JPH0684747U - 加入者回路の過電流保護回路 - Google Patents

加入者回路の過電流保護回路

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JPH0684747U
JPH0684747U JP4004191U JP4004191U JPH0684747U JP H0684747 U JPH0684747 U JP H0684747U JP 4004191 U JP4004191 U JP 4004191U JP 4004191 U JP4004191 U JP 4004191U JP H0684747 U JPH0684747 U JP H0684747U
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JP4004191U
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和弘 佐藤
弘好 森
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ヒューズと同等の機能を有し、加入者線への
挿入損失がなく、外部から制御可能なトランジスタで構
成した過電流保護回路を提供する。 【構成】 加入者線に供給される通話電流の通電路を開
閉する第一トランジスタと、そのコレクタ・エミッタ間
電圧を積分する積分回路と、その出力電圧によりON/
OFF制御され、ON状態で第1トランジスタのベース
電流をバイパスし、第1トランジスタをOFF状態とし
て該通電路を遮断する第2トランジスタと、外部制御信
号によりONされ、第2トランジスタのベース電流をバ
イパスして、第2トランジスタをOFFすることによ
り、第1トランジスタをONして通話電流の供給を開始
する第1ホトカプラと、外部制御信号によりONされ、
第2トランジスタへベース電流を供給し、これをONし
て、第1トランジスタをOFFして通話電流の供給を停
止させる第2ホトカプラとを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は過電流保護回路、特に交換機における各加入者回路を形成する給電回 路に好適な過電流保護回路に関する。
【0002】 過電流保護回路は、ある回路の定格電流を大幅に越えるような負荷電流が流れ たとき、当該回路を過大な電流から保護する役割を果たす。その最も代表的なも のはヒューズである。ヒューズは短絡障害時に発生する大電流によって溶断し、 当該回路を保護する。ヒューズの他にも又種々の過電流保護回路が提案され、実 用にも供されている。
【0003】
【従来の技術】
過電流保護の形式としては前記ヒューズの如き溶断素子を用いるものと、半導 体素子を用いるものとがある。半導体素子を用いるものは、トランジスタ等によ って構成され、電流制限形のものと、電流遮断形のものが知られている。
【0004】 ヒューズは周知の如く負荷電流が流れるラインに対して直列に挿入される。一 方トランジスタによる保護回路としては次のような回路が知られている。図6は 電流制限形の過電流保護回路の一例を示す回路図である。本図の過電流保護回路 10は、交換機内の給電回路を保護するものとして使用されており、11は電話 線路の抵抗、12は電話端末等の負荷、Vi は入力電圧、Vo は出力電圧である 。この過電流保護回路10は図示するようにトランジスタQ、ダイオードD、抵 抗Rからなる構成を有し、所定の負荷電流値を越えた時はこれを一定の値に制限 する。図7は図6における負荷電流Io と出力電圧Vo との関係を示すグラフで ある。本グラフに示す通り、短絡等によって、Io が所定の負荷電流値IoM を 越えると、その後は一定の値IOS に制限される。
【0005】 図8は電流制限形の過電流保護回路の他の一例を示す回路図であり、いわゆる ホールドバック形と呼ばれる。この過電流保護回路20は、図示するように2つ のトランジスタQと抵抗Rからなり、所定の負荷電流値を越えたときは、この負 荷電流を減少させる機能を有する。図9は図8における負荷電流IO と出力電圧 VO との関係を示すグラフであり、本グラフに示す通り、短絡等によってIO が 所定の負荷電流値IOM を越えると、その後は、IOM より小さい一定の値IOS に引き戻される。
【0006】 図10は電流遮断形の過電流保護回路の一例を示す回路図である。この過電流 保護回路30は、図示するようにトランジスタQ、サイリスタS、ダイオードD 、抵抗RならびにリセットスイッチRSTからなり、短絡等の過電流によってサ イリスタSがターンオンするとトランジスタQはカットオフし続け負荷電流を遮 断する。復旧に際しては、リセットスイッチRSTをオンにすれば、サイリスタ Sはターンオンし、トランジスタQは再びオンとなる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
まず図6の過電流保護回路10および図8の過電流保護回路20についてみる と、いずれも、負荷電流IO の通電ラインに直列に挿入されたトランジスタQお よび抵抗Rによる挿入電力損が最大の問題点である。これは、給電効率を低下さ せるものであり好ましくない。例えば、そのトランジスタQのコレクタ−エミッ タ間電圧VCEを0.2V、ベース−エミッタ間電圧VBEを0.6V、負荷電流I O を100mAとし、この通電ラインに直列に挿入された抵抗Rの両端に生ずる 過電流検出時の電圧を0.8Vとすると、上記挿入電力損は160mW(=1. 6V×100mA)となる。また、ここで加入者線路の抵抗11を0.28Ω/ mとすれば、 1.6V/(0.1A×0.28(Ω/m))=57mだけ、過 電流保護回路(10,20)の挿入により、加入者線路長をみかけ上短くしたの に等しい。
【0008】 一般に小型構内交換機(PBX)の最大加入者線路長が約500mなので、5 7mの短縮はかなりの損失となる。そしてさらに、負荷短絡状態での発熱も大き く、過電流保護回路の小型化、低コスト化に支障となる。また、図10の過電流 保護回路30においても、上記の損失電力損を避けることができない。さらに又 、上記ヒューズを用いる過電流保護回路にあっては、溶断毎に新品と交換しなけ ればならないこと、その溶断が外部から見えるようにしなければならないこと、 新品との交換が容易なレイアウトを考慮しなければならないこと等の問題がある 。
【0009】 上記の諸問題点は、従来の過電流保護回路に本来的なものである。そして、こ れら従来の過電流保護回路では、その保守を容易にしたり、運用を円滑化するた めのバックアップ部が考慮さていないことが挙げられる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、加入者線に供給される通話電流の通電路を開閉する第一トランジス タと、 該第1トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧を積分する積分回路と、 該積分回路の出力電圧によりON/OFF制御され、ON状態で該第1トラン ジスタのベース電流をバイパスして、該第1トランジスタをOFF状態として該 通電路を遮断する第2トランジスタと、 外部からの制御信号によりONされ、該第2トランジスタのベース電流をバイ パスして、該第2トランジスタをOFFすることにより、第1トランジスタをO Nして通話電流の供給を開始させる第1ホトカプラと、 外部からの制御信号によりONされ、該第2トランジスタへベース電流を供給 し、該第2トランジスタをONして、該第1トランジスタをOFFして通話電流 の供給を停止させる第2ホトカプラとを備えたものである。
【0011】
【作用】
過電流が前記第1トランジスタに通電されると、エミッタ接地の第1トランジ スタは活性領域で動作し、そのコレクタ−エミッタ間電圧VCEが増大する。この VCEの増大を受けて前記第2トランジスタがオンすると、第1トランジスタへ流 れていたベース電流が断となり、該第1トランジスタはターンオフしてその過電 流を遮断する。この場合、該第2トランジスタのターンオンは前記積分回路によ ってある遅延を持って行なわれ、瞬時的な突入電流には応答しない。かくして、 前記過電流制限部が形成され、これに対し、さらに設定手段により第1トランジ スタ、第2トランジスタの開閉状態を制御するようにして、過電流制限部の動作 を制御できる。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1は、本考案に基づく過電流保護回路の回路図である。図1において、加入 者線路の抵抗11、負荷(電話端末の等価回路で示す)12については既に説明 した通りである。
【0013】 負荷電流Io の開閉を行なう第1トランジスタQ1 と、第1トランジスタQ1 のコレクタ−エミッタ間電圧VCEを積分するための抵抗RB およびコンデンサC B からなる積分回路CRと、積分回路CRの出力電圧をベースに受ける第2トラ ンジスタQ2 とからなる。第2トランジスタQ2 は、オンとなった時、抵抗RS を通して第1トランジスタQ1 に通電すべきベース電流IB をバイパスする機能 を果たす。
【0014】 正常動作時において、第1トランジスタQ1 が十分飽和領域で動作するような ベース電流IB が設定されている。つまり、適当な抵抗RS を予め設定しておく 。この飽和領域での動作中、第1トランジスタQ1 のVCE(SAT) (コレクタ・エ ミッタ間電圧)は0.数Vである。このように低いVCE(SAT) では第2トランジ スタQ2 をターンオンするには至らない。また、第1トランジスタQ1 での電力 損も少ない。
【0015】 ところが、例えば端子T1 −T2 により負荷側のいずれかで短絡が生じたもの とすると、通常の負荷電流IO を大幅に越える過電流が流れる。このような過電 流が第1トランジスタQ1 に通電されると、該トランジスタQ1 は飽和領域から 外れて活性領域で動作することになる。この活性領域では、第1トランジスタQ 1 のVCEは、過電流の大きさに比例して増大する。過電流がI1 又はI2 である とすると(I1 <I2 )、増大するVCEの増分はそれぞれΔVCE1 又はΔVCE2 となる(ΔVCE1 <ΔVCE2 )。そうすると、VCE(SAT) +VCE1 (又はΔVCE 2 )のレベルが第2トランジスタQ2 のベース・エミッタ間電圧VBE(Q2)を超え 、該第2トランジスタQ2 をオフからオンに切り換える。第2トランジスタQ2 がわずかにオンに転ずると、第1トランジスタQ1 へ通電されていたベース電流 IB 、一部が第2トランジスタQ2 へバイパスされる。かくして、Q1 へのIB はわずかに減少する。このIB のわずかな減少は再び、Q1 のVCEの増大を招く 。これによって、Q2 は益々深くターンオンする。一方、Q1 へのIB はますま す減少する。
【0016】 すると、Q1 のVCEは益々増大し、Q2 が完全にオン状態に入り、究極、Q1 へのIB の供給は遮断される。ここに過電流は十分に制限され、0に至る。この ように、Q1 のオフとQ2 のオンとが正帰還で制限されるので誤りなく過電流を 遮断することができる。この場合、Q2 のオフからオンおよびQ1 のオンからオ フ極めて短時間のうちに完了するため、第1トランジスQ1 が活性領域にある時 間は非常に短い。このことは、第1トランジスタQ1 には過大な電流(但し、Q 1 の電流増幅率β×ベース電流IB 以下)が流れるが、その時間が非常に短いた め第1トランジスタQ1 の耐熱特性が厳しく要求されないことを意味し、該トラ ンジスタQ1 として高価なトランジスタを要しない。また、第2トランジスタQ 2 が一旦オンとなると(第1トランジスタQ1 はオフ)その状態を保持しつづけ 自らではその状態を反転することはできない。即ち、一旦、過電流が流れると、 外部から強制的に制御しなければ、Q1 はオフ(遮断領域)、Q2 はオン(飽和 領域)の状態を保持し続けるため、短絡障害中における発熱も極めて少なく、小 型、経済化に有効である。なお、この場合、短絡障害をおこしている負荷12を 取り去り、第2トランジスタQ2 のベース電流経路を断ってやるとQ1 , 2 は 自動的に初期状態に戻る。従って、再び正常な負荷12を接続すれば、Q1 , 2 は給電を開始し、前述の様な過電流保護の動作を行う。
【0017】 過電流制限部41における積分回路CRについて考察すると、これは、一般の ヒューズと近似した特性を得るのに都合が良い。一般のヒューズを用いた場合、 瞬時的を過電流には応答しないことは良く知られている。つまり、所定のレベル を超える過電流が一定時間以上通電されない限り溶断しない。このような、ヒュ ーズに固有の特性は給電回路における過電流保護には極めて都合が良い。図1に おいて、端子T1 ,T2 ,T3 及びT4 で区分されるブロックは交換機内におい て加入者回路パッケージの一部をなす。そして、負荷12の増設に対応して新たな 加入者回路パッケージは、これら端子T1 〜 T4 にプラグインされる。この時 、負荷12内の等価的なコンデンサ、その他の浮遊容量を充電するための突入電 流が流れる。この突入電流は通常の負荷電流I0 の数倍に及ぶが、故障による過 電流とは異なり、瞬時的に流れるのみである。そこで、このような瞬時的な突入 電流には応答しないようにするために、積分回路CRを設ける。また、工事者が MDF(Main Distribution Frame)端子板にドライバ ー等で誤って触れたときも瞬時的な過電流が流れるが、これにも応答することな く、短絡故障等による接続性の過電流のみを選択的に断とすることができるよう にしたのがこの積分回路CRである。さらに、この積分回路のCRの時定数の選 択の仕方によって第2トランジスタをオンとする時間を任意に設定できる。
【0018】 図2は図1における過電流制限部41の電圧−電流特性を示すグラフである。 前述した過電流制限部41の動作説明に現れる過電流I1,2 コレクタホエミッ タ間電圧VCEについてのVCE(SAT) その増分ΔVCE1,ΔVCE2,第2トランジスタ Q2 のVBE(VBE(Q2)ベース・エミッタ間電圧)、第1トランジスタQ1 のベー ス電流IB の関係が一見して分かる。なお、In は定格電流である。
【0019】 また、過電流制限部41の動作をさらに定性的説明すると次のようになる。こ の過電流制限部41が過電流を検出し、且つこれを遮断することのできる負荷側 の合成抵抗(図1の端子T1 −T2 より負荷12を見た時の合成抵抗)Rr は次 の1式で定まる。
【0020】
【数1】
【0021】 ここに、VCE(SAT),BE(Q2), B の意味は既述のとおりであり、Eは電源電 圧(図1の−24Vの絶対値)、βは第1トランジスタQ1 の直流電流増幅率で ある。
【0022】 例えば、短絡故障が発生したとすると、これに伴い発生する過電流を遮断する までの遅れ時間Toff は、大体次の2式から求められる。
【0023】
【数2】
【0024】 ここに、時定数τ、ΔVCE(Q1)、ΔVBE(Q2)は、
【0025】
【数3】
【0026】
【数4】
【0027】
【数5】
【0028】 で表される。 上記の各式に具体的な数値を代入してみる。即ち、E=24V、VCE(SAT) = 0.2V,VBE(Q2)=0.7V,β=210,I=1.2mA,RB =200k Ω,CB =10μFを代入する。
【0029】 上記1式より、Rr (Ω)の範囲は、 91>Rr ≧0 となる。 上記2式より、遅れ時間Toff(sec)は、
【0030】
【数6】
【0031】 となる。 図3は、本考案に基づく過電流保護回路の遮断特性を示すグラフであり、横軸 とTOFF を示し、対数目盛りで表示する。縦軸には、合成抵抗Rr 及び負荷電流 I0 をとる。尚、IS は、合成抵抗Rr を電流値に換算した仮想の電流である。 本グラフより、過電流の大小によって遮断するまでの時間が短く又は長く変化す ることが分かり、しかもその特性がヒューズの場合によく似ていることが分かる 。なお、本グラフ中の曲線Toff は、τ=2秒としたときの上記計算式より求め たカーブを示し、一方、曲線τ1及びτ2はそれぞれ、τ=1秒およびτ=2秒 に設定したときの実測値をプロットしたカーブを示す。
【0032】 図1に戻ると、本図中のバックアップ部42は過電流制限部41では足りない 動作を補う。補うべき動作は必要に応じて適宜選択すれば良い。 以下に述べる実施例は、各種の補うべき動作を個別に実現する実例を示すが、 これらはいくつか組み合わされて用いることもできる。
【0033】 バックアップ図は、図1の第1スイッチSW1 及び第2スイッチSW2 として 構成される。図ではホトカプラで構成した例を示す。図1に示す過電流制限部4 1は、一旦第1トランジスタQ1 をオフ(Q2 はオン)した後は、既述の正帰還 により、自らその状態を反転させることができず、負荷12を取り去ることによ りその状態を初期状態に戻すことができるが、この実施例では、負荷12を取り 去る代わりに、第1スイッチSW1 、第2スイッチSW2 によってQ1 ,Q2 を オン/オフ制御できるようにしている。
【0034】 図4は第2実施例を示す回路図である。 この実施例では、負荷電流を遮断するために一旦オフになった第1トランジス タQ1 を強制的にオンとするため、第1トランジスタにベース電流を供給するス イッチ81を設けている。スイッチ81は加入者線の接地側線路に並列に接続さ れる抵抗RX とコンデンサCX とコンデンサCX を充放電するSWとで構成され ている。通常スイッチSWはコンデンサCX と抵抗RX とを接続する側(1側) にあって、コンデンサCX を放電状態にしている。今、第1トランジスタQ1 が 負荷電流が過大となったためにオフとなったとする。この場合、前述したように 、第1トランジスタQ1 は自分では復旧することはできない。このため、スイッ チSWを2側にし、コンデンサCX を充電させる。すると、コンデンサCX の充 電電流がダイオードD2 を介して第1トランジスタQ1 のベースに流れ、第1ト ランジスタQ1 はオンとなり、再び、負荷電流が流れる。この時に第1トランジ スタQ1 のコレクタ・エミッタ間電圧は0Vとみなせるため、RB とCB で構成 される積分回路の出力電圧が低下し、第2トランジスタQ2 に対しベース電流が 供給できず、従って、第2トランジスタQ2 は自動的にオフとなる。
【0035】 ここでダイオードD1 , 2 はそれぞれ電流の逆流を防止するものである。 なお、図4では、複数の過電流保護回路に対して、スイッチ81をマルチに接 続している例を示している。通常、給電回路は1枚のパッケージに複数回路が収 容されているからである。
【0036】 図5は、本考案に基づく過電流保護回路の一適応例を示す回路図であり、電交 換システムの一部を示す。本図において、12は先に述べた負荷であり、電話端 末等である。図では、いわゆる多機能電機を示す。負荷12につながるライン9 1は既述の加入者線路の抵抗11に相当し、給電線であると共に、また制御線で もある。ライン92は音声信号の流れる通話線をなす。これらライン91、92 の他端には交換機本体93が接続する。これは、インターフェースカード94と 通話路及び制御装置95からなる。本考案の過電流保護回路(40,50,60 ,70,70’,80)は、インターフェースカード94内のブロック96とし て収容される。
【0037】 負荷12内のチョークコイルCHとコンデンサCDは低域ろ波器を形成し、D C/DCコンバーター(CONV)の直流の24Vを供給して、これを5Vに下 げる。この5VはCMOS−IC等で組まれる通話回路、制御回路の電源となる 。なお、図中のTHインピーダンス整合用のトランスである。
【0038】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように、本考案によれば負荷電流の通電路を開閉制御す る第1トランジスタへのベース電流をバイパスして、第1トランジスタを遮断す る第2トランジスタの開閉制御を積分回路の出力電圧によって行っている。
【0039】 従って、第2トランジスタは積分回路の時定数で決まる遅延時間を待って開閉 制御を行うことになり、負荷電流の過渡的な変化に対しても誤動作せず、ヒュー ズの長所を備えている。また、第1トランジスタ、第2トランジスタはそれぞれ 一旦過電流が流れるとオン・オフの状態を保持しつづけるため、この面でもヒュ ーズの長所を備えている。さらにこの積分回路のC・Rの値を選択することによ って、負荷電流の通電路の遮断時間を任意に設定できる。
【0040】 また、過渡電流や過電流を制限している間は第1トランジスタは活性領域にあ って、コレクタ損失も多くなるが、その継続時間は積分回路の定数で定められた 時間を超えることはないので、極めて発熱の少ない保護回路の実現が可能で、高 密度実装(小型化)が可能となる。また、一般的なトランジスタの特性として、 前記のような単発的な最大許容コレクタ損失は連続時のそれと比べて10倍以上 許容されることからコレクタ損失の小さいトランジスタを用いることができるの で経済的である。
【0041】 さらに、第1トランジスタと第2トランジスタの少なくとも一方の開閉状態を 検出することにより、負荷電流の通電状態が識別可能になり、保守運用が容易に なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づく過電流保護回路の第1実施例の
回路図である。
【図2】図1における過電流制限部41の電圧−電流特
性を示すグラフである。
【図3】図1における回路の遮断特性を示すグラフであ
る。
【図4】本考案に基づく過電流保護回路の第2実施例の
回路図である。
【図5】本考案に基づく過電流保護回路の一適用例を示
す回路図である。
【図6】電流制限形の過電流保護回路の一例を示す回路
図である。
【図7】図6における負荷電流I0 と出力電圧V0 との
関係を示すグラフである。
【図8】電流制限形の過電流保護回路の他の一例を示す
回路図である。
【図9】図8における負荷電流とI0 と出力電圧V0
の関係を示すグラフである。
【図10】電流遮断形の過電流保護回路の一例を示す回
路図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者線に供給される通話電流の通電路
    を開閉する第一トランジスタと、 該第1トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧を積分
    する積分回路と、 該積分回路の出力電圧によりON/OFF制御され、O
    N状態で該第1トランジスタのベース電流をバイパスし
    て、該第1トランジスタをOFF状態として該通電路を
    遮断する第2トランジスタと、 外部からの制御信号によりONされ、該第2トランジス
    タのベース電流をバイパスして、該第2トランジスタを
    OFFすることにより、第1トランジスタをONして通
    話電流の供給を開始させる第1ホトカプラと、 外部からの制御信号によりONされ、該第2トランジス
    タへベース電流を供給し、該第2トランジスタをONし
    て、該第1トランジスタをOFFして通話電流の供給を
    停止させる第2ホトカプラとを備えた加入者回路の過電
    流保護回路。
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