JPH0682423A - 間接吸光度検出法によるキャピラリ電気泳動分析方法 - Google Patents
間接吸光度検出法によるキャピラリ電気泳動分析方法Info
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- JPH0682423A JPH0682423A JP4257370A JP25737092A JPH0682423A JP H0682423 A JPH0682423 A JP H0682423A JP 4257370 A JP4257370 A JP 4257370A JP 25737092 A JP25737092 A JP 25737092A JP H0682423 A JPH0682423 A JP H0682423A
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- ion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 試料イオン種間のピークの分離をよくし、検
出感度も高める。 【構成】 2成分のUV吸収体イオンをバックグラウン
ド電解質として用い、1つはピーク2の成分イオンに近
接し、他方はピーク5の成分イオンに近接している場合
(B)。ピーク2と5は対称形をなし、ピーク1と4は
わずかにフロンティングをもち、ピーク3と6はわずか
にテーリングをもつ。バックグラウンド電解質として3
成分のUV吸収体イオンを含み、それぞれの実効移動度
がピーク1の試料成分とピーク2の試料成分の間、ピー
ク3の試料成分とピーク4の試料成分の間、ピーク5の
試料成分とピーク6の試料成分の間にある場合(C)、
ピーク1〜6はそれぞれほぼ対称的な形状をなし、広い
移動度の範囲にわたってシャープなピークを得ることが
できる。
出感度も高める。 【構成】 2成分のUV吸収体イオンをバックグラウン
ド電解質として用い、1つはピーク2の成分イオンに近
接し、他方はピーク5の成分イオンに近接している場合
(B)。ピーク2と5は対称形をなし、ピーク1と4は
わずかにフロンティングをもち、ピーク3と6はわずか
にテーリングをもつ。バックグラウンド電解質として3
成分のUV吸収体イオンを含み、それぞれの実効移動度
がピーク1の試料成分とピーク2の試料成分の間、ピー
ク3の試料成分とピーク4の試料成分の間、ピーク5の
試料成分とピーク6の試料成分の間にある場合(C)、
ピーク1〜6はそれぞれほぼ対称的な形状をなし、広い
移動度の範囲にわたってシャープなピークを得ることが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキャピラリ電気泳動法に
よる分析方法に関し、特に間接吸光度検出法による分析
方法に関するものである。間接吸光度検出法は低分子量
イオンの分離分析に利用することができる。
よる分析方法に関し、特に間接吸光度検出法による分析
方法に関するものである。間接吸光度検出法は低分子量
イオンの分離分析に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】キャピラリ電気泳動装置、特にキャピラ
リゾーン電気泳動モードを用いた分析は、生体高分子分
析方法として盛んに利用されている。それに比べて無機
化合物イオンのような低分子量イオンの分析にはこれま
であまり利用されていなかった。その理由は、第1に低
分子量イオンの大部分は発色団をもたないので、吸収測
定や発蛍光性の点で検出に問題があるためであり、第2
に間接吸光度検出法によるときもキャリヤ電解質液のp
Hによらず、試料イオン種間で移動度が接近しているた
め分離に問題があるためである。
リゾーン電気泳動モードを用いた分析は、生体高分子分
析方法として盛んに利用されている。それに比べて無機
化合物イオンのような低分子量イオンの分析にはこれま
であまり利用されていなかった。その理由は、第1に低
分子量イオンの大部分は発色団をもたないので、吸収測
定や発蛍光性の点で検出に問題があるためであり、第2
に間接吸光度検出法によるときもキャリヤ電解質液のp
Hによらず、試料イオン種間で移動度が接近しているた
め分離に問題があるためである。
【0003】しかし、近年になってバックグラウンド電
解質のアニオンとしてモル吸光係数が大きく、実効移動
度が分析対象の試料イオン種に近いものを選んだ間接U
V検出によりアニオン、カチオン、糖質などが測定さ
れ、間接吸光度検出法によるキャピラリ電気泳動分析方
法は汎用性のある分析方法として有用であることが明ら
かになってきている(ヨーロッパ特許公開公報0442
315A1やJournal ofChromatography, 470 (1989) 2
99-308 などを参照)。
解質のアニオンとしてモル吸光係数が大きく、実効移動
度が分析対象の試料イオン種に近いものを選んだ間接U
V検出によりアニオン、カチオン、糖質などが測定さ
れ、間接吸光度検出法によるキャピラリ電気泳動分析方
法は汎用性のある分析方法として有用であることが明ら
かになってきている(ヨーロッパ特許公開公報0442
315A1やJournal ofChromatography, 470 (1989) 2
99-308 などを参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】間接吸光度検出法で
は、バックグラウンド電解質の実効移動度が試料イオン
の実効移動度と一致していないときは、試料成分の移動
分散によって試料ゾーンの濃度分布が非対称になり、得
られるピークがテーリングやフロンティングをもったり
することが起こる。図2(A)には従来の間接UV検出
法による検出ピークを概略的に示す。バックグラウンド
電解質として一種類のUV吸収体イオンが用いられ、そ
の実効移動度がピーク3の試料成分の移動度に近い場合
の例を表わしている。ピーク3は対照的な形状として得
られるが、実効移動度がバックグラウンド電解質の実効
移動度より大きい試料成分の場合、両者の差が大きくな
るほどピーク1のように進行方向への拡散による大きな
リーディングをもつピークとなり、逆に実効移動度がバ
ックグラウンド電解質の実効移動度より小さい試料成分
の場合、移動する時間が長く、ピーク6のようにゾーン
の長さも広がったテーリングをもつピークとなる。
は、バックグラウンド電解質の実効移動度が試料イオン
の実効移動度と一致していないときは、試料成分の移動
分散によって試料ゾーンの濃度分布が非対称になり、得
られるピークがテーリングやフロンティングをもったり
することが起こる。図2(A)には従来の間接UV検出
法による検出ピークを概略的に示す。バックグラウンド
電解質として一種類のUV吸収体イオンが用いられ、そ
の実効移動度がピーク3の試料成分の移動度に近い場合
の例を表わしている。ピーク3は対照的な形状として得
られるが、実効移動度がバックグラウンド電解質の実効
移動度より大きい試料成分の場合、両者の差が大きくな
るほどピーク1のように進行方向への拡散による大きな
リーディングをもつピークとなり、逆に実効移動度がバ
ックグラウンド電解質の実効移動度より小さい試料成分
の場合、移動する時間が長く、ピーク6のようにゾーン
の長さも広がったテーリングをもつピークとなる。
【0005】このように、バックグラウンド電解質の実
効移動度から離れた実効移動度をもつ試料イオンではテ
ーリングやフロンティングが起こる結果、当量イオン伝
導度の接近した試料イオン種間での分離が悪くなった
り、ピークが広がることによって高さが低くなり感度が
低くなる問題が生じる、そのため、分析対象に合わせて
バックグラウンド電解質の紫外線吸収体イオンを変える
必要があった。本発明は間接吸光度検出法を用いたキャ
ピラリ電気泳動分析方法において、当量イオン伝導度の
接近した試料イオン種間のピークの分離をよくし、検出
感度も高めることを目的とするものである。
効移動度から離れた実効移動度をもつ試料イオンではテ
ーリングやフロンティングが起こる結果、当量イオン伝
導度の接近した試料イオン種間での分離が悪くなった
り、ピークが広がることによって高さが低くなり感度が
低くなる問題が生じる、そのため、分析対象に合わせて
バックグラウンド電解質の紫外線吸収体イオンを変える
必要があった。本発明は間接吸光度検出法を用いたキャ
ピラリ電気泳動分析方法において、当量イオン伝導度の
接近した試料イオン種間のピークの分離をよくし、検出
感度も高めることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、バックグラ
ウンド電解質として複数の紫外線吸収体イオンを含み、
それらの紫外線吸収体イオンの実効移動度は互いに異な
り、かつそれらの実効移動度はそれぞれ試料中のいずれ
かの分析対象イオン種の実効移動度に近いものであるよ
うにする。
ウンド電解質として複数の紫外線吸収体イオンを含み、
それらの紫外線吸収体イオンの実効移動度は互いに異な
り、かつそれらの実効移動度はそれぞれ試料中のいずれ
かの分析対象イオン種の実効移動度に近いものであるよ
うにする。
【0007】キャリヤ電解質液としてはUV吸収体イオ
ンを主なバックグラウンド電解質とし、できるだけ低濃
度でモル吸光係数の大きいものを選択することが望まし
い。試料成分がバックグラウンド電解質を効率的に置換
することが感度を上げるうえで重要である。バックグラ
ウンド電解質のモル吸光係数が小さいときは、低濃度で
使用した場合にUV吸収体イオンによるピークが間接吸
収ピークと重なり、マスクすることがあるからである。
また、バックグラウンド電解質のイオン強度を上げすぎ
ると、ジュール熱にともないバックグラウンドのベース
ラインがドリフトすることがある。試料イオンとUV吸
収体イオンの実効移動度が接近しているときに、試料イ
オンゾーンの分散が小さくなり、ピークの非対称性も小
さくなって、最も高感度な測定が可能である。
ンを主なバックグラウンド電解質とし、できるだけ低濃
度でモル吸光係数の大きいものを選択することが望まし
い。試料成分がバックグラウンド電解質を効率的に置換
することが感度を上げるうえで重要である。バックグラ
ウンド電解質のモル吸光係数が小さいときは、低濃度で
使用した場合にUV吸収体イオンによるピークが間接吸
収ピークと重なり、マスクすることがあるからである。
また、バックグラウンド電解質のイオン強度を上げすぎ
ると、ジュール熱にともないバックグラウンドのベース
ラインがドリフトすることがある。試料イオンとUV吸
収体イオンの実効移動度が接近しているときに、試料イ
オンゾーンの分散が小さくなり、ピークの非対称性も小
さくなって、最も高感度な測定が可能である。
【0008】バックグラウンド電解質の具体例として
は、実効移動度の大きい順に並べると次のようにグルー
プ分けをすることができる。上にあるほど実効移動度が
大きく、下になるほど小さくなっている。 硝酸、亜硝酸、クロム酸、バナジン酸、 芳香族カルボン酸類(フタル酸、安息香酸、トリメシ
ン酸、p−ヒドロキシ安息香酸など) 芳香族スルホン酸類(ベンゼンスルホン酸、ナフタレ
ンスルホン酸、ベンゼンジスルホン酸など)やアルキル
スルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、 ニコチン酸、 ジエチルバルビタール酸 イミダゾール クレアチニンなどの塩基性UV吸収体 これらの2種以上を組み合わせて複合バックグラウンド
電解質として用いる。キャピラリは化学修飾したり、ト
リトンX−100などの添加剤を加えて浸透流を抑えた
条件にしたり、泳動時間を短かくするために浸透流の方
向を逆にするなどの処理を施してもよい。
は、実効移動度の大きい順に並べると次のようにグルー
プ分けをすることができる。上にあるほど実効移動度が
大きく、下になるほど小さくなっている。 硝酸、亜硝酸、クロム酸、バナジン酸、 芳香族カルボン酸類(フタル酸、安息香酸、トリメシ
ン酸、p−ヒドロキシ安息香酸など) 芳香族スルホン酸類(ベンゼンスルホン酸、ナフタレ
ンスルホン酸、ベンゼンジスルホン酸など)やアルキル
スルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、 ニコチン酸、 ジエチルバルビタール酸 イミダゾール クレアチニンなどの塩基性UV吸収体 これらの2種以上を組み合わせて複合バックグラウンド
電解質として用いる。キャピラリは化学修飾したり、ト
リトンX−100などの添加剤を加えて浸透流を抑えた
条件にしたり、泳動時間を短かくするために浸透流の方
向を逆にするなどの処理を施してもよい。
【0009】
【作用】図1(B)は2成分のUV吸収体イオンをバッ
クグラウンド電解質として用いた場合の例を示したもの
であり、その2成分のUV吸収体イオンの実効移動度の
1つはピーク2の成分イオンに近接し、他方はピーク5
の成分イオンに近接している。ピーク2と5は対称形を
なし、ピーク1と4はわずかにフロンティングをもち、
ピーク3と6はわずかにテーリングをもっている。
クグラウンド電解質として用いた場合の例を示したもの
であり、その2成分のUV吸収体イオンの実効移動度の
1つはピーク2の成分イオンに近接し、他方はピーク5
の成分イオンに近接している。ピーク2と5は対称形を
なし、ピーク1と4はわずかにフロンティングをもち、
ピーク3と6はわずかにテーリングをもっている。
【0010】図1(C)はバックグラウンド電解質とし
て3成分のUV吸収体イオンを含み、それぞれの実効移
動度がピーク1の試料成分とピーク2の試料成分の間、
ピーク3の試料成分とピーク4の試料成分の間、ピーク
5の試料成分とピーク6の試料成分の間にある。この場
合、ピーク1〜6はそれぞれほぼ対称的な形状をなし、
広い移動度の範囲にわたってシャープなピークを得るこ
とができる。
て3成分のUV吸収体イオンを含み、それぞれの実効移
動度がピーク1の試料成分とピーク2の試料成分の間、
ピーク3の試料成分とピーク4の試料成分の間、ピーク
5の試料成分とピーク6の試料成分の間にある。この場
合、ピーク1〜6はそれぞれほぼ対称的な形状をなし、
広い移動度の範囲にわたってシャープなピークを得るこ
とができる。
【0011】
【実施例】図2は本発明が適用されるキャピラリゾーン
電気泳動装置の一例を概略的に表わしたものである。キ
ャピラリ12は内径が50〜75μmのもので、電気泳
動を起こさせるときは、その一端がキャリヤ電解質液1
4に浸され、他端が他方のキャリヤ電解質液16に浸さ
れ、両キャリヤ電解質液間に高圧電源18により約30
KVまでの泳動電圧が印加される。泳動の終端側にはU
V検出器22が設けられており、キャピラリ12中を泳
動する紫外線吸収体のUV吸収が測定される。
電気泳動装置の一例を概略的に表わしたものである。キ
ャピラリ12は内径が50〜75μmのもので、電気泳
動を起こさせるときは、その一端がキャリヤ電解質液1
4に浸され、他端が他方のキャリヤ電解質液16に浸さ
れ、両キャリヤ電解質液間に高圧電源18により約30
KVまでの泳動電圧が印加される。泳動の終端側にはU
V検出器22が設けられており、キャピラリ12中を泳
動する紫外線吸収体のUV吸収が測定される。
【0012】図3にバルビタール−HClバッファとク
ロム酸ナトリウムとをバックグラウンド電解質として用
いたアニオン9成分の分離例を示す。分析条件は次の通
りである。 バックグラウンド電解質: 6mMバルビタール−HC
lバッファ及び2mMクロム酸ナトリウム 添加剤: 臭化テトラデシルトリメチルアンモニウム
(pH8.4) 試料注入: 30gf/cm2で3秒間加圧 泳動: −24KV/8μA キャピラリ: 内径75μm、泳動部の長さ40cm
(全長70cm) 検出波長: 240nm サンプル: Br-, NO2 -, NO3 -, N3 -,
CO3 2-,C3H7COO-, C4H9COO-, C5H11
COO-,(グルタミン酸)- この例ではバルビタールがCO3 2-、カルボン酸イオン
及びグルタミン酸イオンの間接UV検出を行ない、クロ
ム酸ナトリウムが移動度の大きいBr-,NO2 -, N
O3 -, N3 -の間接UV検出を支配している。
ロム酸ナトリウムとをバックグラウンド電解質として用
いたアニオン9成分の分離例を示す。分析条件は次の通
りである。 バックグラウンド電解質: 6mMバルビタール−HC
lバッファ及び2mMクロム酸ナトリウム 添加剤: 臭化テトラデシルトリメチルアンモニウム
(pH8.4) 試料注入: 30gf/cm2で3秒間加圧 泳動: −24KV/8μA キャピラリ: 内径75μm、泳動部の長さ40cm
(全長70cm) 検出波長: 240nm サンプル: Br-, NO2 -, NO3 -, N3 -,
CO3 2-,C3H7COO-, C4H9COO-, C5H11
COO-,(グルタミン酸)- この例ではバルビタールがCO3 2-、カルボン酸イオン
及びグルタミン酸イオンの間接UV検出を行ない、クロ
ム酸ナトリウムが移動度の大きいBr-,NO2 -, N
O3 -, N3 -の間接UV検出を支配している。
【0013】
【発明の効果】本発明ではバックグラウンド電解質とし
て様々な実効移動度をもつ紫外線吸収体イオンでそれぞ
れ試料中のいずれかの分析対象イオン種の実効移動度に
近いものを複数種組み合わせて用いるので、非対称ピー
クを生じることなく、任意の移動度をもつ領域のイオン
種を高感度に間接検出することができるようになる。
て様々な実効移動度をもつ紫外線吸収体イオンでそれぞ
れ試料中のいずれかの分析対象イオン種の実効移動度に
近いものを複数種組み合わせて用いるので、非対称ピー
クを生じることなく、任意の移動度をもつ領域のイオン
種を高感度に間接検出することができるようになる。
【図1】得られるピークを示す図であり、(A)は一種
類のUV吸収体イオンを含むバックグラウンド電解質を
用いた従来の方法によるもの、(B)と(C)はそれぞ
れ2種類と3種類のUV検出体イオンをバックグラウン
ド電解質に含む本発明によるピークを表わしたものであ
る。
類のUV吸収体イオンを含むバックグラウンド電解質を
用いた従来の方法によるもの、(B)と(C)はそれぞ
れ2種類と3種類のUV検出体イオンをバックグラウン
ド電解質に含む本発明によるピークを表わしたものであ
る。
【図2】本発明が適用されるキャピラリゾーン電気泳動
装置の一例を示す構成図である。
装置の一例を示す構成図である。
【図3】一実施例の分析例を示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】しかし、近年になってバックグラウンド電
解質イオンとしてモル吸光係数が大きく、実効移動度が
分析対象の試料イオン種に近いものを選んだ間接UV検
出によりアニオン、カチオン、糖質などが測定され、間
接吸光度検出法によるキャピラリ電気泳動分析方法は汎
用性のある分析方法として有用であることが明らかにな
ってきている(ヨーロッパ特許公開公報0442315
A1やJournal of Chromatography, 470 (1989) 299-30
8 などを参照)。
解質イオンとしてモル吸光係数が大きく、実効移動度が
分析対象の試料イオン種に近いものを選んだ間接UV検
出によりアニオン、カチオン、糖質などが測定され、間
接吸光度検出法によるキャピラリ電気泳動分析方法は汎
用性のある分析方法として有用であることが明らかにな
ってきている(ヨーロッパ特許公開公報0442315
A1やJournal of Chromatography, 470 (1989) 299-30
8 などを参照)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】このように、バックグラウンド電解質の実
効移動度から離れた実効移動度をもつ試料イオンではテ
ーリングやフロンティングが起こる結果、当量イオン伝
導度の接近した試料イオン種間での分離が悪くなった
り、ピークが広がることによって高さが低くなり感度が
低くなる問題が生じる、そのため、分析対象に合わせて
バックグラウンド電解質の紫外線吸収イオンを変える必
要があった。本発明は間接吸光度検出法を用いたキャピ
ラリ電気泳動分析方法において、移動度の離れているイ
オン種間のピーク形状を改善するとともに当量イオン伝
導度の接近した試料イオン種間のピークの分離をよく
し、検出感度も高めることを目的とするものである。
効移動度から離れた実効移動度をもつ試料イオンではテ
ーリングやフロンティングが起こる結果、当量イオン伝
導度の接近した試料イオン種間での分離が悪くなった
り、ピークが広がることによって高さが低くなり感度が
低くなる問題が生じる、そのため、分析対象に合わせて
バックグラウンド電解質の紫外線吸収イオンを変える必
要があった。本発明は間接吸光度検出法を用いたキャピ
ラリ電気泳動分析方法において、移動度の離れているイ
オン種間のピーク形状を改善するとともに当量イオン伝
導度の接近した試料イオン種間のピークの分離をよく
し、検出感度も高めることを目的とするものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、バックグラ
ウンド電解質として複数の紫外吸収イオンを含み、それ
らの紫外吸収イオンの実効移動度は互いに異なり、かつ
それらの実効移動度はそれぞれ試料中のいずれかの分析
対象イオン種の実効移動度に近いものであるようにす
る。
ウンド電解質として複数の紫外吸収イオンを含み、それ
らの紫外吸収イオンの実効移動度は互いに異なり、かつ
それらの実効移動度はそれぞれ試料中のいずれかの分析
対象イオン種の実効移動度に近いものであるようにす
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】UV吸収イオンを主なバックグラウンド電
解質とし、できるだけ低濃度でモル吸光係数の大きいも
のを選択することが望ましい。試料成分がバックグラウ
ンド電解質と効率的に置換することが感度を上げるうえ
で重要であり、バックグラウンド電解質のモル吸光係数
が小さいときは、低濃度で使用した場合にUV吸収イオ
ンによるピークが間接吸収ピークと重なり、マスクする
ことがあるからである。また、バックグラウンド電解質
のイオン強度を上げすぎると、ジュール熱にともない試
料ゾーンの広がりが起こったりバックグラウンドのベー
スラインがドリフトすることがある。試料イオンとUV
吸収イオンの実効移動度が接近しているときに、試料イ
オンゾーンの分散が小さくなり、ピークの非対称性も小
さくなって、最も高感度な測定が可能である。
解質とし、できるだけ低濃度でモル吸光係数の大きいも
のを選択することが望ましい。試料成分がバックグラウ
ンド電解質と効率的に置換することが感度を上げるうえ
で重要であり、バックグラウンド電解質のモル吸光係数
が小さいときは、低濃度で使用した場合にUV吸収イオ
ンによるピークが間接吸収ピークと重なり、マスクする
ことがあるからである。また、バックグラウンド電解質
のイオン強度を上げすぎると、ジュール熱にともない試
料ゾーンの広がりが起こったりバックグラウンドのベー
スラインがドリフトすることがある。試料イオンとUV
吸収イオンの実効移動度が接近しているときに、試料イ
オンゾーンの分散が小さくなり、ピークの非対称性も小
さくなって、最も高感度な測定が可能である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【作用】図1(B)は2成分のUV吸収イオンをバック
グラウンド電解質として用いた場合の例を示したもので
あり、その2成分のUV吸収イオンの実効移動度の1つ
はピーク2の成分イオンに近接し、他方はピーク5の成
分イオンに近接している。ピーク2と5は対称形をな
し、ピーク1と4はわずかにフロンティングをもち、ピ
ーク3と6はわずかにテーリングをもっている。
グラウンド電解質として用いた場合の例を示したもので
あり、その2成分のUV吸収イオンの実効移動度の1つ
はピーク2の成分イオンに近接し、他方はピーク5の成
分イオンに近接している。ピーク2と5は対称形をな
し、ピーク1と4はわずかにフロンティングをもち、ピ
ーク3と6はわずかにテーリングをもっている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図1(C)はバックグラウンド電解質とし
て3成分のUV吸収イオンを含み、それぞれの実効移動
度がピーク1の試料成分とピーク2の試料成分の間、ピ
ーク3の試料成分とピーク4の試料成分の間、ピーク5
の試料成分とピーク6の試料成分の間にある。この場
合、ピーク1〜6はそれぞれほぼ対称的な形状をなし、
広い移動度の範囲にわたってシャープなピークを得るこ
とができる。
て3成分のUV吸収イオンを含み、それぞれの実効移動
度がピーク1の試料成分とピーク2の試料成分の間、ピ
ーク3の試料成分とピーク4の試料成分の間、ピーク5
の試料成分とピーク6の試料成分の間にある。この場
合、ピーク1〜6はそれぞれほぼ対称的な形状をなし、
広い移動度の範囲にわたってシャープなピークを得るこ
とができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】図3にバルビタール−HClバッファとク
ロム酸ナトリウムとをバックグラウンド電解質として用
いたアニオン9成分の分離例を示す。分析条件は次の通
りである。 バックグラウンド電解質: 6mMバルビタール−HC
lバッファ及び2mMクロム酸ナトリウム、臭化テトラ
デシルトリメチルアンモニウム(pH8.4) 試料注入: 30gf/cm2で3秒間加圧 泳動: −24KV/8μA キャピラリ: 内径75μm、泳動部の長さ40cm
(全長70cm) 検出波長: 240nm サンプル: Br-, NO2 -, NO3 -, N3 -,
CO3 2-,C3H7COO-, C4H9COO-, C5H11
COO-,(グルタミン酸)- この例ではバルビタールがCO3 2-、カルボン酸イオン
及びグルタミン酸イオンの間接UV検出を行ない、クロ
ム酸ナトリウムが移動度の大きいBr-,NO2 -, N
O3 -, N3 -の間接UV検出を支配している。
ロム酸ナトリウムとをバックグラウンド電解質として用
いたアニオン9成分の分離例を示す。分析条件は次の通
りである。 バックグラウンド電解質: 6mMバルビタール−HC
lバッファ及び2mMクロム酸ナトリウム、臭化テトラ
デシルトリメチルアンモニウム(pH8.4) 試料注入: 30gf/cm2で3秒間加圧 泳動: −24KV/8μA キャピラリ: 内径75μm、泳動部の長さ40cm
(全長70cm) 検出波長: 240nm サンプル: Br-, NO2 -, NO3 -, N3 -,
CO3 2-,C3H7COO-, C4H9COO-, C5H11
COO-,(グルタミン酸)- この例ではバルビタールがCO3 2-、カルボン酸イオン
及びグルタミン酸イオンの間接UV検出を行ない、クロ
ム酸ナトリウムが移動度の大きいBr-,NO2 -, N
O3 -, N3 -の間接UV検出を支配している。
Claims (1)
- 【請求項1】 紫外吸収検出器を備えたキャピラリ電気
泳動装置を用い、キャリヤ電解質液に検出波長に吸収を
もつバックグラウンド電解質を含み、検出波長に吸収を
もたないか吸収の小さいイオンを測定する間接吸光度検
出法によるキャピラリ電気泳動分析方法において、前記
バックグラウンド電解質として複数の紫外線吸収体イオ
ンを含み、それらの紫外線吸収体イオンの実効移動度は
互いに異なり、かつそれらの実効移動度はそれぞれ試料
中のいずれかの分析対象イオン種の実効移動度に近いも
のであることを特徴とするキャピラリ電気泳動分析方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25737092A JP3170891B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 間接吸光度検出法によるキャピラリ電気泳動分析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25737092A JP3170891B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 間接吸光度検出法によるキャピラリ電気泳動分析方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0682423A true JPH0682423A (ja) | 1994-03-22 |
| JP3170891B2 JP3170891B2 (ja) | 2001-05-28 |
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ID=17305447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25737092A Expired - Fee Related JP3170891B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 間接吸光度検出法によるキャピラリ電気泳動分析方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3170891B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6953520B2 (en) | 1999-11-30 | 2005-10-11 | Electric Power Research Institute, Inc. | Capillary electrophoresis probes and method |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP25737092A patent/JP3170891B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6953520B2 (en) | 1999-11-30 | 2005-10-11 | Electric Power Research Institute, Inc. | Capillary electrophoresis probes and method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3170891B2 (ja) | 2001-05-28 |
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