JPH0684028A - 書換え可能な多色印字カード - Google Patents
書換え可能な多色印字カードInfo
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- JPH0684028A JPH0684028A JP4235593A JP23559392A JPH0684028A JP H0684028 A JPH0684028 A JP H0684028A JP 4235593 A JP4235593 A JP 4235593A JP 23559392 A JP23559392 A JP 23559392A JP H0684028 A JPH0684028 A JP H0684028A
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- heat
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 表示を維持するためのエネルギーが不要であ
り、また塗布法による量産が可能な実用的で低コストの
書換え可能な多色印字カードを提供する。 【構成】 基体1上に設けた各々異なる色調の複数の透
光性有色層2,4と、温度により可逆的に透明度が変化
する複数の感熱層3,5からなり、感熱層3,5は各々
の消去温度T1 ,T3 と発色温度T2 ,T4 の帯域が重
複せず、且つ基体1に近い下層ほど消去温度を低く設定
し、基体1上に透光性有色層2,4と感熱層3,5を交
互に積層してカード化する。
り、また塗布法による量産が可能な実用的で低コストの
書換え可能な多色印字カードを提供する。 【構成】 基体1上に設けた各々異なる色調の複数の透
光性有色層2,4と、温度により可逆的に透明度が変化
する複数の感熱層3,5からなり、感熱層3,5は各々
の消去温度T1 ,T3 と発色温度T2 ,T4 の帯域が重
複せず、且つ基体1に近い下層ほど消去温度を低く設定
し、基体1上に透光性有色層2,4と感熱層3,5を交
互に積層してカード化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字カード、特に書換
え可能な多色印字カードに関する。
え可能な多色印字カードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気カード等の分野において、現
金前払い式のプリペイドカードや、タイムカードに相当
する出退勤管理用カード、及びメッセージカード等が広
く用いられており、これらのカードでは、日時や利用金
額、文章や図柄等をカード本体に印字することが求めら
れている。また、これらのカードの従来の印字方式とし
ては、インクリボンによる転写方式やロイコ染料による
感熱発色方式、及び金属蒸着膜の破壊方式等が知られて
いる。
金前払い式のプリペイドカードや、タイムカードに相当
する出退勤管理用カード、及びメッセージカード等が広
く用いられており、これらのカードでは、日時や利用金
額、文章や図柄等をカード本体に印字することが求めら
れている。また、これらのカードの従来の印字方式とし
ては、インクリボンによる転写方式やロイコ染料による
感熱発色方式、及び金属蒸着膜の破壊方式等が知られて
いる。
【0003】一方、フォトクロミックやサーモクロミッ
クと呼ばれる、光や熱により発色や消去を繰り返す物質
があり、このサーモクロミック材の一種には、温度によ
り白濁(発色)と透明(消去)とに繰り返し変化する樹
脂乃至有機低分子系材料(特開昭58−191190号
公報、特開昭60−193691号公報)がある。
クと呼ばれる、光や熱により発色や消去を繰り返す物質
があり、このサーモクロミック材の一種には、温度によ
り白濁(発色)と透明(消去)とに繰り返し変化する樹
脂乃至有機低分子系材料(特開昭58−191190号
公報、特開昭60−193691号公報)がある。
【0004】これらの素材は、その書換え可能な特徴を
活かして、記録媒体や表示素子等への応用を目的とした
研究開発が進められている。
活かして、記録媒体や表示素子等への応用を目的とした
研究開発が進められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
転写方式や感熱発色方式、及び金属蒸着膜の破壊方式等
の印字方式では、その殆どが背景色と印字色の2色のコ
ントラストによる表示であり、また、一度印字した個所
には、再度印字できないため、印字面積が限られるカー
ドにおいては文字の大きさや表示内容が限定される不具
合があった。
転写方式や感熱発色方式、及び金属蒸着膜の破壊方式等
の印字方式では、その殆どが背景色と印字色の2色のコ
ントラストによる表示であり、また、一度印字した個所
には、再度印字できないため、印字面積が限られるカー
ドにおいては文字の大きさや表示内容が限定される不具
合があった。
【0006】また、フォトクロミックやサーモクロミッ
クを用いた表示は、その表示内容の書換えが可能であ
り、その素材によっては3色程度の文字・図形等を表示
できるが、その表示を維持するために何らかのエネルギ
ーを必要としたり、その表示部がカード形態を取り得な
かったり、また、極めて高価なため一般に普及し難い等
の問題があった。
クを用いた表示は、その表示内容の書換えが可能であ
り、その素材によっては3色程度の文字・図形等を表示
できるが、その表示を維持するために何らかのエネルギ
ーを必要としたり、その表示部がカード形態を取り得な
かったり、また、極めて高価なため一般に普及し難い等
の問題があった。
【0007】一方、図3に示すように、樹脂乃至有機分
子系材料を用いて、基体7上に、反射層または有色層8
と、感熱層9及び保護層10を積層して構成した従来の
書換え可能な印字カードでは、その表示を維持するため
のエネルギーが不要であり、また塗布法による量産が可
能なため、そのカード化が容易で安価であるという特徴
を有している。
子系材料を用いて、基体7上に、反射層または有色層8
と、感熱層9及び保護層10を積層して構成した従来の
書換え可能な印字カードでは、その表示を維持するため
のエネルギーが不要であり、また塗布法による量産が可
能なため、そのカード化が容易で安価であるという特徴
を有している。
【0008】しかしながら、この従来の書換え可能な印
字カードは、図2からも明らかなように、その表示が白
濁(発色)と透明(消去)との2色表示に限られるた
め、その用途が自ずと限定される問題がある。
字カードは、図2からも明らかなように、その表示が白
濁(発色)と透明(消去)との2色表示に限られるた
め、その用途が自ずと限定される問題がある。
【0009】なお、この樹脂乃至有機分子系材料による
多色表示の提案(特開昭64−26493号公報、特開
昭64−78880号公報)も為されているが、その実
用的な印字装置の問題や位置決め精度の点から、そのカ
ード化は困難であった。
多色表示の提案(特開昭64−26493号公報、特開
昭64−78880号公報)も為されているが、その実
用的な印字装置の問題や位置決め精度の点から、そのカ
ード化は困難であった。
【0010】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、上記従来技術の課題を解決した
実用的で低コストの書換え可能な多色印字カードを提供
することにある。
であって、その目的は、上記従来技術の課題を解決した
実用的で低コストの書換え可能な多色印字カードを提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、基体上に設けられた各々異なる色調の
複数の透光性有色層と、温度により可逆的に透明度が変
化する複数の感熱層からなり、これらの感熱層は各々の
消去温度と発色温度の帯域が重複せず、且つ基体に近い
下層ほど消去温度を低く設定し、基体上に上記透光性有
色層と上記感熱層を交互に積層した構成とする。
解決するために、基体上に設けられた各々異なる色調の
複数の透光性有色層と、温度により可逆的に透明度が変
化する複数の感熱層からなり、これらの感熱層は各々の
消去温度と発色温度の帯域が重複せず、且つ基体に近い
下層ほど消去温度を低く設定し、基体上に上記透光性有
色層と上記感熱層を交互に積層した構成とする。
【0012】また、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、消去温度の高い順に上記感熱層の加熱消去を繰返
した後、加熱温度を制御して特定の感熱層を発色させる
ことにより、複数色を組み合わせた書換え可能な文字・
図形等の情報を表示する構成とする。
めに、消去温度の高い順に上記感熱層の加熱消去を繰返
した後、加熱温度を制御して特定の感熱層を発色させる
ことにより、複数色を組み合わせた書換え可能な文字・
図形等の情報を表示する構成とする。
【0013】
【作用】本発明による多色印字カードでは、上記複数の
感熱層を全て消去した場合に、全ての透光性有色層の色
を合成した色調の背景色が得られる。また、本発明によ
る多色印字カードの構成では、基体に近い下層の感熱層
ほど、その消去温度が低く設定されているので、その印
字温度を高めていくと、下層の感熱層から順に発色(白
濁化)し、発色した感熱層の下層にある透光性有色層が
光学的に遮断されて、発色した感熱層より上層に位置す
る透光性有色層の色を合成した色調の文字等が得られ
る。
感熱層を全て消去した場合に、全ての透光性有色層の色
を合成した色調の背景色が得られる。また、本発明によ
る多色印字カードの構成では、基体に近い下層の感熱層
ほど、その消去温度が低く設定されているので、その印
字温度を高めていくと、下層の感熱層から順に発色(白
濁化)し、発色した感熱層の下層にある透光性有色層が
光学的に遮断されて、発色した感熱層より上層に位置す
る透光性有色層の色を合成した色調の文字等が得られ
る。
【0014】更に、本発明による多色印字カードでは、
特定の感熱層を発色させる温度でカード印字面の一部ま
たは全部を加熱した後、この発色温度と異なる温度で印
字することにより、背景色と印字色とが種々に組合わさ
れて表示される。また、本発明による多色印字カードの
最上層が感熱層の場合には、この最上層の感熱層を発色
させることによって、白色の文字等が得られる。
特定の感熱層を発色させる温度でカード印字面の一部ま
たは全部を加熱した後、この発色温度と異なる温度で印
字することにより、背景色と印字色とが種々に組合わさ
れて表示される。また、本発明による多色印字カードの
最上層が感熱層の場合には、この最上層の感熱層を発色
させることによって、白色の文字等が得られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図によって詳細に説
明する。但し、本実施例の記述から明らかに想起し得る
範囲の構成および作用等については、説明の煩雑化を避
ける上から、その図示並びに説明を省略、もしくは簡略
化する。
明する。但し、本実施例の記述から明らかに想起し得る
範囲の構成および作用等については、説明の煩雑化を避
ける上から、その図示並びに説明を省略、もしくは簡略
化する。
【0016】本発明の書換え可能な多色印字カードのう
ち、3色の表示が可能な一実施例の構成を図1に示す。
図1において、基体1上には、有色層2、感熱層3、透
光性有色層4、感熱層5、保護層6が、それぞれ順に積
層して形成されている。
ち、3色の表示が可能な一実施例の構成を図1に示す。
図1において、基体1上には、有色層2、感熱層3、透
光性有色層4、感熱層5、保護層6が、それぞれ順に積
層して形成されている。
【0017】ここで、白色のポリエチレンテレフタレー
ト(PET)等の不透明体で基体1を形成した場合に
は、この基体1上の最下層に位置する有色層2は、透光
性有色層もしくは不透明有色層の何れであってもよい。
また、各感熱層3,5は、各々の消去温度と発色温度の
帯域が重複せず、且つ基体1に近い下層(図示の例では
感熱層3)ほどその消去温度が低く設定されている。そ
こで、以下、この消去温度の低い感熱層3を低温感熱
層、消去温度の高い感熱層5を高温感熱層と呼称して区
別する。
ト(PET)等の不透明体で基体1を形成した場合に
は、この基体1上の最下層に位置する有色層2は、透光
性有色層もしくは不透明有色層の何れであってもよい。
また、各感熱層3,5は、各々の消去温度と発色温度の
帯域が重複せず、且つ基体1に近い下層(図示の例では
感熱層3)ほどその消去温度が低く設定されている。そ
こで、以下、この消去温度の低い感熱層3を低温感熱
層、消去温度の高い感熱層5を高温感熱層と呼称して区
別する。
【0018】図2に、図1に示す多色印字カードに使用
した低温感熱層3及び高温感熱層5の発消色特性を示
す。図2では、発色(白濁)状態から徐々に昇温したと
きの、低温感熱層3の可視透過率Aを実線で、高温感熱
層5の可視透過率Bを破線で表している。
した低温感熱層3及び高温感熱層5の発消色特性を示
す。図2では、発色(白濁)状態から徐々に昇温したと
きの、低温感熱層3の可視透過率Aを実線で、高温感熱
層5の可視透過率Bを破線で表している。
【0019】また、図2において、温度T1 は低温感熱
層3の消去(透明化)温度、温度T2 は低温感熱層3の
発色(白濁)温度、温度T3 は高温感熱層5の消去(透
明化)温度、温度T4 は高温感熱層5の発色(白濁)温
度である。
層3の消去(透明化)温度、温度T2 は低温感熱層3の
発色(白濁)温度、温度T3 は高温感熱層5の消去(透
明化)温度、温度T4 は高温感熱層5の発色(白濁)温
度である。
【0020】上述のように構成された本実施例の多色印
字カードへの文字等の表示は次のようにして行なわれ
る。先ず、サーマルヘッドや加熱したローラ等を用い
て、図1に示した多色印字カードの高温感熱層5を消去
温度T3 に加熱して、この高温感熱層5を消去(透明
化)する。
字カードへの文字等の表示は次のようにして行なわれ
る。先ず、サーマルヘッドや加熱したローラ等を用い
て、図1に示した多色印字カードの高温感熱層5を消去
温度T3 に加熱して、この高温感熱層5を消去(透明
化)する。
【0021】このとき、この消去温度T3 により低温感
熱層3が発色(白濁化)するが、この低温感熱層3は、
次に上述と同様にして低温感熱層3が消去温度T1 に加
熱されることによって、消去(透明化)される。この時
点で、この多色印字カード上には、有色層2と透光性有
色層4とを合成した色調の背景色が得られる。
熱層3が発色(白濁化)するが、この低温感熱層3は、
次に上述と同様にして低温感熱層3が消去温度T1 に加
熱されることによって、消去(透明化)される。この時
点で、この多色印字カード上には、有色層2と透光性有
色層4とを合成した色調の背景色が得られる。
【0022】この後、サーマルヘッドを用いて、この多
色印字カードを発色温度T2 で印字することにより、低
温感熱層3が不透明になることによって有色層2が遮光
されて、透光性有色層4の色調の文字等が得られ、ま
た、この多色印字カードを発色温度T4 で印字すること
により、低温感熱層3及び高温感熱層5が共に不透明に
なることによって有色層2及び透光性有色層4が共に遮
光されて、白濁化した高温感熱層5による白色の文字等
が得られる。
色印字カードを発色温度T2 で印字することにより、低
温感熱層3が不透明になることによって有色層2が遮光
されて、透光性有色層4の色調の文字等が得られ、ま
た、この多色印字カードを発色温度T4 で印字すること
により、低温感熱層3及び高温感熱層5が共に不透明に
なることによって有色層2及び透光性有色層4が共に遮
光されて、白濁化した高温感熱層5による白色の文字等
が得られる。
【0023】更に、発色温度T2 または発色温度T
4 で、この多色印字カードのカード面の一部または全部
を予め加熱した後、発熱温度が消去温度T1 または消去
温度T3に設定されたサーマルヘッドで、低温感熱層3
及び高温感熱層5を部分的に消去(透明化)することに
より、これらの低温感熱層3及び高温感熱層5と有色層
2及び透光性有色層4とのそれぞれの色(図示の例では
3色)を種々に組み合わせて表示することができる。
4 で、この多色印字カードのカード面の一部または全部
を予め加熱した後、発熱温度が消去温度T1 または消去
温度T3に設定されたサーマルヘッドで、低温感熱層3
及び高温感熱層5を部分的に消去(透明化)することに
より、これらの低温感熱層3及び高温感熱層5と有色層
2及び透光性有色層4とのそれぞれの色(図示の例では
3色)を種々に組み合わせて表示することができる。
【0024】従って、本実施例によれば、図1におい
て、例えば、有色層2を黄色とし、透光性有色層4を青
色とした場合、1.青文字/緑地、2.白文字/緑地、
3.白文字/青地、4.青文字/白地、5.緑文字/白
地、の組み合わせの表示が可能となる。
て、例えば、有色層2を黄色とし、透光性有色層4を青
色とした場合、1.青文字/緑地、2.白文字/緑地、
3.白文字/青地、4.青文字/白地、5.緑文字/白
地、の組み合わせの表示が可能となる。
【0025】ここで、サーマルヘッドの温度は、実際に
は印加電圧と電流パルス幅で制御されるので、本実施例
の多色印字カードの最適な発色条件及び消去条件は、そ
の使用機器毎に実験により求められる。
は印加電圧と電流パルス幅で制御されるので、本実施例
の多色印字カードの最適な発色条件及び消去条件は、そ
の使用機器毎に実験により求められる。
【0026】一方、基体1に感熱層を塗布する場合に
は、樹脂(13重量%)、有機低分子材料(6重量
%)、有機溶剤(81重量%)より成る組成物を加熱・
混合して透明な塗布液を得る。そして、有色層2を形成
した厚さ188μmの白色PETフィルムよりなる基体
1に、上述の塗布液をワイヤーバーで塗布後、120℃
で乾燥して白濁した感熱層を得る。
は、樹脂(13重量%)、有機低分子材料(6重量
%)、有機溶剤(81重量%)より成る組成物を加熱・
混合して透明な塗布液を得る。そして、有色層2を形成
した厚さ188μmの白色PETフィルムよりなる基体
1に、上述の塗布液をワイヤーバーで塗布後、120℃
で乾燥して白濁した感熱層を得る。
【0027】本実施例の感熱層に用いられる樹脂材料に
は、透明性、物理的・科学的安定性、塗布適正、及びコ
スト等を考慮し、塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアル
コール共重合体を用いたが、この樹脂材料としては、他
の塩化ビニル系共重合体、塩化ビニリデン系共重合体、
ポリエステル、ポリアミド等の樹脂を、単独または2種
以上の混合系として使用することもできる。
は、透明性、物理的・科学的安定性、塗布適正、及びコ
スト等を考慮し、塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアル
コール共重合体を用いたが、この樹脂材料としては、他
の塩化ビニル系共重合体、塩化ビニリデン系共重合体、
ポリエステル、ポリアミド等の樹脂を、単独または2種
以上の混合系として使用することもできる。
【0028】また、有機低分子材料には、図2に示した
発消色特性を得るために、融点の異なる材料が必要とな
るので、本実施例の有機低分子材料には脂肪酸を用い
た。
発消色特性を得るために、融点の異なる材料が必要とな
るので、本実施例の有機低分子材料には脂肪酸を用い
た。
【0029】ここで、低温感熱層3の有機低分子材料に
はパルミチン酸(融点63℃)、高温感熱層5の有機低
分子材料にはベヘニン酸(融点80℃)が適している
が、これらの材料は求められる発消色特性に応じて適宜
選定することができる。
はパルミチン酸(融点63℃)、高温感熱層5の有機低
分子材料にはベヘニン酸(融点80℃)が適している
が、これらの材料は求められる発消色特性に応じて適宜
選定することができる。
【0030】例えば、この有機低分子材料としては、融
点が40〜150℃、炭素数が6〜50程度の脂肪酸ま
たはそのエステル、アミド類、及び各種カルボン酸また
はそのエステル、アミド類、及びアルカノール等も適し
ており、それらを単独または2種以上混合して使用する
ことができる。この有機低分子材料を混合系とした場合
には、単独の有機低分子材料に比較して感熱層の発色温
度や消去温度幅等が混合割合に応じて変化するので、そ
の混合割合によって発消色特性を制御することができ
る。
点が40〜150℃、炭素数が6〜50程度の脂肪酸ま
たはそのエステル、アミド類、及び各種カルボン酸また
はそのエステル、アミド類、及びアルカノール等も適し
ており、それらを単独または2種以上混合して使用する
ことができる。この有機低分子材料を混合系とした場合
には、単独の有機低分子材料に比較して感熱層の発色温
度や消去温度幅等が混合割合に応じて変化するので、そ
の混合割合によって発消色特性を制御することができ
る。
【0031】更に、本実施例の有機溶剤には、トルエン
(20)/メチルイソブチルケトン(40)/メチルセ
ロソルブ(40)の混合溶剤を用いたが、この有機溶剤
は、使用される塗布装置や乾燥条件等が異なれば、その
最適な溶剤の組成も異なるため、その溶解度と蒸発速度
を考慮して適宜選定することができる。
(20)/メチルイソブチルケトン(40)/メチルセ
ロソルブ(40)の混合溶剤を用いたが、この有機溶剤
は、使用される塗布装置や乾燥条件等が異なれば、その
最適な溶剤の組成も異なるため、その溶解度と蒸発速度
を考慮して適宜選定することができる。
【0032】また、本実施例の有色層は、感熱層と同様
な透明樹脂に染料系の色素を添加して作製したが、この
有色層には市販のインキを用いてもよい。但し、この有
色層は、感熱層の塗布時にその有機溶剤に対して耐性を
有する素材でなければならない。
な透明樹脂に染料系の色素を添加して作製したが、この
有色層には市販のインキを用いてもよい。但し、この有
色層は、感熱層の塗布時にその有機溶剤に対して耐性を
有する素材でなければならない。
【0033】なお、この有色層の色調及び層数について
は、特に制限されないが、本実施例の多色印字カードに
おける印字表現は合成色による色彩表現であるので、こ
の有色層の層数が増えるほどその背景色が黒色に近くな
るので注意を要する。
は、特に制限されないが、本実施例の多色印字カードに
おける印字表現は合成色による色彩表現であるので、こ
の有色層の層数が増えるほどその背景色が黒色に近くな
るので注意を要する。
【0034】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、表示
を維持するためのエネルギーが不要であり、また塗布法
による量産が可能となるので、書換え可能な記録媒体を
容易且つ安価にカード化できる。
を維持するためのエネルギーが不要であり、また塗布法
による量産が可能となるので、書換え可能な記録媒体を
容易且つ安価にカード化できる。
【0035】また、本発明によれば、消去温度の高い順
に感熱層の加熱消去を繰り返した後、その加熱温度を制
御して特定の感熱層を発色させることにより、複数色を
組み合わせて書換え可能な文字・図形等の情報を表示で
きるので、その用途を拡大できる。
に感熱層の加熱消去を繰り返した後、その加熱温度を制
御して特定の感熱層を発色させることにより、複数色を
組み合わせて書換え可能な文字・図形等の情報を表示で
きるので、その用途を拡大できる。
【図1】本発明の一実施例による3色表示の書換え可能
な多色印字カードの構成を示す拡大断面図である。
な多色印字カードの構成を示す拡大断面図である。
【図2】本発明の一実施例による書換え可能な多色印字
カードを発色(白濁)状態から昇温したときの感熱層の
発消色特性を示す線図である。
カードを発色(白濁)状態から昇温したときの感熱層の
発消色特性を示す線図である。
【図3】樹脂乃至有機低分子系材料を用いた、従来の2
色表示の書換え可能な印字カードの構成を示す拡大断面
図である。
色表示の書換え可能な印字カードの構成を示す拡大断面
図である。
1 基体 2 有色層 3 低温感熱層 4 透光性有色層 5 高温感熱層 6 保護層 A 低温感熱層3の発消色特性 B 高温感熱層5の発消色特性 T1 低温感熱層3の消去(透明化)温度 T2 低温感熱層3の発色(白濁)温度 T3 高温感熱層5の消去(透明化)温度 T4 高温感熱層5の発色(白濁)温度
Claims (2)
- 【請求項1】基体上に設けられた各々異なる色調の複数
の透光性有色層と、温度により可逆的に透明度が変化す
る複数の感熱層からなり、これらの感熱層は各々の消去
温度と発色温度の帯域が重複せず、且つ基体に近い下層
ほど消去温度を低く設定し、基体上に上記透光性有色層
と上記感熱層を交互に積層して構成することを特徴とす
る書換え可能な多色印字カード。 - 【請求項2】消去温度の高い順に上記感熱層の加熱消去
を繰返した後、加熱温度を制御して特定の感熱層を発色
させることにより、複数色を組み合わせた書換え可能な
文字・図形等の情報を表示することを特徴とする請求項
1記載の書換え可能な多色印字カード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4235593A JPH0684028A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 書換え可能な多色印字カード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4235593A JPH0684028A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 書換え可能な多色印字カード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0684028A true JPH0684028A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16988305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4235593A Pending JPH0684028A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 書換え可能な多色印字カード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0684028A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002234200A (ja) * | 2001-02-13 | 2002-08-20 | Ricoh Co Ltd | 画像情報処理方法、画像記録媒体処理装置及びそのための可逆性カラー画像記録媒体 |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP4235593A patent/JPH0684028A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002234200A (ja) * | 2001-02-13 | 2002-08-20 | Ricoh Co Ltd | 画像情報処理方法、画像記録媒体処理装置及びそのための可逆性カラー画像記録媒体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010328 |