JPH0687191A - 積層体 - Google Patents
積層体Info
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- JPH0687191A JPH0687191A JP4237395A JP23739592A JPH0687191A JP H0687191 A JPH0687191 A JP H0687191A JP 4237395 A JP4237395 A JP 4237395A JP 23739592 A JP23739592 A JP 23739592A JP H0687191 A JPH0687191 A JP H0687191A
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- styrene
- layer
- resin
- sheet
- resin layer
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スチレン系樹脂層とプロピレン系樹脂層とを
実用可能な強度で接着した積層体を提供する。 【構成】 (a)スチレン系樹脂層と(b)プロピレン
系樹脂層間の接着層として、(c)樹脂温度210℃、
剪断速度100sec-1における溶融粘度は1×103
〜1×106 ポイズであるスチレンと共役ジエンとのブ
ロック共重合体水添物を用いた構成を特徴とする少なく
とも3層からなる積層体。 【効果】 スチレン系樹脂層とプロピレン系樹脂層とを
実用可能な強度で接着し耐油性及び共押出成形性や真空
成形性が著しく向上した積層体が得られた。
実用可能な強度で接着した積層体を提供する。 【構成】 (a)スチレン系樹脂層と(b)プロピレン
系樹脂層間の接着層として、(c)樹脂温度210℃、
剪断速度100sec-1における溶融粘度は1×103
〜1×106 ポイズであるスチレンと共役ジエンとのブ
ロック共重合体水添物を用いた構成を特徴とする少なく
とも3層からなる積層体。 【効果】 スチレン系樹脂層とプロピレン系樹脂層とを
実用可能な強度で接着し耐油性及び共押出成形性や真空
成形性が著しく向上した積層体が得られた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチレン系樹脂層とプ
ロピレン系樹脂層とを実用可能な強度で接着した積層体
に関するものである。
ロピレン系樹脂層とを実用可能な強度で接着した積層体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂は成形加工性が良好なこ
と、ゴム成分の添加により剛性と耐衝撃性のバランスが
優れた材料となること、印刷性が良好なことなどの優れ
た特徴があり、種々の形状に成形されて多くの用途分野
で使用されている。その一つとしてシート状に成形され
たものは、真空成形、圧空成形、熱板加熱式圧空成形等
によって二次成形加工され各種容器に広く用いられてい
る。
と、ゴム成分の添加により剛性と耐衝撃性のバランスが
優れた材料となること、印刷性が良好なことなどの優れ
た特徴があり、種々の形状に成形されて多くの用途分野
で使用されている。その一つとしてシート状に成形され
たものは、真空成形、圧空成形、熱板加熱式圧空成形等
によって二次成形加工され各種容器に広く用いられてい
る。
【0003】しかし、スチレン系樹脂は脂肪性の食物の
様な油状物質の影響下で応力亀裂を生じ、その結果、成
形品の急激な物性低下を招く。また、スチレン系樹脂は
非晶性でありガラス転移温度も90℃前後のため、90
℃以下の比較的低い温度でも容易に変形する。更に、実
際の食品の包装材料として使用する場合はこの両特性が
相まって実用の耐熱温度は更に低いものとなってしまう
傾向にある。このような欠点のためスチレン系樹脂は実
用分野でかなりの制限を受けている。
様な油状物質の影響下で応力亀裂を生じ、その結果、成
形品の急激な物性低下を招く。また、スチレン系樹脂は
非晶性でありガラス転移温度も90℃前後のため、90
℃以下の比較的低い温度でも容易に変形する。更に、実
際の食品の包装材料として使用する場合はこの両特性が
相まって実用の耐熱温度は更に低いものとなってしまう
傾向にある。このような欠点のためスチレン系樹脂は実
用分野でかなりの制限を受けている。
【0004】以上の問題点の解決を目的に、スチレン系
樹脂にプロピレン系樹脂を積層することが検討されてい
る。しかしながら、両樹脂は相互に非相溶性であり、単
に接着しただけでは両樹脂の界面接着性が乏しいので、
両層へ接着する材料を検討することにより積層体を得る
試みがなされている。
樹脂にプロピレン系樹脂を積層することが検討されてい
る。しかしながら、両樹脂は相互に非相溶性であり、単
に接着しただけでは両樹脂の界面接着性が乏しいので、
両層へ接着する材料を検討することにより積層体を得る
試みがなされている。
【0005】例えば、特開昭59−57748号公報に
は、スチレン−ブタジエン共重合体とポリオレフィンを
特定の割合で混合して使用した組成物をポリエチレン又
はエチレン−プロピレンランダム共重合体とを同一ダイ
ス内で押出し積層化する方法が、特開平3−25884
4号公報には、接着層としてスチレンと共役ジエンとの
ブロック共重合体及び/又はその水添物100重量部に
対し、ポリプロピレン樹脂25〜200重量部を添加し
た組成物を使用して積層化する方法が、特開平3−25
8843号公報には前記構成に不飽和カルボン酸とαー
オレフィン共重合体を添加した3成分系組成物を使用し
て積層化する方法が開示されている。
は、スチレン−ブタジエン共重合体とポリオレフィンを
特定の割合で混合して使用した組成物をポリエチレン又
はエチレン−プロピレンランダム共重合体とを同一ダイ
ス内で押出し積層化する方法が、特開平3−25884
4号公報には、接着層としてスチレンと共役ジエンとの
ブロック共重合体及び/又はその水添物100重量部に
対し、ポリプロピレン樹脂25〜200重量部を添加し
た組成物を使用して積層化する方法が、特開平3−25
8843号公報には前記構成に不飽和カルボン酸とαー
オレフィン共重合体を添加した3成分系組成物を使用し
て積層化する方法が開示されている。
【0006】しかし、特開昭59−57748号公報記
載の方法では界面接着性が乏しく、不飽和結合が多量に
存在するため熱安定性に乏しく多層シート等に共押出成
形した場合焼け焦げが発生するため実用化は難しい。ま
た、特開平3−258844号公報及び特開平3−25
8843号公報記載の方法では熱安定性は大幅に改善さ
れるが界面接着性の向上は殆ど見られず成形品は実用に
供さないものしか得られない。
載の方法では界面接着性が乏しく、不飽和結合が多量に
存在するため熱安定性に乏しく多層シート等に共押出成
形した場合焼け焦げが発生するため実用化は難しい。ま
た、特開平3−258844号公報及び特開平3−25
8843号公報記載の方法では熱安定性は大幅に改善さ
れるが界面接着性の向上は殆ど見られず成形品は実用に
供さないものしか得られない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】スチレン系樹脂層とプ
ロピレン系樹脂層とを実用可能な強度で接着した積層体
を提供することが本発明での課題である。
ロピレン系樹脂層とを実用可能な強度で接着した積層体
を提供することが本発明での課題である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、樹脂温度2
10℃で剪断速度100sec-1における溶融粘度が1
×103 〜1×106 ポイズであるスチレンと共役ジエ
ンとのブロック共重合体水添物が、特異的にスチレン系
樹脂とプロピレン系樹脂の積層体用接着剤として有効で
あることを見出し、本発明を完成するに至った。本発明
に従えば上記の課題は、 (1)(a)スチレン系樹脂層と(b)プロピレン系樹
脂層間の接着層として、(c)樹脂温度210℃で剪断
速度100sec-1における溶融粘度が1×103 〜1
×106 ポイズであるスチレンと共役ジエンとのブロッ
ク共重合体水添物を用いることを特徴とする少なくとも
3層からなる積層体、 (2)共押出成形により製造された(1)の積層体によ
って解決することができる。
10℃で剪断速度100sec-1における溶融粘度が1
×103 〜1×106 ポイズであるスチレンと共役ジエ
ンとのブロック共重合体水添物が、特異的にスチレン系
樹脂とプロピレン系樹脂の積層体用接着剤として有効で
あることを見出し、本発明を完成するに至った。本発明
に従えば上記の課題は、 (1)(a)スチレン系樹脂層と(b)プロピレン系樹
脂層間の接着層として、(c)樹脂温度210℃で剪断
速度100sec-1における溶融粘度が1×103 〜1
×106 ポイズであるスチレンと共役ジエンとのブロッ
ク共重合体水添物を用いることを特徴とする少なくとも
3層からなる積層体、 (2)共押出成形により製造された(1)の積層体によ
って解決することができる。
【0009】以下、本発明を具体的に説明する。 (a)スチレン系樹脂 本発明におけるスチレン系樹脂(以下PSと略すことも
ある)とは、下記の一般式で示される構造単位を樹脂中
に少なくとも25重量%以上含有する樹脂である。
ある)とは、下記の一般式で示される構造単位を樹脂中
に少なくとも25重量%以上含有する樹脂である。
【化1】 (ここでRは水素原子またはメチル基を、Zはハロゲン
原子またはメチル基を、pは0または1〜3の整数であ
る。)具体的には、ポリスチレン、ゴム変性ポリスチレ
ン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリロ
ニトリル共重合体などで例示されるスチレンおよびその
誘導体の単独重合体および共重合体が挙げられる。これ
らは互いにブレンドして用いることもでき、更にこれら
の樹脂にスチレン−共役ジエンブロック共重合ゴムおよ
びその水添物をブレンドしたものも適用される。
原子またはメチル基を、pは0または1〜3の整数であ
る。)具体的には、ポリスチレン、ゴム変性ポリスチレ
ン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリロ
ニトリル共重合体などで例示されるスチレンおよびその
誘導体の単独重合体および共重合体が挙げられる。これ
らは互いにブレンドして用いることもでき、更にこれら
の樹脂にスチレン−共役ジエンブロック共重合ゴムおよ
びその水添物をブレンドしたものも適用される。
【0010】スチレン系樹脂の分子量は、ゲルパーミエ
ーションクロマトグラフ(以下GPCと略す)等の一般
的手法により求めることができる。数平均分子量(以下
Mnと略す)は、通常5,000〜400,000であ
り、10,000〜300,000のものが望ましく、
とりわけ30,000〜200,000のものが好適で
ある。また、重量平均分子量(以下Mwと略す)は通常
10,000〜1,000,000であり、50,00
0〜800,000のものが望ましく、とりわけ10
0,000〜500,000のものが好適である。Mn
が5,000未満かあるいはMw が10,000未満の
スチレン系樹脂を使用すると、シート成形時にダイスよ
り押出された溶融樹脂が自重により垂れてしまい、均一
にロール冷却出来ないためシート成形が困難であるとと
もに他の成形法によって得られた成形品も実用的な物性
を有するものが得られない。また、Mn が400,00
0を超えるかあるいはMw が1,000,000を超え
るスチレン系樹脂を使用すると、溶融時の流動性が悪い
ために押出成形や射出成形ができないため使用すること
ができない。
ーションクロマトグラフ(以下GPCと略す)等の一般
的手法により求めることができる。数平均分子量(以下
Mnと略す)は、通常5,000〜400,000であ
り、10,000〜300,000のものが望ましく、
とりわけ30,000〜200,000のものが好適で
ある。また、重量平均分子量(以下Mwと略す)は通常
10,000〜1,000,000であり、50,00
0〜800,000のものが望ましく、とりわけ10
0,000〜500,000のものが好適である。Mn
が5,000未満かあるいはMw が10,000未満の
スチレン系樹脂を使用すると、シート成形時にダイスよ
り押出された溶融樹脂が自重により垂れてしまい、均一
にロール冷却出来ないためシート成形が困難であるとと
もに他の成形法によって得られた成形品も実用的な物性
を有するものが得られない。また、Mn が400,00
0を超えるかあるいはMw が1,000,000を超え
るスチレン系樹脂を使用すると、溶融時の流動性が悪い
ために押出成形や射出成形ができないため使用すること
ができない。
【0011】さらに、分子量分布の尺度として使用され
るMw /Mn は通常1.0〜20であり、好ましくは
1.5〜10のものを用いることができる。
るMw /Mn は通常1.0〜20であり、好ましくは
1.5〜10のものを用いることができる。
【0012】スチレン系樹脂のメルトインデックス(J
IS K7210に従い、条件8で測定、以下「MI
(1)と云う)は、通常0.005〜100g/10分
であり、0.01〜80g/10分のものが望ましく、
とりわけ0.02〜50g/10分のものが好適であ
る。MI(1)が0.005g/10分未満のスチレン
系樹脂を使用すると、流動性が悪いために押出成形がで
きず、多層成形が困難である。一方、100g/10分
を超えたスチレン系樹脂を使うならば、これらの押出シ
ートを製造するさいにドローダウンが大きく良好な製品
を得ることができない。
IS K7210に従い、条件8で測定、以下「MI
(1)と云う)は、通常0.005〜100g/10分
であり、0.01〜80g/10分のものが望ましく、
とりわけ0.02〜50g/10分のものが好適であ
る。MI(1)が0.005g/10分未満のスチレン
系樹脂を使用すると、流動性が悪いために押出成形がで
きず、多層成形が困難である。一方、100g/10分
を超えたスチレン系樹脂を使うならば、これらの押出シ
ートを製造するさいにドローダウンが大きく良好な製品
を得ることができない。
【0013】(b)プロピレン系樹脂 本発明において使われるプロピレン系樹脂(以下PPと
略すこともある)としては、プロピレン単独重合体、プ
ロピレンと20重量%以下(好ましくは18重量%以
下、好適には15重量%以下)のエチレンおよび/もし
くは炭素数が12個以下(望ましくは8個以下)の他の
α−オレフィンをランダム又はブロック共重合させるこ
とによって得られる共重合体が挙げられる。
略すこともある)としては、プロピレン単独重合体、プ
ロピレンと20重量%以下(好ましくは18重量%以
下、好適には15重量%以下)のエチレンおよび/もし
くは炭素数が12個以下(望ましくは8個以下)の他の
α−オレフィンをランダム又はブロック共重合させるこ
とによって得られる共重合体が挙げられる。
【0014】さらに、これらのプロピレン系樹脂とエチ
レンの単独重合体、エチレンと炭素数が3〜12個のα
−オレフィンとの共重合体、炭素数が4〜6個のα‐オ
レフィンの単独重合体などとの混合物もしくは前記プロ
ピレン系重合体どうしの混合物や、これらのプロピレン
系樹脂に少なくとも1個の二重結合を有する化合物(た
とえば、不飽和のカルボン酸、ビニルシラン化合物)を
グラフト重合することによって得られる変性プロピレン
系樹脂も含まれる。これらのプロピレン系樹脂および変
性プロピレン系樹脂は、それぞれ単独で使用してもよ
く、二種以上使用してもよい。
レンの単独重合体、エチレンと炭素数が3〜12個のα
−オレフィンとの共重合体、炭素数が4〜6個のα‐オ
レフィンの単独重合体などとの混合物もしくは前記プロ
ピレン系重合体どうしの混合物や、これらのプロピレン
系樹脂に少なくとも1個の二重結合を有する化合物(た
とえば、不飽和のカルボン酸、ビニルシラン化合物)を
グラフト重合することによって得られる変性プロピレン
系樹脂も含まれる。これらのプロピレン系樹脂および変
性プロピレン系樹脂は、それぞれ単独で使用してもよ
く、二種以上使用してもよい。
【0015】プロピレン系樹脂の分子量は、前記スチレ
ン系樹脂と同様にGPC法等の一般的手法により求めた
値でMn は通常5,000〜200,000であり、1
0,000〜150,000のものが望ましく、とりわ
け15,000〜120,000のものが好適である。
また、Mw は通常10,000〜1,000,000で
あり、50,000〜800,000のものが望まし
く、とりわけ100,000〜600,000のものが
好適である。Mn が5,000未満かあるいはMw が1
0,000未満のプロピレン系樹脂を使用すると、シー
ト成形時にダイスより押出された溶融樹脂が垂れてしま
い、シート成形が困難であるとともに他の成形法によっ
て得られた成形品も実用的な物性を有するものが得られ
ない。また、Mn が200,000を超えるかあるいは
Mw が1,000,000を超えるプロピレン系樹脂を
使用すると、流動性が悪いために押出成形ができず、シ
ート成形が困難である。
ン系樹脂と同様にGPC法等の一般的手法により求めた
値でMn は通常5,000〜200,000であり、1
0,000〜150,000のものが望ましく、とりわ
け15,000〜120,000のものが好適である。
また、Mw は通常10,000〜1,000,000で
あり、50,000〜800,000のものが望まし
く、とりわけ100,000〜600,000のものが
好適である。Mn が5,000未満かあるいはMw が1
0,000未満のプロピレン系樹脂を使用すると、シー
ト成形時にダイスより押出された溶融樹脂が垂れてしま
い、シート成形が困難であるとともに他の成形法によっ
て得られた成形品も実用的な物性を有するものが得られ
ない。また、Mn が200,000を超えるかあるいは
Mw が1,000,000を超えるプロピレン系樹脂を
使用すると、流動性が悪いために押出成形ができず、シ
ート成形が困難である。
【0016】また、Mw /Mn は通常1.0〜20であ
り、好ましくは2〜10のものを用いることができる。
り、好ましくは2〜10のものを用いることができる。
【0017】プロピレン系樹脂のメルトインデックス
(JIS K7210に従い、条件14で測定、以下
「MI(2)と云う)は、通常0.005〜100g/
10分であり、0.01〜80g/10分のものが望ま
しく、とりわけ0.02〜50g/10分のものが好適
である。MI(2)が0.005g/10分未満のプロ
ピレン系樹脂を使用すると、流動性が悪いために押出成
形ができず、多層成形が困難である。一方、100g/
10分を超えたプロピレン系樹脂を使うならば、これら
の押出シートを製造するさいにドローダウンが大きく良
好な製品を得ることができない。
(JIS K7210に従い、条件14で測定、以下
「MI(2)と云う)は、通常0.005〜100g/
10分であり、0.01〜80g/10分のものが望ま
しく、とりわけ0.02〜50g/10分のものが好適
である。MI(2)が0.005g/10分未満のプロ
ピレン系樹脂を使用すると、流動性が悪いために押出成
形ができず、多層成形が困難である。一方、100g/
10分を超えたプロピレン系樹脂を使うならば、これら
の押出シートを製造するさいにドローダウンが大きく良
好な製品を得ることができない。
【0018】(c)スチレン−共役ジエンブロック共重
合体水添物 本発明で用いるスチレン−共役ジエンブロック共重合体
水添物(以下SEPSと略すこともある)は、ビニル芳
香族化合物からなる重合体ブロックAと共役ジエン化合
物からなる重合体ブロックBからなるブロック共重合体
であり、結合ビニル芳香族化合物含有量が20〜90重
量%であるトリブロック共重合体を水素添加することに
よって該ブロック共重合体中の二重結合の60%以上を
飽和して得られる水素添加ブロック共重合体である。
合体水添物 本発明で用いるスチレン−共役ジエンブロック共重合体
水添物(以下SEPSと略すこともある)は、ビニル芳
香族化合物からなる重合体ブロックAと共役ジエン化合
物からなる重合体ブロックBからなるブロック共重合体
であり、結合ビニル芳香族化合物含有量が20〜90重
量%であるトリブロック共重合体を水素添加することに
よって該ブロック共重合体中の二重結合の60%以上を
飽和して得られる水素添加ブロック共重合体である。
【0019】ビニル芳香族化合物ブロックAは、スチレ
ン、α−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン等
のスチレン系化合物かまたはこれらの混合体よりなる重
合体である。
ン、α−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン等
のスチレン系化合物かまたはこれらの混合体よりなる重
合体である。
【0020】共役ジエン化合物ブロックBはブタジエ
ン、イソプレン、もしくはイソプレン−ブタジエン共重
合体かまたはこれらの混合体よりなる重合体である。ま
た、該ブロックB中の共役ジエン化合物の50重量%以
上が1,4構造を有することが必要であり、好適には7
0重量%以上である。50重量%未満の材料はスチレン
系樹脂を添加してスチレン系樹脂層とプロピレン系樹脂
層の接着層として用いた場合、接着性が極端に低下し実
用に供することができない。
ン、イソプレン、もしくはイソプレン−ブタジエン共重
合体かまたはこれらの混合体よりなる重合体である。ま
た、該ブロックB中の共役ジエン化合物の50重量%以
上が1,4構造を有することが必要であり、好適には7
0重量%以上である。50重量%未満の材料はスチレン
系樹脂を添加してスチレン系樹脂層とプロピレン系樹脂
層の接着層として用いた場合、接着性が極端に低下し実
用に供することができない。
【0021】また、スチレン−共役ジエンブロック共重
合体水添物が、スチレン系樹脂とプロピレン系樹脂の間
で実用に充分な接着性を発現させるためには、特定の溶
融特性が要求される。即ち、樹脂温度210℃、剪断速
度100sec-1における溶融粘度は1×103 〜1×
106 ポイズであり、好ましくは2×103 〜1×10
5 ポイズであり、特に4×103 〜5×104 ポイズが
好適である。1×103 ポイズ未満では樹脂の粘度が低
すぎるため充分な接着性が得られず、1×106 ポイズ
を越えると樹脂の粘度が高すぎ多層成形自体が不可能と
なるために好ましくない。なお、溶融粘度の測定はノズ
ル径が1.0mmであり、L/D=40のノズルを用い
樹脂温度210℃で測定した剪断速度と見かけ粘度の関
係のグラフより剪断速度100sec-1の時の粘度を求
めた。
合体水添物が、スチレン系樹脂とプロピレン系樹脂の間
で実用に充分な接着性を発現させるためには、特定の溶
融特性が要求される。即ち、樹脂温度210℃、剪断速
度100sec-1における溶融粘度は1×103 〜1×
106 ポイズであり、好ましくは2×103 〜1×10
5 ポイズであり、特に4×103 〜5×104 ポイズが
好適である。1×103 ポイズ未満では樹脂の粘度が低
すぎるため充分な接着性が得られず、1×106 ポイズ
を越えると樹脂の粘度が高すぎ多層成形自体が不可能と
なるために好ましくない。なお、溶融粘度の測定はノズ
ル径が1.0mmであり、L/D=40のノズルを用い
樹脂温度210℃で測定した剪断速度と見かけ粘度の関
係のグラフより剪断速度100sec-1の時の粘度を求
めた。
【0022】前記ブロックAとブロックBとからなるブ
ロック共重合体の結合形態は特に限定されるものではな
く、例えば、A−B、A−B−A、A−B−A−B構造
等のブロック構造体が利用できる。また、その中でも特
に好ましいブロック構造は、界面接着性から見てA−B
−A型のトリブロックタイプである。
ロック共重合体の結合形態は特に限定されるものではな
く、例えば、A−B、A−B−A、A−B−A−B構造
等のブロック構造体が利用できる。また、その中でも特
に好ましいブロック構造は、界面接着性から見てA−B
−A型のトリブロックタイプである。
【0023】該ブロック共重合体の結合ビニル芳香族化
合物含有量は20〜90重量%であり、好ましくは40
〜85重量%であり、好適には50〜75重量%であ
る。20重量%未満あるいは90重量%を超えるとスチ
レン系樹脂を添加してスチレン系樹脂層とプロピレン系
樹脂層の接着層として用いた場合、接着性が極端に低下
し実用に供することができない。また共役ジエン化合物
ブロックBの水素添加が60%未満のものを使ったブレ
ンド組成物もやはり、多層成形の際に接着性が著しく低
い実用性に乏しいものしか得られない。
合物含有量は20〜90重量%であり、好ましくは40
〜85重量%であり、好適には50〜75重量%であ
る。20重量%未満あるいは90重量%を超えるとスチ
レン系樹脂を添加してスチレン系樹脂層とプロピレン系
樹脂層の接着層として用いた場合、接着性が極端に低下
し実用に供することができない。また共役ジエン化合物
ブロックBの水素添加が60%未満のものを使ったブレ
ンド組成物もやはり、多層成形の際に接着性が著しく低
い実用性に乏しいものしか得られない。
【0024】さらに、本発明に用いるスチレン−共役ジ
エン共重合体水添物の分子量は通常4,000〜2,0
00,000であり、好ましくは10,000〜1,0
00,000であり、好適には30,000〜500,
000である。4,000未満では接着性が低く、目的
積層体が得られず、2,000,000を超えると、粘
度が高すぎ多層成形自体が困難であるため好ましくな
い。
エン共重合体水添物の分子量は通常4,000〜2,0
00,000であり、好ましくは10,000〜1,0
00,000であり、好適には30,000〜500,
000である。4,000未満では接着性が低く、目的
積層体が得られず、2,000,000を超えると、粘
度が高すぎ多層成形自体が困難であるため好ましくな
い。
【0025】(d)無機充填剤 本発明の樹脂組成物は、必要に応じて任意の無機充填剤
を配合することができる。無機充填剤は、一般に合成樹
脂およびゴムの分野において広く使われているものであ
る。これらの無機充填剤としては、酸素および水と反応
しない無機化合物であり、混練時および成形時において
分解しないものが好んで用いられる。
を配合することができる。無機充填剤は、一般に合成樹
脂およびゴムの分野において広く使われているものであ
る。これらの無機充填剤としては、酸素および水と反応
しない無機化合物であり、混練時および成形時において
分解しないものが好んで用いられる。
【0026】無機充填剤を配合する場合、樹脂組成物と
無機充填剤との合計量中に占める無機充填剤の配合割合
は、一般には多くとも80重量%であり、70重量%以
下が好ましく、特に60重量%以下が好適である。これ
らの合計量中に占める無機充填剤の配合割合が80重量
%を超えるならば、シート成形が難しく良好なシートが
得られない。
無機充填剤との合計量中に占める無機充填剤の配合割合
は、一般には多くとも80重量%であり、70重量%以
下が好ましく、特に60重量%以下が好適である。これ
らの合計量中に占める無機充填剤の配合割合が80重量
%を超えるならば、シート成形が難しく良好なシートが
得られない。
【0027】(e)積層体の製造方法 本発明の積層体は、スチレン系樹脂層とプロピレン系樹
脂層との中間にスチレンー共役ジエンブロック共重合体
水添物層を有し、更に必要に応じて再生樹脂層を有する
3層以上の積層体である。例えば多層容器の場合、層構
成は内外とも耐油性や耐熱性が必要な場合はスチレン系
樹脂層を中間にして両側に接着層を介してプロピレン系
樹脂層を設けた3種5層構造が好ましく、片側のみに耐
油性や耐熱性が必要な時は単純な3種3層構造で充分で
ある。層構成は上記構成を満たしていれば特に限定され
るものではない。
脂層との中間にスチレンー共役ジエンブロック共重合体
水添物層を有し、更に必要に応じて再生樹脂層を有する
3層以上の積層体である。例えば多層容器の場合、層構
成は内外とも耐油性や耐熱性が必要な場合はスチレン系
樹脂層を中間にして両側に接着層を介してプロピレン系
樹脂層を設けた3種5層構造が好ましく、片側のみに耐
油性や耐熱性が必要な時は単純な3種3層構造で充分で
ある。層構成は上記構成を満たしていれば特に限定され
るものではない。
【0028】これらの積層体は一般に公知の成形法によ
って得られ、例えば共押出Tダイ成形でシートやフィル
ムに、共押出サーキュラーダイ成形でシートやフィルム
に、共押出中空成形で容器やボトルに、共射出成形、サ
ンドイッチ成形の一般的な成形加工法により容易に賦形
が可能である。その際、例えば押出成形の場合、接着剤
層をあらかじめ二成分を前記の様に溶融ブレンドする他
に、ドライブレンドして成形しても実施することができ
る。
って得られ、例えば共押出Tダイ成形でシートやフィル
ムに、共押出サーキュラーダイ成形でシートやフィルム
に、共押出中空成形で容器やボトルに、共射出成形、サ
ンドイッチ成形の一般的な成形加工法により容易に賦形
が可能である。その際、例えば押出成形の場合、接着剤
層をあらかじめ二成分を前記の様に溶融ブレンドする他
に、ドライブレンドして成形しても実施することができ
る。
【0029】各層の厚みはスチレン系樹脂層の厚さは3
μm〜5mmであり、50μm〜3mmが好ましく、2
00μm〜1mmが好適である。厚さが3μm未満では
剛性が低く容器としては実用性が低くなり、5mmを超
える厚さは経済的及び用途的に現実的ではない。プロピ
レン系樹脂層の厚さは3μm〜5mmであり、10μm
〜3mmが好ましく、20μm〜1mmが好適である。
厚さが3μm未満は積層が難しくなり、5mmを超える
と厚さは経済的及び用途的に現実的ではない。スチレン
−共役ジエンブロック共重合体水添物層の厚さは1μm
〜1mmであり、3μm〜500μmが好ましく、5μ
m〜300μmが好適である。1μm未満では均一は積
層が困難であり、1mmを超えると接着性向上には殆ど
影響がなく経済性を考えると現実的ではない。
μm〜5mmであり、50μm〜3mmが好ましく、2
00μm〜1mmが好適である。厚さが3μm未満では
剛性が低く容器としては実用性が低くなり、5mmを超
える厚さは経済的及び用途的に現実的ではない。プロピ
レン系樹脂層の厚さは3μm〜5mmであり、10μm
〜3mmが好ましく、20μm〜1mmが好適である。
厚さが3μm未満は積層が難しくなり、5mmを超える
と厚さは経済的及び用途的に現実的ではない。スチレン
−共役ジエンブロック共重合体水添物層の厚さは1μm
〜1mmであり、3μm〜500μmが好ましく、5μ
m〜300μmが好適である。1μm未満では均一は積
層が困難であり、1mmを超えると接着性向上には殆ど
影響がなく経済性を考えると現実的ではない。
【0030】積層体を得る共押出成形の押出温度は、一
般的には100〜350℃であり、150〜330℃が
好ましく、特に180〜300℃が好適である。
般的には100〜350℃であり、150〜330℃が
好ましく、特に180〜300℃が好適である。
【0031】本発明の積層体の各層に使用される樹脂に
は、必要に応じて通常プロピレン系樹脂に添加される各
種の添加剤たとえば造核剤、酸化防止剤、熱安定剤、帯
電防止剤、紫外線吸収剤、重金属安定化剤(銅害防止
剤)、着色剤、難燃剤、難燃助剤などを適宜併用するこ
とができる。
は、必要に応じて通常プロピレン系樹脂に添加される各
種の添加剤たとえば造核剤、酸化防止剤、熱安定剤、帯
電防止剤、紫外線吸収剤、重金属安定化剤(銅害防止
剤)、着色剤、難燃剤、難燃助剤などを適宜併用するこ
とができる。
【0032】
【実施例】以下、実施例等によって本発明をさらに詳し
く説明するが、本発明は、これらの実施例等により限定
されるものではない。なお、実施例および比較例におい
て用いた評価方法は以下の通りである。
く説明するが、本発明は、これらの実施例等により限定
されるものではない。なお、実施例および比較例におい
て用いた評価方法は以下の通りである。
【0033】1)溶融粘度 東洋精機(株)社製キャピログラフにより口径1mm、
L/D=40のキャピラリーノズルを用いて210℃に
て100sec-1の剪断速度における粘度を測定した。
L/D=40のキャピラリーノズルを用いて210℃に
て100sec-1の剪断速度における粘度を測定した。
【0034】2)シート成形性 成形した多層シートの外観を目視評価し、通常のシート
と同等レベルにあるものを○とし、層乱れや肌あれ等の
外観変化が見られるものを×とした。
と同等レベルにあるものを○とし、層乱れや肌あれ等の
外観変化が見られるものを×とした。
【0035】 3)層間剥離強度 多層シートから、巾15mm、長さ150mmの試験片
を切り出し引張試験機にて180度剥離、引張速度50
mm/分の条件で剥離試験を実施した。
を切り出し引張試験機にて180度剥離、引張速度50
mm/分の条件で剥離試験を実施した。
【0036】4)真空成形性 多層シートを浅野研究所製真空成形機を用いて、容量9
0cc(L/D=0.4)の容器を成形し、容器の成形
状態を目視評価し市販容器と同等レベルにあるものを○
とし、クラック、肌あれ、伸びむら等の外観変化が見ら
れるものを×とした。
0cc(L/D=0.4)の容器を成形し、容器の成形
状態を目視評価し市販容器と同等レベルにあるものを○
とし、クラック、肌あれ、伸びむら等の外観変化が見ら
れるものを×とした。
【0037】5)耐油性 多層シートを50×50mmに切り出し、オリーブ油中
に7日間浸漬後の外観変化を評価し、クラック、膨潤等
が全く見られないものを○とし、少しでもクラックや膨
潤が発生しているものを×とした。
に7日間浸漬後の外観変化を評価し、クラック、膨潤等
が全く見られないものを○とし、少しでもクラックや膨
潤が発生しているものを×とした。
【0038】(実施例1、2)共押出成形法により、
A:プロピレン系樹脂層、B:接着剤層、C:スチレン
系樹脂層、よりなる3種3層の多層シートを成形した。
A〜C各層の成分は以下のものである。 A層:MI(2)が10g/10分、エチレン量が10
重量%であるエチレンープロピレンランダム共重合体
(PP−1)。 B層:溶融粘度が1×104 ポイズであり、トリブロッ
クタイプ、スチレン量60重量%のスチレン−イソプレ
ンブロック共重合体水添物(SEPS−1)。 C層:MI(1)が3.0g/10分、ゴム含有量が
6.2重量%であるゴム変性ポリスチレン(PS−
1)。 これら成分を用いて表1に示す厚み構成の共押出多層シ
ートを成形した。成形時の樹脂温度は約210℃、シー
トの厚みは0.5mm、巾は500mmである。更にこ
れらシートについて、シート成形性、層間剥離強度を評
価した。評価結果を表1に示す。これら実施例により得
られたシートは何れも良好なシート外観を有し、実用可
能な接着強度を有すことが分かった。
A:プロピレン系樹脂層、B:接着剤層、C:スチレン
系樹脂層、よりなる3種3層の多層シートを成形した。
A〜C各層の成分は以下のものである。 A層:MI(2)が10g/10分、エチレン量が10
重量%であるエチレンープロピレンランダム共重合体
(PP−1)。 B層:溶融粘度が1×104 ポイズであり、トリブロッ
クタイプ、スチレン量60重量%のスチレン−イソプレ
ンブロック共重合体水添物(SEPS−1)。 C層:MI(1)が3.0g/10分、ゴム含有量が
6.2重量%であるゴム変性ポリスチレン(PS−
1)。 これら成分を用いて表1に示す厚み構成の共押出多層シ
ートを成形した。成形時の樹脂温度は約210℃、シー
トの厚みは0.5mm、巾は500mmである。更にこ
れらシートについて、シート成形性、層間剥離強度を評
価した。評価結果を表1に示す。これら実施例により得
られたシートは何れも良好なシート外観を有し、実用可
能な接着強度を有すことが分かった。
【0038】(実施例3、4)B層を溶融粘度が1×1
05 ポイズまたは6×103 ポイズであり、トリブロッ
クタイプ、スチレン量60重量%のスチレン−イソプレ
ンブロック共重合体水添物(SEPS−2、SEPS−
3)に変更した他は、実施例1と同様にして多層シート
を成形、評価した。その結果を表1に示す。これら実施
例により得られたシートは何れも良好なシート外観を有
し、実用可能な接着強度を有すことが分かった。
05 ポイズまたは6×103 ポイズであり、トリブロッ
クタイプ、スチレン量60重量%のスチレン−イソプレ
ンブロック共重合体水添物(SEPS−2、SEPS−
3)に変更した他は、実施例1と同様にして多層シート
を成形、評価した。その結果を表1に示す。これら実施
例により得られたシートは何れも良好なシート外観を有
し、実用可能な接着強度を有すことが分かった。
【0039】(実施例5)B層を溶融粘度が1×104
ポイズであり、トリブロックタイプ、スチレン量35重
量%のスチレン−イソプレンブロック共重合体水添物
(SEPS−4)に変更した他は、実施例1と同様にし
て多層シートを成形、評価した。その結果を表1に示
す。この実施例により得られたシートは何れも良好なシ
ート外観を有し、実用可能な接着強度を有すことが分か
った。
ポイズであり、トリブロックタイプ、スチレン量35重
量%のスチレン−イソプレンブロック共重合体水添物
(SEPS−4)に変更した他は、実施例1と同様にし
て多層シートを成形、評価した。その結果を表1に示
す。この実施例により得られたシートは何れも良好なシ
ート外観を有し、実用可能な接着強度を有すことが分か
った。
【0040】(比較例1)B層に実施例1のC層で使用
しているスチレン単独重合体を用いた他は、実施例1と
同様にして多層シートを成形、評価した。その結果を表
1に示す。この場合には、シートの各層が乱れ、肌あれ
を起こすとともに接着成分が存在しないため層間剥離強
度が極端に低く実用的なシートは得られなかった。
しているスチレン単独重合体を用いた他は、実施例1と
同様にして多層シートを成形、評価した。その結果を表
1に示す。この場合には、シートの各層が乱れ、肌あれ
を起こすとともに接着成分が存在しないため層間剥離強
度が極端に低く実用的なシートは得られなかった。
【0041】(比較例2、3)B層を溶融粘度が1×1
04 ポイズであり、トリブロックタイプ、スチレン量6
0重量%及び35重量%のスチレン−イソプレンブロッ
ク共重合体未水添物(SIS−1,SIS−2)に変更
した他は、表1に示した組成で実施例1と同様にして多
層シートを成形、評価した。その結果を表1に示す。こ
れらにより得られたシートは各層が乱れ、肌あれを起こ
すとともに層間剥離強度が低く実用的なシートは得られ
なかった。
04 ポイズであり、トリブロックタイプ、スチレン量6
0重量%及び35重量%のスチレン−イソプレンブロッ
ク共重合体未水添物(SIS−1,SIS−2)に変更
した他は、表1に示した組成で実施例1と同様にして多
層シートを成形、評価した。その結果を表1に示す。こ
れらにより得られたシートは各層が乱れ、肌あれを起こ
すとともに層間剥離強度が低く実用的なシートは得られ
なかった。
【0042】(比較例4、5)B層を溶融粘度が1×1
02 ポイズまたは1×107 ポイズであり、トリブロッ
クタイプ、スチレン量60重量%のスチレン−イソプレ
ンブロック共重合体水添物(SEPS−5、SEPS−
6)に変更した他は、表1に示した組成で実施例1と同
様にして多層シートの成形を試みたがシート状の成形体
は得られなかった。
02 ポイズまたは1×107 ポイズであり、トリブロッ
クタイプ、スチレン量60重量%のスチレン−イソプレ
ンブロック共重合体水添物(SEPS−5、SEPS−
6)に変更した他は、表1に示した組成で実施例1と同
様にして多層シートの成形を試みたがシート状の成形体
は得られなかった。
【0043】(実施例6)共押出成形法により、A,
E:プロピレン系樹脂層、B,D:接着剤層、C:スチ
レン系樹脂層、よりなる3種5層の多層シートを成形し
た。A〜E各層の成分は以下のものである。 A,E層:実施例1〜5のA層と同じPP−1。 B,D層:実施例1のB層と同じSEPS−1。 C層:実施例1〜5のC層と同じPS−1。 これら成分を用いて表2に示す厚み構成の共押出多層シ
ートを成形した。成形時の樹脂温度は約210℃、シー
トの厚みは0.7mm、巾は500mmである。更にこ
のシートについて、シート成形性、真空成形性、耐油性
を評価した。評価結果を表2に示す。これにより得られ
たシートは良好なシート外観を有し、真空成形性や耐油
性も良好であることがわかった。
E:プロピレン系樹脂層、B,D:接着剤層、C:スチ
レン系樹脂層、よりなる3種5層の多層シートを成形し
た。A〜E各層の成分は以下のものである。 A,E層:実施例1〜5のA層と同じPP−1。 B,D層:実施例1のB層と同じSEPS−1。 C層:実施例1〜5のC層と同じPS−1。 これら成分を用いて表2に示す厚み構成の共押出多層シ
ートを成形した。成形時の樹脂温度は約210℃、シー
トの厚みは0.7mm、巾は500mmである。更にこ
のシートについて、シート成形性、真空成形性、耐油性
を評価した。評価結果を表2に示す。これにより得られ
たシートは良好なシート外観を有し、真空成形性や耐油
性も良好であることがわかった。
【0044】(実施例7)B,D層に実施例4のB層に
用いたSEPS−3を用いた以外は実施例6と同様にし
て多層シートを成形、評価した。その結果を表2に示
す。これにより得られたシートは良好なシート外観を有
し、真空成形性や耐油性も良好であることがわかった。
用いたSEPS−3を用いた以外は実施例6と同様にし
て多層シートを成形、評価した。その結果を表2に示
す。これにより得られたシートは良好なシート外観を有
し、真空成形性や耐油性も良好であることがわかった。
【0045】(実施例8)B,D層に実施例5のB層に
用いたSEPS−4を用いた以外は実施例6と同様にし
て多層シートを成形、評価した。その結果を表2に示
す。これにより得られたシートは良好なシート外観を有
し、真空成形性や耐油性も良好であることがわかった。
用いたSEPS−4を用いた以外は実施例6と同様にし
て多層シートを成形、評価した。その結果を表2に示
す。これにより得られたシートは良好なシート外観を有
し、真空成形性や耐油性も良好であることがわかった。
【0046】(比較例6)B,D層に実施例1のC層で
使用しているスチレン単独重合体を用いた他は、実施例
6と同様にして多層シートを成形、評価した。その結果
を表2に示す。これにより得られたシートは、各層が乱
れ、肌あれを起こすとともに接着剤層が存在しないため
真空成形時に層間剥離が発生するため、耐油性も極端に
低く実用に乏しいことがわかった。
使用しているスチレン単独重合体を用いた他は、実施例
6と同様にして多層シートを成形、評価した。その結果
を表2に示す。これにより得られたシートは、各層が乱
れ、肌あれを起こすとともに接着剤層が存在しないため
真空成形時に層間剥離が発生するため、耐油性も極端に
低く実用に乏しいことがわかった。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【発明の効果】本発明によって得られる積層体は、真空
成形、圧空成形、及び熱板加熱式圧空成形等のシートの
二次加工性に優れ、耐熱性及び耐油性も優れている特長
的な材料である。その利用分野としては、シート、フィ
ルム等の包装材料だけでなく家電部品、自動車部品及び
各種工業部品等にも好適に成形し用いることができる。
成形、圧空成形、及び熱板加熱式圧空成形等のシートの
二次加工性に優れ、耐熱性及び耐油性も優れている特長
的な材料である。その利用分野としては、シート、フィ
ルム等の包装材料だけでなく家電部品、自動車部品及び
各種工業部品等にも好適に成形し用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/32 C 8115−4F C09J 125/10 JCN 9166−4J // C08L 25/00 LEJ 9166−4J B29K 23:00 25:00 B29L 9:00 4F
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)スチレン系樹脂層と(b)プロピ
レン系樹脂層間の接着層として、(c)樹脂温度210
℃で剪断速度100sec-1における溶融粘度が1×1
03 〜1×106 ポイズであるスチレンと共役ジエンと
のブロック共重合体水添物を用いることを特徴とする少
なくとも3層からなる積層体。 - 【請求項2】 共押出成形により製造された請求項1記
載の積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4237395A JPH0687191A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4237395A JPH0687191A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 積層体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0687191A true JPH0687191A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17014762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4237395A Pending JPH0687191A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0687191A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021154569A (ja) * | 2020-03-26 | 2021-10-07 | 三菱ケミカル株式会社 | 多層フィルム、複合シート、および包装体 |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP4237395A patent/JPH0687191A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021154569A (ja) * | 2020-03-26 | 2021-10-07 | 三菱ケミカル株式会社 | 多層フィルム、複合シート、および包装体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010306 |