JPH068397U - 高所作業車の安全装置 - Google Patents
高所作業車の安全装置Info
- Publication number
- JPH068397U JPH068397U JP5344992U JP5344992U JPH068397U JP H068397 U JPH068397 U JP H068397U JP 5344992 U JP5344992 U JP 5344992U JP 5344992 U JP5344992 U JP 5344992U JP H068397 U JPH068397 U JP H068397U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高所作業車において、車体の安定を確保する
一方、作業台への搭載重量が少ない場合にはその分広い
範囲で作業台を移動させることができる安全装置を提供
する。 【構成】 安全装置20は、ブームの先端に取り付けら
れた作業台14に搭載された重量を検出する搭載重量検
出手段25と、この搭載重量検出手段25によって検出
された作業台14への搭載重量に応じて、車体の安定を
維持しつつ作業台14の移動が許容される許容作動範囲
を該範囲が最も広くなるように演算設定する許容範囲設
定手段26と、作業台14の位置が上記許容作動範囲を
超えたときに警報作動を行う警報手段28とを備えてい
る。
一方、作業台への搭載重量が少ない場合にはその分広い
範囲で作業台を移動させることができる安全装置を提供
する。 【構成】 安全装置20は、ブームの先端に取り付けら
れた作業台14に搭載された重量を検出する搭載重量検
出手段25と、この搭載重量検出手段25によって検出
された作業台14への搭載重量に応じて、車体の安定を
維持しつつ作業台14の移動が許容される許容作動範囲
を該範囲が最も広くなるように演算設定する許容範囲設
定手段26と、作業台14の位置が上記許容作動範囲を
超えたときに警報作動を行う警報手段28とを備えてい
る。
Description
【0001】
本考案は、高所作業車の車体の安定を維持するために用いられる安全装置に関 する。
【0002】
高所作業車の車体には、起伏・伸縮作動等が自在なブームが取り付けられ、こ のブームの先端には作業者搭乗用の作業台が取り付けられる。この作業台に搭乗 した作業者は、ブームの作動制御を通じて任意の高所に移動することができ、所 望の高所作業を行うことができる。
【0003】 ところで、このような高所作業車の車体には、ブームの重量や作業台への搭載 重量により、車体を転倒させる方向に負荷(以下、転倒負荷という)が作用する 。このため、高所作業車には、転倒負荷が、車体が安定した状態で支持できる最 大負荷(以下、許容負荷という)を超えて過負荷状態にならないように、ブーム の作動を規制する等の警報作動を行う安全装置が取り付けられる。なお、この安 全装置における具体的な過負荷判断方法としては、ブームの起伏角度や伸長量を 検出して作業台の位置を演算し、その位置が、作業台に最大重量を搭載した場合 において過負荷状態にならないよう予め算出設定された許容作動範囲を超えたか 否かにより行う。これにより、作業台に最大重量以下の重量を搭載している限り 、車体の安定は確保される。
【0004】
しかしながら、上記のように安全装置において設定される許容作動範囲が、上 述のように作業台に最大重量を搭載した場合に対応するものだけでは、それより も軽い重量を搭載して作業を行う場合に、実際には車体の安定度にまだ十分余裕 があるにもかかわらず警報作動が実行されてしまい、その結果、作業台を狭い範 囲でしか移動させることができないこととなるという問題がある。
【0005】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであり、車体の安定を確保す る一方、作業台への搭載重量が少ない場合にはその分広い範囲で作業台を移動さ せることができるようにした高所作業車の安全装置を提供することを目的として いる。
【0006】
上記の目的を達成するために、本考案の安全装置は、作業台に搭載された重量 を検出する搭載重量検出手段と、この搭載重量検出手段によって検出された作業 台への搭載重量に応じて、許容作動範囲を該範囲が最も広くなるように演算設定 する許容範囲設定手段とを備えている。
【0007】
このような安全装置では、搭載重量検出手段により検出された作業台の搭載重 量がその作業台の最大許容搭載重量よりも軽いときは、許容範囲設定手段により 最大許容搭載重量に対応する許容作動範囲よりも広い許容作動範囲が算出または 選択設定される。そして、安全装置は、こうして算出等された許容作動範囲に基 づいて警報作動を実行するので、車体の安定が確保される一方、車体の安定度に 必要以上の余裕を残した状態で作業台の移動が規制されるような事態は回避され る。
【0008】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。 まず、図1には、本考案に係る安全装置を備えた高所作業車10を示している 。この高所作業車10の車体11の後部には、車体11に対して水平旋回が自在 な旋回台12が取り付けられている。この旋回台12の上部には、テレスコープ 状に伸縮自在に構成されたブーム13が起伏自在に枢着されている。また、この ブーム13の先端には、作業台14が水平に取り付けられている。このため、こ の作業台14に搭乗した作業者は、旋回台12の旋回作動やブーム13の起伏・ 伸縮作動を通じて任意の高所に移動することができる。
【0009】 なお、このようにブーム13等を作動させると、車体11にはこれを転倒させ る方向に負荷(以下、転倒負荷という)が作用する。このため、車体11の側部 の前後左右の4箇所には、車体11の側方に向かって張り出し・引込み自在にジ ャッキ15が取り付けられている。各ジャッキ15は、車体11の側方に適宜張 り出された状態でその下端部を接地させることにより、転倒負荷に抗して車体1 1を支持することができる。
【0010】 しかし、ブーム13等の作動を無制限に許すと、転倒負荷が各ジャッキ15に より安定に支持可能な許容負荷を上回り、車体11が不安定になる場合が生ずる 。このため、本高所作業車10には、本考案に係る安全装置20を備えている。 図2に示すように、この安全装置20は、旋回センサ21,起伏センサ2
2, 伸長センサ23を有している。旋回センサ21は、図1に示すように、旋回台1 2回りに取り付けられており、旋回台12の車体11に対する旋回角度を検出す る。起伏センサ22は、ブーム13の基端部側面に取り付けられており、水平レ ベルに対するブーム13の起伏角度を検出する。さらに伸長センサ23は、ブー ム13の先端部近傍に取り付けられており、ブーム13の全縮状態からの伸長量 を検出する。これら各センサ21,22,23は、それぞれの検出量又は角度に 応じた検出信号(電気信号)を出力する。
2, 伸長センサ23を有している。旋回センサ21は、図1に示すように、旋回台1 2回りに取り付けられており、旋回台12の車体11に対する旋回角度を検出す る。起伏センサ22は、ブーム13の基端部側面に取り付けられており、水平レ ベルに対するブーム13の起伏角度を検出する。さらに伸長センサ23は、ブー ム13の先端部近傍に取り付けられており、ブーム13の全縮状態からの伸長量 を検出する。これら各センサ21,22,23は、それぞれの検出量又は角度に 応じた検出信号(電気信号)を出力する。
【0011】 また、この安全装置20は、張幅センサ24を有している。この張幅センサ2 4は、図1に示すように、ジャッキ15ごとに取り付けられており、各ジャッキ 15の車体11からの張出し量(張幅)を検出して、検出量に応じた検出信号を 出力する。
【0012】 さらに、この安全装置20は、図2に示すように、作業台14の近傍に取り付 けられた搭載重量検出器25を有している。ここで、同図を用いて作業台14の ブーム13の先端に対する取付構造について説明する。その取付構造は、ブーム 13(ここでは図示せず)の先端に垂直に保持された支持枠13aと、作業台1 4に一体的に取り付けられるとともに、支持枠13aに上下にスライド移動自在 に取り付けられたスライド枠13bとから構成されている。スライド枠13bの 下端部と支持枠13aの下端部間には、2本のスプリング13c,13cが取り 付けられており、スライド枠13bを支持枠13aに対して上方に付勢している 。このため、作業台14に何ら搭載しないときは、スライド枠13bは支持枠1 3aの上部位置に保持される。一方、作業台14に作業者が搭乗したり工具類が 搭載されたりして作業台14全体の重量が増加すると、作業台14はスライド枠 13bとともにスプリング13c,13cの付勢力に抗してその搭載重量の大き さに応じた距離だけ下方に移動する。
【0013】 また、支持枠13aの下端部中央には、上記搭載重量検出器25が取り付けら れている。この搭載重量検出器25は、近接スイッチ(磁気スイッチ)からなり 、上記のようにしてスライド枠13bが下方に移動した場合において、そのスラ イド枠13bの下端部が一定距離以上搭載重量検出器25の上部に接近すると、 検出信号を出力する。このため、スプリング13c,13cの付勢力とこの搭載 重量検出器25の感度とを適宜調整することにより、作業台14の搭載重量が所 定重量以上あるか否かを検出することができる。
【0014】 また、この安全装置20は、許容範囲設定器26,演算比較器27および警報 コントローラ28をも備えている。 許容範囲設定器26は、2種類の許容作動範囲データを記憶している。ここで 、許容作動範囲とは、転倒負荷が許容負荷に一致するときの作業台14の到達範 囲を示すものである。上記2種類の許容作動範囲データのうち一つは、作業台1 4に最大許容重量を搭載した場合に対応するもの(以下、全搭載時許容範囲とい う)であり、もう一つは、作業台14に上記所定重量(例えば、最大許容重量の 半分の重量)を搭載した場合に対応するもの(以下、半搭載時許容範囲という) である。これらを簡略化して図示すると図3のようになる。この図から分かるよ うに、半搭載時許容範囲S1は、作業台14への搭載重量が軽い分、全搭載時許 容範囲S2よりも車体11から遠い位置まで広がっている。
【0015】 そして、許容範囲設定器26は、搭載重量検出器25からの検出信号が未入力 であるときは半搭載時許容範囲S1のデータを選択して読み出す。一方、搭載重 量検出器25からの検出信号が入力されたときは全搭載時許容範囲S2のデータ を選択して読み出す。さらに、許容範囲設定器26は、張幅センサ24からの検 出信号に基づいて、読み出した許容作動範囲のデータを補正し、演算比較器27 に入力するための真許容作動範囲を算出設定する。例えば、張幅センサ24から の検出信号がジャッキ15が最大に張り出されていることを示しているときは、 読み出した許容作動範囲の100%の範囲をもって真許容作動範囲とし、ジャッ キ15が半分しか張り出していないときは、読み出した許容作動範囲の50%の 範囲をもって真許容作動範囲とする。
【0016】 演算比較器27は、前述の旋回センサ21,起伏センサ22および伸長センサ 23からの検出信号に基づいて作業台14の位置を算出する。そして、算出され た作業台14の位置が、許容範囲設定器26において設定された真許容作動範囲 内にあるか否かを判定する。真許容作動範囲内にあると判定したときは、さらに 車体11から遠ざかる方向への作業台14の移動を許容する。その一方、真許容 作動範囲外に位置すると判定したときは、警報信号を出力する。 警報コントローラ28はその警報信号を受けると、ブザー音を発生したり、ブ ーム13等の作動(それ以上、作業台14が真許容作動範囲から遠ざかる方向へ の作動のみ)を規制したりする。これにより、車体11の安定は確実に維持され る。
【0017】 このように構成された安全装置20によれば、作業台14に最大許容重量の半 分未満の重量しか搭載していないときは、ジャッキ15の張幅が同じであれば、 全搭載時許容範囲S2に基づいて設定される場合よりも広い範囲で作業台14を 移動させることができる。このため、従来のように作業台14への搭載重量の大 きさにかかわらず全搭載時許容範囲でしか移動できなかった場合に比べ、高所作 業の効率を向上させることができる。
【0018】 なお、上記実施例では、作業台14への搭載重量を軽重2段階にのみ分けて検 出したが、さらに細かい段階に分けて検出するようにして、各段階ごとに異なる 許容作動範囲が設定されるようにしても良い。このようにすれば、より実際の搭 載重量に即した警報作動制御を行うことができ、実際に車体11に作用する転倒 負荷の大きさを検出して警報作動制御を行うモーメントリミッタに近づくことが できる。
【0019】
以上のように本考案の安全装置では、作業台への搭載重量に応じて、車体の安 定を維持しながら作業台を移動させることができる最大範囲(許容作動範囲)が 設定され、作業台の位置がその許容作動範囲を超えたときにのみ警報作動が実行 される。このため、本安全装置を用いれば、作業台への搭載重量が大きなときに は車体の安定を確保できる一方、搭載重量が軽いときには、車体の安定度に必要 以上に余裕のある段階で警報作動が実行されることによって作業台の移動が妨げ られることを防止することができる。したがって、特に、作業台への搭載重量が 軽い場合における作業効率を向上させることができる。
【図1】本考案に係る安全装置を備えた高所作業車の斜
視図である。
視図である。
【図2】上記安全装置の構成図である。
【図3】上記安全装置の作動説明図である。
10 高所作業車 13 ブーム 14 作業台 20 安全装置 25 搭載重量検出器 S1 半搭載時許容範囲 S2 全搭載時許容範囲
Claims (1)
- 【請求項1】 車体上に起伏・伸縮作動が自在なブーム
を備え、このブームの先端に作業台を備えてなる高所作
業車において、前記ブームの作動により移動した前記作
業台の位置が前記車体の安定を維持するために設定され
た許容作動範囲を超えないように警報作動を行う高所作
業車の安全装置であって、 前記作業台に搭載された重量を検出する搭載重量検出手
段と、 この搭載重量検出手段によって検出された前記作業台へ
の搭載重量に応じて、前記許容作動範囲を該範囲が最も
広くなるように演算設定する許容範囲設定手段とを備え
ていることを特徴とする高所作業車の安全装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5344992U JPH068397U (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 高所作業車の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5344992U JPH068397U (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 高所作業車の安全装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH068397U true JPH068397U (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=12943168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5344992U Pending JPH068397U (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 高所作業車の安全装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068397U (ja) |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP5344992U patent/JPH068397U/ja active Pending
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