JPH067993B2 - タンク等の容器内溶接方法 - Google Patents
タンク等の容器内溶接方法Info
- Publication number
- JPH067993B2 JPH067993B2 JP25736284A JP25736284A JPH067993B2 JP H067993 B2 JPH067993 B2 JP H067993B2 JP 25736284 A JP25736284 A JP 25736284A JP 25736284 A JP25736284 A JP 25736284A JP H067993 B2 JPH067993 B2 JP H067993B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- tank
- nitrogen
- nickel content
- welding rod
- Prior art date
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- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液化プロパン・ブタンガス(LPG)、液化
天然ガス(LNG)タンク等の容器内溶接方法に係り、
特に、窒素ガス雰囲気中において溶接作業を行なっても
溶接部の窒素脆化を防止することができる溶接方法に関
する。
天然ガス(LNG)タンク等の容器内溶接方法に係り、
特に、窒素ガス雰囲気中において溶接作業を行なっても
溶接部の窒素脆化を防止することができる溶接方法に関
する。
[従来の技術] 一般に、可燃ガスであるLPG、LNGなどを貯留する
LPG、LNGタンク等の容器内を溶接により修理、改
造等を行なうときには、貯液を排出した後タンク内部雰
囲気を不活性ガスである窒素ガスと置換してこれをタン
ク内に充填し、その後、修理等の補修作業を行なってい
る。
LPG、LNGタンク等の容器内を溶接により修理、改
造等を行なうときには、貯液を排出した後タンク内部雰
囲気を不活性ガスである窒素ガスと置換してこれをタン
ク内に充填し、その後、修理等の補修作業を行なってい
る。
これは、タンク内から貯液を排出した後といえども、タ
ンク内の隅部にわずかに残留する液体や、或いはリーク
の為に保冷材層間に浸透していた液体が気化してタンク
内部に残留するので、このような引火性の強い雰囲気中
で溶接作業を行なうことは爆発等の危険性があり、この
危険性を排除するために上述のように可燃性内部雰囲気
を窒素ガスと置換しているのである。
ンク内の隅部にわずかに残留する液体や、或いはリーク
の為に保冷材層間に浸透していた液体が気化してタンク
内部に残留するので、このような引火性の強い雰囲気中
で溶接作業を行なうことは爆発等の危険性があり、この
危険性を排除するために上述のように可燃性内部雰囲気
を窒素ガスと置換しているのである。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上述のように窒素ガスを置換することによ
り、確かに溶接時における爆発等の危険性を避けること
はできた。
り、確かに溶接時における爆発等の危険性を避けること
はできた。
しかしながら、新たな問題点として、爆発防止のために
充填した窒素ガスが溶接金属中に混入し、その結果修理
した溶接部のじん性等が低下して脆化現象が生じてい
た。
充填した窒素ガスが溶接金属中に混入し、その結果修理
した溶接部のじん性等が低下して脆化現象が生じてい
た。
特に、低温タンク内は、液体貯留時は0℃〜−160℃前
後の低温の過酷な条件下にさらされることから高い溶接
強度が要求され、上記した窒素脆化が大きな問題点とな
り、早期に解決することが望まれている。
後の低温の過酷な条件下にさらされることから高い溶接
強度が要求され、上記した窒素脆化が大きな問題点とな
り、早期に解決することが望まれている。
[発明の目的] 本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に
解決すべく創案されたものである。
解決すべく創案されたものである。
本発明の目的は、溶接に際して高ニッケル含有溶接棒を
用いることにより窒素脆化を防止するようにしたタンク
等の容器内溶接方法を提供するにある。[発明の概要] 本発明は、窒素雰囲気中で溶接を行なう場合の溶接棒と
して、高ニッケル含有の溶接棒を用いることにより窒素
脆化を防止できるという知見を得ることによりなされた
ものであり、本発明は窒素雰囲気中においてこのような
高ニッケル含有(具体的にはニッケル含有率8%以上)
の溶接棒を用いて溶接するようにしたことを要旨とす
る。
用いることにより窒素脆化を防止するようにしたタンク
等の容器内溶接方法を提供するにある。[発明の概要] 本発明は、窒素雰囲気中で溶接を行なう場合の溶接棒と
して、高ニッケル含有の溶接棒を用いることにより窒素
脆化を防止できるという知見を得ることによりなされた
ものであり、本発明は窒素雰囲気中においてこのような
高ニッケル含有(具体的にはニッケル含有率8%以上)
の溶接棒を用いて溶接するようにしたことを要旨とす
る。
[実施例] 以下に、本発明方法を具体的に説明する。
まず、タンク内部の欠陥箇所を溶接するに先立って、タ
ンク内の可燃性内部雰囲気を不活性ガスである窒素ガス
により置換しておき、その後、タンク内底部或いは側壁
等の修理、補修のための溶接作業に着手する。
ンク内の可燃性内部雰囲気を不活性ガスである窒素ガス
により置換しておき、その後、タンク内底部或いは側壁
等の修理、補修のための溶接作業に着手する。
通常、溶接をおこなう場合には母材金属との整合性を考
慮し、母材の化学成分と要求されている機械的性質に従
って使用すべき溶接棒を決定するが、窒素ガス雰囲気中
のような特殊な条件下では上述のようにして選定した溶
接棒を用いても窒素脆化が生ずる。
慮し、母材の化学成分と要求されている機械的性質に従
って使用すべき溶接棒を決定するが、窒素ガス雰囲気中
のような特殊な条件下では上述のようにして選定した溶
接棒を用いても窒素脆化が生ずる。
そこで、本発明方法においては、この溶接に際しては高
ニッケル含有溶接棒を用いて行なう。具体的にはニッケ
ル含有量が8%以上になされた溶接棒を使用することが
望ましい。
ニッケル含有溶接棒を用いて行なう。具体的にはニッケ
ル含有量が8%以上になされた溶接棒を使用することが
望ましい。
軟鋼用ガス溶接棒についてはJIS Z 3201で規格化
されているが、通常溶接棒中のニッケル含有量は比較的
低く、そのためニッケル含有率を高めるために更にニッ
ケル元素を添加する。また、比較的ニッケル含有率の高
いものとして、18-8系以上のオーステナイトステンレス
材溶接に使用する溶接棒から通常9%ニッケル鋼に使用
するニッケルをベースとした溶接棒(70%ニッケル系溶
接棒)までニッケルを含む溶接棒は各種あるが、ニッケ
ル含有量8%以上の全ての溶接棒を用いてもよい。
されているが、通常溶接棒中のニッケル含有量は比較的
低く、そのためニッケル含有率を高めるために更にニッ
ケル元素を添加する。また、比較的ニッケル含有率の高
いものとして、18-8系以上のオーステナイトステンレス
材溶接に使用する溶接棒から通常9%ニッケル鋼に使用
するニッケルをベースとした溶接棒(70%ニッケル系溶
接棒)までニッケルを含む溶接棒は各種あるが、ニッケ
ル含有量8%以上の全ての溶接棒を用いてもよい。
このように、窒素ガス雰囲気中において、高ニッケル含
有溶接棒を用いて溶接作業をすることにより、溶接部の
じん性等が低下するという脆化がなくなり、窒素脆化の
発生を抑制することができた。
有溶接棒を用いて溶接作業をすることにより、溶接部の
じん性等が低下するという脆化がなくなり、窒素脆化の
発生を抑制することができた。
このように、窒素脆化の発生も抑制できた理由は、溶着
金属がオーステナイト組織を形成し母材金属との整合性
が良好になるからであると考えられる。
金属がオーステナイト組織を形成し母材金属との整合性
が良好になるからであると考えられる。
尚、この溶接方法については、TIG溶接或いはMIG
溶接でも適用でき、その溶接方法については限定されな
い。
溶接でも適用でき、その溶接方法については限定されな
い。
また上記実施例においては、LPG及びLNGタンク内
の修理等の為に溶接する場合について説明したが、これ
に限定されず例えば原子炉圧力容器を溶接する場合など
窒素ガス雰囲気中で溶接する場合はすべて適用し得る。
の修理等の為に溶接する場合について説明したが、これ
に限定されず例えば原子炉圧力容器を溶接する場合など
窒素ガス雰囲気中で溶接する場合はすべて適用し得る。
[発明の効果] 以上要するに、本発明方法によれば次のような優れた効
果を発揮することができる。
果を発揮することができる。
(1) 窒素ガス雰囲気中で溶接するに際し、高ニッケル
含有溶接棒を用いたので、窒素脆化の発生を抑制するこ
とができ、品質良好な溶接部を形成することができる。
含有溶接棒を用いたので、窒素脆化の発生を抑制するこ
とができ、品質良好な溶接部を形成することができる。
(2) 従って、溶接不良箇所がなくなり、タンク等の安
全性を可及的に向上させることができる。
全性を可及的に向上させることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】窒素ガスで内部雰囲気が置換されたタンク
等の容器内で溶接作業をするに際して、高ニッケル含有
溶接棒を用いて溶接するようにしたことを特徴とするタ
ンク等の容器内溶接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25736284A JPH067993B2 (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 | タンク等の容器内溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25736284A JPH067993B2 (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 | タンク等の容器内溶接方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61137678A JPS61137678A (ja) | 1986-06-25 |
| JPH067993B2 true JPH067993B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=17305327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25736284A Expired - Lifetime JPH067993B2 (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 | タンク等の容器内溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH067993B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004025235A (ja) * | 2002-06-25 | 2004-01-29 | Daio Paper Corp | 塔槽体の底部内面の肉盛溶接作業装置及び該装置を用いた肉盛溶接作業方法 |
-
1984
- 1984-12-07 JP JP25736284A patent/JPH067993B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61137678A (ja) | 1986-06-25 |
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