JPH0687453A - 減衰力可変型パワーステアリングマウント装置 - Google Patents
減衰力可変型パワーステアリングマウント装置Info
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- JPH0687453A JPH0687453A JP23938692A JP23938692A JPH0687453A JP H0687453 A JPH0687453 A JP H0687453A JP 23938692 A JP23938692 A JP 23938692A JP 23938692 A JP23938692 A JP 23938692A JP H0687453 A JPH0687453 A JP H0687453A
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- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、減衰力可変型パワーステアリング
マウント装置に関し、簡素な構造により煩雑な管理をす
ることなく、マウント機構の減衰特性を積極的に変更で
きるようにすることを目的とする。 【構成】 ステアリングホイール15からの操舵力を伝
達されて操舵輪を駆動するアウトプットシャフト部分1
Bをそなえ、アウトプットシャフト1Bの外周をマウン
ト機構2を介して車両のボディに支持されたステアリン
グ装置1をそなえ、マウント機構2が、アウトプットシ
ャフト1Bをその軸方向に弾性支持しうる弾性変形可能
な一対の室3Aと一対の室3Aを相互に連通する連通路
8と一対3Aの室の内部に封入された磁性流体9とをそ
なえて構成され、磁性流体9の粘度を調整すべく連通路
8の近傍に電磁石10が設けられるとともに、電磁石1
0の作動を制御する制御手段11を設けて構成する。
マウント装置に関し、簡素な構造により煩雑な管理をす
ることなく、マウント機構の減衰特性を積極的に変更で
きるようにすることを目的とする。 【構成】 ステアリングホイール15からの操舵力を伝
達されて操舵輪を駆動するアウトプットシャフト部分1
Bをそなえ、アウトプットシャフト1Bの外周をマウン
ト機構2を介して車両のボディに支持されたステアリン
グ装置1をそなえ、マウント機構2が、アウトプットシ
ャフト1Bをその軸方向に弾性支持しうる弾性変形可能
な一対の室3Aと一対の室3Aを相互に連通する連通路
8と一対3Aの室の内部に封入された磁性流体9とをそ
なえて構成され、磁性流体9の粘度を調整すべく連通路
8の近傍に電磁石10が設けられるとともに、電磁石1
0の作動を制御する制御手段11を設けて構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のステアリング
装置のマウント機構に関し、特にステアリングホイール
回りに発生する振動等を低減するようにした、減衰力可
変型パワーステアリングマウント装置に関する。
装置のマウント機構に関し、特にステアリングホイール
回りに発生する振動等を低減するようにした、減衰力可
変型パワーステアリングマウント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車のステアリング装置は、マ
ウント機構を介してボディに取り付けられている。とこ
ろで、このマウント機構の振動減衰特性は、ステアリン
グホイール(ハンドル)の操舵感に大きく影響するもの
である。つまり、マウント機構の減衰特性によっては、
サスペンション系等から、車輪の拾った外乱等をハンド
ルに伝達し易くなって、ハンドルにシミー等の不快な現
象を生じ易くなる。
ウント機構を介してボディに取り付けられている。とこ
ろで、このマウント機構の振動減衰特性は、ステアリン
グホイール(ハンドル)の操舵感に大きく影響するもの
である。つまり、マウント機構の減衰特性によっては、
サスペンション系等から、車輪の拾った外乱等をハンド
ルに伝達し易くなって、ハンドルにシミー等の不快な現
象を生じ易くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、このシミー等
の対策のために、油圧を用いてマウント機構の減衰特性
を変化させることが考えられる。例えば、マウント機構
の内部に油圧回路と減衰力を調整する方向へ動作する可
動オリフィスとを設けて、可動オリフィス流路調整によ
りこのマウント機構の減衰特性を制御することが考えら
れる。
の対策のために、油圧を用いてマウント機構の減衰特性
を変化させることが考えられる。例えば、マウント機構
の内部に油圧回路と減衰力を調整する方向へ動作する可
動オリフィスとを設けて、可動オリフィス流路調整によ
りこのマウント機構の減衰特性を制御することが考えら
れる。
【0004】ところが、このマウント機構に上述したよ
うな油圧式の減衰力特性可変機構を設ける場合、狭隘な
箇所に油圧回路数を増加することにより、構造が複雑に
なり、製造コストの増加を招く他、細部な油圧回路なだ
けに油圧回路内のゴミ等に対する厳しい管理が要求され
るなどのメンテナンスの煩雑化も招いてしまう。特に、
油圧式パワーステアリング装置の場合には、このような
構造が複雑になり、メンテナンスの煩雑化が著しい。
うな油圧式の減衰力特性可変機構を設ける場合、狭隘な
箇所に油圧回路数を増加することにより、構造が複雑に
なり、製造コストの増加を招く他、細部な油圧回路なだ
けに油圧回路内のゴミ等に対する厳しい管理が要求され
るなどのメンテナンスの煩雑化も招いてしまう。特に、
油圧式パワーステアリング装置の場合には、このような
構造が複雑になり、メンテナンスの煩雑化が著しい。
【0005】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、簡素な構造で煩雑な管理をすることなく、マ
ウント機構の減衰特性を積極的に変更できるようにし
た、減衰力可変型パワーステアリングマウント装置を提
供することを目的とする。
たもので、簡素な構造で煩雑な管理をすることなく、マ
ウント機構の減衰特性を積極的に変更できるようにし
た、減衰力可変型パワーステアリングマウント装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の減衰
力可変型パワーステアリングマウント装置(請求項1)
は、ステアリングホイールからの操舵力を伝達されて操
舵輪を駆動するアウトプットシャフトをそなえ、該アウ
トプットシャフトの外周をマウント機構を介して車両の
ボディに支持されたステアリング装置をそなえ、上記マ
ウント機構が、上記アウトプットシャフトをその軸方向
に弾性支持しうる弾性変形可能な一対の室と、これらの
一対の室を相互に連通する連通路と、上記の室の内部に
封入されて磁力を受けることで粘性を変化させる磁性流
体とをそなえて構成され、上記磁性流体の粘度を調整す
べく、上記連通路の近傍に電磁石が設けられるととも
に、該電磁石の作動を制御する制御手段が設けられてい
ることを特徴としている。
力可変型パワーステアリングマウント装置(請求項1)
は、ステアリングホイールからの操舵力を伝達されて操
舵輪を駆動するアウトプットシャフトをそなえ、該アウ
トプットシャフトの外周をマウント機構を介して車両の
ボディに支持されたステアリング装置をそなえ、上記マ
ウント機構が、上記アウトプットシャフトをその軸方向
に弾性支持しうる弾性変形可能な一対の室と、これらの
一対の室を相互に連通する連通路と、上記の室の内部に
封入されて磁力を受けることで粘性を変化させる磁性流
体とをそなえて構成され、上記磁性流体の粘度を調整す
べく、上記連通路の近傍に電磁石が設けられるととも
に、該電磁石の作動を制御する制御手段が設けられてい
ることを特徴としている。
【0007】また、本発明の減衰力可変型パワーステア
リングマウント装置(請求項2)は、車両のボディにマ
ウント機構を介して支持された油圧シリンダと、該油圧
シリンダ内に摺動自在に設置されたピストンと、該油圧
シリンダ内の油圧を調整して該ピストンを駆動する油圧
調整系とからなり、上記ピストンを通じてステアリング
ハンドルによる操舵をアシストする油圧式パワーステア
リング装置をそなえ、上記マウント機構が、上記油圧シ
リンダ側に形成された一対のフランジ状壁部と、上記の
一対のフランジ状壁部の相互間でこれらのフランジ状壁
部とそれぞれ対抗するように上記ボディ側に形成された
ボディ側壁部と、これらの一対のフランジ状壁部とボデ
ィ側壁部との間に介装されて上記油圧シリンダをその軸
方向に弾性支持しうる弾性変形可能な一対の室と、これ
らの一対の室を相互に連通する連通路と、上記の室の内
部に封入されて磁力を受けることで粘性を変化させる磁
性流体とをそなえて構成され、上記磁性流体の粘度を調
整すべく、上記連通路の近傍に電磁石が設けられるとと
もに、該電磁石の作動を制御する制御手段が設けられて
いることを特徴としている。
リングマウント装置(請求項2)は、車両のボディにマ
ウント機構を介して支持された油圧シリンダと、該油圧
シリンダ内に摺動自在に設置されたピストンと、該油圧
シリンダ内の油圧を調整して該ピストンを駆動する油圧
調整系とからなり、上記ピストンを通じてステアリング
ハンドルによる操舵をアシストする油圧式パワーステア
リング装置をそなえ、上記マウント機構が、上記油圧シ
リンダ側に形成された一対のフランジ状壁部と、上記の
一対のフランジ状壁部の相互間でこれらのフランジ状壁
部とそれぞれ対抗するように上記ボディ側に形成された
ボディ側壁部と、これらの一対のフランジ状壁部とボデ
ィ側壁部との間に介装されて上記油圧シリンダをその軸
方向に弾性支持しうる弾性変形可能な一対の室と、これ
らの一対の室を相互に連通する連通路と、上記の室の内
部に封入されて磁力を受けることで粘性を変化させる磁
性流体とをそなえて構成され、上記磁性流体の粘度を調
整すべく、上記連通路の近傍に電磁石が設けられるとと
もに、該電磁石の作動を制御する制御手段が設けられて
いることを特徴としている。
【0008】
【作用】上述の本発明の減衰力可変型パワーステアリン
グマウント装置(請求項1)では、連通路の近傍に設け
られた電磁石が制御手段により制御されて、この電磁石
の磁力に応じて磁性流体の粘性が調整される。この磁性
流体の粘性の変化は、磁性流体が連通路を通る際の抵抗
を変化させ、連通路が可変オリフィスと同様に作用す
る。
グマウント装置(請求項1)では、連通路の近傍に設け
られた電磁石が制御手段により制御されて、この電磁石
の磁力に応じて磁性流体の粘性が調整される。この磁性
流体の粘性の変化は、磁性流体が連通路を通る際の抵抗
を変化させ、連通路が可変オリフィスと同様に作用す
る。
【0009】そして、この磁性流体の粘性を変化させる
ことにより、ステアリング装置を支持するマウント機構
の減衰力特性が調整される。したがって、車輪からの外
乱等がマウント機構で吸収されて、ステアリングホイー
ルにはこのような外乱等が伝達されなくなる。また、本
発明の減衰力可変型パワーステアリングマウント装置
(請求項2)では、上記の連通路の近傍に設けられた電
磁石を上述ように制御することにより、弾性変形可能な
一対の室の減衰力特性が調整れさる。そして、油圧シリ
ンダ側のフランジ状壁部とボディ側に形成されたボディ
側壁部との間で、油圧シリンダの軸方向の弾性が変化し
て、ステアリング装置を支持するマウント機構の減衰力
特性が調整される。したがって、車輪からの外乱等がマ
ウント機構で吸収されて、ステアリングホイールにはこ
のような外乱等が伝達されなくなる。
ことにより、ステアリング装置を支持するマウント機構
の減衰力特性が調整される。したがって、車輪からの外
乱等がマウント機構で吸収されて、ステアリングホイー
ルにはこのような外乱等が伝達されなくなる。また、本
発明の減衰力可変型パワーステアリングマウント装置
(請求項2)では、上記の連通路の近傍に設けられた電
磁石を上述ように制御することにより、弾性変形可能な
一対の室の減衰力特性が調整れさる。そして、油圧シリ
ンダ側のフランジ状壁部とボディ側に形成されたボディ
側壁部との間で、油圧シリンダの軸方向の弾性が変化し
て、ステアリング装置を支持するマウント機構の減衰力
特性が調整される。したがって、車輪からの外乱等がマ
ウント機構で吸収されて、ステアリングホイールにはこ
のような外乱等が伝達されなくなる。
【0010】
【実施例】以下、図面により、本発明の一実施例として
の減衰力可変型パワーステアリングマウント装置につい
て説明すると、図1はその構造を示す模式的な構成図、
図2はその車両搭載時の状態を示す模式図であって図1
におけるA矢視図、図3はその制御系を示す模式的なブ
ロック図、図4はその制御系の構造の一部を示す模式
図、図5はその作用を示す模式的なグラフであって
(a)はハンドル周方向周波数とラックマウント動バネ
定数との関係を示す図,(b)はハンドル周方向周波数
と電磁石に流れる電流との関係を示す図,(c)はハン
ドル周方向周波数とラックマウント内の磁性流体の粘性
を示す図である。
の減衰力可変型パワーステアリングマウント装置につい
て説明すると、図1はその構造を示す模式的な構成図、
図2はその車両搭載時の状態を示す模式図であって図1
におけるA矢視図、図3はその制御系を示す模式的なブ
ロック図、図4はその制御系の構造の一部を示す模式
図、図5はその作用を示す模式的なグラフであって
(a)はハンドル周方向周波数とラックマウント動バネ
定数との関係を示す図,(b)はハンドル周方向周波数
と電磁石に流れる電流との関係を示す図,(c)はハン
ドル周方向周波数とラックマウント内の磁性流体の粘性
を示す図である。
【0011】図2に示すように、本装置をそなえた車両
では、ステアリング装置1がマウント機構2を介して車
両に取り付けられている。このステアリング装置1は、
油圧シリンダ1Aと、この油圧シリンダ1A内を摺動し
うるように配設されたピストン(図示省略)と、この油
圧シリンダ1A内の油圧を調整してピストンを駆動する
油圧調整系(図示省略)とをそなえたパワーステアリン
グ装置であり、操舵力が入力されると、このステアリン
グ装置1の油圧シリンダ1Aに油圧調整系から所要の作
動油が供給されるようになっている。そして、この油圧
がアウトプットシャフトとしてのラック1Bに連結され
たピストンに作用して、操舵力が低減されるようになっ
ている。
では、ステアリング装置1がマウント機構2を介して車
両に取り付けられている。このステアリング装置1は、
油圧シリンダ1Aと、この油圧シリンダ1A内を摺動し
うるように配設されたピストン(図示省略)と、この油
圧シリンダ1A内の油圧を調整してピストンを駆動する
油圧調整系(図示省略)とをそなえたパワーステアリン
グ装置であり、操舵力が入力されると、このステアリン
グ装置1の油圧シリンダ1Aに油圧調整系から所要の作
動油が供給されるようになっている。そして、この油圧
がアウトプットシャフトとしてのラック1Bに連結され
たピストンに作用して、操舵力が低減されるようになっ
ている。
【0012】ここで、図示はしないが、このラック1B
は、図示しないステアリングホイールの操舵力をインプ
ットシャフトを介して入力されるピニオンと噛合してお
り、これとともに、車両の操舵輪に連結されたナックル
部にタイロッド(図示省略)を介して連結している。こ
れにより、ステアリングホイールの操舵に応じてラック
1Bが移動し、操舵輪が操舵されるようになっている。
は、図示しないステアリングホイールの操舵力をインプ
ットシャフトを介して入力されるピニオンと噛合してお
り、これとともに、車両の操舵輪に連結されたナックル
部にタイロッド(図示省略)を介して連結している。こ
れにより、ステアリングホイールの操舵に応じてラック
1Bが移動し、操舵輪が操舵されるようになっている。
【0013】また、図1に示すように、油圧シリンダ1
Aには、ラックハウジング部1Cが設けられており、こ
のラックハウジング部1Cには、一対のフランジ状壁部
1D,1Eが形成されている。このフランジ状壁部1
D,1Eは、ラック中心軸線(又はシリンダ中心軸線)
1Fに対して軸直方向に形成されており、このフランジ
状壁部1D,1Eには、後述する弾性変形部材3が当接
するようになっている。
Aには、ラックハウジング部1Cが設けられており、こ
のラックハウジング部1Cには、一対のフランジ状壁部
1D,1Eが形成されている。このフランジ状壁部1
D,1Eは、ラック中心軸線(又はシリンダ中心軸線)
1Fに対して軸直方向に形成されており、このフランジ
状壁部1D,1Eには、後述する弾性変形部材3が当接
するようになっている。
【0014】ここで、マウント機構2について説明する
と、図1,2に示すように、ステアリング装置1は、ラ
ックハウジング部1Cにおいてラックマウントクランプ
4により車両側に固定されている。このラックマウント
クランプ4は、その両端をボルト4A,4Bにより車両
側に固定するようになっており、これにより、油圧シリ
ンダ1Aの軸線1F方向以外の変位が拘束される。
と、図1,2に示すように、ステアリング装置1は、ラ
ックハウジング部1Cにおいてラックマウントクランプ
4により車両側に固定されている。このラックマウント
クランプ4は、その両端をボルト4A,4Bにより車両
側に固定するようになっており、これにより、油圧シリ
ンダ1Aの軸線1F方向以外の変位が拘束される。
【0015】また、このラックマウントクランプ4に
は、壁部(ボディ側壁部)5が設けられている。このボ
ディ側壁部5は、フランジ状壁部1D,1Eの中間に位
置しており、また、フランジ状壁部1D,1Eとは平行
に形成されている。そして、ボディ側壁部5は車両側に
固定されたラックマウントクランプ4の一部として形成
されているので、このボディ側壁部5は、車両に対して
相対移動しないようになっている。
は、壁部(ボディ側壁部)5が設けられている。このボ
ディ側壁部5は、フランジ状壁部1D,1Eの中間に位
置しており、また、フランジ状壁部1D,1Eとは平行
に形成されている。そして、ボディ側壁部5は車両側に
固定されたラックマウントクランプ4の一部として形成
されているので、このボディ側壁部5は、車両に対して
相対移動しないようになっている。
【0016】そして、このボディ側壁部5により、マウ
ント機構2では、フランジ状壁部1Dとボディ側壁部5
との間に空間6が形成され、フランジ状壁部1Eとボデ
ィ側壁部5との間に空間7が形成される。そして、これ
らの空間6,7には、それぞれ弾性変形部材3,3が設
けられている。この弾性変形部材3,3は、弾性部材で
あって、フランジ状壁部1D,1Eとボディ側壁部5と
の両方に当接するようになっており、ステアリング装置
1の油圧シリンダ1Aをラック中心軸線1F方向に弾性
支持するようになっている。そして、これにより油圧シ
リンダ1Aの軸線1F方向にコンプライアンスが設定さ
れるようになっている。
ント機構2では、フランジ状壁部1Dとボディ側壁部5
との間に空間6が形成され、フランジ状壁部1Eとボデ
ィ側壁部5との間に空間7が形成される。そして、これ
らの空間6,7には、それぞれ弾性変形部材3,3が設
けられている。この弾性変形部材3,3は、弾性部材で
あって、フランジ状壁部1D,1Eとボディ側壁部5と
の両方に当接するようになっており、ステアリング装置
1の油圧シリンダ1Aをラック中心軸線1F方向に弾性
支持するようになっている。そして、これにより油圧シ
リンダ1Aの軸線1F方向にコンプライアンスが設定さ
れるようになっている。
【0017】また、この弾性変形部材3,3の内部には
弾性変形可能な流体室3A,3Aが形成されており、こ
れらの流体室3A,3Aは互いに連通路8により連通し
ている。そして、流体室3A,3Aを弾性変形させるこ
とにより、弾性変形部材3,3の軸線方向への減衰力特
性を変化させて、サスペンションで拾った外乱等のステ
アリングホイールへの伝達状態を調整するようになって
いる。
弾性変形可能な流体室3A,3Aが形成されており、こ
れらの流体室3A,3Aは互いに連通路8により連通し
ている。そして、流体室3A,3Aを弾性変形させるこ
とにより、弾性変形部材3,3の軸線方向への減衰力特
性を変化させて、サスペンションで拾った外乱等のステ
アリングホイールへの伝達状態を調整するようになって
いる。
【0018】このため、これらの流体室3A,3A及び
連通路8には、作動流体として、磁性流体9が封入され
ている。この磁性流体9は、磁力を受けると、その磁力
の強さに応じて粘性が変化する流体であり、連通路8に
は、この磁性流体9の粘性を調整するための電磁石10
が設けられている。そして、この電磁石10を制御する
ための制御手段11が設けられている。この制御手段1
1は、図3に示すように、ハンドル15の振動(シミ
ー)を検出するためのシミー検出器12と、シミー検出
器12からの信号を演算して電磁石10を制御するため
信号を設定する制御部13と、この制御部13からの指
令を受けて電流を発生するための電流発生器14とから
構成されている。そして、この電流発生器14からの電
流が電磁石10に流れるようになっている。この際、制
御手段11では、電磁石10の電流状態を検知して、こ
れをフィードバックしながら電磁石10の制御を行なう
ようになっている。
連通路8には、作動流体として、磁性流体9が封入され
ている。この磁性流体9は、磁力を受けると、その磁力
の強さに応じて粘性が変化する流体であり、連通路8に
は、この磁性流体9の粘性を調整するための電磁石10
が設けられている。そして、この電磁石10を制御する
ための制御手段11が設けられている。この制御手段1
1は、図3に示すように、ハンドル15の振動(シミ
ー)を検出するためのシミー検出器12と、シミー検出
器12からの信号を演算して電磁石10を制御するため
信号を設定する制御部13と、この制御部13からの指
令を受けて電流を発生するための電流発生器14とから
構成されている。そして、この電流発生器14からの電
流が電磁石10に流れるようになっている。この際、制
御手段11では、電磁石10の電流状態を検知して、こ
れをフィードバックしながら電磁石10の制御を行なう
ようになっている。
【0019】また、シミー検出器12は、図4に示すよ
うに、ハンドル15の3か所(図中の黒丸印部分)に小
型の加速度計等を取り付けることにより、このハンドル
15の周方向の振動(シミー)を検出できるようになっ
ており、これらの加速度で得られた振動周波数を平均化
してシミーの検出値としている。制御手段11では、シ
ミーが基準値以上になったら、これを低減するように、
磁性流体9の粘性を低下させてラックマウント2の動バ
ネ定数(減衰定数)を低減させるような制御を行なうよ
うになっている。つまり、シミーが基準値以下の時に
は、動バネ定数を高めて、ステアリングコンプライアン
スを抑えておき、安定したアンダステア気味のステア特
性を確保しておき、シミーが基準値以上になったらこれ
を抑えるように動バネ定数を低下させるように設定され
ている。なお、ここでは、磁性流体9は、磁力を受ける
と粘性が高まるという特性を有している。これにより、
シミー低減のために動バネ定数を低減する際には、電磁
石10の磁力を低減すべく、その供給電源からの電流を
低下させるようになっている。
うに、ハンドル15の3か所(図中の黒丸印部分)に小
型の加速度計等を取り付けることにより、このハンドル
15の周方向の振動(シミー)を検出できるようになっ
ており、これらの加速度で得られた振動周波数を平均化
してシミーの検出値としている。制御手段11では、シ
ミーが基準値以上になったら、これを低減するように、
磁性流体9の粘性を低下させてラックマウント2の動バ
ネ定数(減衰定数)を低減させるような制御を行なうよ
うになっている。つまり、シミーが基準値以下の時に
は、動バネ定数を高めて、ステアリングコンプライアン
スを抑えておき、安定したアンダステア気味のステア特
性を確保しておき、シミーが基準値以上になったらこれ
を抑えるように動バネ定数を低下させるように設定され
ている。なお、ここでは、磁性流体9は、磁力を受ける
と粘性が高まるという特性を有している。これにより、
シミー低減のために動バネ定数を低減する際には、電磁
石10の磁力を低減すべく、その供給電源からの電流を
低下させるようになっている。
【0020】本発明の一実施例としての減衰力可変型パ
ワーステアリングマウント装置は、上述のように構成さ
れているので、電磁石10の作動を制御することによ
り、作動流体の粘度を変化させて、車両のコンプライア
ンを変更することができ、シミー等を低減することがで
きる。この時、制御手段11は以下のように動作する。
まず、シミー検出器12によりハンドル15の振動(シ
ミー)が検出される。次に、制御部13において、シミ
ー検出器12からの信号が演算されて電磁石10を制御
するため信号が設定される。そして、この信号が電流発
生器14に伝達されて電磁石10に所要の電流が流れ
る。これにより、流体室3A,3A内及び連通路8内の
磁性流体9の粘性が変化して、弾性変形部材3,3の動
バネ定数が調整される。
ワーステアリングマウント装置は、上述のように構成さ
れているので、電磁石10の作動を制御することによ
り、作動流体の粘度を変化させて、車両のコンプライア
ンを変更することができ、シミー等を低減することがで
きる。この時、制御手段11は以下のように動作する。
まず、シミー検出器12によりハンドル15の振動(シ
ミー)が検出される。次に、制御部13において、シミ
ー検出器12からの信号が演算されて電磁石10を制御
するため信号が設定される。そして、この信号が電流発
生器14に伝達されて電磁石10に所要の電流が流れ
る。これにより、流体室3A,3A内及び連通路8内の
磁性流体9の粘性が変化して、弾性変形部材3,3の動
バネ定数が調整される。
【0021】ここで、図5(a)〜(c)は、制御手段
11における制御マップの1例を示すものであるが、図
5(a)に示すように、ハンドル15の周方向周波数H
z、が大きくなる(すなわちシミーが大きくなる)と、
マウント機構2における弾性変形部材3,3の動バネ定
数を小さくするようになっている。このため、図5
(b),(c)に示すように、ハンドル15の周方向周
波数Hzが大きくなると、電磁石10に流す電流を低く
するように設定されており、したがって、磁性流体9の
粘性が低くなるように設定されている。
11における制御マップの1例を示すものであるが、図
5(a)に示すように、ハンドル15の周方向周波数H
z、が大きくなる(すなわちシミーが大きくなる)と、
マウント機構2における弾性変形部材3,3の動バネ定
数を小さくするようになっている。このため、図5
(b),(c)に示すように、ハンドル15の周方向周
波数Hzが大きくなると、電磁石10に流す電流を低く
するように設定されており、したがって、磁性流体9の
粘性が低くなるように設定されている。
【0022】このように、ハンドル15回りにシミー等
の振動が検知されると、シミーの周波数が高い程、電磁
石10に流す電流を弱めて、磁性流体9の粘性が低くな
る。これにより弾性変形部材3,3の動バネ定数を小さ
すくすることができ、この車両のシミー等が低減され
る。また、このステアリング装置1は、作動油の油圧に
よって操舵力をアシストするパワーステアリング装置で
あり、操舵力が入力されると、このステアリング装置1
の油圧シリンダ1Aに作動油が供給される。そして、こ
の油圧がラック1Bに連結されたピストン(図示省略)
に作用して、操舵力が低減される。
の振動が検知されると、シミーの周波数が高い程、電磁
石10に流す電流を弱めて、磁性流体9の粘性が低くな
る。これにより弾性変形部材3,3の動バネ定数を小さ
すくすることができ、この車両のシミー等が低減され
る。また、このステアリング装置1は、作動油の油圧に
よって操舵力をアシストするパワーステアリング装置で
あり、操舵力が入力されると、このステアリング装置1
の油圧シリンダ1Aに作動油が供給される。そして、こ
の油圧がラック1Bに連結されたピストン(図示省略)
に作用して、操舵力が低減される。
【0023】ところで、このパワーステアリング装置1
において、作動油がピストンに作用すると、この反作用
として油圧シリンダ1Aは、ピストン及びラック1Bの
移動方向とは逆向きの力を受ける。例えば、図1中作動
油がピストンに作用して、右方向へピストン及びラック
1Bを移動させると、油圧シリンダ1Aは、左方向へこ
の反作用の力を受ける。この時、油圧シリンダ1Aは、
マウント機構2により、ラック中心軸線1F方向の変位
がある程度拘束される。つまり、上述の弾性変形部材
3,3の動バネ定数を調整することにより、このラック
中心軸線1F方向への変位量が制限される。例えば、磁
性流体9の粘性を小さくしていくと、弾性変形部材3,
3の動バネ定数が小さくなっていくので、油圧シリンダ
1Aは、上述の反作用の力により軸方向への変位が許容
される。この時、フランジ状壁部1D,1Eとボディ側
壁部5との間の弾性変形部材3,3が大きく変形するこ
とにより、油圧シリンダ1Aが移動する。
において、作動油がピストンに作用すると、この反作用
として油圧シリンダ1Aは、ピストン及びラック1Bの
移動方向とは逆向きの力を受ける。例えば、図1中作動
油がピストンに作用して、右方向へピストン及びラック
1Bを移動させると、油圧シリンダ1Aは、左方向へこ
の反作用の力を受ける。この時、油圧シリンダ1Aは、
マウント機構2により、ラック中心軸線1F方向の変位
がある程度拘束される。つまり、上述の弾性変形部材
3,3の動バネ定数を調整することにより、このラック
中心軸線1F方向への変位量が制限される。例えば、磁
性流体9の粘性を小さくしていくと、弾性変形部材3,
3の動バネ定数が小さくなっていくので、油圧シリンダ
1Aは、上述の反作用の力により軸方向への変位が許容
される。この時、フランジ状壁部1D,1Eとボディ側
壁部5との間の弾性変形部材3,3が大きく変形するこ
とにより、油圧シリンダ1Aが移動する。
【0024】また、磁性流体9の粘性を大きくしていく
と、弾性変形部材3,3の動バネ定数が大きくなって、
油圧シリンダ1Aが変位できなくなる。つまり、フラン
ジ状壁部1D,1Eとボディ側壁部5との間の弾性変形
部材3,3が変形しなくなり油圧シリンダ1Aの位置が
固定される。このように、磁性流体9により弾性変形部
材3,3の動バネ定数を変更させることにより、マウン
ト機構2のマウント剛性を調整することができる。これ
により、ハンドル15のシミーを低減することができ
る。
と、弾性変形部材3,3の動バネ定数が大きくなって、
油圧シリンダ1Aが変位できなくなる。つまり、フラン
ジ状壁部1D,1Eとボディ側壁部5との間の弾性変形
部材3,3が変形しなくなり油圧シリンダ1Aの位置が
固定される。このように、磁性流体9により弾性変形部
材3,3の動バネ定数を変更させることにより、マウン
ト機構2のマウント剛性を調整することができる。これ
により、ハンドル15のシミーを低減することができ
る。
【0025】また、本装置では、磁性流体9を用いて弾
性変形部材3,3の動バネ定数を調整しているが、この
ような磁性流体9の代わりに油圧回路を用いて、作動油
により弾性変形部材3,3の動バネ定数を調整する手段
も考えられる。この場合、電磁石10の代わりに油圧調
整弁が必要となるが、油圧調整弁は機械的ロスにより応
答遅れが生じることが考えられる。また、油圧回路自体
は、塵や埃等に対しては厳しい管理が必要であるが、磁
性流体9を用いた本装置のような構造では、応答遅れが
ほとんどなく、比較的容易に車両に搭載することができ
る。
性変形部材3,3の動バネ定数を調整しているが、この
ような磁性流体9の代わりに油圧回路を用いて、作動油
により弾性変形部材3,3の動バネ定数を調整する手段
も考えられる。この場合、電磁石10の代わりに油圧調
整弁が必要となるが、油圧調整弁は機械的ロスにより応
答遅れが生じることが考えられる。また、油圧回路自体
は、塵や埃等に対しては厳しい管理が必要であるが、磁
性流体9を用いた本装置のような構造では、応答遅れが
ほとんどなく、比較的容易に車両に搭載することができ
る。
【0026】また、本装置はシミーの低減に限らず、例
えば、制御手段11に操舵角センサや車速センサ等を用
いることにより、車両のステア特性を積極的に変更する
ことも考えられる。例えば、車速が低中速域において
は、車両のステア特性を軽快なものとすべくアンダステ
ア特性が弱められるように電磁石10を調整する。そし
て、車速が高速域においては、安定感のあるステア特性
とすべく、アンダステア特性となるように電磁石10を
調整する。このように車速や操舵角に応じて磁性流体9
の粘性を調整することにより、車両のステア特性を積極
的に変更することも可能となる。
えば、制御手段11に操舵角センサや車速センサ等を用
いることにより、車両のステア特性を積極的に変更する
ことも考えられる。例えば、車速が低中速域において
は、車両のステア特性を軽快なものとすべくアンダステ
ア特性が弱められるように電磁石10を調整する。そし
て、車速が高速域においては、安定感のあるステア特性
とすべく、アンダステア特性となるように電磁石10を
調整する。このように車速や操舵角に応じて磁性流体9
の粘性を調整することにより、車両のステア特性を積極
的に変更することも可能となる。
【0027】また、本装置はパワーステアリング装置に
限って適用されるものではなく、パワーアシストのない
通常のステアリング装置にも広く適用することができ
る。
限って適用されるものではなく、パワーアシストのない
通常のステアリング装置にも広く適用することができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の減衰力可
変型パワーステアリングマウント装置(請求項1)によ
れば、ステアリングホイールからの操舵力を伝達されて
操舵輪を駆動するアウトプットシャフトをそなえ、該ア
ウトプットシャフトの外周をマウント機構を介して車両
のボディに支持されたステアリング装置をそなえ、上記
マウント機構が、上記アウトプットシャフトをその軸方
向に弾性支持しうる弾性変形可能な一対の室と、これら
の一対の室を相互に連通する連通路と、上記の室の内部
に封入されて磁力を受けることで粘性を変化させる磁性
流体とをそなえて構成され、上記磁性流体の粘度を調整
すべく、上記連通路の近傍に電磁石が設けられるととも
に、該電磁石の作動を制御する制御手段が設けられると
いう構成により、電磁石を制御手段によって制御するこ
とにより磁性流体の粘性を変化させてマウント機構の支
持剛性(減衰力特性)を積極的に調整することができ、
これにより、車両の操舵輪からの外乱等によってステア
リングホイール回りに発生するシミー等を低減すること
ができるという利点がある。
変型パワーステアリングマウント装置(請求項1)によ
れば、ステアリングホイールからの操舵力を伝達されて
操舵輪を駆動するアウトプットシャフトをそなえ、該ア
ウトプットシャフトの外周をマウント機構を介して車両
のボディに支持されたステアリング装置をそなえ、上記
マウント機構が、上記アウトプットシャフトをその軸方
向に弾性支持しうる弾性変形可能な一対の室と、これら
の一対の室を相互に連通する連通路と、上記の室の内部
に封入されて磁力を受けることで粘性を変化させる磁性
流体とをそなえて構成され、上記磁性流体の粘度を調整
すべく、上記連通路の近傍に電磁石が設けられるととも
に、該電磁石の作動を制御する制御手段が設けられると
いう構成により、電磁石を制御手段によって制御するこ
とにより磁性流体の粘性を変化させてマウント機構の支
持剛性(減衰力特性)を積極的に調整することができ、
これにより、車両の操舵輪からの外乱等によってステア
リングホイール回りに発生するシミー等を低減すること
ができるという利点がある。
【0029】また、このような簡素な構造により、煩雑
なメンテナンスを行なうこともなく、車両への搭載も比
較的容易に行なうことができる。また、本発明の減衰力
可変型パワーステアリングマウント装置(請求項2)に
よれば、車両のボディにマウント機構を介して支持され
た油圧シリンダと、該油圧シリンダ内に摺動自在に設置
されたピストンと、該油圧シリンダ内の油圧を調整して
該ピストンを駆動する油圧調整系とからなり、上記ピス
トンを通じてステアリングハンドルによる操舵をアシス
トする油圧式パワーステアリング装置をそなえ、上記マ
ウント機構が、上記油圧シリンダ側に形成された一対の
フランジ状壁部と、上記の一対のフランジ状壁部の相互
間でこれらのフランジ状壁部とそれぞれ対抗するように
上記ボディ側に形成されたボディ側壁部と、これらの一
対のフランジ状壁部とボディ側壁部との間に介装されて
上記油圧シリンダをその軸方向に弾性支持しうる弾性変
形可能な一対の室と、これらの一対の室を相互に連通す
る連通路と、上記の室の内部に封入されて磁力を受ける
ことで粘性を変化させる磁性流体とをそなえて構成さ
れ、上記磁性流体の粘度を調整すべく、上記連通路の近
傍に電磁石が設けられるとともに、該電磁石の作動を制
御する制御手段が設けられるという構成により、電磁石
を制御手段によって制御することにより磁性流体の粘性
を変化させてマウント機構の支持剛性(減衰力特性)を
積極的に調整することができる。これにより、車両の操
舵輪からの外乱等によってステアリングホイール回りに
発生するシミー等を低減することができるという利点が
ある。また、簡素な構造であるため、構造が複雑になり
がちな油圧式パワーステアリング装置にも、容易に適用
でき、メンテナンスを複雑にすることもなく、実用性の
高いものとすることができる。
なメンテナンスを行なうこともなく、車両への搭載も比
較的容易に行なうことができる。また、本発明の減衰力
可変型パワーステアリングマウント装置(請求項2)に
よれば、車両のボディにマウント機構を介して支持され
た油圧シリンダと、該油圧シリンダ内に摺動自在に設置
されたピストンと、該油圧シリンダ内の油圧を調整して
該ピストンを駆動する油圧調整系とからなり、上記ピス
トンを通じてステアリングハンドルによる操舵をアシス
トする油圧式パワーステアリング装置をそなえ、上記マ
ウント機構が、上記油圧シリンダ側に形成された一対の
フランジ状壁部と、上記の一対のフランジ状壁部の相互
間でこれらのフランジ状壁部とそれぞれ対抗するように
上記ボディ側に形成されたボディ側壁部と、これらの一
対のフランジ状壁部とボディ側壁部との間に介装されて
上記油圧シリンダをその軸方向に弾性支持しうる弾性変
形可能な一対の室と、これらの一対の室を相互に連通す
る連通路と、上記の室の内部に封入されて磁力を受ける
ことで粘性を変化させる磁性流体とをそなえて構成さ
れ、上記磁性流体の粘度を調整すべく、上記連通路の近
傍に電磁石が設けられるとともに、該電磁石の作動を制
御する制御手段が設けられるという構成により、電磁石
を制御手段によって制御することにより磁性流体の粘性
を変化させてマウント機構の支持剛性(減衰力特性)を
積極的に調整することができる。これにより、車両の操
舵輪からの外乱等によってステアリングホイール回りに
発生するシミー等を低減することができるという利点が
ある。また、簡素な構造であるため、構造が複雑になり
がちな油圧式パワーステアリング装置にも、容易に適用
でき、メンテナンスを複雑にすることもなく、実用性の
高いものとすることができる。
【図1】本発明の一実施例としての減衰力可変型パワー
ステアリングマウント装置の構造を模式的に示す構成図
である。
ステアリングマウント装置の構造を模式的に示す構成図
である。
【図2】本発明の一実施例としての減衰力可変型パワー
ステアリングマウント装置の車両搭載時の状態を示す模
式図であって図1におけるA矢視図である。
ステアリングマウント装置の車両搭載時の状態を示す模
式図であって図1におけるA矢視図である。
【図3】本発明の一実施例としての減衰力可変型パワー
ステアリングマウント装置の制御系を示す模式的なブロ
ック図である。
ステアリングマウント装置の制御系を示す模式的なブロ
ック図である。
【図4】本発明の一実施例としての減衰力可変型パワー
ステアリングマウント装置の制御系の構造の一部を示す
模式図である。
ステアリングマウント装置の制御系の構造の一部を示す
模式図である。
【図5】本発明の一実施例としての減衰力可変型パワー
ステアリングマウント装置の作用を示す模式的なグラフ
であって(a)はハンドル周方向周波数とラックマウン
ト動バネ定数との関係を示す図,(b)はハンドル周方
向周波数と電磁石に流れる電流との関係を示す図,
(c)はハンドル周方向周波数とラックマウント内の磁
性流体の粘性を示す図である。
ステアリングマウント装置の作用を示す模式的なグラフ
であって(a)はハンドル周方向周波数とラックマウン
ト動バネ定数との関係を示す図,(b)はハンドル周方
向周波数と電磁石に流れる電流との関係を示す図,
(c)はハンドル周方向周波数とラックマウント内の磁
性流体の粘性を示す図である。
1 ステアリング装置 1A 油圧シリンダ 1B ラック 1C ラックハウジング部 1D,1E フランジ状壁部 1F ラック中心軸線 2 マウント機構 3 弾性変形部材 3A 流体室 4 ラックマウントクランプ 4A,4B ボルト 5 ボディ側壁部 6,7 空間 8 連通路 9 磁性流体 10 電磁石 11 制御手段 12 シミー検出器 13 制御部 14 電流発生器 15 ハンドル
Claims (2)
- 【請求項1】 ステアリングホイールからの操舵力を伝
達されて操舵輪を駆動するアウトプットシャフトをそな
え、該アウトプットシャフトの外周をマウント機構を介
して車両のボディに支持されたステアリング装置をそな
え、 上記マウント機構が、上記アウトプットシャフトをその
軸方向に弾性支持しうる弾性変形可能な一対の室と、こ
れらの一対の室を相互に連通する連通路と、上記の室の
内部に封入されて磁力を受けることで粘性を変化させる
磁性流体とをそなえて構成され、 上記磁性流体の粘度を調整すべく、上記連通路の近傍に
電磁石が設けられるとともに、該電磁石の作動を制御す
る制御手段が設けられていることを特徴とする、減衰力
可変型ステアリングマウント装置。 - 【請求項2】 車両のボディにマウント機構を介して支
持された油圧シリンダと、該油圧シリンダ内に摺動自在
に設置されたピストンと、該油圧シリンダ内の油圧を調
整して該ピストンを駆動する油圧調整系とからなり、上
記ピストンを通じてステアリングハンドルによる操舵を
アシストする油圧式パワーステアリング装置をそなえ、 上記マウント機構が、上記油圧シリンダ側に形成された
1対のフランジ状壁部と、上記の一対のフランジ状壁部
の相互間でこれらのフランジ状壁部とそれぞれ対抗する
ように上記ボディ側に形成されたボディ側壁部と、これ
らの一対のフランジ状壁部とボディ側壁部との間に介装
されて上記油圧シリンダをその軸方向に弾性支持しうる
弾性変形可能な一対の室と、これらの一対の室を相互に
連通する連通路と、上記の室の内部に封入されて磁力を
受けることで粘性を変化させる磁性流体とをそなえて構
成され、 上記磁性流体の粘度を調整すべく、上記連通路の近傍に
電磁石が設けられるとともに、該電磁石の作動を制御す
る制御手段が設けられていることを特徴とする、減衰力
可変型ステアリングマウント装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23938692A JPH0687453A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 減衰力可変型パワーステアリングマウント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23938692A JPH0687453A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 減衰力可変型パワーステアリングマウント装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0687453A true JPH0687453A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17044017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23938692A Pending JPH0687453A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 減衰力可変型パワーステアリングマウント装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0687453A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001032494A1 (en) * | 1999-11-02 | 2001-05-10 | Trw Inc. | Adaptive collapsible steering column |
| KR20030004483A (ko) * | 2001-07-05 | 2003-01-15 | 현대자동차주식회사 | 자기유변유체를 이용한 전동 조향 시스템의 조향반력 장치 |
| KR20040051172A (ko) * | 2002-12-12 | 2004-06-18 | 현대자동차주식회사 | 자동차 스티어링휠의 시미 감쇠장치 |
| CN110815283A (zh) * | 2019-11-05 | 2020-02-21 | 天津大学 | 一种机器人变阻尼柔顺关节驱动器 |
| US12509337B2 (en) | 2023-04-13 | 2025-12-30 | Crown Equipment Corporation | Steering shaft assembly for a materials handling vehicle |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62198564A (ja) * | 1986-02-22 | 1987-09-02 | Kayaba Ind Co Ltd | パワ−ステアリング装置 |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP23938692A patent/JPH0687453A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62198564A (ja) * | 1986-02-22 | 1987-09-02 | Kayaba Ind Co Ltd | パワ−ステアリング装置 |
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|---|---|---|---|---|
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| KR20040051172A (ko) * | 2002-12-12 | 2004-06-18 | 현대자동차주식회사 | 자동차 스티어링휠의 시미 감쇠장치 |
| CN110815283A (zh) * | 2019-11-05 | 2020-02-21 | 天津大学 | 一种机器人变阻尼柔顺关节驱动器 |
| US12509337B2 (en) | 2023-04-13 | 2025-12-30 | Crown Equipment Corporation | Steering shaft assembly for a materials handling vehicle |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981117 |