JPH0684064B2 - ポリエステル系蒸着フイルム - Google Patents

ポリエステル系蒸着フイルム

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JPH0684064B2
JPH0684064B2 JP62043889A JP4388987A JPH0684064B2 JP H0684064 B2 JPH0684064 B2 JP H0684064B2 JP 62043889 A JP62043889 A JP 62043889A JP 4388987 A JP4388987 A JP 4388987A JP H0684064 B2 JPH0684064 B2 JP H0684064B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は蒸着されたポリエステル系フイルム、特に耐水
性に優れた層間接着力を有したポリエステル系蒸着フイ
ルムに関する。
(従来の技術) 金属等で蒸着されたポリエステルフイルム、特にポリエ
チレンテレフタレートフイルに易ヒートシール材料とし
てのポリオレフィン層が積層されたフイルム積層体は食
品包装、工業部品包装、保護被膜等の用途においてその
優れた酸素防止性、水分防止性、更には可視光、紫外線
等に対する光線遮蔽性の故に多用されている。しかしな
がら、これら蒸着ポリエステルフイルム積層体はいつの
場合も満足されているわけではなく、各用途において種
々の問題が残されており、新たな要求が高まっている。
例えば食品包装分野においては内包する食品類の殺菌を
目的としてなされる煮沸処理等の熱水処理によって容易
に剥離してしまう欠点がある。特にこれら剥離現象にお
いて問題となる箇所は、基材であるポリエステルフイル
ムと蒸着層との界面における耐水接着力の不足によって
引きおこされる場合が多い。
基材ポリエステルフイルムと金属等の蒸着層の接着性を
改善する方法としては英国特許第1370893号に記載され
たフイルムの加熱による方法など各種の方法が提案され
ているがいずれも未だ充分とはいえないものであり、特
に耐水接着力において不充分であった。一方、ポリエス
テルフイルムの印刷インキや写真用乳剤、マット化剤、
磁性塗料その他の各種塗料に対する接着性を改善するこ
とを目的とした各種の方法も提案されており、特に印刷
フイルムにおいては印刷層の熱水処理時の剥離を改良す
る方法として特公昭55-4583、特公昭55-12870等にみら
れるような特定の共重合ポリエステルをフイルム用ポリ
エステル原料にブレンドする方法も提案されているが、
このような方法も対象が金属等の蒸着層の場合には充分
な耐水接着性を得られるにはいたっていない。更に各塗
料用途に応じてアルキルチタネート系、ウレタン系等の
いわゆるアンカーコート剤をフイルム表面に塗布する方
法が用いられる。しかし、これらは、一般的には、その
性能が未だ不充分であるばかりでなく、ある場合には有
効であっても、他の場合にはまったく効果がないなどの
汎用性に乏しく、特に金属等の蒸着層に対してはほとん
どその効果を発揮し得ないのが現状である。また、それ
自身加水分解、貯蔵性等の点で非常に不安定なものが多
い。更には、これらはいずれも高価格であり、一般に有
機溶剤系で用いられるためその引火性、毒性等の危険が
多く、作業性、公害、省エネルギー等の立場からも非常
に不都合なものである。また、最近これらのアンカーコ
ート剤に代るポリエステルに良好な接着性を有する下塗
り剤として、特開昭48-37480号公報に一例がみられるよ
うなポリエステル系、ポリエーテルエステル共重合体系
等が提案されている。しかしながら、これらの重合体
は、一般的にはポリエステルフイルムに対する接着性は
良好ではあるが、他の2次加工時における上塗り剤に対
しては対象により不充分な場合があり、汎用性に乏し
い。特に比較的極性の高い成分の塗料や金属等の蒸着層
に対しては、接着性が不充分である場合が多い。また、
これら加工剤に適用できる溶剤も、毒性、引火性の強い
ものが多く特公昭54-16557号公報にもみられるごとく、
加工剤を組成的に変化させ水溶化させる試みも数多くな
されているが、この場合には、当然のことながら、得ら
れた下塗り塗膜の耐水性が乏しく、金属等の蒸着フイル
ムが水分に接するごとき最終用途では剥離欠点を発生し
やすい。一方、これらの方法とは別に、ポリオレフィン
系フイルムを中心としたプラスチックフイルムに対し、
ヒートシール性、ガスバリア性等を付与する目的で塩化
ビニリデン系樹脂を塗工する際のアンカーコーティング
剤として、アクリル酸エステルまたはメタクリル酸エス
テル及び、アクリル酸またはメタクリル酸、メチロール
アクリルアミド、アクリルアミドまたはメタクリルアミ
ド等の共重合体により成る水溶性アクリル系重合体(特
開昭48-80127号公報)のアクリル系アンカーコート剤が
提案されている。しかしこの場合には、水溶性であるた
めに、当然のことながら耐水性を要する用途には問題を
生じやすい。と同時に完全な水溶液系の場合には、疎水
性フイルム基材に対する漏れが悪く、均一な塗膜が得ら
れ難い。また、これらアクリル系化合物を、界面活性剤
を乳化剤として含む系で乳化重合を行ない、粒子状エマ
ルジョンを塗布する方法(特開昭52-155633号公報)等
も提案されているが、含まれる界面活性剤のために、や
はり耐水性が問題となり、良好な耐水層間接着力を有す
る金属等の蒸着ポリエステルフイルムが得られていな
い。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは上記従来技術の問題点に鑑み、金属等で蒸
着されたポリエステル系フイルムにおいて特に耐水性に
優れた層間接着力を有したポリエステル系蒸着フイルム
を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) すなわち本発明は少なくとも片面に、(A)全ジカルボ
ン酸成分中0.5〜4モル%がスルホン酸金属塩基含有ジ
カルボン酸であるジカルボン酸類と多価アルコール類と
から成る水不溶性ポリエステル共重合体、(B)沸点が
60〜200℃である水溶性有機化合物、(C)水とから成
る水性樹脂分散液が塗布されてなるポリエステル系フイ
ルムの該塗布面上に、金属等の蒸着層を設けてなる耐水
接着力に優れたポリエステル系蒸着フイルムである。
本発明に用いられる水不溶性ポリエステル共重合体
(A)は、スルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸0.5〜
4モル%と、スルホン酸金属塩基を含有しないジカルボ
ン酸96〜99.5モル%との混合ジカルボン酸をグリコール
成分と反応させて得られた実質的に水不溶性のポリエス
テル共重合体である。実質的に水不溶性とは、ポリエス
テル共重合体を80℃の熱水中で攪拌しても熱水中にポリ
エステル共重合体が消散しないことを意味し、具体的に
はポリエステル共重合体を過剰の80℃熱水中で24時間攪
拌処理した後のポリエステル共重合体の重量減少が5重
量%以下のものである。
上記のスルホン散金属塩基含有ジカルボン酸としては、
スルホテレフタル酸、5-スルホイソフタル酸、4-スルホ
フタル酸、4-スルホナフタレン‐2,7-ジカルボン酸、5
〔4-スルホフエノキシ〕イソフタル酸等の金属塩があげ
られ、特に好ましいのは5-ナトリウムスルホイソフタル
酸、ナトリウムスルホテレフタル酸である。これらのス
ルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸成分は、全ジカルボ
ン酸成分に対して0.5〜4モル%であり、4モル%を超
えると金属等の蒸着層との層間接着力における耐水性が
著しく低下するので特に重要である。また0.5モル%未
満では水に対する分散性が低下する。
ポリエステル共重合体の水に対する分散性は、共重合組
成分、水溶性有機化合物の種類及び配合比などによって
異なるが、上記スルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸は
水に対する分散性を損わない範囲で少量の方が好まし
い。
スルホン酸金属塩基を含まないジカルボン酸としては、
芳香族、脂肪族、脂環族のジカルボン酸が使用できる。
芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、オルソフタル酸、2,6-ナフタレンジカルボン酸等
をあげることができる。これらの芳香族ジカルボン酸は
全ジカルボン酸成分の40モル%以上であることが好まし
い。40モル%未満ではポリエステル共重合体の機械的強
度や耐水性が低下する。脂肪族及び脂環族のジカルボン
酸としては、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、1,3-
シクロペンタンジカルボン酸、1,2-シクロヘキサンジカ
ルボン酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、1,4-シク
ロヘキサンジカルボン酸などがあげられる。これらの非
芳香族ジカルボン酸成分を加えると、場合によっては接
着性能が高められるが、一般的にはポリエステル共重合
体の機械的強度や耐水性を低下させる。
上記混合ジカルボン酸と反応させるグリコール成分とし
ては、炭素数2〜8個の脂肪族グリコールまたは炭素数
6〜12個の脂環族グリコールであり、具体的には、エチ
レングリコール、1,2-プロピレングリコール、1,3−プ
ロパンジオール、1,4-ブタンジオール、ネオペンチルグ
リコール、1,6-ヘキサンジオール、1,2-シクロヘキサン
ジメタノール、1,3-シクロヘキサンジメタノール、1,4-
シクロヘキサンジメタノール、p-キシリレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコールな
どがあげられる。
ポリエステル共重合体は、通常の溶融重縮合によって得
られる。すなわち、上記のジカルボン酸成分及びグリコ
ール成分を直接反応させて水を留去しエステル化したの
ち、重縮合を行なう直接エステル化法、あるいは上記ジ
カルボン酸成分のジメチルエステルとグリコール成分を
反応させてメチルアルコールヲ留出しエステル交換を行
なわせたのち重縮合を行なうエステル交換法などによっ
て得られる。その他、溶液重縮合、界面重縮合なども使
用され、この発明のポリエステル共重合体は重縮合の方
法によって限定されるものではない。
スルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸が5モル%以上共
重合されたポリエステルの分散は特開昭60−198240号の
記載の如く、熱水中ではげしく撹拌することによって分
散できるが該ポリエステル共重合体の水系分散液を得る
には、水溶性有機化合物とともに水に分散しないと分散
不可能である。例えば、分散する場合、上記ポリエステ
ル共重合体と水溶性有機化合物とを50〜200℃であらか
じめ混合し、この混合物に水を加え撹拌して分散する方
法、あるいは逆に、混合物を水に加え撹拌して分散する
方法、あるいはポリエステル共重合体と水溶性有機化合
物と水とを共存させて40〜120℃で撹拌する方法があ
る。
上記水溶性有機化合物は、20℃で1の水に対する溶解
度が20g以上の有機化合物であり、具体的に脂肪族及び
脂環族にアルコール、エーテル、エステル、ケトン化合
物であり、例えばメタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、n-ブタノール等の1価アルコール類、エチレン
グリコール、プロピレングリコール等のグリコール類、
メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、n-ブチルセロソ
ルブ等のグリコール誘導体、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン等のエーテル類、酢酸エチル等のエステル類、メ
チルエチルケトンン類のケトン類である。これら水溶性
有機化合物は、単独または2種以上を併用することがで
きる。上記化合物のうち、水への分散性、フイルムへの
塗布性からみて、ブチルセロソルブ、エチルセロソルブ
が好適である。
上記の(A)ポリエステル共重合体、(B)水溶性有機
化合物及び(C)水の配合重量割合は (A)/(B)=100/20〜100/5000 (B)/(C)=100/50〜100/10000 を満足することが重要である。ポリエステル共重合体に
対して水溶性有機化合物が少なく(A)/(B)が100/
20を超える場合は、水系分散液の分散性が低下する。こ
の場合、界面活性剤を添加することによって、分散性を
補助することができるが、界面活性剤の量が多過ぎると
接着性、耐水性が低下する。逆に(A)/(B)が100/
5000未満の場合、または(B)/(C)が100/50を超え
る場合は、水系分散液中の水溶性有機化合物量が多くな
りコート後の溶剤残留の危険性が生じやすい。更にコス
ト高となるので化合物回収を考慮する必要がある。
(B)/(C)が100/10000未満の場合は、水系分散液
の表面張力が大きくなり、フイルムへの漏れ性が低下
し、塗布斑を生じ易くなる。この場合、界面活性剤の添
加によって漏れ性を改良することができるが、界面活性
剤の量が多過ぎると上記したと同時に接着性や耐水性が
低下する。
また以上の水系ポリエステル共重合体樹脂分散液中に、
シリカ、炭酸カルシウム、カオリナイト、アルミナ、タ
ルク、硫酸バリウムその他各種の無機系粒子や、ベンゾ
グアナミン系樹脂やポリスチレン系樹脂等の有機系の0.
01μ〜10μ程度の不活性粒子を、添加することにより滑
り性や耐ブロッキング性の改良がはかれる場合がある。
また必要により有機系、無機系の制電剤その他の添加剤
を混合することは、本来の目的である金属等の蒸着層と
の層間接着力の耐水性を大きく疎害しない限り、添加
物、添加量について何等制限されるものではない。
本発明におけるコーティング用分散液組成物の塗布方法
は、通常の方法によって行なうことが可能であるが、特
に熱可塑性樹脂が溶融押出しされた後の未延伸フイル
ム、あるいは、縦または横方向へ一軸に延伸された後の
フイルムに塗布を行ない、次いで二軸または一軸方向に
延伸を行なった後熱処理を行なうことにより二軸配向さ
れたコートフイルムを得る方法がコート被膜の密着性、
透明性及び経済性の見地から好ましい。特に塗膜の乾燥
性、作業性等を考慮した場合、一軸方向に延伸した後塗
布する方式が好ましく、縦方向に一軸延伸された後塗布
し、更に横方向に延伸することにより二軸配向フイルム
を得る方法が特に好ましい。塗布されるべき塗布量は二
軸延伸後のフイルム上に存在する量として0.005〜5g/m2
が好ましく0.01〜3g/m2が特に好ましい。塗布量が0.005
g/m2未満の場合は所期の効果が得られず、5g/m2を越え
ると、ブロッキング等の弊害を生じやすい。
また必要により塗布工程の前または後にコロナ処理その
他による物理的、化学的な表面活性化処理を行なっても
よい。
また、本発明において該水性樹脂分散液が塗布されるべ
き基材ポリエステルフイルムは主たる成分がポリエチレ
ンテレフタレートより成りその80%以上がポリエチレン
テレフタレートであることが好ましい。ポリエステル成
分として残り20%未満はジカルボン酸成分として芳香
族、脂肪族、脂環族のジカルボン酸が使用でき、芳香族
ジカルボン酸としてはイソフタル酸、オルソフタル酸、
2,6-ナフタレンジカルボン酸等、脂肪族及び脂環族のジ
カルボン酸としては、コハク酸、アジピン酸、セバシン
酸、シュウ酸、1,3-シクロペンタンジカルボン酸、1,2-
シクロヘキサンジカルボン酸、1,3-シクロヘキサンジカ
ルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸などやp-ヒ
ドロキシ安息香酸等のオキシ酸の一部などと、グリコー
ル成分として炭素数2〜8個の脂肪族グリコールまたは
炭素数6〜12個の脂環族グリコールであり、具体的に
は、エチレングリコール、1,2-プロピレングリコール、
1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,6-ヘキサンジオール、1,2-シクロヘ
キサンジメタノール、1,3-シクロヘキサンジメタノー
ル、1,4-シクロヘキサンジメタノール、p-キシリレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ールなど、またポリエーテルとして、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレ
ングリコールなどとから成るエステルが含まれていても
良い。
これらのポリエチレンテレフタレート以外の成分は共重
合、重合体の混合いずれの方法によっても含まれても良
い。
上記フイルムの表面に蒸着される金属としては、金、
銀、アルミニウム、亜鉛、すず、銅、ニッケル、鉄、コ
バルト、クロム、マンガン、パラジウム、インジウム、
チタン等の単独または2種以上の金属及びその酸化物が
あげられ、特にアルミニウムが多用され有効である。そ
の他として酸化ケイ素化合物にも有効性が認められる。
本発明のポリエステルフイルムは耐水性、耐熱水性、耐
熱性に優れており、フイルムと蒸着層との境界面におけ
る層間接着力が高温熱水処理によって低下することがな
い。
本発明のフイルムの蒸着面にポリエチレン、ポリプロピ
レン、アイオノマー、エチレン・酢酸ビニル共重合体、
エチレン・エチルアクリレート共重合体、ポリエステ
ル、ポリアミドなどのシートまたはフイルムを積層して
使用することができる。
(実施例) 以下、実施例によって本発明を説明する。例中の部、%
はいずれも特にことわらないかぎりすべて重量基準を意
味する。
実施例 1 −ポリエステル共重合体の製造− ジメチルテレフタレート117部(49モル%)、ジメチル
イソフタレート117部(49モル%)、エチレングリコー
ル103部(50モル%)、ジエチレングリコール58部(50
モル%)、酢酸亜鉛0.08部、三酸化アンチモン0.08部を
反応容器中で40〜220℃に昇温させて3時間エステル交
換反応させ、次いで5-スルホイソフタル酸ナトリウム9
部(2モル%)を添加して220〜260℃、1時間エステル
化反応させ、更に減圧下(10〜0.2mmHg)で2時間重縮
合反応を行ない、平均分子量18000、軟化点140℃のポリ
エステル共重合体を得た。
−ポリエステル共重合体水系分散液の製造− 上記により得られたポリエステル共重合体300部とn-ブ
チルセロソルブ140部とを容器中で150〜170℃、約3時
間攪拌して、均一にして粘稠な溶融液を得、この溶融液
に水560部を徐々に添加し約1時間後に均一な淡白色の
固形分濃度30%の安定な水分散液を得た。
この水分散液をイオン交換水及びイソプロピルアルコー
ルとの等量混合溶媒中に添加し、充分な攪拌を行ない樹
脂固形分5%の均一な希釈液を作製し、塗布液とした。
−コートフイルムの製造− ポリエチレンテレフチレートを280〜300℃で溶融押出し
し、15℃の冷却ロールで冷却して厚さ約150ミクロンの
未延伸フイルムを得、この未延伸フイルムを周速の異な
る85℃の一対のロール間で縦方向に3.5倍延伸した。
次いで前記の塗布液をロールコーター方式で塗布し、70
℃の熱風で乾燥し、次いでテンターでの98℃で横方向に
3.5倍延伸し、更に200〜210℃熱固定し厚さ12ミクロン
の二軸延伸コーティングポリエステルフイルムとした。
最終的なコート剤塗布量は0.06g/m2であった。
次いで得られたフイルムの塗布面に、常法によりアルミ
ニウムを蒸着し蒸着ポリエステルフイルムを得た。この
アルミニウム蒸着フイルムの蒸着面に60ミクロンの未延
伸ポリエチレンシートを通常のドライラミネート法によ
り積層した後エージング処理を24時間行ないアルミニウ
ム蒸着フイルム積層体を得た。得られた蒸着フイルム積
層体を15mm幅の単冊状にカットし沸水処理有、無につい
てT型剥離強度試験を行ない、層間接着力の評価を行な
った。
沸騰水処理は95℃以上の沸騰水中に30分間サンプルを浸
漬する方法で行なった。また剥離試験は東洋ボールドウ
ィン社製テンシロンを用い、通常のT型剥離を行なう方
法と剥離界面に水滴をつけつつ行なう耐水剥離法の2種
で行なった。得られた結果を表−1に示す。
実施例 2 ポリエステル共重合体の製造においてジメチルテレフタ
レートを49モル%、ジメチルイソフタレートを47モル
%、ジエチルグリコールの代りにネオペレチルグリコー
ルをグリコール成分の50%とし、5-スルホイソフタル酸
ナトリウムを4モル%とした以外は実施例1とまったく
同様の方法で蒸着ポリエステルフイルム積層体を得た。
実施例1と同様に積層間接着力を評価した結果を表1に
示す。
実施例 3 ポリエステル共重合体の製造において、ジメチルイソフ
タレートを48.5モル%、ジメチレングリコールの代りに
シクロヘキサンジメタノールをグリコール成分の50モル
%とし、5-スルホイソフタル酸ナトリウムを2.5モル%
とした以外は、実施例1と同様の方法でコーティングポ
リエステルフイルムを得た。コート剤塗布量は0.11g/m2
であった。次いで実施例1と同様の方法で蒸着フイルム
及びその積層体を得た。層間接着力の評価結果を表1に
示す。
比較例 1 ポリエチレンテレフタレートを280〜300℃で溶融押出し
し、15℃の冷却ロールで冷却して厚さ約150ミクロンの
未延伸フイルムを得、この未延伸フイルムを周速の異な
る85℃の一対のロール間で縦方向に3.5倍延伸した。次
いでテンターで98℃で横方向に3.5倍延伸し、更に200〜
210℃で熱固定し厚さ12ミクロンの二軸延伸ポリエステ
ルフイルムとした。次いで得られたフイルムの片面に常
法によりアルミニウムを蒸着し、蒸着ポリエステルフイ
ルムを得た。このアルミニウム蒸着フイルムの蒸着面に
60ミクロンの未延伸ポリエチレンシートを通常のドライ
ラミネート法により積層した後エージング処理を24時間
行ない、アルミニウム蒸着フイルム積層体を得た。得ら
れた蒸着フイルム積層体の層間接着力を実施例1と同様
の方法で評価した。結果を表1に示す。
比較例 2 実施例1で得られたポリエステル共重合体をポリエチレ
ンテレフタレート90部に対し10部の割合でチップブレン
ドを行ない比較例1と同様の方法で二軸延伸ポリエステ
ルフイルム及び蒸着フイルム積層体を得た。得られた蒸
着フイルム積層体の層間接着力を実施例1と同様の方法
で評価した。結果を表1に示す。
比較例 3 ポリエステル共重合体の製造においてジメチルテレフタ
レート47モル%、ジメチルイソフタレート46モル%及び
5-スルホイソフタル酸を7モル%とする以外は実施例1
とまったく同様の方法で蒸着ポリエステルフイルム積層
体を得た。層間接着力の評価結果を表1に示す。
比較例 4 ポリエステル共重合体の製造において、ジメチルテレフ
タレート50モル%、ジメチルイソフタレート49.7モル%
及び5-スルホイソフタル酸ナトリウムを0.3モル%とエ
チレングリコール50モル%、ネオペンチルグリコール50
モル%とを用いる以外は実施例1とまったく同様の方法
でポリエステル共重合体を得た。得られたポリエステル
共重合体を実施例1と同様の方法により水分散液の作製
を行なったが、得られた分散液は不安定なものであり実
施例1と同様の希釈による塗布液は不均一なものであっ
た。
比較例 5 実施例1で得られたポリエステル共重合体300部と水140
部とを容器中で90〜95℃、約3時間攪拌した後、更に水
560部を徐々に添加する方法で水分散液の作製を行なっ
たが、均一で安定な水分散液を得ることは困難であっ
た。
比較例 6 ポリエステル共重合体の製造において、ジメチルイソフ
タレート95モル%、5-スルホイソフタル酸ナトリウム5
モル%及びグリコール成分としてジエチレングリコール
(100モル%)を用いる以外は実施例1とまったく同様
の方法で蒸着ポリエステルフイルム積層体を得た。層間
接着力を評価した結果を表1に示す。
なお、ここにおいて得られたポリエステル共重合体は80
℃の熱水に対し溶解性を示し、本文中に定義した実施的
に水不溶性のポリエステル共重合体に相当しない。
(発明の効果) 以上実施例で示した通り、本発明の蒸着ポリエステルフ
イルムは金属等の蒸着層とポリエステルフイルムとの層
間接着力、特に耐水性、耐熱水性接着力が特に優れてい
ることが分る。また本発明の方法に用いられたと同一の
水不溶性共重合体ポリエステルであっても本発明の方法
でなく、基材ポリエステル中にブレンドする方法の場合
は所期の効果が得られないこと(比較例2)、ジカルボ
ン酸成分としてのスルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸
が本発明の範囲より多い場合(比較例3)及び少ない場
合(比較例4)はいずれも充分な耐水性が得られない
か、または分散性が不充分であること、更に本発明の水
溶性有機化合物が用いられない場合(比較例5)や共重
合ポリエステル(A)が水溶性の場合(比較例6)はポ
リエステル(A)の共重合組成が発明の範囲内であって
も充分な効果が得られないことがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23C 14/20 9271−4K 審判の合議体 審判長 山田 幸之 審判官 海老澤 良輔 審判官 仁木 由美子 (56)参考文献 特開 昭60−198240(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも片面に、(A)全ジカルボン酸
    成分のうち、0.5〜4モル%がスルホン酸金属塩を含有
    しているジカルボン酸類と多価アルコール類とから成る
    水不溶性ポリエステル共重合体、(B)沸点が60〜200
    ℃である水溶性有機化合物、(C)水とからなる水性樹
    脂分散液が塗布されてなる主たる成分がポリエチレンテ
    レフタレートより成るポリエステル系フィルムの該塗布
    面上に蒸着層を設けてなることを特徴とするポリエステ
    ル系蒸着フィルム。
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