図であり、圧搾
濾板(2)から右側半分も同様の構成を有している。
すように、中央に圧搾濾板(2)が設けられ、その両外
側には濾枠(3)(3)をそれぞれ挟んで濾板(1)
(1)が設けられている。第1図は第2図の中央部の圧
搾濾板(2)から左側半分を示した断面図であり、圧搾
濾板(2)から右側半分も同様の構成を有している。
第1図に示すように、濾板(1)と圧搾濾板(2)との
間に濾枠(3)を挟むことにより密室濾室(4)が形成
されている。濾枠(3)の両側は1対の濾布(5)
(5)で囲われ、圧搾濾板(2)の両側はダイヤフラム
(6)で囲われている。ダイヤフラム(6)と前述の濾
布(5)との間には電極板(8)が配され、また、濾板
(1)と濾布(5)との間には電極板(7)が配されて
いる。従って、濾室(4)の一方の側は濾布(5)、電
極板(8)、ダイヤフラム(6)及び圧搾濾板(2)で
囲われ、濾室(4)のもう一方の側は濾布(5)、電極
板(7)及び濾板(1)で囲われている。電極板(7)
及び電極板(8)には、濾布(5)を通過した水を排出
するための多数の穴が設けられている。
間に濾枠(3)を挟むことにより密室濾室(4)が形成
されている。濾枠(3)の両側は1対の濾布(5)
(5)で囲われ、圧搾濾板(2)の両側はダイヤフラム
(6)で囲われている。ダイヤフラム(6)と前述の濾
布(5)との間には電極板(8)が配され、また、濾板
(1)と濾布(5)との間には電極板(7)が配されて
いる。従って、濾室(4)の一方の側は濾布(5)、電
極板(8)、ダイヤフラム(6)及び圧搾濾板(2)で
囲われ、濾室(4)のもう一方の側は濾布(5)、電極
板(7)及び濾板(1)で囲われている。電極板(7)
及び電極板(8)には、濾布(5)を通過した水を排出
するための多数の穴が設けられている。
本実施例に於ける電気浸透脱水機は、この濾室(4)の
空間内に被脱水汚泥を圧入し、圧搾濾板(2)に圧搾空
気を供給してダイヤフラム(6)の背後から圧搾空気を
送給し、ダイヤフラム(6)の前面で汚泥を圧搾脱水す
るものである。電極板(8)はダイヤフラム(6)表面
の中央部分に密着し、ダイヤフラムとともに可動であ
る。また、各電極板(7)(8)は通電部材(図示せ
ず)を通じて、機外の直流電源の各端子と導電接続され
る。圧搾濾板(2)、濾枠(3)及び濾板(1)の閉合
により、濾室(4)は密閉される。
空間内に被脱水汚泥を圧入し、圧搾濾板(2)に圧搾空
気を供給してダイヤフラム(6)の背後から圧搾空気を
送給し、ダイヤフラム(6)の前面で汚泥を圧搾脱水す
るものである。電極板(8)はダイヤフラム(6)表面
の中央部分に密着し、ダイヤフラムとともに可動であ
る。また、各電極板(7)(8)は通電部材(図示せ
ず)を通じて、機外の直流電源の各端子と導電接続され
る。圧搾濾板(2)、濾枠(3)及び濾板(1)の閉合
により、濾室(4)は密閉される。
また、この電気浸透脱水機は、圧搾脱水と同時に又はそ
の後、濾板(1)とダイヤフラム(6)の表面とに装着
され濾布外側に配置された1対の透水性の電極板(7)
(8)の間に電圧を印加して、直流電流を汚泥に通電し
て電気浸透脱水を行う。
の後、濾板(1)とダイヤフラム(6)の表面とに装着
され濾布外側に配置された1対の透水性の電極板(7)
(8)の間に電圧を印加して、直流電流を汚泥に通電し
て電気浸透脱水を行う。
第3図(a)に第2図のA-A線断面図を、第3図(b)
に第2図のB-B線断面図をそれぞれ示す。第3図(a)
に示すように、汚泥は原汚泥供給口(9)から通孔(1
0)を経て濾室(4)内の濾布(5)(5)間の空間に
導入されて充満する。電極板(7)側の一方の濾布
(5)外側に出た濾液は通孔(11)を経て濾液排出口
(12)に排出され、電極板(8)側の他方の濾布(5)
外側に出た濾液は、第3図(b)に示すように通孔(1
3)を経て濾液排出口(14)に排出される。このよう
に、両濾液は個別の経路から排出される。第2図には他
の濾液排出口(15)が示されているが上記の何れかに通
ずればよく、本実施例では電極板(8)側に通じてい
る。圧搾空気は第2図に示す給気口(16)から圧搾濾板
(2)に供給されている。圧搾濾板(2)には給気口
(16)からダイヤフラム(6)の背後、即ち圧搾濾板
(2)とダイヤフラム(6)との間に通ずる図示しない
通孔が設けられている。この通孔を通じて供給された圧
搾空気は、圧搾濾板(2)の両外側のダイヤフラム
(6)(6)の背後から濾室(4)内の汚泥を圧搾脱水
する。
に第2図のB-B線断面図をそれぞれ示す。第3図(a)
に示すように、汚泥は原汚泥供給口(9)から通孔(1
0)を経て濾室(4)内の濾布(5)(5)間の空間に
導入されて充満する。電極板(7)側の一方の濾布
(5)外側に出た濾液は通孔(11)を経て濾液排出口
(12)に排出され、電極板(8)側の他方の濾布(5)
外側に出た濾液は、第3図(b)に示すように通孔(1
3)を経て濾液排出口(14)に排出される。このよう
に、両濾液は個別の経路から排出される。第2図には他
の濾液排出口(15)が示されているが上記の何れかに通
ずればよく、本実施例では電極板(8)側に通じてい
る。圧搾空気は第2図に示す給気口(16)から圧搾濾板
(2)に供給されている。圧搾濾板(2)には給気口
(16)からダイヤフラム(6)の背後、即ち圧搾濾板
(2)とダイヤフラム(6)との間に通ずる図示しない
通孔が設けられている。この通孔を通じて供給された圧
搾空気は、圧搾濾板(2)の両外側のダイヤフラム
(6)(6)の背後から濾室(4)内の汚泥を圧搾脱水
する。
この電気浸透脱水機は次の順序で回分的操作を行う。
(I)原汚泥は原汚泥供給口(9)、通孔(10)を通じ
て濾室(4)の濾布(5)(5)間の濾室(4)に供給
され、原汚泥が充満する。更に原汚泥の送給圧によって
濾室(4)内の原汚泥を圧搾し、濾過された濾液は濾液
排出口(12)(14)(15)から機外に排出される。
て濾室(4)の濾布(5)(5)間の濾室(4)に供給
され、原汚泥が充満する。更に原汚泥の送給圧によって
濾室(4)内の原汚泥を圧搾し、濾過された濾液は濾液
排出口(12)(14)(15)から機外に排出される。
(II)原汚泥の送給圧による濾過が終ると、汚泥供給弁
(17)(第2図)を閉じ、給気口(16)から3kg/cm3程
度の圧搾空気を圧搾濾板(2)に供給する。圧搾空気は
圧搾濾板(2)の図示しない通孔を介して圧搾濾板
(2)の両外側のダイヤフラム(6)(6)を押圧して
膨張させ、濾室(4)内の濾布(5)(5)に囲われた
汚泥を圧搾脱水する。濾液は前記と同じ経路で濾液排出
口(12)(14)(15)から機外に排出される。
(17)(第2図)を閉じ、給気口(16)から3kg/cm3程
度の圧搾空気を圧搾濾板(2)に供給する。圧搾空気は
圧搾濾板(2)の図示しない通孔を介して圧搾濾板
(2)の両外側のダイヤフラム(6)(6)を押圧して
膨張させ、濾室(4)内の濾布(5)(5)に囲われた
汚泥を圧搾脱水する。濾液は前記と同じ経路で濾液排出
口(12)(14)(15)から機外に排出される。
(III)上記圧搾脱水課程に於いて、例えば電極板
(7)を陰極として電極板(8)を陽極として両電極間
に40V程度の直流電圧を印加し汚泥に通電する。直流通
電の電気浸透作用により汚泥中の残留水分は陰極である
電極板(7)に吸引されて移行し、さらに脱水が進む。
濾液は前記と同じ経路で、主として通孔(11)、濾液排
出口(12)に排出される。
(7)を陰極として電極板(8)を陽極として両電極間
に40V程度の直流電圧を印加し汚泥に通電する。直流通
電の電気浸透作用により汚泥中の残留水分は陰極である
電極板(7)に吸引されて移行し、さらに脱水が進む。
濾液は前記と同じ経路で、主として通孔(11)、濾液排
出口(12)に排出される。
上記の(I)(II)(III)課程の電気浸透脱水につい
て、数値を例示すると次のとおりである。濾過面積0.5m
2、濾室容積30Lの濾室を2室備えた上記形式の電気浸透
脱水機を使用し、高分子凝集剤で予備濃縮後Na2SO4を0.
1%程度添加した下水汚泥に1〜3kg/cm2の圧搾圧力を加
え、40Vの直流電圧を印加して10〜15分電気浸透脱水を
行って、含水率60%前後の脱水ケーキが得られた。
て、数値を例示すると次のとおりである。濾過面積0.5m
2、濾室容積30Lの濾室を2室備えた上記形式の電気浸透
脱水機を使用し、高分子凝集剤で予備濃縮後Na2SO4を0.
1%程度添加した下水汚泥に1〜3kg/cm2の圧搾圧力を加
え、40Vの直流電圧を印加して10〜15分電気浸透脱水を
行って、含水率60%前後の脱水ケーキが得られた。
電気浸透脱水では、通電による発熱があるので直ちに開
枠すると前記の湯煙放散等の問題が起こる。また、高度
脱水の結果として脱水ケーキは薄くなり濾布に強固に付
着しているので開枠しても自重では落下しない。
枠すると前記の湯煙放散等の問題が起こる。また、高度
脱水の結果として脱水ケーキは薄くなり濾布に強固に付
着しているので開枠しても自重では落下しない。
(IV)そこで本発明では、電気浸透脱水後、通電および
圧搾空気送給を停止して、開枠前に次のブロー媒体およ
び経路により濾室ブローを行う。
圧搾空気送給を停止して、開枠前に次のブロー媒体およ
び経路により濾室ブローを行う。
先づ濾液排出口(12)(14)(15)の濾液排出弁(18)
(19)(20)(第2図)を閉じ原汚泥供給口(9)のブ
ロー水排出弁(21)を開く。そして、本実施例では、ブ
ロー水供給弁(22)(23)(24)のうち、先にブロー水
供給弁(22)を開きブロー水を送給して濾液排出口(1
2)、通孔(11)、電極板(7)濾布(5)を通して水
ブローを行い、電極板(7)側で脱水ケーキを剥離し、
ブロー水を通孔(10)、原汚泥供給口(9)、ブロー水
排出弁(21)より排出する。次に、ブロー水供給弁(2
3)を開きブロー水を送給して濾液排出口(14)、通孔
(13)、電極板(8)、濾布(5)を通して水ブローを
行い、電極板(8)側で脱水ケーキを剥離し、ブロー水
を前記と同じ経路で排出する。
(19)(20)(第2図)を閉じ原汚泥供給口(9)のブ
ロー水排出弁(21)を開く。そして、本実施例では、ブ
ロー水供給弁(22)(23)(24)のうち、先にブロー水
供給弁(22)を開きブロー水を送給して濾液排出口(1
2)、通孔(11)、電極板(7)濾布(5)を通して水
ブローを行い、電極板(7)側で脱水ケーキを剥離し、
ブロー水を通孔(10)、原汚泥供給口(9)、ブロー水
排出弁(21)より排出する。次に、ブロー水供給弁(2
3)を開きブロー水を送給して濾液排出口(14)、通孔
(13)、電極板(8)、濾布(5)を通して水ブローを
行い、電極板(8)側で脱水ケーキを剥離し、ブロー水
を前記と同じ経路で排出する。
この順序で水ブロー開始を行う理由は、電極板(7)を
陰極、電極板(8)を陽極として直流通電脱水を行った
場合は、陰極である電極板(7)側の濾布(5)からの
ケーキ剥離性が比較的悪いからである。この順序で水ブ
ローを行うことにより脱水ケーキは両側均等に完全剥離
し、ブロー水の偏流が起こらなくなる。
陰極、電極板(8)を陽極として直流通電脱水を行った
場合は、陰極である電極板(7)側の濾布(5)からの
ケーキ剥離性が比較的悪いからである。この順序で水ブ
ローを行うことにより脱水ケーキは両側均等に完全剥離
し、ブロー水の偏流が起こらなくなる。
ただし、汚泥、ケーキ性状の如何によっては濾液排出口
(12)(14)から同時にブロー水を送給してもよい。こ
の操作によれば、弁操作が簡単になる。
(12)(14)から同時にブロー水を送給してもよい。こ
の操作によれば、弁操作が簡単になる。
前記数値例の脱水機の場合、各30L容積の濾室(4)に
対し水ブローは水道水を150L/分で約1分間通水して行
った。
対し水ブローは水道水を150L/分で約1分間通水して行
った。
(V)次いで、圧力空気を濾液排出口(12)(14)から
送給して空気ブローを行い、前記と同じ排出経路で濾室
(4)内のブロー水を排出する。前記の数値例の脱水機
の場合、空気ブローは5-7kg/cm2の圧力空気を流量1Nm3
/分で約30秒行った。
送給して空気ブローを行い、前記と同じ排出経路で濾室
(4)内のブロー水を排出する。前記の数値例の脱水機
の場合、空気ブローは5-7kg/cm2の圧力空気を流量1Nm3
/分で約30秒行った。
本発明により前記課程(1V)(V)の濾室ブローを行っ
た場合、脱水完了して含水率60%前後まで脱水されたケ
ーキは高い強度を持っているので、このような水ブロー
を行っても板状の形状を保ったまま濾布から剥離して壊
れることはなく、またブロー水がケーキ中に滲込むこと
もなく、空気ブロー後に乾いた面状態のケーキとなる。
従って、その後開枠するとケーキは自重で落下する。開
枠時には水ブロー、空気ブローにより脱水ケーキ、濾室
は常温近くまで冷却されており、臭気の発散は全く起こ
らない。ブロー水量、空気量はこの冷却に充分な程度で
あればよい。
た場合、脱水完了して含水率60%前後まで脱水されたケ
ーキは高い強度を持っているので、このような水ブロー
を行っても板状の形状を保ったまま濾布から剥離して壊
れることはなく、またブロー水がケーキ中に滲込むこと
もなく、空気ブロー後に乾いた面状態のケーキとなる。
従って、その後開枠するとケーキは自重で落下する。開
枠時には水ブロー、空気ブローにより脱水ケーキ、濾室
は常温近くまで冷却されており、臭気の発散は全く起こ
らない。ブロー水量、空気量はこの冷却に充分な程度で
あればよい。
(発明の効果) 以上のよう本発明方法によると、電気浸透脱水機に特別
な設備、手段を付加することなく、弁操作により水道
水、工場圧縮空気を利用して水ブロー、空気ブローを行
うことにより、電気浸透脱水終了後の発熱に起因する諸
問題がすべて解消または軽減され、脱水ケーキの剥離が
容易になされる等の効果を得ることができる。
な設備、手段を付加することなく、弁操作により水道
水、工場圧縮空気を利用して水ブロー、空気ブローを行
うことにより、電気浸透脱水終了後の発熱に起因する諸
問題がすべて解消または軽減され、脱水ケーキの剥離が
容易になされる等の効果を得ることができる。
第1図は本発明方法の実施に使用する電気浸透脱水機の
1例の脱水機本体部分の縦断側面図、第2図は電気浸透
脱水機本体に対する配管接続を示す斜視図、第3図
(a)は第2図のA-A線断面図、第3図(b)は第2図
のB-B線断面図である。 (1)……濾板、(2)……圧搾濾板、(3)……濾
枠、(4)……濾室、(5)……濾布、(6)……ダイ
ヤフラム、(7)(8)……電極板、(9)……原汚泥
供給口、(10)(11)(13)……通孔、(12)(14)
(15)……濾液排出口、(16)……給気口、(17)……
汚泥供給弁、(18)(19)(20)……濾液排出弁、(2
1)……ブロー水排出弁、(22)(23)(24)……ブロ
ー水供給弁。
1例の脱水機本体部分の縦断側面図、第2図は電気浸透
脱水機本体に対する配管接続を示す斜視図、第3図
(a)は第2図のA-A線断面図、第3図(b)は第2図
のB-B線断面図である。 (1)……濾板、(2)……圧搾濾板、(3)……濾
枠、(4)……濾室、(5)……濾布、(6)……ダイ
ヤフラム、(7)(8)……電極板、(9)……原汚泥
供給口、(10)(11)(13)……通孔、(12)(14)
(15)……濾液排出口、(16)……給気口、(17)……
汚泥供給弁、(18)(19)(20)……濾液排出弁、(2
1)……ブロー水排出弁、(22)(23)(24)……ブロ
ー水供給弁。
Claims (2)
- 【請求項1】濾枠と該濾枠の両側に配された濾布とによ
って形成され脱水すべき汚泥を収容する密閉濾室と、前
記濾布の両外側にそれぞれ配された電気浸透脱水を行う
ための透水性の2つの電極と、該電極の外側にそれぞれ
配された濾板及び圧搾濾板と、該圧搾濾板側から供給さ
れる圧搾空気により前記密閉濾室内の汚泥の圧搾を行う
ダイヤフラムと、前記密閉濾室に原汚泥を供給する原汚
泥供給口と、前記濾布及び前記各電極を通電する濾液を
それぞれ排出する濾液排出口とを備えた電気浸透脱水機
に於ける脱水後の汚泥を前記濾布から剥離させる方法で
あって、 圧搾脱水及び電気浸透脱水後に、一方の前記濾液排出口
から前記密閉空間を介して前記原汚泥供給口に排出する
水ブローを行う第1の工程と、 前記濾液排出口から供給されるブロー空気によって前記
密閉濾室内のブロー水を排出する第2の工程と を備えたことを特徴とする電気浸透脱水機に於ける脱水
汚泥の剥離方法。 - 【請求項2】前記第1の工程では、前記電極のうちの陰
極側の濾液排出口からの水ブローと、陽極側の濾液排出
口からの水ブローとを順次行うことを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の電気浸透脱水機に於ける脱水汚泥
の剥離方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60265488A JPH0679645B2 (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 電気浸透脱水機に於ける脱水汚泥の剥離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60265488A JPH0679645B2 (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 電気浸透脱水機に於ける脱水汚泥の剥離方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62125812A JPS62125812A (ja) | 1987-06-08 |
| JPH0679645B2 true JPH0679645B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=17417874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60265488A Expired - Fee Related JPH0679645B2 (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 | 電気浸透脱水機に於ける脱水汚泥の剥離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0679645B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0384081B1 (en) * | 1988-12-28 | 1993-11-03 | Shinko Pantec Co., Ltd. | Compressive and electroosmotic dehydrator |
| FR2681797B1 (fr) * | 1991-09-27 | 1994-01-07 | Electricite De France | Cellule et appareil de deshydratation par electroosmose. |
| FR3042186B1 (fr) * | 2015-10-12 | 2021-12-10 | Veolia Water Solutions & Tech | Dispositif de deshydratation de boues |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50143155A (ja) * | 1974-05-02 | 1975-11-18 | ||
| JPS55142510A (en) * | 1979-04-20 | 1980-11-07 | Miura Eng Internatl Kk | Separating method of coagulated flock in-water |
-
1985
- 1985-11-25 JP JP60265488A patent/JPH0679645B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62125812A (ja) | 1987-06-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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