JPH068559U - 強化アスファルト防水層構造 - Google Patents

強化アスファルト防水層構造

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JPH068559U
JPH068559U JP4659492U JP4659492U JPH068559U JP H068559 U JPH068559 U JP H068559U JP 4659492 U JP4659492 U JP 4659492U JP 4659492 U JP4659492 U JP 4659492U JP H068559 U JPH068559 U JP H068559U
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JP
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waterproof
layer structure
waterproof layer
base
asphalt
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JP4659492U
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English (en)
Inventor
木 邦 好 茂
Original Assignee
両毛防水工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 施工時に公害、災害等の発生がなくしかも極
めてスピーディーに施工できる防水層構造を提供するこ
と。また、補修の際にも、簡便に補修施工できる防水層
構造を提供すること。 【構成】 本考案の強化アスファルト防水層構造は、互
いに空隙なく接するように配置された複数枚の防水プレ
ート1と、この防水プレートを下地7に着脱自在に固定
するように防水プレートの周縁部9から下地にまで挿通
する防水プレート固着手段と、下地に固着された複数の
防水プレート間をシールするために防水プレートの周縁
部に設けられたポリマー改質弾性アスファルトペースト
による塗膜6と、からなっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】
本考案は、強化アスファルト防水層構造に関し、さらに詳しくは、補修の際極 めてスピーディーに防水処置できる強化アスファルト防水層構造に関する。
【0002】
【考案の技術的背景】
屋上、ベランダ、外廊下、倉庫、駐車場、貯水槽等に防水層を形成する際に、 熱アスファルト塗布工法が一般的に用いられている。
【0003】 この工法では、アスファルトを溶融しなければならず、このための設備、場所 、燃料などが施工現場で必要であり、また、ある程度均一な厚みを有し、かつ防 水可能な防水層を形成するには熟練を要し、さらに、熱溶融しているアスファル トを流し込んでから固化するまでの間に前記のような防水層を形成しなければな らず、このように施工時に時間的制限を受けるなどの問題点がある。さらに、こ の工法においては、大量のアスファルトが長時間高温の状態にあり、悪臭などが 発生し、このため、新たな公害、災害が発生するという問題点がある。
【0004】 また、熱アスファルト工法によって形成された防水層に洩水が発生した場合、 このような洩水箇所を補修する際、まず、発生した洩水箇所を特定しなければな らないが、一般にこの洩水箇所の特定は困難である。さらに、新たな防水層をこ の洩水箇所に完全に密着させて洩水を防止しなければならないため、洩水してい る防水層を剥したのち、下地に付着しているアスファルト等を完全に取り除くた めにケレン掛け等の剥離処理が必要であった。
【0005】 また、ゴム、塩ビ、ウレタン等のシート状の材料を用いたシート防水工法によ り防水層を形成すると、これらのシート状材料はアスファルトと比較して耐候性 に劣るため防水層に亀裂などが発生し易く、また、長期にわたる気温の寒暖の繰 り返しにより下地から剥離し、フクレが発生するという問題点があった。また、 過度に湿気を帯びた下地上に形成された防水層ではフクレが発生し易く、さらに 、隣接する防水層間の接合部や防水層と下地間の接合部が場合によっては簡単に 剥離し、洩水するという問題点があった。
【0006】 また前記シート工法において防水層に洩水が発生した際に、劣化が著しい旧シ ートと新しいシートとを接合して洩水箇所を補修する必要がある。このような新 ・旧シートの接合は特に難しく、したがって、防水加工したシート接合部の接着 がさらに不完全となり、場合によっては補修前より洩水が悪化することがあるな ど問題点がある。
【0007】
【考案の目的】
本考案は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたものであっ て、屋上、ベランダ、外廊下、倉庫、駐車場、貯水槽等に極めてスピーディーに 防水層が形成でき、施工時に公害発生のおそれがなく、しかも、安全に施工がで きる防水層構造を提供することを目的としている。
【0008】 さらに、補修の際にも簡単な補修施工により確実に防水処置できる防水層構造 を提供することを目的としている。
【0009】
【考案の概要】
このような上記目的を達成するため本考案の強化アスファルト防水層構造は、 互いに空隙なく接するように配置された複数枚の防水プレートと、 この防水プレートを下地に着脱自在に固定するように防水プレートの周縁部か ら下地にまで挿通する防水プレートの固着手段と、 下地に固着された複数の防水プレート間をシールするために防水プレートの周 縁部に設けられたポリマー改質弾性アスファルトペーストによる塗膜と、 からなることを特徴としている。
【0010】 また本考案に係る強化アスファルト防水層構造では、前記の防水プレートが、 ガラスマットにポリマー改質弾性アスファルトを含浸硬化してなることが好まし い。
【0011】
【考案の具体的説明】
以下、本考案の一例を図面に基づき具体的に説明する。 図1は、本考案の一例に係る強化アスファルト防水層構造(以下単に、防水層 構造ともいう)の要部断面斜視図である。図2は、図1に示す防水層構造の〔I I〕−〔II〕線に沿う要部拡大断面図である。
【0012】 図1に示したように、本考案に係る強化アスファルト防水層構造は、互いに空 隙なく接するように配置された複数枚の防水プレートと、 この防水プレートを下地に着脱自在に固定するように防水プレートの周縁部か ら下地にまで挿通する防水プレートの固着手段と、 下地に固着された複数の防水プレート間をシールするために防水プレートの周 縁部に設けられたポリマー改質弾性アスファルトペーストによる塗膜と、 からなっている。
【0013】 防水プレート まず、本考案における防水プレートについて説明する。 図2に示すように、防水プレート1はガラスマット2およびポリマー改質弾性 アスファルト3からなっている。
【0014】 ガラスマット2としては、ガラス繊維が、アトランダムな配列状態でマット状 に加工されている不織布マットを用いるのが好ましく、また編組してマット状に 加工したものを用いることもできる。このガラスマット2の大きさは特に限定さ れない。
【0015】 ポリマー改質弾性アスファルト3は、アスファルトとポリマーからなり、通常 、アスファルト50〜80重量部とポリマー20〜50重量部(合計で100重 量部)からなる。
【0016】 アスファルトとしては針入度40〜200程度の直留アスファルトが用いられ る。 また、ポリマーは、塑性樹脂と弾性樹脂とからなることが好ましく、塑性樹脂 としては軟質不飽和ポリエステル、アタクチックポリプロピレン等が用いられ、 弾性樹脂としては軟質ウレタン、弾性エポキシ、スチレン−ブタジエン−スチレ ン、スチレン−ブタジエンコポリマー等が用いられる。
【0017】 この上記ポリマー改質弾性アスファルト3(ポリマー改質弾性アスファルト組 成物)に、クレー、タルク、アルミナ、炭酸カルシウム、ガラスビーズ等の無機 質充填剤、砂等の細骨材、カーボンブラック等の補強剤などの添加剤が配合され ていてもよい。このような配合剤は、ポリマー改質弾性アスファルト組成物10 0重量部に対し、0〜20重量部程度の量で用いられる。この添加剤が配合され た組成物では、耐候性、耐荷重性等に優れている。
【0018】 このようなポリマー改質弾性アスファルト3は、アスファルトとポリマーとを 加熱・溶解・混合して用いられる。この際上記の添加剤を加えて混合することが 好ましい。
【0019】 本考案における防水プレートは上記したようにポリマー改質弾性アスファルト 組成物とガラスマット2とからなる含浸成形体であり、このような成形体は耐候 性、耐薬品性、弾力性、屈曲性、粘弾性等に優れている。また高温下あるいは低 温下においてもこの成形体は上記物性が急激に低下する虞がない。
【0020】 さらにこのようにして生産された防水プレートの表面に無機質細粒、あるいは 砂などを密着させると防水性、耐久性がさらに向上し、かつ、運搬時等には防水 プレート同士が付着しにくくなる。
【0021】 この防水プレートは、プレート状あるいは巻物状の半製品として工場で一定の 規格に量産可能であるが、大きさは特に限定されない。 本考案における防水プレートはこのような防水プレートを現場等で切断して一 定形状にしたものを用いるかまたは一定形状に工場生産されたプレートをそのま ま用いることもできる。このような防水プレート1は、厚さが通常、1〜10mm 、好ましくは1〜5mm、長さが1〜10m、好ましくは1〜5m、巾が0.1〜 5m好ましくは0.5〜1m程度である。
【0022】 本考案における防水プレート1は、ポリマー改質弾性アスファルトが一定厚の ガラスマットに含浸、成型化して得られており、また工場で一定の規格のもとに 量産、いわゆる「プレハブ化」されているため、防水プレート1の全面にわたっ て品質が一定でしかも、プレート相互間のばらつきも少ない。
【0023】 固着手段 本考案における固着手段は、上記の防水プレート1を下地に着脱自在に固定す るように防水プレート1の周縁部から下地にまで挿通している。具体的には、図 1に示すように固着手段としてネジ4を用いることが望ましい。またファスナー 、フィッシャープラグ等を使用してもよく、この固着手段は特に限定されない。
【0024】 塗膜 また本考案における塗膜6は、ポリマー改質弾性アスファルトペーストを例え ば刷毛などを用い塗布したのち硬化して得られる。
【0025】 ポリマー改質弾性アスファルトペーストはアスファルトに反応性樹脂を混ぜ、 さらにガラス繊維などの無機繊維を分散させるなどして調製することができる。 反応性樹脂としては、ウレタンまたは不飽和ポリエステルなどが挙げられる。
【0026】 このようなウレタンまたは不飽和ポリエステルなどのうちでも施工時の安全性 の面から常温で硬化可能な反応性樹脂を用いることが望ましい。このような樹脂 として、2液性ウレタンを予め混ぜて1液としたもの、あるいは不飽和ポリエス テルとその硬化剤を用いたものなど従来公知のものが例示される。
【0027】 なお、上記ペーストを作成する際に、灯油、シンナーなどの有機溶剤を適宜加 えて粘度を調整することができる。 防水層構造の設置法 本考案に係る防水層構造を設置するには、まず、上記の防水プレート1を複数 枚用意し、これらの防水プレート1を互いに空隙なく接するように下地に敷設し 、続いて下地に着脱自在に固定するよう防水プレート周縁部から下地にまで挿通 された固着手段によりこの防水プレートを固定する。
【0028】 次いでこのようにして下地に固着されたこの防水プレートの周縁部および固着 手段が被覆されるようにポリマー改質弾性アスファルトペーストにて被覆硬化し て塗膜を形成し一体化して、本考案の防水層構造が設置される。
【0029】 本考案の防水層構造がたとえばコンクリート下地に設置される場合、防水プレ ート1は下地7に対し周縁部9のみが固着され、下地7と防水プレート1との中 央部8が密着(接着)されていない(以下「浮かし張り絶縁工法」ともいう)。
【0030】 すなわち、前記防水プレート1は下地7に対し周縁部9のみが固着され、その 他は下地7に対し浮かして防水層が絶縁された状態になっている。このため多少 湿気を帯びた下地7に防水層構造が設けられても、余分な湿気が防水層構造と下 地の間に拡散し、全面接着工法にくらべ、防水層構造に部分的な目立ったふくれ が発生しない。したがって、本考案の防水層構造では施工する際に脱気筒を用い る必要がない。
【0031】 さらに、本考案の防水層構造は防水プレート1の周縁部9のみが固着手段によ り下地7に固定されており、また、この防水層構造に使用される防水プレート1 ならびに塗膜6は適度な弾性を有している。このためコンクリート下地の構造ク ラックが原因で発生する防水層構造の亀裂が防止される。
【0032】 特に、防水層構造に不良箇所が発生した際にも、その不良箇所の防水プレート 1のみを剥し、新しい防水プレートと交換し、前記同様の方法にて防水層構造が 形成される。このように本考案の防水層構造では、極めて簡便に漏水が補修され ることとなる。
【0033】 また本考案の防水層構造では設置の際に前記のような浮かし張り絶縁工法が用 いられており、このため、多少湿気を帯びた下地上に設置してもふくれの発生す る虞がない。しかもこのようにして形成された防水層構造は耐水性、耐候性に極 めて優れている。
【0034】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案の防水層構造は、互いに空隙なく接するように配置 された複数枚の防水プレートと、この防水プレートを下地に着脱自在に固定する ように防水プレートの周縁部から下地にまで挿通する防水プレートの固着手段と 、下地に固着された複数の防水プレート間をシールするために防水プレートの周 縁部に設けられたポリマー改質弾性アスファルトペーストによる塗膜と、からな っているので防水層構造が湿気を帯びた下地に設けられてもふくれが発生する虞 がなく、脱気筒の使用も不要となる。
【0035】 また、本考案に係る防水層構造は適度に弾性を有しており、またこの防水層構 造は浮かし張工法により形成されているため、寒暖の気温変化による防水層構造 と下地との剥離、防水層構造のふくれなどがない。したがって本考案の防水層構 造では、剥離、ふくれなどの発生を原因とする洩水の虞がない。
【0036】 さらに本考案の防水層構造では、工場等で安価に生産され品質が一定の防水プ レートが用いられている。このような一定品質の防水プレートを使用した防水層 構造ではひび割れ等が発生しにくく、長期にわたって防水性が保持される。
【0037】 また、本考案に係る防水層構造の補修に当たっては、その不良部分の防水プレ ートのみを剥し、新しい防水プレートと交換して前記同様の方法にて防水層構造 が形成され、この形成の際にケレン掛けなどの面倒な剥離処理をする必要がない 。
【0038】 本考案の防水層構造においては、上記したように工場で同一規格で量産された 防水プレートが使用され、新規な防水層構造の施工には勿論、補修においても、 工期が短縮化されコストが軽減される。またこのような防水層構造は、熟練を要 せず、簡便にかつスピーディーに設置することができる。
【0039】
【実施例】
以下本考案を実施例によってさらに具体的に説明するが、本考案はこの実施例 に限定されるものではない。
【0040】
【実施例1】 180°〜200℃に加熱した針入度(25℃、100g、5秒、0. 1mmを 針入度1とする)80〜100の直留アスファルト65重量部に、アタクチック ポリプロピレン30重量部および分子量約100,000のブタジエン−スチレ ンコポリマー5重量部を加え、ミキサーで加熱溶解混合し、ポリマー改質弾性ア スファルト配合液を作成した。
【0041】 この配合液を4mm厚、長さ2m、巾1mのガラスマットに含浸させ、必要に応 じて表面にタルク粉末を散布し冷却、硬化させた。 このようにして得られたポリマー改質弾性アスファルト配合品(防水プレート )は、軟化点140℃、針入度30、破断時の引張り伸び250%であり、また −10℃において180°折曲げが可能であった。
【0042】 この防水プレートをコンクリート下地に密着して敷きつめ、各プレートの周辺 部を30cm間隔に穿孔し、ナイロンプラグ等を挿入し、ディスク板と共にステン レスネジで締めつけ下地に防水プレートを固定した。
【0043】 ついで、ネジ頭部も被覆するように、防水プレートの接合部を中心に10cmの 巾に、ガラス短繊維含有ポリマー改質アスファルトペーストを塗布して被覆硬化 し、一体化させた。
【0044】 この結果、洩水の全くない防水層を形成することができた。 なお、この上記ペーストは、針入度100の直留アスファルトを灯油にてカッ トし粘度約5,000cpsに調整後、この中に軟質ウレタン塗料を40%混合 し、更にガラス短繊維を加えて15,000cps程度の粘度に調製したものを 使用した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本考案の一例に係る防水層構造の要
部断面斜視図である。
【図2】 図2は、図1に示す防水層構造の〔II〕−
〔II〕線に沿う要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1……防水プレート 2……ガラスマット 3……ポリマー改質弾性アスファルト 4……ネジ 6……塗膜 7……下地 8……中央部 9……周縁部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに空隙なく接するように配置された
    複数枚の防水プレートと、 この防水プレートを下地に着脱自在に固定するように防
    水プレートの周縁部から下地にまで挿通する防水プレー
    トの固着手段と、 下地に固着された複数の防水プレート間をシールするた
    めに防水プレートの周縁部に設けられたポリマー改質弾
    性アスファルトペーストによる塗膜と、 からなることを特徴とする防水層構造。
  2. 【請求項2】 前記防水プレートが、ガラスマットにポ
    リマー改質弾性アスファルトを含浸硬化してなることを
    特徴とする請求項1に記載の防水層構造。
JP4659492U 1992-07-03 1992-07-03 強化アスファルト防水層構造 Pending JPH068559U (ja)

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