JPH0689742A - 非水系二次電池 - Google Patents
非水系二次電池Info
- Publication number
- JPH0689742A JPH0689742A JP4240359A JP24035992A JPH0689742A JP H0689742 A JPH0689742 A JP H0689742A JP 4240359 A JP4240359 A JP 4240359A JP 24035992 A JP24035992 A JP 24035992A JP H0689742 A JPH0689742 A JP H0689742A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- positive electrode
- metal
- battery
- alkali metal
- aqueous secondary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】逆充電時に正極活物質上にアルカリ金属が直接
析出することを防止する。 【構成】非水系二次電池の正極にアルカリ金属と合金を
形成する金属からなる金網等を配置し正極と導通させる
ことにより、逆充電状態においてアルカリ金属をこの金
属上に析出させ事故を防止する。 【効果】非水系二次電池とりわけ複数個の非水系二次電
池によって構成される組電池の逆充電による事故を防止
できる。
析出することを防止する。 【構成】非水系二次電池の正極にアルカリ金属と合金を
形成する金属からなる金網等を配置し正極と導通させる
ことにより、逆充電状態においてアルカリ金属をこの金
属上に析出させ事故を防止する。 【効果】非水系二次電池とりわけ複数個の非水系二次電
池によって構成される組電池の逆充電による事故を防止
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非水系二次電池に係
り、特に複数個の電池によって構成される組電池におい
て、逆充電による事故を防止するための電池構造に関す
る。
り、特に複数個の電池によって構成される組電池におい
て、逆充電による事故を防止するための電池構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アルカリ金属,アルカリ金属合金あるい
はアルカリ金属を吸蔵させた炭素材料を負極に用いる非
水系二次電池は、従来の水系二次電池に比べ高いエネル
ギー密度を有し、かつ、高い電池電圧を発生することか
ら、ノート型パソコンや携帯電話等のコードレス機器あ
るいは電気自動車の電源として利用が期待されている。
しかし、これらの電池には、反応性の高いアルカリ金属
を負極活物質として使用しているため、発火等の事故を
引き起こす危険性がある。上記の用途などでは、数百〜
千mAh以上の高容量の円筒型あるいは箱型電池となる
ため、事故が生じた場合その被害は大きなものとなる。
そのため、非水系電池の事故防止に対する技術的課題の
解決が重要となっている。
はアルカリ金属を吸蔵させた炭素材料を負極に用いる非
水系二次電池は、従来の水系二次電池に比べ高いエネル
ギー密度を有し、かつ、高い電池電圧を発生することか
ら、ノート型パソコンや携帯電話等のコードレス機器あ
るいは電気自動車の電源として利用が期待されている。
しかし、これらの電池には、反応性の高いアルカリ金属
を負極活物質として使用しているため、発火等の事故を
引き起こす危険性がある。上記の用途などでは、数百〜
千mAh以上の高容量の円筒型あるいは箱型電池となる
ため、事故が生じた場合その被害は大きなものとなる。
そのため、非水系電池の事故防止に対する技術的課題の
解決が重要となっている。
【0003】事故発生の原因の1つに充電時における正
極負極間のデンドライトショートが挙げられる。この事
故に対する対策として、負極基体にアルカリ金属合金あ
るいはアルカリ金属を吸蔵させた炭素材料を用いること
によってアルカリ金属のデンドライト析出を防ぐ方法な
どが検討されている。
極負極間のデンドライトショートが挙げられる。この事
故に対する対策として、負極基体にアルカリ金属合金あ
るいはアルカリ金属を吸蔵させた炭素材料を用いること
によってアルカリ金属のデンドライト析出を防ぐ方法な
どが検討されている。
【0004】これとは別に放電時の事故原因として、複
数個の電池を直列接続した組電池において、品質のバラ
ツキあるいは容量低下等により生じる容量の最も小さい
電池が、他の電池に先行して放電が終了し、その後他の
電池の電圧によって強制放電となり過放電から電池電圧
が0V以下に達する、いわゆる逆充電が挙げられる。逆
充電状態で放電を続けると、やがて正極電位がアルカリ
金属が溶解析出する平衡電位より卑な電位に達し、負極
容量に係らずアルカリ金属が正極活物質上に析出する。
正極活物質として一般的に用いられるのは金属酸化物あ
るいは金属カルゴゲナイト等であり、未放電の正極活物
質が存在しているとアルカリ金属はこれらと激しく反応
し、この時の発熱により事故を誘発する可能性が生じ
る。
数個の電池を直列接続した組電池において、品質のバラ
ツキあるいは容量低下等により生じる容量の最も小さい
電池が、他の電池に先行して放電が終了し、その後他の
電池の電圧によって強制放電となり過放電から電池電圧
が0V以下に達する、いわゆる逆充電が挙げられる。逆
充電状態で放電を続けると、やがて正極電位がアルカリ
金属が溶解析出する平衡電位より卑な電位に達し、負極
容量に係らずアルカリ金属が正極活物質上に析出する。
正極活物質として一般的に用いられるのは金属酸化物あ
るいは金属カルゴゲナイト等であり、未放電の正極活物
質が存在しているとアルカリ金属はこれらと激しく反応
し、この時の発熱により事故を誘発する可能性が生じ
る。
【0005】通常、1個の電池を使用する場合は、負荷
に電池をつないだままの放電状態であり、逆充電による
事故が発生する可能性はない。また、電圧の異常が検出
されやすい。しかし、2本以上の電池を直列に接続した
組電池の場合は、組電池の中のいずれかの電池が上述の
逆充電状態に陥っても、組電池全体としての電池電圧が
発生し放電を続けることが可能なため、事故を防止する
手段を講ずる必要がある。
に電池をつないだままの放電状態であり、逆充電による
事故が発生する可能性はない。また、電圧の異常が検出
されやすい。しかし、2本以上の電池を直列に接続した
組電池の場合は、組電池の中のいずれかの電池が上述の
逆充電状態に陥っても、組電池全体としての電池電圧が
発生し放電を続けることが可能なため、事故を防止する
手段を講ずる必要がある。
【0006】逆充電による正負両極の電極電位の逆転を
解消する方法として抵抗を電池と並列に接続する方法
(特開昭61−206178号)、あるいは、逆充電時の異常発
熱の放熱方法として集電体に銅製の薄板を利用する方法
(特公平4−34265号)が提案されている。しかし、逆充
電における異常発熱さらに事故を防止する本質的解決法
は見出されていない。
解消する方法として抵抗を電池と並列に接続する方法
(特開昭61−206178号)、あるいは、逆充電時の異常発
熱の放熱方法として集電体に銅製の薄板を利用する方法
(特公平4−34265号)が提案されている。しかし、逆充
電における異常発熱さらに事故を防止する本質的解決法
は見出されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、非水系二電
池において上述の逆充電時の異常発熱、さらに事故を防
止するための電池構造を提供することを目的とするもの
である。
池において上述の逆充電時の異常発熱、さらに事故を防
止するための電池構造を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】逆充電状態を防ぐ方法と
して、第1には、組電池の個々の電池の電圧を検出し電
圧が0V以下になる以前に放電を停止することが最も正
確である。しかし、この方法は、電池の数が多くなれば
なるほど、電圧検出器を装備することによって組電池の
構造が複雑になること、並びに多数の単電池の電圧を検
出すること自体も煩雑となることから現実的なものとは
言い難い。
して、第1には、組電池の個々の電池の電圧を検出し電
圧が0V以下になる以前に放電を停止することが最も正
確である。しかし、この方法は、電池の数が多くなれば
なるほど、電圧検出器を装備することによって組電池の
構造が複雑になること、並びに多数の単電池の電圧を検
出すること自体も煩雑となることから現実的なものとは
言い難い。
【0009】本質的に逆充電による事故を防ぐために
は、正極活物質上にアルカリ金属が析出しないこと、即
ち、正極の電極電位をアルカリ金属が溶解析出する平衡
電位より常に貴な電位に保持することが肝心である。
は、正極活物質上にアルカリ金属が析出しないこと、即
ち、正極の電極電位をアルカリ金属が溶解析出する平衡
電位より常に貴な電位に保持することが肝心である。
【0010】そこで、Al,Pb,Zn,In,Ag等
の金属は、アルカリ金属が溶解析出する平衡電位より貴
な電位でアルカリ金属と合金化し、この電位が一定の間
保持されるので、正極にこれらの金属片を配置すれば、
正極の電位は常にアルカリ金属が溶解析出する平衡電位
より貴な電位に保たれるため、正極活物質とアルカリ金
属との激しい反応を防止することが可能となる。また、
そのため電圧の変化にステップが生じ、逆充電の発生検
出が容易になる。
の金属は、アルカリ金属が溶解析出する平衡電位より貴
な電位でアルカリ金属と合金化し、この電位が一定の間
保持されるので、正極にこれらの金属片を配置すれば、
正極の電位は常にアルカリ金属が溶解析出する平衡電位
より貴な電位に保たれるため、正極活物質とアルカリ金
属との激しい反応を防止することが可能となる。また、
そのため電圧の変化にステップが生じ、逆充電の発生検
出が容易になる。
【0011】ここで、上記金属とアルカリ金属が合金を
形成する際の電位は、アルカリ金属が溶解析出する平衡
電位から1V以内の電位範囲であることが望ましい。こ
れは、正常な充放電時において、正極電位の変動幅がア
ルカリ金属が溶解析出する平衡電位に対し1.5 から4
Vの電位範囲内であり、この範囲で合金化反応が進行し
ないようにするためである。更に、上記金属を備えるこ
とによる重量エネルギー密度の低下を抑えるため、その
比重は小さいことが望ましく、上記金属材料のうちAl
が最も適している。
形成する際の電位は、アルカリ金属が溶解析出する平衡
電位から1V以内の電位範囲であることが望ましい。こ
れは、正常な充放電時において、正極電位の変動幅がア
ルカリ金属が溶解析出する平衡電位に対し1.5 から4
Vの電位範囲内であり、この範囲で合金化反応が進行し
ないようにするためである。更に、上記金属を備えるこ
とによる重量エネルギー密度の低下を抑えるため、その
比重は小さいことが望ましく、上記金属材料のうちAl
が最も適している。
【0012】また、円筒あるいは箱型電池の電極形状が
シート状であることから、正極に取り付けられるアルカ
リ金属と合金化する金属の形状は、電極製造上正極と一
体化できるような板状であることが望ましい。更に、速
やかに合金化反応が進むように、この金属板は正極を覆
い、セパレーターに含浸させた電解液に面するように配
置する必要がある。同時に、これにより通常の充放電時
の正極活物質へのアルカリ金属イオンのインターカレー
ション脱インターカレーション反応が著しく妨げられな
いように、この金属の形状は金網あるいはパンチングメ
タル状のような多孔性の形状であることが望ましい。
シート状であることから、正極に取り付けられるアルカ
リ金属と合金化する金属の形状は、電極製造上正極と一
体化できるような板状であることが望ましい。更に、速
やかに合金化反応が進むように、この金属板は正極を覆
い、セパレーターに含浸させた電解液に面するように配
置する必要がある。同時に、これにより通常の充放電時
の正極活物質へのアルカリ金属イオンのインターカレー
ション脱インターカレーション反応が著しく妨げられな
いように、この金属の形状は金網あるいはパンチングメ
タル状のような多孔性の形状であることが望ましい。
【0013】また、重量エネルギー密度の低下を最小限
にとどめ、正極製造をより簡略化するため、正極の集電
体に上記の金属を用いその一部を電極表面に露出させる
方法、さらには、正極と負極の間に挿入されたセパレー
ターの正極側に対向した面に上記の金属を蒸着させ、蒸
着した金属面と正極と通電させる方法により上記の電極
構造を有した正極と同様な効果が期待出来る。
にとどめ、正極製造をより簡略化するため、正極の集電
体に上記の金属を用いその一部を電極表面に露出させる
方法、さらには、正極と負極の間に挿入されたセパレー
ターの正極側に対向した面に上記の金属を蒸着させ、蒸
着した金属面と正極と通電させる方法により上記の電極
構造を有した正極と同様な効果が期待出来る。
【0014】さらに、逆充電による事故が発生する可能
性を有する組電池において、上述した構造をもつ電池を
使用することにより、個々の電池電圧を検出する大がか
りな装置の有無によらず、放電中にいずれかの電池が逆
充電状態に陥っても、自発的に事故を防止することが可
能である。
性を有する組電池において、上述した構造をもつ電池を
使用することにより、個々の電池電圧を検出する大がか
りな装置の有無によらず、放電中にいずれかの電池が逆
充電状態に陥っても、自発的に事故を防止することが可
能である。
【0015】
【作用】通常の非水系二次電池の通常の放電では、例え
ば、正極に二硫化チタン及び負極にリチウム金属を用い
る電池系を例にとると、正極においては(1)式で示さ
れるリチウムイオンのインターカレーション反応及び負
極においては(2)式で示されるリチウムの溶解反応が
起きる。
ば、正極に二硫化チタン及び負極にリチウム金属を用い
る電池系を例にとると、正極においては(1)式で示さ
れるリチウムイオンのインターカレーション反応及び負
極においては(2)式で示されるリチウムの溶解反応が
起きる。
【0016】
【数1】
【0017】
【数2】
【0018】過放電を経て逆充電状態に至ると、正極で
は(1)式に示す反応が完了し、(3)式に示すよう
に、正極活物質上にリチウム金属が析出する反応が起こ
る。その結果、電気的接触を絶った未放電の二硫化チタ
ンとリチウム金属が反応し発熱することによって事故が
生じる。
は(1)式に示す反応が完了し、(3)式に示すよう
に、正極活物質上にリチウム金属が析出する反応が起こ
る。その結果、電気的接触を絶った未放電の二硫化チタ
ンとリチウム金属が反応し発熱することによって事故が
生じる。
【0019】
【数3】
【0020】これに対し、正極にアルミニウム金属片を
備え電気的導通をとった電極構造の電池では、逆充電状
態で正極において(4)式に示すように、リチウムとア
ルミニウムの合金化反応が起きる。
備え電気的導通をとった電極構造の電池では、逆充電状
態で正極において(4)式に示すように、リチウムとア
ルミニウムの合金化反応が起きる。
【0021】
【数4】
【0022】上記のように、本発明の電池構造をもった
非水二次系電池においては、逆充電状態に陥っても、正
極に備えたアルカリ金属と合金化する金属上にアルカリ
金属が析出し、合金化する。そこで、正極活物質とアル
カリ金属との直接反応を抑制し、逆充電による事故を未
然に防ぐことができる。
非水二次系電池においては、逆充電状態に陥っても、正
極に備えたアルカリ金属と合金化する金属上にアルカリ
金属が析出し、合金化する。そこで、正極活物質とアル
カリ金属との直接反応を抑制し、逆充電による事故を未
然に防ぐことができる。
【0023】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を詳細に説
明する。
明する。
【0024】実施例1 図1は本発明の非水系円筒電池を示す図面であり、図
中、1は正極、2は負極、3はセパレーター、4は正極
リード線、5は負極リード線、6はガスケット、7は正
極端子、8は負極ケースである。正極1および負極2は
シート状の電極であり、セパレーター3,正極1,セパ
レーター3及び負極2の順で重ねあわせ捲回した。正極
1および負極2の電池端子への導通は、それぞれ正極リ
ード線4及び負極リード線5によって得た。
中、1は正極、2は負極、3はセパレーター、4は正極
リード線、5は負極リード線、6はガスケット、7は正
極端子、8は負極ケースである。正極1および負極2は
シート状の電極であり、セパレーター3,正極1,セパ
レーター3及び負極2の順で重ねあわせ捲回した。正極
1および負極2の電池端子への導通は、それぞれ正極リ
ード線4及び負極リード線5によって得た。
【0025】図1の正極及び負極間の構造をより詳細に
示したのが図2である。図中、9は正極集電体、10は
正極活物質層、11はAl製のパンチングメタル、12
は負極集電体、13は負極活物質である。正極集電体9
および負極集電体12はステンレス鋼製のエキスパンド
メタルである。負極活物質13はリチウム金属箔であ
り、負極集電体12に圧着しシート状の電極とした。正
極活物質層10は、粒子径106μm以下のTiS2 粉
末85wt%、導電剤としてアセチレンブラック10w
t%および結着剤としてポリテトラフルオロエチレン粉
末5wt%から成り、これを混練し、正極集電体9の両
面に均一に展開させ加圧成型しシート状の電極とした。
更に、この両面に厚さ50μmのAl製のパンチングメ
タル11を配置し、電極を捲回する開始部分で正極集電
体9とAl製のパンチングメタル11をスポット溶接し
電気的導通をとった。
示したのが図2である。図中、9は正極集電体、10は
正極活物質層、11はAl製のパンチングメタル、12
は負極集電体、13は負極活物質である。正極集電体9
および負極集電体12はステンレス鋼製のエキスパンド
メタルである。負極活物質13はリチウム金属箔であ
り、負極集電体12に圧着しシート状の電極とした。正
極活物質層10は、粒子径106μm以下のTiS2 粉
末85wt%、導電剤としてアセチレンブラック10w
t%および結着剤としてポリテトラフルオロエチレン粉
末5wt%から成り、これを混練し、正極集電体9の両
面に均一に展開させ加圧成型しシート状の電極とした。
更に、この両面に厚さ50μmのAl製のパンチングメ
タル11を配置し、電極を捲回する開始部分で正極集電
体9とAl製のパンチングメタル11をスポット溶接し
電気的導通をとった。
【0026】上述した電池構造をもつ容量の異なる20
00mAh及び500mAhの電池を直列接続し、2
5.0℃ の雰囲気下で放電を行った。その際の全電池電
圧と容量が500mAhの電池について電池電圧と温度
の変化を測定した。500mAh放電した時点において、全電
池電圧は1.72 Vであり、容量が500mAhの電池
の電圧及び温度はそれぞれ0.04V及び30.3℃であ
った。以後、容量が500mAhの電池は逆充電状態と
なり、720mAh通電後放電を終了した。その時、全
電池電圧は1.11V 、容量が500mAhの電池の電
圧及び温度はそれぞれ−0.80V及び27.5℃であ
り、逆充電による温度上昇は確認されなかった。
00mAh及び500mAhの電池を直列接続し、2
5.0℃ の雰囲気下で放電を行った。その際の全電池電
圧と容量が500mAhの電池について電池電圧と温度
の変化を測定した。500mAh放電した時点において、全電
池電圧は1.72 Vであり、容量が500mAhの電池
の電圧及び温度はそれぞれ0.04V及び30.3℃であ
った。以後、容量が500mAhの電池は逆充電状態と
なり、720mAh通電後放電を終了した。その時、全
電池電圧は1.11V 、容量が500mAhの電池の電
圧及び温度はそれぞれ−0.80V及び27.5℃であ
り、逆充電による温度上昇は確認されなかった。
【0027】実施例2 正極構造をより簡単化した製造上好ましい正極を作成し
た。その構造を図3(a)及び図3(b)に示す。図3
(b)は図3(a)中に示したA−A′の断面図である。1
4は厚さ0.5mm のアルミニウム製のエキスパンドメタ
ル、15はアルミニウム製のエキスパンドメタルの側壁
面、16はアルミニウム製のエキスパンドメタルの上面
である。正極活物質層10は粒子径106μm以下のT
iS2粉末73wt%、導電剤としてアセチレンブラッ
ク15wt%および結着剤としてポリテトラフルオロエ
チレン粉末12wt%から成り、十分に混練した。これ
をアルミニウム製のエキスパンドメタル14の開孔部分
に均一に展開し、加圧成型しシート状の電極とした。正
極活物質10とアルミニウム製のエキスパンドメタル1
4の接着及び電気的導通はエキスパンドメタルの側壁面
15でとられ、アルミニウム製のエキスパンドメタルの
上面16は露出している。
た。その構造を図3(a)及び図3(b)に示す。図3
(b)は図3(a)中に示したA−A′の断面図である。1
4は厚さ0.5mm のアルミニウム製のエキスパンドメタ
ル、15はアルミニウム製のエキスパンドメタルの側壁
面、16はアルミニウム製のエキスパンドメタルの上面
である。正極活物質層10は粒子径106μm以下のT
iS2粉末73wt%、導電剤としてアセチレンブラッ
ク15wt%および結着剤としてポリテトラフルオロエ
チレン粉末12wt%から成り、十分に混練した。これ
をアルミニウム製のエキスパンドメタル14の開孔部分
に均一に展開し、加圧成型しシート状の電極とした。正
極活物質10とアルミニウム製のエキスパンドメタル1
4の接着及び電気的導通はエキスパンドメタルの側壁面
15でとられ、アルミニウム製のエキスパンドメタルの
上面16は露出している。
【0028】実施例1と同様に、上記の電池構造をもつ
容量の異なる2000mAh及び500mAhの電池を
直列接続し、25.0℃ の雰囲気下で放電を行った。そ
の際の全電池電圧と容量が500mAhの電池について
電池電圧と温度の変化を測定した。500mAh放電し
た時点において、全電池電圧は1.78V であり、容量
が500mAhの電池の電圧及び温度はそれぞれ0.0
3V及び28.1℃であった。以後、容量が500mA
hの電池は逆充電状態となり、720mAh通電後放電
を終了した。その時、全電池電圧は1.24V 、容量が
500mAhの電池の電圧及び温度はそれぞれ−0.7
4V及び26.9℃であり、逆充電による温度上昇は確
認されなかった。
容量の異なる2000mAh及び500mAhの電池を
直列接続し、25.0℃ の雰囲気下で放電を行った。そ
の際の全電池電圧と容量が500mAhの電池について
電池電圧と温度の変化を測定した。500mAh放電し
た時点において、全電池電圧は1.78V であり、容量
が500mAhの電池の電圧及び温度はそれぞれ0.0
3V及び28.1℃であった。以後、容量が500mA
hの電池は逆充電状態となり、720mAh通電後放電
を終了した。その時、全電池電圧は1.24V 、容量が
500mAhの電池の電圧及び温度はそれぞれ−0.7
4V及び26.9℃であり、逆充電による温度上昇は確
認されなかった。
【0029】実施例3 正極構造を簡単化する実施例2とは異なる方法として、
セパレーターにアルミニウムを蒸着し、その蒸着層を正
極活物質と接触させた。図4中、17はセパレーター3
の正極1と対向する面にアルミニウムを蒸着したアルミ
ニウム蒸着層である。セパレーター3はポリプロピレン
製の不織布であり、その片面にアルミニウムを厚さ1.
5μm 蒸着しアルミニウム蒸着層17を形成した。正
極1及び負極2については、実施例1と同様に作成し
た。また、正極1,負極2及びセパレーター3を重ね合
わせ捲回するするため、蒸着層17と正極1が接触し電
気的導通が得られる。
セパレーターにアルミニウムを蒸着し、その蒸着層を正
極活物質と接触させた。図4中、17はセパレーター3
の正極1と対向する面にアルミニウムを蒸着したアルミ
ニウム蒸着層である。セパレーター3はポリプロピレン
製の不織布であり、その片面にアルミニウムを厚さ1.
5μm 蒸着しアルミニウム蒸着層17を形成した。正
極1及び負極2については、実施例1と同様に作成し
た。また、正極1,負極2及びセパレーター3を重ね合
わせ捲回するするため、蒸着層17と正極1が接触し電
気的導通が得られる。
【0030】実施例1と同様に、上述した電池構造をも
つ容量の異なる2000mAh及び500mAhの電池
を直列接続し、25.0℃ の雰囲気下で放電を行った。
その際の全電池電圧と容量が500mAhの電池につい
て電池電圧と温度の変化を測定した。500mAh放電
した時点において、全電池電圧は1.71V であり、容
量が500mAhの電池の電圧及び温度はそれぞれ0.
04V及び30.2℃であった。以後、容量が500m
Ahの電池は逆充電状態となり、720mAh通電後放
電を終了した。その時、全電池電圧は1.24V 、容量
が500mAhの電池の電圧及び温度はそれぞれ−0.
73V及び29.5℃であり、逆充電による温度上昇は
確認されなかった。
つ容量の異なる2000mAh及び500mAhの電池
を直列接続し、25.0℃ の雰囲気下で放電を行った。
その際の全電池電圧と容量が500mAhの電池につい
て電池電圧と温度の変化を測定した。500mAh放電
した時点において、全電池電圧は1.71V であり、容
量が500mAhの電池の電圧及び温度はそれぞれ0.
04V及び30.2℃であった。以後、容量が500m
Ahの電池は逆充電状態となり、720mAh通電後放
電を終了した。その時、全電池電圧は1.24V 、容量
が500mAhの電池の電圧及び温度はそれぞれ−0.
73V及び29.5℃であり、逆充電による温度上昇は
確認されなかった。
【0031】比較例 実施例1の正極からAl製のパンチングメタルを除いた
電池容量が500mAh及び2000mAhの通常の電池を直
列接続し、25.0℃ の雰囲気下で放電を行った。その
際の全電池電圧と容量が500mAhの電池について電
池電圧と温度の変化を測定した。500mAh放電した
時点において、全電池電圧は1.67Vであり、容量が
500mAhの電池の電圧及び温度はそれぞれ0.01
V 及び30.9℃ であった。以後、容量が500mA
hの電池は逆充電状態となり、630mAh放電した時
点から電池の温度の急激な上昇が起こった。720mAh通電
後放電を終了し、その時の全電池電圧は1.19V 、容
量が500mAhの電池の電圧及び温度はそれぞれ−
0.81V及び58.6℃であった。
電池容量が500mAh及び2000mAhの通常の電池を直
列接続し、25.0℃ の雰囲気下で放電を行った。その
際の全電池電圧と容量が500mAhの電池について電
池電圧と温度の変化を測定した。500mAh放電した
時点において、全電池電圧は1.67Vであり、容量が
500mAhの電池の電圧及び温度はそれぞれ0.01
V 及び30.9℃ であった。以後、容量が500mA
hの電池は逆充電状態となり、630mAh放電した時
点から電池の温度の急激な上昇が起こった。720mAh通電
後放電を終了し、その時の全電池電圧は1.19V 、容
量が500mAhの電池の電圧及び温度はそれぞれ−
0.81V及び58.6℃であった。
【0032】
【発明の効果】本発明により、非水系電池における逆充
電時の反応暴走を抑制し、電池の温度上昇を防ぐことが
できる。これにより、複数の電池を直列接続して構成さ
れる組電池における逆充電による事故の防止に寄与し、
安全性の高い非水系二次電池を提供することができる。
電時の反応暴走を抑制し、電池の温度上昇を防ぐことが
できる。これにより、複数の電池を直列接続して構成さ
れる組電池における逆充電による事故の防止に寄与し、
安全性の高い非水系二次電池を提供することができる。
【図1】本発明に係る非水系電池を示す断面図である。
【図2】本発明になる実施例1の非水系電池の電極構造
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】本発明になる実施例2の非水系電池の電極構造
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】本発明になる実施例3の非水系電池の電極構造
を示す断面図である。
を示す断面図である。
1…正極、2…負極、3…セパレーター、4…正極リー
ド線、5…負極リード線、6…ガスケット、7…正極端
子、8…負極ケース、9…正極集電体、10…正極活物
質層、11…アルミニウム製のパンチングメタル、12
…負極集電体、13…負極活物質、14…アルミニウム
製のエキスパンドメタル、15…アルミニウム製のエキ
スパンドメタルの側壁面、16…アルミニウム製のエキ
スパンドメタルの上面、17…アルミニウム蒸着層。
ド線、5…負極リード線、6…ガスケット、7…正極端
子、8…負極ケース、9…正極集電体、10…正極活物
質層、11…アルミニウム製のパンチングメタル、12
…負極集電体、13…負極活物質、14…アルミニウム
製のエキスパンドメタル、15…アルミニウム製のエキ
スパンドメタルの側壁面、16…アルミニウム製のエキ
スパンドメタルの上面、17…アルミニウム蒸着層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 明弘 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 西村 勝憲 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】アルカリ金属,アルカリ金属合金あるいは
アルカリ金属を吸蔵させた炭素材料を負極活物質とする
電池において、アルカリ金属が溶解析出する平衡電位か
ら1V以内の貴なる電位範囲で、アルカリ金属と合金を
形成する金属を正極に備えたことを特徴とする非水系二
次電池。 - 【請求項2】正極にアルカリ金属と合金を形成しうる金
属よりなる多孔性板状金属を正極表面に配置し、かつ、
該多孔性板状金属を正極端子に導通させたことを特徴と
する請求項1記載の非水系二次電池。 - 【請求項3】アルカリ金属と合金と形成しうる金属を正
極の集電体に用い、その一部を電極表面に露出させたこ
とを特徴とする請求項1記載の非水系二次電池。 - 【請求項4】正極と負極の間に挿入されたセパレーター
の正極側に対向する面にアルカリ金属と合金を形成しう
る金属を蒸着したセパレーターの蒸着金属を正極端子に
導通した請求項1記載の非水系二次電池。 - 【請求項5】請求項1〜4記載の少なくともいずれか1
つに該当する非水系二次電池を2本以上直列接続した構
成を有する組電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4240359A JPH0689742A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 非水系二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4240359A JPH0689742A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 非水系二次電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0689742A true JPH0689742A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17058321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4240359A Pending JPH0689742A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 非水系二次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0689742A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180017696A (ko) * | 2016-08-10 | 2018-02-21 | 주식회사 엘지화학 | 안전성이 향상된 이차전지용 전극조립체 |
| CN112436107A (zh) * | 2019-08-26 | 2021-03-02 | 青岛九环新越新能源科技股份有限公司 | 基于金属电极的电池 |
| CN112436106A (zh) * | 2019-08-26 | 2021-03-02 | 青岛九环新越新能源科技股份有限公司 | 金属正极和基于金属正极的电池 |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP4240359A patent/JPH0689742A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180017696A (ko) * | 2016-08-10 | 2018-02-21 | 주식회사 엘지화학 | 안전성이 향상된 이차전지용 전극조립체 |
| CN112436107A (zh) * | 2019-08-26 | 2021-03-02 | 青岛九环新越新能源科技股份有限公司 | 基于金属电极的电池 |
| CN112436106A (zh) * | 2019-08-26 | 2021-03-02 | 青岛九环新越新能源科技股份有限公司 | 金属正极和基于金属正极的电池 |
| CN112436107B (zh) * | 2019-08-26 | 2023-01-20 | 青岛九环新越新能源科技股份有限公司 | 基于金属电极的电池 |
| CN112436106B (zh) * | 2019-08-26 | 2023-02-24 | 青岛九环新越新能源科技股份有限公司 | 金属正极和基于金属正极的电池 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3242878B2 (ja) | リチウム二次電池 | |
| WO2004047214A1 (ja) | リチウムイオン二次電池システムおよびリチウムイオン二次電池の運転方法 | |
| WO2025103119A1 (zh) | 负极片、电池、电池包及用电设备 | |
| JPH0744043B2 (ja) | リチウム二次電池 | |
| WO2002059986A2 (en) | Electrode with flag-shaped tap | |
| JP3565272B2 (ja) | Li二次電池用の負極材料、それを用いた負極 | |
| JPH0689742A (ja) | 非水系二次電池 | |
| JP2743416B2 (ja) | 二次電池用亜鉛極板 | |
| JPH07272762A (ja) | 非水電解液二次電池 | |
| JPH11111274A (ja) | 鉛蓄電池 | |
| JP2024127574A (ja) | 非水電解質二次電池及びその製造方法 | |
| JP2002050407A (ja) | 非水電解質二次電池およびその充放電制御方法 | |
| US5656396A (en) | Alkaline storage battery | |
| JP2004146222A (ja) | 非水二次電池 | |
| JP3496373B2 (ja) | 円筒形非水電解液二次電池 | |
| CN106663795A (zh) | 用于原电池的复合阳极以及原电池 | |
| JP3821782B2 (ja) | 二次電池の劣化防止兼再生促進シートの製造方法と二次電池の劣化防止兼再生促進シートの使用方法 | |
| JPH08115745A (ja) | 非水電解液電池 | |
| JP2775754B2 (ja) | 非水電解液二次電池 | |
| JPH10270005A (ja) | 蓄電装置 | |
| CN223927359U (zh) | 扣式电池 | |
| JP3043175B2 (ja) | リチウム二次電池 | |
| JP2941927B2 (ja) | 角型リチウム二次電池 | |
| EP4557446A2 (en) | Rechargeable battery and rechargeable battery module | |
| JP2734523B2 (ja) | 電池用セパレータ |