JPH0681714U - ゴムモールドストレスコーンの成形金型 - Google Patents

ゴムモールドストレスコーンの成形金型

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JPH0681714U
JPH0681714U JP2361993U JP2361993U JPH0681714U JP H0681714 U JPH0681714 U JP H0681714U JP 2361993 U JP2361993 U JP 2361993U JP 2361993 U JP2361993 U JP 2361993U JP H0681714 U JPH0681714 U JP H0681714U
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rubber
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JP2361993U
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裕二 久保
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昭和電線電纜株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックライディングが防止され、かつテープ
巻回層間の接着強度および絶縁性能が向上したゴムモー
ルドストレスコーンを得るための成形金型を提供する。 【構成】 本考案の成形金型においては、上型1の上蓋
3との合わせ面に円形フィルム状の第1の流動ゴム流出
路11が、上型1内の上端部と連通するように設けら
れ、その先端部に円環状のゴム貯溜部12が凹設されて
いる。また上型1の下型2との合わせ面に、第1の流出
路11より薄い円形フィルム状の第2の流動ゴム流出路
15が、上型1内の下端部と連通するように設けられ、
その先端部に円環状のゴム貯溜部16が形成されてい
る。そして、絶縁ゴムテープ巻回層6の上半部a1 およ
び下半部a2 を構成するゴム材料が、それぞれ流動膨脹
して、第1および第2の流動ゴム流出路11、15を通
って溢出し、ゴム貯溜部12、16に溜まるように構成
されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ストレスリリーフコーン(ストレスコーン)の成形金型に係り、特 に22Kv〜275Kvのゴム、プラスチック絶縁ケーブルの接続部に挿嵌されるゴ ムモールドストレスコーンを成形するための金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CVケーブル(架橋ポリエチレン絶縁ケーブル)のようなゴム、プラス チック絶縁ケーブルの接続部(プレハブ形接続部)においては、寸法の縮小化、 作業の省力化および性能の安定化等の目的で、ゴム製のプレモールドストレスコ ーンを用いて絶縁処理を行っている。
【0003】 このゴムモールドストレスコーンは、中央円筒状部の両側にテーパー面(傾斜 面)が形成された紡錘状の絶縁補強体に、一方のテーパー面から前方へ円筒状に 突出する半導電ストレスコーン部が形成された形状および構造を有し、予め工場 で所定形状の成形金型を用い、以下に示すように成形されている。
【0004】 すなわち、この成形金型は、図2に示すように、ゴムモールドストレスコーン の絶縁補強体を成形する上型1と半導電ストレスコーン部を成形する下型2、こ れらの型体の上下にそれぞれ配置された上蓋3と下蓋4、および上型1と下型2 の中空内部(キャビティ内)に同心的に配置された中子5とから構成され、絶縁 ゴムテープの巻回層6と半導電ゴムテープの巻回層7とからなる紡錘状の巻装体 8を上型1と下型2の内部にそれぞれ収容し、加熱加硫して一体に成形するもの である。そしてこのような成形金型においては、直径3〜5mmでテーパー付きの ベントホール9を4〜8個が、それぞれ上型1内部の上端部に開口するように上 蓋3を貫通して設けられており、成形の際に加熱により流動し上型1内に溢れた ゴム材料が、これらのベントホール9を通って溢出し、上蓋1の外周に開口した ゴム貯溜部10に溜まるように構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのような成形金型においては、加熱加硫の際に絶縁ゴムテープ の巻回層6が、この巻回層の下部からのゴム材料の膨脹流出により動かされるた め、巻回層間の分子的な結合が損なわれる。そのため、巻回層間の接着強度が低 下し、巻回層に垂直な方向の電気的絶縁耐圧が低下するという問題があった。ゴ ム材料の膨脹流出の動きを、図中矢印で示す。
【0006】 また、ベントホール9の近傍でバックライディング(ゴムの亀裂)が発生する おそれがあった。
【0007】 本考案はこのような問題を解決するためになされたもので、ゴムモールドスト レスコーンの成形において、バックライディングの発生が防止され、かつテープ 巻回層間の接着強度が向上し絶縁性能が向上したゴムモールドストレスコーンを 得るための成形金型を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のゴムモールドストレスコーンの成形用金型は、絶縁ゴムテープの巻回 層と半導電ゴムテープの巻回層とから成る紡錘状の巻装体を内部に収容し、加熱 加硫により一体に成形するゴムモールドストレスコーンの成形用金型において、 2つのフィルム状の流動ゴム流出路を、内部に収容された前記絶縁ゴムテープの 巻回層の両端部にそれぞれ開口するように設けるとともに、これらの流出路の先 端部に、それぞれゴム貯溜部を設けてなることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案の成形金型においては、金型内部と連通し先端部にゴム貯溜部が形成さ れたフィルム状の流動ゴム流出路が、内部を囲むように周設され、かつこのよう な流出路が、絶縁ゴムテープ巻回層の先端部だけでなく、半導電ゴムテープの巻 回層に近い基端部にも開口するように設けられている。したがって、絶縁ゴムテ ープ巻回層全体を、それぞれの流出路に近い部分をブロックとして、2つのブロ ックに分けて考えることができ、各巻回層ブロックを構成するゴム材料が、成形 時の加熱で流動膨脹して、それぞれの流動ゴム流出路を通って溢出することにな る。そのため、それぞれのブロックの巻回層間は、他のブロックからの流動膨脹 圧力の影響で大きく動かされることがない。
【0010】 また、これらの流動ゴム流出路が薄いフィルム状を呈しているので、流出路内 に滞留し加硫されたゴム材料が、これらの通路を閉塞し金型内部を封止する。そ のため、金型内部の圧力が上昇して、テープ巻回層間が強固に密着され、この点 からも巻回層間の接着強度が高く、電気的耐圧の高いゴムモールドストレスコー ンが得られる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1は、本考案のゴムモールドストレスコーンの成形金型の一実施例を示す縦 断面図である。この図において、図2と同一の部分には同一の符号を付して説明 を省略する。
【0013】 実施例においては、図1に示すように、絶縁ゴムテープの巻回層6を収容する 上型1の上蓋3との合わせ面に、例えば厚さが 0.2〜 0.3mmで半径が10〜20mmの 円形フィルム状の第1の流動ゴム流出路11が、上型1内部の上端部と連通する ように設けられ、その先端部には、円環状の第1のゴム貯溜部12が凹設されて いる。なお、そして、特にゴム材料の溢出量が多い場合には、第1のゴム貯溜部 12の上方に、第2のゴム貯溜部13を上蓋3の上部に開口するように設け、垂 直通路14を介して第1のゴム貯溜部12と連通するように構成することが望ま しい。また上型1において、半導電ゴムテープの巻回層7を収容する下型2との 合わせ面には、例えば厚さが0.1〜0.2mmで半径が10〜15mmと、前記し た第1の流動ゴム流出路11よりさらに薄い円形フィルム状の第2の流動ゴム流 出路15が、上型1内部の下端部と連通するように設けられており、その先端部 には円環状の第3のゴム貯溜部16が形成されている。
【0014】 このような構造の実施例の成形金型によりゴムモールドストレスコーンを成形 する場合には、外側からの加熱による加硫の進行にしたがって、まず流動した、 絶縁ゴムテープの巻回層6の上半部a1 (先端部)を構成するゴム材料が、内部 からの膨脹により第1の流動ゴム流出路11を通って溢出し、第1のゴム貯溜部 12次いで第2のゴム貯溜部13に溜まる。そして、第1の流動ゴム流出路11 内に滞留したゴム材料が、加熱により加硫硬化してこの流出路11を閉塞する。 次に、絶縁ゴムテープ巻回層6の下半部a2 (基端部)の流動したゴム材料が、 第1の流動ゴム流出路11よりさらに薄い第2の流動ゴム流出路15を通って溢 出し、先端に形成された第3のゴム貯溜部16に溜まる。
【0015】 このように実施例によれば、絶縁ゴムテープ巻回層6の中間部を境界aとして 、上半部a1 と下半部a2 との2つの巻回層ブロックが構成され、各巻回層ブロ ックを構成するゴム材料が、成形時の加熱により矢印に示す方向に流動し、各ブ ロックの外周に向かって開口した第1の流動ゴム流出路11および第2の流動ゴ ム流出路15を通ってそれぞれ溢出するため、各ブロックを構成する巻回層間が 内部からの膨脹流出により受けるダメージが小さい。したがって、絶縁ゴムテー プ巻回層6間の接着強度が向上し、特に巻回層に垂直方向の絶縁耐圧が向上する 。 また、まず最初にゴム材料の流出が生じた第1の流動ゴム流出路11が、そ の内部に滞留したゴム材料の加硫硬化により閉塞されるので、金型の内部が封止 されて内部圧力が上昇し、巻回層間が強固に密着される。そのため、バックライ ディングの発生が抑えられる。
【0016】 なお、本考案の成形金型において、構成材料として特に限定はないが、アルミ ニウムにより構成した場合には、熱伝導性が良好であるので、成形および加硫に 要する時間を短縮することができるという利点がある。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の成形金型においては、絶縁ゴムテープの巻回層間 などの受けるダメージが低減されるため、巻回層間の接着強度が向上し電気的絶 縁性の高いゴムモールドストレスコーンが得られる。また、フィルム状の流動ゴ ム流出路内に滞留し加硫されたゴム材料がパッキンとなって、金型内圧を一定に 保持するため、巻回層間の密着性が増し耐圧の向上が図られるうえに、バックラ イディングの発生が抑えられる。
【0018】 このように本考案の成形金型によれば、ゴムモールドストレスコーンの品質が 向上し成形歩留りが大幅に改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のゴムモールドストレスコーンの成形金
型の一実施例を示す縦断面図。
【図2】従来からのゴムモールドストレスコーン成形金
型を示す縦断面図。
【符号の説明】 1………上型 2………下型 3………上蓋 4………下蓋 5………中子 6………絶縁ゴムテープの巻回層 7………半導電ゴムテープの巻回層 8………紡錘状の巻装体 9………ベントホール 10………ゴム貯溜部 11………第1のフィルム状流動ゴム流出路 12………第1のゴム貯溜部 13………第2のゴム貯溜部 14………垂直通路 15………第2のフィルム状流動ゴム流出路 16………第3のゴム貯溜部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ゴムテープの巻回層と半導電ゴムテ
    ープの巻回層とから成る紡錘状の巻装体を内部に収容
    し、加熱加硫により一体に成形するゴムモールドストレ
    スコーンの成形金型において、 2つのフィルム状の流動ゴム流出路を、内部に収容され
    た前記絶縁ゴムテープの巻回層の両端部にそれぞれ開口
    するように設けるとともに、これらの流出路の先端部
    に、それぞれゴム貯溜部を設けてなることを特徴とする
    ゴムモールドストレスコーンの成形金型。
JP1993023619U 1993-05-07 1993-05-07 ゴムモールドストレスコーンの成形金型 Expired - Lifetime JP2601434Y2 (ja)

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