JPH0680731A - 共重合体及びその製造方法 - Google Patents

共重合体及びその製造方法

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JPH0680731A
JPH0680731A JP25728492A JP25728492A JPH0680731A JP H0680731 A JPH0680731 A JP H0680731A JP 25728492 A JP25728492 A JP 25728492A JP 25728492 A JP25728492 A JP 25728492A JP H0680731 A JPH0680731 A JP H0680731A
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昭弘 村上
Koji Mori
浩司 森
Tadao Yabuhara
忠男 薮原
Atsuo Akata
充生 赤田
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Otsuka Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 殺菌力に優れ、安全性と安定性が高く、且つ
その効力を長期間に亘つて持続することのできる抗菌性
共重合体を提供する。 【構成】 非架橋性もしくは架橋性ビニルモノマーある
いはこれらの混合物から誘導される構成単位と一般式
(1)で表される構成単位を有する共重合体及びその製
造方法。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共重合体とその製造方
法に関する。本発明によれば、殺菌力に優れ、安全性と
安定性が高く、かつその効力を長期間に亘つて持続する
ことのできる抗菌性共重合体が提供される。
【0002】本発明の抗菌性重合体は、例えば、上水、
冷却水、プールの水などの殺菌、スライムコントロール
や漁網、船底、水中構造物などの防汚用組成物、食品包
装材、建材、農業用資材、医療品、口腔用材(歯ブラ
シ、練り歯磨きなど)、眼鏡フレーム、化粧品、衣料、
家庭用品などの広い範囲の用途に利用できる。
【0003】
【従来の技術】従来の抗菌性化合物のうち、低分子量の
ものは、各種の製品を構成する材料(例えば、樹脂な
ど)に単に混合して用いられているため、抗菌性化合物
の外部への溶出と、それに伴う抗菌力の低下が避けられ
ず、更に当該製品と接触する生体に対する毒性などが問
題となる。
【0004】これらの問題を解決すべく抗菌性をもつた
ポリマーの開発が進められている。公知の抗菌性ポリマ
ーとしては、例えば、一般式(3)で表される繰り返し
単位からなるもの(特開昭61−100254号公報)、一般式
(4)で表される繰り返し単位からなるもの(特開昭61
−246205号公報)などが知られている。
【0005】
【化3】
【0006】[式中R10はメチル基又はエチル基を示
し、R11は炭素数3〜30のアルキル基を示す。]
【0007】
【化4】
【0008】[式中R12は同一又は異なつて炭素数1〜
4のアルキル基を示し、R13は炭素数14〜20のアルキル
基を示し、X-は陰イオンを示す。]
【0009】しかしながらこれら公知の抗菌性ポリマー
はその抗菌力が充分満足できるものではない。
【0010】また上記抗菌性ポリマーの製造は、側鎖に
反応性クロル基を有するポリマーに第3級アミンを反応
させ、該反応性クロル基を第3級アミンにより置換する
ことにより行われるが、該置換を完全に行うことは困難
であり、従つてその分子中に塩素原子を含む活性な官能
基が多く残留するため、該抗菌性ポリマー自体の安定性
や人体への安全性などの点で問題がある。
【0011】かかる問題点を解消するために、抗菌性の
重合性モノマーを合成しこれと他のモノマーとの共重合
により、抗菌性ポリマーを製造することも行われてい
る。例えば一般式(5)で表されるモノマーを含むコポ
リマーを有効成分とする防汚塗料も知られている(特開
平2−64167号公報)。
【0012】
【化5】
【0013】[式中R14は炭素数8〜22の直鎖もしくは
分岐アルキル基又はアルケニル基を示し、R15及びR16
は炭素数1〜3のアルキル基を示し、R17は水素原子又
はメチル基を示し、BはO−CO又はO−CH2を示
し、Xは一価の陰イオンを示す。]
【0014】また瀬沼らの報告によれば、クロルメチル
スチレンとセチルジメチルアミン〔C1633N(C
32〕とを反応させて、一般式(6)で表される第4
級アンモニウム塩モノマーを得、これをアクリロニトリ
ルと共重合させてポリマーを得ている[(繊維高分子材
料研究所研究報告第159号(1988)、p.17〜2
2]。しかしながら、これらのポリマーもやはり充分満
足できる抗菌力を有していない。
【0015】
【化6】
【0016】更に米国特許第4009201号には、例
えば式(7)で表されるカチオン性モノマーを得、これ
を重合させてポリマーを製造しているが、該ポリマーは
吸着剤として用いられたりあるいは静電防止、色素受容
などの改善に有効であることが記載されているのみであ
り、これを抗菌性の用途に用いることは一切記載されて
いない。加えて、上記モノマーは重合性ビニル基とカチ
オン性基を含む官能基がエステル基を介して結合してい
るため加水分解し易く、従つて該カチオン性モノマーか
ら導かれるポリマーにおいてはカチオン性基(ジアンモ
ニウム基)を含む側鎖がポリマー主鎖から脱離、溶出し
て機能が低下するという問題がある。
【0017】
【化7】
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、殺菌
力に優れ、安全性と安定性が高く、且つその効力を長期
間に亘つて持続することのできる抗菌性共重合体を提供
することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は非架橋性もしく
は架橋性ビニルモノマーあるいはこれらの混合物から誘
導される構成単位と一般式(1)で表される構成単位を
有する共重合体に係る。
【0020】
【化8】 [式中、R1は水素原子、メチル基、クロル基又はシア
ノ基を、R2は炭素数1〜4のアルキレン基を、R3は炭
素数3〜10のアルキレン基を、R4は炭素数6〜18のア
ルキル基を、R5〜R8は同一又は異なつて炭素数1〜3
のアルキル基を示し、いずれも置換基を含んでいてもよ
い。Aはメチレン基、置換基を有していてもよいフエニ
レン基、−CH2O−、−CH2CH2O−、−CO−、
−CO−N(R9)−、(R9は水素原子又はメチル基を
示す。)又はビニレン基を示す。mは0又は1を示す。
X及びYは同一又は異なつて1価の陰イオンを示すか或
いは両者で2価の陰イオンを示す。]
【0021】上記一般式(1)の化合物において、R3
で示されるアルキレン基のうち炭素数4及び6のものが
抗菌性の観点から特に好ましい。またR4で示されるア
ルキル基のうち炭素数10、12及び14のものが抗菌性の観
点から特に好ましい。
【0022】上記一般式(1)において、Aで示される
置換基を有していてもよいフエニレン基の置換基として
は、フツ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子などの
ハロゲン原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基などの低級アルキル基、メトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基、ブトキシ基などの低級アルコキシ基など
を挙げることができる。またX及びYで示される陰イオ
ンとしては、陽電荷を中和できるものであれば特に限定
されないが、例えば、塩素イオン、臭素イオン、沃素イ
オン、硝酸イオン、過塩素酸イオン、酢酸イオン、メチ
ル硫酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオン、クロルベン
ゼンスルホン酸イオン、トルエンスルホン酸イオンなど
の1価の陰イオン、硫酸イオン、メチルリン酸イオンな
どの2価の陰イオンを挙げることができる。
【0023】上記一般式(2)において、Aで示される
基がメチレン基、置換基を有していていもよいフエニレ
ン基、−CO−、−CO−N(R9)−、(R9は前記に
同じ。)又はビニレン基である化合物(2a)は、例え
ば一般式(8)で表される化合物と一般式(9)で表さ
れる化合物を反応させることにより製造できる。
【0024】
【化9】
【0025】[式中、R3〜R8は及びXは前記に同
じ。]
【0026】
【化10】
【0027】[式中、R1、R2、m及びYは前記に同
じ。A1はメチレン基、−CO−、−CO−N(R9
−、(R9は前記に同じ。)又はビニレン基を示す。]
【0028】上記反応は、通常溶媒中にて必要に応じて
加熱下に行われる。溶媒としては反応に影響を与えない
ものであれば特に制限されず、例えば、メタノール、エ
タノール、プロパノールなどのアルコール類、ジメチル
エーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類、ベン
ゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、ジクロルメタ
ン、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類、アセト
ン、酢酸エチル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホル
ムアミドなどを挙げることができる。尚、反応に際して
は、目的物(2a)及び化合物(9)が共に重合性であ
るので、必要に応じてヒドロキノン、カテコールなどの
通常の重合禁止剤を反応系に加えてもよい。化合物
(8)と化合物(9)の配合比は特に制限されず広い範
囲から適宜選択できるが、化合物(8)に対して化合物
(9)を通常0.7〜1.2倍モル程度、好ましくは0.9〜1.0
倍モル程度使用すれば良い。
【0029】上記一般式(8)のモノ4級アンモニウム
塩誘導体は、例えば一般式(10)で表される低級アル
キル基置換アルカンジアミン誘導体に一般式(11)で
表される化合物を無溶媒下又は溶媒中にて必要に応じて
加熱下に反応させることにより製造される。
【0030】
【化11】
【0031】[式中、R3及びR5〜R8は上記に同
じ。]
【0032】
【化12】 R4X [R4は上記に同じ] (11)
【0033】溶媒としては反応に影響を与えないもので
あれば特に制限されず、例えば、メタノール、エタノー
ルなどの低級アルコール類、アセトニトリルなどのニト
リル類、テトラヒドロフランなどのエーテル類を挙げる
ことができる。化合物(10)と化合物(11)の配合
比は特に制限されないが、通常化合物(11)に対して
化合物(10)を1.0〜5倍モル程度、好ましくは1.2〜
4倍モル程度とすればよい。
【0034】化合物(10)の具体例としては、例えば
N,N,N',N'−テトラメチル−1,3−プロパンジアミ
ン、N,N,N',N'−テトラメチル−1,4−ブタンジアミ
ン、N,N,N',N'−テトラメチル−1,5−ペンタンジア
ミン、N,N,N',N'−テトラメチル−1,6−ヘキサンジ
アミン、N,N,N',N'−テトラメチルオクタンジアミ
ン、N,N,N',N'−テトラメチルデカンジアミン、N,
N,N',N'−テトラエチルエチレンジアミン、N,N,
N',N'−テトラエチル−1,3−プロパンジアミン、N,
N,N',N'−テトラエチル−1,4−ブタンジアミン、N,
N,N',N'−テトラエチル−1,5−ペンタンジアミン、
N,N,N',N'−テトラエチル−1,6−ヘキサンジアミン
などを挙げることができる。また化合物(11)の具体
例としては、例えば、炭素数6〜18程度の塩化アルキ
ル、臭化アルキル、沃化アルキル、ベンゼンスルホン酸
アルキルエステル、クロルベンゼンスルホン酸アルキル
エステル、トルエンスルホン酸アルキルエステルなどを
挙げることができる。
【0035】また化合物(9)の具体例としては、例え
ば、ハロゲン原子が塩素、臭素又は沃素であるアリルハ
ライド又はメタリルハライド、ベンゼンスルホン酸アリ
ル、クロルベンゼンスルホン酸アリル、トルエンスルホ
ン酸アリル、クロルメチルスチレン、クロルメチルビニ
ルケトン、ブロモメチルビニルケトン、ベンゼンスルホ
ン酸メタリル、クロルベンゼンスルホン酸メタリル、ト
ルエンスルホン酸メタリル、α−メチル(クロルメチ
ル)スチレン、α−クロル(クロルメチル)スチレン、
α−シアノ(クロルメチル)スチレン、α−クロルメチ
ルアクリロニトリル、N−2−クロルエチルアクリルア
ミド、N−2−ブロモエチルアクリルアミド、N−メチ
ル−N−2−ブロモエチルアクリルアミド、N−2−ブ
ロモエチルメタクリルアミド、N−メチル−N−2−ブ
ロモエチルメタクリルアミド、N−2−トシルオキシエ
チルアクリルアミド、N−メチル−N−2−トシルオキ
シエチルメタクリルアミドなどを挙げることができる。
【0036】更に上記一般式(2)において、Aで示さ
れる基が−CH2O−、−CH2CH2O−である化合物
(2b)は、例えば一般式(12)で表される化合物と
一般式(13)で表される化合物を反応させることによ
り製造できる。
【0037】
【化13】
【0038】[式中R2〜R8、X及びYは上記に同
じ。]
【0039】
【化14】
【0040】[式中、R1は上記に同じ。A2はメチレン
基又はエチレン基を示す。Zはハロゲン原子、炭素数1
〜4の低級アルコキシ基、炭素数2〜5の低級アシルオ
キシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、クロルベンゼン
スルホニルオキシ基、トシルオキシ基又はメタンスルホ
ニルオキシ基を示す。]低級アシルオキシ基の例として
は例えばアセチルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチリ
ルオキシ、バレリルオキシを挙げることができる。
【0041】上記反応は、通常塩基の存在下に溶媒中に
て必要に応じて加熱下に行われる。溶媒としては反応に
影響を与えないものであれば特に制限されず、例えば、
エーテル、テトラヒドロフラン、ジクロルメタン、クロ
ロホルム、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ドなどを挙げることができる。尚、反応に際しては、目
的物(2b)及び化合物(13)が共に重合性であるの
で、必要に応じてヒドロキノン、カテコールなどの通常
の重合禁止剤を反応系に加えてもよい。塩基の使用量は
特に制限はないが、通常化学量論量程度とすればよい。
化合物(12)と化合物(13)の配合比は特に制限さ
れないが、化合物(13)に対して化合物(12)を通
常0.7〜1.2倍モル程度、好ましくは0.9〜1.0倍モル程度
使用すれば良い。
【0042】塩基は特に制限なく通常のものが使用で
き、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウムなどの無機塩基、ピリジン、ピペリジン、ジ
イソプロピルアミン、トリエチルアミン、ジアザビシク
ロオクタンなどの有機塩基などを挙げることができる。
【0043】また化合物(13)の具体例としては、例
えばハロゲン原子が塩素、臭素又は沃素であるアリルハ
ライド又はメタリルハライド、4−ブロモ−1−ブテ
ン、トルエンスルホン酸3−ブテニル、ベンゼンスルホ
ン酸、トルエンスルホン酸若しくはクロルベンゼンスル
ホン酸のアリルアルコール若しくはメタリルアルコール
とのエステル、2,3−ジクロルプロペンなどを挙げるこ
とができる。
【0044】化合物(12)は公知物質であり、例え
ば、化合物(8)と一般式(14)で表される化合物を
反応させることにより製造できる。
【0045】
【化15】 HO−R2Y [式中R2及びYは上記に同じ。] (14)
【0046】この反応は、通常反応に影響を与えない溶
媒中にて必要に応じて加熱しながら行われる。化合物
(8)と化合物(14)の配合比は特に制限されない
が、化合物(8)に対して化合物(14)を通常1.0〜
3倍モル程度、好ましくは1.2〜2倍モル程度使用すれ
ば良い。化合物(14)の具体例としては、例えば2−
ハロゲノ−1−エタノール、3−ハロゲノ−1−プロパ
ノール、4−ハロゲノ−1−ブタノール、3−ハロゲノ
−2−メチル−1−プロパノール(ここでハロゲン原子
は塩素、臭素、沃素など)、ベンゼンスルホン酸−2−
ヒドロキシエチル、トルエンスルホン酸−2−ヒドロキ
シエチル、トルエンスルホン酸−3−ヒドロキシプロピ
ル、トルエンスルホン酸−4−ヒドロキシブチルなどを
挙げることができる。
【0047】更に化合物(12)は例えば以下の様にし
ても製造できる。即ち、化合物(14)の水酸基を適当
な官能基Wで保護した一般式(14a)で表される化合
物を得、これと化合物(8)を反応させて一般式(12
a)で表される化合物を得、更にこれを加水分解するこ
とにより、化合物(12)を製造することができる。W
で表される官能基としては、例えばアセチル基、テトラ
ヒドロピラニル基、メトキシメチル基、ベンゼンスルホ
ニル基、トルエンスルホニル基等を挙げることができ
る。
【0048】
【化16】WO−R2Y (14a)
【0049】[式中R2及びYは上記に同じ。Wは官能
基を示す。]
【0050】
【化17】
【0051】[式中R2〜R8、X、Y及びWは上記に同
じ。]
【0052】化合物(8)と化合物(14a)の反応
は、適当な溶媒中にて必要に応じて加熱下に行われる。
溶媒としては反応に影響を与えないものであれば特に制
限されず、例えば化合物(8)の合成に用いたのと同様
のものを使用できる。化合物(14a)の使用量は特に
制限されず広い範囲から適宜選択できるが、通常化合物
(8)に対して1.0〜3倍モル程度、好ましくは1.2〜2
倍モル程度とすればよい。化合物(14a)の具体例と
しては、例えば、酢酸−2−ハロゲノエチル、2−ハロ
ゲノエチルテトラヒドロピラニルエーテル、トルエンス
ルホン酸4−ハロゲノブチル(ここでハロゲン原子は塩
素、臭素、沃素など)、エチレングリコールビスベンゼ
ンスルホン酸エステル、エチレングリコールビストルエ
ンスルホン酸エステルなどを挙げることができる。
【0053】化合物(12a)の加水分解は通常の方法
に従つて行われる。例えば化合物(12a)を希塩酸中
にて必要に応じて加熱することにより、容易に化合物
(12)に変換できる。
【0054】尚、上記各反応で得られる化合物(2)及
びその中間体は、濾過、抽出、濃縮、再結晶などの通常
の手段により単離、精製できる。
【0055】本発明の共重合体は非架橋性もしくは架橋
性ビニルモノマーあるいはこれらの混合物と化合物
(2)を溶液重合、固相重合、塊状重合、乳化重合或い
は懸濁重合等の通常用いる重合方法に付すことにより製
造することができるが、中でも溶液重合法を採用するの
が好ましい。この際使用される溶媒としては反応に悪影
響を及ぼさないものであれば特に種類は限定されず、例
えば水、メタノール、エタノール、プロパノール等のプ
ロトン性溶媒、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル系溶媒、クロロホルム、四塩化炭素等
のハロゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエン等の芳香族
炭化水素、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニト
リル系溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ヘキサメチルホスホリツクトリアミド、ジメチル
スルホキシド等の非プロトン性極性溶媒を示すことがで
きる。
【0056】非架橋性ビニルモノマーとしては例えば、
スチレン、p−メチルスチレン、p−ブロモスチレン、
p−クロルスチレン、α−クロルスチレン、α−ブロモ
スチレン等の重合性芳香族化合物;アクリル酸、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ラウリル、
α−クロロアクリル酸メチル、アクリル酸2−ヒドロキ
シエチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸ラウリル等の重合性カルボン酸エステル及びその
塩;酢酸ビニル、トリフルオロ酢酸ビニル、酪酸ビニ
ル、安息香酸ビニル等のビニルエステル系モノマー;塩
化ビニル、フツ化ビニル、塩化ビニリデン、フツ化ビニ
リデン等のハロゲン化ビニル系モノマー;イソブチルビ
ニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル等のビニルエ
ーテル系モノマー;アクリルアミド、N−メチルアクリ
ルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−メチルメタ
クリルアミド、N−エチルメタクリルアミド等の重合性
アミド;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−
クロロアクリロニトリル、シアン化ビニリデン等の重合
性ニトリル;エチレン、プロピレン、イソブチレン、ペ
ンテン、ヘキセン、シクロヘキセン、ノルボルネン、ア
レン、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等のオレ
フイン系モノマー;アルキルビニルスルフイド等のビニ
ルスルフイド系モノマー;N−ビニルカルバゾール、4
−ビニルピリジン、N−ビニルピロリドン等の窒素含有
複素環系モノマー;メチルビニルケトン、フエニルビニ
ルケトン等のビニルケトン系モノマー;マレイン酸、無
水マレイン酸、アクロレイン、アクリル酸クロリド、ビ
ニルイソシアネート、ビニルシラン、アリルシラン等が
挙げられる。
【0057】架橋性ビニルモノマーとしては例えばジビ
ニルベンゼン、ジビニルナフタレン等が挙げられる。こ
れらの単量体は、単独でまたは2種以上混合して用いる
ことが可能である。
【0058】本発明の一般式(2)の化合物とこれと共
重合可能な単量体との共重合に当たつての仕込みモル比
は通常0.001〜99.0:99.999〜1.0程度、好ましくは1〜
50:99〜50程度が好ましい。
【0059】この重合反応は通常重合開始剤を添加する
とより効率的に実施できる。この際使用する重合開始剤
としてはアゾビスイソブチロニトリル、アゾビス−(2,
4−ジメチル)バレロニトリル等のアゾ系開始剤、過酸
化水素、過酸化ベンゾイル、t−ブチルハイドロパーオ
キシド、クメンハイドロパーオキシド、過硫酸アンモニ
ウム、過硫酸カリウム等の過酸化物、過酸化水素あるい
は過硫酸アンモニウムと例えば亜硫酸ナトリウムあるい
は2価の鉄イオンなどとの組み合わせによるレドツクス
系開始剤、フエニルマグネシウムブロマイド、ブチルリ
チウム等の有機金属化合物等を示すことができる。これ
ら重合開始剤の使用量は種類、重合形式及び共重合体の
所望分子量により異なるが、通常1×10-5〜0.5モル/
l、好ましくは1×10-4〜5×10-2モル/lである。
【0060】溶液重合法を採用する場合に使用される溶
媒としては反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に
種類は限定されないが、例えば水、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、メチルセロソルブ、エチルセロソ
ルブ等のプロトン性溶媒、エーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジグライム等のエ
ーテル系溶媒、ジクロルメタン、クロロホルム、四塩化
炭素等のハロゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素、アセトニトリル、プロピオ
ニトリル等のニトリル系溶媒、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホリツクトリ
アミド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶
媒を示すことができる。これらの溶媒は2成分以上混合
して用いることもできる。
【0061】反応温度及び反応時間は単量体の反応性及
び用いる溶媒の種類により異なるが通常0〜100℃、5
〜120時間の範囲で選択するのが好ましい。
【0062】生成した共重合体は通常の後処理方法によ
り単離、精製でき、例えば生成物が難溶な過剰の溶媒中
に反応混合物を注加して析出させ、濾過等で分離するこ
とにより単離できる。さらに精製が必要な場合は再沈殿
等の常法の手段を採用するとよい。
【0063】本発明の共重合体の数平均分子量Mnは2,0
00〜1,000,000、好ましくは5,000〜500,000、Mw/Mn
=1.1〜2.0(Mwは重量平均分子量)が好ましい。重合
度は重合反応における原料濃度、開始剤の種類と濃度、
反応温度、反応時間等の因子により規定されるのでこれ
らの因子を状況に応じて選択することにより所望の分子
量及び多分散度を有する共重合体を得ることができる。
【0064】得られた共重合体は公知の手法に従つてイ
オン交換を行い、対アニオンを塩素イオン、臭素イオ
ン、沃素イオン、硝酸イオン、過塩素酸イオン、酢酸イ
オン、メチル硫酸イオン等の1価の陰イオン、硫酸イオ
ン、メチルリン酸イオン等の2価の陰イオンにすること
ができる。
【0065】本発明の重合体の使用に際しては、前記有
効成分である重合体の1種または2種以上を混合して使
用することができる。
【0066】本発明の重合体は、前記重合体の製法に応
じて、粉末、粒状、繊維状、フイルム状等の形態をとる
ことができる。
【0067】本発明の重合体を例えば抗菌性組成物の有
効成分として用いた場合、その用途は、上水、冷却水、
スライムコントロール、プール、漁網、船底、水中構造
物、食品包装材、建材、農業用資材、医療品、口腔用材
(歯ブラシ、練り歯磨き等)、眼鏡フレーム、化粧品、
衣料及び家庭用品等の広範囲にわたつている。
【0068】上記抗菌性重合体の使用に際しては、公知
の方法を用いることができる。例えば、物体の表面を抗
菌処理する場合には、上記重合体の1種または2種以上
を適当な溶媒に溶解し浸漬法あるいはスプレー法などに
よつて処理することができる。また、その際に、公知の
重合体と混合使用することもできる。
【0069】抗菌性重合体を利用することができる対象
物としては、具体的には、あらゆる形態の合成高分子、
例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、
ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリレート、ポリウ
レタン、ポリビニルクロライドなど、天然高分子、例え
ば、コツトン、ウール、羽毛、麻、絹、紙、ゴムなど、
更に木材、ガラス、金属、陶磁製品類などが挙げられ
る。
【0070】また、これらの対象物の形態は、成形物或
いは素材のままでもよい。例えば、糸状、繊維状、フイ
ルム状、シート状、粒状、粉状等でも抗菌性処理をする
ことができる。
【0071】本発明の重合体は、これらの物質に安全性
が高く、かつ抗菌力の優れた抗菌性を、長期間に亘つて
付与することができる。
【0072】抗菌性重合体を使用するときは、一般にメ
チルアルコール、エチルアルコール、n−プロプルアル
コール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコー
ル、イソブチルアルコール、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホ
キシドなどに溶解させるか、或いはこれらの溶媒とアセ
トン、テトラハイドロフラン、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどとの混合溶媒に溶解させて用いるのが好まし
い。濃度は0.01〜2.0重量%、好ましくは0.1〜1.0重量
%になるように溶解する。この溶液に抗菌性を付与しよ
うとする物質を浸漬するか、或いは、この溶液を該物質
にスプレーする方法等によつて表面に付着させた後乾燥
し、溶媒を除去する。乾燥温度は0〜80℃、好ましくは
20〜60℃、乾燥室中で10〜48時間乾燥させるのが望まし
い。
【0073】更に抗菌性重合体は水中防汚性にも優れて
いる。抗菌性重合体を水中防汚の為に用いるには公知の
塗膜形成組成物と混合使用できるが、その際、公知の防
汚成分含有物質を加えることもできる。
【0074】抗菌性重合体を水中防汚に用いる場合、具
体的には、例えば、漁網、船底、冷却水配管、ブイ、ダ
ムゲート、養殖施設などの水槽、水中構築物などに利用
することができ、アオノリ、ヒラアオノリ、アオサノ
リ、フジツボなどの付着を防止する効果に優れている。
【0075】抗菌性重合体を水中防汚に用いる場合に
は、一般に溶媒として、メチルアルコール、エチルアル
コール、n−プロプルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、n−ブチルアルコール、N,N−ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシドなどに溶解させるか、あ
るいはこれらの溶媒とベンゼン、トルエン、キシレンな
どとの混合溶剤系で使用することが望ましい。使用方法
としては公知の方法を用いることができる。
【0076】また、抗菌性重合体と混合して使用するこ
とができる公知の防汚成分含有物質としては、特に限定
されず例えば、銅系化合物、ジチオカルバメート系化合
物、フエナルサジン系化合物及び第4級アンモニウム塩
系化合物などを挙げることができる。更に、防汚活性を
有する架橋剤、充填剤、モノマーおよびポリマー等も混
合使用することができる。
【0077】次に、抗菌性重合体と混合使用することが
できる塗膜形成組成物としては、公知のものであればい
ずれでも良く、例えば、アクリル酸樹脂系、フタル酸樹
脂系、アミノアルキツド樹脂系、合成樹脂エマルジヨン
系及びラツカーなどを挙げることができる。
【0078】
【実施例】以下に実施例を挙げて詳しく説明する。
【0079】実施例1 N,N,N',N'−テトラメチル−1,4−ジアミノブタン
(以下TMBと略す)23.1g(0.16モル)をアセトニト
リル 50mlに溶かし室温で撹拌下これにラウリルブロマ
イド 10.0g(0.04モル)を滴下し引き続いて70℃で3時
間加熱した。次に反応液を室温まで冷却し、生じた白色
沈殿を濾過すると、N,N,N',N'−テトラメチル−1,4
−ジアミノブタン−N,N'−ジラウリルジブロマイドが
0.12g副生していた(副生率 1.0%)。濾液を減圧下で
濃縮し大部分のTMBを留去し生じた白色ペースト状残
渣をヘキサン 40mlで洗浄し、デカンテーションにより
ヘキサン層を分離すると未反応TMBが完全に除去され
た白色ワツクス状物質が得られた。このものを真空ポン
プで充分減圧乾燥するとN,N,N',N'−テトラメチル
−1,4−ジアミノブタン−N−ラウリルブロマイド(以
下TML−C4と略す)が14.5g生成していた(収率92
%)。1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.83(t,3H,CH
3)、1.19〜1.29(m,20H,CH2)、1.60〜2.00
(m,6H,CH2)、2.68(s,6H,CH3−N)、
3.05(s,6H,CH3−N)、3.15〜3.28(m,2
H,CH2N)、3.37〜3.45(m,2H,CH2N)
【0080】実施例2〜5 TMBに代えてそれぞれN,N,N',N'−テトラメチル
−1,3−ジアミノプロパン(以下TMPと略す) 20.8g
(0.16モル)、N,N,N',N'−テトラメチル−1,6−ジ
アミノヘキサン(以下TMHと略す) 27.5g(0.16モ
ル)、N,N,N',N'−テトラメチル−1,10−ジアミノ
デカン(以下TMDと略す)36.5g(0.16モル)又はN,
N,N',N'−テトラエチル−1,6−ジアミノヘキサン
(以下TEHと略す)36.5g(0.16モル)を使用した他
は実施例1と同様に反応及び後処理をしてそれぞれ目的
とするモノ四級アンモニウム塩誘導体を得た。このとき
少量のビス四級アンモニウム塩誘導体が副生した。結果
を表1に示す。表においてEtはエチル基を示す。
【0081】実施例6〜7 TMBに代えてTMH 27.5g(0.16モル)を用い、ラウ
リルブロマイドに代えてそれぞれデシルブロマイド 8.8
g(0.04モル)、又はオクタデシルブロマイド13.3g(0.
04モル)を使用した他は実施例1と同様に反応及び後処
理をしてそれぞれ目的とするモノ四級アンモニウム塩誘
導体を得た。このとき少量のビス四級アンモニウム塩誘
導体が副生していた。結果を表1に合わせて示す。
【0082】
【表1】
【0083】実施例8 実施例3で得たTML−C6 11.1g(26.4ミリモル)を
アセトン 200mlに溶解し室温で撹拌下これに4−クロル
メチルスチレン 3.7g(24ミリモル)を滴下した。次に5
0℃で17時間加熱すると白色結晶が析出してきた。反応
液を室温まで冷却し生じた白色結晶を濾過して単離し冷
アセトンで洗浄後乾燥するとN,N,N',N'−テトラメ
チル−N−ラウリル−N'−(4−ビニル)ベンジルヘ
キサメチレンジアンモニウムブロマイドクロライド(T
MLS−C6と略す)が12.0g生成していた(収率87
%)。1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.86(t,3H,CH
3)、1.92〜1.37(m,18H,CH2)、1.53〜1.73
(m,6H,CH2)、1.98〜2.21(m,4H,C
2)、3.26(s,6H,CH3N)、3.37(s,6H,
CH3N)、3.40〜3.50(m,2H,CH2N)、3.68〜
3.87(m,4H,CH2N)、4.95(s,2H,CH2
r)、5.38(d,1H,vinyl)、5.81(d,1H,viny
l)、6.71(dd,1H,vinyl)、7.46(d,2H,Ar
H)、7.62(d,2H,ArH)
【0084】実施例9〜12 4−クロルメチルスチレンに代えてそれぞれ臭化アリル
2.90g(24ミリモル)、4−ブロモ−1−ブテン 3.24g
(24ミリモル)、ブロモメチルビニルケトン3.58g(24
ミリモル)又はN−2−トシルオキシエチルアクリルア
ミド 6.79g(24ミリモル)を用い溶媒としてアセトンも
しくは酢酸エチルを使用した他は実施例8と同様に反応
及び後処理をしてそれぞれ目的とするビス四級アンモニ
ウム塩誘導体を得た。結果を表2に示す。
【0085】
【表2】
【0086】実施例13〜18 TML−C6に代えてそれぞれTML−C3 9.09g(24ミ
リモル)、TML−C4 9.43g(24ミリモル)、TML
−C10 12.4g(26ミリモル)、TMD−C6 10.2g(26
ミリモル)、TMO−C6 13.1g(26ミリモル)又はT
EL−C6 12.4g(26ミリモル)を使用した他は実施例
8とほぼ同様に反応及び後処理をしてそれぞれ目的とす
るビス四級アンモニウム塩誘導体を得た。結果を表3に
示す。
【0087】
【表3】
【0088】実施例19 実施例3で得たTML−C6 8.42g(20ミリモル)をメ
タノール 200mlに溶解し室温下でこれに3−ブロモ−1
−プロパノール 2.78g(20ミリモル)を加えた。次に混
合物を50℃に加熱し12時間反応させたのち減圧下で濃縮
すると白色固型残渣が11.1g得られた。これを酢酸エチ
ル100ml中に投入して洗浄後濾過して溶液層を除去し乾
燥することによりN,N,N',N'−テトラメチル−N−
(3−ヒドロキシ)プロピル−N'−ラウリルヘキサメ
チレンジアンモニウムジブロマイド(TMLP−C6
を白色結晶として9.96g得た(収率89%)。1 H−NMR(CDCl3) δppm:0.87(t,3H,C
3)、1.20〜1.57(m,26H,CH2)、1.63〜1.80
(m,4H,CH2)、3.25(t,2H,CH2O)、3.
39(s,6H,CH3N)、3.50(s,6H,CH
3N)、3.45〜3.59(m,8H,CH2N)
【0089】実施例20 3−ブロモ−1−プロパノールに代えて4−トシルオキ
シ−1−ブタノール 4.88g(20ミリモル)を用いた他は
実施例19とほぼ同様に反応及び後処理を行ってN,N,
N',N'−テトラメチル−N−(4−ヒドロキシ)ブチ
ル−N'−ラウリルヘキサメチレンジアンモニウムブロ
マイドトルエンスルホネート(TMLB−C6)を白色
結晶として10.2g得た(収率91%)。1 H−NMR(CDCl3) δppm:0.87(t,3H,C
3)、1.20〜1.56(m,30H,CH2)、1.63〜1.82
(m,4H,CH2)、2.25(s,3H,CH3Ar)、
3.39(s,6H,CH3N)、3.49(s,6H,CH
3N)、3.35〜3.63(m,8H,CH2N)、7.55(d,
2H,ArH)、7.86(d,2H,ArH)
【0090】実施例21 実施例3で得たTML−C6 16.8g(40ミリモル)をア
セトン 200mlに溶解し室温下でこれに酢酸2−ブロモエ
チル 6.67g(40ミリモル)を加えた。混合物を50℃で12
時間反応させ生じた白色結晶を濾過して単離するとN,
N,N',N'−テトラメチル−N−(2−アセトキシ)エ
チル−N'−ラウリルヘキサメチレンジアンモニウムジ
ブロマイド 23.1gが得られた。このものを2%希臭化水
素酸 120mlに溶解し60℃で15時間撹拌したのち混合物を
減圧濃縮した。得られた淡黄色蝋状物を酢酸エチル中に
投入して洗浄後、濾過して溶液層を除去して乾燥するこ
とによりN,N,N',N'−テトラメチル−N−(2−ヒ
ドロキシ)エチル−N'−ラウリルヘキサメチレンジア
ンモニウムジブロマイド(TMLE−C6と略す)をほ
ぼ白色の結晶として17.9g得た(収率82%)。1 H−NMR(CDCl3) δppm:0.86(t,3H,C
3)、1.22〜1.56(m,24H,CH2)、1.63〜1.79
(m,4H,CH2)、3.26(t,2H,CH2O)、3.
40(s,6H,CH3N)、3.51(s,6H,CH
3N)、3.46〜3.60(m,8H,CH2N)
【0091】実施例22 実施例21で得たTMLE−C6 5.46g(10ミリモル)
と臭化アリル 1.45g(12ミリモル)をジクロルメタン 5
0mlに溶解し室温で撹拌下にトリエチルアミン 1.01g(1
0ミリモル)を滴下した。混合物を40℃で15時間撹拌し
たのち室温まで冷却し生じた白色沈殿を濾過して除去し
た。濾液を濃縮すると淡黄色蝋状物が得られた。このも
のをアセトンで充分洗浄した後乾燥することによりN,
N,N',N'−テトラメチル−N−(2−アリルオキシ)
エチル−N'−ラウリルヘキサメチレンジアンモニウム
ジブロマイド(TML2A−C6)をほぼ白色の結晶と
して4.2g得た(収率72%)。1 H−NMR(CDCl3) δppm:0.86(t,3H,C
3)、1.22〜1.57(m,24H,CH2)、1.63〜1.80
(m,4H,CH2)、3.12(d,2H,CH2O)、3.
26(t,2H,CH2O)、3.40(s,6H,CH
3N)、3.52(s,6H,CH3N)、3.45〜3.60(m,
8H,CH2N)、5.39(d,1H,vinyl)、5.68
(m,1H,vinyl)、5.92(d,1H,vinyl)
【0092】実施例23 TMLS−C6 3.44g(6ミリモル)とスチレン 5.62g
(54ミリモル)をメタノール 10mlに溶解しこれにAI
BN 50mg(0.3ミリモル)をメタノール 2mlに溶解し
た液を加えた。混合物を窒素雰囲気下で65℃で22時間撹
拌すると粘稠溶液となつた。反応液を水中に投入して重
合反応を停止し生じた白色重合体を濾過して単離し、減
圧乾燥することにより白色ポリマーを得た。メタノール
に再溶解して水中に投入する操作を2回繰り返して精
製、乾燥することにより白色粉状重合体を6.3g得た。該
白色粉状物はTLC、IR及び1H−NMR分析からT
MLS−C6とスチレンとの共重合体であることを確認
した。このものをジメチルホルムアミドを溶媒にしてG
PC分析(ポリスチレン基準)するとMn=15.8万、多
分散度Mw/Mn=1.4であつた。ポリビニル硫酸カリウ
ム(PVSK)を用いたコロイド滴定法によつて第四級
アンモニウム基の含量を定量することによりTMLS−
6とスチレンとの共重合組成は13:87と確認された。
【0093】実施例24 TMLS−C6をTMLV−C3 3.19g(6ミリモル)に
代えた他は実施例23と同様に反応及び後処理を行つて
白色粉状重合体 5.9gを得た。該白色重合体はTLC、
IR及び1H−NMR分析からTMLV−C3とスチレン
との共重合体であることを確認した。
【0094】同様にGPC分析するとMn=8.6万、多分
散度Mw/Mn=1.8であつた。コロイド滴定法によつて
第四級アンモニウム基含量を定量することによりTML
V−C3とスチレンとの共重合組成は9:91であつた。
【0095】実施例25〜26 TMLS−C6をTMLV−C4 3.26g(6ミリモル)又
はTMLV−C103.78g(6ミリモル)に代えた他は実施
例23と同様に反応及び後処理を行つて白色粉状重合体
をそれぞれ 6.3g及び6.4g得た。これらの重合体はTL
C、IR及び1H−NMR分析からそれぞれTMLV−
4又はTMLV−C10とスチレンとの共重合体である
ことを確認した。
【0096】実施例23と同様にGPC及びコロイド滴
定を行つた結果、TMLV−C4からのものはMn=17.2
万、多分散度Mw/Mn=2.0、TMLV−C4とスチレン
との共重合組成は16:84であつた。またTMLV−C10
からのものはMn=6.2万、多分散度Mw/Mn=2.2、T
MLV−C10とスチレンとの共重合組成は7:93であつ
た。
【0097】実施例27〜28 TMLS−C6をTMDV−C6 3.27g(6ミリモル)又
はTMOV−C6 3.95g(6ミリモル)に代えた他は実施
例23と同様に反応及び後処理を行つて白色粉状重合体
をそれぞれ 6.6g及び6.4g得た。これらの重合体はTL
C、IR及び1H−NMR分析からそれぞれTMDV−
6又はTMOV−C6との共重合体であることを確認し
た。
【0098】実施例23と同様にGPC及びコロイド滴
定を行つた結果、TMDV−C6からのものはMn=12.4
万、多分散度Mw/Mn=2.0、TMDV−C6とスチレン
との共重合組成は18:82であつた。またTMOV−C6
からのものはMn=8.1万、多分散度Mw/Mn=1.9、T
MOV−C6とスチレンとの共重合組成は9:91であつ
た。
【0099】実施例29 TMLS−C6 6.88g(12ミリモル)とスチレン 11.2g
(108ミリモル)をメタノール 12mlに溶解しこれにAI
BN 32mg(0.19ミリモル)をメタノール 1mlに溶解し
た液を加えた。混合物を窒素雰囲気下で65℃で39時間撹
拌すると粘稠な溶液となつた。実施例23とほぼ同様に
後処理をして白色粉状重合体を13.7g得た。該白色重合
体はTLC、IR及び1H−NMR分析からTMLS−
6とスチレンとの共重合体であることを確認した。
【0100】同様にGPC分析するとMn=48万、多分
散度Mw/Mn=1.9であつた。コロイド滴定法によつて
第四級アンモニウム基含量を定量することによりTML
S−C 6とスチレンとの共重合組成は10:90であつた。
【0101】実施例30 TMLS−C6 6.88g(12ミリモル)とスチレン 1.25g
(12ミリモル)をメタノール 4mlに溶解しこれにAI
BN 20mg(0.12ミリモル)をメタノール 1mlに溶解し
た液を加えた。反応及び後処理は実施例23とほぼ同様
に行つて白色重合体を6.5g得た。該白色重合体はTL
C、IR及び1H−NMR分析からTMLS−C6とスチ
レンとの共重合体であることを確認した。
【0102】このものをGPC分析するとMn=20万、
多分散度Mw/Mn=1.6であつた。コロイド滴定法によ
つて第四級アンモニウム基含量を定量することによりT
MLS−C6とスチレンとの共重合組成は64:36と確認
できた。
【0103】実施例31 スチレンをメタクリル酸メチル 5.40g(54ミリモル)に
代えた他は実施例23とほぼ同様に反応及び後処理を行
つて白色重合体 6.1gを得た。このものはTLC、IR
及び1H−NMR分析からTMLS−C6とメタクリル酸
メチルとの共重合体と確認し、両者の共重合組成はほぼ
16:84であつた。
【0104】このものを実施例23と同様にしてGPC
分析した結果、Mn=10.4万、多分散度Mw/Mn=1.4で
あつた。
【0105】実施例32 スチレンに代えてアクリル酸 3.89g(54ミリモル)を使
用した他は実施例23と同様に反応させた。反応液をエ
ーテル中に投入して重合反応を停止し生じた白色沈殿を
濾過して単離し乾燥することにより白色粉状重合体 5.8
gを得た。このものはTLC、IR及び1H−NMR分析
からTMLS−C6とアクリル酸との共重合体と確認
し、両者の共重合組成はほぼ7:93であつた。
【0106】このものを実施例23と同様にしてGPC
分析した結果、Mn=8.6万、多分散度Mw/Mn=1.9で
あつた。
【0107】実施例33 TMLS−C6 3.44g(6ミリモル)と50%アクリルア
ミド水溶液 8.52g(60ミリモル)を水 10mlに溶解し、
これに水 2mlに溶解した2,2'−アゾビス(2−アミド
プロパン)・二塩酸塩 50mgを加えて均一溶液とした。
窒素置換下、50℃で2時間反応させると反応液はゲル化
した。これを過剰のジオキサン中に投入して重合反応を
停止し生じた白色重合体を濾過して単離し減圧乾燥して
白色ポリマー 7.0gを得た。このものはTLC、IR及
1H−NMR分析からTMLS−C6とアクリルアミド
との共重合体と確認した。
【0108】実施例23と同様にGPC分析及びコロイ
ド滴定を行うことにより、Mn=32.8万、多分散度Mw/
Mn=1.9、TMLS−C6とアクリルアミドとの共重合
組成は8:92であつた。
【0109】実施例34 TMLS−C6 2.87g(5ミリモル)と酢酸ビニル 4.30
g(50ミリモル)を乾燥DMF 7mlに溶解し、これにA
IBN 41mg(0.25ミリモル)をDMF 1mlに溶解した
液を加えた。混合物を窒素雰囲気下、60℃で20時間撹拌
すると粘稠な溶液となつた。反応液をエーテル中に投入
して重合反応を停止し生じた白色重合体を濾過して単離
し減圧乾燥して白色粉状物を4.6g得た。このものはTL
C、IR及び1H−NMR分析からTMLS−C6と酢酸
ビニルとの共重合体と確認した。実施例23と同様にし
てGPC分析することにより、Mn=7.3万、多分散度M
w/Mn=1.6であつた。コロイド滴定法により第四級ア
ンモニウム基の含量を定量するとTMLS−C6と酢酸
ビニルとの共重合組成は19:81であつた。
【0110】実施例35 酢酸ビニルをアクリロニトリル 2.65g(50ミリモル)に
代えた他は実施例34と同様に反応及び後処理を行つて
白色粉状重合体 3.2gを得た。このものはTLC、IR
及び1H−NMR分析からTMLS−C6とアクリロニト
リルとの共重合体と確認した。GPC分析の結果、Mn
=5.1万、多分散度Mw/Mn=2.2であつた。コロイド滴
定法により第四級アンモニウム基の含量を定量するとT
MLS−C6とアクリロニトリルとの共重合組成は17:8
3であつた。
【0111】実施例36 TMLS−C6 2.87g(5ミリモル)、スチレン 5.21g
(50ミリモル)及びジビニルベンゼン 0.65g(5ミリモ
ル)をメタノール 20mlに溶解し、これにAIBN 50mg
(0.3ミリモル)をメタノール 2mlに溶解した液を加え
た。混合物を窒素雰囲気下 60℃で19時間撹拌するとゲ
ル化した。反応液を水中に投入して生じた白色ゴム状重
合体を単離し減圧乾燥して白色ポリマーを得た。これを
メタノール中の還流下で洗浄し膨潤した重合体を含むメ
タノール溶液を冷メタノール中に投入した。析出した白
色重合体を濾過して単離し、減圧乾燥することにより白
色重合体を7.0g得た。該重合体は大半の溶媒に難溶であ
つたがTLC、IR及び1H−NMR(熱DMSO−
6)分析からTMLS−C6とスチレン及びジビニルベ
ンゼンとから生じた架橋型共重合体と確認した。元素分
析から第四級アンモニウム基の含量は1.25ミリeq/gで
あつた。
【0112】実施例37 TMLS−C6をTMLA−C6 3.25g(6ミリモル)
に、AIBNを2,2'−ビス(N−フエニルアミジニル)
−2,2'−アゾプロパン二塩酸塩 40mgに代えた他は実施
例23と同様に反応及び後処理を行つて白色重合体 4.9
gを得た。該白色重合体はTLC、IR及び1H−NMR
分析からTMLA−C6とスチレンとの共重合体と確認
した。GPC分析より、Mn=4.2万、多分散度Mw/Mn
=2.2であつた。コロイド滴定法により第四級アンモニ
ウム基の含量を定量することによりTMLA−C6とス
チレンとの共重合組成は0.5:99.5であつた。
【0113】実施例38 TMLS−C6をTMLB−C6 3.33g(6ミリモル)
に、AIBNを2,2'−ビス(N−フエニルアミジニル)
−2,2'−アゾプロパン二塩酸塩 40mgに代えた他は実施
例23と同様に反応及び後処理を行つて白色重合体 5.2
gを得た。このものはTLC、IR及び1H−NMR分析
からTMLB−C6とスチレンとの共重合体と確認し
た。GPC分析より、Mn=4.8万、多分散度Mw/Mn=
2.4であつた。コロイド滴定法により第四級アンモニウ
ム基の含量を定量することによりTMLB−C6とスチ
レンとの共重合組成は1:99であつた。
【0114】実施例39 TMLS−C6をTMLK−C6 3.42g(6ミリモル)に
代えた他は実施例23と同様に反応及び後処理を行つて
白色重合体 4.4gを得た。このものはTLC、IR及び1
H−NMR分析からTMLK−C6とスチレンとの共重
合体であることを確認した。同様にGPC分析及びコロ
イド滴定より、Mn=10.1万、多分散度Mw/Mn=1.8、
TMLK−C6とスチレンとの共重合組成は5:95であ
つた。
【0115】実施例40 TMLS−C6をTMLC−C6 4.22g(6ミリモル)に
代えた他は実施例23と同様に反応及び後処理を行つて
白色重合体 4.6gを得た。このものはTLC、IR及び1
H−NMR分析からTMLC−C6とスチレンとの共重
合体であることを確認した。同様にGPC分析及びコロ
イド滴定した結果、Mn=9.0万、多分散度Mw/Mn=1.
7、TMLC−C6とスチレンとの共重合組成は6:94で
あつた。
【0116】実施例41 TMLS−C6をTELV−C6 3.78g(6ミリモル)に
代えた他は実施例23と同様に反応及び後処理を行つて
白色重合体 7.0gを得た。このものはTLC、IR及び1
H−NMR分析からTMLV−C6とスチレンとの共重
合体であることを確認した。同様にGPC分析及びコロ
イド滴定した結果、Mn=14.0万、多分散度Mw/Mn=
1.9、TELV−C6とスチレンとの共重合組成は12:88
であつた。
【0117】比較例1 常法の溶液重合でスチレン(STと略す)と4−クロロ
メチルスチレン(CSと略す)とから共重合体を得る反
応においてスチレン 77.0g(0.74モル)と4−クロロメ
チルスチレン 9.2g(0.06モル)をテトラヒドロフラン
40ml中でAIBN 0.66g(4ミリモル)の存在下で60
℃、20時間反応させた。混合物をTHF/メタノール中
に投入して再沈精製後、濾過して単離し真空乾燥するこ
とにより白色粉末状重合体(PCSと略す)を73.3g得
た。該重合体はTLC、1H−NMR、GPC分析等か
ら原料2成分の共重合体と確認した。
【0118】酸素フラスコ燃焼法による全ハロゲン定量
分析及び元素分析の結果からPCS中のSTとCSの組
成はモル比で91.7:8.3であつた。THFを溶媒として
GPC測定(ポリスチレン換算)した結果該PCSの数
平均分子量Mn=134,000、多分散度Mw/Mn=1.57であ
つた。
【0119】次にここで得たPCS 19.6gをTHF 500
mlに溶解しこれに実施例1で得たTML−C4 7.07g(1
8ミリモル)を加え80℃で21時間反応させた。反応混合
物は室温に冷却後水中に投入して析出物を濾過して乾燥
することにより白色ポリマーを得た。これをメタノール
に溶解し更に水中で2回再沈精製したのち乾燥して白色
粉末状ポリマー 23.4gを得た。このものはTLC、1
−NMR等で分析した結果PCSにTML−C4が導入
された目的物であることを確認した。
【0120】該ポリマーに関して酸素フラスコ燃焼法に
よる全ハロゲン定量、硝酸銀滴定法によるイオン性ハロ
ゲンの定量、元素分析法によるN%及びコロイド滴定法
による四級アンモニウム基の含量定量を行つてSTユニ
ツトの含量、残存クロルメチル基即ち未反応CSユニツ
トの含量及びTML−C4 ユニツト担持量を算出したと
ころこれらの組成はそれぞれ91.7モル%、0.5モル%及
び7.8モル%であつた。
【0121】比較試験例1 実施例25及び比較例1で得たポリマーをそれぞれガラ
ス容器に入れた。これらを50℃に温調した恒温槽中に遮
光条件下静置して経時変化を観察した。1週間後、実施
例25のポリマーには特に変化が認められなかつたのに
対し比較例1で得たものは少し黄色化しかつpH試験紙
を赤変させる酸性ガスを生じていた。20日経過後も同様
に実施例25で得たものは外観に変化無くメタノールに
対する溶解性も良好であつたのに対し、比較例1で得た
ものは大半がメタノールに不溶な成分に変質していた。
【0122】試験例1 抗菌加工布の調製 実施例23で合成した化合物を供試化合物とし、この化
合物をメタノールに溶解し、0.1、0.2及び0.5wt%のメ
タノール溶液とした。次に綿カナキン、JIS標準布
(以下布と略す)を上記メタノール溶液に浸して、該溶
液を含浸(パデイング法)処理した。次いですばやく重
量を測定した後、105℃、30分間キユアリングし、充
分、布に供試化合物を固着させ、所謂、「抗菌加工布」
として以下の試験に用いた。
【0123】尚、抗菌加工布に固着された供試化合物の
重量(mg/g布)は次の式[I]で表される。 C=(B−A)(W/100)(1/A)(1000)……[I] A:最初の布の重量(g/一定面積) B:キユアリング直前の布の重量(g/一定面積) C:抗菌加工布に固着された供試化合物の重量(mg/g
布) W:供試化合物のメタノール溶液の濃度(wt%)
【0124】上記[I]式よりW値とC値との関係は以
下のようになつた。 W:(供試化合物のメタノール C:(抗菌加工布に固着された 溶液の濃度) 供試化合物の重量) (wt%) (mg/g布) 0.1 1.0 0.2 2.0 0.5 5.0
【0125】抗菌性試験 上記のようにして得た「抗菌加工布」を、日本防菌防黴
学会の「抗菌加工を施した繊維製品の細菌生育抑制試験
法」(以下、抗菌繊維試験法と略す)に準じて試験し
た。尚、供試菌は、これにPseudomonas aeruginosa
ATCC 10145を加えて、Staphylococcus aureus F
DA 209P、Bacillus subtilis ATCC 6633、Kl
ebsiella pneumoniae ATCC 4352、Escherichia c
oli IFO 3301、Pseudomonas aeruginosa ATC
C 10145の5菌株を用いた。生菌数の計測方法は日本防
菌防黴学会編、防菌防黴ハンドブツク、1986、p678〜69
1を参考にした。
【0126】結果の表示 試験結果の表示は、以下のようにした。初発菌数をN
(I)、薬剤添加(試料)区の培養後の菌数をN(D)
として、次式[II]より殺菌指数を求めた。 殺菌指数=log N(I)−log N(D)……[II]
【0127】次に、この殺菌指数を以下の4段階に区分
して、殺菌指数が1未満の場合……1、殺菌指数が1以
上2未満の場合……2、殺菌指数が2以上3未満の場合
……3、殺菌指数が3以上の場合……4で表し、その結
果を表4に示した。
【0128】
【表4】
【0129】
【発明の効果】本発明によれば殺菌力に優れ、安全性と
安定性が高く、且つその効力を長期間に亘つて持続する
ことのできる抗菌性重合体が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 216/14 MKZ 6904−4J 226/02 MNL 7242−4J (72)発明者 赤田 充生 徳島県徳島市川内町加賀須野463 大塚化 学株式会社徳島研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非架橋性もしくは架橋性ビニルモノマー
    あるいはこれらの混合物から誘導される構成単位と一般
    式(1)で表される構成単位を有する共重合体。 【化1】 [式中、R1は水素原子、メチル基、クロル基又はシア
    ノ基を、R2は炭素数1〜4のアルキレン基を、R3は炭
    素数3〜10のアルキレン基を、R4は炭素数6〜18のア
    ルキル基を、R5〜R8は同一又は異なつて炭素数1〜3
    のアルキル基を示し、いずれも置換基を含んでいてもよ
    い。Aはメチレン基、置換基を有していてもよいフエニ
    レン基、−CH2O−、−CH2CH2O−、−CO−、
    −CO−N(R9)−、(R9は水素原子又はメチル基を
    示す。)又はビニレン基を示す。mは0又は1を示す。
    X及びYは同一又は異なつて1価の陰イオンを示すか或
    いは両者で2価の陰イオンを示す。]
  2. 【請求項2】 非架橋性もしくは架橋性ビニルモノマー
    あるいはこれらの混合物と一般式(2)で表される単量
    体を共重合させることを特徴とする共重合体の製造方
    法。 【化2】 [式中、R1は水素原子、メチル基、クロル基又はシア
    ノ基を、R2は炭素数1〜4のアルキレン基を、R3は炭
    素数3〜10のアルキレン基を、R4は炭素数6〜18のア
    ルキル基を、R5〜R8は同一又は異なつて炭素数1〜3
    のアルキル基を示し、いずれも置換基を含んでいてもよ
    い。Aはメチレン基、置換基を有していてもよいフエニ
    レン基、−CH2O−、−CH2CH2O−、−CO−、
    −CO−N(R9)−、(R9は水素原子又はメチル基を
    示す。)又はビニレン基を示す。mは0又は1を示す。
    X及びYは同一又は異なつて1価の陰イオンを示すか或
    いは両者で2価の陰イオンを示す。]
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DE4223453A1 (de) * 1992-07-16 1994-01-20 Guenther Thiele Ingenieurbuero Temperaturfühler für Oberflächenmessungen mit einer neuartigen Vorrichtung zu seiner Befestigung an der Prüflingsoberfläche
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