JPH0689366B2 - 電磁クラツチ用磁性粉体 - Google Patents

電磁クラツチ用磁性粉体

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JPH0689366B2
JPH0689366B2 JP61102394A JP10239486A JPH0689366B2 JP H0689366 B2 JPH0689366 B2 JP H0689366B2 JP 61102394 A JP61102394 A JP 61102394A JP 10239486 A JP10239486 A JP 10239486A JP H0689366 B2 JPH0689366 B2 JP H0689366B2
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一男 吉川
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は電磁クラッチ用磁性粉体に関し、更に詳細に説
明すると、本発明は、磁性粉体を励磁コイルにより磁化
することにより、その磁性粉体粒子間に働く磁気的結合
力を利用した回転力を伝達させる、いわゆる電磁クラッ
チに用いて好適な電磁クラッチ用磁性粉体に係る。
[従来技術] 電磁クラッチ用の磁性粉体には数々の特性が求められ
る。なかでも透磁率、飽和磁束密度などの磁気的特性及
び耐酸化性、耐摩耗性などの機械的性質が重要である。
電磁クラッチの使用中に酸化あるいは摩耗により微粉が
発生すると、トルクが低下する。このため長期にわたっ
て安定したトルク特性を得るためには、微粉の発生を少
ない耐酸化性、耐摩耗性に優れた磁性粉体を使用するこ
とが必要である。
近年、電磁クラッチの小型化の要求が強く出されてお
り、磁性粉体の使用量も少なくなるために、より飽和磁
束密度の高い磁性粉体、すなわち同一電流を流した時に
より高いトルクの得られる磁性粉体が求められている。
また、電磁クラッチの小型化に伴なって使用条件もより
厳しくなる傾向にあり、特に温度に関しては従来考えら
れなかった500℃付近まで磁性粉体の温度が上昇する条
件での使用が検討されている。
従来より電磁クラッチ用としてFe−Al−Cr系合金(特公
昭38−23558)あるいはFe−Cr系ステンレススティール
等の粉体が主として用いられてきた。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、従来のこれらの粉体は一般に200℃程度までの
使用を前提に粉体の組成が考えられており、500℃近い
高温での使用では酸化が著しく進み、大量の微粉が発生
し、使用に耐え得ないことが多い。
[問題点を解決するための手段] かかる目的を達成するため、本発明者は数々の検討の結
果、Fe−Al−Si−Cr−Co系合金粉体を使用することによ
り高温での耐酸化性の著しい改善と、充分な飽和磁束密
度の確保を両立させることが可能なことを見い出した。
すなわち本出願に係る第1発明は、Al:0.5〜6重量%、
Si:0.5〜6重量%、Cr:8〜20重量%、Co:5〜35重量%、
残部Fe及び不可避的不純物からなる電磁クラッチ用磁性
粉体である。
本出願に係る第2発明は、Al:0.5〜6重量%、Si:0.5〜
6重量%、Cr:8〜20重量%、Co:5〜35重量%、更にはRE
M(希土類金属)0.1〜1.5重量%、Ti:0.5〜2.0重量%、
Zr:0.1〜1.5重量%及びRu:0.1〜2.0重量%からなる群か
ら選択される少なくとも1種を含み、残部Fe及び不可避
的不純物からなる電磁クラッチ用磁性粉体である。
(成分限定理由) Al:0.5〜6重量% Alは硬度の増大に寄与するとともに、Crとともに耐酸化
性を上昇させる重要な元素である。Al:0.5重量%の添加
で硬度及び耐酸化性は大きく改善されるが、6重量%を
超えて添加しても効果が飽和してしまうとともに、粉体
が脆くなり割れの発生が認められる。
Si:0.5〜6重量% Siは、Alと同様に硬度を増大させ、耐摩耗性の向上に著
しい効果がある。Siは0.5重量%の添加で粉体の硬度は
大きく上昇する。添加量を増していくと硬度は徐々に上
昇するが、6重量%を超えた添加では粉体が脆くなり使
用中に粉体の割れが認められるようになり好ましくな
い。
Cr:8〜20重量% Crは高温耐酸化性の改善に最も効果の大き元素である。
ただし、8重量%未満の添加では効果が不足する。ま
た、20重量%を超えて添加すると飽和磁束密度が低下
し、トルク特性に悪影響を及ぼすようになり好ましくな
い。
Co:5〜35重量% Coは飽和磁束密度の改善に最も効果の大きい元素であ
り、Fe−Co純系ではCoが約30アトミック重量%にて金属
材料中最高の飽和磁束密度を達成することが一般に知ら
れている。本発明のFe−Al−Si−Cr−Co系合金の場合で
もFe−Co合金と同様の効果が求められる。Co:5重量%以
下では飽和磁束密度の向上は認められず、また、35重量
%を超えた添加ではかえって飽和磁束密度が低下する傾
向が認められる。
なお、Al:1〜3重量%、Si:1〜3重量%、Cr:8〜15重量
%、Co:15〜35重量%の範囲がトルク特性と耐酸化性の
バランスが良好となり特に好ましい。
第2発明においては、第1発明の成分の他にREM(希土
類金属)0.1〜1.5重量%、Ti:0.5〜2.0重量%、Zr:0.1
〜1.5重量%及びRu:0.1〜2.0重量%からなる群から選択
される少なくとも1種を含む。
かかる元素を添加する第2発明においては、高温におけ
る耐酸化性を著しく向上させることができる。
REM(希土類金属)としては、たとえば、ミッシュメタ
ル、Y、Ce等を用いればよい。REMは微量の添加によっ
て耐酸化性を著しく改善させる有用な元素である。この
効果はCrを多量に含む場合に特に大きく、本組成の場
合、0.1重量%以上の添加で耐酸化性の大幅な向上が認
められる。また、2.0重量%を超えて添加しても効果が
飽和してしまい経済上無駄となる。
また、Tiの場合は、0.5重量%以上、Zrの場合は0.1重量
%以上、Ruの場合は0.1重量%以上の添加により高温に
おける耐酸化性が著しく向上する。しかし、Tiの場合
は、2.0重量%を超えて、Zrの場合は1.5重量%を超え
て、Ruの場合は2.0重量%を超えて添加しても効果が飽
和する。
[発明の実施例] Al,Si,Cr,Coはいずれも耐酸化性を向上させる効果があ
る。また、粉体の磁気特性はAl,Si,Cr,Coの組み合わせ
により複雑に変化する。そこで、表1に示す各種成分の
アトマイズ粉末を作成し、実際に電磁クラッチに組み込
んでトルク特性を測定すると共に、ボールミルを用い、
500℃にて長時間加熱を行ない、耐酸化性試験を実施し
た。
製作した粉体の特性値及び試験結果を表1に合せて示
す。
耐酸化性の評価はX線回折により行ない、酸化物のX線
回折ピークの強度とマトリックスである鉄のX線回折ピ
ークの強度の比を測定した。この値が小さいほど酸化の
程度は低い。
また、耐摩耗性に大きな影響を及ぼす硬度の測定を行な
い。総合的に電磁クラッチ用磁性粉体としての適否を検
討した。
トルク測定に関しては、一定量の磁性粉体を組み込んだ
状態で定格電流を流し、定格トルク以上のトルクが得ら
れることが要求される。この値が大きいほどトルク効率
は高く、より少ない量の磁性粉体で、あるいはより少な
い電流にて一定量のトルクを伝達することが可能であ
る。
硬度に関しては耐摩耗性の見地から、その値が高いほど
好ましい。最低でもHv180程度以上が要求される。
表1中、NoA1〜A7は第1発明の実施例である、NoB1〜B
4、NoC1〜C4、NoD1〜D6は第2発明の実施例である。NoE
1,E2は従来例である。E1はFe−Al−Cr系合金、E2は12Cr
系ステンレススティルである。
表1中、A2,A7,B4,C4,D1,D2,D6の成分系の合金からガス
アトマイズ法により球状の磁性粉体を得た。A3の磁性粉
体の使用前の粒子構造を第1図に示す。
ガスアトマイズ法による球状粉には、第1図にも見られ
るごとく、いくつかの球状粉同志が冷却過程で凝着し
た。すなわち、球状粉同志がくっついた一種の不定形粉
の存在が避けられない。しかしながら、これらの不定形
粉の存在は、電磁クラッチの特性をなんら損なうことは
なく、実用上全く問題とはならない。
また、ガスアトマイズ法による球状粉の場合、流動性及
び占積率に優れるため、電磁クラッチの応答性及びトル
クの安定性が向上すると共に、粉体間の接点が多く伝達
トルクが適宜分散され過大な摩擦力の発生を回避するた
め、粉体自身の耐酸化性、耐摩耗性と相まって良好な耐
久性を示す。
A2,A7,B4,C4,D1,D2,D6のいずれも磁性粉体も電磁クラッ
チに使用した場合、磁気特性に優れているためトルク特
性が良好である。B4.C4の粉体につき電流−トルク特性
を測定した結果を第2図及び第3図のそれぞれに示す。
第2図及び第3図中には比較のため従来より使用されて
いるE1の結果も合せて示す。この試験を行なった電磁ク
ラッチは、定格電流1.5Aにて定格トルク10kg・mのもの
であり、E1粉体は定格電流にて10.3kg・mのトルクを示
す。これに対し、B4及びC4粉体は定格電流にて16.3kg・
mのトルクを示すほか、全電流範囲にわたってE1粉体に
比較して高いトルクを示す。
A2,A7,B4,C4,D1,D2,D6いずれの磁性粉体も高温での耐酸
化性に優れ、磁性粉体が500℃近い高温になる条件下に
おいても長期にわたり安定したトルクを示す。1000時間
高温耐久試験後のトルクの低下率を表2に示す。表2に
はE1,E2の1000時間高温耐久試験の結果も合せて示す。E
1,E2は高温下ではほとんど使いものにならないほどトル
クの低下が著しいが、A2,A7,B4,C4,D1,D2,D6はともにト
ルクの低下率が低く、充分使用に耐え得る。
[発明の効果] 本出願に係る第1発明によれば、小型で、かつ、高温に
て使用される電磁クラッチに用いることの可能な磁性粉
体を提供することができる。
第2発明によれば、上記第1発明の効果に加え、耐酸化
性がより優れた磁性粉体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ガスアトマイズ法による球状粉の粒子構造を
示す顕微鏡写真である。第2及び第3図は電流トルク特
性の関係を示すグラフである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Al:0.5〜6重量%、Si:0.5〜6重量%、C
    r:8〜20重量%、Co:5〜35重量%、残部Fe及び不可避的
    不純物からなる電磁クラッチ用磁性粉体。
  2. 【請求項2】重量比でAl:0.5〜6重量%、Si:0.5〜6重
    量%、Cr:8〜20重量%、Co:5〜35重量%、更にはREM
    (希土類金属)0.1〜1.5重量%、Ti:0.5〜2.0重量%、Z
    r:0.1〜1.5重量%及びRu:0.1〜2.0重量%からなる群か
    ら選択される少なくとも1種を含み、残部Fe及び不可避
    的不純物からなる電磁クラッチ用磁性粉体。
  3. 【請求項3】粉体は球状である特許請求の範囲第1項記
    載の電磁クラッチ用磁性粉体。
  4. 【請求項4】粉体は球状である特許請求の範囲第2項記
    載の電磁クラッチ用磁性粉体。
  5. 【請求項5】粉体はガスアトマイズ法により得られた粉
    体である特許請求の範囲第1項又は第3項記載の電磁ク
    ラッチ用磁性粉体。
  6. 【請求項6】粉体はガスアトマイズ法により得られた粉
    体である特許請求の範囲第2項又は第4項記載の電磁ク
    ラッチ用磁性粉体。
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