JPH0686529A - 駆動装置及びカメラのシャッタ駆動装置及びカメラの鏡筒駆動装置 - Google Patents

駆動装置及びカメラのシャッタ駆動装置及びカメラの鏡筒駆動装置

Info

Publication number
JPH0686529A
JPH0686529A JP23120092A JP23120092A JPH0686529A JP H0686529 A JPH0686529 A JP H0686529A JP 23120092 A JP23120092 A JP 23120092A JP 23120092 A JP23120092 A JP 23120092A JP H0686529 A JPH0686529 A JP H0686529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
rotor
stator
drive device
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23120092A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Aoshima
力 青島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP23120092A priority Critical patent/JPH0686529A/ja
Publication of JPH0686529A publication Critical patent/JPH0686529A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来、カメラのレンズ鏡筒に内蔵させるため
のステッピングモータとして、ロータ及びステータを該
レンズ鏡筒の周面に沿う円弧状に配置したステッピング
モータが実開昭63−113127号公報等において開
示されている。本発明は、前記ステッピングモータより
も大トルクを発生し、しかも減速歯車列等を要すること
なく被駆動部材を直接駆動できる駆動装置、及びカメラ
等のレンズ鏡筒内に収容するに適した駆動装置を提供す
る。 【構成】 本発明による第一の駆動装置は、1個の環状
の(もしくは円盤状の)回転出力部材と、該出力部材を
交互に回転駆動する複数のロータと、該ロータを回転さ
せるためのステータと、を有している。該ロータ及びス
テータは該出力部材の外周に沿って円弧状に配置されて
いる。本発明の第二の駆動装置では、固定リングの周面
に沿って所定間隔で配置された複数の付勢手段により該
固定リング内の遊嵌リングをステップ的に回転駆動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ等の小型精密機器
に好適な動力発生装置すなわち駆動装置及びカメラのシ
ャッタ駆動装置及びカメラの鏡筒駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のカメラでは、レンズ駆動用駆動源
として、また、シャッタや絞りの駆動源として、ステッ
プモータを使用しているものがある。たとえば、実開昭
63−113127号公報に開示されている従来例もそ
の一例である。この公報に開示されている従来技術にお
いてはカメラのレンズ鏡筒内に偏平形状に構成されたス
テップモータを配置しており、該ステップモータは、図
9に示すように、径方向に着磁されたロータと、該ロー
タの外周に対向する複数の磁極を持つ複数のステータ
と、該ステータを励磁するコイルと、を有しており、こ
れらの構成要素を該レンズ鏡筒の周面に沿って円弧状に
配置してある。図9において、1は円形状の鏡筒地板、
2は2a部にて鏡筒地板1に回転可能に取り付けられた
ロータで、ある。
【0003】ロータ2は、例えば、この図に示すよう
に、軸心に関して90°の中心角で全体を4分割し、こ
の4個の分割全域にS極、N極が交互に着磁されてい
る。
【0004】3及び4はステータで、ロータ2の外周に
対向する磁極3a,3b,4a,4bが形成されてい
る。
【0005】5及び6はステータ3及び4を励磁するコ
イルである。そしてこのコイルの通電の切り換えにより
ロータを回転させ、このロータにより不図示のシャッタ
羽根あるいは撮影レンズを駆動している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例のステッ
プモータ及びカメラ等の光学機器には次のような欠点が
あった。
【0007】(i)前述のステップモータでは各ステー
タの二つの磁極3a,3b(4a,4b)を図9に示し
たようにレンズ鏡筒の半径方向に沿って互いに間隔をお
いて配置しなければならないため、該モータの厚み方向
の寸法Aをあまり小さくすることができず、従って、鏡
筒の外径Dもまた小さくすることができない。
【0008】(ii)該ステップモータの発生する駆動力
は微弱であることとステップモータの回転の割り出しピ
ッチが大きいことから減速機構を用いる必要があるが、
減速機構を配置するためにカメラ等の機器が大きくなっ
たり、減速機構が該機器の外側へ突出して機器の外観が
悪くなったりするばかりでなく、該機器の重量及びコス
トの増加と動力損失の増大を招くことになる。
【0009】従って、本発明の目的は、大スペースを要
する歯車列等の減速機構を必要とせずに被駆動体を直接
に駆動でき、また、従来のレンズ鏡筒搭載ステップモー
タよりも大きな駆動力を発生できる駆動装置(もしくは
動力発生装置)を提供することであり、また、レンズ鏡
筒などの円筒形機器に搭載するに適した構造及び動力発
生原理を有する駆動装置(動力発生装置)を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の駆動装置
は、互いに所定時間差をもってステップ回転を発生する
少くとも二つの動力発生部を1個の環状出力部材の周囲
に円弧状に配置し、各動力発生部を、2極に着磁された
ロータと、該ロータを挟んで相対向する位置に配置され
た一対の磁極と、により構成し、各動力発生部のロータ
により順々に該環状出力部材を同一方向へ回転駆動させ
るように構成したことを特徴とする。この駆動装置で
は、各動力発生部の磁極がロータを挟んで配置された唯
一対のみであるため、各ステータの巾を小さくすること
ができ、本発明の駆動装置を搭載するレンズ鏡筒などの
機器の直径の大形化を招くことがない。また、本発明の
駆動装置をレンズ鏡筒などに搭載してレンズ駆動装置と
して使用する場合には、該環状出力部材を該レンズ鏡筒
内の回転筒に直結できるため、減速機構を要しないレン
ズ駆動装置を実現できる。
【0011】一方、本発明の第2の駆動装置は、固定さ
れた第1リングと、該第1リングの内周面に沿って転動
しうるように該第1リングに遊嵌された第2リングと、
該第1リングの周面に沿って所定間隔に配置されるとと
もに該第2リングを該第1リングの内周面に瞬時的に圧
接させる複数の付勢手段と、を有し、該複数の付勢手段
を該第1リングの円周に沿って順々に動作させて該第2
リングを該第1リング内で回転させるように構成されて
いることを特徴とする。
【0012】本発明の該第2の駆動装置は全く減速手段
を要さずに被駆動物体を駆動できるため光学機器や精密
小型機器の内蔵駆動装置として好適である。
【0013】
【実施例】以下に図を参照しつつ本発明の駆動装置の実
施例について説明する。
【0014】図1から図7に本発明の第1の実施例を示
す。
【0015】7は不図示の地板に回転可能に取り付けら
れている第1ロータであり、着磁部7aは永久磁石でで
きている。着磁方向は径方向であり、本実施例では円周
を2分割するように着磁されている。7a1はS極であ
り、7a2はN極である。
【0016】8は第1ロータの着磁部7aに対向する磁
極部8a,8bを持ち不図示の地板に取り付けられた第
1ステータである。
【0017】9は第1ステータ8を励磁する第1コイル
である。
【0018】10は不図示の地板に回転可能に取り付け
られている第2ロータであり、着磁部10aは永久磁石
でできている。着磁方向は径方向であり、本実施例では
円周を2分割するように着磁されている。10a1はS
極であり、10a2はN極である。
【0019】11は第2ロータの着磁部10aに対向す
る磁極部11a,11bを持ち不図示の地板に取り付け
られた第2ステータである。
【0020】12は第2ステータ11を励磁する第2コ
イルである。
【0021】13は不図示の地板に回動可動に取り付け
られた連動リングで、外周部分に歯車部13aが形成さ
れており、第1ロータ7の歯車部7bと第2ロータ10
の歯車部10bと噛み合っている。これにより第1ロー
タ7と第2ロータ10とは連動して回転する構造とな
る。第1ロータ7の着磁部が第1ステータ8の磁極部8
a,8bに対向する回転位置の位相は第2ロータ10の
着磁部が第2ステータ11の磁極部11a,11bに対
向する回転位置の位相とは図3に示す様に90°異なっ
て構成されている。
【0022】第1ロータ7、第1ステータ8、第1コイ
ル9は図2に示す断面図のように構成されている。
【0023】第2ロータ10、第2ステータ11、第2
コイル12も同様な構成である。このような構成とする
ことで磁極部はロータよりも外側あるいは内側に出っ張
る必要がなく従来例で述べたA寸法を小さいものとする
ことができる。
【0024】次に動作の説明をおこなう。
【0025】図3の状態から第2コイル12に通電を行
い第2ステータ11の磁極部11aをN極、磁極部11
bをS極にする。それにより第2ロータ10は磁力によ
り左回転する。それに連動し連動リング13は右回転、
第1ロータ7は左回転する。第1ロータ7及び第2ロー
タ10は90°左回転した位置になる。この状態が図4
の状態である。
【0026】次に図4の状態から第2コイル12への通
電を断ち、第1コイルに通電をおこない第1ステータ8
の磁極部8aをS極、磁極部8bをN極にする。それに
より第1ロータ8は磁力により左回転する。それに連動
し連動リング13は右回転、第2ロータ10は左回転す
る。第1ロータ7及び第2ロータ10は90°左回転し
た位置になる。この状態が図5の状態である。同じ要領
で第1コイルの通電を断ち、第2コイルに通電をおこな
い、第2ステータ11の磁極部11aをS極、磁極部1
1bをN極にすればさらに90°回転し、その後第2コ
イルの通電を断ち、第1コイルに通電をおこない、第1
ステータ8の磁極部8aをN極、磁極部8bをS極にす
ればさらに90°回転し、第1ロータ及び第2ロータは
1回転したことになる。この動作を繰りかえすことで連
動リング13は少しずつ右回転していく。
【0027】連動リング13を左回転させるには次のよ
うに通電を行う。
【0028】図3の状態から第2コイル12に通電を行
い第2ステータ11の磁極部11aをS極、磁極部11
bをN極にする。それにより第2ロータ10は磁力によ
り右回転する。それに連動して連動リング13は左回
転、第1ロータ7は右回転する。第1ロータ7及び第2
ロータ10は90°右回転した位置になる。
【0029】次に第2コイル12への通電を断ち、第1
コイルに通電をおこない第1ステータ8の磁極部8aを
N極、磁極部8bをS極にする。それにより第1ロータ
8は磁力により右回転する。それに連動し連動リング1
3は左回転、第2ロータ10は右回転する。従って第1
ロータ7及び第2ロータ10は90°左回転した位置に
なる。同じ要領で第1コイルの通電を断ち、第2コイル
に通電をおこない、第2ステータ11の磁極部11aを
N極、磁極部11bをS極にすればさらに90°回転
し、その後、第2コイルの通電を断ち、第1コイルに通
電をおこない、第1ステータ8の磁極部8aをS極、磁
極部8bをN極にすればさらに90°回転し、第1ロー
タ及び第2ロータは1回転したことになる。この動作を
繰りかえすことで連動リング13は少しずつ右回転して
いく。
【0030】図6は上記の構成のステップモータを用い
た絞り兼用シャッタ羽根の駆動装置の例である。14は
駆動リングで、連動リング13と一体的に回転する。
【0031】14a,14b,14cは駆動リング14
に固着された駆動ピンであり、15,16,17は絞り
兼用シャッタ羽根である。
【0032】18は不図示の地板に固定された押え地板
であり、絞り兼用シャッタ羽根15,16,17はこの
押え地板18上にある。
【0033】18a,18c,18eは押え地板18に
固着された支点ピンであり、絞り兼用シャッタ羽根15
は孔15aが支点ピン18aに回動自在に嵌合し、長孔
15bが駆動ピン14aに摺動可能に嵌合している。絞
り兼用シャッタ羽根16は孔16aが支点ピン18cに
回動自在に嵌合し、長孔16bが駆動ピン14bに摺動
可能に嵌合している。絞り兼用シャッタ羽根17は孔1
7aが支点ピン18eに回動自在に嵌合し、長孔17b
が駆動ピン14cに摺動可能に嵌合している。押え地板
18の長孔18b,18d,18fは駆動ピン14a,
14b,14cが接触しないための逃げみぞである。こ
のように構成していることで駆動リング14が左回転す
るとシャッタ羽根16,17,15は支点ピン18a,
18c,18eを回転中心として左回転し開口を形成す
る。駆動リング14の回転位置によりその開口面積(開
口径)は決まってくる。
【0034】19は羽根押え板で、スペーサ用突部19
a及び19b等によって押え地板18と所定の隙間を持
つように押え地板18に固着されている。シャッタ羽根
15,16,17は該隙間内に位置し、その隙間はシャ
ッタ羽根15,16,17が可動となるのに必要な量で
ある。
【0035】図7は図1の構成の駆動装置を用いたレン
ズ駆動装置の例である。連動リングBの内径部には後述
のレンズ鏡筒のヘリコイドと係合するヘリコイド溝が形
成されている。20はレンズ鏡筒で、ヘリコイド部20
aが形成されている。腕20bには溝20cが形成され
ており、溝20cは不図示の地板に設けられたピン21
と摺動回能に嵌合しており、これによりレンズ鏡筒の回
転止めがなされる。レンズ鏡筒20のヘリコイド部20
aと連動リング13のヘリコイド溝とは係合しており、
連動リングBの回転によりレンズ鏡筒は光軸方向に移動
する。本実施例では第1ロータ7の着磁部及び第2ロー
タ10の着磁部はそれぞれ2分割された着磁、すなわち
180°ごとに着磁がされたものを用いたが、着磁部の
極数は本発明をなんら限定するものではない。例えば第
1ロータ7の着磁部及び第2ロータ10の着磁部はロー
タの外周面を4分割(すなわち90°ごと)にS極N極
が交互になるよう着磁されているものの場合、第1ロー
タ7の着磁部が第1ステータ8の磁極部8a,8bに対
向する回転位置の位相を、第2ロータ10の着磁部が第
2ステータ11の磁極部11a,11bに対向する回転
位置の位相とは45°異なって構成しておけば第1ロー
タ7及び第2ロータ10の45°ごとの回転駆動が可能
となる。つまり、外周面にn分割されて着磁されたロー
タを用いる場合はロータの位相を360°/2n異なる
よう構成しておけばロータの360°/2nごとの回転
駆動が可能となる。
【0036】図8は第2の実施例で、第1ロータ7と第
2ロータ10を同軸上に配置し、連結軸22により一体
的に回転するように構成した。これによりステップモー
タの長手方向の寸法Bすなわち不図示の撮影レンズの円
周方向の寸法がコンパクトになる。
【0037】次に、図10乃至図15を参照して本発明
による別形式の駆動装置の実施例を説明する。
【0038】図10から図14に本発明の第3の実施例
を示す。図10は本発明の駆動装置をレンズ駆動装置と
したレンズ鏡筒の断面図である。
【0039】1は磁性材料からできている回転リング、
2は固定リング、である。回転リング1の外径寸法はφ
1 、固定リング2の内径寸法はφD2 であり、固定リ
ング2内に回転リング1が配置されている。3,5,
7,9は固定リング2に固定されたヨークで、固定リン
グ2の円周上にほぼ等間隔で配置されている。4,6,
8,10はヨーク3,5,7,9を励磁するためのコイ
ルである。ヨーク3,5,7,9は励磁部3a,3b,
5a,5b,7a,7b,9a,9bを回転リング1に
対向させている。ヨーク3とコイル4とで第1の付勢手
段を構成し、ヨーク5とコイル6とで第2の付勢手段を
構成し、ヨーク7とコイル8とで第3の付勢手段を構成
し、ヨーク9とコイル10とで第4の付勢手段を構成し
ている。
【0040】11は撮影レンズである。図10に示すよ
うに前記回転リング1は中空形状となっているため撮影
レンズ11の光路をさえぎらない。12は撮影レンズ1
1を保持する保持筒であり、外周部にヘリコイド12a
を有する。また、軸方向溝12bが形成されており、該
溝12bと回転リング1のピン1aとは摺動可能に嵌合
しており、回転リング1と保持筒12とは光軸まわりの
回転に関して一体的に回転するようになっている。
【0041】13は内径部にヘリコイド13aを有し、
固定リング2に固着された固定地板である。固定地板1
3のヘリコイド13aは前述の保持筒12のヘリコイド
12aとヘリコイド結合している。なお、固定リング2
と固定地板13とは同一部材から形成されていてもよ
い。上記の構成によれば回転リング1の光軸まわりの回
転により撮影レンズ11及び保持筒12は光軸方向への
移動が行われるようになる。
【0042】次に回転リング1の回転動作の説明を行
う。
【0043】図11の状態からコイル4に通電を行うと
回転リングは第1の付勢手段のヨーク3により吸引され
回転リング1は固定リング2の内径部に当接した位置に
くる。この状態を図12に示す。図12の状態からさら
にコイル6に通電を行うと回転リング1は第1の付勢手
段のヨーク3と第2の付勢手段のヨーク5により吸引さ
れ、固定リング2の内径部をころがって図13に示す位
置にくるように回転リング1と固定リング2との間はす
べりを防ぐよう構成されている。
【0044】次にコイル4の通電を断てば第2の付勢手
段のヨーク5のみにより吸引されるので固定リング2の
内径部をころがって図14の位置にくる。
【0045】この後、同様に、(コイル6通電)→(コ
イル6,7通電)→(コイル7通電)→(コイル7,8
通電)→(コイル8通電)→(コイル8,4通電)→
(コイル4通電)→(コイル4,6通電)→(コイル6
通電)というように通電を行なえば回転リング1は固定
リング2の内径部をころがりながら光軸まわりに回転し
ていく。回転リング1がすべりなく回転していくとする
と。回転リング1の光軸まわりの回転量は図12の状態
から図14の状態になるのに要する回転角はD2 −D1
/D1 ×90°である。
【0046】なお、回転リング1の逆回転は上記の通電
順序を逆にすればよい。D2 −D1の値を変えることに
より回転リング1の回転の割り出し量を任意に設定で
き、また付勢手段によるわずかな付勢力により大きな回
転駆動力を取り出すことが可能であるのでレンズ11及
び保持筒12の駆動のために他の減速機構が不要であり
コンパクトなレンズ鏡筒とすることができる。
【0047】なお、本実施例では付勢手段として電磁石
装置を用いたが例えば静電気力や電磁力を用いたもので
あってもよい。
【0048】また回転リングによりシャッタ羽根もしく
は絞り羽根を駆動するようにした実施例を図24に示
す。
【0049】回転リング101は前述の第3の実施例同
様に駆動され駆動ピン101a,101b,101cが
固着されている。
【0050】115,116,117は絞り兼用シャッ
タ羽根である。
【0051】118は不図示の地板に固定された押え地
板であり、絞り兼用シャッタ羽根115,116,11
7はこの押え地板118上にある。118a,118
c,118eは押え地板118に固定された支点ピンで
あり、絞り兼用シャッタ羽根115は孔115aが支点
ピン118aに回動自在に嵌合し、長孔115bが駆動
ピン101aに摺動可能に嵌合している。絞り兼用シャ
ッタ羽根116は孔116aが支点ピン118cに回動
自在に嵌合し、長孔116bが駆動ピン101bに摺動
可能に嵌合している。絞り兼用シャッタ羽根117は孔
117aが支点ピン118eに回動自在に嵌合し、長孔
117bが駆動ピン101cに摺動可能に嵌合してい
る。押え地板118の長孔118b,118d,118
fは駆動ピン101a,101b,101cが接触しな
いための逃げみぞである。このように構成していること
で回転リング101が左回転するとシャッタ羽根11
6,117,115は支点ピン118a,118c,1
18eを回転中心として左回転し開口を形成する。回転
リング101の回転位置によりその開口面積(開口径)
は決まってくる。
【0052】119は羽根押え板で、スペーサ用突部1
19a及び119b等によって押え地板118と所定の
隙間を持つように押え地板118に固着されている。シ
ャッタ羽根115,116,117は該隙間内に位置
し、その隙間はシャッタ羽根115,116,117が
可動となるのに必要な量である。
【0053】次に、図15を参照して前記実施例を更に
改良した第4実施例について説明する。
【0054】図15は図10に示した実施例の変形実施
例であり、図10と同じヨーク3,5,7,9内に永久
磁石14,15,16,17が組み込まれている。これ
によれば、すべてのコイルに非通電時、回転リング1は
上記永久磁石14,15,16,17のどれかにより吸
引され保持される。回転リング1の駆動時にはコイル
4,6,8,10に永久磁石の磁力を相殺するように選
択的に電流を流せば電流を流さない付勢手段により回転
リング1は吸引されるので第 の実施例に述べたように
固定リング2の内径部をころがっていくようにすること
ができる。この実施例の利点はコイルに通電をしなくて
も回転リング1はその時の一番近い付勢手段すなわち永
久磁石により保持されることであり長時間安定的に回転
リング1を固定する用途に用いる場合に適するものであ
る。
【0055】しかしながら前述の実施例では、回転リン
グ1を固定リング2内で常に円滑に転動させるためには
次のような機構学的解析に基いて設計を行う必要があ
る。以下には前記実施例における回転リング1の運動に
ついて説明するとともに、前記実施例を更に改良した変
形実施例について説明する。
【0056】図10に示したレンズ駆動装置では回転リ
ング1のピン1aは固定リング2の内径部φD2 よりも
内側で保持筒12と連結しているため、ピン1aの軌跡
は図22の様になる。ピン1aは最終的には左回転して
(あるいは右回転して)いくが矢印Bで示すように途中
で逆転する位置がある。これは保持筒12を連続して回
転させていく際、回転を止めるように働く力であり、そ
のたびに保持筒に衝撃力が加わり振動や騒音の原因にな
ったり保持筒をすばやく駆動させるための障害になった
りする。また保持筒12のかわりに回動する回動リング
を設けこの回動リングによりシャッタ羽根や絞り羽根を
動かす構成とした場合開口の開き動作の過程において閉
じ方向に羽根が動いてしまうことや開口の閉じ動作の過
程において羽根が開き方向に動いてしまうことがある。
つまり回転リング1の位置と回動リングの回転位置とが
一義的に決まらない。このため開口量を制御するのが困
難となる。
【0057】それ故、本発明の第5の実施例は、前述の
ような考慮に基いて前記第3実施例の構成に対して更に
次のような改良を行ったものである。すなわち、本発明
の第5実施例は、前記回転リングの前記固定リングの内
径部と接触可能な外周部に、滑りを防ぐあるいは高摩擦
力が生じる第1の範囲と、滑りを防がないあるいは低摩
擦力しか生じない第2の範囲とを設けたことを特徴とす
るものである。
【0058】図16から図20により本発明の第5の実
施例を説明する。図16に示すように、本実施例では回
転リング1の外周面に、すなわち固定リング2の中空内
径部と接触する面に、摩擦係数の大きい摩擦面1bと摩
擦係数が小さいすべり面1cとが形成されている。摩擦
面1bは表面粗さを粗くする方法やゴム製のシートを貼
る方法などが考えられる。
【0059】摩擦面1bはとすべり面1cとの境界はP
1 とP2 である。図17は回転リング1と固定リング2
との関係を示す平面図であり、矢印C方向に回転リング
1が固定リング2の内周面をすべりなくころがって矢印
D方向に移動するとピン1aは図中二点鎖線の軌跡を通
り移動していく。ピン1aは結果的には固定リング2の
内径部の中心を右回転していくがE点からF点までの間
は逆方向すなわち左回転する。ピン1aがE点の位置に
くる位置では図17に示す様に回転リング1のP1 点が
固定リング2の内径部に接するようにP1 の位置を設定
し、かつピン1aがF点の位置にくる位置では回転リン
グ1のP2 点が固定リング2の内径部に接するようにP
2 の位置を設定する。このように設定するとP1 からP
2 までの間は摩擦係数が小さいすべり面1cが固定リン
グ2の内径部に接するため回転リング1が矢印C方向に
回転してもピン1aをE点からF点に駆動するための力
はほとんど発生しない。そのためピン1aの位置は回転
リング1の矢印Cの回転に伴い図17の状態から図18
へ、図18から図19へと変化していく。
【0060】図18において点線で図17におけるピン
1aの位置を示す。
【0061】図19において点線で図18におけるピン
1aの位置を示しピン1aの軌跡を二点鎖線で示す。
【0062】図20に固定リング2に対するピン1aの
軌跡を曲線Gで示す。ピン1aは固定リング2の内径部
を途中で逆転することなく回転していくのでレンズ鏡筒
の駆動の際振動や騒音が減少する。またシャッタ羽根の
開閉に用いる場合にはシャッタ羽根は開く途中あるいは
閉じる途中逆方向に動くことがなくなるのでシャッタ羽
根の開口量の制御が簡単になる。
【0063】図21、図22は第6の実施例である。本
実施例は回転リング1とそれにより回転駆動される部材
である保持筒12との係合部すなわちピン1aと溝12
bとの係合位置を、回転リングの固定リングと接触する
外周部よりも外側に配置させたものである。その断面図
を図21で示す。図中r1 とD1 の関係は2r1 >D1
の関係にある。ピン1aの移動軌跡を図22の曲線Hで
示す。この図からわかるとおりピン1aは光軸まわりに
回転移動していく際途中で逆方向に移動することはな
い。
【0064】
【発明の効果】(i)図1乃至図8で説明したように、
本発明の第1の駆動装置は、2つのロータを持ち、それ
らのステータに対するΛ相を着磁ピッチの半分ずらして
連結することによりステップモータの占める平面的な寸
法は小さくなり、従って本発明の駆動装置を用いた羽根
駆動装置あるいはレンズ駆動装置をコンパクトにするこ
とができる。
【0065】(ii)図10乃至図15で説明したよう
に、本発明の第2の駆動装置は、中空円筒形の回転リン
グと、円筒形状の内径部を持ち該内径部に前記回転リン
グが配置された固定リングと、前記回転リングを固定リ
ングの内径部方向に付勢する第1の状態と付勢を解除す
る第2の状態に切り換え可能で前記固定リングの円周上
でほぼ等間隔に配置された少なくとも3つの付勢手段
と、を有し、減速機構なしに被駆動物体に細かい送り運
動を与えることができ、かつ、小さな駆動力を発生する
アクチェータを該付勢手段として用いても大きな駆動力
が得られる。その結果、本発明の駆動装置をレンズ駆動
装置として使用した光学機器では鏡筒を円筒形状のまま
コンパクトなものとすることができる。
【0066】(iii) 図15乃至図23で説明したよう
に、本発明の駆動装置では、回転リングの外周部に滑り
を防ぐ第1の範囲と低摩擦しか生じない第2の範囲とを
設け、もしくは回転リングとそれにより回転駆動される
部材との係合部を回転リングの固定リングと接触する外
周部よりも外側に配置することにより、回転リングによ
り回転駆動される部材(たとえば、撮影レンズの保持筒
やシャッタ羽根を開閉させるリング等)に対して回転を
止めるように働く力の発生を防ぎ、あるいは一時的に逆
方向に移動してしまうことを防ぐことができ、振動や騒
音が減少するとともに前記回転駆動される部材の移動量
の制御が簡単になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動装置の第1実施例の斜視図。
【図2】図1の駆動装置のステップモータ部の断面図。
【図3】本発明の駆動装置の動作状態を示す平面図。
【図4】本発明の駆動装置の動作状態を示す平面図。
【図5】本発明の駆動装置の動作状態を示す平面図。
【図6】図1の駆動装置を用いた絞り兼用シャッタ装置
の斜視図。
【図7】図1の駆動装置を用いたレンズ駆動装置の要部
を示す斜視図。
【図8】第2実施例の斜視図。
【図9】従来例の平面図。
【図10】本発明の第3実施例の駆動装置を具備したレ
ンズ駆動装置の断面図。
【図11】図10に示したレンズ駆動装置の動作を示し
た平面図。
【図12】図10に示したレンズ駆動装置の動作を示し
た平面図。
【図13】図10に示したレンズ駆動装置の動作を示し
た平面図。
【図14】図10に示したレンズ駆動装置の動作を示し
た平面図。
【図15】本発明の第4実施例の駆動装置の平面図。
【図16】本発明の第5実施例の駆動装置に装備される
回転リングの斜視図。
【図17】図16の回転リングのピン1aの移動軌跡を
示した図。
【図18】図16の回転リングのピン1aの移動軌跡を
示した図。
【図19】図16の回転リングのピン1aの移動軌跡を
示した図。
【図20】図16の回転リングのピン1aの移動軌跡を
示した図。
【図21】本発明の第6実施例の断面図。
【図22】図21に示した装置の回転リングのピンの移
動軌跡を示した図。
【図23】図10に示した装置の回転リングのピンの移
動軌跡を示した図。
【図24】第4実施例の変形例を示す図。
【符号の説明】
(図1〜図9) 7…第1ロータ 8…第1ステータ 9…第1コイル 10…第2ロータ 11…第2ステータ 12…第2コイル 13…連動リング (図10〜図15) 1…回転リング 2…固定リング 3,5,7,9…ヨーク 4,6,8,10…
コイル 11…撮影レンズ 12…保持筒 13…固定地板 (図16〜図23) 1…回転リング 1a…ピン 2…固定リング 3,5,7,9…ヨ
ーク 4,6,8,10…コイル 11…撮影レンズ 12…保持筒 12b…溝 13…固定地板 16…摩擦面 1c…すべり面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径方向に着磁された円筒形状の第1のロ
    ータ及び第2のロータと、前記第1のロータの外周面に
    対向する2つの磁極部が形成された第1のステータと、
    前記第2のロータの外周面に対向する2つの磁極部が形
    成された第2のステータと、前記第1のステータを励磁
    させる第1のコイルと、前記第2のステータを励磁させ
    る第2のコイルと、前記第1のロータと前記第2のロー
    タとによって駆動される連動出力手段と、を有して成
    り、 前記第1のステータの磁極部に対向する前記第1のロー
    タの着磁部の回転位相と前記第2のステータの磁極部に
    対向する前記第2のロータの着磁部の回転位相が前記ロ
    ータの着磁ピッチの半分の角度だけ互いに異るように構
    成されている駆動装置。
  2. 【請求項2】 該連動出力手段が環状部材もしくは円形
    部材であり、該第1ロータ及び該第1ステータ並びに該
    第1コイルが該連動出力手段の外周に沿って円弧状に配
    置されるとともに、該第2ロータ及び該第2ステータ並
    びに該第2コイルが該連動出力手段の外周に沿って円弧
    状に配置されていることを特徴とする請求項1の駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 該第1ロータと該第2ロータとが同一軸
    に固定されていることを特徴とする請求項1の駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 固定された第一リングと、該第一リング
    の内周面に沿って回転するように該第一リングに遊嵌さ
    れた第二リングと、該第一リングの円周に沿って所定間
    隔で配置されるとともに該第二リングを該第一リングの
    内周面の一点に瞬時的に圧接させる複数の付勢手段と、
    を有して成り、該複数の付勢手段を該第一リングの円周
    に沿って順々に動作させて該第二リングを該第一リング
    の内周面に沿って移動させることにより該第二リングを
    回転させるように構成されている駆動装置。
  5. 【請求項5】 該第二リングの外周面には、摩擦係数の
    高い第一領域と、摩擦係数の低い第二領域と、が形成さ
    れていることを特徴とする請求項4の駆動装置。
  6. 【請求項6】 該第二リングにより回転駆動される被駆
    動部材と回転方向においてのみ該第二リングと該被駆動
    部材とを一体化させる係合部が該第二リングの一方の端
    面から突出するように設けられていることを特徴とする
    請求項4の駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2又は3に記載の駆動装置
    と、シャッタ羽根あるいは絞り羽根を備え、前記連動出
    力手段によりシャッタ羽根あるいは絞り羽根を駆動する
    ことを特徴とするシャッタ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1、2又は3に記載の駆動装置
    と、撮影レンズ鏡筒を備え、前記連動出力手段により前
    記撮影レンズ鏡筒を光軸方向に移動させるようにしたこ
    とを特徴とするレンズ駆動装置。
  9. 【請求項9】 請求項4、5又は6に記載の駆動装置を
    備えかつ前記第二リングは中空形状であり、該第二リン
    グの中空部を光路とするレンズと、該レンズを保持しか
    つ前記第二リングと回転方向に関して一体的に連結され
    外周部にヘリコイドを有したレンズ保持筒と、内周に前
    記レンズ保持筒のヘリコイドと、ヘリコイド結合するヘ
    リコイド部を有する固定地板とを備えたことを特徴とす
    るレンズ鏡筒。
  10. 【請求項10】 請求項4、5又は6に記載の駆動装置
    と、シャッタ羽根あるいは絞り羽根を備え、前記第二リ
    ングによりシャッタ羽根あるいは絞り羽根を駆動するこ
    とを特徴とするシャッタ装置。
JP23120092A 1992-08-31 1992-08-31 駆動装置及びカメラのシャッタ駆動装置及びカメラの鏡筒駆動装置 Pending JPH0686529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23120092A JPH0686529A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 駆動装置及びカメラのシャッタ駆動装置及びカメラの鏡筒駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23120092A JPH0686529A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 駆動装置及びカメラのシャッタ駆動装置及びカメラの鏡筒駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0686529A true JPH0686529A (ja) 1994-03-25

Family

ID=16919917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23120092A Pending JPH0686529A (ja) 1992-08-31 1992-08-31 駆動装置及びカメラのシャッタ駆動装置及びカメラの鏡筒駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0686529A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001108882A (ja) * 1999-10-08 2001-04-20 Nidec Copal Corp レンズシャッタ装置
JP2010128358A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Nidec Copal Corp カメラ用絞り装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001108882A (ja) * 1999-10-08 2001-04-20 Nidec Copal Corp レンズシャッタ装置
JP2010128358A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Nidec Copal Corp カメラ用絞り装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7960888B2 (en) Electric motor with field weakening
JP3133270B2 (ja) モータ及び繰出し装置
JP2007116854A (ja) 駆動装置及び光量調節装置
US6591066B2 (en) Motor and photographing apparatus
US7122920B2 (en) Motor and optical apparatus
US6222287B1 (en) Motor
JP4378326B2 (ja) 駆動装置及び光量調節装置
JPH0686529A (ja) 駆動装置及びカメラのシャッタ駆動装置及びカメラの鏡筒駆動装置
JP2006340444A (ja) 駆動装置
JPH11190815A (ja) 駆動装置および光学機器
JP2004048873A5 (ja)
KR20030046763A (ko) 스태핑 모터
EP1220421A2 (en) Small size rotory motor
JP3153341B2 (ja) ステップモータおよび該ステップモータを用いたカメラ
JP2004140990A (ja) 電動機
JP2001086698A (ja) リニアアクチュエータ
JP2005057902A (ja) 駆動装置及び光学装置
JP4237850B2 (ja) アクチュエータ
JP2004343895A (ja) ステッピングモータ及びレンズ駆動装置
JP2004320828A (ja) 駆動装置
JPH03107832A (ja) 電磁駆動露光量調節装置
JPH0628501B2 (ja) ステツプモ−タ
JP2001327151A (ja) 電磁駆動装置及び電磁駆動絞り装置
JP2004029175A (ja) 光量調節装置及びカメラのレンズ装置
JPH05257051A (ja) 駆動装置