JPH06845B2 - 大型射出圧縮成形法 - Google Patents
大型射出圧縮成形法Info
- Publication number
- JPH06845B2 JPH06845B2 JP12953483A JP12953483A JPH06845B2 JP H06845 B2 JPH06845 B2 JP H06845B2 JP 12953483 A JP12953483 A JP 12953483A JP 12953483 A JP12953483 A JP 12953483A JP H06845 B2 JPH06845 B2 JP H06845B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polycarbonate
- compression molding
- molding method
- molded product
- injection compression
- Prior art date
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明はポリカーボネートの大型射出圧縮成形法に関す
る。
る。
従来から、樹脂成形法としては主に射出成形法、圧縮成
形法が広く適用されている。しかしながら、射出成形法
の場合、得られた成形品、とくに大型で薄い成形品には
成形時の歪み蓄積に基づくソリ若しくはクラックの発生
が起こり易く、また、樹脂を金型に射出注入するときの
部分的な流れ遅延に基づくフローマーク(流れ模様)の
発生が生じ易く、そのため、成形できる成形品の大きさ
は制限を受け、その均一性を一定に保つということは困
難であるという問題が派生している。一方、圧縮成形法
の場合には、射出成形法と異なって、成形品の均一性は
保持されるものの、長い成形時間を要するという欠点が
ある。
形法が広く適用されている。しかしながら、射出成形法
の場合、得られた成形品、とくに大型で薄い成形品には
成形時の歪み蓄積に基づくソリ若しくはクラックの発生
が起こり易く、また、樹脂を金型に射出注入するときの
部分的な流れ遅延に基づくフローマーク(流れ模様)の
発生が生じ易く、そのため、成形できる成形品の大きさ
は制限を受け、その均一性を一定に保つということは困
難であるという問題が派生している。一方、圧縮成形法
の場合には、射出成形法と異なって、成形品の均一性は
保持されるものの、長い成形時間を要するという欠点が
ある。
このようなことから、最近では樹脂の成形法として射出
圧縮成形法が検討されるようになっている。
圧縮成形法が検討されるようになっている。
この方法は、ポジティブ型の金型を用い、この金型を予
め少し開いておくか又は弱い型締力で閉じておき、ここ
に溶融した樹脂原料を所定圧力で射出注入して充填し、
しかる後に型締力を増加して圧縮成形するという方法で
ある。いわば、射出成形と圧縮成形のハイブリッドであ
る。しかしながら、この方法に関しては、用いる装置の
型締機構につき種々の提案がなされているのみで、この
方法で成形すべき原料樹脂の必要物性等については充分
な検討は加えられていないというのが現状である。
め少し開いておくか又は弱い型締力で閉じておき、ここ
に溶融した樹脂原料を所定圧力で射出注入して充填し、
しかる後に型締力を増加して圧縮成形するという方法で
ある。いわば、射出成形と圧縮成形のハイブリッドであ
る。しかしながら、この方法に関しては、用いる装置の
型締機構につき種々の提案がなされているのみで、この
方法で成形すべき原料樹脂の必要物性等については充分
な検討は加えられていないというのが現状である。
ところで、各種の樹脂のうちポリカーボネートは、二価
フェノールから誘導される基本分子がカーボネート連鎖
により相互に結合した構造の線状重合体であり、これは
透明で耐水性に優れ、機械的強度とりわけ耐衝撃性に優
れたエンジニアリングプラスチックとして知られてい
る。
フェノールから誘導される基本分子がカーボネート連鎖
により相互に結合した構造の線状重合体であり、これは
透明で耐水性に優れ、機械的強度とりわけ耐衝撃性に優
れたエンジニアリングプラスチックとして知られてい
る。
しかしながら、ポリカーボネートは流動性が充分に大き
くならない。そのため、射出圧縮成形法を適用してポリ
カーボネートの成形品を成形した場合、投影面積が800c
m2以上の大型成形品になると、その衝撃強度が大幅に低
下し、しかもフローマークの発生等により外観が損なわ
れるようになる。したがって、ポリカーボネートの成形
においては、射出圧縮成形法は比較的小型形状の成形品
についてしか適用されていない。
くならない。そのため、射出圧縮成形法を適用してポリ
カーボネートの成形品を成形した場合、投影面積が800c
m2以上の大型成形品になると、その衝撃強度が大幅に低
下し、しかもフローマークの発生等により外観が損なわ
れるようになる。したがって、ポリカーボネートの成形
においては、射出圧縮成形法は比較的小型形状の成形品
についてしか適用されていない。
以上のようなことから、本発明者らは、ポリカーボネー
トの大型成形品の射出圧縮成形法における上記問題点を
解消すべく用いるポリカーボネートの物性と成形性との
関係につき鋭意研究を重ねた結果、特定の物性を有する
ポリカーボネートを用いれば、投影面積8002以上であっ
ても衝撃強度大で外観も良好な大型成形品を容易に製造
し得るとの事実を見出し本発明のポリカーボネートを開
発するに至つた。
トの大型成形品の射出圧縮成形法における上記問題点を
解消すべく用いるポリカーボネートの物性と成形性との
関係につき鋭意研究を重ねた結果、特定の物性を有する
ポリカーボネートを用いれば、投影面積8002以上であっ
ても衝撃強度大で外観も良好な大型成形品を容易に製造
し得るとの事実を見出し本発明のポリカーボネートを開
発するに至つた。
すなわち、本発明の目的は、特定のポリカーボネートを
用いて大型成形品を成形する射出圧縮成形法を提供する
ことである。
用いて大型成形品を成形する射出圧縮成形法を提供する
ことである。
本発明で用いるポリカーボネートは、 一般式 で示される構造単位からなるポリカーボネートであっ
て、粘度平均分子量(V)が24000〜35000、重量平均
分子量(W)と数平均分子量(N)との比(W/
N)が1.9〜3.6及び流れ値が0.010〜0.055ml/secであ
ることを特徴とする大型射出圧縮成形用樹脂である。V が24000未満の場合には得られた成形品の衝撃強度が
低下し、35000を超えると流動性が低下してフローマー
クが多発する。本発明にあっては、Vが26000〜30000
でることが好ましい。W /Nが1.9未満の場合には流動性が低下し、逆に3.6
を超えると成形品の衝撃強度が低下する。好ましくは2.
5〜3.4である。
て、粘度平均分子量(V)が24000〜35000、重量平均
分子量(W)と数平均分子量(N)との比(W/
N)が1.9〜3.6及び流れ値が0.010〜0.055ml/secであ
ることを特徴とする大型射出圧縮成形用樹脂である。V が24000未満の場合には得られた成形品の衝撃強度が
低下し、35000を超えると流動性が低下してフローマー
クが多発する。本発明にあっては、Vが26000〜30000
でることが好ましい。W /Nが1.9未満の場合には流動性が低下し、逆に3.6
を超えると成形品の衝撃強度が低下する。好ましくは2.
5〜3.4である。
本発明でいう流れ値はJIS K7210で規定する流れ試験で
測定した値である。この流れ値が0.010ml/secより小さ
くなると流動性の低下を招き成形品にフローマークが多
発し、また0.055ml/secより大きくなると成形品の衝撃
強度の低下を招来する。好ましくは0.015〜0.040ml/sec
である。
測定した値である。この流れ値が0.010ml/secより小さ
くなると流動性の低下を招き成形品にフローマークが多
発し、また0.055ml/secより大きくなると成形品の衝撃
強度の低下を招来する。好ましくは0.015〜0.040ml/sec
である。
本発明のポリカーボネートは公知の各種製造法で製造し
たものであってよい。例えば、ビスフェノールAとホス
ゲンとの直接反応によるホスゲン法又はビスフェノール
Aに炭酸エステルを反応させるエステル交換法などから
製造されたものでよい。
たものであってよい。例えば、ビスフェノールAとホス
ゲンとの直接反応によるホスゲン法又はビスフェノール
Aに炭酸エステルを反応させるエステル交換法などから
製造されたものでよい。
なお、本発明で用いるポリカーボネートを射出圧縮成形
する際に、これに以下のような公知の添加剤、すなわ
ち、亜リン酸エステル系、リン酸エステル系などの酸化
防止剤;ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系など
の紫外線吸収剤;脂肪族カルボン酸エステル系、パラフ
ィン系などの外部滑剤を添加してもよい。
する際に、これに以下のような公知の添加剤、すなわ
ち、亜リン酸エステル系、リン酸エステル系などの酸化
防止剤;ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系など
の紫外線吸収剤;脂肪族カルボン酸エステル系、パラフ
ィン系などの外部滑剤を添加してもよい。
本発明によれば、衝撃強度が大で外観も良好で、投影面
積が800cm2、好ましくは1000cm2以上と大きく厚みも1
〜7mmで曲面を有する大型のポリカーボネート成形品を
容易に製造することができる。これら成形品はオートバ
イの風防、自動車のリヤウインドなどに用いることがで
きて有用である。
積が800cm2、好ましくは1000cm2以上と大きく厚みも1
〜7mmで曲面を有する大型のポリカーボネート成形品を
容易に製造することができる。これら成形品はオートバ
イの風防、自動車のリヤウインドなどに用いることがで
きて有用である。
以下に本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明する。
実施例 表に示した物性の各種の、一般式、 で示される構造単位からなるポリカーボネートを常法に
より調製し、各ポリカーボネートを射出部の樹脂温度33
0℃、金型温度100℃の条件で金型内に射出注入して充填
し、その後金型を動かして500トンの圧力で圧縮したま
ま40秒間冷却し、曲面形状の射出圧縮成形品を得た。こ
の成形品の投影面積は1840cm2(縦40cm、横46cm)であ
り成形品の厚みは2.5mmであった。成形品について、AST
MD256に準拠してアイゾット衝撃強度を測定し、また外
観を肉眼観察した。その結果を一括して表に示した。
より調製し、各ポリカーボネートを射出部の樹脂温度33
0℃、金型温度100℃の条件で金型内に射出注入して充填
し、その後金型を動かして500トンの圧力で圧縮したま
ま40秒間冷却し、曲面形状の射出圧縮成形品を得た。こ
の成形品の投影面積は1840cm2(縦40cm、横46cm)であ
り成形品の厚みは2.5mmであった。成形品について、AST
MD256に準拠してアイゾット衝撃強度を測定し、また外
観を肉眼観察した。その結果を一括して表に示した。
なお、表中、粘度平均分子量(V)は対象とするポリ
カーボネートを塩化メチレンに溶解し、その溶液の粘度
をウベローデ粘度計で測定しその極限粘度からシュネル
(Schnell)の粘度式を適用して算出した値である。ま
た、重量平均分子量(W)、数平均分子量(N)はい
づれもゲル浸透クロマトグラフィーにより測定した値で
ある。流れ値はJIS K7210の流れ試験法に基づいて得ら
れた値である。
カーボネートを塩化メチレンに溶解し、その溶液の粘度
をウベローデ粘度計で測定しその極限粘度からシュネル
(Schnell)の粘度式を適用して算出した値である。ま
た、重量平均分子量(W)、数平均分子量(N)はい
づれもゲル浸透クロマトグラフィーにより測定した値で
ある。流れ値はJIS K7210の流れ試験法に基づいて得ら
れた値である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−43132(JP,A) 特開 昭55−27300(JP,A) 松金幹夫 他2名著 プラスチック材料 講座▲○5▼ポリカーボネート樹脂 昭和 44年9月30日発行 日刊工業新聞社 第 127頁参照
Claims (1)
- 【請求項1】一般式 で示される構造単位からなるポリカーボネートであっ
て、粘度平均分子量が24000〜35000、重量平
均分子量と数平均分子量との比が1.9〜3.6、及び
流れ値が0.010〜0.055ml/secであるポ
リカーボネートを用いることを特徴とする大型射出圧縮
成形法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12953483A JPH06845B2 (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | 大型射出圧縮成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12953483A JPH06845B2 (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | 大型射出圧縮成形法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6023421A JPS6023421A (ja) | 1985-02-06 |
| JPH06845B2 true JPH06845B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=15011891
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12953483A Expired - Lifetime JPH06845B2 (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | 大型射出圧縮成形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06845B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0615186B2 (ja) * | 1987-01-30 | 1994-03-02 | 株式会社高橋精機工業所 | 合成樹脂製品の成形法 |
| US7135545B2 (en) | 2004-04-29 | 2006-11-14 | Essilor International Compagnie General D'optique | High molecular weight lenses formed from viscosity-specific polycarbonate |
| JP5378700B2 (ja) * | 2008-04-04 | 2013-12-25 | 帝人株式会社 | 芳香族ポリカーボネート樹脂成形品の成形方法およびその成形品 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU524955B2 (en) * | 1978-08-10 | 1982-10-14 | Gentex Optics Inc | Molding ophthalmic lenses and other articles |
| JPS5643132A (en) * | 1979-09-12 | 1981-04-21 | Kansai Paint Co Ltd | Method and device for decision of floating and flowing state of powdery or granular material |
-
1983
- 1983-07-18 JP JP12953483A patent/JPH06845B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 松金幹夫他2名著プラスチック材料講座▲○5▼ポリカーボネート樹脂昭和44年9月30日発行日刊工業新聞社第127頁参照 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6023421A (ja) | 1985-02-06 |
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