JPH0689848A - X線マスク構造体の作製方法及び該作製方法により作製されたx線マスク構造体、並びに該x線マスク構造体を用い作製されたデバイス - Google Patents
X線マスク構造体の作製方法及び該作製方法により作製されたx線マスク構造体、並びに該x線マスク構造体を用い作製されたデバイスInfo
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- JPH0689848A JPH0689848A JP16196093A JP16196093A JPH0689848A JP H0689848 A JPH0689848 A JP H0689848A JP 16196093 A JP16196093 A JP 16196093A JP 16196093 A JP16196093 A JP 16196093A JP H0689848 A JPH0689848 A JP H0689848A
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- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F1/00—Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
- G03F1/22—Masks or mask blanks for imaging by radiation of 100nm or shorter wavelength, e.g. X-ray masks, extreme ultraviolet [EUV] masks; Preparation thereof
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 凹凸断面形状を有するX線吸収体を有したX
線マスク構造体を簡単なプロセスで提供すること。 【構成】 X線吸収体と、該X線吸収体を支持するX線
透過膜と、該X線透過膜を支持する支持枠とを有するX
線マスク構造体の作製方法において、該X線吸収体の形
成をその側面に凹凸を有するレジストパターンの間にX
線吸収材料を堆積することにより行う工程を有すること
を特徴とするX線マスク構造体の作製方法。
線マスク構造体を簡単なプロセスで提供すること。 【構成】 X線吸収体と、該X線吸収体を支持するX線
透過膜と、該X線透過膜を支持する支持枠とを有するX
線マスク構造体の作製方法において、該X線吸収体の形
成をその側面に凹凸を有するレジストパターンの間にX
線吸収材料を堆積することにより行う工程を有すること
を特徴とするX線マスク構造体の作製方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大規模集積回路(LS
I)やマイクロマシン等の微細パターンをX線露光によ
りウエハ等に焼き付ける際に用いるX線マスク構造体及
びその製造方法に関するものである。
I)やマイクロマシン等の微細パターンをX線露光によ
りウエハ等に焼き付ける際に用いるX線マスク構造体及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DRAMに代表される大規模集積回路は
今や4MDRAMの量産期にあり、しかも16MDRM
から64MDRMへと急速に技術的に進歩している。こ
れに伴いデバイスに要求される最小線幅も、ハーフミク
ロンからクォーターミクロンへと縮小している。これら
の半導体デバイスは近紫外光若しくは遠紫外光を利用し
てマスクから半導体基板へと転写されるが、これらの光
の波長では加工出来るデバイスの線幅も限界に近付きつ
つある。又、微細化に伴う焦点深度の低下も免れない。
そこで、X線によるリソグラフィー技術は上記の問題を
同時に解決するものとして期待が大きい。
今や4MDRAMの量産期にあり、しかも16MDRM
から64MDRMへと急速に技術的に進歩している。こ
れに伴いデバイスに要求される最小線幅も、ハーフミク
ロンからクォーターミクロンへと縮小している。これら
の半導体デバイスは近紫外光若しくは遠紫外光を利用し
てマスクから半導体基板へと転写されるが、これらの光
の波長では加工出来るデバイスの線幅も限界に近付きつ
つある。又、微細化に伴う焦点深度の低下も免れない。
そこで、X線によるリソグラフィー技術は上記の問題を
同時に解決するものとして期待が大きい。
【0003】X線露光に使用するマスク構造体では、一
般的に、図1に示す様に適当な支持枠1上に形成された
X線透過膜2上に更にX線吸収体の微細パターン3が形
成された構造を有する。
般的に、図1に示す様に適当な支持枠1上に形成された
X線透過膜2上に更にX線吸収体の微細パターン3が形
成された構造を有する。
【0004】X線吸収体として使用される材料は重金
属、特にAu、W、Ta等が発表されている。更に、こ
れらのX線吸収体のパターンを支持固定するX線透過膜
には、SiN、SiC等のシリコン化合物が発表されて
いる。
属、特にAu、W、Ta等が発表されている。更に、こ
れらのX線吸収体のパターンを支持固定するX線透過膜
には、SiN、SiC等のシリコン化合物が発表されて
いる。
【0005】このX線吸収体パターンの形成方法には、
レジストの鋳型パターンに対するメッキ法、重金属吸収
体の薄膜を反応性イオンエッチング液等のドライプロセ
スでパターンニングする方法、又は適当なエッチングを
用いてウエットプロセスでパターニングする方法等があ
る。
レジストの鋳型パターンに対するメッキ法、重金属吸収
体の薄膜を反応性イオンエッチング液等のドライプロセ
スでパターンニングする方法、又は適当なエッチングを
用いてウエットプロセスでパターニングする方法等があ
る。
【0006】吸収体の形状に関しては、マスクに入社す
るX線のフレネル回折を考えた場合、その吸収体パター
ンの側壁の断面形状に凹凸を有していることが、レジス
トへのパターン転写に対して望ましいことが提案されて
いる(特開平2−52416号公報参照)。
るX線のフレネル回折を考えた場合、その吸収体パター
ンの側壁の断面形状に凹凸を有していることが、レジス
トへのパターン転写に対して望ましいことが提案されて
いる(特開平2−52416号公報参照)。
【0007】更に吸収体の側壁に凹凸を有させることに
よって、マスクに入射したX線が吸収体の側面で反射し
て、レジスト上でのX線強度のコントラストが低下し、
解像度低下をもたらすという問題を解消することが出来
る。このことについて詳細に述べる。
よって、マスクに入射したX線が吸収体の側面で反射し
て、レジスト上でのX線強度のコントラストが低下し、
解像度低下をもたらすという問題を解消することが出来
る。このことについて詳細に述べる。
【0008】X線露光用マスクを用いてレジスト上にパ
ターン転写を行う場合、マスクの破損を防ぐ為に、図2
に示す様にマスク(2、3)はレジスト4から数十μm
離して置かれる。そしてX線5をマスクを通して照射し
て吸収体のパターン3をレジスト上に転写する。この場
合、照射するX線が必ずしも平行でなく、更に吸収体側
面が製造プロセスによって必ずしも垂直でない等の理由
で、照射X線5の一部は吸収体3の側面にすれすれの角
度で入射する。これらのX線5の一部は、吸収体3の側
面で反射され、照射X線5とは異なった方向に進むの
で、本来吸収体3に遮られてX線5が到達しない部分の
レジスト4を感光させていまい、その結果、転写パター
ンの解像度が低下するという問題が生じる。この問題は
吸収体3の側壁に凹凸を持たせることによって解決出来
る。
ターン転写を行う場合、マスクの破損を防ぐ為に、図2
に示す様にマスク(2、3)はレジスト4から数十μm
離して置かれる。そしてX線5をマスクを通して照射し
て吸収体のパターン3をレジスト上に転写する。この場
合、照射するX線が必ずしも平行でなく、更に吸収体側
面が製造プロセスによって必ずしも垂直でない等の理由
で、照射X線5の一部は吸収体3の側面にすれすれの角
度で入射する。これらのX線5の一部は、吸収体3の側
面で反射され、照射X線5とは異なった方向に進むの
で、本来吸収体3に遮られてX線5が到達しない部分の
レジスト4を感光させていまい、その結果、転写パター
ンの解像度が低下するという問題が生じる。この問題は
吸収体3の側壁に凹凸を持たせることによって解決出来
る。
【0009】物質にX線が入射した場合の反射率は入射
角に依存している。X線を物質の面にすれすれの角度で
入射した場合、即ち、入射角が90°に近い場合には全
反射が起こり反射率は100%に近いが、入射角が90
°から小さくなるに従って反射率は急激に低下する。
角に依存している。X線を物質の面にすれすれの角度で
入射した場合、即ち、入射角が90°に近い場合には全
反射が起こり反射率は100%に近いが、入射角が90
°から小さくなるに従って反射率は急激に低下する。
【0010】図3に、金表面に波長1nmのX線を入社
した場合の反射率の入射角依存性を示す。入射角90〜
88°では反射率50%以上であるが入射角が小さくな
るに従って反射率は急激に低下し、85°以下では反射
率は1%以下である。X線マスク吸収体の側面が凹凸の
ない滑らかな面であればX線は吸収体の面にすれすれの
角度で入射するので反射率が高い。
した場合の反射率の入射角依存性を示す。入射角90〜
88°では反射率50%以上であるが入射角が小さくな
るに従って反射率は急激に低下し、85°以下では反射
率は1%以下である。X線マスク吸収体の側面が凹凸の
ない滑らかな面であればX線は吸収体の面にすれすれの
角度で入射するので反射率が高い。
【0011】ところで図4に示す様に、吸収体3の側壁
に凹凸をもたせてあれば、吸収体近傍のX線は吸収体3
の面に対し大きな角度で入射するので反射率は非常に低
くなる。つまり、吸収体3の側壁に5°以上の傾きを有
する凹凸を形成しておけば、X線5の反射率は1%以下
となるので、不要な反射X線がレジスト4を感光させて
転写パターンの解像度が低下するという問題は解消出来
る。
に凹凸をもたせてあれば、吸収体近傍のX線は吸収体3
の面に対し大きな角度で入射するので反射率は非常に低
くなる。つまり、吸収体3の側壁に5°以上の傾きを有
する凹凸を形成しておけば、X線5の反射率は1%以下
となるので、不要な反射X線がレジスト4を感光させて
転写パターンの解像度が低下するという問題は解消出来
る。
【0012】しかしながら、この様な任意の断面形状を
有するX線吸収体パターンを作成しようとすると、複雑
なプロセスが必要で高精度なX線マスクの提供が困難で
あった。
有するX線吸収体パターンを作成しようとすると、複雑
なプロセスが必要で高精度なX線マスクの提供が困難で
あった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、任意の凹凸断面形状を有するX線吸収体パターンを
有するX線マスク構造体を簡単なプロセスで提供するこ
とにある。
は、任意の凹凸断面形状を有するX線吸収体パターンを
有するX線マスク構造体を簡単なプロセスで提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。
によって達成される。
【0015】即ち、本発明は、X線吸収体と、該X線吸
収体を支持するX線透過膜と、該X線透過膜を支持する
支持枠とを有するX線マスク構造体の作製方法におい
て、該X線吸収体の形成を、その側面に凹凸を有するレ
ジストパターンの間に、X線吸収材料を堆積することに
より行う工程を有することを特徴とするX線マスク構造
体の作製方法である。
収体を支持するX線透過膜と、該X線透過膜を支持する
支持枠とを有するX線マスク構造体の作製方法におい
て、該X線吸収体の形成を、その側面に凹凸を有するレ
ジストパターンの間に、X線吸収材料を堆積することに
より行う工程を有することを特徴とするX線マスク構造
体の作製方法である。
【0016】(好ましい実施態様)以下に好ましい実施
態様を挙げて本発明を更に詳述する。
態様を挙げて本発明を更に詳述する。
【0017】まず、本発明において、その側面に凹凸を
有するレジストパターンの形成方法としては、1.光露
光によるパターン描画にて形成する方法。2.レジスト
材を一様に光露光する工程とレジスト材をパターン描画
する工程とを有する方法にて形成する方法。3.複数の
異なるレジスト層を積層して成るレジスト材にパターン
描画して形成する方法。4.その表面をアルカリ処理し
たレジスト層を複数積層して成るレジスト材にパターン
描画して形成する方法。
有するレジストパターンの形成方法としては、1.光露
光によるパターン描画にて形成する方法。2.レジスト
材を一様に光露光する工程とレジスト材をパターン描画
する工程とを有する方法にて形成する方法。3.複数の
異なるレジスト層を積層して成るレジスト材にパターン
描画して形成する方法。4.その表面をアルカリ処理し
たレジスト層を複数積層して成るレジスト材にパターン
描画して形成する方法。
【0018】以上の4つの方法に大別される。
【0019】これら4つの方法のうち、特に好ましい方
法は2及び3、4である。
法は2及び3、4である。
【0020】まず上記1の方法において、用いることが
できる光露光装置としては、水銀ランプやキセノランプ
からの輝線を用いたステッパー、ミラープロジェクショ
ンマスクアライナー、プロキシミティーマスクアライナ
ー、更にエキシマーレーザー光源を用いたステッパー等
を使用することが出来る。
できる光露光装置としては、水銀ランプやキセノランプ
からの輝線を用いたステッパー、ミラープロジェクショ
ンマスクアライナー、プロキシミティーマスクアライナ
ー、更にエキシマーレーザー光源を用いたステッパー等
を使用することが出来る。
【0021】かかる光露光によるパターン描画により、
光の定在波によってレジスト材の深さ方向(厚さ方向)
の周期的な露光量分布を生じさせ、現像後のレジストパ
ターン側面に凹凸を形成することができる。
光の定在波によってレジスト材の深さ方向(厚さ方向)
の周期的な露光量分布を生じさせ、現像後のレジストパ
ターン側面に凹凸を形成することができる。
【0022】又上記2の方法においても、可視光または
紫外光でレジスト材を一様に露光することによって光の
定在波によってレジスト材の深さ方向(厚さ方向)の周
期的な露光量分布を生じさせ、現像後のレジストパター
ン側面に凹凸を形成することができるが、この場合には
レジスト材のパターン描画に際し、光描画のみならず電
子ビーム描画が用いることができ好ましい。
紫外光でレジスト材を一様に露光することによって光の
定在波によってレジスト材の深さ方向(厚さ方向)の周
期的な露光量分布を生じさせ、現像後のレジストパター
ン側面に凹凸を形成することができるが、この場合には
レジスト材のパターン描画に際し、光描画のみならず電
子ビーム描画が用いることができ好ましい。
【0023】又、上記1、2の方法において、より好ま
しい態様では、レジスト材の下地層として、露光に用い
る光を反射し得る反射部材を設けておく。これは光の定
在波効果を高め、レジスト材の厚さ方向の周期的な露光
量分布をより大きくすることができるので凹凸パターン
の振幅をより大きくとることができ、よって、形成され
るX線吸収体の凹凸の振幅も大きくこの面でのX線の反
射率をより小さくすることができる。又、別のより好ま
しい態様では、露光時の光をレジスト材に対して斜めに
照射する。このことは、定在波の周期を短くすることが
でき、結果として、レジストパターンの凹凸側壁の傾き
を大きくとることができるので、形成されるX線吸収体
の側壁の傾きも大きくなり、この面でのX線反射率を更
に小さくできる。
しい態様では、レジスト材の下地層として、露光に用い
る光を反射し得る反射部材を設けておく。これは光の定
在波効果を高め、レジスト材の厚さ方向の周期的な露光
量分布をより大きくすることができるので凹凸パターン
の振幅をより大きくとることができ、よって、形成され
るX線吸収体の凹凸の振幅も大きくこの面でのX線の反
射率をより小さくすることができる。又、別のより好ま
しい態様では、露光時の光をレジスト材に対して斜めに
照射する。このことは、定在波の周期を短くすることが
でき、結果として、レジストパターンの凹凸側壁の傾き
を大きくとることができるので、形成されるX線吸収体
の側壁の傾きも大きくなり、この面でのX線反射率を更
に小さくできる。
【0024】又、上記3の方法においては、感度が異な
るレジストを積層してなるレジスト層をパターン描画し
て現像後のレジストパターン側面に凹凸を形成する方法
であり、この場合も、レジストのパターン描画に際し、
電子ビーム描画が用いることができ好ましい。
るレジストを積層してなるレジスト層をパターン描画し
て現像後のレジストパターン側面に凹凸を形成する方法
であり、この場合も、レジストのパターン描画に際し、
電子ビーム描画が用いることができ好ましい。
【0025】又、上記4の方法においては、例えば、所
望の凹凸ピッチに相当する膜厚のレジスト層の形成工程
と、該レジスト層の加熱処理及び該レジスト層のアルカ
リ溶液による表面処理の工程とを複数回繰り返すことに
よって、レジスト材の厚さ方向に溶解速度分布を有する
レジスト材を形成する。このように形成されたレジスト
材は、レジストパターン形成時の現像処理において、ア
ルカリ処理された各レジスト層表面で、現像液に対する
溶解度速度が低下するので、最終的にレジストパターン
側面に凹凸が形成される。又、上記4の方法において
も、パターン描画に際しては光描画のみならず電子ビー
ム描画を用いることができる。
望の凹凸ピッチに相当する膜厚のレジスト層の形成工程
と、該レジスト層の加熱処理及び該レジスト層のアルカ
リ溶液による表面処理の工程とを複数回繰り返すことに
よって、レジスト材の厚さ方向に溶解速度分布を有する
レジスト材を形成する。このように形成されたレジスト
材は、レジストパターン形成時の現像処理において、ア
ルカリ処理された各レジスト層表面で、現像液に対する
溶解度速度が低下するので、最終的にレジストパターン
側面に凹凸が形成される。又、上記4の方法において
も、パターン描画に際しては光描画のみならず電子ビー
ム描画を用いることができる。
【0026】又、本発明の作製方法においては、上記X
線吸収体の形成工程以外は、従来公知の方法にてX線マ
スク構造体が作製される。
線吸収体の形成工程以外は、従来公知の方法にてX線マ
スク構造体が作製される。
【0027】又、X線マスク構造体の各構成材料として
は、例えば、マスク支持枠として、シリコンウエハ、X
線透過膜としては1〜10μmの厚みのSi、SiO
2 、SiC、SiN、SiCN、BN、BNC等の無機
膜、ポリイミド等の耐放射線性有機膜等の公知の材料を
使用することができる。また、この他にX線透過膜とし
て使用できるものであれば使用しても構わない。これら
の膜の成膜方法は各種のスパッタ法、化学気相蒸着法等
の方法を用いることができる。
は、例えば、マスク支持枠として、シリコンウエハ、X
線透過膜としては1〜10μmの厚みのSi、SiO
2 、SiC、SiN、SiCN、BN、BNC等の無機
膜、ポリイミド等の耐放射線性有機膜等の公知の材料を
使用することができる。また、この他にX線透過膜とし
て使用できるものであれば使用しても構わない。これら
の膜の成膜方法は各種のスパッタ法、化学気相蒸着法等
の方法を用いることができる。
【0028】又、X線を吸収するX線マスクパターン材
料としてAu、W、Ta、Pt等の重金属元素の材料、
更にはそれらの適当な化合物を使用することができる。
料としてAu、W、Ta、Pt等の重金属元素の材料、
更にはそれらの適当な化合物を使用することができる。
【0029】更に、マスク保持枠の材料としては、パイ
レックスガラス、Ti、Fe−Co合金、セラミックス
等の材料を使用することができる。
レックスガラス、Ti、Fe−Co合金、セラミックス
等の材料を使用することができる。
【0030】又、これらの材料の他にもX線吸収体の保
護膜、導電膜、アライメント光の反射防止膜等、更に
は、マスク基板の搬送を補助する保持枠(マスクフレー
ム)等を形成しても良い。
護膜、導電膜、アライメント光の反射防止膜等、更に
は、マスク基板の搬送を補助する保持枠(マスクフレー
ム)等を形成しても良い。
【0031】
【実施例】次に図と実施例を挙げて本発明の実際を説明
する。本発明は次の実施例のみに限られないことは言う
までもない。
する。本発明は次の実施例のみに限られないことは言う
までもない。
【0032】実施例1 シリコンウエハの51の上にX線透過膜として窒化シリ
コン層52を2μmの厚さに形成した。次にクロム53
を10nm、金54を50nmに蒸着したうえにノボラ
ック系レジスト55を1.5μmの厚さに塗布した。こ
のウエハを波長365nmの単色紫外光56によって一
様に露光した(図5の(A))。このとき光の定在波に
よってレジスト深さ方向の周期的な露光量分布が生じ
た。次のこのレジストを電子ビーム57描画装置によっ
て転写パターンを露光した(図5の(B))。このレジ
ストを現像すると側面が周期的な凹凸を持ったレジスト
パターン58を形成することができた(図5の
(C))。このレジストパターンの間に、下地の金層を
電極として金めっきを行い、厚さ1μmの側面が凹凸を
持ったX線吸収体パターン59を形成した。次にレジス
ト剥離、電極層(クロム、金)のドライエッチング法に
よる除去、シリコンウエハのバックエッチ工程を経てX
線マスクを得た(図5(D))。完成したX線マスク吸
収体パターンを走査型電子顕微鏡によって観察した結
果、周期長約100nm、振幅約30nmの正弦波状の
断面形状をしていることが確かめられた。
コン層52を2μmの厚さに形成した。次にクロム53
を10nm、金54を50nmに蒸着したうえにノボラ
ック系レジスト55を1.5μmの厚さに塗布した。こ
のウエハを波長365nmの単色紫外光56によって一
様に露光した(図5の(A))。このとき光の定在波に
よってレジスト深さ方向の周期的な露光量分布が生じ
た。次のこのレジストを電子ビーム57描画装置によっ
て転写パターンを露光した(図5の(B))。このレジ
ストを現像すると側面が周期的な凹凸を持ったレジスト
パターン58を形成することができた(図5の
(C))。このレジストパターンの間に、下地の金層を
電極として金めっきを行い、厚さ1μmの側面が凹凸を
持ったX線吸収体パターン59を形成した。次にレジス
ト剥離、電極層(クロム、金)のドライエッチング法に
よる除去、シリコンウエハのバックエッチ工程を経てX
線マスクを得た(図5(D))。完成したX線マスク吸
収体パターンを走査型電子顕微鏡によって観察した結
果、周期長約100nm、振幅約30nmの正弦波状の
断面形状をしていることが確かめられた。
【0033】このX線マスク構造体を用いてパターン転
写を行った結果、従来の側面が垂直な吸収体を持つX線
マスク構造体を用いた場合に比べてX線の反射が無くか
つフレネル回折の影響も小さくなり、パターン転写精度
および解像度の向上が顕著に認められた。
写を行った結果、従来の側面が垂直な吸収体を持つX線
マスク構造体を用いた場合に比べてX線の反射が無くか
つフレネル回折の影響も小さくなり、パターン転写精度
および解像度の向上が顕著に認められた。
【0034】本実施例では可視光または紫外光でレジス
トを一様に露光する工程の後でパターン描画のための露
光の工程を行う例を示したがこの順序は逆であってもも
ちろん構わない。
トを一様に露光する工程の後でパターン描画のための露
光の工程を行う例を示したがこの順序は逆であってもも
ちろん構わない。
【0035】実施例2 シリコンウエハ61の上にX線透過膜として窒化シリコ
ン層62を2μmの厚さに形成した。次にクロム63を
10nm、金64を50nm、アルミニウム65を50
nmに蒸着したうえに、ノボラック系レジスト66を
1.5μmの厚さに塗布した(図6の(A))。このウ
エハに波長436nmの単色紫外光67を垂直に照射し
て一様に露光した(図6の(B))。このとき光の定在
波によってレジスト材66の深さ方向の周期的な露光量
分布が生じた。次にこのレジスト材を電子ビーム描画装
置によって転写パターンを電子ビーム68露光した(図
6の(C))。このレジストを現像すると側面が周期的
な凹凸を持ったレジストパターン69を形成することが
できた。次にレジストパターンの間に露出したアルミニ
ウム層65をドライエッチングにより除去した(図7の
(D))。
ン層62を2μmの厚さに形成した。次にクロム63を
10nm、金64を50nm、アルミニウム65を50
nmに蒸着したうえに、ノボラック系レジスト66を
1.5μmの厚さに塗布した(図6の(A))。このウ
エハに波長436nmの単色紫外光67を垂直に照射し
て一様に露光した(図6の(B))。このとき光の定在
波によってレジスト材66の深さ方向の周期的な露光量
分布が生じた。次にこのレジスト材を電子ビーム描画装
置によって転写パターンを電子ビーム68露光した(図
6の(C))。このレジストを現像すると側面が周期的
な凹凸を持ったレジストパターン69を形成することが
できた。次にレジストパターンの間に露出したアルミニ
ウム層65をドライエッチングにより除去した(図7の
(D))。
【0036】このレジストパターン69の間に、下地の
金層64を電極として金めっきを行い、厚さ1μmの側
面が凹凸を持った吸収体パターン70を形成した(図7
の(E))。次にレジスト剥離層、電極層(クロム6
3、金64)のドライエッチング法による除去、シリコ
ンウエハのバックエッチ工程を経てX線マスク構造体を
得た(図7の(F))。完成したX線マスク吸収体パタ
ーンを走査型電子顕微鏡によって観察した結果、周期長
約130nm、振幅約30nmの正弦波状の断面形状を
していることが確かめられた。
金層64を電極として金めっきを行い、厚さ1μmの側
面が凹凸を持った吸収体パターン70を形成した(図7
の(E))。次にレジスト剥離層、電極層(クロム6
3、金64)のドライエッチング法による除去、シリコ
ンウエハのバックエッチ工程を経てX線マスク構造体を
得た(図7の(F))。完成したX線マスク吸収体パタ
ーンを走査型電子顕微鏡によって観察した結果、周期長
約130nm、振幅約30nmの正弦波状の断面形状を
していることが確かめられた。
【0037】この実施例におけるアルミニウム層65は
波長436nmの単色紫外光の反射率を高める役割を果
たしている。このことについて以下で詳細に述べる。
波長436nmの単色紫外光の反射率を高める役割を果
たしている。このことについて以下で詳細に述べる。
【0038】屈折率n1の物質からn2の物質に光が垂
直に入射する場合、その界面での振幅反射率Rは、 R=(n1−n2)/(n1+n2) となる。エネルギー反射率はR2 で与えられる。波長4
36nmの光に対する屈折率は、 1.65(レジスト)、1.56(金) であるのでレジスト下地が金の場合の振幅反射率は3%
程度である。
直に入射する場合、その界面での振幅反射率Rは、 R=(n1−n2)/(n1+n2) となる。エネルギー反射率はR2 で与えられる。波長4
36nmの光に対する屈折率は、 1.65(レジスト)、1.56(金) であるのでレジスト下地が金の場合の振幅反射率は3%
程度である。
【0039】一方、定在波の腹と節での光エネルギー密
度の比は {(1+R)/(1−R)}2 で与えられる。レジスト下地が金の場合にはこの比は
1.1程度になり、レジスト深さ方向の周期的な露光量
分布は殆ど生じないことがわかる。
度の比は {(1+R)/(1−R)}2 で与えられる。レジスト下地が金の場合にはこの比は
1.1程度になり、レジスト深さ方向の周期的な露光量
分布は殆ど生じないことがわかる。
【0040】定在波の効果を高め、レジスト深さ方向の
周期的な露光量分布を大きくするには、界面での反射率
を高める必要がある。そこで、レジスト下地にアルミニ
ウムを用いる場合を考える。波長436nmの光に対す
るアルミニウムの屈折率は0.56なので、振幅反射率
は49%、定在波の腹と節での光エネルギー密度の比は
8.5となり、レジスト深さ方向に周期的な露光量分布
が大きく生じることがわかる。
周期的な露光量分布を大きくするには、界面での反射率
を高める必要がある。そこで、レジスト下地にアルミニ
ウムを用いる場合を考える。波長436nmの光に対す
るアルミニウムの屈折率は0.56なので、振幅反射率
は49%、定在波の腹と節での光エネルギー密度の比は
8.5となり、レジスト深さ方向に周期的な露光量分布
が大きく生じることがわかる。
【0041】以上で明らかなようにレジスト下地層とし
てはレジストとの界面での反射率が高くなるような物質
を選ぶことが必要である。但し、アルミニウム層上に電
解めっき法によって金パターンを形成するのは困難であ
るので、本実施例ではクロム、金、アルミニウムの3層
構成とし、めっき前にアルミニウム層を除去した。
てはレジストとの界面での反射率が高くなるような物質
を選ぶことが必要である。但し、アルミニウム層上に電
解めっき法によって金パターンを形成するのは困難であ
るので、本実施例ではクロム、金、アルミニウムの3層
構成とし、めっき前にアルミニウム層を除去した。
【0042】このX線マスク構造体を用いてパターン転
写を行った結果、従来の側面が垂直なX線吸収体を持つ
X線マスク構造体を用いた場合に比べてX線の反射が無
くかつフレネル回折の影響も小さくなり、パターン転写
精度及び解像度の向上が顕著に認められた。
写を行った結果、従来の側面が垂直なX線吸収体を持つ
X線マスク構造体を用いた場合に比べてX線の反射が無
くかつフレネル回折の影響も小さくなり、パターン転写
精度及び解像度の向上が顕著に認められた。
【0043】本実施例では可視光または紫外光でレジス
トを一様に露光する工程の後でパターン描画のための露
光の工程を行う例を示したがこの順序は逆であってもも
ちろん構わない。
トを一様に露光する工程の後でパターン描画のための露
光の工程を行う例を示したがこの順序は逆であってもも
ちろん構わない。
【0044】実施例3 シリコンウエハ71の上にX線透過膜としてシリコンカ
ーバイド層72を2μmの厚さに形成した。次にクロム
73を10nm、銅74を300nm、順次蒸着した。
その上にノボラック系レジスト75を1.2μmの厚さ
に塗布した(図8の(A))。このレジストをイオンビ
ーム描画装置によって転写パターンを露光した(図8の
(B))。次にこのウエハに波長436nmの単色紫外
光77を80°の角度で斜めに照射し、一様に露光した
(図8の(C))。このとき光の定在波によってレジス
ト深さ方向の周期的な露光量分布が生じた。次にこのレ
ジストを現像すると側面が周期的な凹凸を持ったレジス
トパターン75を形成することができた(図9の
(D))。このレジストパターン75の間に、下地の銅
層74を電極として金めっきを行い、厚さ1μmの側面
が凹凸を持ったX線吸収体パターン78を形成した(図
9の(E))。次にレジスト剥離、電極層(クロム7
3、銅74)のドライエッチング法による除去、シリコ
ンウエハのバックエッチ工程を経てX線マスク構造体を
得た(図9(F))。完成したX線マスク吸収体パター
ン78を走査型電子顕微鏡によって観察した結果、周期
長約104nm、振幅約20nmの正弦波状の断面形状
をしていることが確かめられた。
ーバイド層72を2μmの厚さに形成した。次にクロム
73を10nm、銅74を300nm、順次蒸着した。
その上にノボラック系レジスト75を1.2μmの厚さ
に塗布した(図8の(A))。このレジストをイオンビ
ーム描画装置によって転写パターンを露光した(図8の
(B))。次にこのウエハに波長436nmの単色紫外
光77を80°の角度で斜めに照射し、一様に露光した
(図8の(C))。このとき光の定在波によってレジス
ト深さ方向の周期的な露光量分布が生じた。次にこのレ
ジストを現像すると側面が周期的な凹凸を持ったレジス
トパターン75を形成することができた(図9の
(D))。このレジストパターン75の間に、下地の銅
層74を電極として金めっきを行い、厚さ1μmの側面
が凹凸を持ったX線吸収体パターン78を形成した(図
9の(E))。次にレジスト剥離、電極層(クロム7
3、銅74)のドライエッチング法による除去、シリコ
ンウエハのバックエッチ工程を経てX線マスク構造体を
得た(図9(F))。完成したX線マスク吸収体パター
ン78を走査型電子顕微鏡によって観察した結果、周期
長約104nm、振幅約20nmの正弦波状の断面形状
をしていることが確かめられた。
【0045】この実施例においては単色紫外光を斜めに
入射することによって定在波の周期を短くし、マスクに
入射したX線が吸収体の側面で反射してレジスト上での
X線強度のコントラストが低下し解像度低下をもたらす
現象を抑制する効果を高めている。このことについて以
下に述べる。
入射することによって定在波の周期を短くし、マスクに
入射したX線が吸収体の側面で反射してレジスト上での
X線強度のコントラストが低下し解像度低下をもたらす
現象を抑制する効果を高めている。このことについて以
下に述べる。
【0046】屈折率n0の物質からn1の物質に波長λ
の光が入射角θ0で入射する場合、屈折率n1の物質中
では角度 θ1=sin-1{sin(θ0)×n0/n1} で進む。この光による定在波の周期は λ/n1×cos(θ1) となる。本実施例の場合ではθ1が約36°となるので
単色紫外光を垂直に入射する場合に比べ定在波の周期は
約20%短くなる。定在波によるレジスト側面の凹凸の
振幅が同じであれば定在波の周期が短いほど側壁の傾き
が大きくなる。従って、このレジストパターンをステン
シルとして形成したX線吸収体の側壁の傾きも大きくな
りこの面でのX線の反射率は更に小さくなる。
の光が入射角θ0で入射する場合、屈折率n1の物質中
では角度 θ1=sin-1{sin(θ0)×n0/n1} で進む。この光による定在波の周期は λ/n1×cos(θ1) となる。本実施例の場合ではθ1が約36°となるので
単色紫外光を垂直に入射する場合に比べ定在波の周期は
約20%短くなる。定在波によるレジスト側面の凹凸の
振幅が同じであれば定在波の周期が短いほど側壁の傾き
が大きくなる。従って、このレジストパターンをステン
シルとして形成したX線吸収体の側壁の傾きも大きくな
りこの面でのX線の反射率は更に小さくなる。
【0047】単色紫外光を照射する場合に、例えば液体
中に基板を浸した状態で照射を行うというような、レジ
スト表面に屈折率がレジストに近い、またはより大きい
物質を密着させた状態で単色紫外光を斜めに入射する方
法を行うこともできる。この方法によればレジスト表面
での紫外光の屈折によってレジスト内での光が垂直に近
くなり、定在波の周期があまり短縮しないという現象が
防止できる。
中に基板を浸した状態で照射を行うというような、レジ
スト表面に屈折率がレジストに近い、またはより大きい
物質を密着させた状態で単色紫外光を斜めに入射する方
法を行うこともできる。この方法によればレジスト表面
での紫外光の屈折によってレジスト内での光が垂直に近
くなり、定在波の周期があまり短縮しないという現象が
防止できる。
【0048】本実施例ではめっき電極として銅層を用い
ているのでそのままこの上に電解めっき法によって金パ
ターンを形成することができる。もし必要であればスト
ライク処理などによってめっきの付着性を更に高めるこ
ともできる。
ているのでそのままこの上に電解めっき法によって金パ
ターンを形成することができる。もし必要であればスト
ライク処理などによってめっきの付着性を更に高めるこ
ともできる。
【0049】このX線マスク構造体を用いてパターン転
写を行った結果、従来の側面が垂直なX線吸収体を持つ
X線マスク構造体を用いた場合に比べてX線の反射が無
くかつフレネル回折の影響も小さくなり、パターン転写
精度及び解像度の向上が顕著に認められた。
写を行った結果、従来の側面が垂直なX線吸収体を持つ
X線マスク構造体を用いた場合に比べてX線の反射が無
くかつフレネル回折の影響も小さくなり、パターン転写
精度及び解像度の向上が顕著に認められた。
【0050】実施例4 シリコンウエハ51の上にX線透過膜としてシリコンカ
ーバイド層52を2μmの厚さに形成した。次にクロム
53を10nm、金54を200nmを蒸着した。この
うえに分子量が大きく感度が高いPMMAレジスト、分
子量が小さく感度が低いPMMAレジストをそれぞれ
0.1μmの厚さに交互に合計12層塗布した(図10
(A))。このレジスト層60を電子ビーム57描画に
よって転写パターンを露光した(図10の(B))。こ
のレジストを通常の方法で現像すると各層のレジストの
感度の違いによって側面が凹凸を持ったレジストパター
ン58を形成することができた(図10の(C))。こ
のレジストパターン58の間に、下地の金層を電極とし
て金めっきを行い、厚さ0.8μmの側面が凹凸を持っ
たX線吸収体パターン59を形成した。次に実施例1と
同様にレジスト剥離、電極層(クロム53、金54)の
ドライエッチング法による除去、シリコンウエハのバッ
クエッチ工程を経てX線マスク構造体を得た(図10の
(D))。
ーバイド層52を2μmの厚さに形成した。次にクロム
53を10nm、金54を200nmを蒸着した。この
うえに分子量が大きく感度が高いPMMAレジスト、分
子量が小さく感度が低いPMMAレジストをそれぞれ
0.1μmの厚さに交互に合計12層塗布した(図10
(A))。このレジスト層60を電子ビーム57描画に
よって転写パターンを露光した(図10の(B))。こ
のレジストを通常の方法で現像すると各層のレジストの
感度の違いによって側面が凹凸を持ったレジストパター
ン58を形成することができた(図10の(C))。こ
のレジストパターン58の間に、下地の金層を電極とし
て金めっきを行い、厚さ0.8μmの側面が凹凸を持っ
たX線吸収体パターン59を形成した。次に実施例1と
同様にレジスト剥離、電極層(クロム53、金54)の
ドライエッチング法による除去、シリコンウエハのバッ
クエッチ工程を経てX線マスク構造体を得た(図10の
(D))。
【0051】このX線マスク構造体を用いてパターン転
写を行った結果、従来の側面が垂直なX線吸収体を持つ
X線マスク構造体を用いた場合に比べて転写精度の向上
が認められた。
写を行った結果、従来の側面が垂直なX線吸収体を持つ
X線マスク構造体を用いた場合に比べて転写精度の向上
が認められた。
【0052】実施例5 シリコンウエハ81の上にX線透過膜として窒化シリコ
ン層82を2μmの厚さに形成した。次にクロム83を
10nm、金84を200nmに蒸着したうえにノボラ
ック系の化学増幅型レジスト85(RAY−PF、ヘキ
スト製)を110nmの厚さに塗布した。ホットプレー
ト上で加熱処理後、このウエハを濃度1.5%のテトラ
メチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で表面処理をし
た(図11の(A))。これらの工程を13回繰り返す
ことによって膜厚1.4μmのレジスト膜86を得た
(図11の(B))。このレジストを電子ビーム87描
画装置によって転写パターンを露光した(図11の
(C))。このレジストを現像するとレジスト内部に生
じた溶解速度分布にしたがって、側面が周期的な凹凸を
持ったレジストパターン88を形成することができた
(図11の(D))。
ン層82を2μmの厚さに形成した。次にクロム83を
10nm、金84を200nmに蒸着したうえにノボラ
ック系の化学増幅型レジスト85(RAY−PF、ヘキ
スト製)を110nmの厚さに塗布した。ホットプレー
ト上で加熱処理後、このウエハを濃度1.5%のテトラ
メチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で表面処理をし
た(図11の(A))。これらの工程を13回繰り返す
ことによって膜厚1.4μmのレジスト膜86を得た
(図11の(B))。このレジストを電子ビーム87描
画装置によって転写パターンを露光した(図11の
(C))。このレジストを現像するとレジスト内部に生
じた溶解速度分布にしたがって、側面が周期的な凹凸を
持ったレジストパターン88を形成することができた
(図11の(D))。
【0053】このレジストパターンの間に、下地の金層
を電極として金めっきを行い、厚さ1μmの側面が凹凸
を持ったX線吸収体パターンを形成した。次にレジスト
剥離、電極層(クロム83、金84)のドライエッチン
グ法による除去、シリコンウエハのバックエッチ工程を
経てX線マスク構造体を得た(図11の(E))。完成
したX線マスク吸収体パターンを走査型電子顕微鏡によ
って観察した結果、周期長約110nm、振幅約30n
mの正弦波状の断面形状をしていることが確かめられ
た。
を電極として金めっきを行い、厚さ1μmの側面が凹凸
を持ったX線吸収体パターンを形成した。次にレジスト
剥離、電極層(クロム83、金84)のドライエッチン
グ法による除去、シリコンウエハのバックエッチ工程を
経てX線マスク構造体を得た(図11の(E))。完成
したX線マスク吸収体パターンを走査型電子顕微鏡によ
って観察した結果、周期長約110nm、振幅約30n
mの正弦波状の断面形状をしていることが確かめられ
た。
【0054】このX線マスク構造体を用いてパターン転
写を行った結果、従来の側面が垂直なX線吸収体を持つ
X線マスク構造体を用いた場合に比べてX線の反射が無
くかつフレネル回折の影響も小さくなり、パターン転写
精度及び解像度の向上が顕著に認められた。
写を行った結果、従来の側面が垂直なX線吸収体を持つ
X線マスク構造体を用いた場合に比べてX線の反射が無
くかつフレネル回折の影響も小さくなり、パターン転写
精度及び解像度の向上が顕著に認められた。
【0055】実施例6 次に上記説明した露光装置を利用した半導体デバイスの
製造方法の実施例を説明する。図12は半導体デバイス
(ICやLSI等の半導体チップ、あるいは液晶パネル
やCCD等)の製造フローを示す。ステップ1(回路設
計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2
(マスク製作)では設計した回路パターンを形成したマ
スクを製作する。一方、ステップ3(ウエハ製造)では
シリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ
4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意した
マスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウ
エハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み
立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製され
たウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッ
センブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケー
ジング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6
(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの
動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうし
た工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ス
テップ7)される。
製造方法の実施例を説明する。図12は半導体デバイス
(ICやLSI等の半導体チップ、あるいは液晶パネル
やCCD等)の製造フローを示す。ステップ1(回路設
計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2
(マスク製作)では設計した回路パターンを形成したマ
スクを製作する。一方、ステップ3(ウエハ製造)では
シリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ
4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意した
マスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウ
エハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み
立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製され
たウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッ
センブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケー
ジング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6
(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの
動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうし
た工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ス
テップ7)される。
【0056】図13は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハ感光剤を塗布する。ステッ
プ16(露光)では上記説明した露光装置によってマス
クの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ1
7(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ1
8(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を
削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチン
グが済んで不要となったレジストを取り除く。これらの
ステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重
に回路パターンが形成される。
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハ感光剤を塗布する。ステッ
プ16(露光)では上記説明した露光装置によってマス
クの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ1
7(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ1
8(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を
削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチン
グが済んで不要となったレジストを取り除く。これらの
ステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重
に回路パターンが形成される。
【0057】本実施例の製造方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度の半導体デバイスを製造するこ
とができる。
造が難しかった高集積度の半導体デバイスを製造するこ
とができる。
【0058】
【発明の効果】この様な方法で、製造されたX線マスク
構造体は、X線露光時のX線吸収体パターンの側壁から
不要なX線反射の影響やX線吸収体パターンエッヂでの
X線の回折の影響が殆ど見られず、デバイス設計線幅に
非常に忠実なパターン形成ができた。また、この様なマ
スクを使用してX線露光により製造されたデバイスは設
計通りに製作されているため、良好なデバイス特性を示
した。
構造体は、X線露光時のX線吸収体パターンの側壁から
不要なX線反射の影響やX線吸収体パターンエッヂでの
X線の回折の影響が殆ど見られず、デバイス設計線幅に
非常に忠実なパターン形成ができた。また、この様なマ
スクを使用してX線露光により製造されたデバイスは設
計通りに製作されているため、良好なデバイス特性を示
した。
【図1】本発明のX線マスク構造体を図解的に示す断面
図。
図。
【図2】X線マスク構造体を用いたパターン転写の模式
図。
図。
【図3】金表面に波長1nmのX線を入射した場合の反
射率の入射角依存性を示す図。
射率の入射角依存性を示す図。
【図4】吸収体の側壁に凹凸をもたせたX線マスク構造
体を用いたパターン転写の模式図。
体を用いたパターン転写の模式図。
【図5】第1の実施例のXマスク構造体の作成工程を模
式的に示す図。
式的に示す図。
【図6】第2の実施例のX線マスク構造体の作成工程を
模式的に示す図。
模式的に示す図。
【図7】第2の実施例のX線マスク構造体の作成工程を
模式的に示す図。
模式的に示す図。
【図8】第3の実施例のX線マスク構造体の作成工程を
模式的に示す図。
模式的に示す図。
【図9】第3の実施例のX線マスク構造体の作成工程を
模式的に示す図。
模式的に示す図。
【図10】第4の実施例のX線マスク構造体の作成工程
を模式的に示す図。
を模式的に示す図。
【図11】第5の実施例のX線マスク構造体の作成工程
を模式的に示す図。
を模式的に示す図。
【図12】半導体デバイス製造フローを示す図。
【図13】ウエハプロセスを示す図。
【符号の説明】 1 支持枠 2 透過膜 3 X線吸収体 4 レジスト 5 X線 51、61、71、81 Siウエハ 52、62、72、83 透過膜 53、63、73、83 クロム 54、64、84 金層 55、66、75、85 レジスト 56 67、77 紫外光 57、68、87 電子ビーム 58、69、88 レジストパターンによるめっきステ
ンシル 59、70、78、89 X線吸収体パターン 60 感度の異なるレジストを積層した層 65 アルミニウム層 74 銅層 86 アルカリ処理したレジストを積層した層
ンシル 59、70、78、89 X線吸収体パターン 60 感度の異なるレジストを積層した層 65 アルミニウム層 74 銅層 86 アルカリ処理したレジストを積層した層
Claims (13)
- 【請求項1】 X線吸収体と、該X線吸収体を支持する
X線透過膜と、該X線透過膜を支持する支持枠とを有す
るX線マスク構造体の作製方法において、該X線吸収体
の形成をその側面に凹凸を有するレジストパターンの間
にX線吸収材料を堆積することにより行う工程を有する
ことを特徴とするX線マスク構造体の作製方法。 - 【請求項2】 その側面に凹凸を有する前記レジストパ
ターンを、光露光によるパターン描画で形成する請求項
1に記載のX線マスク構造体の作製方法。 - 【請求項3】 その側面に凹凸を有するレジストパター
ンを、レジスト材を一様に光露光する工程と、レジスト
材をパターン描画する工程とを有する方法にて形成する
請求項1に記載のX線マスク構造体の作製方法。 - 【請求項4】 前記レジスト材の下地層として、前記露
光工程に用いる光に対する反射部材を設けた請求項3に
記載のX線マスク構造体の作製方法。 - 【請求項5】 前記露光工程において、光はレジスト材
に対し斜めに照射される請求項3に記載のX線マスク構
造体の作製方法。 - 【請求項6】 その側面に凹凸を有する前記レジストパ
ターンを、複数の異なるレジスト層を積層して成るレジ
スト材にパターン描画して形成する請求項1に記載のX
線マスク構造体の作製方法。 - 【請求項7】 その側面に凹凸を有する前記レジストパ
ターンを、その表面をアルカリ処理したレジスト層を複
数積層して成るレジスト材にパターン描画して形成する
請求項1に記載のX線マスク構造体の作製方法。 - 【請求項8】 その側面に凹凸を有する前記レジストパ
ターンを、レジスト材の厚さ方向に溶解速度分布を形成
する工程と、該レジスト材にパターン形成する工程とを
有する方法にて形成する請求項1に記載のX線マスク構
造体の作製方法。 - 【請求項9】 前記溶解速度分布を形成する工程が、レ
ジスト材に光露光し、光の定存波によるレジスト材の厚
さ方向への露光量分布を形成する工程である請求項8に
記載のX線マスク構造体の作製方法。 - 【請求項10】 前記溶解速度分布を形成する工程が、
一定光に対し異なる感度を有する複数のレジスト層を積
層して成るレジスト材に、該一定光を照射することで形
成する工程である請求項8に記載のX線マスク構造体の
作製方法。 - 【請求項11】 前記溶解速度分布を形成する工程が、
その表面がアルカリ処理された複数のレジスト層を積層
することでレジスト材を形成する工程である請求項8に
記載のX線マスク構造体の作製方法。 - 【請求項12】 前記請求項1〜11のいずれかに記載
の作製方法にて作製されたX線マスク構造体。 - 【請求項13】 請求項1〜11のいずれかに記載の作
製方法にて作製されたX線マスク構造体を用い、X線露
光により作製されたデバイス。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16196093A JPH0689848A (ja) | 1992-07-20 | 1993-06-30 | X線マスク構造体の作製方法及び該作製方法により作製されたx線マスク構造体、並びに該x線マスク構造体を用い作製されたデバイス |
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