JPH0686823A - 拡張カテーテル用膨張装置 - Google Patents

拡張カテーテル用膨張装置

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JPH0686823A
JPH0686823A JP3075583A JP7558391A JPH0686823A JP H0686823 A JPH0686823 A JP H0686823A JP 3075583 A JP3075583 A JP 3075583A JP 7558391 A JP7558391 A JP 7558391A JP H0686823 A JPH0686823 A JP H0686823A
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piston
piston rod
threaded
sleeve
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JP3075583A
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Christopher A Tacklind
クリストファー、エー、タックリンド
Vae E Sun
ベー、イー、サン
Nelson S Au
ネルソン、エス、アウ
David L Karshmer
デイビッド、エル、カーシュマー
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Abbott Cardiovascular Systems Inc
Original Assignee
Advanced Cardiovascular Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】血管拡張術用カテーテルの膨張、収縮を簡単に
し、安全性を向上させる。 【構成】内側ボア13が内部を延びハウジング12と、
ボア内に摺動自在に配置されたピストン16と、一端が
ピストンに連結され、他端がハウジングから外に延び、
中間部分の外側にねじ山が設けられたピストンロッド1
8とそのねじ山部分と係合するようになった複数の向き
合ったねじ付き部材51とからなる。そして部材51の
ねじ山がロッド18のねじ山と係合し、ロッド18を回
転させるとピストン16が長さ方向に移動する第1位置
へ部材51を移動する手段と、部材51のねじ山がロッ
ド18のねじ山から外れた状態でロッド18から離され
ており、ロッド18を押したり引っ張ったりすることに
よってピストンの長さ方向移動が行われる第2位置へ部
材51を移動させるための手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全体として経皮経管冠
動脈形成術(PTCA)のような血管形成術に関し、詳
細にはこのような手術で使用する膨張/収縮装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】PTCAでは、膨張自在の比較的非弾性
のバルーンを遠位端に有する拡張カテーテルを患者の動
脈系を通して、拡張させるべきじゅく状病変とバルーン
が交差するまで前進させる。バルーンは、拡張カテーテ
ルの近位端に取り付けられた注射器のような膨張装置に
よって放射線不透過性の液体で所定の大きさまで膨張さ
せて病変部を拡張させ、次いで、カテーテルを狭窄部か
ら取り出して血流を再開するために収縮させる。
【0003】手術の第1工程は、予め形成された遠位先
端を有する案内カテーテルを患者の動脈系(例えば大腿
動脈)内に経皮的に導入し、このカテーテルを予め形成
された遠位先端が適当な冠状動脈の口内に着座するまで
この動脈系内を前進させる工程である。拡張カテーテル
の内側ボア内には案内ワイヤが予め装填してあり、次い
で、拡張カテーテルと案内ワイヤの両方を予め位置決め
した案内カテーテルを通して案内カテーテルの遠位端ま
で前進させる。最初に、案内ワイヤを案内カテーテルの
遠位端の外に前進させて案内ワイヤの遠位端が拡張され
るべき動脈の狭窄部と交差するまで患者の冠状動脈内を
前進させる。次いで、拡張カテーテルの遠位端にある膨
張自在のバルーンが狭窄部と交差するまで拡張カテーテ
ルを案内ワイヤ上で案内カテーテルの外に前進させる。
狭窄部を拡張させるため、バルーンは膨張装置によって
放射線不透過性の液体で比較的高圧(例えば8気圧又は
それ以上)に膨張される。拡張の後、バルーンを収縮さ
せてカテーテルを取り出す。
【0004】このような手術及びこのような手術で使用
される装置の詳細な記載については、米国特許第4,332,
254 号(ランドクィスト(Lundquist) )、米国特許第4,
323,071 号(シンプソン−ロバート(Simpson-Rober
t))、米国特許第4,439,185 号(ランドクィスト)、米
国特許第4,468,224 号(エンツマン等(Enzmann) )、米
国特許第4,516,972 号(サムソン(Samson))、米国特許
第4,538,622 号(サムソン等)、米国特許第4,554,929
号(サムソン等)、米国特許第4,569,347 号(フリスビ
ー(Frisbie) )、米国特許第4,571,240 号(サムソン
等)、米国特許第4,638,805 号(パウエル(Powell))、
及び米国特許第4,743,230 号(ノードクゥエスト(Nordq
uest) )を参照されたい。これらの各々を参考のため本
願に組み込む。
【0005】血管形成術での種々装置の使用は手術を行
う医師にかなりの手先の器用さを要求し、一人又はそれ
以上のアシスタントを必要とする場合がしばしばある。
拡張カテーテルのプライミング及びこのカテーテルから
空気を抜くため、及び拡張を行うためカテーテルのバル
ーンを膨張させたり収縮させることが特に必要とされ
る。
【0006】血管拡張術用カテーテルとして商業的に最
も入手し易い膨張装置は、本質的には圧力計が取り付け
られた注射器である。こうした注射器は、一般的には二
つの作動モードを有する。一つのモードでは、注射器の
ピストン及びこれに取り付けられたピストンロッドが注
射器の内側ボア内で長さ方向に自由に動き、ピストンロ
ッドに設けられたハンドルを引くことによって膨張流体
を注射器の内側ボア内に引き入れる真空を引くか、或い
はハンドルを押してこのような膨張流体を注射器の端か
ら外に送出する。他方のモードでは、ピストンロッドを
回転させることによって内側ボア内での長さ方向移動が
行われるようにねじ山が設けられたピストンロッドを装
置の要素と係合させる。このような膨張装置を更に詳細
に説明するため、米国特許第4,743,230 号を参照する。
参考のため、これを本願に組み込む。これらの膨張装置
はその所定の用途については有効であったが、医師にと
って、特に、一つの作動モードから別の作動モードに変
わるときに使用するにはいつでも便利な訳ではない。更
に、これらの膨張手段は、高圧が加わった状態で係止位
置を常に維持することができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これまでずっと必要と
されてきたが、現在でも手に入れることのできない膨張
装置は、特に、作動モードを変えるときに医師が容易に
使用できる膨張装置である。
【0008】本発明はこの必要を満たすものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願には、内側ボアが内
部を延びる細長いハウジングと、ハウジングのボア内に
摺動自在に配置されたピストンと、一端がピストンに連
結され、一端がハウジングから外に延び、中間部分の外
側にねじ山が設けられた細長いピストンロッドと、ピス
トンのねじ山部分と係合するようになった複数の向き合
ったねじ付き部材と、向き合ったねじ付き部材のねじ山
がピストンロッドのねじ山と係合し、そのためピストン
ロッドを回転させることによってボア内でのピストンの
長さ方向移動が行われる第1位置へ向き合ったねじ付き
部材を移動させるための手段と、向き合ったねじ付き部
材のねじ山がピストンロッドのねじ山から外れた状態で
ピストンロッドから離されており、そのためピストンロ
ッドを押したり引っ張ったりすることによってボア内で
のピストンの長さ方向移動が行われる第2位置へ向き合
ったねじ付き部材を移動させるための手段と、を有する
流体注入装置が開示してある。
【0010】本発明は、血管拡張術、特に冠状血管拡張
術で用いられるバルーン拡張カテーテル用の改良膨張/
収縮装置に関する。
【0011】本発明による膨張装置は、一端が開放てお
り且つ一端が小径の貫通導管を除き本質的に閉鎖した両
端を有し、これらの端間を内側ボアが延びた細長いハウ
ジングを有する。周囲の廻りにシール部材を備えたピス
トンがハウジングの内側ボア内に摺動自在に配置され、
このピストンにはピストンロッドが固定され、このピス
トンロッドはハウジングの開放端から外に延びている。
ピストンロッドの少なくとも一部には外側にねじ山が設
けられ、ハウジングから外に延びた端部にはハンドルが
設けられている。
【0012】ねじ山が設けられた通路を備えた割りカラ
ー又は割りナットのような複数の向き合ったねじ山付き
部材には、ねじ山付き部材をピストンロッドのねじ山付
き外部と第1位置で係合させ、向き合ったねじ山付き部
材をピストンロッドから第2位置で外す、位置決め手段
が連結されている。第1位置は、ピストンロッドを回転
させてピストンをボア内で長さ方向に移動させることに
よって膨張装置を作動できるようにし、第2位置は、ピ
ストンロッドを押したり引いたりすることによってピス
トンをボア内で長さ方向に移動できるようにする。
【0013】本発明の好ましい実施例では、位置決め手
段がハウジングの端に取り付けられた回転自在のスリー
ブに連結され、ピストンロッドはこのハウジングを貫通
し且つこれと同心であり、ハンドルの位置に関わらず、
ハンドルと係合した操作者の手の指で操作することがで
きる。第1位置へ向かう一方向へのスリーブの軸廻り回
転は、向き合ったねじ山付き部材をピストンロッドのね
じ山部分と係合させ、第2位置へ向かう、上記一方向と
は逆方向の第2方向へのスリーブの軸廻り回転は、向き
合ったねじ山付き部材をこれから外す。位置決め手段は
二位置スイッチを有し、このスイッチは二つの位置の間
に死帯(dead band) が少ししか又は全くない。即ちスイ
ッチは位置決めを間違わないように所定位置にスナップ
嵌めしている。
【0014】ボアのテーパ端から延びる導管は、ハウジ
ングに固定された可撓性の細長い管状部材と流体連通し
ている。好ましくは圧力表示手段を備えた圧力ゲージが
ボアのテーパ端から延びた導管と流体連通した状態に置
かれている。そのため、膨張装置を使用する場合には流
体圧力は容易に監視できる。好ましくは、可撓性の細長
い管状部材の端に弁が設けられており、そのため、第1
弁位置において膨張流体を収容した容器から膨張流体を
ハウジングに内側ボア内に引き込むことができ、第2弁
位置において引き込んだ膨張流体を拡張カテーテルの近
位端内に注入したりこれから引き込むことができる。好
ましくは、管状部材を通る全ての流体流れを閉止するた
めの第3位置が設けられている。
【0015】本発明の膨張装置は、血管拡張術用カテー
テルの膨張及び収縮を非常に簡単にし、安全性が従来の
装置よりも非常に大きい。本発明のこれらの利点及び他
の利点は、以下の詳細な説明を添付の例示の図面と関連
して参照することにより更に明らかになるであろう。
【0016】
【実施例】図1を参照すると、この図には、バルーン拡
張カテーテル11の近位端に連結された本発明の特徴を
具体化した膨張装置10が図示してある。更に、図2乃
至図5を参照すると、これらの図には、本装置の内部の
詳細が図示してある。膨張装置10は、開放端部14と
本質的に閉鎖した向き合った閉鎖端部15との間を延び
る内側ボア13を備えた細長いハウジング12を有す
る。ゴム、エラストマー又は他の適当な材料でできたシ
ールリング17が周囲に配置されたピストン16が内側
ボア13内に摺動自在に配置されている。ピストンロッ
ド18は、その一端がピストンの後部に固定され、その
自由端がハウジング12の開放端から外に延び、この自
由端には内側ボア13内でのピストン16の移動を容易
にするハンドル21が設けられている。ピストン16の
前側、即ち圧力側にはテーパが設けられ、このテーパ
は、ハウジング12の本質的に閉鎖した端部15に設け
られたテーパと合う、或いは緊密に合う。作動モード選
択スイッチ23がハウジング12の開放端14に配置さ
れ、このスイッチには医師がハンドル21を把持してい
るときにその使用を容易にする延長部材24が設けられ
ている。
【0017】比較的短い導管25がハウジング12の本
質的に閉鎖した端部15を貫通し、管状部材26を内側
ボア13と流体連通をなすように連結する。三方弁32
が管状部材26の遠位端に固定され、この三方弁は、管
状部材を拡張カテーテル11の近位端及び他の出口34
と流体連通をなすように連結する。この出口34は、管
状部材を膨張液の容器(図示せず)と流体連通をなすよ
うに連結する。弁体35は、弁32のハンドル(図示せ
ず)で回転され、出口33を管状部材26と連結する第
1位置と、出口34を管状部材26と連結する第2位置
と、二つの出口を閉鎖する第3位置の三つの位置を選択
する。第1位置を図1に示す。
【0018】短い側導管27が導管25を圧力センサー
30に連結する。この圧力センサーは、圧力センサーと
関連した圧力表示器31を有する。図示の実施例では、
圧力センサーと圧力表示器との間には従来の機械リンク
(図示せず)が使用してあるが、アナログ式又はデジタ
ル式の表示器を備えた電気式又は電子式の圧力センサー
が適当であろう。
【0019】作動モード選択スイッチ23の詳細は、図
2及び図5に最も良く図示してある。作動モード選択ス
イッチはベース36を有し、このベースはベースから突
出したフィンガ38でハウジング12の開放端14に固
定され、これらのフィンガは、ハウジング12に設けた
凹部39にぴったりと嵌まる。選択器スリーブ37はハ
ウジング12の開放端部14に回転自在に取り付けられ
ている。延長部材24は、図3に示すように、押縁42
及び43にぴったりと嵌まる二対のフィンガ40及び4
1でスリーブ37に固定されている。
【0020】スイッチング機構38は、一端が選択器ス
リーブ37の内部に固定されたL字形アーム45のよう
な、一対の角度ばね部材を有する。アーム45の各々
は、延長部47を備えたポスト46をその自由端に隣接
して有し、このポストは、組立中、フランジ53に設け
られた穴又は開口52内に延長部47が着座するまで割
りカラー又は割りナット51の外部の溝50に沿って摺
動する。割りナット51に設けられた通路内に配置され
た一対の案内ピン54及び55は、割りナット半部56
及び57の互いに向かう又は互いから遠ざかる運動を案
内する(図8参照)。L字形アーム45の遠方端部には
回動ピン60が設けられ、これらのピンはベース36に
設けられた位置決め穴61内に回転自在に着座するよう
になっており、これによって、L字形アームの自由端を
ベース36に関して、その結果ハウジングに固定する。
L字形アームの自由端は穴61に着座したピン60を中
心に回動する。一対の位置決め壁62がベース36から
垂直に延び、これらの壁には、支持面として作用し且つ
回動ピン60が滑らかに回転できるようにする半円形の
溝63が設けられている。
【0021】ピストンロッド18は、割りナット51内
に設けられたねじを備えた通路64及びベース36に設
けられたねじのない通路65を通って延びる。
【0022】モード選択スイッチ23の作動は、図6、
図7、図8、図9、及び図10に順を追って最もよく図
示してある。
【0023】図6及び図7は、ピストンロッド18の回
転運動による以外のピストンの長さ方向運動が起こらな
いように割りナットの半部56及び57がピストンロッ
ド18のねじ山と螺合した第1位置における種々の構成
要素の相対位置を図示する。この位置では、回動ピン6
0は割りナットの半部56及び57が外方に移動しない
ようにするため、高い流体圧力がピン16の前側に作用
し、この高圧が割りナットの半部に作用する分離力(ね
じ山を通して)に変換された場合にこれらの半部が分離
しようとしない。
【0024】選択器スリーブ37又は延長部24を図6
に示す第1位置から図8に示す第2位置まで回転させる
と、ベース36に枢着されたL字形アーム45の自由端
を外方に回転させ、そのため、機構38を押圧して第1
位置に戻し、ねじ山を備えた通路64をピストンロッド
18のねじ山を備えた部分から外すのに十分割りナット
の半部56及び57を分離するばね力を発生する。この
ねじ連結がないと、ピストン16は、ハンドル21を押
したり引っ張ったりすることによってボアを通して長さ
方向に自由に移動する。図2でわかるように、作動モー
ド選択器キャップ23の延長部24及びこれに被さった
ハンドル21によって、操作者がハンドル21を握った
ままキャップ23を位置から位置へ変化させることがで
きる。
【0025】図5及び図10を参照すると、ピストン保
持部材70は、その一端が選択器スリーブ37の縁部に
向き合った位置で連結されている。垂下した自由端71
は、ハウジング12の開放端14に設けられた押縁72
の内側縁部に沿って摺動する。押縁72の更に内方に突
出した区分73の各端には隣接した区分に向かって僅か
なテーパが設けられ、更にこの押縁には位置保持部材7
4及び75が設けられている。選択器スリーブ37を一
つの位置から別の位置へ回転させると、位置保持部材7
0は押縁の更に内方に突出した区分の縁部に沿って移動
する。その端で位置保持部材は隣接した区分内に摺動
し、これによって選択器スイッチ23を区分73の一方
の側の第1位置及び他方の側の第2位置に保持し、操作
者は選択器スリーブ37を回転させたときスナップ嵌め
を感じる。
【0026】膨張装置の代表的な作動は以下の通りであ
る。
【0027】ピストンロッドのハンドル21を引っ張る
ことによって放射線不透過性の膨張流体を容器から膨張
装置10のボア13内に引き込むことができるように弁
32内の弁体35を位置決めする。所望量の膨張流体を
ボア13内に引き込んだら弁体35を回転させて内側ボ
ア13を拡張カテーテル66の近位端と連結し、次いで
ピストンロッドのハンドルを押して膨張流体を拡張カテ
ーテル内に注入し、バルーンを膨らます。この方法は、
カテーテルを患者に挿入する前にカテーテルをプライム
(prime) し、即ちカテーテルに膨張流体を入れ、カテー
テルから空気を抜くのに、並びにカテーテルを患者に挿
入した後バルーンを膨らます前にカテーテルを最初に満
たすのに使用される。負圧は、ハンドル21を引っ張っ
て膨張流体をカテーテルから抜き、バルーン66を収縮
させることによって発生させることができる。この方法
については、作動モード選択器スイッチ23は、割りナ
ットの半部56及び57がピストンロッド18から間隔
を隔てられ、そのため割りナットとピストンロッドとの
間にねじ係合がない第2位置にある。狭窄部を拡張する
ためバルーンを最終的に膨らませているときには、良好
な制御を提供するため第1位置が好ましい。この場合に
は、選択器スリーブ37又は延長部24のいずれかをハ
ンドル21と係合した手の指で操作して、割りナットの
半部56及び57がピストンロッド18のねじ山部分と
係合するようにスリーブ又は延長部を回転させることに
よってスリーブ又は延長部の位置を変える。第1位置が
確立されると、所望量の膨張流体が拡張カテーテル11
内に注入されるまで、又は最大圧力に達するまでハンド
ル21を時計廻り方向に回転させることができる。更に
この位置は、ピストンの位置を正圧又は負圧でロックす
るのにも使用することができる。
【0028】通常、バルーン66の膨張を医師がX線透
視によって監視し、バルーンがその所望の円筒形形体に
到ることを確認し、これと同時にバルーン内に過度の圧
力が生じないようにするため圧力表示器31を観察す
る。狭窄部位の拡張を完了したら選択器スリーブ37又
は延長部24を廻して、ハンドル21を引っ張ることに
よってバルーンを迅速に収縮させることができるように
作動モード選択器スイッチ23を第2位置に戻す。
【0029】本発明の膨張装置の種々の構成要素は、従
来の材料でつくることができ、この目的に広範な種類の
材料及びプラスチックレジンを使用することができる。
図面示し、本明細書中に記載した実施例は、ピストンロ
ッド、圧力センサー、及び表示器以外はプラスチック材
料でつくられるように設計されている。モーベイ化学社
(MOBAY Chemical Corp.)から入手できるマクロロン(Mak
rolon)樹脂のようなポリカーボネート樹脂は、現在、割
りカラー又は割りナット以外のプラスチック部品につい
て好ましい。割りカラー又は割りナットは好ましくは、
ナイロン( 例えばナイロン66)で形成される。これ
は、この材料の強度及び平滑性のためである。ピストン
ロッドは、好ましくはステンレス鋼でできている。
【0030】図示のように、ハウジング12の外部には
リブ付き構造が設けられている。この構造は、膨張装置
の使用中、医師の手袋が種々の流体で覆われている場合
でも医師がハウジングを非常に容易に把持できるように
する。もちろん、装置の把持を容易にする他の手段を設
けてもよい。
【0031】図11は、本発明の膨張装置で使用するの
に適した割りナット80の変形態様を図示する。この実
施例では、割りナット区分81には一対のアーム82が
設けられ、これらのアームは他方の割りナット区分84
に設けたチャンネル又は溝73に沿って摺動する。これ
は、これらの割りナット区分が互いに向かって又は互い
から遠ざかるように移動するときこれらの割りナット区
分の方向を維持するためである。
【0032】本発明を、主として特定の好ましい実施例
に関して説明したが、当業者は、これに変形を施すこと
ができるということを理解するであろう。例えば、角度
ばね部材は、本願では比較的真っ直ぐな断面を持つもの
として説明され且つ図示してある。しかしながら、湾曲
した断面、又は湾曲した断面と真っ直ぐな断面のくみあ
わせを使用してもよい。他の変形及び改善を本発明の範
囲から逸脱することなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルーン拡張カテーテルの近位端に連結された
本発明の特徴を具体化した膨張装置の部分断面斜視図。
【図2】図7の2−2線に沿った、図1に示す膨張装置
の部分断面平面図。
【図3】図2の3−3線に沿った断面図。
【図4】図2の4−4線に沿った横断断面図。
【図5】膨張装置の構成要素の内部関係を図示する膨張
装置の部分分解斜視図。構成要素は第1位置にある。
【図6】図2の6−6線に沿った横断断面図。
【図7】図6の7−7線に沿った縦方向部分断面図。
【図8】図6に示すのと同様の横断断面図。構成要素は
第2位置にある。
【図9】図8の9−9線に沿った縦方向部分断面図。
【図10】図1に示す膨張装置の部分の部分切取り斜視
図。
【図11】本発明の膨張装置で有用な割りナットの変形
態様の斜視図。
【符号の説明】
10 膨張装置 11 バルーン拡張カテーテル 12 ハウジング 13 内側ボア 14 開放端部 15 閉鎖端部 16 ピストン 17 シールリング 18 ピストンロッド 21 ハンドル 23 モード選択スイッチ 24 延長部材 25 導管 26 管状部材 30 圧力センサー 31 圧力表示器 32 三方弁 33 出口 34 出口 35 弁体 36 ベース 37 選択器スリーブ 38 フィンガ 39 凹部 40、41 フィンガ 42、43 押縁 45 L字形アーム 46 ポスト 47 延長部 50 溝 51 割りナット 52 開口 53 フランジ 54、55 案内ピン 56、57 割りナット半部 60 回動ピン 61 位置決め穴 61 位置決め壁 63 溝 64 ねじを備えた通路 65 ねじのない通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベー、イー、サン アメリカ合衆国カリフォルニア州、パロ、 アルト、ポルトラ、アベニュ、1560 (72)発明者 ネルソン、エス、アウ アメリカ合衆国カリフォルニア州、フォス ター、シティー、マーリン、アベニュ、 791 (72)発明者 デイビッド、エル、カーシュマー アメリカ合衆国カリフォルニア州、レッド ウッド、シティー、フートヒル、ストリー ト、1256

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 内側ボアが内部を延びる細長いハウジ
    ングと、(b) ハウジングのボア内に摺動自在に配置され
    たピストンと、(c) 一端がピストンに連結され、一端が
    ハウジングから外に延び、中間部分の外側にねじ山が設
    けられた細長いピストンロッドと、(d) ピストンのねじ
    山部分と係合するようになった複数の向き合ったねじ付
    き部材と、(e) 向き合ったねじ付き部材のねじ山がピス
    トンロッドのねじ山と係合し、そのためピストンロッド
    を回転させることによってボア内でのピストンの長さ方
    向移動が行われる第1位置へ向き合ったねじ付き部材を
    移動させるための手段と、(f) 向き合ったねじ付き部材
    のねじ山がピストンロッドのねじ山から外れた状態でピ
    ストンロッドから離されており、そのためピストンロッ
    ドを押したり引っ張ったりすることによってボア内での
    ピストンの長さ方向移動が行われる第2位置へ向き合っ
    たねじ付き部材を移動させるための手段と、を有する流
    体注入装置。
  2. 【請求項2】ねじ山を備えた部材を、ねじ山を備えたピ
    ストンロッドに向かって及びこれから遠ざかるように移
    動させる手段がハウジングの開放端部取り付けられた位
    置決めスイッチである、請求項1に記載の流体注入装
    置。
  3. 【請求項3】前記位置決めスイッチが、ハウジングの開
    放端部にピストンと同心に回転自在に取り付けられた円
    筒形形状のスリーブによって操作される、請求項2に記
    載の流体注入装置。
  4. 【請求項4】回転自在に取り付けられたスリーブには延
    長部が固定され、ハウジングから外に延びるピストンロ
    ッドの端のハンドルと係合した操作者の手の指でスリー
    ブ又はスリーブに連結された延長部を回転させることに
    よってスイッチを操作できる、請求項3に記載の流体注
    入装置。
  5. 【請求項5】スイッチが、案内手段を備えた二つの部分
    を有する割りナットを有し、案内手段はこれらの部分が
    互いに向かって及び互いから遠ざかるように移動する際
    に部分の整合を維持し、前記スイッチ手段は、一端が回
    転自在のスリーブに固定され、一端がハウジングに固定
    されたベースに固定された一対の向き合った角度ばね部
    材を有する、請求項2に記載の膨張装置。
  6. 【請求項6】割りナットの部分が、ベースに回動自在に
    取り付けられた端部に隣接して角度ばね部材に回転自在
    に取り付けられている、請求項5に記載の膨張装置。
  7. 【請求項7】ハウジングの開放端部に回転自在に取り付
    けられたスリーブの内面には向き合った案内フィンガが
    固定され、これらのフィンガの自由端は、ハウジングの
    開放端部の縁部に設けられた弧状の押縁を辿るようにな
    っている、請求項3に記載の膨張装置。
  8. 【請求項8】弧状の押縁は、隣接部分よりも湾曲の半径
    が小さい中央部分を有する、請求項7に記載の膨張装
    置。
  9. 【請求項9】角度ばね部材のベースに回動自在に取り付
    けられた端部には回動ポストが設けられ、角度ばね部材
    は全体にL字形であり、その一端はベースの穴内に着座
    され、他端はハウジングの開放端部に設けられた凹部内
    に着座され、L字形角度ばね部材はその一端がスリーブ
    内の向き合った位置に固定され、その中心を越えて内方
    に延びる、請求項5に記載の膨張装置。
  10. 【請求項10】割りナットの各々の部分には溝がその後
    側に設けられ、穴を備えたフランジがその一端から外方
    に延び、角度ばね部材にはその枢着端に隣接してポスト
    が設けられ、このポストは溝内に着座され、このポスト
    はフランジに設けられた穴内に着座する延長部を有す
    る、請求項7に記載の膨張装置。
JP3075583A 1990-03-16 1991-03-15 拡張カテーテル用膨張装置 Pending JPH0686823A (ja)

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