JPH0686308B2 - 光学ガラス - Google Patents
光学ガラスInfo
- Publication number
- JPH0686308B2 JPH0686308B2 JP60263311A JP26331185A JPH0686308B2 JP H0686308 B2 JPH0686308 B2 JP H0686308B2 JP 60263311 A JP60263311 A JP 60263311A JP 26331185 A JP26331185 A JP 26331185A JP H0686308 B2 JPH0686308 B2 JP H0686308B2
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- Japan
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- glass
- temperature
- optical glass
- optical
- refractive index
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、比較的低温にてプレス成形でき、プレス成形
後研削または研摩を必要としない精密プレスレンズ用の
光学ガラスに関する。
後研削または研摩を必要としない精密プレスレンズ用の
光学ガラスに関する。
従来の技術 従来同じような光学恒数を持つものとして、SKタイプ、
及びSSKタイプの光学ガラスが存在する。またプレス成
形用のガラスとして、リン酸塩系ガラス(特開昭55−15
4343、特開昭58−79839、特開昭60−122749参照)フル
オロリン酸塩系ガラス(特開昭56−59641、特開昭56−1
49343、特開昭58−217451参照)、フツホウ酸塩系ガラ
ス(特開昭59−146952参照)が知られている。
及びSSKタイプの光学ガラスが存在する。またプレス成
形用のガラスとして、リン酸塩系ガラス(特開昭55−15
4343、特開昭58−79839、特開昭60−122749参照)フル
オロリン酸塩系ガラス(特開昭56−59641、特開昭56−1
49343、特開昭58−217451参照)、フツホウ酸塩系ガラ
ス(特開昭59−146952参照)が知られている。
発明が解決しようとする問題点 従来よりあるSKタイプ、及びSSKタイプの光学ガラス
は、屈伏温度(At)が630℃もしくはそれ以上のものし
か存在せず、そのプレス温度は700℃を超える高い温度
でなければ成形することが出来なかった。第1表にSKタ
イプ、及びSSKタイプの例(屈折率(nd)、アッベ数
(νd)、屈伏温度(At)、並びに比重)を示す。
は、屈伏温度(At)が630℃もしくはそれ以上のものし
か存在せず、そのプレス温度は700℃を超える高い温度
でなければ成形することが出来なかった。第1表にSKタ
イプ、及びSSKタイプの例(屈折率(nd)、アッベ数
(νd)、屈伏温度(At)、並びに比重)を示す。
プレス成形後、研削または研摩を必要としない精密プレ
ス加工の型材その他について特許等で発表されている
が、プレス成形温度が高温になると型材の酸化等の問題
が起り、面精度の保持が難しく量産には適さない。その
ためプレスされるガラスは、可能な限り低い温度で成形
されるのが望ましい。上記特許はそのためにガラス成形
酸化物として、リン酸及びホウ酸を選んでいる。しかし
リン酸及びホウ酸は、低温化には有利ではあるが、ガラ
スの化学的耐久性及び耐候性に問題が生じやすい。また
フッ素の導入は、低温化及び低分散化に有利であるが、
ガラス溶融時における安定性、プレス温度におけるフッ
素の揮発による型材、環境等に問題が生じやすい。鉛を
含んでいるガラスも上記特許に見られるが、鉛を含むと
フッ素同様鉛の揮発物が型材に付着し面精度の保持等に
問題が生じやすい。
ス加工の型材その他について特許等で発表されている
が、プレス成形温度が高温になると型材の酸化等の問題
が起り、面精度の保持が難しく量産には適さない。その
ためプレスされるガラスは、可能な限り低い温度で成形
されるのが望ましい。上記特許はそのためにガラス成形
酸化物として、リン酸及びホウ酸を選んでいる。しかし
リン酸及びホウ酸は、低温化には有利ではあるが、ガラ
スの化学的耐久性及び耐候性に問題が生じやすい。また
フッ素の導入は、低温化及び低分散化に有利であるが、
ガラス溶融時における安定性、プレス温度におけるフッ
素の揮発による型材、環境等に問題が生じやすい。鉛を
含んでいるガラスも上記特許に見られるが、鉛を含むと
フッ素同様鉛の揮発物が型材に付着し面精度の保持等に
問題が生じやすい。
発明の目的 従って、本発明の第一の目的は比較的低い温度で精密プ
レスができ、プレス成形後研削または研摩を必要としな
い精密プレスレンズ用光学ガラスを提供することにあ
る。
レスができ、プレス成形後研削または研摩を必要としな
い精密プレスレンズ用光学ガラスを提供することにあ
る。
また、本発明の第二の目的は屈折率(nd)が1.595−1.6
35、アッベ数(νd)が50以上という中屈折率低分散の
光学ガラスを提供することにある。
35、アッベ数(νd)が50以上という中屈折率低分散の
光学ガラスを提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明者等は以上のような従来の光学ガラス及びプレス
成形用光学ガラスの諸欠点をかんがみて、種々考察研究
した結果、SiO2、B2O3、Li2O、BaO、La2O3を必須とする
ガラス組成の光学ガラスは、SKタイプ、及びSSKタイプ
の光学ガラスとほぼ同等の光学恒数を有し、かつこれよ
りも低い温度においてプレス成形でき、型材への影響を
殆どないこと、及び更に上記特許のプレス成形用光学ガ
ラスよりも、安定性、化学的耐久性、耐候性、溶融性に
すぐれ、従来の光学ガラスと同様に扱え、かつ屈伏温度
(At)が低いため、プレス成形後研削または研摩を必要
としない精密プレスレンズ用光学ガラスとして最適であ
るところのガラス組成物を見出し、本発明に到達したも
のである。
成形用光学ガラスの諸欠点をかんがみて、種々考察研究
した結果、SiO2、B2O3、Li2O、BaO、La2O3を必須とする
ガラス組成の光学ガラスは、SKタイプ、及びSSKタイプ
の光学ガラスとほぼ同等の光学恒数を有し、かつこれよ
りも低い温度においてプレス成形でき、型材への影響を
殆どないこと、及び更に上記特許のプレス成形用光学ガ
ラスよりも、安定性、化学的耐久性、耐候性、溶融性に
すぐれ、従来の光学ガラスと同様に扱え、かつ屈伏温度
(At)が低いため、プレス成形後研削または研摩を必要
としない精密プレスレンズ用光学ガラスとして最適であ
るところのガラス組成物を見出し、本発明に到達したも
のである。
すなわち、本発明を重量%で示すと SiO2 20−40% B2O3 10〜20% Li2O 3−9% Na2O 0−10% K2O 0−7% ただし Li2O、Na2O、K2Oの二種以上 9−18% SrO 0−11% BaO 13−45% ZnO 0−5% La2O3 5−18% Gd2O3 0−5% Yd2O3 0−5% からなる組成を有している。
本発明に係る光学ガラスの各成分範囲を上記のように限
定した理由は次のとおりである。
定した理由は次のとおりである。
SiO2はガラスの網目を構成する主成分であるが、40%を
超えると、溶融時の粘性が大きくなり屈伏温度(At)の
上昇をまねき、20%より少ないと失透傾向が大きくな
る。
超えると、溶融時の粘性が大きくなり屈伏温度(At)の
上昇をまねき、20%より少ないと失透傾向が大きくな
る。
B2O3は、SiO2と同様ガラスの網目を構成し、ガラスの安
定化に有効な成分である。またガラスの均質化に有効で
あり、さらに適量含有させることにより屈伏温度(At)
を下げる。しかし10%より少ないと上記の効果が少な
く、20%より多くなると化学的耐久性が悪くなる。
定化に有効な成分である。またガラスの均質化に有効で
あり、さらに適量含有させることにより屈伏温度(At)
を下げる。しかし10%より少ないと上記の効果が少な
く、20%より多くなると化学的耐久性が悪くなる。
Li2Oは、本発明において重要な意味を持つ成分であり、
Li2Oを必須配合成分として適量加えることにより、ガラ
スの安定性を損なうことなく、著しくプレス成形時の温
度を下げる効果を持つ。Li2Oが3%少ないと上記効果が
少なく、9%より多いと失透傾向の増大をまねく。
Li2Oを必須配合成分として適量加えることにより、ガラ
スの安定性を損なうことなく、著しくプレス成形時の温
度を下げる効果を持つ。Li2Oが3%少ないと上記効果が
少なく、9%より多いと失透傾向の増大をまねく。
Na2O、K2Oもそれぞれプレス成形時の温度降下に寄与す
るが、Na2Oが10%、K2Oが7%より多いと失透傾向が増
大するばかりでなく、化学的耐久性も悪くなる。
るが、Na2Oが10%、K2Oが7%より多いと失透傾向が増
大するばかりでなく、化学的耐久性も悪くなる。
Li2O、Na2O及びK2Oの二種以上の合量が9%より少ない
と、プレス成形時の温度上昇となり、18%より多いと、
化学的耐久性が悪くなるとともに失透傾向も増大する。
と、プレス成形時の温度上昇となり、18%より多いと、
化学的耐久性が悪くなるとともに失透傾向も増大する。
SrOは任意配合成分であり、BaOと組み合せることによ
り、BaOを単体で使用するよりも屈伏温度(At)を下げ
るが、SrOを11%より多くすると失透傾向の増大、及び
所定の光学性能が得られないのでこれ以下とする。
り、BaOを単体で使用するよりも屈伏温度(At)を下げ
るが、SrOを11%より多くすると失透傾向の増大、及び
所定の光学性能が得られないのでこれ以下とする。
BaOは必須配合成分であり、屈折率を高めることに有効
であるが、13%より少ないと効果が少なく、45%より多
いと失透傾向が増大する。
であるが、13%より少ないと効果が少なく、45%より多
いと失透傾向が増大する。
ZnOは任意配合成分であり、化学的耐久性が増すが、5
%より多いと失透傾向が増大する。
%より多いと失透傾向が増大する。
La2O3は必須配合成分であり、BaOと同様に屈折率を高
め、化学的耐久性を良くする。5%より少ないと前記効
果が少なく、18%より多いと屈伏温度(At)の上昇、失
透傾向の増大となる。
め、化学的耐久性を良くする。5%より少ないと前記効
果が少なく、18%より多いと屈伏温度(At)の上昇、失
透傾向の増大となる。
Yd2O3及びGd2O3はそれぞれ任意配合成分であり、La2O3
と合せて光学性能の調整に使用するが、その量はそれぞ
れ5%以下で充分であり、これを超えると屈服温度(A
t)の上昇をもたらす。
と合せて光学性能の調整に使用するが、その量はそれぞ
れ5%以下で充分であり、これを超えると屈服温度(A
t)の上昇をもたらす。
本発明の光学ガラスには、上記成分の他に光学性能の調
整、溶融性の改善、ガラス化範囲の拡大等のために、本
発明の目的から外れない限り、GeO2、ZrO2、TiO2、Nb2O
5、Ta2O5、Y2O3、In2O3、Ga2O3、Al2O3、WO3、MgO、Ca
O、PbOなどを含有させることができる。
整、溶融性の改善、ガラス化範囲の拡大等のために、本
発明の目的から外れない限り、GeO2、ZrO2、TiO2、Nb2O
5、Ta2O5、Y2O3、In2O3、Ga2O3、Al2O3、WO3、MgO、Ca
O、PbOなどを含有させることができる。
実施例 次に本発明に係る実施例の組成(数値は重量%、屈折率
(nd)、アッベ数(νd)、屈伏温度(At)、並びに比
重を示す)を第2表に示す。
(nd)、アッベ数(νd)、屈伏温度(At)、並びに比
重を示す)を第2表に示す。
本発明の光学ガラスは各成分の原料として、各々相当す
る酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩等を使用し、所定
の割合で秤量し充分混合してガラス調合原料として、白
金製ルツボに投入して電気炉で1000−1200℃で溶融し、
白金製攪拌棒にて攪拌して、清澄、均質化してから適当
な温度に予熱した金型内に鋳込んだ後、除冷して作る。
なおガラスの着色を防ぎ、脱泡のために少量のAs2O3を
加えること、又は工業上良く知られている脱泡成分の少
量添加は、本発明の効果に影響を与えない。
る酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩等を使用し、所定
の割合で秤量し充分混合してガラス調合原料として、白
金製ルツボに投入して電気炉で1000−1200℃で溶融し、
白金製攪拌棒にて攪拌して、清澄、均質化してから適当
な温度に予熱した金型内に鋳込んだ後、除冷して作る。
なおガラスの着色を防ぎ、脱泡のために少量のAs2O3を
加えること、又は工業上良く知られている脱泡成分の少
量添加は、本発明の効果に影響を与えない。
発明の効果 本発明によれば、屈伏温度(At)が550℃以下で、屈折
率(nd)が1.595−1.635、アッベ数(νd)が50以上の
光学恒数を有し、失透に対して安定で、比較的低い温度
で精密プレスができ、プレス成形後研削または研摩を必
要としないプレスレンズ用光学ガラスが得られる。
率(nd)が1.595−1.635、アッベ数(νd)が50以上の
光学恒数を有し、失透に対して安定で、比較的低い温度
で精密プレスができ、プレス成形後研削または研摩を必
要としないプレスレンズ用光学ガラスが得られる。
Claims (1)
- 【請求項1】SiO2 20−40 重量% B2O3 10−20 重量% Li2O 3−9 重量% Na2O 0−10 重量% K2O 0−7 重量% ただし Li2O、Na2O、K2Oの二種以上 9−18 重量% SrO 0−11 重量% BaO 13−45 重量% ZnO 0−5 重量% La2O3 5−18 重量% Gd2O3 0−5 重量% Yb2O3 0−5 重量% 以上から成る屈状温度(At)が550℃以下で、屈折率(n
d)が1.595〜1.635であり、アッベ数(νd)が50以上
の比較的低軟化点を有し中屈折率低分散の特性を有する
精密プレスレンズ用光学ガラス
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60263311A JPH0686308B2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | 光学ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60263311A JPH0686308B2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | 光学ガラス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62123040A JPS62123040A (ja) | 1987-06-04 |
| JPH0686308B2 true JPH0686308B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=17387713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60263311A Expired - Fee Related JPH0686308B2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 | 光学ガラス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0686308B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2616958B2 (ja) * | 1988-05-10 | 1997-06-04 | 株式会社住田光学ガラス | 精密プレス成形用光学ガラス |
| JPH0743791Y2 (ja) * | 1989-02-07 | 1995-10-09 | タナシン電機株式会社 | テープレコーダ装置 |
| JP2535407B2 (ja) * | 1989-05-31 | 1996-09-18 | ホーヤ株式会社 | 光学ガラス |
| JP2726310B2 (ja) * | 1989-07-04 | 1998-03-11 | 株式会社住田光学ガラス | 精密プレス成形用光学ガラス |
| JP4923366B2 (ja) * | 2001-09-13 | 2012-04-25 | 日本電気硝子株式会社 | モールドプレス成形用光学ガラス |
| JP3555681B2 (ja) * | 2001-10-29 | 2004-08-18 | 日本電気硝子株式会社 | モールドプレス成形用ガラス |
| JP4453328B2 (ja) * | 2003-10-09 | 2010-04-21 | 日本電気硝子株式会社 | モールドプレス成形用ガラス及びその製造方法 |
| JP2009073674A (ja) * | 2006-09-04 | 2009-04-09 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ガラスの製造方法 |
| JP6163620B1 (ja) * | 2017-04-05 | 2017-07-12 | 株式会社住田光学ガラス | 光学ガラス及び光学素子 |
| JP7089870B2 (ja) * | 2017-12-28 | 2022-06-23 | 株式会社オハラ | 光学ガラス、光学素子およびプリフォーム |
| CN111204969A (zh) * | 2020-03-06 | 2020-05-29 | 成都光明光电股份有限公司 | 光学玻璃、玻璃预制件、光学元件和光学仪器 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57179047A (en) * | 1981-04-24 | 1982-11-04 | Fuji Photo Film Co Ltd | Optical glass |
| JPS58194755A (ja) * | 1982-05-07 | 1983-11-12 | Ohara Inc | 光学ガラス |
| DE3331106C2 (de) * | 1983-08-30 | 1985-09-19 | Schott Glaswerke, 6500 Mainz | Optisches Glas mit einem Brechtwert ≥1.60 und einer Abbezahl ≥58, mit hoher chemischer Stabilität und Entmischungs- und Kristallisationsfestigkeit im System SiO↓2↓-B↓2↓O↓3↓-SrO-La↓2↓O↓3↓-Al↓2↓O↓3↓-BaO-Alkalioxid-F |
-
1985
- 1985-11-22 JP JP60263311A patent/JPH0686308B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62123040A (ja) | 1987-06-04 |
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| JP2616958B2 (ja) | 精密プレス成形用光学ガラス | |
| JPH0243693B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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