JPH068799A - 自動車用窓ガラス - Google Patents

自動車用窓ガラス

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JPH068799A
JPH068799A JP4190098A JP19009892A JPH068799A JP H068799 A JPH068799 A JP H068799A JP 4190098 A JP4190098 A JP 4190098A JP 19009892 A JP19009892 A JP 19009892A JP H068799 A JPH068799 A JP H068799A
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JP
Japan
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glass
film
weather strip
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JP4190098A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Noda
和良 野田
Tsunemitsu Koizumi
常光 小泉
Hisakazu Tsuchitani
久和 槌谷
Katsuaki Aikawa
勝明 相川
Yasushi Takemasa
康史 武政
Hisashi Nishiyama
久司 西山
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ガラス板1の、通電加熱用熱線銀プリント2と
被膜4が形成された車内面周辺部の、被膜4がウェザー
ストリップと接する部分に、周辺部導電性銀プリント2
を形成する。 【効果】ウェザーストリップと被膜4の間の接触抵抗を
低減し、被膜の電気腐食を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通電加熱用熱線プリン
ト及び被膜を設けた自動車用窓ガラスに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車ガラスには、快適さや意匠
性、車内のプライバシーを得ること等を目的として様々
な熱線反射被膜、光線遮断被膜がコートされたものが使
用されている。中でも運転視界域外のリヤガラス、サイ
ドリヤガラス等には、可視光線透過率が70%以下のい
わゆる濃色ガラスが多く採用されてきた。この濃色ガラ
スは太陽光線遮蔽性能が高いことによる室内の快適性や
空調負荷低減、高級感を与える色調の選択が可能、デザ
イン的に優れた意匠性、車内のプライバシー保護、等の
面で優れている。
【0003】この濃色ガラスの製造は、フロート法を主
とする板ガラス製造時に、フロート窯から出た直後のガ
ラス温度が400℃〜500℃(ガラスの歪点)とまだ
十分熱い時点でスプレー法等で金属酸化物からなる被膜
を片面に強固に(焼き付け)形成したいわゆるオンライ
ン濃色ガラスを素板にし、曲面リア、サイドガラスの平
面展開形状に切断した後、周辺部の遮光層、防曇用の熱
線用銀ペーストをプリントし、ガラス成形窯で曲げ型を
用い600〜680℃の高温で所定の曲面形状に成形し
て製造したものが主流であり、また、最近では、スパッ
タリング法その他の成膜方法で、成形前、または、成形
後に被膜を形成することも盛んになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来この濃色
ガラスをリアガラスに設けた場合、防曇のための通電加
熱用の熱線用プリント(以下、HPともいう)に通電し
た時に、アース電位(0V)のボディーとHPの高電位
部分の間を、被膜とウェザーストリップを通じて電流が
流れ、いわゆる漏電が発生する問題があり、周辺部分に
被膜の無い部分を設け、その場合、被膜の無い部分の外
観を良くするために周辺部に遮光層を設け、被膜の端部
を遮光層上に設けるのが通常であった。
【0005】また、たとえ被膜の抵抗が漏電を問題にし
ないほど十分高い場合でも、ガラスが曇っている状態や
ガラスが凍っている状態や湿度が高い状態等、まさにH
P通電が必要な場合に通電を行うと、被膜が完全な絶縁
体でない限り被膜に電位が発生し、被膜(+電位)とボ
ディー取り付けウェザーストリップ(アース電位0V)
に電位差が発生し、被膜の、ボディー取り付け部ウェザ
ーストリップに接触している部分で、水分を介して微小
電流が流れ、被膜の電気腐食が発生する不安があり、ま
た、被膜が低抵抗の場合、通常のHPに使用されている
銀のマイグレーションが発生する不安から、車体に取り
付ける窓ガラス周辺部分には被膜を設けないことが必要
であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するためになされたものであり、窓ガラスの車内側の
表面に被膜と通電加熱用熱線プリントとを設けた自動車
用窓ガラスであって、この窓ガラスの通電加熱用熱線プ
リント及び被膜が形成された車内面周辺部の、被膜が車
体組み付け用ウェザーストリップと接する部分に導電性
プリントまたは導電テープを設け、ウェザーストリップ
と被膜の間の接触抵抗を低減し、結果的にウェザースト
リップと被膜間の電位差を低下させ、被膜の電気腐食を
防止可能としたことを特徴とする自動車用窓ガラスを提
供するものである。
【0007】通常ならば、HP通電時に、ガラスを車体
に組み付け、且つ、外部の水が車内に浸入しないように
する為のウェザーストリップ(アース電位0V)と、被
膜(+電位)間に電位差が発生し、被膜のウェザースト
リップに接触している部分で、水分を介して微小電流が
流れ、被膜の電気腐食が発生するが、本発明において
は、ウェザーストリップがガラスに接する部分の被膜部
分に、ウェザーストリップと被膜の接触電位を下げる目
的で導電性のプリントまたはテープを設けることによっ
て、HP通電時の被膜とウェザーストリップの電位差を
減少させ、結果的に被膜の電気腐食を抑えることができ
る。
【0008】図1に本発明の一例である、周辺部にも被
膜を形成した防曇用通電HP付き強化単板濃色ガラスの
一例の平面図を示す。図において1はリアガラス板、2
は通電加熱用熱線銀プリント、3は周辺部導電性銀プリ
ント、4は被膜部分である。
【0009】図2は、図1の強化単板濃色ガラスのガラ
ス周辺部分の部分拡大断面図である。図2において11
はリアガラス板、12は通電加熱用熱線銀プリント(バ
スバーを含む)、13はウェザーストリップ、14は周
辺部導電性銀プリント、15は被膜部分、16は車体部
分、17はウェザーストリップに溜まった水、18はウ
ェザーストリップ13と周辺部導電性銀プリント14の
接触部分、19は水の端部である。
【0010】図3に周辺部導電性銀プリント14を設け
なかった場合のHP通電時に於ける図2の電位分布の測
定結果を示し、図4には周辺部導電性銀プリント14を
設けた場合のHP通電時に於ける図2の電位分布の測定
結果を示した。グラフ中の折れ線はそれぞれ、A=被膜
15の電位、B=ウェザーストリップ13の電位、C=
水17の電位、D=被膜−水電位差である。
【0011】具体的に図2及び図3に関して説明する。
周辺部導電性銀プリント14がない場合、グラフ1で電
位を見ると、被膜15の電位Aは熱線バスバー12から
水の端部19に向かって漸次下降していき、水17の端
部19からウェザーストリップ13と被膜15の接触部
分18に向かって勾配を少し急にしながら降下し、ウェ
ザーストリップ13の接触部分18からガラス端に向け
てはなだらかに降下していく。ここで、ウェザーストリ
ップ13に接する部分18でも被膜15の電位Aはウェ
ザーストリップ13の電位Bより高くなっている。
【0012】一方、ウェザーストリップ13に溜まった
水17の電位Cは熱線バスバー12に近い水17の端部
19からウェザーストリップ13と被膜15の接触部分
18に向けて下降するが、被膜15と水17が同電位で
はなく被膜15の方が高くなっている。被膜15と水1
7の電位差Dは水17の熱線バスバー12に近い端部1
9で一番高く、この場合4.6Vを生じていた。この
為、水17の端部19で、被膜15の金属窒化酸化物M
exy の酸化反応と、水中にあるOH- イオンの酸
化反応が起こる。またウェザーストリップ13近傍の水
中では水中のH+イオンの還元反応が起きる。これが被
膜15の電気腐食である。
【0013】水の端部19での反応式は、 Mea+ →Me(a+b)+ +be- (1) a :窒化酸化物被膜中でのMe の平均価数 a+b:Me のとり得るより高い価数 2OH- →H2 O+1/2O2 +2e- (2) の反応が起こっていると考えられる。
【0014】通常(2)を生じさせる電位差よりも
(1)を生じさせる電位差の方が低いため、(2)の反
応よりは(1)の反応が主に起きる。ウェザーストリッ
プ13近傍では、 2H+ +2e- →H2 (3) の反応が起こっていると考えられる。
【0015】周辺部導電性銀プリント14がある場合、
図4で電位を見ると、被膜15の電位Aは熱線バスバー
12から水の端部19に向かって漸次下降していき、水
の端部19からウェザーストリップ13と被膜15の接
触部分18に向かって勾配を少し急にしながら降下し、
ウェザーストリップ13の接触部分18からガラス端に
向けてはなだらかに降下していく。ここで、ウェザース
トリップ13に接する部分18近傍では、被膜15の電
位Aもウェザーストリップ13の電位Bも水17の電位
Cも導電性銀プリント14を介してほぼ同電位になって
いる。
【0016】一方、ウェザーストリップ13に溜まった
水17の電位Cは熱線バスバー12に近い水の端部19
からウェザーストリップ13と被膜15の接触部分18
に向けて下降するが、被膜15と水17が同電位ではな
く被膜15の電位Aの方が若干高くなっている。被膜1
5と水17の電位差Dは水17の熱線バスバー12に近
い端部19で一番高いが、周辺部導電性銀プリント14
が無い場合に比べて小さく、この場合0.8Vを生じて
いた。しかし、この電位差は(1)の反応を生じさせる
には小さい電位差であり(1)の反応は発生しなかっ
た。
【0017】微少電流は周辺部導電性銀プリント14を
通じて被膜15からウェザーストリップ13に流れてい
ると予想される。この微少電流は被膜15及びウェザー
ストリップ13の抵抗が十分高い為、漏電及びHP銀の
マイグレーションの問題が起こるほど大きくはない。
【0018】本発明は、ボディ組み付け用ウェザースト
リップがガラスに形成された被膜に接する部分に、ウェ
ザーストリップと被膜の接触電位を下げる目的で導電性
のプリントを設けることによって、HP通電時の被膜と
ウェザーストリップの電位差を減少させ、結果的に被膜
の電気腐食を抑えることができ、周辺部分に被膜を形成
しない部分を持たなくても構わないことを特徴とするも
のである。
【0019】これによって、リアガラスの周辺部分に被
膜を形成しない部分を形成したり、また、周辺部に遮光
層を設けなくても外観的に優れた、耐久性の高い、被膜
及び防曇用通電HP付き自動車用窓ガラスが可能とな
る。
【0020】本発明において対象となるガラスは、自動
車用窓ガラスの機能を持つものであれば特に材料を特定
せず、ガラス単板の他、合成樹脂ガラス、合成樹脂や別
のガラス板を積層、接着したものでもよく、その形態の
例としては、ガラス/合成樹脂膜、ガラス/合成樹脂膜
/ガラス、ガラス/合成樹脂膜/ガラス/合成樹脂膜、
ガラス/合成樹脂膜/合成樹脂膜、等の構成のものがあ
る。
【0021】窓ガラスの、上記被膜が形成された部分の
可視光線透過率は任意に設定できる。
【0022】この被膜は、該膜を保護するためそのガラ
ス板が自動車、その他各種車両、建造物の窓に取り付け
られた時、単板ガラスの場合は室内側となるガラス板の
面、また、合わせガラスの場合は室内側となるガラス板
の面または室内側もしくは室外側となるガラス板の中間
膜側の面に形成される。
【0023】この被膜としては、Sn、Ti、Cr、C
O、Ni、Nb、Pt、Au等の金属被膜、SnO2
InO2 、TiO2 、CrO2 、CoO2 、NiO2
NbO2 等の金属酸化物被膜、TiN、CrN、Nb
N、ZrN、TiNx 等の金属窒化物被膜や、酸窒化物
被膜、ほう化物被膜、ほう酸化物被膜、炭化物被膜、酸
炭化物被膜、あるいは、Ni−Cr、Ni−Cr−F
e、Sn−Si、Ni−Cu、Zr−Si、Zr−B等
の複合物質の金属、酸化物、窒化物、酸窒化物(例え
ば、ZrSixyz 等)、炭化物、酸炭化物等の被
膜、等の無機物被膜、またはこれらを含んだ有機物被膜
等が使用される。
【0024】上記した金属被膜、合金被膜、無機物被
膜、有機物被膜などの場合には、特に耐久性及び可視光
線透過率を高めるために被膜の表面にSnO2 、InO
2 、TiO2 、ZnO、WO、Al23 、BiO2
ZrO2 、ZrSiOx 等の透明膜の被膜を形成した
り、或いは金属被膜をその上下から上記透明膜の被膜に
よる少なくとも3層からなる膜が使用できる。
【0025】上記した被膜の構成は代表的なものを示し
たに過ぎず、更に多層化したり、異種の被膜により多層
化したり、複合膜化したり、その他の物質からなる被膜
を選んだりしても良い。この被膜は、被膜材料や構成に
よって、熱線反射被膜として機能したり、或いは紫外線
遮蔽被膜として機能したりさせられる。
【0026】通電加熱用熱線プリント、また必要に応じ
て形成してもよいリアガラスアンテナは、銀とガラスフ
リットとを含む銀ペーストを印刷等によって塗布した後
焼成したものが通常用いられるが、これに限られるもの
ではない。
【0027】周辺部導電性プリントは、図1のような形
状に限らず、通電加熱用熱線プリントと接した被膜がウ
ェザーストリップと接する部分の少なくとも一部に設け
られればよい。かかる被膜がウェザーストリップと接す
る部分全体にわたり設けるのがより好ましい。形状とし
ては、ガラス全体における被膜形成部分にもよるが、ガ
ラス板の上辺と下辺の2箇所、あるいは、右辺と左辺の
2箇所、あるいは上下いずれか一方と、左右いずれか一
方の2箇所(連続させてL字状にしてもよい)、あるい
は、上、下、及び左右いずれかの3箇所(連続させて図
1のようなコの字状としてもよい)、あるいは上下左右
4辺(連続させて全周に設けてもよい)など、各種形状
が可能である。
【0028】周辺部導電性プリントは、銀とガラスフリ
ットとを含むペーストを印刷等によって塗布した後焼成
したものが好適に用いられるが、これに限られるもので
はない。また、周辺部導電性プリントはプリントに限ら
れるものではなく、導電テープ等を貼ったものでも良
い。
【0029】通電加熱用熱線プリント、リアガラスアン
テナ、周辺部導電性プリントは、マイグレーション防止
の観点から、プリント及び仮焼成後にメッキをするのが
望ましい。
【0030】本発明の自動車用窓ガラスの一例の製造方
法を、以下に説明する。まず、所望の形状に切断された
ガラス板を用意し、そのガラス板に、スクリーン印刷法
等で遮光層、熱線銀ペーストを印刷し、150℃で予備
乾燥後、平板の状態で、或いはこのガラス板を自重曲げ
法、プレス曲げ法、ローラー曲げ法、或いはエアフォー
ム法等により、所望の形状に曲げ加工し、更に、必要に
応じて強化加工を施し、また合わせガラスとして用いる
場合には二枚のガラス板を合わせガラス用素板ガラスと
して用意して同様の前処理を施す。
【0031】このガラスの濃色ガラス被膜をコートする
面を十分に酸化セリウムの粉末を研磨材として用いなが
ら洗浄し、乾燥、除塵し、次に、(この表面のうち、ガ
ラスの上半分だけに形成する等、部分的に形成する場合
は、必要に応じた部分をマスキングした後)、スパッタ
リング法、真空蒸着法、プラズマ蒸着法その他各種真空
成膜法、スプレー法、CVD法、CLD法、メッキ法、
ディップ法、印刷法等の適宜の被膜成形法により、所望
の被膜等を形成する。
【0032】マスキングの材料としては、各種のテー
プ、各種の光レジスト等が利用できる。また、マスキン
グ材の上にそのマスキング領域より若干大きめのガラス
板などのある程度剛性のあるカバー材で覆ってから被膜
を形成すれば、カバー材と、被膜の材料がカバー材の下
に若干回り込むようにすることができ、被膜の境界をぼ
かすことができるので外観上好ましい場合もある。
【0033】また、ガラス全面に被膜を形成した後、エ
ッチング等によって所定部分の被膜を剥すことによっ
て、該自動車用窓ガラスを製造することもできる。
【0034】中間膜に接するようにガラス内側に被膜を
形成し合わせガラスにする場合には被膜形成後に合わせ
ガラスにし、或いはガラスの外側に被膜を形成した合わ
せガラスを製造する場合は、成膜工程と合わせ工程の順
序は工程レイアウト、製品歩留まり、品質等を考慮して
適宜に決められる。
【0035】本発明は被膜のウェザーストリップ接触部
分にウェザーストリップと被膜の電位差を減少させる目
的で導電性プリントを設けることを主旨としているの
で、この主旨を満たせば、これらの構成材料は同様な機
能を有する他の材料でも良く、プリント方法、ガラス成
形方法、成膜方法、マスキング方法、合わせ方法等の製
造方法は限定されない。
【0036】
【実施例】
[実施例1]板厚3. 5mmのブロンズガラスを所定の
形状に切断し、通電加熱用熱線銀プリント(HP)と周
辺部導電プリントを設け、曲げ強化を施した自動車のリ
アガラスに、洗浄後、真空スパッタ成膜装置に搬入し、
ArとN2 の混合ガスを導入しながら、スパッタソース
はCrメタルを使用した反応性スパッタリングでCrN
x の窒化クロム膜を約400Åの厚さで成膜形成し、そ
の上にオーバーコート膜としてZrO2 を主成分にした
複合酸化膜を約100Åの厚さで形成した。
【0037】こうして得られた通電HP付き熱線反射ガ
ラスは、高湿度時や氷点下時等、ガラス面に水滴が付着
している時やウェザーストリップに水が溜まっている時
に通電してもガラス周辺部で熱線被膜の電気腐食が発生
しないことが判った。
【0038】同時に、周辺部導電プリントを設けなかっ
たガラスも同時にテストを行ったところ、+バスバー部
分、+バスバー部分に近い上下辺のウェザーストリップ
部分から被膜の電食が進行し、同時にバスバーからAg
のマイグレーションが発生した。
【0039】[実施例2]板厚3. 5mmのクリアーガ
ラスを所定の形状に切断し、通電加熱用熱線銀プリント
(HP)を設け、曲げ強化を施した自動車のリアガラス
に、洗浄後、真空スパッタ成膜装置に搬入し、ArとN
2 とO2 の混合ガスを導入しながら、スパッタソースは
Crメタルを使用した反応性スパッタリングでCrNx
y の窒化酸化クロム膜を約600Åの厚さで成膜形成
し、その上にオーバーコート膜としてZrO2 を主成分
にした複合酸化膜を約100Åの厚さで形成し、最後に
銅性の導電テープをガラス端部の全周に渡って、ウェザ
ーストリップが被膜に接する場所に幅約7mmで貼っ
た。
【0040】こうして得られた通電HP付き熱線反射ガ
ラスは、高湿度時や氷点下時等、ガラス面に水滴が付着
している時やウェザーストリップに水が溜まっている時
に通電してもガラス周辺部で熱線被膜の電気腐食が発生
しないことが判った。
【0041】同時に、周辺部導電プリントを設けなかっ
たガラスも同時にテストを行ったところ、+バスバー部
分、+バスバー部分に近い上下辺のウェザーストリップ
部分から被膜の電食が進行し、同時にバスバーからAg
のマイグレーションが発生した。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、周辺部にも被膜が形成
され、周辺部遮光層もない、外観上優れた、防曇通電用
HPプリントが施されているリアガラスを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用窓ガラスの一例の平面図
【図2】図1の部分拡大断面図
【図3】図2の窓ガラスにおいて、周辺部導電性銀プリ
ントを設けない場合の、通電加熱用銀プリント通電時に
おける電位分布を示すグラフ
【図4】図2のような、周辺部導電性銀プリントを設け
た窓ガラスにおいて、通電加熱用銀プリント通電時にお
ける電位分布を示すグラフ
【符号の説明】
1、11:リアガラス板 2、12:通電加熱用熱線銀プリント 3、14:周辺部導電性銀プリント 4、15:被膜形成部分 13:ウェザーストリップ 15:被膜部分 16:車体部分 17:ウェザーストリップに溜まった水 18:ウェザーストリップと周辺部導電性銀プリントの
接触部分 19:水の端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相川 勝明 神奈川県川崎市川崎区田町2丁目4番1号 旭硝子株式会社京浜工場内 (72)発明者 武政 康史 神奈川県川崎市川崎区田町2丁目4番1号 旭硝子株式会社京浜工場内 (72)発明者 西山 久司 神奈川県川崎市川崎区田町2丁目4番1号 旭硝子株式会社京浜工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓ガラスの車内側の表面に被膜と通電加熱
    用熱線プリントとを設けた自動車用窓ガラスであって、
    この窓ガラスの通電加熱用熱線プリント及び被膜が形成
    された車内面周辺部の、被膜が車体組み付け用ウェザー
    ストリップと接する部分に導電性プリントまたは導電テ
    ープを設け、ウェザーストリップと被膜の間の接触抵抗
    を低減し、結果的にウェザーストリップと被膜間の電位
    差を低下させ、被膜の電気腐食を防止可能としたことを
    特徴とする自動車用窓ガラス。
JP4190098A 1992-06-24 1992-06-24 自動車用窓ガラス Withdrawn JPH068799A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016124533A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 日本板硝子株式会社 車両用の窓ガラス
EP3981570A1 (en) * 2020-10-06 2022-04-13 SABIC Global Technologies B.V. System and method of shielding a part from a coating application

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