JPH068971Y2 - ヘルメット - Google Patents

ヘルメット

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JPH068971Y2
JPH068971Y2 JP1988112978U JP11297888U JPH068971Y2 JP H068971 Y2 JPH068971 Y2 JP H068971Y2 JP 1988112978 U JP1988112978 U JP 1988112978U JP 11297888 U JP11297888 U JP 11297888U JP H068971 Y2 JPH068971 Y2 JP H068971Y2
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JP
Japan
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yarn
woven
shell
resin
yarns
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JP1988112978U
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JPH0233223U (ja
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郁夫 堀部
明 西村
清 本間
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動二輪車や自転車に乗車するとき等に、
人体の頭部を衝撃から保護するのに使用するヘルメット
に関する。
(従来の技術) 自動二輪車等に乗車するときに使用するヘルメットとし
ては、従来、補強繊維材料で樹脂を強化してなる繊維強
化プラスチック(FRP)の殻体の内側に衝撃吸収体を
配置してなるものが知られている。補強繊維材料として
は、たとえば特開昭53−104346号公報に記載さ
れるように、織糸が互いに直交する2方向にのみ延びて
いる極く普通の2方向性織物が使われている。しかしな
がら、このようなヘルメットには、以下において述べる
ような問題がある。
すなわち、かかる従来のヘルメットは、殻体に2方向性
織物を用いているので、殻体は、異方性が比較的大き
く、バイアス方向の強度や剛性が低いためにその方向に
衝撃的な力が作用すると比較的簡単に破壊してしまう。
これを解決するために、多数の2方向性織物をその経糸
または緯糸の方向が少しずつずれるように積層する、い
わゆる疑似等方積層を行うことも考えられるが、そうす
ると殻体の重量が増大するし、全体として面内異方性を
小さくすることはできても各層の面内異方性を小さくす
ることはできないので、衝撃的な力が作用したときに層
間剥離を起こしやすくなる。また、多数の2方向性織物
を、曲面に沿わせながら、しかも、経糸または緯糸の方
向を少しずつずらせながら積層するのはやっかいであ
り、工数が増えて製造コストが高くなるという問題もあ
る。
また、上記従来のヘルメットは、曲げ剛性に関しても殻
体の異方性が大きく、曲げ剛性が小さい方向において殻
体にそれを変形させるような力が加わると、破壊した
り、破壊しないまでも頭部が受ける衝撃が大きくなる。
これを解決するためには、曲げ剛性が小さくなる方向の
肉厚を増大させればよいが、そうするとやはり重量が増
大し、工数も増えて製造コストが高くなってしまう。
(考案が解決しようとする課題) この考案の目的は、従来のヘルメットの上述した問題点
を解決し、薄く、軽量だが等方性に優れ、衝撃に対して
強靱なヘルメットを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上述した目的を達成するために、この考案は、補強繊維
材料で樹脂を強化してなるFRP製殻体と、この殻体の
内側に配置した衝撃吸収体とを有し、かつ、上記補強繊
維材料は、炭素繊維からなる多軸織物または多軸編物
と、最外層に位置する補強繊維マットとを含んでいるこ
とを特徴とするヘルメットを提供する。
この考案のヘルメットは、殻体が、補強繊維材料で樹脂
を強化してなるFRPで構成されている。そして、補強
繊維材料は、少なくとも1枚の、炭素繊維からなる多軸
織物または多軸編物を含んでいる。もっとも、炭素繊維
以外の、たとえばガラス繊維、ポリアラミド繊維、ビニ
ロン繊維等の高強度、高弾性率補強繊維からなる多軸織
物や多軸編物をさらに含んでいてもよい。
ここで、多軸織物は、第2図に示すように、3本の織
糸、すなわち、織糸5(よこ糸)、織糸6(バイアス
糸)、織糸7(バイアス糸)が互いに60°の角度をな
すように配列され、織糸6と織糸7は交錯していない
が、織糸5が織糸6、織糸7と交錯して一体化がなされ
ている3軸織物のようなものである。
多軸織物は、また、第3図に示すように、各2本を1組
とする織糸、すなわち、織糸5aと5b(よこ糸)、織
糸6aと6b(バイアス糸)、織糸7aと7b(バイア
ス糸)が互いに60°の角度をなすように配列され、織
糸6a、6bと織糸7a、7bは交錯していないが、織
糸5aと5bが織糸6a、6bおよび織糸7a、7bと
交錯して一体化がなされているような3軸織物であって
もよい。
また、多軸編物は、第4図に示すように、層状をなす、
互いに45°の角度をなすように配列された屈曲を有し
ない4本の編糸、すなわち、編糸8(よこ糸)、編糸9
(たて糸)、編糸10(対角糸)、編糸11(対角糸)
を、それら編糸よりも細い補助糸12によってトリコッ
ト組織した4軸編物のようなものである。
多軸編物は、また、第5図に示すように、トリコット組
織ではなく、鎖編組織による4軸編物であってもよい。
多軸編物は、さらに、第4図や第5図に示した4軸編物
において、編糸8がない3軸編物であってもよい。この
場合は、編糸同士は互いに60°の角度をなすことにな
る。もっとも、編糸同士がなす角度は、3軸編物におい
ては60°、4軸編物においては45°であるのが好ま
しいものの、それ以外の角度にすることもできる。
上述した多軸織物や多軸編物において、織糸や編糸は、
単糸径4〜40μm程度、単糸数500〜6,000本
程度、横断面積0.006〜1.0mm2程度のマルチフ
ィラメントからなっている。
また、多軸編物における補助糸は、炭素繊維やガラス繊
維、ポリアラミド繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド
繊維、ビニロン繊維、レーヨン繊維等のマルチフィラメ
ントからなっている。そして、補助糸は、殻体の成形時
に収縮して編糸の配列を乱すことがないよう、100℃
における乾熱収縮率が5%以下であるものが好ましい。
また、太さは、成形したときに樹脂分布のむらが大きく
ならないよう、編糸にくらべて十分に細いのが好まし
い。
この考案においては、上述したように、補強繊維材料と
して炭素繊維からなる多軸織物や多軸編物の使用を必須
とする。多軸織物や多軸編物は2方向性織物にくらべて
等方性が格段に優れているため、ただ1枚の使用でも、
強度、剛性等に関して殻体の等方性を大きく向上でき
る。しかしながら、これらの特性を一層向上させるため
に、この考案においては、より等方性に優れた、炭素繊
維や上述した補強繊維からなるチョップドストランドマ
ット、サーフェイスマット、スワールマット等のマット
を、多軸織物や多軸編物と、たとえば交互積層すること
によって併用する。このとき、表面の平滑性を向上さ
せ、また、衝撃が作用したときの応力を分散させやすい
ように、最外層には必ずマットが位置するようにする。
殻体のマトリクスを構成する樹脂としては、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フ
ェノール樹脂等の熱硬化性樹脂や、ポリアミド樹脂、ポ
リブチレンテレフタレート樹脂、ABS樹脂、ポリエー
テルエーテルケトン樹脂、ポリフェニレンサルファイド
樹脂、ポリ−4−メチルペンテン−1樹脂、ポリプロピ
レン樹脂等の熱可塑性樹脂を使用することができる。
殻体の製造は、たとえば、補強繊維材料を型に沿わせ、
樹脂を含浸し、加熱、加圧して成形することによって行
うことができる。このとき、ドレープ性が不足するとき
は、補強繊維材料に切れ目を入れてもよい。
殻体の内側には、衝撃吸収体が、殻体と接合して、また
は接合しないで配置されている。この衝撃吸収体は、発
泡スチロール、発泡ポリエチレン、発泡ポリスチレン、
発泡ポリウレタン等の発泡プラスチックで構成されてい
る。
(実施態様) 第1図において、ヘルメットは、層状に配置された、1
枚の補強繊維マット1と、炭素繊維からなる1枚の多軸
織物または多軸編物2とで樹脂を強化してなるFRP製
の殻体4を有する。マット1は、多軸織物または多軸編
物2の外側に位置し、最外層を形成している。また、殻
体4の内側には、発泡プラスチックを賦型してなる衝撃
吸収体3が、殻体4に接合しないで配置されている。
(実施例) ヘルメット型の内側に、目付が300g/mのガラス
チョップドストランドマットを置き、その上に東レ株式
会社製炭素繊維3軸織物TWC2140(目付:140
g/m)を置き、さらに順にマット、3軸織物、マッ
トを置き、ビニルエステル樹脂を含浸した後、130℃
で5分加熱、加圧して成形し、脱型し、不要な部分を切
除して殻体を得た。この殻体の重量は650gであっ
た。さらに,この殻体の内側に硬質発泡ポリスチレンか
らなる衝撃吸収体を配置し、ヘルメットを得た。
次に、このヘルメットの衝撃吸収性を、乗車用ヘルメッ
トの試験法であるSNELL M85に基づいて試験した。試験
は、平たい鉄製のアンビル上にヘルメットをその頂部か
ら自由落下させて衝突させたときの衝撃加速度を調べる
もので、1回目は306cmの高さから落下させ、2回目
は225cmの高さから落下させた。この試験において
は、最大加速度Gが衝撃ピーク値の平均で285G以下
であることが要求されており、また、1回のピーク値は
314Gを超えてはならないとされているが、上記ヘル
メットは、1回目が198G、2回目が213Gで、い
ずれも規格値を大きく下回った。
(考案の効果) この考案のヘルメットは、FRP製殻体に、補強効果が
大きく、しかも、通常の2方向性織物にくらべて等方性
が格段に優れている、炭素繊維からなる多軸織物または
多軸編物を用いているから、殻体は、強度や剛性等に関
して面内等方性が高く、しかも、2方向性織物を用いる
ときのように疑似等方積層をあえて必要としないので、
同じ強度、剛性であればより薄く、より軽量になる。ま
た、殻体は、等方性が高いので耐衝撃性に優れ、強靱で
ある。さらに、殻体は、薄くても炭素繊維の高い弾性率
による剛性を示し、衝撃を受けたときに自身が変形して
衝撃エネルギーを吸収するうえに、作用した衝撃力を最
外層の補強繊維マットが分散させるので衝撃吸収能が高
くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案のヘルメットの一実施態様を示す概
略縦断面図、第2図および第3図は、この考案で使用す
る、それぞれ異なる態様の多軸織物を示す概略平面図、
第4図および第5図は、この考案で使用する、それぞれ
異なる態様の多軸編物を示す概略平面図である。 1:補強繊維マット 2:多軸織物または多軸編物 3:衝撃吸収体 4:殻体 5、5a、5b:織糸 6、6a、6b:織糸 7、7a、7b:織糸 8:編糸 9:編糸 10:編糸 11:編糸 12:補助糸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】補強繊維材料で樹脂を強化してなる繊維強
    化プラスチック製殻体と、この殻体の内側に配置した衝
    撃吸収体とを有し、かつ、上記補強繊維材料は、炭素繊
    維からなる多軸織物または多軸編物と、最外層に位置す
    る補強繊維マットとを含んでいることを特徴とするヘル
    メット。
JP1988112978U 1988-08-29 1988-08-29 ヘルメット Expired - Lifetime JPH068971Y2 (ja)

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JPH0233223U JPH0233223U (ja) 1990-03-01
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JPS6392751A (ja) * 1986-10-01 1988-04-23 小河原 通弘 四軸織物及び四軸織機

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