JPH0686345B2 - バーク堆肥およびその製造方法 - Google Patents

バーク堆肥およびその製造方法

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JPH0686345B2 JP18429789A JP18429789A JPH0686345B2 JP H0686345 B2 JPH0686345 B2 JP H0686345B2 JP 18429789 A JP18429789 A JP 18429789A JP 18429789 A JP18429789 A JP 18429789A JP H0686345 B2 JPH0686345 B2 JP H0686345B2
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

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  • Fertilizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、バーク(樹皮)を主原料とする堆肥および
その製造方法に関する。
〔従来の技術〕
現在、我が国の住宅資材等には、主にソ連シベリヤ産や
カナダ産のカラ松、エゾ松、ベニ松等が使用されている
が、それが陸上げされたときには、多量のバークが排出
され、その用途が見い出せないために、例えば、富山県
では新港背後地に積み上げられてバークの山ができてい
るのが現状である。
従来、このバークの用途としては、燃料や肥料、きのこ
の床材等に使用することが試みられている。
そのうち、燃料については、ストーブで燃焼させやすい
ように、小さなピレット状にすることが試みられたけれ
ども、石油に比してコスト高となるために、実際にはそ
の試みは失敗に終っている。
また、バークの肥料化を考える場合、次のような問題が
ある。それは、炭素率が高いことである。すなわち、こ
れを土壌に施した場合、微生物による分解が起こるが、
バーク中に炭素が多く窒素が少ないことから、元来土壌
中にある窒素を横取りし、そこに生育する作物は一般に
窒素不足を起こす現象が見られる。炭素率をどこまで下
げるかについては、一般に30以下で許容され、バークは
その限界点とみられる。
バークの分析結果は次の通りである。
炭 素(C) 45.64% 窒 素(N) 1.51% 炭素率(C/N) 30.2% 〔発明が解決しようとする課題〕 そこで、バークを肥料として使用する場合には、予め分
解して炭素率の低い堆肥として使用する必要があるが、
バークは分解し難いリグニン等を主成分とするため、分
解に非常に時間が掛かってしまい、コスト的に到底利用
することはできなかった。
きのこの床材についても同様の問題があって、床材とし
て使用済みのバークであっても、未分解であるために、
肥料として使用することはできなかった。
また、たとえバークを完全に分解した堆肥であっても、
バークの成分から見て、その肥料要素としては余り期待
ができなく、原則として土壌への有機物の補給が主目的
で使用され、肥料養分の補給は二義的となる。
この発明は、上記のような実情に鑑みて、バークを主原
料とする非常に肥効性の高い良質の堆肥を提供すること
を目的とする一方、そのような堆肥を能率的に製造する
方法を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この発明は次のように構
成した。
1)バーク堆肥については、米糠を発酵促進剤として粉
砕バークを発酵させ、それに発酵させた鶏糞を混入して
成るものである。
2)バーク堆肥の製造方法については、バークを粉砕機
にて粉砕してから米糠と共に発酵促進装置に投入し、発
酵促進装置の断熱タンク内で攪拌しながら水分調整を行
い、その後、時々攪拌を行う一方、略常時空気を混入す
ることによって発酵を促進し、発酵温度が略頂点に近い
温度に達した時点で鶏糞を投入し、その発酵温度で鶏糞
を発酵させてから攪拌混合し、発酵が終ってから発酵促
進装置より取り出すものである。
〔作 用〕
この発明は、上記のように構成したから、次のような作
用を呈する。
1)バーク堆肥については、米糠を発酵促進剤として粉
砕バークを発酵させるので、早期発酵によりコスト安と
なることは勿論、発酵した米糠と鶏糞との混合により肥
料要素としてのバランスが取れ、優れた肥効性を示す。
2)バーク堆肥の製造方法については、前記バーク堆肥
の製造に適し、殊に、発酵促進装置の断熱タンクに投入
し、時に攪拌する一方、略常時空気を混入するので、発
酵が非常に促進され、早期に製品化することができる。
また、バークの発酵熱を利用して鶏糞を発酵させるた
め、その発酵が非常に早く、言わば完全燃焼のようにな
って、悪臭がほとんど発生しない。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例を説明する。
第1図は、バークの発酵促進装置を示したもので、タン
ク1には下に機械室2を設けることにより攪拌装置3お
よび空気混入装置4を備え、また、タンク1には蓋5が
開閉可能に取り付けられ、攪拌装置3は攪拌翼16とその
駆動装置21とからなり、空気混入装置4は散気管20とブ
ロア22とからなる。
タンク1は、FRPの内外壁10、11により二重壁に形成す
ると共に、その内外壁10、11間にウレタンフォームの断
熱材12を充填してある。そして、全体的に円筒形に形成
し、一側下端部に扉付き排出口8を設けてある。
このタンク1には、底壁の中心に軸受15を固着すること
により攪拌翼16を立設し、攪拌翼16は、軸受15に支持さ
れるシャフト17に羽根18、18、…を段々に螺線状に突設
して構成される。また、タンク1の底壁上には、散気管
20が渦巻き状に配管され、散気管20の上面には等間隔お
きに散気ノズルが設けられる。
機械室2には、攪拌翼16の駆動装置21と、散気管20への
空気を圧送するブロア22が内装され、駆動装置21は、モ
ータ23と減速機24とからなっている。
蓋5は、タンク1と同じように内外壁10、11により二重
壁に形成し、内部にウレタンフォームの断熱材12が充填
されている。そして蓋5の中央には塔25を設け、塔25に
は排気口26と給水口27を設け、給水管28が接続されてい
る。
第2図は、バークの粉砕機を示したもので、バークの粉
砕機Sは、バークを投入するホッパー6の出口9の中途
に互に噛合する一対の歯車7、7を設けて構成される。
この粉砕機Sによれば、両歯車7、7の繰り込みによ
り、バークの繊維が破砕されるけれども、両歯車7、7
間から繰り出された状態では、両歯車7、7の押圧によ
り既に破砕された繊維が未だ結合状態を保持している関
係で、波形のシート状に繰り出される。
しかし、繊維どうしの結合が弱いために、このシート状
のバークを次の工程の発酵促進装置Fに投入し攪拌した
場合には直ちに醗酵しやすいよう細かく粉砕される。
これまでの実験では、このような両歯車7、7の繰込み
形式の粉砕機がバーク繊維の細かな粉砕に最も適してい
た。
次に、このように粉砕されたバークの発酵促進装置Fに
おける発酵工程を説明する。
タンク1に絶乾量で180kgの粉砕バークを投入する。ま
た、発酵促進剤として60kgの米糠を投入する。米糠には
30%の水分が含まれている。このように、タンク1にバ
ークと米糠を所定量投入してから、攪拌し、水を供給し
ながら水分を約50%程度に調整を行う。
そして、材料の攪拌と空気の混入とを行う。そのうち、
攪拌については、一日一回、約20分間、モータ23の作動
により攪拌翼16を回転させる。また、空気の混入につい
ては、常時ブロア22を作動させることにより行う。
これで、温度が60℃程度に上がったところで肥料要素と
して鶏糞を75kg投入する。これには約50%の水分が含ま
れている。これで鶏糞はバークの上で最適温度および水
分条件において急速に分解されるので、投入後24時間後
に攪拌混合する。
この後も、1日1回約20分間攪拌する。これで温度が70
℃程に上がった時に最高に分解しているので、それから
温度が除々に低下してくるから、平温に戻った時に、排
出口8を開き、熟成した堆肥を取り出す。
堆肥を取り出すまで、空気の混入を続行させるそうする
ことによって、分解がさらに完全になされるし、乾燥も
進行する。
タンク1から取り出したバーク堆肥は、黒褐色の粉末で
あって、その分析値は次の通りである。
次に、このように製造したバーク堆肥の肥効試験を説明
する。
小松菜による栽培肥効試験 1.試験の目的 当該資材の小松菜における生育・収量に
及ぼす影響を検討する。
2.試験場所 富山県立技術短期大学富山県射水群小杉町
黒河 3.試験期間 昭和63年7月〜8月 4.試験の方法 (1)試験の種類 1/5000アールワグナーポットによる
土耕法,二連制 (2)供試土壌の概要 富山県中新川郡立山町日中上野
洪積層 転換畑土壌 ポット当たり 2.9kg充填 (3)供試作物の種類 小松菜(品種;おはな)ポット
当たり3本立 (4)試験区の名称 (5)施肥の設計 ア.三要素 窒素,りん酸,加里は各成分(N,P2O5,K2O)でポット当
たり0.5gを施用した。つまり、硫安2.4g,過石2.9g,塩加
0.8g イ.バーク堆肥 0.5%区 ポット当たり15g 10a当たり換算 500kg 1.0%区 〃 30g 〃 1,000kg 2.0%区 〃 60g 〃 2,000kg 3.0%区 〃 90g 〃 3,000kg ウ.石灰及び若土 全区に苦土炭カルをポット当たり1.0g(50kg/10a)施し
た。
エ.施用法 上記肥料及び資材を全層に混合した。
(6)栽培管理の概要 ア.土壌の充填 7月14日 イ.施肥,播種 7月14日 ウ.間 引 き 7月21日及び7月26日 エ.収 穫 8月18日 5.試験の成績 6.考察 ア.供試土壌について 本資材は主として、土壌に有効物の補給を目的とするこ
とから考えると供試土壌は腐植の少ない土壌を選ぶべき
であったが、時間の都合で間に合わず、洪積層の割合腐
植の多い土壌となり、試験目的に対し十分な土壌ではな
かった。しかし、割合問題点の少ない一般的な畑土壌と
思われる。
イ.生育状況について 発芽及びその後の生育は順調に経過した。若干、虫害に
遇ったがその得影響は少ないと思われる。
三要素肥料無施用区の場合では、当該資材を施した区は
生育初期で若干、バーク堆肥無施用区と比べて生育が遅
れたが、その後もり返し、後半の生育はバーク堆肥施用
区が良くなった。従って、バーク堆肥施用による作物の
窒素不足の影響は殆ど少ないと見て良い。
次に、三要素施用区では、初期生育から外観的にあまり
差は認められなかった。しかし、後半に到り幾分バーク
堆肥施用区が良い様に思われた。
ウ.収量調査について まず、三要素無施用の場合は、バーク堆肥中の肥料養分
が分解して出て来るのでその効果が認められる。ただ、
有機質を土壌に補給することによる効果はなかなか判断
し難いが、根張りは良い様に思われた。
次に、三要素を補給した場合であるが、結論から先に言
うとバーク堆肥の効果は若干認められるように思われ
る。
さて、前述した様にバーク堆肥の効果を考える場合、一
つは土壌を改良してくれる効果と、もう一つは資材中に
含まれる主として窒素養分の効果がある。窒素について
は乾物当たり1.51%のNを含むので例えば1.0%施用区
では、ポット当たりバーク堆肥30g施用しているので次
の施用量となる。(水分は36.0%) この窒素が肥料養分として全部発現することはないが、
幾らかの肥効発現が予想される。
従って、バーク堆肥1%即ち30gの肥効を見ると、 (ム-1.0区の収量)−(ム-0区の収量)=2.5-2.1=1.1g (肥-1.0区の収量)−(肥-0区の収量)=9.9-9.0=0.9g すなわちポット当たり1.1g〜0.9gの収量増になってい
る。これは勿論、窒素養分の効果と土壌に有機物が加わ
った効果の総合効果と見て良いが、今のところ土壌改良
効果は、すぐ現われるものでないことから殆どが窒素を
主とする肥料養分の効果として良い様に思われる。但
し、化学肥料の効果(9.0−1.4=7.6g/ポット)から見
るとかなり小さいものである。
[まとめ] 当初、バークに起因する炭素率(C/N)が高いことによ
り被害、及び海水害等については、資材の分析及び栽培
試験で影響がないと判断して良い。このことは、当資材
が堆肥化のかなり進んだものであることを示している。
また、有機物施用による効果は、今回の試験では判断出
来ないが資材中に含まれている肥料養分(主として窒
素)の効果は若干ではあるが認められる。〈多分、バー
ク以外の堆肥化促進物質によるものと思われる。〉 〔発明の効果〕 以上説明したことから、この発明は次のような効果を顕
著に発揮する。
1)バーク堆肥によれば、土壌に有機質を供給できるば
かりでなく、肥料三要素のバランスの取れた自然肥料で
あるので、それ自体であっても肥効性が非常に高く、ま
た、他の肥料との併用によりさらに高い肥効性を示し、
また、米糠を発酵促進剤として使用するので、製造上安
価に提供でき、たとえ価格的に高くても高い肥効性から
特殊作物、例えば園芸作物等への経済的利用に適する等
の優れた効果がある。
2)バーク堆肥の製造方法によれば、バークの分解をさ
らに促進できるので、バーク堆肥をさらに安価に提供で
き、また、鶏糞をバーク堆肥の発酵熱を利用して発酵さ
せるので、その発酵に能率上合理性があり、殊に、鶏糞
の発酵の伴う悪臭の発生がない等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれこの発明の実施例に使用
する発酵促進装置およびバーク粉砕機の断面図である。 第3図はバーク堆肥の肥効の比較試験例を示すグラフ図
である。 F……発酵促進装置、1……断熱タンク 3……攪拌装置、4……空気混入装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】米糠を発酵促進剤として粉砕バークを発酵
    させ、それに発酵させた鶏糞を混入して成ることを特徴
    とするバーク堆肥。
  2. 【請求項2】バークを粉砕機にて粉砕してから米糠と共
    に発酵促進装置に投入し、発酵促進装置の断熱タンク内
    で攪拌しながら水分調整を行い、その後、時々攪拌を行
    う一方、略常時空気を混入することによって発酵を促進
    し、発酵温度が略頂点に近い温度に達した時点で鶏糞を
    投入し、その発酵温度で鶏糞を発酵させてから攪拌混合
    し、発酵が終ってから発酵促進装置より取り出すことを
    特徴とするバーク堆肥の製造方法。
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