JPH0681072A - 炭化タングステン基超硬合金 - Google Patents
炭化タングステン基超硬合金Info
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- JPH0681072A JPH0681072A JP25719792A JP25719792A JPH0681072A JP H0681072 A JPH0681072 A JP H0681072A JP 25719792 A JP25719792 A JP 25719792A JP 25719792 A JP25719792 A JP 25719792A JP H0681072 A JPH0681072 A JP H0681072A
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- Japan
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- based cemented
- particle size
- cemented carbide
- carbide
- particles
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンドミル、プリント基板の穴明け用ミニチ
ュアドリルなどの素材として用いられる優れた硬度およ
び靭性を有するWC基超硬合金を提供する。 【構成】 CoおよびNiのうちの1種または2種:4
〜40重量%を含有し、さらにV、Cr、Ta、Nbお
よびTiのうちの1種または2種以上:0.1〜5.0
重量%を含有する組成を有し、平均粒度が0.6μm以
下でかつ最大粒径が3.0μm以下のWC粒子が分散し
ているWC基超硬合金の素地中に、さらに最大粒径が
3.0μm以下であるV、Cr、Ta、NbおよびTi
のうちの1種の炭化物もしくは炭窒化物粒子、または
W、V、Cr、Ta、NbおよびTiのうちの2種以上
の炭化物もしくは炭窒化物の固溶体粒子が分散している
組織を有するWC基超硬合金。
ュアドリルなどの素材として用いられる優れた硬度およ
び靭性を有するWC基超硬合金を提供する。 【構成】 CoおよびNiのうちの1種または2種:4
〜40重量%を含有し、さらにV、Cr、Ta、Nbお
よびTiのうちの1種または2種以上:0.1〜5.0
重量%を含有する組成を有し、平均粒度が0.6μm以
下でかつ最大粒径が3.0μm以下のWC粒子が分散し
ているWC基超硬合金の素地中に、さらに最大粒径が
3.0μm以下であるV、Cr、Ta、NbおよびTi
のうちの1種の炭化物もしくは炭窒化物粒子、または
W、V、Cr、Ta、NbおよびTiのうちの2種以上
の炭化物もしくは炭窒化物の固溶体粒子が分散している
組織を有するWC基超硬合金。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、従来よりも一層優れ
た硬度および靭性を有する炭化タングステン(以下、W
Cと記す)基超硬合金に関するものであり、このWC基
超硬合金は、特にエンドミル、プリント基板の穴明け用
ミニチュアドリルまたはシャープな切刃を有する各種剪
断刃などの素材として用いられるものである。
た硬度および靭性を有する炭化タングステン(以下、W
Cと記す)基超硬合金に関するものであり、このWC基
超硬合金は、特にエンドミル、プリント基板の穴明け用
ミニチュアドリルまたはシャープな切刃を有する各種剪
断刃などの素材として用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、WCの平均粒径が0.7μm以下
であり、かつCoおよびNiのうちの1種または2種:
5〜40重量%、Cr:0.1〜2.0重量%、V::
0.1〜2.0重量%を含有し、残りがWCおよび不可
避不純物からなる組成のWC基超硬合金は、特にエンド
ミル、プリント基板の穴明け用ミニチュアドリルまたは
シャープな切刃を有する各種剪断刃などの素材として適
しており、そしてこのWC基超硬合金は、WC粒を微細
にするほど硬さおよび靭性が向上して耐摩耗性が向上す
ること、上記Cr、TaおよびVをなどをCr3 C2 、
TaCおよびVCとして添加して焼結中のWC粒子の成
長を抑制しWC粒を微粒のまま保持されること、その中
でもVCが最も有効であることなどが知られている。
であり、かつCoおよびNiのうちの1種または2種:
5〜40重量%、Cr:0.1〜2.0重量%、V::
0.1〜2.0重量%を含有し、残りがWCおよび不可
避不純物からなる組成のWC基超硬合金は、特にエンド
ミル、プリント基板の穴明け用ミニチュアドリルまたは
シャープな切刃を有する各種剪断刃などの素材として適
しており、そしてこのWC基超硬合金は、WC粒を微細
にするほど硬さおよび靭性が向上して耐摩耗性が向上す
ること、上記Cr、TaおよびVをなどをCr3 C2 、
TaCおよびVCとして添加して焼結中のWC粒子の成
長を抑制しWC粒を微粒のまま保持されること、その中
でもVCが最も有効であることなどが知られている。
【0003】さらに、Cr3 C2 およびVCなどのWC
粒成長抑制効果は、添加量を増すほど大きくなるが、過
剰のCr3 C2 およびVCなどの添加は、焼結時のWC
粒成長を抑止する同時に合金素地中に(W,V)C、C
r7 C3 、Cr23C7 などの第3相である炭化物が析出
し、かかる第3相である炭化物が析出するとWC基超硬
合金の靭性が低下し、この合金を用いて作製したエンド
ミルは耐摩耗性が十分でなく、ミニチュアドリルをプリ
ント基板の穴明けに使用した場合に折損などが発生しや
すくなり、十分な信頼性が得られないことも知られてい
る。したがって、従来のWC基超硬合金では、Cr3 C
2 およびVCなどを第3相である炭化物が析出せず、結
合相中に全部固溶し得る程度に添加することが必要であ
るとされている(例えば、特開昭61−12847号公
報参照)。
粒成長抑制効果は、添加量を増すほど大きくなるが、過
剰のCr3 C2 およびVCなどの添加は、焼結時のWC
粒成長を抑止する同時に合金素地中に(W,V)C、C
r7 C3 、Cr23C7 などの第3相である炭化物が析出
し、かかる第3相である炭化物が析出するとWC基超硬
合金の靭性が低下し、この合金を用いて作製したエンド
ミルは耐摩耗性が十分でなく、ミニチュアドリルをプリ
ント基板の穴明けに使用した場合に折損などが発生しや
すくなり、十分な信頼性が得られないことも知られてい
る。したがって、従来のWC基超硬合金では、Cr3 C
2 およびVCなどを第3相である炭化物が析出せず、結
合相中に全部固溶し得る程度に添加することが必要であ
るとされている(例えば、特開昭61−12847号公
報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、生産性
向上のために、プリント基板の穴明け用ミニチュアドリ
ルまたはシャープな切刃を有する各種剪断刃などは従来
よりもいっそう過酷な条件で使用されており、かかる過
酷な条件の切削にも耐えられる素材としてのWC基超硬
合金が求められている。
向上のために、プリント基板の穴明け用ミニチュアドリ
ルまたはシャープな切刃を有する各種剪断刃などは従来
よりもいっそう過酷な条件で使用されており、かかる過
酷な条件の切削にも耐えられる素材としてのWC基超硬
合金が求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
かかる要求に応じることのできる従来よりも一層硬さお
よび靭性の優れたWC基超硬合金を得るべく研究を行っ
た結果、WC基超硬合金素地中に、第3相であるV、C
r、Ta、NbおよびTiのうちの1種の炭化物もしく
は炭窒化物粒子またはW、V、Cr、Ta、Nbおよび
Tiのうちの2種以上の炭化物もしくは炭窒化物の固溶
体粒子を分散させても、それら粒子の最大粒径を3.0
μm以下に制御すると、これら炭化物もしくは炭窒化物
などの析出によるWC基超硬合金の靭性低下が防止さ
れ、従来のWC基超硬合金よりも一層硬さおよび靭性が
向上するという知見を得たのである。
かかる要求に応じることのできる従来よりも一層硬さお
よび靭性の優れたWC基超硬合金を得るべく研究を行っ
た結果、WC基超硬合金素地中に、第3相であるV、C
r、Ta、NbおよびTiのうちの1種の炭化物もしく
は炭窒化物粒子またはW、V、Cr、Ta、Nbおよび
Tiのうちの2種以上の炭化物もしくは炭窒化物の固溶
体粒子を分散させても、それら粒子の最大粒径を3.0
μm以下に制御すると、これら炭化物もしくは炭窒化物
などの析出によるWC基超硬合金の靭性低下が防止さ
れ、従来のWC基超硬合金よりも一層硬さおよび靭性が
向上するという知見を得たのである。
【0006】この発明は、かかる知見にもとずいてなさ
れたものであって、CoおよびNiのうちの1種または
2種:4〜40重量%を含有し、さらにV、Cr、T
a、NbおよびTiのうちの1種または2種以上:0.
1〜5.0重量%を含有する組成を有し、平均粒度が
0.6μm以下でかつ最大粒径が3.0μm以下のWC
粒子が分散しているWC基超硬合金の素地中に、さらに
最大粒径が3.0μm以下であるV、Cr、Ta、Nb
およびTiのうちの1種の炭化物もしくは炭窒化物粒
子、またはW、V、Cr、Ta、NbおよびTiのうち
の2種以上の炭化物もしくは炭窒化物の固溶体粒子が分
散している組織を有するWC基超硬合金、に特徴を有す
るものである。
れたものであって、CoおよびNiのうちの1種または
2種:4〜40重量%を含有し、さらにV、Cr、T
a、NbおよびTiのうちの1種または2種以上:0.
1〜5.0重量%を含有する組成を有し、平均粒度が
0.6μm以下でかつ最大粒径が3.0μm以下のWC
粒子が分散しているWC基超硬合金の素地中に、さらに
最大粒径が3.0μm以下であるV、Cr、Ta、Nb
およびTiのうちの1種の炭化物もしくは炭窒化物粒
子、またはW、V、Cr、Ta、NbおよびTiのうち
の2種以上の炭化物もしくは炭窒化物の固溶体粒子が分
散している組織を有するWC基超硬合金、に特徴を有す
るものである。
【0007】この発明のWC基超硬合金を製造するに
は、真空焼結した後、引き続いて10kgf/cm2 以
上の圧力で加圧焼結する(以下、この焼結法をSint
er/HIPという)必要があり、かかるSinter
/HIPを施すことにより最大粒径が3.0μm以下の
V、Cr、Ta、NbおよびTiのうちの1種の炭化物
もしくは炭窒化物粒子またはW、V、Cr、Ta、Nb
およびTiのうちの2種以上の炭化物もしくは炭窒化物
の固溶体粒子を析出させることができる。
は、真空焼結した後、引き続いて10kgf/cm2 以
上の圧力で加圧焼結する(以下、この焼結法をSint
er/HIPという)必要があり、かかるSinter
/HIPを施すことにより最大粒径が3.0μm以下の
V、Cr、Ta、NbおよびTiのうちの1種の炭化物
もしくは炭窒化物粒子またはW、V、Cr、Ta、Nb
およびTiのうちの2種以上の炭化物もしくは炭窒化物
の固溶体粒子を析出させることができる。
【0008】つぎに、この発明のWC基超硬合金の成分
組成を上記のごとく限定した理由について説明する。 (a)CoおよびNi CoおよびNiのうち1種または2種は、焼結中に液相
が形成されてWC粒子を結合し、もって合金の緻密化を
達成すると共に合金に靭性を付与する作用を有するが、
その含有量が4重量%未満ではWC基超硬合金の緻密化
が十分になされず、一方、40重量%を越えて含有する
と結合相形成成分のCoおよびNiのうち1種または2
種が多くなりすぎて十分な硬さが得られず、耐摩耗性が
低下するので好ましくない。したがって、その含有量
は、4〜40重量%に定めた。
組成を上記のごとく限定した理由について説明する。 (a)CoおよびNi CoおよびNiのうち1種または2種は、焼結中に液相
が形成されてWC粒子を結合し、もって合金の緻密化を
達成すると共に合金に靭性を付与する作用を有するが、
その含有量が4重量%未満ではWC基超硬合金の緻密化
が十分になされず、一方、40重量%を越えて含有する
と結合相形成成分のCoおよびNiのうち1種または2
種が多くなりすぎて十分な硬さが得られず、耐摩耗性が
低下するので好ましくない。したがって、その含有量
は、4〜40重量%に定めた。
【0009】(b) V、Cr、Ta、NbおよびTi これらの成分は、いずれも結合相に固溶しかつ第3相を
形成して焼結時のWCの粒成長を抑制する作用がある
が、その含有量が0.1重量%未満では焼結時のWCの
粒成長を抑制する効果が乏しいのと同時に第3相も形成
されず、一方、5.0重量%を越えて含有すると、第3
相が凝集して析出するようになって最大粒径が3μmを
越えた分散粒子が存在するようになり、靭性の低下をも
たらすので好ましくない。したがって、これらの成分の
含有量は、0.1〜5.0重量%に定めた。
形成して焼結時のWCの粒成長を抑制する作用がある
が、その含有量が0.1重量%未満では焼結時のWCの
粒成長を抑制する効果が乏しいのと同時に第3相も形成
されず、一方、5.0重量%を越えて含有すると、第3
相が凝集して析出するようになって最大粒径が3μmを
越えた分散粒子が存在するようになり、靭性の低下をも
たらすので好ましくない。したがって、これらの成分の
含有量は、0.1〜5.0重量%に定めた。
【0010】なお、この発明のWC基超硬合金の炭素量
は、炭素不足が生じないようにかつ過剰の遊離炭素が生
じたりしないように調整され、さらにV、Cr、Ta、
NbおよびTiのうちの1種の炭化物もしくは炭窒化物
粒子またはW、V、Cr、Ta、NbおよびTiのうち
の2種以上の炭化物もしくは炭窒化物の固溶体粒子など
の第3相の最大粒径は、走査型電子顕微鏡(SEM)に
より同定することができる。
は、炭素不足が生じないようにかつ過剰の遊離炭素が生
じたりしないように調整され、さらにV、Cr、Ta、
NbおよびTiのうちの1種の炭化物もしくは炭窒化物
粒子またはW、V、Cr、Ta、NbおよびTiのうち
の2種以上の炭化物もしくは炭窒化物の固溶体粒子など
の第3相の最大粒径は、走査型電子顕微鏡(SEM)に
より同定することができる。
【0011】
【実施例】つぎに、この発明のWC基超硬合金を実施例
に基づいて具体的に説明する。 実施例1 原料粉末として、それぞれ、平均粒径:0.5μmのW
C粉末、平均粒径:1.2μmのCo粉末、平均粒径:
2.3μmのNi粉末、平均粒径:1.5μmのVC粉
末、平均粒径:1.5μmのTaC粉末、平均粒径:
2.3μmのCr3 C2 粉末、平均粒径:2.5μmの
Cr2 N粉末、平均粒径:1.2μmのNbN粉末、平
均粒径:1.2μmの(Ta,Nb)C[NbC/Ta
C=1/9重量比]粉末、平均粒径:1.5μmの(T
i,W)C[WC/TiC=7/3重量比]粉末などを
それぞれ用意し、これら粉末を所定の割合に配合し、ア
セトン中で72時間ボールミル混合したのち、減圧乾燥
し、混合粉末を得た。
に基づいて具体的に説明する。 実施例1 原料粉末として、それぞれ、平均粒径:0.5μmのW
C粉末、平均粒径:1.2μmのCo粉末、平均粒径:
2.3μmのNi粉末、平均粒径:1.5μmのVC粉
末、平均粒径:1.5μmのTaC粉末、平均粒径:
2.3μmのCr3 C2 粉末、平均粒径:2.5μmの
Cr2 N粉末、平均粒径:1.2μmのNbN粉末、平
均粒径:1.2μmの(Ta,Nb)C[NbC/Ta
C=1/9重量比]粉末、平均粒径:1.5μmの(T
i,W)C[WC/TiC=7/3重量比]粉末などを
それぞれ用意し、これら粉末を所定の割合に配合し、ア
セトン中で72時間ボールミル混合したのち、減圧乾燥
し、混合粉末を得た。
【0012】この混合粉末を2.5ton/cm2 の圧
力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を真空雰囲気
中、表1〜表2に示される温度で30分間、0.01T
orr以下の真空雰囲気中で焼結したのち、引き続いて
30分間、60kgf/cm2の圧力で加圧焼結するこ
とによりSinter/HIPを施し、表1に示される
組成の本発明WC基超硬合金1〜10および表2に示さ
れる組成の比較WC基超硬合金1〜5を製造し、さらに
表2に示される温度で1時間、0.01Torr以下の
真空雰囲気中で焼結することにより表2に示される従来
WC基超硬合金1〜2を製造した。
力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を真空雰囲気
中、表1〜表2に示される温度で30分間、0.01T
orr以下の真空雰囲気中で焼結したのち、引き続いて
30分間、60kgf/cm2の圧力で加圧焼結するこ
とによりSinter/HIPを施し、表1に示される
組成の本発明WC基超硬合金1〜10および表2に示さ
れる組成の比較WC基超硬合金1〜5を製造し、さらに
表2に示される温度で1時間、0.01Torr以下の
真空雰囲気中で焼結することにより表2に示される従来
WC基超硬合金1〜2を製造した。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】これら本発明WC基超硬合金1〜10、比
較WC基超硬合金1〜5および従来WC基超硬合金1〜
2をダイヤモンド砥石で研削し、4mm×8mm×24
mmの寸法を有するJIS抗折力試験片を作製し、これ
ら試験片について、スパン間隔:20mmによる3点曲
げ抗折力を測定し、さらにロックウエルAスケール(H
RA)硬さを測定し、さらに、上記本発明WC基超硬合
金1〜10、比較WC基超硬合金1〜5および従来WC
基超硬合金1〜2の素地中のWC粒子の平均粒径および
最大粒径、並びに第3相粒子の最大粒径を走査型電子顕
微鏡(SEM)で観察測定し、それらの測定結果を表3
および表4に示した。
較WC基超硬合金1〜5および従来WC基超硬合金1〜
2をダイヤモンド砥石で研削し、4mm×8mm×24
mmの寸法を有するJIS抗折力試験片を作製し、これ
ら試験片について、スパン間隔:20mmによる3点曲
げ抗折力を測定し、さらにロックウエルAスケール(H
RA)硬さを測定し、さらに、上記本発明WC基超硬合
金1〜10、比較WC基超硬合金1〜5および従来WC
基超硬合金1〜2の素地中のWC粒子の平均粒径および
最大粒径、並びに第3相粒子の最大粒径を走査型電子顕
微鏡(SEM)で観察測定し、それらの測定結果を表3
および表4に示した。
【0016】
【表3】
【0017】
【表4】
【0018】表1〜表4に示された結果から、WCの平
均粒径が0.6μm以下でかつ最大粒径が3μm以下で
あり、さらに第3相の最大粒径が3μm以下である本発
明WC基超硬合金1〜10は、抗折力(靭性)が共に高
い値を示すに対し、この発明の条件を満たしていない比
較WC基超硬合金1〜5および従来WC基超硬合金1〜
2は抗折力(靭性)が低く、さらに本発明WC基超硬合
金2と比較WC基超硬合金1〜3および従来WC基超硬
合金1〜2を比較すると、共にCo含有量が12%であ
るが、本発明WC基超硬合金2の方が硬さ(耐摩耗性)
が高いことが分かる。
均粒径が0.6μm以下でかつ最大粒径が3μm以下で
あり、さらに第3相の最大粒径が3μm以下である本発
明WC基超硬合金1〜10は、抗折力(靭性)が共に高
い値を示すに対し、この発明の条件を満たしていない比
較WC基超硬合金1〜5および従来WC基超硬合金1〜
2は抗折力(靭性)が低く、さらに本発明WC基超硬合
金2と比較WC基超硬合金1〜3および従来WC基超硬
合金1〜2を比較すると、共にCo含有量が12%であ
るが、本発明WC基超硬合金2の方が硬さ(耐摩耗性)
が高いことが分かる。
【0019】実施例2 実施例1で製造した本発明WC基超硬合金2、比較WC
基超硬合金3および従来WC基超硬合金1から、直径:
6mmの2枚刃エンドミルを切り出し、本発明エンドミ
ル、比較エンドミルおよび従来エンドミルを作製し、こ
れらエンドミルを用い、 被削材:SKD11(HRC25) 切削速度:25m/min 切り込み深さ:10mm、 の条件で鋼の湿式切削試験を実施し、逃げ面摩耗幅:
0.3mmを寿命基準として寿命に至るまでの切削長を
求め、比較エンドミルの切削長に対する本発明エンドミ
ルおよび従来エンドミルの切削長の比率を算出し、切削
性能を評価した。これらの評価結果を表5に示す。
基超硬合金3および従来WC基超硬合金1から、直径:
6mmの2枚刃エンドミルを切り出し、本発明エンドミ
ル、比較エンドミルおよび従来エンドミルを作製し、こ
れらエンドミルを用い、 被削材:SKD11(HRC25) 切削速度:25m/min 切り込み深さ:10mm、 の条件で鋼の湿式切削試験を実施し、逃げ面摩耗幅:
0.3mmを寿命基準として寿命に至るまでの切削長を
求め、比較エンドミルの切削長に対する本発明エンドミ
ルおよび従来エンドミルの切削長の比率を算出し、切削
性能を評価した。これらの評価結果を表5に示す。
【0020】
【表5】 表5に示される結果から、本発明WC基超硬合金2で作
製した本発明エンドミルは、比較WC基超硬合金2で作
製した比較エンドミルおよび従来WC基超硬合金1で作
製した従来エンドミルに比較して優れた切削性能を示す
ことがわかる。
製した本発明エンドミルは、比較WC基超硬合金2で作
製した比較エンドミルおよび従来WC基超硬合金1で作
製した従来エンドミルに比較して優れた切削性能を示す
ことがわかる。
【0021】
【発明の効果】この発明のWC基超硬合金を素材とする
と、従来よりも優れた切削性能を有する切削工具を製造
することができ、産業の発展に大いに貢献し得るもので
ある。
と、従来よりも優れた切削性能を有する切削工具を製造
することができ、産業の発展に大いに貢献し得るもので
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 CoおよびNiのうちの1種または2
種:4〜40重量%を含有し、さらにV、Cr、Ta、
NbおよびTiのうちの1種または2種以上:0.1〜
5.0重量%を含有する組成を有し、平均粒度が0.6
μm以下でかつ最大粒径が3.0μm以下の炭化タング
ステン粒子が分散している炭化タングステン基超硬合金
の素地中に、 さらに最大粒径が3.0μm以下であるV、Cr、T
a、NbおよびTiのうちの1種の炭化物もしくは炭窒
化物粒子またはW、V、Cr、Ta、NbおよびTiの
うちの2種以上の炭化物もしくは炭窒化物の固溶体粒子
が分散している組織を有することを特徴とする炭化タン
グステン基超硬合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25719792A JPH0681072A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 炭化タングステン基超硬合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25719792A JPH0681072A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 炭化タングステン基超硬合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0681072A true JPH0681072A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=17303032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25719792A Pending JPH0681072A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 炭化タングステン基超硬合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0681072A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004190118A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Kyocera Corp | 超硬合金とその製造方法、並びにそれを用いた切削工具 |
| JP2004256861A (ja) * | 2003-02-25 | 2004-09-16 | Kyocera Corp | 超硬合金とその製造方法、並びにそれを用いた切削工具 |
| JP2004256862A (ja) * | 2003-02-25 | 2004-09-16 | Kyocera Corp | 超硬合金とその製造方法、並びにそれを用いた切削工具 |
| JP2004306216A (ja) * | 2003-04-09 | 2004-11-04 | Hitachi Tool Engineering Ltd | 被覆超硬エンドミル |
| KR20060122787A (ko) * | 2005-05-27 | 2006-11-30 | 산드빅 인터렉츄얼 프로퍼티 에이비 | 성능이 개선된 냉간성형 작업용 공구 |
| JP2007162067A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-28 | Hitachi Tool Engineering Ltd | 微小工具用微粒超硬合金とその製造方法 |
| JP2015164752A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-17 | 三菱マテリアル株式会社 | ダイヤモンド被覆超硬合金製切削工具 |
| CN109321802A (zh) * | 2018-10-30 | 2019-02-12 | 湖南工业大学 | 一种耐高温高耐磨性硬质合金及其制备方法 |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP25719792A patent/JPH0681072A/ja active Pending
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