JPH068244B2 - ブドウ用葉面散布剤 - Google Patents
ブドウ用葉面散布剤Info
- Publication number
- JPH068244B2 JPH068244B2 JP25621590A JP25621590A JPH068244B2 JP H068244 B2 JPH068244 B2 JP H068244B2 JP 25621590 A JP25621590 A JP 25621590A JP 25621590 A JP25621590 A JP 25621590A JP H068244 B2 JPH068244 B2 JP H068244B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- calcium
- boron
- grapes
- foliar spray
- flower
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はブドウ用葉面散布剤に関するもので、詳しく
は、ブドウの栽培に当って葉面に散布することにより、
受粉能力を高め、花振るい及び単為結果を予防し、その
結果、ブドウの着粒増加を図ることのできるブドウ用葉
面散布剤に関するものである。
は、ブドウの栽培に当って葉面に散布することにより、
受粉能力を高め、花振るい及び単為結果を予防し、その
結果、ブドウの着粒増加を図ることのできるブドウ用葉
面散布剤に関するものである。
[従来技術とその問題点] チッソの効きすぎとか、強剪定等による樹勢の強い場合
には花が咲いても結実しないことが多い。これを花振い
又は花流れといって、果樹栽培農家の悩みとなってい
る。これに対して施肥方法とか、剪定による花振い防止
に努力しているが、尚天候などに左右されるため農家の
悩みは絶えることがない。近時ブドウの場合化学薬剤に
よって植物生理を調整しようとする例もあるけれども、
本来は自然の状態において花振いを防止すべきである。
には花が咲いても結実しないことが多い。これを花振い
又は花流れといって、果樹栽培農家の悩みとなってい
る。これに対して施肥方法とか、剪定による花振い防止
に努力しているが、尚天候などに左右されるため農家の
悩みは絶えることがない。近時ブドウの場合化学薬剤に
よって植物生理を調整しようとする例もあるけれども、
本来は自然の状態において花振いを防止すべきである。
従来必須元素としてホウ素が花芽の分化、花粉の生成、
受粉作用にまで影響のあたえることが知られていて、肥
料として施用され土壌だけでなく葉面からも供給されて
いる。葉面からの場合薬害防止のため生石灰が加用され
ているが、これはホウ素の適量の判定が難しく、往々に
して薬害の発生があり危険視されている。また生石灰は
水に溶けないから栄養価値は期待されていない。
受粉作用にまで影響のあたえることが知られていて、肥
料として施用され土壌だけでなく葉面からも供給されて
いる。葉面からの場合薬害防止のため生石灰が加用され
ているが、これはホウ素の適量の判定が難しく、往々に
して薬害の発生があり危険視されている。また生石灰は
水に溶けないから栄養価値は期待されていない。
そこで従来より、この欠点を改善するため種々の肥効成
分又は植物成長剤が提案され実用化されているが、十分
に満足できるものは未だ見い出されていない。
分又は植物成長剤が提案され実用化されているが、十分
に満足できるものは未だ見い出されていない。
また、カルシウム不足を原因とする、例えば水分代謝不
全による裂果や縮果、マグネシウム、カリウムとカルシ
ウムとのバランスの欠如による新陳代謝不良などの生理
障害や、ホウ素不足を原因とする、例えばクロロシス、
水分代謝不全などの生理障害の防止に有効な肥料などが
求められていた。
全による裂果や縮果、マグネシウム、カリウムとカルシ
ウムとのバランスの欠如による新陳代謝不良などの生理
障害や、ホウ素不足を原因とする、例えばクロロシス、
水分代謝不全などの生理障害の防止に有効な肥料などが
求められていた。
[発明の課題と解決手段] 本発明者は上記実情に鑑み、ブドウの栽培時における花
振るい及び単為結果を栄養面から予防する方法並びにカ
ルシウム不足あるいはホウ素不足を原因とする生理障害
を防止する方法について鋭意検討した結果、特定の有機
酸カルシウムが新梢伸長を抑制する効果があり、また、
ホウ素化合物に花芽の分化、花粉管の生成及び受粉作用
を助ける働きがあり、花振るい及び単為結果を防止で
き、カルシウム不足あるいはホウ素不足を原因とする生
理障害を防止できることを見い出し、更に、この両成分
を一緒に葉面散布した場合には、両成分の吸収効率が良
いことを見い出し、本発明を完成するに至った。
振るい及び単為結果を栄養面から予防する方法並びにカ
ルシウム不足あるいはホウ素不足を原因とする生理障害
を防止する方法について鋭意検討した結果、特定の有機
酸カルシウムが新梢伸長を抑制する効果があり、また、
ホウ素化合物に花芽の分化、花粉管の生成及び受粉作用
を助ける働きがあり、花振るい及び単為結果を防止で
き、カルシウム不足あるいはホウ素不足を原因とする生
理障害を防止できることを見い出し、更に、この両成分
を一緒に葉面散布した場合には、両成分の吸収効率が良
いことを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨は、ギ酸カルシウムとホウ素化
合物とを有効成分として含有することを特徴とするブド
ウ用葉面散布剤に存する。
合物とを有効成分として含有することを特徴とするブド
ウ用葉面散布剤に存する。
以下、本発明の構成につき詳細に説明する。
本発明のブドウ用葉面散布剤において対象となるホウ素
化合物としては、例えば、ホウ酸、ホウ砂などの水溶性
ホウ素化合物が挙げられる。一方、これと併用するギ酸
カルシウムの溶解度(100g水・20℃)は、16.
6gであるので、本発明では両成分を均一に溶解した水
溶液として使用される。
化合物としては、例えば、ホウ酸、ホウ砂などの水溶性
ホウ素化合物が挙げられる。一方、これと併用するギ酸
カルシウムの溶解度(100g水・20℃)は、16.
6gであるので、本発明では両成分を均一に溶解した水
溶液として使用される。
通常ギ酸カルシウムは100倍(1%濃度)〜1000
倍(0.1%濃度)に希釈して用いられ、好ましくは3
00倍〜500倍に希釈される。またホウ素化合物は5
00倍(0.2%濃度)〜5000倍(0.02%濃
度)に希釈して用いられ、好ましくは2000倍〜40
00倍に希釈される。この両者を適宜混合して本発明散
布剤とされる。両者の混合割合は、希釈前のギ酸カルシ
ウムとホウ素化合物の重量に換算して8:1〜8:3が
適当である。
倍(0.1%濃度)に希釈して用いられ、好ましくは3
00倍〜500倍に希釈される。またホウ素化合物は5
00倍(0.2%濃度)〜5000倍(0.02%濃
度)に希釈して用いられ、好ましくは2000倍〜40
00倍に希釈される。この両者を適宜混合して本発明散
布剤とされる。両者の混合割合は、希釈前のギ酸カルシ
ウムとホウ素化合物の重量に換算して8:1〜8:3が
適当である。
ブドウに対する葉面散布剤の散布は、通常、成長段階に
応じて断続的に施用するのが好ましいが、特に、細胞分
裂の盛んな開花時期や結実初期に散布する必要がある。
なお、散布方法は常法に従って、例えば噴霧器、スプリ
ンクラーなどにより行なうことができる。
応じて断続的に施用するのが好ましいが、特に、細胞分
裂の盛んな開花時期や結実初期に散布する必要がある。
なお、散布方法は常法に従って、例えば噴霧器、スプリ
ンクラーなどにより行なうことができる。
本発明で対象とするブドウの種類は特に限定されるもの
ではなく、例えば、巨峰、デラウェアなどが代表的に挙
げられる。
ではなく、例えば、巨峰、デラウェアなどが代表的に挙
げられる。
[作用] ホウ素は花粉の生成受粉作用に大きな関係をもってい
る。ホウ素は細胞膜(この場合は花粉管壁)のペクチン
をつくる作用にかかわっているものと推定されている。
細胞の最外壁は中葉として、細胞膜の最初に出来る部分
であって、細胞と細胞を結びつける接合物と考えられ、
ほとんど純粋のペクチンで出来ている。これにカルシウ
ムが組込まれペクチン酸カルシウムとして細胞と細胞の
接合の役目をしている。ホウ素はペクチンを作るのに必
要であり、ペクチンにカルシウムが組込まれてペクチン
酸カルシウムとなって細胞と細胞の結合を強くしてい
る、といわれている。このようにホウ素とカルシウムは
切り離しては考えられない関係にあって、カルシウムが
欠乏すると中葉の形成が阻害されて新しい組織ができな
くなってしまう。
る。ホウ素は細胞膜(この場合は花粉管壁)のペクチン
をつくる作用にかかわっているものと推定されている。
細胞の最外壁は中葉として、細胞膜の最初に出来る部分
であって、細胞と細胞を結びつける接合物と考えられ、
ほとんど純粋のペクチンで出来ている。これにカルシウ
ムが組込まれペクチン酸カルシウムとして細胞と細胞の
接合の役目をしている。ホウ素はペクチンを作るのに必
要であり、ペクチンにカルシウムが組込まれてペクチン
酸カルシウムとなって細胞と細胞の結合を強くしてい
る、といわれている。このようにホウ素とカルシウムは
切り離しては考えられない関係にあって、カルシウムが
欠乏すると中葉の形成が阻害されて新しい組織ができな
くなってしまう。
また、カルシウムは、植物体内における新陳代謝、水分
代謝に深く関与しているといわれ、カルシウムが欠乏す
るとこれを原因とする生理障害を生じやすい。
代謝に深く関与しているといわれ、カルシウムが欠乏す
るとこれを原因とする生理障害を生じやすい。
ブドウをはじめとして、植物体内では各種の新陳代謝が
おこなわれているが、その際に各種の有機酸が生成され
る。このうちあるものは過剰に存在すると植物の正常な
生理作用を阻害するが、カルシウムはそれを中和する役
割を果たしていると考えられている。とくにこの作用は
新しい組織である根や芽の先端で強くおこなわれている
と想像されている。ところが、カルシウムは植物体内に
おいて移行しにくい性質であるため、水分代謝が不活発
であると、植物体の下部(根に近い部分)に蓄積され、
上部(幹、枝などの先端部)にまで充分に至らない場合
がある。
おこなわれているが、その際に各種の有機酸が生成され
る。このうちあるものは過剰に存在すると植物の正常な
生理作用を阻害するが、カルシウムはそれを中和する役
割を果たしていると考えられている。とくにこの作用は
新しい組織である根や芽の先端で強くおこなわれている
と想像されている。ところが、カルシウムは植物体内に
おいて移行しにくい性質であるため、水分代謝が不活発
であると、植物体の下部(根に近い部分)に蓄積され、
上部(幹、枝などの先端部)にまで充分に至らない場合
がある。
一方、ホウ素は、植物体内における炭水化物および蛋白
質の合成、水分代謝に深く関与しているといわれる。ま
た、前記のようにカルシウムの代謝にも関与している。
このため、カルシウムとともにホウ素を供給すると、カ
ルシウムの吸収、移行が効率よく行われる。
質の合成、水分代謝に深く関与しているといわれる。ま
た、前記のようにカルシウムの代謝にも関与している。
このため、カルシウムとともにホウ素を供給すると、カ
ルシウムの吸収、移行が効率よく行われる。
従ってホウ素とカルシウムを同時に葉面から供給するこ
とにより、相乗効果によって花振い及び単為結果防止並
びにカルシウムまたはホウ素の欠乏による生理障害防止
に役立つ。
とにより、相乗効果によって花振い及び単為結果防止並
びにカルシウムまたはホウ素の欠乏による生理障害防止
に役立つ。
[実施例] 次に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記述
に制約されるものではない。
本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記述
に制約されるものではない。
実施例1 ギ酸カルシウム825gとホウ酸175gを秤量混合し
て本発明散布剤とした。これを水で350倍に溶解希釈
して巨峰に対し、開花前15日より7日おきに、2回ス
プリンクラーにより葉面上に均一散布し栽培を行ない、
平均有核果数を求めたところ、第1図の写真の房とな
り、本実施例(ハイカルック区)の平均有核果数は32
個となり、対照区は21個となり、本実施例の効果が明
瞭に表われた。この時の果実中のカルシウム分、ホウ素
分の含有量を分析した結果をそれぞれ第1表及び第2表
に示す。
て本発明散布剤とした。これを水で350倍に溶解希釈
して巨峰に対し、開花前15日より7日おきに、2回ス
プリンクラーにより葉面上に均一散布し栽培を行ない、
平均有核果数を求めたところ、第1図の写真の房とな
り、本実施例(ハイカルック区)の平均有核果数は32
個となり、対照区は21個となり、本実施例の効果が明
瞭に表われた。この時の果実中のカルシウム分、ホウ素
分の含有量を分析した結果をそれぞれ第1表及び第2表
に示す。
[発明の効果] 本発明のフブドウ用葉面散布剤によれば、特定のカルシ
ウムとホウ素化合物とを併用したことにより、両者の植
物体内への吸収効率が高くなり、新梢伸長が抑制される
ばかりか、花芽の形成や花粉の生成を盛んにして着花、
結実が良好になるので、花振るい及び単為結果を防止で
き、ブドウの着粒増加を図ることができる。また、カル
シウムとホウ素の働きからみて、両者は不即不離の関係
にあって、どちらが欠けても植物生理が正常に行われな
くなるが、本発明のブドウ用葉面散布剤によれば、カル
シウムおよびホウ素が植物体に効率よく吸収されるた
め、これらの欠乏を原因とするブドウの生理障害を防止
できる。
ウムとホウ素化合物とを併用したことにより、両者の植
物体内への吸収効率が高くなり、新梢伸長が抑制される
ばかりか、花芽の形成や花粉の生成を盛んにして着花、
結実が良好になるので、花振るい及び単為結果を防止で
き、ブドウの着粒増加を図ることができる。また、カル
シウムとホウ素の働きからみて、両者は不即不離の関係
にあって、どちらが欠けても植物生理が正常に行われな
くなるが、本発明のブドウ用葉面散布剤によれば、カル
シウムおよびホウ素が植物体に効率よく吸収されるた
め、これらの欠乏を原因とするブドウの生理障害を防止
できる。
第1図は実施例における散布剤の施用効果を示すぶどう
の形態を示す写真である。
の形態を示す写真である。
Claims (1)
- 【請求項1】ギ酸カルシウムとホウ素化合物とを有効成
分として含有することを特徴とするブドウ用葉面散布
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25621590A JPH068244B2 (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | ブドウ用葉面散布剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25621590A JPH068244B2 (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | ブドウ用葉面散布剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04134007A JPH04134007A (ja) | 1992-05-07 |
| JPH068244B2 true JPH068244B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=17289532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25621590A Expired - Lifetime JPH068244B2 (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | ブドウ用葉面散布剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068244B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012140317A (ja) * | 2010-12-13 | 2012-07-26 | Koei Kagaku Kogyo Kk | 肥料 |
| JP2014223059A (ja) * | 2013-04-15 | 2014-12-04 | 晃栄化学工業株式会社 | 葉面散布剤 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004307359A (ja) * | 2003-04-02 | 2004-11-04 | Koei Kagaku Kogyo Kk | 植物の生育調節剤 |
| JP2013227278A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-11-07 | Koei Kagaku Kogyo Kk | 葉面散布剤 |
| US10766829B2 (en) | 2015-03-19 | 2020-09-08 | KOHJIN Life Sciences Co., Ltd. | Yeast extract having effect of promoting growth of plant and elongation of root and effect of improving added values of plant |
| CN112616404B (zh) * | 2020-12-03 | 2022-11-25 | 山东省葡萄研究院 | 一种葡萄补充硼、钙元素的叶面施用方法 |
-
1990
- 1990-09-25 JP JP25621590A patent/JPH068244B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012140317A (ja) * | 2010-12-13 | 2012-07-26 | Koei Kagaku Kogyo Kk | 肥料 |
| JP2014223059A (ja) * | 2013-04-15 | 2014-12-04 | 晃栄化学工業株式会社 | 葉面散布剤 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04134007A (ja) | 1992-05-07 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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