JPH0686487A - 永久磁石ロータ - Google Patents
永久磁石ロータInfo
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- JPH0686487A JPH0686487A JP4231843A JP23184392A JPH0686487A JP H0686487 A JPH0686487 A JP H0686487A JP 4231843 A JP4231843 A JP 4231843A JP 23184392 A JP23184392 A JP 23184392A JP H0686487 A JPH0686487 A JP H0686487A
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- iron core
- magnet rotor
- punched
- laminated iron
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 打抜鋼板が外周リング部で互いに一体に固着
され、ロータ外周の切削中の切削バイトの圧力によって
外周リング部が変形や剥離や破断を生じることなく、高
い寸法精度の外径を有する永久磁石ロータを提供する。 【構成】 打抜穴2を有する打抜鋼板3を多数積層して
積層鉄心4を形成し、打抜穴2が形成する積層鉄心4の
空洞部分に永久磁石片5を挿着するようにした永久磁石
ロータ1において、積層鉄心4の永久磁石片5の半径方
向外側の外周リング部10を、レーザビーム12によっ
て打抜鋼板3を相互に溶接した。
され、ロータ外周の切削中の切削バイトの圧力によって
外周リング部が変形や剥離や破断を生じることなく、高
い寸法精度の外径を有する永久磁石ロータを提供する。 【構成】 打抜穴2を有する打抜鋼板3を多数積層して
積層鉄心4を形成し、打抜穴2が形成する積層鉄心4の
空洞部分に永久磁石片5を挿着するようにした永久磁石
ロータ1において、積層鉄心4の永久磁石片5の半径方
向外側の外周リング部10を、レーザビーム12によっ
て打抜鋼板3を相互に溶接した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は永久磁石ロータに係り、
特に積層後のロータ外周の切削工程によって外径寸法精
度不良や、外周リング部の剥離や破断を生じない永久磁
石ロータに関する。
特に積層後のロータ外周の切削工程によって外径寸法精
度不良や、外周リング部の剥離や破断を生じない永久磁
石ロータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に永久磁石片挿入用の打抜穴を有す
るように打ち抜いた打抜鋼板を積層して積層鉄心を形成
し、この積層鉄心の打抜穴による空洞部分に複数の永久
磁石片を挿着した永久磁石ロータが知られている。図5
は従来の永久磁石ロータを分解して示している。従来の
永久磁石ロータ21は、打抜穴22を有する円形の打抜
鋼板23を多数積層した積層鉄心24と、打抜穴22に
よって形成された積層鉄心24の空洞部分に挿着された
複数の永久磁石片25と、積層鉄心の両端部に配置され
た端板26と、両端板26を締め付けるリベット27と
によって構成されている。打抜鋼板23の中心部と打抜
穴22との間にはリベット27を貫通させるリベット貫
通孔28が穿設されている。また、打抜鋼板23の中心
部にはモータの回転軸を挿着する回転軸貫通孔29が設
けられている。打抜穴22の外側には、永久磁石片25
を保持する幅の細い外周リング部30が形成されてい
る。打抜鋼板23は中心部と打抜穴22の間でリベット
貫通孔28と重ならない位置に互いに嵌着するかしめ部
分(図示せず)を有し、このかしめ部によって打抜鋼板
23は互いに一体にかしめられている。製造に際して
は、打抜鋼板23を積層した後に、打抜穴22による打
抜鋼板23の空洞部分に永久磁石片25を挿着し、次に
積層鉄心24の両端面に端板26を当て、両端板26を
リベット27によって互いに連結する。さらに、永久磁
石ロータ21とステータの磁極面とのエアギャップや永
久磁石ロータ21の外径寸法精度を出し、エアーギャッ
プを一定にするために、上述の組立工程の後に、永久磁
石ロータ21の外周を切削バイトによって切削する。
るように打ち抜いた打抜鋼板を積層して積層鉄心を形成
し、この積層鉄心の打抜穴による空洞部分に複数の永久
磁石片を挿着した永久磁石ロータが知られている。図5
は従来の永久磁石ロータを分解して示している。従来の
永久磁石ロータ21は、打抜穴22を有する円形の打抜
鋼板23を多数積層した積層鉄心24と、打抜穴22に
よって形成された積層鉄心24の空洞部分に挿着された
複数の永久磁石片25と、積層鉄心の両端部に配置され
た端板26と、両端板26を締め付けるリベット27と
によって構成されている。打抜鋼板23の中心部と打抜
穴22との間にはリベット27を貫通させるリベット貫
通孔28が穿設されている。また、打抜鋼板23の中心
部にはモータの回転軸を挿着する回転軸貫通孔29が設
けられている。打抜穴22の外側には、永久磁石片25
を保持する幅の細い外周リング部30が形成されてい
る。打抜鋼板23は中心部と打抜穴22の間でリベット
貫通孔28と重ならない位置に互いに嵌着するかしめ部
分(図示せず)を有し、このかしめ部によって打抜鋼板
23は互いに一体にかしめられている。製造に際して
は、打抜鋼板23を積層した後に、打抜穴22による打
抜鋼板23の空洞部分に永久磁石片25を挿着し、次に
積層鉄心24の両端面に端板26を当て、両端板26を
リベット27によって互いに連結する。さらに、永久磁
石ロータ21とステータの磁極面とのエアギャップや永
久磁石ロータ21の外径寸法精度を出し、エアーギャッ
プを一定にするために、上述の組立工程の後に、永久磁
石ロータ21の外周を切削バイトによって切削する。
【0003】図6は永久磁石ロータ21の外周の切削工
程を永久磁石ロータ21の一部を拡大して示している。
組立後、永久磁石ロータ21は外径寸法が所定範囲内と
なるように、切削バイト31によって外周部が切削され
る。切削バイト31は永久磁石ロータ21に対して相対
的に周方向に移動するとともに、軸方向Pにも移動する
ので、打抜鋼板23は軸方向Pに押される。従来の永久
磁石ロータ21は打抜鋼板23が外周リング部30にお
いて互いに固着されていないので、各打抜鋼板23の外
周リング部30が切削バイトの圧力によって容易に後退
し、図7(a),(b)に示すような外径寸法精度の不
良を生じ易い。
程を永久磁石ロータ21の一部を拡大して示している。
組立後、永久磁石ロータ21は外径寸法が所定範囲内と
なるように、切削バイト31によって外周部が切削され
る。切削バイト31は永久磁石ロータ21に対して相対
的に周方向に移動するとともに、軸方向Pにも移動する
ので、打抜鋼板23は軸方向Pに押される。従来の永久
磁石ロータ21は打抜鋼板23が外周リング部30にお
いて互いに固着されていないので、各打抜鋼板23の外
周リング部30が切削バイトの圧力によって容易に後退
し、図7(a),(b)に示すような外径寸法精度の不
良を生じ易い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の永久磁石ロ
ータは打抜鋼板相互がカシメ部によって中心部分のみが
固着され、打抜鋼板が外周リング部において相互に固着
されていないので、ロータ外周の切削工程中に外周リン
グ部が切削バイトの圧力によって容易に変形し、永久磁
石ロータの外径寸法の精度不良や、外周リング部の剥離
あるいは破断を生じることがあった。そこで本発明の目
的は上記従来の永久磁石ロータの問題を解決し、打抜鋼
板が外周リング部で互いに一体に固着され、ロータ外周
の切削中の切削バイトの圧力によって外周リング部が変
形や剥離や破断を生じることなく、高い寸法精度の外径
を有する永久磁石ロータを提供することにある。
ータは打抜鋼板相互がカシメ部によって中心部分のみが
固着され、打抜鋼板が外周リング部において相互に固着
されていないので、ロータ外周の切削工程中に外周リン
グ部が切削バイトの圧力によって容易に変形し、永久磁
石ロータの外径寸法の精度不良や、外周リング部の剥離
あるいは破断を生じることがあった。そこで本発明の目
的は上記従来の永久磁石ロータの問題を解決し、打抜鋼
板が外周リング部で互いに一体に固着され、ロータ外周
の切削中の切削バイトの圧力によって外周リング部が変
形や剥離や破断を生じることなく、高い寸法精度の外径
を有する永久磁石ロータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による永久磁石ロータは、永久磁石片挿入用の
打抜穴を有する打抜鋼板を多数積層して積層鉄心を形成
し、打抜穴が形成する積層鉄心の空洞部分に永久磁石片
を挿着するようにした永久磁石ロータにおいて、積層鉄
心の周縁部は、レーザビームによって打抜鋼板が相互に
溶接されていることを特徴とするものである。
に本発明による永久磁石ロータは、永久磁石片挿入用の
打抜穴を有する打抜鋼板を多数積層して積層鉄心を形成
し、打抜穴が形成する積層鉄心の空洞部分に永久磁石片
を挿着するようにした永久磁石ロータにおいて、積層鉄
心の周縁部は、レーザビームによって打抜鋼板が相互に
溶接されていることを特徴とするものである。
【0006】また、本発明による永久磁石ロータは、積
層鉄心の周縁部は、積層鉄心外周から含浸させた接着剤
によって打抜鋼板が相互に接着されていることを特徴と
するものである。
層鉄心の周縁部は、積層鉄心外周から含浸させた接着剤
によって打抜鋼板が相互に接着されていることを特徴と
するものである。
【0007】また、本発明による永久磁石ロータは、打
抜鋼板は積層面に接着皮膜を有し、積層鉄心は積層後に
加熱固着され、打抜鋼板が相互に固着されていることを
特徴とするものである。
抜鋼板は積層面に接着皮膜を有し、積層鉄心は積層後に
加熱固着され、打抜鋼板が相互に固着されていることを
特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明による永久磁石ロータは、打抜鋼板が外
周リング部においてレーザビームにより相互に溶接さ
れ、あるいはロータ外周から含浸させた接着剤によって
相互に接着され、あるいは予め塗布した接着皮膜によっ
て相互に加熱固着されているので、外力に対して相互に
固着された打抜鋼板全体が応力を受けるので、打抜鋼板
が個々に分離されている場合に比べ、切削バイトの圧力
によって永久磁石ロータの外周リング部が変形すること
が少ない。
周リング部においてレーザビームにより相互に溶接さ
れ、あるいはロータ外周から含浸させた接着剤によって
相互に接着され、あるいは予め塗布した接着皮膜によっ
て相互に加熱固着されているので、外力に対して相互に
固着された打抜鋼板全体が応力を受けるので、打抜鋼板
が個々に分離されている場合に比べ、切削バイトの圧力
によって永久磁石ロータの外周リング部が変形すること
が少ない。
【0009】
【実施例】本発明の永久磁石ロータは、複数の打抜穴を
有する打抜鋼板を多数積層して積層鉄心を形成し、この
積層鉄心の打抜穴の半径方向外側の外周リング部を溶接
や接着によって一体に固着させたものである。以下本発
明の永久磁石ロータの実施例について図面を用いて説明
する。なお、本発明の要部は永久磁石ロータの外周リン
グ部の固着にあるが、本発明の要部の説明に先立って、
永久磁石ロータ全体の構造を説明する。
有する打抜鋼板を多数積層して積層鉄心を形成し、この
積層鉄心の打抜穴の半径方向外側の外周リング部を溶接
や接着によって一体に固着させたものである。以下本発
明の永久磁石ロータの実施例について図面を用いて説明
する。なお、本発明の要部は永久磁石ロータの外周リン
グ部の固着にあるが、本発明の要部の説明に先立って、
永久磁石ロータ全体の構造を説明する。
【0010】図3は本発明の一実施例による永久磁石ロ
ータを分解して示している。永久磁石ロータ1は複数の
打抜穴2を有する打抜鋼板3を多数積層した積層鉄心4
と、打抜穴2によって形成された積層鉄心4の空洞部分
に挿着された複数の永久磁石片5と、積層鉄心4の両端
部に配置された一対の端板6と、両端板6を連結するリ
ベット7とによって構成されている。積層鉄心4の打抜
鋼板3は外周面を軸方向にわたる溶接線Wによって一体
に固着されている。
ータを分解して示している。永久磁石ロータ1は複数の
打抜穴2を有する打抜鋼板3を多数積層した積層鉄心4
と、打抜穴2によって形成された積層鉄心4の空洞部分
に挿着された複数の永久磁石片5と、積層鉄心4の両端
部に配置された一対の端板6と、両端板6を連結するリ
ベット7とによって構成されている。積層鉄心4の打抜
鋼板3は外周面を軸方向にわたる溶接線Wによって一体
に固着されている。
【0011】図4は積層鉄心の横断面を示している。図
4に示すように、各打抜鋼板3は円形形状を有し、周縁
部に円周とほぼ平行な円弧状の打抜穴2を偶数個有して
いる。中心部と打抜穴2の間には、リベット7の貫通孔
8が複数穿設され、中心部にはモータの回転軸を挿着さ
せる回転軸貫通孔9が設られている。打抜穴2にはそれ
ぞれ形状整合する断面円弧状の永久磁石片5が挿着され
ている。積層鉄心4の永久磁石片5の半径方向外側部分
は、永久磁石片5の磁束をガイドする幅の細い外周リン
グ部10を形成している。各永久磁石片5の間の部分
は、打抜鋼板3の中心側鉄心部分と外周リング部10と
を連結する連結部11を形成している。
4に示すように、各打抜鋼板3は円形形状を有し、周縁
部に円周とほぼ平行な円弧状の打抜穴2を偶数個有して
いる。中心部と打抜穴2の間には、リベット7の貫通孔
8が複数穿設され、中心部にはモータの回転軸を挿着さ
せる回転軸貫通孔9が設られている。打抜穴2にはそれ
ぞれ形状整合する断面円弧状の永久磁石片5が挿着され
ている。積層鉄心4の永久磁石片5の半径方向外側部分
は、永久磁石片5の磁束をガイドする幅の細い外周リン
グ部10を形成している。各永久磁石片5の間の部分
は、打抜鋼板3の中心側鉄心部分と外周リング部10と
を連結する連結部11を形成している。
【0012】図1は本実施例の積層鉄心4を製造する一
工程を示している。打抜鋼板3を積層して積層鉄心4を
構成した後に、積層鉄心4の外周リング部10の外周を
レーザビーム12によって軸方向Pに溶接を行う。レー
ザビーム12による溶接は、溶接熱によって外周リング
部10が変形することがないようにレーザビーム12の
出力を調節して行う。レーザビーム12による溶接線W
は互いに間隔をあけて軸方向に直線状に設けられてい
る。溶接後打抜穴2が形成する積層鉄心4の空洞部分に
打抜穴2と形状が整合する永久磁石片5を挿着し、次に
積層鉄心4の両端面に端板6を配置して、両端板6をリ
ベット7によって連結する。次に、ステータの磁極面
(図示せず)との間隙が一定範囲以内となるように、永
久磁石ロータ1の外周面を切削バイトによって切削す
る。
工程を示している。打抜鋼板3を積層して積層鉄心4を
構成した後に、積層鉄心4の外周リング部10の外周を
レーザビーム12によって軸方向Pに溶接を行う。レー
ザビーム12による溶接は、溶接熱によって外周リング
部10が変形することがないようにレーザビーム12の
出力を調節して行う。レーザビーム12による溶接線W
は互いに間隔をあけて軸方向に直線状に設けられてい
る。溶接後打抜穴2が形成する積層鉄心4の空洞部分に
打抜穴2と形状が整合する永久磁石片5を挿着し、次に
積層鉄心4の両端面に端板6を配置して、両端板6をリ
ベット7によって連結する。次に、ステータの磁極面
(図示せず)との間隙が一定範囲以内となるように、永
久磁石ロータ1の外周面を切削バイトによって切削す
る。
【0013】上述したように、本実施例の永久磁石ロー
タ1は外周リング部10がレーザビーム12によって打
抜鋼板3が相互に溶接されているので、外周リング部1
0の機械的強度が増加し、上記ロータ外周面の切削工程
中に外周リング部10が切削圧力によって後退して、永
久磁石ロータ1の外径寸法が変化したり、外周リング部
10が剥離あるいは破断することがない。また、本実施
例では積層鉄心4の外周の溶接にレーザビーム12を利
用していることにより、溶接熱による熱影響部分を極め
て小さく限定することができ、外周リング部10が熱変
形することなく、溶接後も良好な寸法精度を維持するこ
とができる。なお、本実施例ではレーザビーム12によ
る溶接を永久磁石ロータ1の軸方向全部にわたって行っ
ているが、変形防止のために永久磁石片5の軸方向両端
部の面取り部分と対向する外周リング部10の軸方向両
端部のみを溶接してもよい。この場合、溶接時間の短縮
と製作コストの低減が可能である。また、溶接線Wは直
線状に限られることなく、外周リング部10を一体に溶
接する任意の溶接線の形状、たとえば波線状の溶接線と
することができることは明かである。
タ1は外周リング部10がレーザビーム12によって打
抜鋼板3が相互に溶接されているので、外周リング部1
0の機械的強度が増加し、上記ロータ外周面の切削工程
中に外周リング部10が切削圧力によって後退して、永
久磁石ロータ1の外径寸法が変化したり、外周リング部
10が剥離あるいは破断することがない。また、本実施
例では積層鉄心4の外周の溶接にレーザビーム12を利
用していることにより、溶接熱による熱影響部分を極め
て小さく限定することができ、外周リング部10が熱変
形することなく、溶接後も良好な寸法精度を維持するこ
とができる。なお、本実施例ではレーザビーム12によ
る溶接を永久磁石ロータ1の軸方向全部にわたって行っ
ているが、変形防止のために永久磁石片5の軸方向両端
部の面取り部分と対向する外周リング部10の軸方向両
端部のみを溶接してもよい。この場合、溶接時間の短縮
と製作コストの低減が可能である。また、溶接線Wは直
線状に限られることなく、外周リング部10を一体に溶
接する任意の溶接線の形状、たとえば波線状の溶接線と
することができることは明かである。
【0014】また、上記実施例では積層鉄心を組み立て
た後に、レーザビームによる溶接を行い、次に永久磁石
片を組み込むようにしているが、先に永久磁石ロータの
組立を完了し、その後にレーザビーム溶接を行っても良
いことは明かである。以下にこの製造方法による永久磁
石ロータの一実施例について説明する。図2は組立完了
後に積層鉄心と端板とを一体にレーザビームによって溶
接する永久磁石ロータの一製造工程を示している。図1
と同一部分に同一符号を付して説明を省略する本実施例
によれば、打抜鋼板3を積層して積層鉄心4を形成し、
積層鉄心4の打抜穴2による空洞部分に永久磁石片5を
挿着し、積層鉄心4の両端面に端板6を配置してリベッ
ト7によって軸方向に締め付けた後に、レーザビーム1
2によって端板6を含めてロータ外周面を軸方向Pに溶
接する。この場合、レーザビーム12の出力は溶接熱に
よって永久磁石片5が劣化しない程度に調節する。この
実施例によれば、端板6が積層鉄心4に一体に溶接され
るので、永久磁石ロータ1がより強固に固着される。ま
た、組立後にレーザビーム溶接を行うので、従来の永久
磁石ロータの組立工程を変更することなく、製造上便利
であるという利点がある。
た後に、レーザビームによる溶接を行い、次に永久磁石
片を組み込むようにしているが、先に永久磁石ロータの
組立を完了し、その後にレーザビーム溶接を行っても良
いことは明かである。以下にこの製造方法による永久磁
石ロータの一実施例について説明する。図2は組立完了
後に積層鉄心と端板とを一体にレーザビームによって溶
接する永久磁石ロータの一製造工程を示している。図1
と同一部分に同一符号を付して説明を省略する本実施例
によれば、打抜鋼板3を積層して積層鉄心4を形成し、
積層鉄心4の打抜穴2による空洞部分に永久磁石片5を
挿着し、積層鉄心4の両端面に端板6を配置してリベッ
ト7によって軸方向に締め付けた後に、レーザビーム1
2によって端板6を含めてロータ外周面を軸方向Pに溶
接する。この場合、レーザビーム12の出力は溶接熱に
よって永久磁石片5が劣化しない程度に調節する。この
実施例によれば、端板6が積層鉄心4に一体に溶接され
るので、永久磁石ロータ1がより強固に固着される。ま
た、組立後にレーザビーム溶接を行うので、従来の永久
磁石ロータの組立工程を変更することなく、製造上便利
であるという利点がある。
【0015】上記実施例では、永久磁石ロータの外周リ
ング部を互いに固着する方法としてレーザビーム溶接を
使用しているが、レーザビーム溶接の替わりに接着によ
っても良い。以下に接着によって外周リング部を一体に
固着する二つの方法を説明する。接着による第一の方法
は、永久磁石ロータの組立を完了した後に永久磁石ロー
タの外周から接着剤を打抜鋼板の間に含浸させ、永久磁
石ロータの外周リング部を一体に接着する。この方法に
よれば、外周リング部や永久磁石片が溶接熱によって変
形・劣化等の影響を受けることがない。
ング部を互いに固着する方法としてレーザビーム溶接を
使用しているが、レーザビーム溶接の替わりに接着によ
っても良い。以下に接着によって外周リング部を一体に
固着する二つの方法を説明する。接着による第一の方法
は、永久磁石ロータの組立を完了した後に永久磁石ロー
タの外周から接着剤を打抜鋼板の間に含浸させ、永久磁
石ロータの外周リング部を一体に接着する。この方法に
よれば、外周リング部や永久磁石片が溶接熱によって変
形・劣化等の影響を受けることがない。
【0016】接着による第二の方法は、予め打抜鋼板の
積層面に熱硬化する接着皮膜を塗布し、これを積層して
積層鉄心を形成する。積層後、積層鉄心全体を熱し、接
着皮膜によって打抜鋼板を加熱固着させる。この方法に
よれば、接着皮膜の塗布と加熱固着を永久磁石ロータの
組立工程の一部にすることにより、組立工程を自動化で
き、製造を容易に行える利点がある。また、加熱固着は
積層鉄心全体を比較的低い温度に加熱するので、変形等
の悪影響を受けることが少ない。
積層面に熱硬化する接着皮膜を塗布し、これを積層して
積層鉄心を形成する。積層後、積層鉄心全体を熱し、接
着皮膜によって打抜鋼板を加熱固着させる。この方法に
よれば、接着皮膜の塗布と加熱固着を永久磁石ロータの
組立工程の一部にすることにより、組立工程を自動化で
き、製造を容易に行える利点がある。また、加熱固着は
積層鉄心全体を比較的低い温度に加熱するので、変形等
の悪影響を受けることが少ない。
【0017】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように本発明の
永久磁石ロータは、レーザビームによる溶接や接着剤・
接着皮膜によって外周リング部を一体に固着するので、
外周リング部の機械的強度が増し、永久磁石ロータ組立
後にロータ外周を切削加工する時に、打抜鋼板の外周リ
ング部が切削バイトの圧力によって後退や変形や破断を
生じることを防止でき、外径寸法精度が高い永久磁石ロ
ータを得ることができる。
永久磁石ロータは、レーザビームによる溶接や接着剤・
接着皮膜によって外周リング部を一体に固着するので、
外周リング部の機械的強度が増し、永久磁石ロータ組立
後にロータ外周を切削加工する時に、打抜鋼板の外周リ
ング部が切削バイトの圧力によって後退や変形や破断を
生じることを防止でき、外径寸法精度が高い永久磁石ロ
ータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による永久磁石ロータの外周面にレーザ
ビーム溶接を施す一製造工程を示した斜視図。
ビーム溶接を施す一製造工程を示した斜視図。
【図2】本発明による永久磁石ロータの外周面に組立後
端板を含めてレーザビーム溶接を施す一製造工程を示し
た斜視図。
端板を含めてレーザビーム溶接を施す一製造工程を示し
た斜視図。
【図3】本発明による永久磁石ロータを分解して示した
斜視図。
斜視図。
【図4】本発明による永久磁石ロータの横断面図。
【図5】従来の永久磁石ロータを分解して示した斜視
図。
図。
【図6】外周面を切削加工する一工程を示した従来の永
久磁石ロータの一部拡大図。
久磁石ロータの一部拡大図。
【図7】外径寸法精度不良を例示した従来の永久磁石ロ
ータの一部拡大図。
ータの一部拡大図。
1 永久磁石ロータ 2 打抜穴 3 打抜鋼板 4 積層鉄心 5 永久磁石片 10 外周リング部 12 レーザビーム
Claims (3)
- 【請求項1】永久磁石片挿入用の打抜穴を有する打抜鋼
板を多数積層して積層鉄心を形成し、前記打抜穴が形成
する積層鉄心の空洞部分に永久磁石片を挿着するように
した永久磁石ロータにおいて、 前記積層鉄心の周縁部は、レーザビームによって前記打
抜鋼板が相互に溶接されていることを特徴とする永久磁
石ロータ。 - 【請求項2】永久磁石片挿入用の打抜穴を有する打抜鋼
板を多数積層して積層鉄心を形成し、前記打抜穴が形成
する積層鉄心の空洞部分に永久磁石片を挿着するように
した永久磁石ロータにおいて、 前記積層鉄心の周縁部は、積層鉄心外周から含浸させた
接着剤によって打抜鋼板が相互に接着されていることを
特徴とする永久磁石ロータ。 - 【請求項3】永久磁石片挿入用の打抜穴を有する打抜鋼
板を多数積層して積層鉄心を形成し、前記打抜穴が形成
する積層鉄心の空洞部分に永久磁石片を挿着するように
した永久磁石ロータにおいて、 前記打抜鋼板は積層面に接着皮膜を有し、前記積層鉄心
は積層後に加熱固着によって打抜鋼板が相互に固着され
ていることを特徴とする永久磁石ロータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4231843A JPH0686487A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 永久磁石ロータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4231843A JPH0686487A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 永久磁石ロータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0686487A true JPH0686487A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16929886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4231843A Pending JPH0686487A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 永久磁石ロータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0686487A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1992
- 1992-08-31 JP JP4231843A patent/JPH0686487A/ja active Pending
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